【初心者向け】暗号資産(仮想通貨)の始め方と買い方を紹介|注意点・おすすめ取引所まで徹底解説
私もこうでした。興味はあるけど、「暗号資産」について分からないことが多すぎて手が出せずにいました。確かに難しい概念や考え方も多いです。しかしすべてを理解せずとも、必要なことだけに絞って学んでいけば、しっかりと暗号資産取引ができるようになります。
これから暗号資産投資を始めようとしている方は、この記事を読み終わるころにはもう始めることができます。なので頑張って進めていきましょう!
暗号資産(仮想通貨)とは?基礎からざっくり理解しよう
※「仮想通貨」という名称は金融庁により、2020年5月1日から「暗号資産」に変更になっています。当サイトでは資金決済法に則り「暗号資産」と表記しますが、同じものを指しています。
今回は暗号資産とは何か、投資を始めるための準備、どのように取引をするのか、など基本的な事項を総合的に解説していきます。
そもそも暗号資産(仮想通貨)とは?

2025年6月13日時点では、資金決済法において図書カードやクオカードなどと同じく「決済手段」と位置付けられています。しかし暗号資産取引においてトラブルが多いことから、金融商品(投資対象)とするか否かの議論が行われています。
日経新聞により、「金融庁は2026年に暗号資産を金融商品とする」旨の法改正を検討していることが報じられていますが、詳細は不明です。考察となりますが、より安全性は守られるようになる一方で、規制が増えることを予想しています。
日経新聞『金融庁、仮想通貨にインサイダー規制 金商法改正へ』
株式と似たような性質を持ちますが、株券では決済(買い物)はできません。一方の暗号資産は法的には決済手段として認められているものの、実際の店舗やサービスで利用できるケースは限定的であり、主に「投資・資産」として保有・取引されている側面が強いです。
日本円への換金は多くの取引所で可能であり、現実的には「資産」としての側面が強いのが現状です。
ブロックチェーンの仕組み
暗号資産はブロックチェーンと呼ばれる技術を使ったデジタル上の資産です。ブロックチェーン技術により、あらゆる売買取引が誰からでも視認できる設計になっているため、偽造が非常に難しい仕様になっています。ただし、閲覧制限が存在するチェーンも例外的に存在します。
また、それぞれのコインは異なるブロックチェーン上に存在しています。たとえばビットコイン(BTC)はビットコインチェーン上に、イーサリアム(ETH)はイーサリアムチェーン上に存在しています。
また、1つのチェーン上に他のコイン(トークン)を作ることもできるので、イメージとしては太陽系システムと似た構成になっています。
一つのチェーン上にメインとなるコイン(ビットコインなど)があり、その周りに第三者が開発した別のコイン(トークン)が存在しています。さらにチェーンも無数に存在するので、非常に難解な構造になっています。
私は「ブロックチェーン同士の関係性は太陽系に似ている」と言われて、一番しっくり来たんですが、いかがですか?
それぞれ別の巨大なグループに属しているんだと分かれば問題ありません。
暗号資産(仮想通貨)と法定通貨の違い
暗号資産と法定通貨(円やドルなど)の違いは、どちらも「お金」として使われることがありますが、その仕組みや価値の裏付けには大きな違いがあります。
法定通貨とは、国や政府が発行・管理する通貨のことです。日本円(JPY)やアメリカドル(USD)、ユーロ(EUR)などが代表的な例です。
- 政府の信用が価値の裏付け
- 中央銀行が発行し、流通量をコントロール
- 現金や銀行預金として使える
- 強制通用力がある(=税金や支払いに使えることが法律で保証されている)
それに対して暗号資産とは、ブロックチェーンという技術を使ってインターネット上でやり取りされるデジタル通貨です。代表的なものにビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)などがあります。
- 国家の管理を受けず、分散型で運用
- 供給量があらかじめ決まっているものが多い
- 送金や取引において中継機関が不要(=個人間でもやり取りできる)
- 法定通貨のような強制通用力はないが、広範囲で使える可能性がある
「コイン」と名がつくため「お金」と混同しそうになりますが、あくまでも暗号資産はお金ではなく投資対象です。そのため、お金との違いも抑えておいてください。
暗号資産(仮想通貨)を始める前に準備する3つのもの

