個人向け国債の金利は今後上がる?|推移と5年・10年の金利の決まり方

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個人向け国債の利率は、財務省が毎月、基準金利に決まった算式を当てて決めます。今後上がるかどうかは、基準金利になる国債の市場金利しだいです。

2026年10月募集分は変動10年2.05%・固定5年2.39%・固定3年2.07%で、2024年1月募集分の変動10年0.40%から上がっています。11月募集分の利率は11月6日に発表される予定です。

2024年からの毎月の推移表、算式で利率を確かめる手順、12月募集分からの名称変更まで確認できます。

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3行要約

①個人向け国債の利率は予想でなく財務省の算式で毎月決定
②変動10年は基準金利×0.66、固定5年は−0.05%、固定3年は−0.03%
③11月募集分の利率は11月6日発表、12月募集分から名称が個人向け国債プラス

個人向け国債の金利は今後上がる?

個人向け国債の利率は、財務省が毎月、市場の金利をもとにした「基準金利」に決まった算式を当てて決めます。今後上がるかどうかは、基準金利になる国債の市場金利の動きしだいです。

市場金利の先行きを確定させる公的な情報はありません。そこで本記事は予想を書かず、利率の決まり方、これまでの推移、利率が動くタイミングという3つの事実で答えます。

これまでの動きでは、変動10年の初回利率が2024年1月募集分の0.40%から2026年10月募集分の2.05%へ上がりました。同じ期間に固定5年は0.18%から2.39%へ、固定3年は0.05%から2.07%へ上がっています。

商品直近の確定値(10月募集分・税引前)算式利率が変わるタイミング次の発表日
変動10年2.05%(第199回)基準金利×0.66(下限0.05%)購入後も半年ごとに見直し2026年11月6日
固定5年2.39%(第187回)基準金利−0.05%(下限0.05%)募集月ごとに決まり満期まで同じ2026年11月6日
固定3年2.07%(第197回)基準金利−0.03%(下限0.05%)募集月ごとに決まり満期まで同じ2026年11月6日

どの商品も、来月の利率は毎月の発表日に財務省の発行条件で確定します。発表日の決まり方は次の章で、算式の中身は「個人向け国債の金利の決まり方」で説明します。

出典:財務省『現在募集中の個人向け国債・新窓販国債』、『個人向け国債の金利についてのよくある質問』

最新の個人向け国債の金利

2026年11月4日時点で利率が確定している最新の募集回は、10月募集分です。11月募集分は回号と募集期間だけが決まっており、利率は発表待ちとなっています。

11月募集分の利率と発表日

11月募集分(変動10年は第200回、固定5年は第188回、固定3年は第198回)の利率は、財務省が2026年11月6日に発表する予定です。募集期間は11月9日(月)〜11月30日(月)、発行日は12月15日となっています。

確定している直近の値は10月募集分で、募集期間は10月8日〜30日、発行日は11月16日でした。カッコ内は20.315%の税金を差し引いた税引後の利率です。

募集月変動10年固定5年固定3年募集期間発行日
2026年10月第199回 2.05%(1.6335425%)第187回 2.39%(1.9044715%)第197回 2.07%(1.6494795%)10月8日〜30日11月16日
2026年11月第200回 11月6日発表予定第188回 11月6日発表予定第198回 11月6日発表予定11月9日〜30日12月15日

利率は毎月、募集開始日の前営業日から財務省のホームページで公表されます。「5年の金利予想 ◯月」のように月名で探している場合も、答えが出るのはこの発表日です。

この先の発表予定は、12月募集分が12月4日、2027年1月募集分が1月6日です。発表前の数字は財務省の発行条件に載りませんので、発表日以降に確認してください。

出典:財務省『変動10年(第200回)の発行条件』、『個人向け国債の金利についてのよくある質問』

12月募集分から個人向け国債プラスに名称変更

12月募集分(変動10年は第201回、固定5年は第189回、固定3年は第199回)から、販売対象が一部の法人等にも広がり、商品名が「個人向け国債プラス」に変わります。募集期間は12月7日(月)〜12月30日(水)、発行日は2027年1月15日です。

