Oliveのクレジットカードとは?還元率8%の条件と4つのモードの違い

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Oliveフレキシブルペイは、クレジットカードなのか銀行のカードなのか、名前だけでは輪郭がつかめません。

正体は、三井住友銀行のOliveアカウントに付く1枚のカードです。支払いモードを切り替えて使う仕組みで、モードごとに使える年齢も還元率も支払い方も違います。

この記事で分かるのは、4つのモードの違い、還元率が8%になる条件、ランクごとの年会費、申し込む前に引っかかる3つの注意点です。

3行要約

①対象のコンビニ・飲食店でスマホのタッチ決済かモバイルオーダーなら8%還元(クレジットモード)
②デビットとポイント払いは0歳から利用可、クレジットモードは満18歳以上(高校生を除く)
③国際ブランドはVisaのみ、クレジット審査に落ちても選んだランクの年会費は発生

年会費永年無料
国際ブランドVisa
ポイント還元率0.5%(条件達成で最大20%※)
発行期間最短70分前後
追加カード家族カード、ETCカード発行可能
電子マネーApplePay、GooglePay
公式サイトhttps://www.smbc.co.jp/kojin/olive-account/flexible-pay/
※ 最大20%は、Oliveフレキシブルペイのクレジットモードで、Vポイントアッププログラムの条件をすべて達成した場合の還元率です。内訳は、通常ポイント0.5%+対象のコンビニ・飲食店でスマホのVisaのタッチ決済・Mastercardタッチ決済またはモバイルオーダーで+7.5%+家族ポイントに5人以上登録(主会員1人+従会員5人以上)で+5%+Vポイントアッププログラム対象サービスをすべて利用で+7%です。家族ポイント+5%には取引条件があります。デビットモードでの利用分は+1%の還元となります。カード現物のタッチ決済、iD、カードの差し込み、磁気取引は対象となりません。複数の条件を達成して合算が20%を超える場合も、景品表示法の定めに基づき、実際にポイントアップされる還元率の上限は20%までとなります。
(2026年8月時点/出典:三井住友カード「Vポイントアッププログラム」

目次

Oliveフレキシブルペイとは

Oliveのクレジットカードとは、三井住友銀行のOliveアカウントに付く1枚のカード「Oliveフレキシブルペイ」の、クレジットモードを指します。

この1枚には、銀行口座のキャッシュカード機能に加えて、デビット・クレジット・ポイント払いの3つの支払い機能が入っています。支払う前にどのモードを使うか選ぶ仕組みになっており、1枚で役割が切り替わります。

つまり単独で申し込めるクレジットカードではありません。三井住友銀行の口座をOliveアカウントに切り替えることが出発点で、カードはそのアカウントに付いてくる存在です。

Oliveアカウントとセットで持つカード

Oliveフレキシブルペイを使うには、Oliveアカウントの申込が必須です。申込対象は日本国内在住の個人で、事業で使う口座では申し込めません。

すでに三井住友銀行の口座を持っているなら、三井住友銀行アプリからOliveアカウントへ切り替える形になります。口座を持っていない場合は、口座開設とカード申込をアプリで同時に進めます。

ATM手数料の優遇や給与受取特典といった銀行口座側の仕組みは、三井住友銀行 オリーブとは(口座側の仕組み)で扱っています。ここではカード側の話に絞ります。

発行会社は三井住友カード株式会社

Oliveフレキシブルペイは、三井住友銀行と三井住友カード株式会社が共同で提供するサービスです。公式は「カード発行会社は三井住友カード(株)です」と明示しています。

提供元はモードによっても分かれます。クレジットモードと追加した支払いモードは三井住友カード株式会社、デビットモードは両社、ポイント払いモードはVポイントPayアプリ上のサービスという整理です。

「三井住友銀行が発行するクレジットカード」という説明は正確ではありません。銀行は募集などの業務を担当し、クレジット機能そのものはカード会社が提供しています。

両面ナンバーレスで国際ブランドはVisa

券面は両面ナンバーレスで、カード番号も口座番号も印字されていません。落としたときに番号を読み取られるリスクを下げる設計です。

発行ブランドはVisaのみで、Mastercardは選べません。三井住友カード(NL)のように2ブランドから選ぶ形にはなっていない点は、申し込む前に確認しておきたいところでしょう。

