仮想通貨レンディングの金利比較|おすすめサービスも紹介

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仮想通貨レンディングは、仮想通貨を貸し出すことで金利を得られる運用方法です。

主に国内仮想通貨取引所がレンディングサービスを提供していますが、近年はレンディングに特化した事業者も出てきています。

本記事では、仮想通貨レンディングサービスを比較して紹介します。

利率(金利)や安全性などを元に各レンディングサービスの特徴をまとめました。

※2024年10月1日 金利を更新

仮想通貨レンディングの金利一覧【比較表】

まず初めに仮想通貨レンディングサービスが提供する金利について見てみましょう。

名称最大金利(年利)種別仮想通貨預け入れ(ロック)期間途中解約自動再投資募集時期サービス開始運営会社
SBI VCトレード20%取引所23種類2週間~1ヶ月不定期2017年5月SBI VCトレード株式会社
GMOコイン15%取引所26種類1ヶ月~3ヶ月不定期2018年4月GMOコイン株式会社
LINE BITMAX12%取引所7種類1ヶ月~3ヶ月常時2020年10月LINE Xenesis株式会社
PBRレンディング12%特化業者6種類1ヶ月~常時2022年株式会社Notting Hill TOKYO
ビットレンディング10%特化業者7種類1ヶ月間常時2022年2月株式会社J-CAM
クリプトレンディング10%特化業者7種類1ヶ月~3ヶ月常時2022年11月株式会社FUELHASH
bitbank5%取引所38種類1年間常時2018年4月ビットバンク株式会社
BitTrade5%取引所42種類1週間~3ヶ月不定期2022年6月ビットトレード株式会社
コインチェック5%取引所31種類2週間~1年間常時2017年6月コインチェック株式会社
HashHubレンディング5%特化業者4種類1ヶ月~常時2021年12月株式会社HashHub
BIT POINT1%取引所25種類1週間~3ヶ月不定期2022年11月株式会社ビットポイントジャパン
※2024年10月1日時点

仮想通貨レンディングサービスは3つに分けられます。

  • 国内仮想通貨取引所が提供するもの
  • 海外仮想通貨取引所が提供するもの
  • レンディングに特化した業者が提供しているもの

金利が高いのはレンディングに特化した業者です。しかしサービスの運営歴は長くないため、仮想通貨の取り扱いという面では少々懸念点があります。

国内取引所はレンディングの実績が豊富。安心して資産を預けられます。金利はやや控えめですが、キャンペーン時には高金利でのレンディングが可能です。

海外取引所でもレンディングはできますが、利率は国内より平均的に低いです。また金融庁未認可ということもあってあまりおすすめはできません。

ビットコイン(BTC)のレンディングを比較

名称BTC年利預け入れ期間
PBR Lending12%1ヶ月間~
ビットレンディング8%1ヶ月間~
コインチェック5%14日間~
GMOコイン3%3ヶ月~
LINE BITMAX3%30日間~
bitbank2%1年~
SBI VCトレード3%14日間~
クリプトレンディング3%180日間~
BitTrade1.5%3ヶ月~
HashHubレンディング0.1%1ヶ月間~

最も金利が高いのは「PBR Lendig」の12%です。

1BTC預けると1.2BTCになって一年後に返却されるイメージですね。

国内取引所の金利は5%程度で、運用利回りだけ比較するとPBRLendingと2倍近くの差が出ます。

ただしPBRLendingやビットレンディングなどのサービスを利用するには、仮想通貨を送金する必要があります。国内取引所の場合はそういった手間は必要ありません。

どちらも一長一短なので、自分の資産状況と照らし合わせて検討してみるとよいでしょう。

おすすめの仮想通貨レンディングサービス一覧

仮想通貨のレンディングサービスを提供している「国内仮想通貨取引所」と「レンディング特化サービス」について個別に見ていきます。

【仮想通貨取引所】SBI VCトレード

SBI VCトレードは、2017年5月に設立された国内仮想通貨取引所です。

名称SBI VCトレード
金利(年利)0.3%~20%
対象の仮想通貨BTC・ETH・XRP
LTC・BCH・DOT
LINK・ADA・DOGE
XLM・XTZ・SOL
AVAX・MATIC・FLR
OAS・XDC・SHIB
DAI・ATOM・ZPG
HBAR・APT
預け入れ(ロック)期間募集によって異なる
途中解約不可
自動再投資不可
募集時期常時。
サービス開始2017年5月
運営会社SBI VCトレード株式会社
解説記事SBI VCトレードの評判・口コミ