12月募集分の発行条件でも、算式は「基準金利×0.66」「基準金利-0.05%」「基準金利-0.03%」で、下限は0.05%のままです。新たに、法人が受け取る利子は15.315%分の税金が差し引かれるという注記が付いています。

金利設定方法について、財務省は「現在のところ、具体的な見直しの予定はありません」としています。

出典:財務省『変動10年の発行条件』、『固定5年(第189回)の発行条件』

個人向け国債の金利推移

財務省の各回号の発行条件から、募集月ごとの利率(税引前)を一覧にしました。変動10年は購入後に利率が変わる商品なので、表の値は募集時点の初回の利率です。

2024年以降の金利推移一覧

出典:財務省 各回号の発行条件(2026年11月4日取得)

募集月変動10年(初回)固定5年固定3年
2024年1月0.40%0.18%0.05%
2024年2月0.49%0.25%0.05%
2024年3月0.47%0.33%0.16%
2024年4月0.50%0.36%0.18%
2024年5月0.57%0.45%0.29%
2024年6月0.69%0.59%0.40%
2024年7月0.72%0.61%0.38%
2024年8月0.61%0.39%0.28%
2024年9月0.61%0.51%0.38%
2024年10月0.57%0.46%0.34%
2024年11月0.65%0.60%0.49%
2024年12月0.71%0.71%0.60%
2025年1月0.75%0.77%0.62%
2025年2月0.83%0.89%0.74%
2025年3月0.92%1.03%0.87%
2025年4月0.93%0.95%0.78%
2025年5月0.84%0.83%0.66%
2025年6月1.00%1.00%0.79%
2025年7月0.96%0.96%0.76%
2025年8月0.97%0.97%0.79%
2025年9月1.06%1.12%0.93%
2025年10月1.08%1.22%1.01%
2025年11月1.10%1.19%0.99%
2025年12月1.23%1.35%1.10%
2026年1月1.39%1.59%1.30%
2026年2月1.48%1.66%1.39%
2026年3月1.40%1.58%1.34%
2026年4月1.55%1.79%1.51%
2026年5月1.67%1.89%1.57%
2026年6月1.74%1.86%1.51%
2026年7月1.80%1.95%1.56%
2026年8月1.87%2.06%1.71%
2026年9月1.95%2.24%1.96%
2026年10月2.05%2.39%2.07%
2026年11月11月6日発表予定11月6日発表予定11月6日発表予定

3商品とも2024年1月より上がっていますが、毎月上がり続けたわけではありません。固定5年は2024年8月募集分が0.39%で前月の0.61%を下回り、2025年5月募集分も0.83%で前月の0.95%を下回りました。

変動10年も2026年3月募集分は1.40%で、前月の1.48%より低い値です。2026年に入ってからは、変動10年が1月の1.39%から10月の2.05%へ、固定5年が1.59%から2.39%へ上がっています。

利率を動かした基準金利がどんな金利なのかは、後半の「今後の金利を左右する事実」で扱います。

出典:財務省『固定5年の発行条件』、『固定3年の発行条件』

2016〜2023年の金利推移

2016〜2023年は、各年の1月募集分を抜き出しました。2017〜2021年の5年間は、3商品そろって下限の0.05%です。

募集月変動10年(初回)固定5年固定3年
2016年1月0.17%0.05%0.05%
2017年1月0.05%0.05%0.05%
2018年1月0.05%0.05%0.05%
2019年1月0.05%0.05%0.05%
2020年1月0.05%0.05%0.05%
2021年1月0.05%0.05%0.05%
2022年1月0.07%0.05%0.05%
2023年1月0.33%0.18%0.05%

この期間は、基準金利そのものがマイナスの月もありました。例えば2017年1月募集分の固定3年は基準金利が−0.16%で、算式の答えが0.05%を下回るため、下限の0.05%が適用されています。

出典:財務省『固定3年(第80回)の発行条件』、『固定5年の発行条件(過去の償還済み銘柄)』

購入後に見直された適用利率の推移

変動10年は、購入した後も半年ごとに適用利率が見直されます。2024年1月募集分(第166回)を持ち続けた場合の、利子計算期間ごとの利率は次のとおりです。

利子計算期間基準金利適用利率(税引前)適用利率(税引後)
2024年2月16日〜2024年8月15日0.60%0.40%0.3187400%
2024年8月16日〜2025年2月15日1.09%0.72%0.5737320%
2025年2月16日〜2025年8月15日1.14%0.75%0.5976375%
2025年8月16日〜2026年2月15日1.45%0.96%0.7649760%
2026年2月16日〜2026年8月15日2.10%1.39%1.1076215%
2026年8月16日〜2027年2月15日2.73%1.80%1.4343300%