カード番号と口座番号は、カードと一緒に届く台紙で確認します。台紙は手元で保管し、番号は三井住友銀行アプリやVpassアプリからも呼び出せます。

券面に番号を載せないカードの仕組み全般はマルチナンバーレスカードの仕組みで解説しています。

「5つの機能」と呼ばれる理由

解説記事の多くが「5つの機能が1枚に集約」と書いていますが、公式はその数え方をしていません。公式の表現は「3つの支払いが1枚のカード」です。

これに「さらに、お持ちのVisaカードを支払いモードに追加できるようになり、4つ以上の支払いモード切替えができます。」という案内が続きます。数えているのは支払いの機能だけです。

ここにキャッシュカード機能を足して5と数えているのが媒体側の便宜的な言い方でしょう。実際にカードが届いたときの窓口も1枚で、公式FAQは4つの機能が一体になったカードとして発送は1枚と案内しています。

項目Oliveフレキシブルペイ 一般の内容
発行ブランドVisa
申込対象日本国内在住の個人(事業用の口座は対象外)
年会費永年無料
カードデザイン3種類から選択
券面両面ナンバーレス(カード番号・口座番号の記載なし)
使い方三井住友銀行アプリで支払いモードを設定
ETCカード年会費550円(税込)/初年度無料
家族カード年会費永年無料
Apple Pay / Google Pay / Samsung Pay設定可能

出典:三井住友銀行『Olive 一般|フレキシブルペイの年会費・ポイント還元、特典など』三井住友カード『Oliveフレキシブルペイ』

4つの支払いモードの違い

Oliveフレキシブルペイの中身は、クレジットモード・デビットモード・ポイント払いモード・追加した支払いモードの4つです。使える年齢も支払い方も別物なので、まず一覧で押さえてください。

モード使える年齢支払い方法支払い回数使える金額貯まるポイント
デビットモード0歳〜都度払い(即時払い)1回のみ(リボ・分割などは不可)預金口座の残高および利用枠の範囲内Vポイント
クレジットモード満18歳以上(高校生は除く)
※Olive ゴールド・Olive プラチナプリファード・Olive Infiniteは満20歳以上
後払い1回払い、2回払い、分割払い・リボ払い・ボーナス払い利用枠の範囲内(審査の結果による)Vポイント
ポイント払いモード0歳〜ポイント払い1回のみ(リボ・分割などは不可)ポイント残高および利用枠の範囲内Vポイント
追加した支払いモード満18歳以上(高校生は除く)後払い追加したカードに準ずる追加カードの利用枠の範囲内(審査の結果による)追加したカードに準ずる

注目したいのは年齢の行です。デビットモードとポイント払いモードは0歳から使えます。クレジットカードという言葉から受ける印象と違い、子ども名義でも持てる設計になっています。

