仮想通貨レンディングの金利を比較|目的別おすすめ12選+診断ツール
仮想通貨レンディングは、自身が保有する仮想通貨を貸し出すことで利息を得る仕組みです。
本記事では、ビットコイン(BTC)や主要な暗号資産のレンディングサービスの金利を比較しました。
どこを選べばいいか判断が付かない人のために、レンディングサービスの診断ツールも掲載しています。
自分に合ったレンディングサービスを選ぶ際の材料としてぜひご活用ください。
仮想通貨レンディング金利一覧【2025年7月更新】
仮想通貨レンディングサービスが提供する金利や対応通貨、ロック期間などの条件を一覧にまとめました。
名称 | 最大金利(年利) | 種別 | 仮想通貨 | 預け入れ(ロック)期間 | 途中解約 | 自動再投資 | 募集時期 | サービス開始 | 運営会社 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
SBI VCトレード | 20% | 取引所 | 37種類 | 2週間~1ヶ月 | ❌ | ❌ | 不定期 | 2017年5月 | SBI VCトレード株式会社 |
GMOコイン | 15% | 取引所 | 26種類 | 1ヶ月~3ヶ月 | ❌ | ❌ | 不定期 | 2018年4月 | GMOコイン株式会社 |
PBRレンディング | 15% | 特化業者 | 6種類 | 1ヶ月~ | ⭕ | ⭕ | 常時 | 2022年 | Portobello Road株式会社 |
LINE BITMAX | 12% | 取引所 | 7種類 | 1ヶ月~3ヶ月 | ❌ | ❌ | 常時 | 2020年10月 | LINE Xenesis株式会社 |
ビットレンディング | 10% | 特化業者 | 6種類 | 1ヶ月間 | ⭕ | ⭕ | 常時 | 2022年2月 | 株式会社J-CAM |
クリプトレンディング | 10% | 特化業者 | 7種類 | 1ヶ月~3ヶ月 | ❌ | ⭕ | 常時 | 2022年11月 | 株式会社FUELHASH |
bitbank | 5% | 取引所 | 38種類 | 1年間 | ❌ | ❌ | 常時 | 2018年4月 | ビットバンク株式会社 |
BitTrade | 5% | 取引所 | 43種類 | 1週間~3ヶ月 | ❌ | ❌ | 不定期 | 2022年6月 | ビットトレード株式会社 |
コインチェック | 5% | 取引所 | 36種類 | 2週間~1年間 | ❌ | ❌ | 常時 | 2017年6月 | コインチェック株式会社 |
HashHubレンディング | 5% | 特化業者 | 4種類 | 1ヶ月~ | ⭕ | ⭕ | 常時 | 2021年12月 | 株式会社HashHub |
bitFlyer | 3% | 取引所 | 1種類 | 6ヶ月~ | ❌️ | ⭕️ | 不定期 | 2014年1月 | 株式会社bitFlyer |
BIT POINT | 1% | 取引所 | 29種類 | 1週間~3ヶ月 | ❌ | ❌ | 不定期 | 2022年11月 | 株式会社ビットポイントジャパン |
BTC(ビットコイン)のレンディング利率を比較
ビットコイン(BTC)のレンディングサービスの利率を比較しました。
金利の高い順に並べています。
名称 | BTC年利 | 預け入れ期間 |
---|---|---|
PBR Lending | 12.5% | 1ヶ月間~ |
ビットレンディング | 8% | 1ヶ月間~ |
コインチェック | 5% | 14日間~ |
GMOコイン | 3% | 3ヶ月~ |
LINE BITMAX | 3% | 30日間~ |
bitbank | 2% | 1年~ |
SBI VCトレード | 3% | 14日間~ |
クリプトレンディング | 3% | 180日間~ |
BitTrade | 1.5% | 3ヶ月~ |
HashHubレンディング | 0.1% | 1ヶ月間~ |
最も高い金利を提示しているのは「PBR Lending」で、年利12.5%(※キャンペーン適用時)です。1BTCを1年間預けた場合は1.12BTCになる見込みです。
PBR Lendingやビットレンディングのような取引所以外のサービスは高金利が魅力ですが、仮想通貨を自分で外部送金する必要がある点に注意が必要です。
もし送付先を間違えてしまうと仮想通貨が無くなってしまうため慎重に行うのがよいでしょう。