初回0.40%だった適用利率は、2026年8月16日からの期間で1.80%になりました。同じ回号を持ち続けただけで、適用利率は4.5倍になった計算です。

この見直しは下がる方向にも働きます。基準金利が下がれば次の期間の利率も下がり、下げ止まるのは0.05%です。

出典:財務省『変動10年(第166回)の発行条件』

個人向け国債の金利の決まり方

3商品とも「基準金利」に商品ごとの算式を当てて利率を出します。違いは、基準金利に何の金利を使うかと、購入後に利率が変わるかどうかの2点です。

3商品の算式と下限0.05%

商品算式下限購入後の利率基準金利が決まる時期
変動10年基準金利×0.66(小数点以下第3位を四捨五入、0.01%刻み)0.05%半年ごとに見直し利子計算期間の開始日の前月まで(第200回は毎年5月及び11月)
固定5年基準金利−0.05%(0.01%刻み)0.05%満期まで同じ募集期間開始日の2営業日前
固定3年基準金利−0.03%(0.01%刻み)0.05%満期まで同じ募集期間開始日の2営業日前

下限の0.05%は3商品共通で、すべての銘柄について金利に上限はありません。0.66を掛ける理由について財務省は、10年固定利付国債を10年間保有した場合の金利収入とのバランスや、中途換金などの商品性を勘案した結果と説明しています。

出典:財務省『個人向け国債の金利についてのよくある質問』、『変動10年(第200回)の発行条件』

10年国債の入札から決まる基準金利

変動10年の基準金利は、10年固定利付国債の入札の平均落札価格をもとに計算した複利利回りです。使う入札は、利子計算期間の開始日の前月までに行われた最後の入札で、初回の利子は募集期間開始日までの最後の入札になります。

10月募集分(第199回)の基準金利は3.10%でした。3.10%×0.66=2.046%を、小数点以下第3位で四捨五入した2.05%が初回の適用利率です。

出典:財務省『個人向け国債の金利についてのよくある質問』、『変動10年(第199回)の発行条件』

固定5年・固定3年の基準金利

固定5年と固定3年の基準金利は、募集期間開始日の2営業日前(10年固定利付国債入札日)に、市場実勢利回りをもとに計算した期間5年・3年の固定利付国債の想定利回りです。

10月募集分の基準金利は、固定5年が2.44%、固定3年が2.10%でした。想定利回りは財務省が計算する値で、同じ値を読者が正確に再現する計算手順は財務省のQ&Aには示されていません。

出典:財務省『個人向け国債の金利についてのよくある質問』、『固定5年(第187回)の発行条件』

利率が決まる日と適用される期間

固定5年と固定3年は、募集月ごとに利率が発表され、買った回号の利率が満期まで変わりません。変動10年は、初回の利率が募集月ごとに決まり、その後は半年ごとの利子計算期間ごとに見直されます。

利払日は、原則として毎年の発行月と、その半年後の15日です。例えば10月募集分は発行日が11月16日で、利払日は毎年5月15日及び11月15日となります。

出典:財務省『個人向け国債の金利についてのよくある質問』、『現在募集中の個人向け国債・新窓販国債』

今月の金利を自分で確かめる手順

発表日を待たずに、算式と財務省の公表データでおおよその水準を確かめる手順です。出てくる数字は目安で、確定値は発表日に財務省が公表する値になります。

  1. 財務省の発行条件ページで、募集期間開始日を確認する
  2. 財務省「国債金利情報」で、開始日の2営業日前の3年・5年・10年の金利を見る
  3. 固定5年は5年の金利から0.05%、固定3年は3年の金利から0.03%を引く
  4. 変動10年は10年の金利に0.66を掛け、小数点以下第3位で四捨五入する
  5. 答えが0.05%未満なら0.05%に置き換え、発表日に確定値と照らし合わせる