SBI VCトレードはSBIグループを親会社に持つ取引所です。

年利が高めに設定されたレンディングが多いのが特徴です。年利20%を超えるDOTという仮想通貨や年利10%のAVAXなどがあります。

またSBI VCトレードでは金(ゴールド)に概ね連動する“ジパングコイン”のレンディングが可能です。

金(ゴールド)を現物やFXで取引すると運用利回りは貰えませんが、ジパングコインの場合はレンディングによる利回りを受け取れます。以前は年利99%で募集されたこともありました。

SBI VCトレードの口座開設は早ければ申し込み当日に完了します。ゴールド投資に興味がある方にもおすすめです。

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【仮想通貨取引所】bitbank

bitbankは、2017年3月に設立された国内仮想通貨取引所です。

bitbank
名称bitbank
金利(年利)0.1%~5.0%
対象の仮想通貨bitbankに上場している全ての仮想通貨
BTC・ETH・XRP
LTC・MONA・BCC
XLM・QTUM・BAT
OMG・XYM・LINK
MKR・BOBA・ENJ
MATIC・DOT・DOGE
ADA・ASTR・AVAX
AXS・SAND・FLR
GALA・CHZ・APE
OAS・MANA・GRT
RNDR・BNB・ARB
DAI・IMX・KLAY
MASK・OP
預け入れ(ロック)期間1年間
途中解約不可
自動再投資不可
募集時期いつでも
レンディングサービス開始2018年4月
運営会社ビットバンク株式会社
解説記事bitbankの口座開設方法

bitbankは、レンディングできる仮想通貨の種類が豊富です。募集もいつでも行っていることが多く、すぐにレンディングを始められるのがメリットとなります。

その一方で、レンディングのロック期間は1年間のみしか提供されておらず、柔軟性には欠けます。

bitbankでのレンディングは、短期的な売買を行いたい人には向いていませんが、長期的に仮想通貨投資を考えている人、増やしたい仮想通貨がbitbankにある人にはおすすめできます。

取り扱い銘柄数30以上

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【仮想通貨取引所】GMOコイン

GMOコインは、2017年5月に設立された国内仮想通貨取引所です。

名称GMOコイン
金利(年利)スタンダード:1%~3%
プレミアム:15%
対象の仮想通貨BTC・ETH・BCH
LTC・XRP・XEM
XLM・BAT・XTZ
QTUM・DOT・FLR
ATOM・XYM・MONA
ADA・MKR・DAI
LINK・FCR・DOGE
SOL・ASTR・FIL
SAND・CHZ
預け入れ(ロック)期間・1ヶ月(スタンダード)
・3ヶ月(スタンダード)
・1週間~2ヶ月(プレミアム)
途中解約不可
自動再投資不可
募集時期不定期に募集。
サービス開始2018年4月
運営会社GMOコイン株式会社
解説記事GMOコインの評判、口コミ
GMOコインの口座開設方法

GMOコインは、2種類のレンディングサービスがあります。「貸仮想通貨ベーシック」と「仮想通貨プレミアム」です。

貸仮想通貨ベーシックは、仮想通貨を取引所に一定期間貸して、利息を貰う基本的なレンディングサービス。

対して、貸仮想通貨プレミアムは、仮想通貨のほかに日本円の証拠金預け入れも行うレンディングサービスです。

利率が15%と高めに設定される代わりに、利息で返ってくるのは仮想通貨ではなく日本円となることもあります。

貸仮想通貨プレミアムの高い利率は魅力ですが、サービス内容が通常のレンディング異なるので、よく理解したうえで利用するようにしましょう。

GMOコインは貸仮想通貨の募集を不定期に行なっています。

ハッキング被害ゼロで信頼性が高い取引所

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【仮想通貨取引所】BitTrade

BitTradeは、2019年1月に設立された国内仮想通貨取引所です。

BitTradeのロゴ
名称BitTrade
金利(年利)5%前後※募集によって異なる
対象の仮想通貨ADA・APT・ASTR・ATOM・AXS
BAT・BCH・BNB・BOBA・BSV・
BTC・COT・DAI・DEP・DOGE・
DOT・EOS・ETC・ETH・FLR・
IOST・JMY・LSK・LTC・MATIC・
MKR・MONA・ONT・PLT・QTUM・
SAND・SHIB・SOL・SUI・SXP・
TON・TRX・XEM・XLM・XRP・
XTZ・XYM
預け入れ(ロック)期間募集によって異なる。90日間のレンディングが多い
途中解約不可
自動再投資不可
募集時期定期的に募集。
サービス開始2022年6月
運営会社ビットトレード株式会社
解説記事BitTradeの口座開設方法