アプリでモードを切り替える具体的な画面操作はOliveフレキシブルペイの使い方にまとめました。ここでは各モードの仕様を見ていきます。

クレジットモードの締め日と引き落とし日

クレジットモードは毎月末日締め、翌月10日頃に支払い金額が確定し、翌月26日(土・日・祝日の場合は翌営業日)に指定口座から引き落としという流れです。

締め日までに買い物をしても、店舗から利用データが届く時期によっては支払いが翌月にずれ込む場合があります。実際の支払い月はWEB明細書で確認してください。

支払い回数は1回払い・2回払い・分割払い・リボ払い・ボーナス払いから選べます。4つのモードのうち分割やリボを使えるのはこのモードだけです。

なお、クレジットモードの利用には審査があります。審査に通らなかった場合はクレジットモードの機能がないカードが発行されます。

デビットモードは口座から即時払い

デビットモードは買い物の都度、口座残高から即時に引き落とされます。口座の範囲内でしか使えないので、現金と同じ感覚で残高を管理できるのが特徴です。

支払い回数は1回のみで、リボ払いや分割払いは選べません。使いすぎを避けたい人や、クレジットの審査を通さずに買い物用のカードを持ちたい人に向いた選択肢でしょう。

ガソリンスタンドや一部ホテル、航空会社の機内販売など、デビットモードでは支払えない場面もあります。こうした場所ではクレジットモードが必要になります。

ポイント払いモードはVポイントPayが必要

ポイント払いモードは、貯まったVポイントで支払うモードです。利用にはVポイントPayアプリの登録が要ります。

VポイントをVポイントPayの残高にチャージして使う仕組みで、チャージ元はVポイントに限りません。預金口座やクレジットモードからのチャージも可能です。

貯まったVポイントは、ポイント払いモードで全国のVisa加盟店でのネットショッピングや店頭での買い物に、1ポイント=1円として使えます。

ただし、このモードには制約もあります。プリペイドや電子マネーへのチャージ、換金性の高い商品の購入には使えません。

追加した支払いモードで手持ちのカードを集約

手持ちの三井住友カードや提携カードを支払いモードとして追加すると、Oliveフレキシブルペイ1枚にまとめられます。財布の中のカードを減らせるのが狙いです。

追加には三井住友銀行アプリまたはVpassアプリでの操作が必要で、対象はクレジットモードを利用できる人に限られます。デビットモードだけで使っている場合は追加できません。

追加した支払いモードで払ったときに適用される基本サービスは、追加したカードに準ずる扱いです。ポイントの付与率も引き落とし日も、追加したカード側のルールで動きます。

クレジットモードなしでの発行と後付け

18歳未満(高校生含む)はクレジットモードに申し込めません。この場合はデビットモードとポイント払いモードだけが使えるカードとして発行されます。

重要なのは、あとからクレジットモードを追加できるという点です。対象年齢に達したあと、三井住友銀行アプリからクレジットモードを申し込めます。

高校生でも、満18歳の3月1日以降に手続きを行えばクレジットモードの審査対象になります。先にデビットで持っておき、卒業のタイミングでクレジットを足す導線が用意されているわけです。

満18歳以上の人がOliveアカウントへ切り替える場合は、クレジットモードへの申込が必要になります。ただし必須なのは申込であって、機能を使うことではありません。

公式FAQも「満18歳未満(高校生を含む)の場合を除き、クレジットを申し込まずに、Oliveの申込はできません。」としたうえで、アプリで支払モードをデビットかポイント払いに設定すればクレジット機能を使わずに使えると案内しています。

モードごとに使える取引の違い

還元率よりも先に見ておきたいのが、そもそもそのモードで支払えるかという点でしょう。公式は支払いモードごとに、できる取引とできない取引を整理しています。

取引クレジットデビットポイント払い追加した支払いモード
Visaでの支払い
ガソリンスタンド××
一部ホテル××
航空会社の機内販売×××
プリペイド・電子マネーの購入やチャージ×
換金性の高い商品の購入×
iDでの支払い×××
ETC・PiTaPa×××
海外ATMでの出金×××

クレジットモードは対応範囲がいちばん広く、デビットモードは海外ATMでの出金とiDに強いという住み分けです。ポイント払いモードは使える場面がかなり絞られます。

もうひとつ知っておきたいのが、支払いモードと明細の食い違いでしょう。店舗から取引情報が届くタイミングによっては、設定と違うモードに明細が出る場合があります。

この場合は一時的に2つのモードへ明細が表示され、片方は後日返金されます。公共料金や月会費のような継続的な支払いは、設定に関わらずクレジットモードで処理される点も覚えておいてください。

ボタン 1個

出典:三井住友カード『各支払いモードの特徴』三井住友銀行『【Olive】クレジットを申し込まず、Oliveアカウントの申込はできますか?』

還元率が8%になる条件

Oliveの訴求でいちばん目立つのが8%という数字です。ただしこれは、モードと決済手段の条件をそろえたときだけの還元率になります。

基本のポイント還元率

通常の買い物で貯まるVポイントは、支払い金額の合計200円(税込)ごとに1ポイントです。還元率にすると0.5%ですが、この数字はアカウントランクによって変わります

クレジットモードとデビットモードの場合、Olive 一般とOlive ゴールドが0.5%、Olive プラチナプリファードとOlive Infiniteが1.0%です。ポイント払いモードだけは4ランクとも0.5%で共通しています。

「Oliveの還元率」とひとくくりに語られがちですが、ランクとモードの組み合わせで決まる数字だと押さえてください。

対象のコンビニ・飲食店で+7.5%の上乗せ

対象のコンビニ・飲食店でクレジットモードを使い、スマホのタッチ決済またはモバイルオーダーで支払うと、通常のポイント分0.5%に7.5%が上乗せされます。合計で8%還元です。

公式は対象の飲食店で1食650円のランチを月20日ぶん、スマホのタッチ決済で支払った例を示しています。13,000円の利用で1,040円相当のポイントが戻る計算になります。