出典:財務省『国債金利情報』

10月募集分での計算例

10月募集分の募集期間開始日は10月8日で、2営業日前は10月6日です。この日の国債金利情報は、3年が2.077%、5年が2.418%、10年が3.103%でした。

商品10月6日の国債金利情報算式を当てた値財務省の基準金利確定した利率
固定5年5年 2.418%2.368%2.44%2.39%
固定3年3年 2.077%2.047%2.10%2.07%
変動10年10年 3.103%2.04798%→2.05%3.10%2.05%

変動10年は確定値と同じ2.05%になり、固定5年と固定3年は確定値より0.02%低い値になりました。固定の基準金利は国債金利情報の金利そのものではなく、財務省が計算する想定利回りであるため、この例のように差が出ます。

出典:財務省『過去の金利情報』、『固定3年(第197回)の発行条件』

この手順で分からないこと

この手順で来月の利率が分かるわけではありません。固定5年・固定3年の基準金利は財務省の計算値で、国債金利情報と一致するとは限らないためです。

変動10年の基準金利も、入札の平均落札価格から計算するので、入札が終わるまでは確定しません。手順は、発表前に水準のめどを付けるための確認にとどめてください。

参考までに、11月2日の国債金利情報は3年が1.982%、5年が2.243%、10年が2.817%です。11月募集分の基準日は、募集期間開始日11月9日の2営業日前にあたる11月5日になります。

出典:財務省『国債金利情報(令和8年11月)』、『個人向け国債の金利についてのよくある質問』

今後の金利を左右する事実

個人向け国債の利率を動かすのは基準金利で、基準金利は国債の市場での利回りから決まります。ここでは、その利回りに関わる公表済みの事実と日程だけを並べます。

日銀の政策金利と決定会合の日程

日本銀行は2026年9月18日の金融政策決定会合で、無担保コールレート(オーバーナイト物)を1.25%程度で推移するよう促すと決めました。7月31日の会合で決めた1.0%程度からの引き上げです。

10月30日の会合では、1.25%程度のまま据え置いています。9月の公表文で日銀は、情勢に応じて「引き続き政策金利を引き上げ」ていく考えを示しました。

利上げが預金やローンに与える影響は、金利が上がるとどうなるかの解説記事で扱っています。

出典:日本銀行『金融市場調節方針の変更について(2026年9月18日)』、『当面の金融政策運営について(2026年10月30日)』

日銀の次回の決定会合

日銀の次回の金融政策決定会合は2026年12月17日・18日で、その次は2027年1月21日・22日の予定です。会合の結果は、その後の国債の利回りを通じて基準金利に関わります。

出典:日本銀行『金融政策決定会合の運営』

政策金利と基準金利の違い

日銀が決めた1.25%程度は、無担保コールレート(オーバーナイト物)という短期の金利の水準です。個人向け国債の基準金利は、この政策金利そのものではありません。

変動10年は10年固定利付国債の入札結果、固定5年・固定3年は市場実勢利回りをもとにした想定利回りが基準金利です。国債金利情報の10年の金利は10月6日の3.103%から11月2日の2.817%へ動き、同じ期間に日銀の政策金利は1.25%程度のままでした。

出典:財務省『個人向け国債の金利についてのよくある質問』、『国債金利情報』

新しい利率が出るタイミング

固定5年と固定3年の新しい利率が出るのは、毎月の募集回ごとです。変動10年は、保有中の分も半年ごとに見直されます。どの商品も、来月の利率は毎月の発表日まで確定しません。

基準金利が動いたときの利率の変わり方

次の表は、各商品の基準金利がこの値だった場合に算式を当てた計算表で、将来の基準金利を示すものではありません。

基準金利変動10年(×0.66)固定5年(−0.05%)固定3年(−0.03%)
1.0%0.66%0.95%0.97%
1.5%0.99%1.45%1.47%
2.0%1.32%1.95%1.97%
2.5%1.65%2.45%2.47%
3.0%1.98%2.95%2.97%
3.5%2.31%3.45%3.47%