BitTradeは、定期的にレンディング案件の募集を行います。特にアルトコインのレンディング募集が多く、その際の利率は5%前後に設定されることが多いです。

BitTradeでは募集状況に空きがあれば、いつでもレンディングを始められます。

レンディング期間は90日間であることがほとんどなので、短期で売買する予定がない人向けと言えるでしょう。

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【仮想通貨取引所】BITPOINT

BITPOINTは、2016年3月に設立された国内仮想通貨取引所です。

bitpoint-bnr
名称BITPOINT
金利(年利)募集によって変動。
過去最大はキャンペーン時の年利100%
対象の仮想通貨BTC・BCH・XRP
ETH・LTC・BAT
TRX・ADA・DOT
LNK・DEP・IOST
JMY・KLAY・SHIB
POL・FLR・GXE
ATOM・TON・TSUGT
OSHI・SOL・DOGE
AVAX
預け入れ(ロック)期間募集によって異なる。
30日間~の募集が多い
途中解約不可
自動再投資不可
募集時期定期的に募集。
サービス開始2022年11月
運営会社株式会社ビットポイントジャパン
解説記事BITPOINTの評判、口コミ
BITPOINTの口座開設方法

BITPOINTは、レンディングキャンペーンを開催しています。

年利100%でレンディングの募集をたびたび開催しておりそのキャンペーンはお得感があります。

レンディングで募集する仮想通貨はアルトコインが多いです。レンディング対象の仮想通貨に興味があるかないかで魅力は大きく異なるでしょう。前回は、「GXE」というブロックチェーンゲーム系の仮想通貨を対象にレンディングキャンペーンが行われました。

BITPOINTでのレンディングは、キャンペーン時を狙うのがおすすめ。

2024年からは高金利のレンディング募集は減ってしまっていますが、もし対象となる仮想通貨が欲しいと考えている人には向いているサービスです。

BTC・ETHを合計2,000円分貰えるキャンペーン

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【仮想通貨取引所】Coincheck

Coincheckは、2012年に設立された国内仮想通貨取引所です。

coincheck
名称コインチェック
金利(年利)全仮想通貨共通
14日間:1%
30日間:2%
90日間:3%
180日間:4%
365日間:5%
対象の仮想通貨BTC・ETH・ETC
LSK・XRP・XEM
LTC・BCH・MONA
XLM・QTUM・BAT
IOST・ENJ・PLT
XYM・SAND・DOT
FNCT・CHZ・LINK
MATIC・IMX・APE
AXS・WBTC・DAI
MKR・AVAX・SHIB
BRIL
預け入れ(ロック)期間全仮想通貨共通
・14日間
・30日間
・90日間
・180日間
・365日間
途中解約不可
自動再投資不可
募集時期いつでも。
サービス開始2017年6月
運営会社コインチェック株式会社
解説記事Coincheckの口座開設方法

Coincheckは全仮想通貨共通でレンディング期間や利率が決まっています。初心者にとって分かりやすいでしょう。

またいつでも案件募集しているので、人気のBTCやETHなどのレンディングも始めやすいです。

Coincheckのレンディングでは、あらかじめ設定された期間に応じて利率は変わります。14日間の短期だと利率は1%、1年間の長期間だと利率は最大5%です。

レンディングする際に分かりやすい形式が好ましい方や、投資計画をきっちり立てたい方は、Coincheckがおすすめです。

アプリが使いやすく初心者におすすめ!