対象店舗は、セイコーマート、セブン‐イレブン、ポプラ、ミニストップ、ローソン、マクドナルド、モスバーガー、ケンタッキーフライドチキン、吉野家、フレッシュネスバーガーなどです。

飲食チェーンでは、サイゼリヤ、ガスト、バーミヤン、しゃぶ葉、ジョナサン、夢庵、その他すかいらーくグループ飲食店、ドトールコーヒーショップ、エクセルシオール カフェ、かっぱ寿司なども対象に入ります。

ブランド名の枝葉も対象に含まれています。ポプラでは生活彩家、ローソンではナチュラルローソン・ローソンストア100・ローソンスリーエフ、モスバーガーではモスバーガー&カフェも対象です。

すかいらーくグループでは、ステーキガスト、から好し、むさしの森珈琲、藍屋、グラッチェガーデンズ、魚屋路、chawan、La Ohana、とんから亭、ゆめあん食堂、桃菜、八郎そば、三〇三が対象に含まれます。

逆に、同じグループでも上記に挙がっていないすかいらーくグループ飲食店は対象になりません。行きつけの店が入っているかは、支払う前に確認しておきたいところでしょう。

なお、上位ランクは内訳が違います。Olive プラチナプリファードとOlive Infiniteのクレジットモードは「リワードアップ プラチナプリファード」「リワードアップ Visa Infinite」として、通常ポイント分1%に7%が上乗せされる建て付けです。

カード現物のタッチ決済とiDは対象外

上乗せ分が付くのは、スマホのタッチ決済とモバイルオーダーの2つだけです。カード現物のタッチ決済、iD、カードの差し込み、磁気取引はいずれも対象外になります。

対象外の決済をした場合、その支払いに付くのは通常のポイント分だけです。同じ店で同じ金額を払っても、スマホを出すかカードを出すかで戻るポイントは同じになりません。

スマホのタッチ決済の対象店舗と、モバイルオーダーの対象店舗が同じとは限らない点にも注意してください。商業施設の中にある店舗など、加算の対象にならない店舗もあります。

デビットモードとポイント払いモードの還元率

ここが誤解されやすいところです。デビットモードでは上乗せ幅が変わります。Olive 一般とOlive ゴールドの公式ページにある注記は、デビットモードの場合の還元率は+1%というものです。

上位2ランクは書き方が別です。Olive プラチナプリファードとOlive Infiniteの公式ページは、デビットモードの場合の還元率の上限を2%(通常ポイントを含む)と注記しています。

つまりデビットモードで対象店舗のスマホのタッチ決済を使っても、8%にはなりません。7.5%の上乗せが付くのはクレジットモードでの支払いに限られます。

公式が上乗せの対象として案内しているのは、クレジットモードとデビットモードの2つです。ポイント払いモードと追加した支払いモードについては、この上乗せの案内がありません。

モード通常の買い物対象店でスマホのタッチ決済・モバイルオーダー対象店でカード現物のタッチ決済・iD
クレジットモード0.5%
※Olive プラチナプリファード・Olive Infiniteは1.0%
8%
※上位2ランクは通常分1%+7%
0.5%
デビットモード0.5%
※上位2ランクは1.0%
一般・ゴールドは通常分+1%
※上位2ランクは2%が上限(通常分を含む)
0.5%
ポイント払いモード0.5%(全ランク共通)上乗せの案内なし上乗せの案内なし
追加した支払いモード追加したカードに準ずる追加したカードに準ずる追加したカードに準ずる

Vポイントアッププログラムの上乗せ

Vポイントアッププログラムは、SMBCグループ各社のサービスの利用状況に応じて、対象のコンビニ・飲食店での還元率が上がる仕組みです。条件を積み上げると還元率は最大20%まで届きます

このプログラム単体での上乗せは+7%が上限です。ただし公式は、カード種別や入会時期、取引状況によってはこれを超える場合があると注記しています。

デビットモードでの利用も対象に含まれるため、クレジットモードを使わない人にも無関係ではありません。

Olive側からも上乗せを足せます。毎月の「選べる特典」でVポイントアッププログラムを選ぶと、還元率が1%アップする設計です。

家族ポイントを登録すれば、対象のコンビニ・飲食店でさらに上乗せされます。家族1人の登録につき1%が加算され、上乗せの上限は5%です。

登録できるのは代表者の二親等以内の家族で、9人まで登録できます。ただしOliveフレキシブルペイでは、クレジットモードでの利用だけが家族ポイントの対象になります。