仮想通貨取引所のGMOコインやコインチェックであれば、口座内の資産をそのままレンディングできます。複雑な手順なしにレンディングを始められるのがメリットです。
少し手間がかかっても高利回りを目指すか、それとも気軽さを優先するか。
自分の投資スタイルに合わせて検討してみましょう。
*PBRレンディングは2025年6月12日~7月31日まで特別キャンペーン開催中。
仮想通貨レンディングサービス診断ツール
金利だけでサービスを選べれば話は早いですが、実際には「預け入れ期間」や「途中解約の可否」など、気になる点は多いかと思います。
そんな方のために、希望条件に合ったレンディングサービスを探せる診断ツールを用意しました。
6つの質問に答えるだけでご利用頂けます。
※この診断はあくまで目安です。
サービス選びのヒントとしてご活用ください。
仮想通貨レンディングのおすすめ10選
仮想通貨レンディングサービスは、金利や預け入れのしやすさ、運営会社の信頼性などが各社異なります。
これらの要素を総合的にふまえて、おすすめできる10のサービスを厳選しました。
- SBI VCトレード
- PBRレンディング
- ビットレンディング
- GMOコイン
- バイナンスジャパン
- bitbank
- Coincheck
- BitTrade
- LINE BITMAX
- HashHubレンディング
SBI VCトレード
SBI VCトレードは2017年に設立された国内大手の仮想通貨取引所です。

名称 | SBI VCトレード |
金利(年利) | 0.3%~20% |
レンディングできる仮想通貨 | BTC、ETH、XRP、LTC、BCH、DOT、LINK、ADA、DOGE、XLM、XTZ、SOL、AVAX、MATIC、FLR、OAS、XDC、SHIB、DAI、ATOM、APT、HBAR、ZPG、NEAR、ALGO、APE、AXS、BAT、CHZ、ENJ、ETC、FCR、MKR、MONA、OMG、SAND、TRX |
貸し出し(ロック)期間 | 募集によって異なる |
途中解約 | 不可 |
自動再投資 | 不可 |
募集時期 | 常時。 |
サービス開始 | 2017年5月 |
運営会社 | SBI VCトレード株式会社 |
解説記事 | ・SBI VCトレードの評判・口コミ |
SBI VCトレードは「利率と信頼性の高さ」がメリットです。
利率でいうと、アルトコイン系は年利で10%以上になる銘柄があります。
- 年利20%:ポルカドット(DOT)
- 年利10%:アバランチ(AVAX)
- 年利99%*:ジパングコイン(ZPG)
*キャンペーン時
SBI VCトレードではいずれの仮想通貨もほか取引所に比べて高めの利率が設定されています。特にアルトコイン投資家とは相性が良いです。
信頼性の面では、SBIグループの関連企業が運営しているため高い評価を受けています。実際、SBI VCトレードは2017年の設立以来、一度もハッキング被害に遭っていません。
SBI VCトレードのデメリットは「ビットコインのレンディング利率が低め」なところです。
BTCの利率は大体1%~3%くらい。ほかのサービスではBTCの利率5%以上のところもあるため、比較してしまうと低めと言わざるを得ません。
その他のデメリットでいうと、SBI VCトレードはレンディングの申込期間が限られています。
月初に募集をかけることが多いので、月が変わったらレンディング画面をちらちら見ておくのが良いでしょう。
SBI VCトレードのレンディングは全体的に高金利な点と、SBIグループの関連企業が運営する信頼性が強みです。
安全にレンディングを行いたい方や、アルトコイン投資家には特におすすめできます。
\手数料無料・500円から仮想通貨が始められる!/
PBRレンディング
仮想通貨レンディングの専門サービスを提供しているのがPBRレンディングです。
高金利でありながら途中解約も可能な点が特徴で、レンディングを積極的にしたい方に向いています。

名称 | PBR Lending |
金利(年利) | 年利UPキャンペーン開催中!!(2025年6月12日~7月31日) BTC: ETH: ADA: XRP: USDT: USDC: |
貸し出し(ロック)期間 | 1ヶ月単位 |
途中解約 | ◯(※最低1ヶ月間) |
自動再投資 | ◯ |
募集時期 | いつでも |
サービス開始 | 2022年 |
運営会社 | Portobello Road株式会社 |
解説記事 | ・PBR Lendingのサービス内容まとめ |