基準金利が0.5%動くと、固定5年と固定3年の利率は0.5%、変動10年は0.33%動きます。「どこまで上がるか」は基準金利しだいで、算式に上限はありません。

定期預金の金利の見通しは、定期預金金利の今後の見通しで扱っています。

金利上昇時の3商品の利率の動き

市場の金利が上がったときに保有分の利率がどう動くかは、変動と固定で分かれます。

保有中も半年ごとに見直される変動金利

変動10年は、基準金利が上がれば次の利子計算期間から適用利率が上がります。基準金利が下がれば利率も下がり、0.05%で下げ止まります。実際の動きは「購入後に見直された適用利率の推移」の表のとおりです。

固定5年・固定3年は買った月の利率のまま

固定5年と固定3年は、購入後に新しい募集回の利率が上がっても、保有分の利率は変わりません。例えば2024年1月募集の固定5年(0.18%)は、2026年10月募集分が2.39%になっても0.18%のままです。

途中で換金して買い直すときの条件とコストは、個人向け国債のデメリットの解説記事で扱っています。

新窓販国債の利率との違い

新窓販国債は、5万円から5万円単位、満期10年・5年・2年の固定金利型で、市場でいつでも売却でき売却損益が出る別の商品です。仕組みと買い方は新窓販国債の解説記事で扱っています。

出典:財務省『新窓販国債』

個人向け国債の金利のよくある質問

個人向け国債の金利は今後どこまで上がる?

将来の水準を確定させる公的な情報はありません。算式上は、変動10年が基準金利の0.66倍、固定5年・固定3年が基準金利から0.05%・0.03%を引いた値で、金利に上限はありません。基準金利ごとの値は「基準金利が動いたときの利率の変わり方」の表で確認できます。

過去の個人向け国債の金利で高かった時期は?

財務省の変動10年の適用利率の一覧(2003年7月以降の利子計算期間)には、10月募集分の2.05%を上回る適用利率はありません。2016〜2023年の1月募集分は、3商品とも0.05%前後の年が中心でした。

出典:財務省『変動10年の発行条件』

個人向け国債の金利はいつ発表される?

利率は、募集開始日の前営業日から財務省のホームページで公表されます。11月募集分は11月6日、12月募集分は12月4日、2027年1月募集分は1月6日に発表する予定です。

個人向け国債を1,000万円買うと利子はいくら?

10月募集分の利率で額面1,000万円を買った場合の利子は、次のとおりです。2回目以後の利子は「額面金額×適用利率/100×1/2」で計算され、受取時に20.315%の税金が差し引かれます。

商品(利率)半年分(税引前)1年分(税引前)1年分(税引後)満期までの合計(税引前/税引後)
変動10年(2.05%)102,500円205,000円約163,354円利率が半年ごとに変わるため確定しない
固定5年(2.39%)119,500円239,000円約190,447円1,195,000円/約952,236円
固定3年(2.07%)103,500円207,000円約164,948円621,000円/約494,844円

初回の利子は、発行日から初回利払日までの期間に応じた別の式で計算されるため、表の合計は目安です。

出典:財務省『個人向け国債の金利についてのよくある質問』

金利が下がったら個人向け国債は損する?

金利が下がると、変動10年は次の期間の利率が下がり、固定5年・固定3年は買ったときの利率のままです。どちらも利率の下限は0.05%です。換金時の扱いと元本の仕組みは、個人向け国債のデメリットの解説記事で扱っています。

まとめ

個人向け国債の利率は、財務省が基準金利に算式を当てて毎月決める仕組みです。今後の動きは基準金利しだいで、予想ではなく発表日の確定値で確かめられます。11月募集分の発表日は11月6日です。

2026年10月募集分は、変動10年2.05%・固定5年2.39%・固定3年2.07%でした。12月募集分からは、商品名が「個人向け国債プラス」に変わります。

11月6日に決まる利率で12月15日発行の回を受け取るには、11月30日までの申込が必要です。口座開設には数日かかる場合があるため、ネットで申し込むならSBI証券、マネックス証券、三菱UFJ eスマート証券の口座を募集期間に間に合うよう先に用意してください。

窓口ごとのキャンペーンの違いは、個人向け国債はどこで買うのが得かの比較記事で確認できます。

出典:財務省『個人向け国債』、『取扱金融機関一覧』

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