SBI証券のクレカ積立

SBI証券では、Oliveフレキシブルペイでのクレカ積立ができます。毎月100円から積み立てられ、NISA制度にも対応しているのが特徴です。

クレカ積立額に応じてVポイントが付与され、付与率はアカウントランクによって異なります。詳しい条件は公式ページで確認してください。

※特典を受けるには一定の条件がございますので、「三井住友カードつみたて投資」ページをご確認ください。
※カード現物のタッチ決済、iD、カードの差し込み、磁気取引は対象外です。
※商業施設内にある店舗など、一部ポイント加算の対象とならない店舗、および指定の還元率にならない場合があります。
※一定金額(原則1万円)を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿しお支払いいただく場合がございます。
※スマホのタッチ決済の対象店舗とモバイルオーダーの対象店舗は異なる場合がございます。
※上記のポイント還元率は、通常のポイント分を含んだ還元率です。
※ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合がございます。
※記載のスペック情報は2026年9月16日時点の情報です。

出典:三井住友銀行『Olive(オリーブ)のVポイント還元率』三井住友カード『家族ポイント』

付帯保険とカード利用条件

Olive 一般には最高2,000万円の海外旅行傷害保険が付きます。ただし補償額だけを見て決めると、条件を取り違えます。

海外旅行傷害保険は利用付帯

この保険は利用付帯です。公式の注記は「事前に旅費等を『クレジットモード』または『デビットモード』で決済いただく必要があります。」としています。

カードを持っているだけでは補償されません。旅行代金をどのモードで払ったかが、そのまま補償の有無を分ける条件です。

不正利用への補償は別枠で、紛失・盗難の届け出日から60日前までの損害が対象です。ただし本人の故意や過失による被害、暗証番号を使った取引などは補償されない場合があります。

ポイント払いモードは補償の対象外

ここは見落とされやすい仕様です。ポイント払いモードで支払った分は、付帯保険の補償対象にも、カード利用条件の対象にもなりません。

追加した支払いモードも同じ扱いで、代わりに追加したクレジットカードに付帯する保険とカード利用条件が適用されます。どのカードの保険が効くかがモードで入れ替わる仕組みです。

影響するのは保険だけではありません。「カード利用条件」は年間の利用額をカウントする対象を指すため、ランクの年会費が無料になる条件などにも直結します。

実際、Olive ゴールドの年間100万円という条件は、デビットモードとクレジットモードでの利用が集計対象です。ポイント払いで支払った分は積み上がりません。

選べる無料保険で7つのプランから変更

付帯する保険は入会後に変更できます。初期設定は旅行安心プランで、そこから好きな補償プランに切り替える仕組みです。Olive Infiniteだけは旅行安心プランに加えてスマホ安心プランも初期設定で付きます。

選べるのは旅行安心プラン、スマホ安心プラン、弁護士安心プラン、ゴルフ安心プラン、日常生活安心プラン、ケガ安心プラン、持ち物安心プランの7つです。旅行に行かない人はスマホや持ち物の補償へ振り替えられます。

Oliveフレキシブルペイは選べる無料保険の対象カードです。補償内容と保険金額はカードのランクによって異なるので、変更前に公式の一覧で確認してください。

出典:三井住友カード『選べる無料保険』三井住友銀行『Olive ゴールド』

Oliveのアカウントランク4種

Oliveのアカウントランクは、Olive 一般、Olive ゴールド、Olive プラチナプリファード、Olive Infiniteの4つです。申込時にどれを選ぶかで、年会費も還元率も特典の数も変わります。

アカウントランク年会費(税込)クレジットモードの還元率選べる特典の数(申込当月と翌月→以降)
Olive 一般永年無料0.5%2つ→1つ
Olive ゴールド5,500円
※年間100万円以上の利用で翌年以降永年無料
0.5%2つ→1つ
Olive プラチナプリファード33,000円1.0%2つ→2つ
Olive Infinite99,000円1.0%3つ→3つ

選べる特典は、対象のコンビニATM手数料無料、利用特典、Vポイントアッププログラムの上乗せ、給与・年金受取特典から毎月選びます。選べる数は申込当月と翌月だけ多めで、以降は減ります。