PBRレンディングは「高金利」と「使い勝手の良さ」が特徴です。
PBRレンディングの利率は国内ではトップクラス。
BTCやETHなど主要な仮想通貨は年利10〜12%でレンディングできます。米ドルと連動するステーブルコインは最大年利15%で運用が可能。
使い勝手の良さでは、まず1ヶ月単位で運用を始められます。1ヶ月経過後は途中解約もOK。自動再投資にも対応しているため、完全ほったらかしで資産運用が行えます。
PBRレンディングのデメリットは「取り扱い仮想通貨が少ない」点です。
PBRレンディングで対応しているのはBTC、ETH、XRP、ADA、USDC、USDTのみ。ほかの仮想通貨ではサービスを利用できません。
またPBRレンディングはサービス運営歴は短めです。2023年にサービスを開始しており、まだ2年しか経過していません。
2025年現時点で利益の分配や出金に問題が無いことは確認していますが、何か気になる点があれば運営に問い合わせをして疑問点を解消しておきましょう。
\最大年利15%のレンディング/
ビットレンディング
ビットレンディングは、2022年に開始されたレンディング専業サービスです。
年利7%~10%の高金利に加えて、資産運用レポートを四半期ごとに出しているサポートの細やかさが支持されています。

名称 | ビットレンディング |
金利(年利) | BTC: ETH:8% XRP:6%→7% USDT: USDC: DAI:10% |
貸し出し(ロック)期間 | 1ヶ月間~ |
途中解約 | ◯(※最低1ヶ月間) |
自動再投資 | ◯ |
募集時期 | いつでも |
サービス開始 | 2022年2月 |
運営会社 | 株式会社J-CAM |
解説記事 | ・Bitlendingのサービス内容まとめ |
ビットレンディングは「ステーブルコインが年利10%(USDT・USDC・DAI)」で運用できます。BTC、ETH、XRPも7%~8%の利率です。
最低1ヶ月間の運用さえすれば途中解約が可能。7営業日を目安に資金は返ってくるようになっています。
ユーザーから評判が良いのが、ビットレンディングが四半期に一度出している「資産運用レポート」です。自分の資産がどのように運用されているのか、リスク管理がどう行われているのかが知れるため「透明性があって安心できる」という口コミが見られます。
デメリットは「レンディング専門サービスとしては金利が低い」点です。
もちろん国内取引所系と比較するとビットレンディングも高金利ではありますが、PBRレンディングの方が1~2%くらい利率は上です。利率が1%違うだけでも長期的には大きな報酬差が生まれるため、この点は意識しておきましょう。
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年利が30%UPするキャンペーンです。
BTCは貸借料率 8% → ブースト適用後の貸借料率 8.96%にアップ。ステーブルコインは貸借料率 10% → ブースト適用後の貸借料率 13.00%となります。
ステーブルコインをウォレットに放置している方や、取引所でビットコインを保有している人はキャンペーンページを覗いてみてください。
なおビットレンディングは利用しやすさや運営の透明性は高く評価されています。
高金利を狙いつつ、安全面も考慮してレンディングを始めたい方にもピッタリです。
\年率10%のレンディング/
GMOコイン
GMOコインは、GMOインターネットグループ傘下の国内仮想通貨取引所です。
レンディングサービスは2種類(ベーシックとプレミアム)あります。

名称 | GMOコイン |
金利(年利) | スタンダード:1%~3% プレミアム:15% |
レンディングできる仮想通貨 | 【スタンダード】 BTC、ETH、BCH、LTC、XRP、XEM、XLM、BAT、XTZ、DOT、FLR、ATOM、XYM、MONA、ADA、MKR、DAI、LINK、FCR、DOGE、SOL、ASTR、FIL、SAND、CHZ、AVAX 【プレミアム】 BTC、ETH、XRP |
貸し出し(ロック)期間 | ・1ヶ月(スタンダード) ・3ヶ月(スタンダード) ・1週間~2ヶ月(プレミアム) |
途中解約 | 不可 |
自動再投資 | 不可 |
募集時期 | 不定期に募集。 |
サービス開始 | 2018年4月 |
運営会社 | GMOコイン株式会社 |
解説記事 | ・GMOコインの評判、口コミ ・GMOコインの口座開設方法 |