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【仮想通貨取引所】LINE BITMAX

LINE BITMAXは、2019年9月に設立された国内仮想通貨取引所です。

line-bitmax
名称LINE BITMAX
金利(年利)3%~12%
対象の仮想通貨BTC・ETH・BCH
LTC・XRP・FNSA
XLM
預け入れ(ロック)期間全仮想通貨共通
・30日間
・60日間
・90日間
途中解約不可
自動再投資不可
募集時期いつでも。
サービス開始2020年10月
運営会社LINE Xenesis株式会社
解説記事LINE BITMAXの口コミ、評判、口座開設方法

LINE BITMAXのレンディングでは、3%~12%と幅広い利率が設定されています。

12%の利率があるのはLINEが発行するFNSAのみですが、キャンペーンによっては他の仮想通貨も利率が上がることがあります。

募集は基本的にいつでも行なっています

ただし、人気のBTCやETHなどは募集が早めに締め切られる傾向があるので、レンディングの募集状況を確認しておく必要があるでしょう。

LINEで手軽に始める暗号資産投資

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【レンディング特化】PBR Lending

PBR Lendingは、2022年から提供されているレンディングサービスです。

PBRレンディングの画像
名称PBR Lending
金利(年利)BTC:10%~12%
ETH:10%~12%
ADA:10%~12%
USDT:10%~12%
USDC:10%~12%
XRP:10%~12%
預け入れ(ロック)期間1ヶ月単位
途中解約◯(※最低1ヶ月間)
自動再投資
募集時期いつでも
サービス開始2022年
運営会社Portobello Road株式会社
解説記事PBR Lendingのサービス内容まとめ

PBR Lendingのレンディングは、年利が10%~12%とトップクラスの利率を誇ります。

対象となる仮想通貨の種類は少なめですが、BTCやETHなどのレンディングは可能です。

1ヶ月間のレンディング期間を経たあとはいつでも解約ができます

PBR Lendingの運営年数は2年未満と短めなので、評判や口コミをよく調べて投資を検討してみてください。

最大年利12%のレンディング

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【レンディング特化】Bit Lending

Bit Lendingは、2022年2月から提供されているレンディングサービスです。

ビットレンディングの画像
名称ビットレンディング
金利(年利)BTC:8%
ETH:8%
XRP:6%
USDT:10%
USDC:10%
DAI:10%
XNK:4.5%
預け入れ(ロック)期間1ヶ月間~
途中解約◯(※最低1ヶ月間)
自動再投資
募集時期いつでも
サービス開始2022年2月
運営会社株式会社J-CAM
解説記事Bitlendingのサービス内容まとめ

Bit Lendingは、年率10%でステーブルコインのレンディングが行なえます。

途中解約ができるのもBitLendingの大きな特徴です。

最低1ヶ月間のレンディングを行ったあとは、いつでも返還申請が可能。返還要請から7営業日で仮想通貨が返ってくるため、急に売買する必要があったときも早めの対応が可能になるでしょう。

ほかにも自動再投資による複利運用が可能です。面倒くさい更新処理をしなくて良いのは楽チンですね。

注意点としてはBitLendingは2022年サービス開始で比較的新しめのサービスといえます。評判や口コミをしっかり調べてから利用を検討するのがおすすめです

そんなBitLendingでは2024年6月10日から新しく「XNK」のレンディングが開始されます。

XNKは金(ゴールド)に連動するステーブルコインです。

金(ゴールド)に普通に投資するだけだと価格差益しか狙えませんが、XNKをレンディングすることにより仮想通貨による利回りを獲得できるようになりました。

年率10%のレンディング

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【レンディング特化】HashHubレンディング

HashHubレンディングは、2021年12月から提供されているレンディングサービスです。

HashHubLendingの公式
名称HashHubレンディング
金利(年利)BTC:0.1%
ETH:3%
USDC:5.0%
DAI:5.0%
預け入れ(ロック)期間返還申請から翌月まで
途中解約
自動再投資
募集時期いつでも
サービス開始2021年12月
運営会社株式会社HashHub
解説記事HashHubレンディングのサービス内容まとめ

HashHubレンディングは、SBIグループと提携しています。そのため、レンディング特化サービスの中では安全性が高い部類に入ります。

利率は毎月変動しており、0.1%~5.0%とレンディング特化サービスの中では低めに設定されています。これはユーザーに利息を回すためにリスクの高い運用を取るよりも、ユーザーの資産を減らさないために安全性に配慮した運用が取られているためです。