年会費の請求タイミングにも癖があります。入会月の翌々月2日(土日の場合は翌営業日)に、デビットモードで口座から引き落としという仕組みです。

支払いモードをデビットモード以外に設定していても、利用制限中でも年会費は引き落とされます。口座の残高を空にしておけば止まる類のものではありません。

ランクごとの損得や、年会費を無料にする条件の詰め方は別記事で扱っています。Oliveのランク別の違いOliveゴールドの年間100万円利用を参照してください。

上位ランクの元が取れるかどうかはOliveプラチナプリファードの損益分岐で計算しています。空港ラウンジの条件はOliveのラウンジ特典にまとめました。

入会時の特典は時期によって入れ替わります。金額や期限はOliveの最新キャンペーンで確認してください。

口座側の基本特典と選べる特典の中身は三井住友銀行 オリーブとは(口座側の仕組み)で詳しく扱っています。

出典:三井住友銀行『Oliveアカウントランク比較表』

三井住友カード(NL)との違い

同じ三井住友カードが発行するナンバーレスのカードとして、三井住友カード(NL)とよく比べられます。違いは大きく3点に集約できます。

項目Oliveフレキシブルペイ 一般三井住友カード(NL)
年会費永年無料永年無料
国際ブランドVisaVisa、Mastercard
対象のコンビニ・飲食店での還元8%7%
引き落とし口座三井住友銀行の口座金融機関を指定
支払い手段クレジット・デビット・ポイント払いを切替クレジットのみ
申込対象日本国内在住の個人満18歳以上(高校生は除く)

還元率の差は上乗せ幅から来ています。対象のコンビニ・飲食店でスマホのタッチ決済またはモバイルオーダーを使ったとき、Oliveのクレジットモードは7.5%、それ以外の対象カードは6.5%の上乗せという設計です。

2つ目の違いは口座です。Oliveは三井住友銀行の口座とセットになるため、引き落とし先を他行に指定できません。給与の振込先を変えたくない人にとっては判断材料になるでしょう。

3つ目は国際ブランドです。OliveはVisaのみで、三井住友カード(NL)はVisaとMastercardから選べます。

すでに三井住友カードを持っている場合、Oliveへの乗り換えという形にはなりません。公式は「三井住友カードがOliveフレキシブルペイに切り替わるものではございません。」として、両方を併用できると案内しています。

つまり切り替えではなく2枚持ちになります。手持ちのクレジットカードからの切替えはできず、追加でのカード発行という扱いです。

どちらを選ぶかの判断はOliveと三井住友カード(NL)はどちらを選ぶかで詳しく比較しています。

出典:三井住友カード『三井住友カード(NL)』三井住友銀行『Oliveに切り替える』

ETCカード・家族カード・追加カード

Oliveフレキシブルペイは入会後にETCカードと家族カードを付けられます。どちらも共通して、クレジットモードが前提になります。

ETCカードは年1回の利用で年会費無料

ETCカードの年会費は550円(税込)ですが、初年度は無料です。1年に1回以上ETC利用の請求があれば、次年度も無料になります。

高速道路をたまにしか使わない場合でも、年1回走れば維持費はかかりません。ETCの支払いはクレジットモードとひも付くため、クレジットモード利用のみが条件です。

ETCの利用額もVポイントの付与対象です。ランクごとの年間利用額の条件を満たすうえでも、この利用分は加算されます。

家族カードはクレジットモード限定

家族カードの年会費は永年無料です。入会後に付帯でき、申し込めるのはクレジットモードを利用できる人に限られます。

注意したいのは、家族カードはクレジットモードのみ利用可能という点でしょう。本会員のようにデビットやポイント払いへ切り替える使い方はできません。

発行枚数や申込手順はOliveの家族カードでまとめています。

Apple Pay・Google Pay・Samsung Pay

Apple Pay、Google Pay、Samsung Payはいずれも設定できます。対象のコンビニ・飲食店での上乗せを受けるには、スマホのタッチ決済が必要なので、この設定が入口になります。

ひとつ条件があります。Samsung Payはクレジットモード専用カード番号でのみ利用できます。デビットモードやポイント払いモードでは設定できません。

iDでの支払いはデビットモードが対象で、Apple PayやGoogle ウォレットに設定して使う形です。ETCとPiTaPaはクレジットモードだけが対応します。