GMOコインのレンディングは、「高額リターンが見込める」点が特徴です。
プレミアムプランは年率15%の期待値が設定されています。年率15%という数字は、ほかのレンディングサービスと比較してもぶっちぎりの1位です。
ただし、プレミアムプランは参加する条件が厳しい。
- 仮想通貨とは別に日本円を預け入れる必要がある
- 募集が不定期
- 途中解約は原則不可
- 最低貸出数量が高い(BTCの場合は約70万以上~)
- プレミアムプランの仕組みが特殊でサービス理解が必要など
これらのハードルを越えてレンディングを始める必要があります。正直申し上げると、初心者向けとは言いにくいサービスです。
とは言え、投資条件が満たせる方にとっては年利15%~の期待値は破格です。
もし利用を検討する際にはサービスの内容やリスクを理解して始めるようにしましょう。
\ハッキング被害ゼロで信頼性が高い取引所/
バイナンスジャパン
バイナンスジャパンは世界最大級の仮想通貨取引所「Binance」の日本法人です。

名称 | バイナンスジャパン |
金利(年利) | 0.3%~20% |
レンディングできる仮想通貨 | FIL、XTZ、THETA、SOL、NEAR、ADA、AVAX、ZIL、AXS、ALGO、EOS、TRX、ATOM、IOST、BNB、APE、ASTR、DOT、GRT、IOTX、APT、DAI、POL、SEI、SUI、TON |
貸し出し(ロック)期間 | ・7日間 ・14日間 ・30日間 ・60日間 ・90日間 ・120日間 |
途中解約 | 不可 |
自動再投資 | 可能 |
募集時期 | いつでも。 |
サービス開始 | 2023年8月 |
運営会社 | Binance Japan株式会社 |
解説記事 | ・BinanceJapan |
バイナンスジャパンには、BNBをレンディングすることで参加できる「HODLer Airdrops」というサービスがあります。
HODLer Airdropsは日本ユーザー限定のサービスです。バイナンスジャパンでBNBをレンディングしているユーザーを対象に自動でBNBが追加配布されるというものです。
つまり、バイナンスジャパンでBNBをレンディングすると、BNBを追加で増やす機会があるというのがメリットです。
デメリットは、Hodler Airdropの報酬は明示されない点です。通常のレンディングであれば予想年利があるためどの程度のリターンが出そうかで投資計画を立てられますが、Hodler Airdropは予測不可能です。
BNBを積極的に増やしたい人には有効な選択肢になる一方で、それ以外の仮想通貨をレンディングしたい人にとっては向いていない可能性はあります。
\国内最多の取り扱い銘柄数/
bitbank(ビットバンク)
bitbankは2017年に設立された国内の仮想通貨取引所です。
レンディングサービスは2018年から提供しており運営歴が長く安心感があります。

名称 | bitbank |
金利(年利) | 0.1%~5.0% |
レンディングできる仮想通貨 | BTC、ETH、XRP、LTC、MONA、BCC、XLM、QTUM、BAT、OMG、XYM、LINK、MKR、BOBA、ENJ、MATIC、DOT、DOGE、ADA、ASTR、AVAX、AXS、SAND、FLR、GALA、CHZ、APE、OAS、MANA、GRT、RNDR、BNB、ARB、DAI、IMX、KLAY、MASK、OP |
貸し出し(ロック)期間 | 1年間 |
途中解約 | 不可 |
自動再投資 | 不可 |
募集時期 | いつでも |
レンディングサービス開始 | 2018年4月 |
運営会社 | ビットバンク株式会社 |
解説記事 | bitbankの口座開設方法 |
bitbankのレンディングは「取り扱い銘柄の多さ」が特徴です。
上場している全ての仮想通貨のレンディングが可能でその数は40以上。
レンディングの募集をいつでも行なっており口座を保有していればすぐに申込みが可能なところもメリットです。
デメリットは「預け入れ期間が1年間固定」な点。
途中解約は原則できません。
もし解約できたとしても、それまでのリターンは貰えないため注意が必要です。
bitbankは長期保有前提で運用したい方に向いているサービスです。
\取り扱い銘柄数40以上/
Coincheck
Coincheck(コインチェック)は、2012年設立の国内仮想通貨取引所です。
レンディングできる仮想通貨は全て同一の利率・期間が設定されています。