相場状況によっては資産の評価額が落ちる可能性もゼロではありませんが、HashHubレンディングでは安定した運用が見込めるでしょう。

\SBIグループと提携したレンディングサービス/

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【レンディング特化】クリプトレンディング

クリプトレンディングは、2022年11月から提供されているレンディングサービスです。

CRYPTOLENDINGの画像
名称クリプトレンディング
金利(年利)USDT:5%~10%
USDC:5%~10%
BTC:1.5%~1.0%
ETH:2.25%~2.75%
BNB:2.25%~2.75%
XRP:0.1%~5%
預け入れ(ロック)期間・30日
・60日
・90日
途中解約不可
自動再投資
募集時期いつでも
サービス開始2022年11月
運営会社株式会社FUELHASH
解説記事クリプトレンディングのサービス内容まとめ

クリプトレンディングは、国内で唯一BNBをレンディングできるレンディングサービスです(※)。

利率は0.1%~10%まで幅広く設定されており、いつでも募集は受け付けられています。

※BinanceJapanが日本でサービス提供開始したことで、BNBを国内で唯一レンディングできるサービスではなくなりました

\BNBのレンディングができる/

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仮想通貨レンディングサービスの選び方

仮想通貨のレンディングサービスを選ぶ際には、5つの項目を基準にして考えてみましょう。

  1. 金利で選ぶ
  2. レンディングできる仮想通貨で選ぶ
  3. 預け入れ(ロック)期間で選ぶ
  4. レンディングの募集頻度で選ぶ
  5. レンディングサービスの開始年度で選ぶ

金利で選ぶ

レンディングサービスによって、想定される利回り(利率)は異なります。

基本的な考え方として国内取引所では利率が低めに設定される一方で、レンディングに特化したサービスは金利が高めに設定される傾向にあります。

名称最大金利
SBI VCトレード20%
GMOコイン15%
PBR Lending12%
LINE BITMAX12%
ビットレンディング10%
クリプトレンディング10%
bitbank5.0%
コインチェック5%
HashHubレンディング4.0%
BitTrade募集によって変動
BIT POINT募集によって変動
過去最大はキャンペーン時の年利100%
※2024年7月時点のデータ 暗号資産によって金利は変動します

金利は各サービスによって大きく違います。

仮想通貨取引所が提供するレンディングは、キャンペーンによって大きな金利が設定されることがあるため、ハイリターンを狙いたい人はキャンペーンをよく開催する取引所がおすすめです。

なお、GMOコインの「プレミアムレンディング」は、15%という高い金利を提供していますが、普通のレンディングではなく「証拠金としての預け入れ」が必要なので、注意しておきましょう。

レンディング特化サービスは、平均10%前後の金利が設定されることが多いです。

レンディングできる仮想通貨で選ぶ

レンディングの報酬は、レンディングした仮想通貨で返ってきます。例えばBTCをレンディングしたら、利息としてBTCが上乗せされるということです。

今後増やしていきたい仮想通貨がある場合、対象の仮想通貨をレンディングできるサービスを選ぶのがオススメです。

名称レンディング可能な仮想通貨
BitTrade42種類
bitbank38種類
OKJ(オーケーコイン・ジャパン)34種類
コインチェック31種類
GMOコイン26種類
BIT POINT25種類
SBI VCトレード23種類
LINE BITMAX7種類
クリプトレンディング7種類(BTC、USDT、USDC、ETH、BNB、XRP、ETC)
PBR Lending6種類(BTC、ETH、USDT、USDC、DAI、ADA)
ビットレンディング6類(BTC、ETH、USDT、USDC、DAI、XNK)
HashHubレンディング4種類(BTC、ETH、USDC、DAI)