出典:三井住友銀行『OliveフレキシブルペイでETCカードのお申込』

申込条件とカード到着まで

申込はすべて三井住友銀行アプリから行います。店頭や郵送での申込窓口は用意されていません。

申込対象は日本国内在住の個人

申込対象は日本国内在住の個人で、事業で使う口座では申し込めません。年齢の条件はモードごとに違い、クレジットモードだけが満18歳以上(高校生は除く)です。

本人確認書類は、運転免許証(または運転経歴証明書)、マイナンバーカード、パスポートのいずれかです。2020年2月4日以降に申請されたパスポートは使えません

申込には携帯電話番号の登録も必要になります。すでにSMBCデビットを持っている場合は切替となり、手持ちのSMBCデビットは解約扱いです。

キャッシュカード一体型クレジットカードを持っている場合は、先に現在のカードの解約手続きを済ませてからOliveアカウントへ切り替えます。手順は三井住友銀行の口座からOliveへの切替で解説しています。

クレジットモードの審査

クレジットモードの審査は、デビットモードの利用開始と同時に始まります。審査結果はメールで届き、三井住友銀行アプリのログイン後の画面にも出る仕組みです。

審査結果の確認方法を案内する公式FAQは、標準的な審査日数を示していません。代わりに「※ 現在、多数のお申込をいただいているため、審査に1ヵ月程度かかる場合がございます」という現況の注記があります。

これは申込が集中していることを理由にした注記であって、通常の所要日数ではありません。同じFAQは、2週間経過しても審査中と表示される場合は確認事項があって審査が完了していない可能性があるとしています。

審査に通らなかった場合でも、選んだランクの年会費はかかります。ただし、審査の結果に関わらず付帯サービスは使えるという案内もあるので、カードそのものが無駄になるわけではありません。

カードの受け取りは簡易書留

カードは簡易書留で届きます。公式FAQは申込日より約1〜2週間での到着としており、申込の流れのページでは手順2の申込から約1週間後という案内です。

簡易書留は転送されません。引越しなどで住所が変わっている場合は、先に三井住友銀行アプリで住所変更を済ませてください。

カードが届く前でも、デビットモードは初回登録を終えた時点で使えるようになります。初回登録までの目安は約3営業日です。

デビットとクレジットで利用開始が別

申込から使えるようになるまでの道のりは、モードによって分かれます。デビットモードとクレジットモードでは利用開始のタイミングが違うので、順番で押さえてください。

デビットモードは、カード発行通知メールが届いたらアプリにログインし、申込時に登録したSMBC IDで初回登録を行います。支払いモードを選び、モバイル決済を登録すれば設定完了です。

クレジットモードはここから別ルートに入ります。デビットモードの利用開始と同時に審査が始まり、結果がメールで届いたらアプリで契約内容を確認し、支払いモードを選んで設定を終えます。

ポイント払いモードを使う場合は、これとは別にVポイントPayアプリの登録と三井住友銀行アプリとのひも付けが要ります。3つのモードが同時に使えるようになるわけではありません。

出典:三井住友銀行『【Olive】クレジットモードの審査結果の確認方法を知りたい(アプリ・メール)』三井住友カード『Oliveフレキシブルペイが届きません。』『Oliveフレキシブルペイ お申し込みの流れ』

Oliveフレキシブルペイの注意点

仕様を押さえたうえで、申し込む前に引っかかりやすい点を3つだけ挙げておきましょう。

1つ目は国際ブランドです。OliveフレキシブルペイはVisaのみで、Mastercardを選ぶ余地がありません。Visaが使えない加盟店に備えたいなら、別ブランドのカードを併せ持つ形になります。

2つ目は引き落とし口座です。Oliveアカウントは三井住友銀行の口座が前提なので、給与振込先やメインバンクを別の銀行にしている人は、資金の移動が1手間増えます。

3つ目は年会費です。クレジットモードの審査に通らなくても、選んだランクの年会費は発生します。Olive ゴールド以上を選ぶ場合は、この点を織り込んでランクを決めてください。

他行の口座から乗り換えるべきかどうか、デメリットをどう見るかは三井住友銀行 オリーブのデメリットと切り替えの判断で正面から扱っています。

出典:三井住友銀行『【Olive】クレジットモードの審査に通らなかったが、年会費はかかりますか?』

Oliveフレキシブルペイのよくある質問

Oliveと三井住友カードはどう違う?