名称 | コインチェック |
金利(年利) | 全仮想通貨共通 14日間:1% 30日間:2% 90日間:3% 180日間:4% 365日間:5% |
レンディングできる仮想通貨 | BTC、ETH、ETC、LSK、XRP、XEM、LTC、BCH、MONA、XLM、QTUM、BAT、IOST、ENJ、SAND、XYM、DOT、FNCT、CHZ、LINK、DAI、MKR、MATIC、APE、AXS、IMX、WBTC、SHIB、AVAX、BRIL、BC、DOGE、PEPE、MASK、MANA、GRT |
貸し出し(ロック)期間 | 全仮想通貨共通 ・14日間 ・30日間 ・90日間 ・180日間 ・365日間 |
途中解約 | 不可 |
自動再投資 | 不可 |
募集時期 | いつでも。 |
サービス開始 | 2017年6月 |
運営会社 | コインチェック株式会社 |
解説記事 | ・Coincheckの口座開設方法 |
Coincheckのレンディングの利率や期間は次の通り。
- 14日間:1%
- 30日間:2%
- 90日間:3%
- 180日間:4%
- 365日間:5%
これらの利率や期間は全仮想通貨共通です。BTCやETHなどのレンディングも同じ条件です。
そのため国内取引所の中でBTCの利率が一番高いのはCoincheckになります。
国内取引所のレンディングは募集が限られることも多いのですが、コインチェックでは常時されているためいつでも始められる点もメリットです。
コインチェックのデメリットは「申込み募集枠が埋まりやすい点」が挙げられます。
年利5%レンディング枠は人気で応募が集中します。
年利1%~3%の募集枠は空いていることも多いのですが、主要な仮想通貨の年利5%枠は中々空きません。待ちの時間が発生する可能性があるため注意です。
またCoincheckの年利は一律1%~5%ですが、仮想通貨によってはほかの取引所の方が条件が良い場合があります。特にアルトコインの場合は、レンディングできる仮想通貨取引所同士で比較してみるのもよいでしょう。
コインチェックでレンディングを始める場合は年利5%の枠を狙いつつ、空いている募集枠をうまく使いながら運用するのがおすすめです。
\アプリが使いやすく初心者におすすめ!/
BitTrade
BitTrade(ビットトレード)は、2019年に設立された国内仮想通貨取引所で、2022年からレンディングサービスを提供しています。
ADAやDOT、SAND、SHIBなど、主要アルトコインを中心に多数の銘柄に対応している点が特徴です。

名称 | BitTrade |
金利(年利) | 5%前後※募集によって異なる |
レンディングできる仮想通貨 | ADA、APT、ASTR、ATOM、AXS、BAT、BCH、BNB、BOBA、BSV、BTC、COT、DAI、DEP、DOGE、DOT、EOS、ETC、ETH、FLR、IOST、JMY、JOC、LTC、MATIC、MKR、MONA、ONT、QTUM、SAND、SHIB、SOL、SUI、SXP、TON、TRX、XEM、XLM、XRP、XTZ、XYM、UPC、ZPG |
貸し出し(ロック)期間 | 募集によって異なる。90日間のレンディングが多い |
途中解約 | 不可 |
自動再投資 | 不可 |
募集時期 | 定期的に募集。 |
サービス開始 | 2022年6月 |
運営会社 | ビットトレード株式会社 |
解説記事 | ・BitTradeの口座開設方法 |
BitTradeのレンディングは、アルトコインの取り扱い数が多い点が大きな特徴です。
定期的に案件が募集されており、空きがある場合はすぐに申し込み可能。特に、90日間のレンディング期間で年利5%前後と、比較的高めの利回りが設定される傾向にあります。
短期的な売買を予定している場合には不向きですが、保有しているアルトコインを活用して中期的な運用を検討している方には選択肢のひとつとなるでしょう。
\暗号資産の豊富な取扱い数が強み/
LINE BITMAX
LINE BITMAXは、LINEグループが運営する国内仮想通貨取引所で、2020年からレンディングサービスを提供しています。
国内企業が運営することによる安心感に加え、LINE発行の独自トークン「FNSA」では最大12%の高金利が設定されている点が特徴です。

名称 | LINE BITMAX |
金利(年利) | 3%~12% |