仮想通貨取引所は、レンディング対象となっている仮想通貨の種類が豊富です。ただし、実際にレンディングできるかどうかは案件募集されているかによって異なります。

一方で、レンディング特化サービスは、対象となる仮想通貨の種類は少なめです。その分、国内仮想通貨取引所では扱っていないステーブルコインをレンディングできます。

預け入れ(ロック)期間で選ぶ

仮想通貨レンディングには、預け入れ(ロック)期間があります。預け入れ期間中は、レンディングした仮想通貨を自由に動かせません。

仮想通貨を近々売買する予定がある方や、相場変動時にすぐ動き出したい方はロック期間が短いサービスを選ぶのがおすすめ。

反対に、長期的な投資を考えている方は、ロック期間が長めのサービスを選べば想定年利は高くなります。

名称預け入れ(ロック)期間
bitbank1年間
GMOコイン・1ヶ月(スタンダード)
・3ヶ月(スタンダード)
・1週間~2ヶ月(プレミアム)
BitTrade募集によって異なる。90日間のレンディングが多い
BIT POINT募集によって異なる。
30日間~の募集が多い
SBI VCトレード2週間~1ヶ月間
コインチェック・14日間
・30日間
・90日間
・180日間
・365日間
LINE BITMAX・30日間
・60日間
・90日間
ビットレンディング1ヶ月単位
PBR Lending1ヶ月単位
HashHubレンディング1ヶ月単位
クリプトレンディング・30日
・60日
・90日

レンディングの募集頻度で選ぶ

国内取引所によっては、レンディングの募集人数を絞っているところがあります。月初に申し込み受け付けをして、規定の人数・金額になったら募集を終了する方式です。

いますぐにレンディングを開始したい方は、いつでもレンディングを募集しているサービスがおすすめです。

名称募集頻度
bitbank常時
GMOコイン不定期
BitTrade不定期
BIT POINT不定期
SBI VCトレード常時
コインチェック常時
LINE BITMAX常時
ビットレンディング常時
PBR Lending常時
HashHubレンディング常時
クリプトレンディング常時

仮想通貨取引所だと「bitbank、Coincheck、LINE BITMAX、SBI VCトレード」はいつでもレンディングの募集を受け付けています。それ以外の取引所は、不定期にレンディングの募集を行うところが多いです。

定期的にレンディングを募集している取引所は、キャンペーン適用でお得な利率が提供されることもあるので、口座アカウントを用意しておくと良いでしょう。

レンディング特化サービスは、基本的にいつでもレンディングを受け付けています。

レンディングサービスの開始年度で選ぶ

仮想通貨のレンディングサービスは、株式投資に比べるとまだまだ歴史が浅い資産運用方法です。

不安がある方は、レンディングを長く提供し続けているサービスを選ぶのがおすすめ。最もレンディングサービス運営年数が長いのはコインチェック。次いで、bitbank、GMOコインと続きます。

レンディング特化サービスは運営年数は短めですが、少なくとも1年程度の運営実績があるところがほとんどです。

名称レンディングサービス開始年運営会社
bitbank2018年4月ビットバンク株式会社
GMOコイン2018年4月GMOコイン株式会社
BitTrade2022年6月ビットトレード株式会社
BIT POINT2022年11月株式会社ビットポイントジャパン
SBI VCトレード2022年11月SBI VCトレード株式会社
コインチェック2017年6月コインチェック株式会社
LINE BITMAX2020年10月LINE Xenesis株式会社
ビットレンディング2022年2月株式会社J-CAM
PBR Lending2022年株式会社Notting Hill TOKYO
HashHubレンディング2021年12月株式会社HashHub
クリプトレンディング2022年11月株式会社FUELHASH

ほかにも、会社の信頼性をみるのも良いでしょう。コインチェックはマネックス証券の小会社、ビットポイントとSBIVCトレードはSBIグループ傘下、LINEグループのBITMAXなどがあります。

国内取引所 VS 海外取引所

仮想通貨レンディングは国内取引所でもできますが、海外取引所でも行えます。

結論から言うと、金利や安全性は国内取引所が有利。銘柄数は海外取引所が優れています

二つのサービスの違いを比較してみましょう。

対応仮想通貨国内取引所海外取引所
金利0.1%~5%0.1%~10%
対応銘柄数30銘柄100銘柄以上
レンディング日数・14日間
・30日間
・90日間
・180日間
・365日間
・7日間
・14日間
・30日間
手数料無料無料
レンディング可能数量少量から可能(銘柄による)少量から可能(銘柄による)