Oliveフレキシブルペイは三井住友銀行のOliveアカウントに付くカードで、1枚でクレジット・デビット・ポイント払いを切り替えます。三井住友カード(NL)はクレジット専用で、引き落とし口座も自由に選べます。

対象のコンビニ・飲食店での還元率も違い、Oliveのクレジットモードは8%、三井住友カード(NL)は7%です。

カード現物のタッチ決済でも8%になる?

なりません。上乗せの対象はスマホのタッチ決済とモバイルオーダーで、カード現物のタッチ決済、iD、カードの差し込み、磁気取引は対象外です。付くのは通常のポイント分だけになります。

デビットモードでも対象店舗の高還元は受けられる?

上乗せ自体はありますが、幅が違います。Olive 一般とOlive ゴールドはデビットモードの還元率を+1%、Olive プラチナプリファードとOlive Infiniteは2%が上限(通常ポイントを含む)と注記しています。

7.5%の上乗せが付くのは、いずれのランクでもクレジットモードでの支払いに限られます。

クレジットモードは後から追加できる?

できます。クレジットモードの機能がないカードを持っている場合でも、対象年齢に達したあとに三井住友銀行アプリから追加で申し込めます。高校生でも満18歳の3月1日以降なら審査の対象です。

高校生や18歳未満でも作れる?

作れます。18歳未満(高校生含む)はクレジットモードに申し込めませんが、デビットモードとポイント払いモードは0歳から使えます。この2つのモードだけのカードとして発行されます。

支払いモードの切り替えはいつでもできる?

三井住友銀行アプリで設定を変えれば切り替えられます。ただし公共料金や月会費のような継続的な支払いは、設定したモードに関わらずクレジットモードで処理されます。

クレジットモードを使えない場合は、継続的な支払いはデビットモードで処理される仕組みです。

使える金額はどれくらい?

モードによって考え方が違います。デビットモードは預金口座の残高と利用枠の範囲内、クレジットモードは審査の結果で決まる利用枠の範囲内、ポイント払いモードはポイント残高と利用枠の範囲内です。

クレジットモードを使わずに持てる?

持てます。満18歳以上の人がOliveアカウントへ切り替える場合、クレジットモードへの申込そのものは必要になります。

ただし公式は、三井住友銀行アプリで支払モードをデビットモードかポイント払いモードに設定すれば、クレジットカード機能を使わずにOliveアカウントを使えると案内しています。必須なのは申込であって、機能を使うことではありません。

すでに三井住友カードを持っていても作れる?

作れます。ただし手持ちのクレジットカードからの切替えにはならず、追加での発行です。2枚を並行して持つ形になると理解しておいてください。

審査にはどれくらいかかる?

公式FAQは標準的な日数を示していません。申込の集中を理由に審査へ1ヵ月程度かかる場合があるという注記があり、2週間経過しても審査中の表示が続く場合は確認事項があるとしています。

ETCカードと家族カードは発行できる?

どちらも入会後に付帯できます。ETCカードは年会費550円(税込)で初年度無料、家族カードは年会費永年無料です。いずれもクレジットモードが使えることが条件になります。

出典:三井住友銀行『Olive 一般|フレキシブルペイの年会費・ポイント還元、特典など』三井住友カード『各支払いモードの特徴』

まとめ

Oliveのクレジットカードとは、三井住友銀行のOliveアカウントに付くOliveフレキシブルペイの、クレジットモードを指します。1枚でデビット・クレジット・ポイント払いを切り替えて使うカードです。

還元率の8%は条件付きの数字でした。クレジットモードで、対象のコンビニ・飲食店で、スマホのタッチ決済かモバイルオーダーで支払うという3条件がそろったときに届きます。

デビットモードとポイント払いモードは0歳から使え、クレジットモードだけが満18歳以上(高校生は除く)です。クレジットは後から追加もできるので、先に持っておく選び方も成り立ちます。

判断の分かれ目は、国際ブランドがVisaのみであること、引き落とし口座が三井住友銀行に固定されること、審査に通らなくても年会費が発生することの3点でしょう。ランクを決める前にここを確認してください。

付帯保険とカード利用条件の扱いも、モードで入れ替わります。海外旅行傷害保険は利用付帯で、旅費をクレジットモードかデビットモードで払っておく必要がある点は見落とさないでください。

Oliveフレキシブルペイは、支払い方を自分で選び直せる1枚です。どのモードで何を払うかを決めてから申し込むと、還元率も補償も想定どおりに働きます。

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