レンディングできる仮想通貨 | BTC、ETH、BCHLTC、XRP、FNSA、XLM |
貸し出し(ロック)期間 | 全仮想通貨共通 ・30日間 ・60日間 ・90日間 |
途中解約 | 不可 |
自動再投資 | 不可 |
募集時期 | いつでも。 |
サービス開始 | 2020年10月 |
運営会社 | LINE Xenesis株式会社 |
解説記事 | ・LINE BITMAXの口コミ、評判、口座開設方法 |
レンディング金利は仮想通貨ごとに異なりますが、特にLINE独自トークン「FNSA」は年利12%と高水準です。他の通貨についても、キャンペーン時などに利率が引き上げられることがあります。
ただし、BTCやETHといった人気通貨は募集枠が早めに埋まる傾向があるため、利用を考えている場合は早めの申込が推奨されます。
LINEアプリからアクセスできる利便性もあり、LINEユーザーにとっては使いやすい選択肢となるでしょう。
\LINEで手軽に始める暗号資産投資/
HashHubレンディング
HashHubレンディングは、株式会社HashHubが運営するレンディング専業サービスで、2021年12月に開始されました。
SBIグループとの提携を背景に、信頼性や資産保全性の高さを重視した運用方針が特徴です。

名称 | HashHubレンディング |
金利(年利) | BTC:0.1% ETH:3% USDC:5.0% DAI:5.0% |
貸し出し(ロック)期間 | 返還申請から翌月まで |
途中解約 | ◯ |
自動再投資 | ◯ |
募集時期 | いつでも |
サービス開始 | 2021年12月 |
運営会社 | 株式会社HashHub |
解説記事 | ・HashHubレンディングのサービス内容まとめ |
HashHubレンディングでは、「ユーザーの資産を減らさないこと」を最優先にした堅実な運用方針が採られています。
利率は年0.1%〜5.0%と比較的控えめですが、その分リスクの高い運用は行われておらず、長期で安定的に資産を増やしたい方に適しています。
SBIグループとの提携により、国内レンディング特化サービスの中でも信頼性が高い部類に位置づけられており、取引所とは異なる独立系としての選択肢を探している方にとっては有力な候補となります。
利率は毎月見直されるため、運用前には公式の最新情報を確認することをおすすめします。
\SBIグループと提携したレンディングサービス/
仮想通貨レンディングサービスの選び方
仮想通貨レンディングサービスは数多く存在し、それぞれ条件や特徴が異なります。
ここでは、自分に合ったサービスを選ぶために確認しておきたい6つのポイントを紹介します。
選び方の視点 | 優先度 | 主に重視する人のタイプ |
---|---|---|
金利の水準で選ぶ | ★★★ | 利回りを最大化したい人 |
預け入れ期間で選ぶ | ★★★ | 流動性を重視する人(短期〜中期運用) |
対応通貨で選ぶ | ★★☆ | 保有通貨を効率よく運用したい人 |
募集タイミングで選ぶ | ★★☆ | 今すぐ始めたい/キャンペーンを狙いたい人 |
サービス実績で選ぶ | ★★☆ | 初めて利用する人/安全性を重視したい人 |
国内 or 海外で選ぶ | ★☆☆ | サポート体制や規制対応を重視したい人 |
金利(利率)
レンディングの最大の魅力は利息収入です。
特化型サービス(例:PBR Lending、ビットレンディングなど)では、通常時でも10%前後の金利が設定されていることが多く、ハイリターンを狙いたい人に向いています。
一方で、国内取引所のレンディングは比較的利率が抑えられている傾向がありますが、キャンペーン時には高金利になることも珍しくありません。
SBI VCトレード(最大99%)、BitTrade(10%)などはキャンペーン時に高金利を提供しています。
レンディング可能な通貨
レンディングの利息は預けた通貨で支払われるのが基本です。
たとえばBTCをレンディングすると、利息もBTCで受け取ることになります。
そのため「今後、保有数量を増やしたい仮想通貨」でレンディングするのが理想です。
多くの銘柄に対応している取引所としては、BitTrade(43銘柄)、bitbank(38銘柄)、SBI VCトレード(37銘柄)などが挙げられます。
一方、特化型サービスは通貨数は限られますが、ステーブルコイン(USDT・USDC・DAIなど)に対応している点が強みです。
ロック期間
レンディング期間中は基本的に仮想通貨を動かせません。