金利は数字だけ見ると海外取引所の方が高いですが、メジャーな仮想通貨の金利は国内取引所の方が高いです。

例えばBTCはコインチェックで年率5%ですが、海外取引所は1%~2%程度。ETHも国内取引所は年率5%に対して、海外取引所は約2%しかありません。

海外取引所で想定年利が高いのは国内で取り扱いの無いマイナーな仮想通貨です。

海外取引所はレンディングできる仮想通貨の種類は豊富なので、国内に上場していない仮想通貨をレンディングする場合に役に立つでしょう。

レンディング VS ステーキング

仮想通貨の運用方法はレンディングのほかに「ステーキング」というやり方もあります。

ステーキングは仮想通貨を保有し続けることで報酬を貰う手法です。レンディングと違うのは、仮想通貨を預けるか否か、つまり仮想通貨を自由に動かせるかどうかです。

金利や運用期間も異なるため比較してみましょう。

対応仮想通貨レンディングステーキング
金利0.1%~5%4%~15%
対応銘柄数30銘柄~40銘柄~
期間・14日間
・30日間
・90日間
・180日間
・365日間
なし(いつでも解約可能)
手数料無料基本、有料
(取引所による)
最低数量少量から可能(銘柄による)上限なし
下限なし
分別管理対象外対象

ステーキングはいつでも解約できる点がポイントです。

仮想通貨を積極的に売買したい時に、レンディングだと運用期間中は動かせませんが、ステーキングの場合だと運用を解除して自由にトレードできます。

レンディングよりもステーキングの方が比較的年利が高めの仮想通貨が多いです。ただしステーキングは手数料が発生することもある点には要注意。

ステーキングは分別管理の対象になっているため、資産が無くなる心配が無いのも魅力です。

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仮想通貨のレンディングサービスの始め方

仮想通貨のレンディングは3STEPで始められます

  1. 国内仮想通貨取引所に新規登録
  2. 口座やウォレットに資金を入金(送金)
  3. レンディングサービスを申し込む

国内仮想通貨取引所に新規登録

まずは国内仮想通貨取引所に登録を行います。

国内取引所の場合は手続きが簡単で、その取引所内でレンディングサービスを申し込みするだけです。

レンディング特化型サービスを利用したい場合も、国内取引所の口座が必要です。理由は仮想通貨を用意して、口座から仮想通貨を送金するためです。

仮想通貨の入金や出金を行うので、手数料無料の取引所を持っておくのがおすすめです。

国内仮想通貨取引所名仮想通貨の入金仮想通貨の出金
SBI VCトレード無料無料
BITPOINT無料無料
GMOコイン無料無料
bitbank無料有料
BitTrade無料有料
コインチェック無料有料
LINE BITMAX無料有料

口座やウォレットに資金を入金(送金)

レンディングを行うための資金を取引所の口座かウォレットに入金します。

仮想通貨取引所の場合は、レンディングするための口座が別で用意されているところもあります。入金先を間違えないように注意して送金するようにしましょう。

また送金する際のネットワークが指定されていることもあります。送金前には確認しておきましょう。

レンディングサービスを申し込む

仮想通貨を準備できたらあとはレンディングサービスに申し込むだけです。

レンディングサービスに申し込みが受理されたあとは、利息が口座に自動的に振り込まれます。

仮想通貨のレンディングに関するよくある質問

ビットフライヤー(bitFlyer)でレンディングはできる?

ビットフライヤーではレンディングサービスを提供していません

過去にレンディングサービスを提供していた情報も無いです。bitFlyerで行える仮想通貨の資産運用は、仮想通貨積立のみです。

レンディングにかかる税金は?

仮想通貨レンディングで得た利益は「雑所得」として課税されます。雑所得の年間合計額が20万円を超える場合は、確定申告が必要です。

詳しくは税理士の方が書いた「レンディングでかかる税金」についての記事を参照ください。

仮想通貨レンディングサービスのまとめ

仮想通貨を貸し出すことで利息を得るレンディングサービスは、仮想通貨を保有しているだけの人にとっては資産を増やす有効な手段になり得ます。

ただ、利率やロック期間は各サービスによって大きく異なるため、自分の投資戦略に合ったものを選ぶのが大事です。

現在は、国内仮想通貨取引所のほかにもレンディングに特化したサービスも登場しています。

ぜひ自分に合ったレンディングサービスを見つけてみてください。

【お知らせ】

仮想通貨の購入やNFTの売買には国内取引所の開設が必要です。

当サイトでは国内全ての取引所を調査して「おすすめの国内取引所」を出しています。

仮想通貨取引所ランキング

記事では各取引所ごとのお得なキャンペーンも記載しています。よろしければご覧ください。

おすすめの海外仮想通貨取引所」を知りたい方は別記事をどうぞ。