短期で運用したい方は、コインチェック(14日〜)、SBI VCトレード(2週間〜)、ビットレンディング(1ヶ月〜)などが適しています。
逆に、長期的な資産運用を考えている場合は、bitbank(1年間)などのロック期間が長めのサービスを選ぶことで、より高い金利を狙えるケースもあります。
レンディングの開始時期
「今すぐ始めたい」「タイミングを逃したくない」という人は、常時募集しているサービスを優先すると安心です。
たとえば、Coincheck、bitbank、LINE BITMAX、SBI VCトレード、PBR Lending、Bit Lendingなどは、随時申し込み可能な体制をとっています。
一方、BITPOINTやGMOコイン、BitTradeなどは募集が不定期で、月初やキャンペーン時にのみ受付が行われることもあるため、事前に口座を開設し通知を受け取っておくのが有効です。
国内取引所・レンディング専門業者
「資産を預けるからには信頼できるサービスがいい」という方は、運営年数や親会社の実績にも注目しましょう。
最も長くレンディングサービスを提供しているのはコインチェック(2017年〜)で、bitbank・GMOコインも2018年からの実績があります。
一方で、Bit LendingやPBR Lendingなどは比較的新しいサービスですが、少なくとも1年以上の運用実績があります。
また、マネックスグループ(コインチェック)、SBIグループ(BITPOINT・SBI VCトレード)、LINEグループ(LINE BITMAX)など、大手資本の傘下にあるかどうかも安心材料のひとつです。
想通貨レンディングの注意点と対策
仮想通貨レンディングは利息を得られる魅力的な運用手段ですが、いくつかの注意点も理解したうえで利用することが大切です。
ここでは特に重要な3つのリスクと、それに対する向き合い方を紹介します。
価格変動による元本割れリスク
仮想通貨市場は、株式やFXに比べて価格の変動が大きいのが特徴です。
たとえばビットコインは、1年で数万ドル単位の値動きをすることもあり、アルトコインでは1日で20%以上動くケースも珍しくありません。

仮に年利10%でレンディングしていたとしても、貸出中に価格が20%以上下落すれば、利息よりも大きな損失を抱える可能性があります。
このリスクを完全に防ぐことはできませんが、以下のような工夫で抑えることが可能です:
- 短期間での運用(例:14日〜30日)を選ぶ
- 途中解約ができるサービスを選ぶ
- 値動きの少ないステーブルコインで運用する
価格変動も含めた投資判断を行うようにしましょう。
途中解約は基本的にできない
国内取引所では途中解約は原則不可で、やむを得ず解約する場合も利息が得られない可能性があります。
一方で、特化型サービス(例:Bit Lending、HashHubなど)は途中解約に対応していることもあり、比較的柔軟な運用が可能です。
ただし、途中解約には一定の制限や期間条件(例:最低1ヶ月など)があるため、事前にサービス条件を確認することが大切です。
レンディングした資産は「分別管理の対象外」
取引所の通常口座では、ユーザー資産と運営会社の資産を別々に管理する「分別管理」が行われています。
しかし、レンディングに出した仮想通貨はこの分別管理の対象外となります。
つまり、取引所やレンディング事業者が万が一破綻した場合、貸し出した資産が戻ってこないリスクがあるということです。

これは、レンディング業者がユーザーの仮想通貨を使って別の運用(例:他ユーザーや機関への貸し出し、DeFi活用など)を行っているためです。
その運用から得た利益によって、ユーザーへ利息が支払われる仕組みになっているのです。
金利を得るということは、一定のリスクを伴う金融行為であるという点を理解しておく必要があります。
レンディング利益は課税対象(雑所得)
仮想通貨レンディングで得た利息は、日本の税法上「雑所得」に分類されます。
これは、仮想通貨の売買益と同じ取り扱いで確定申告が必要になるケースも多いです。
ポイントを抑えておきましょう。
- 利息を受け取った時点で課税対象となる(未売却でも)
- 他の雑所得と合算されて税率が決まる(累進課税)
- 申告漏れは後の追徴課税・延滞税の原因になる
特に、複数通貨・複数プラットフォームで運用している場合は計算が複雑になります。
仮想通貨の税金に詳しい税理士の解説記事や、暗号資産の税務計算ツール(Gtax、クリプタクトなど)を活用して対応するのがおすすめです。
仮想通貨レンディングの始め方
ステップ① 国内取引所に登録
まずは、仮想通貨を購入・送金するために、国内仮想通貨取引所の口座を開設します。
多くのレンディングサービスでは、取引所口座から直接申し込む形式か、取引所から外部サービスへ通貨を送金する必要があります。
とくにレンディング特化型サービスを使いたい場合は、あらかじめ仮想通貨を取引所で購入し、送金できる環境が必要です。
手数料を抑えたい場合は、入出金手数料が無料の取引所を選んでおくとスムーズです。
国内仮想通貨取引所名 | 仮想通貨の入金 | 仮想通貨の出金 |
---|---|---|
SBI VCトレード | 無料 | 無料 |
BITPOINT | 無料 | 無料 |
GMOコイン | 無料 | 無料 |
bitbank | 無料 | 有料 |
BitTrade | 無料 | 有料 |
コインチェック | 無料 | 有料 |
LINE BITMAX | 無料 | 有料 |
ステップ② 取引所に入金(または送金)
次に、レンディングに使いたい仮想通貨を取引所口座またはウォレットに入金・送金します。
取引所によっては「レンディング用の専用口座」が用意されていることもあり、誤送金を防ぐために送金先アドレスは必ず確認しましょう。
また、送金時のネットワーク(例:ERC-20、TRC-20など)が指定されているケースもあるため、ネットワークの確認も事前に行うことが大切です。
ステップ③ レンディングサービスに申し込む
仮想通貨の準備ができたら、各サービスのレンディング申し込みページから手続きを進めます。
取引所内の操作で完結するものもあれば、特化型サービスでは外部サイトから申し込む形式の場合もあります。
申し込みが受理されると、あとはロック期間終了後に利息が自動的に振り込まれる仕組みです。
自動再投資機能が有効になっているサービスでは、利息分を含めて継続運用が行われます。
仮想通貨レンディングに関するよくある質問(FAQ)
ステーキングとの違いは?
レンディングは「貸して増やす」、ステーキングは「預けてネットワークを支える」仕組みです。
対応仮想通貨 | レンディング | ステーキング |
---|---|---|
金利 | 0.1%~5% | 4%~15% |
対応銘柄数 | 30銘柄~ | 40銘柄~ |
期間 | ・14日間 ・30日間 ・90日間 ・180日間 ・365日間 | なし(いつでも解約可能) |
手数料 | 無料 | 基本、有料 (取引所による) |
最低数量 | 少量から可能(銘柄による) | 上限なし 下限なし |
分別管理 | 対象外 | 対象 |
どちらも「仮想通貨を保有しながら増やす手段」ではありますが、仕組みもリスクも異なるため、目的に応じて使い分けることが重要です。
ステーキングを比較したい方は別記事をどうぞ。
レンディングの平均金利は?
仮想通貨レンディングの平均金利は、サービスの種類と貸し出す通貨によって大きく異なります。
おおよその目安は以下の通りです。
- 国内取引所(BTC・ETHなど):1〜5%前後
- レンディング特化サービス(USDT・ETHなど):5〜12%前後
- キャンペーン時の一時的な高金利:10〜20%、過去には100%超の例もあり(例:BITPOINT)
ステーブルコイン(USDT・USDC)や特化サービスを使うことで、10%前後の安定した利回りが期待できるケースもあります。
海外取引所のレンディングは使わない方がいいですか?
レンディング目的であれば、海外取引所を無理に使う必要はありません。
その理由は以下の通りです。
- 日本の金融庁に未登録のため、法的な保護が不十分
- 金利が意外と低く、BTCで年利2〜3%程度が一般的
- 出金制限(トラベルルール)や言語の壁がある
国内取引所や特化型サービスでも十分な利率が得られるため、利便性や安全性を重視するなら国内の選択肢で問題ありません。
bitFlyerでレンディングはできますか?
BTCとXRPのレンディングが行えます。
しかし募集は不定期です。
2025年6月現在、bitFlyerではレンディングの新規募集は行われていません。
仮想通貨レンディングは自分の投資スタイルに合わせて選ぼう
仮想通貨レンディングは、選び方を間違えなければリスクを抑えて資産を増やせる選択肢のひとつです。
「どれを選べばいいか迷う…」という方は、まず診断ツールを使ってみてください。
金利や安全性、使いやすさなど、自分にとって最適なサービスがきっと見つかるはずです。