そして暗号資産取引を始めるために必要なものは、以下の3つです。
- 取引所の口座
- 本確認書類(マイナンバーか運転免許証)と銀行口座
- 仮想通貨ウォレット
上記の3つに加えて、正しい金融知識と行動力があれば、明日からでも取引を始めることができます。(今日アカウントを作って、承認までに若干時間がかかるため)
なので順番に説明していきます。
暗号資産(仮想通貨)取引所の口座

暗号資産を取引するためには、当然ながら暗号資産を購入する必要があります。そして暗号資産を購入できる取引所に登録して自分の口座を持つ必要があります。
具体的に、ビットコインを購入する場合のフローチャートは以下のようになります。
- 暗号資産取引所(SBI VCトレードなど)の口座を開設
- 口座に日本円を入金
- 入金額でビットコインを購入
という流れになります。取引所には「国内取引所」と「海外取引所」の区別がありますが詳細は後述しますが、比較的安全な国内取引所から開設することをお勧めします。
国内取引所は改正資金決済法により、ユーザー資産と事業者資産の分別管理が義務付けられており、資産の流用防止が図られています。ただし、ハッキング時に全額が戻る保証はありません。
その一方で、国内取引所では取り扱いコインが少ないこともあり、海外取引所の方が圧倒的にコイン数が多かったり、トランプコインのような新しいコインが上場していたり、メリットが多いこともまた事実です。
まずは国内取引所でトレードに慣れて、そのあとに海外取引所の使用に慣れていくことをお勧めします。
本人確認書類と銀行口座

そして3つ目に、本人確認書類と銀行口座が必要になります。
取引所に口座を開設する際にKYC(Know Your Customer)と呼ばれる本人確認が必要になります。この時にマイナンバーか運転免許証、パスポート、在留カードなどが求められます。必要な書類は取引所により異なる場合があるので、複数用意しておくとよいでしょう。
また、銀行口座は取引所に入金する際に必要になります。
- まず取引所の口座に日本円を入金(銀行振込のみ、セキュリティの観点からクレジットカードは使用不可)
- 入金した金額で暗号資産を購入
暗号資産を持っていない場合であれば、上記の手順を踏む必要があります。そのため、取引所アカウントの開設は必須です。超初心者~初心者の方はSBI VCトレードがおすすめです。
実は私も最初にSBI VCトレードを開設し、その後バイナンスジャパンでも口座を開設して現在に至ります。
上場企業のSBIグループが運営しているという安心感でSBI VCトレードがいいかなあというその程度の理由だったんですが、実際使ってみるとかなり使いやすいです笑
まだ口座を持っていない方にはおすすめです。
ウォレット(保管方法を理解しておく)
そして3つ目に、仮想通貨を保管しておくウォレットのアカウントも必要になる場合があります。ウォレットは自分専用の財布のようなもので、取引所の口座とは別に仮想通貨を管理するツールです。
先ほどのSBI VCトレードのような国内取引所で口座を開設して、そこで取り扱いのあるコインのみを取引する際にはウォレットは不要です。しかし、暗号資産の中には国内取引所に上場(購入可能になること)しておらず、購入できないものもあり、それらを購入する際にはウォレットが必要になる場合があります。
私は以前Solaxy(SOLX)というコインを購入しましたが、当時SOLXは未上場だったため、取引所からは購入できず、メタマスクというウォレット経由で購入しました。
取引所で購入できるコインとそうではないコインがあるので、ウォレットが必要になるタイミングもあるかと思います。その時に備えて、今のうちにメタマスクを作っておいて損はないです。
Solaxy(SOLX)は買うべき?将来性・懸念点・買い方を徹底解説
他にも以下の場合はウォレットが必要になります。
- 海外の仮想通貨取引所に送金・受け取り
- DeFi(分散型金融)サービスを利用
- エアドロップやトークンの先行参加(IDO・ICO・IEO)
- 複数チェーン(Ethereum、Polygonなど)の使い分け
- 自分の資産を取引所に預けずに管理
- NFTを売買・保管したい
- Web3ゲームで仮想通貨やNFTを使う
- セキュリティや匿名性を高めたい
すべて理解する必要はありませんが、ウォレットが必要になるタイミングもあるとご理解いただければ十分です。ちなみにソラクシーはICOだったので、参加するためにウォレットが必要だったというわけです。
初心者におすすめの暗号資産(仮想通貨)取引所2選
基本的にはSBI VCトレードをメインに、慣れてきたらGMOコインも開設してみてください。
SBI VCトレード(操作しやすく初心者向け)

まだ口座を持っていない方でも迷わず使える画面設計。SBI証券と同じグループなので日本円の入出金もスムーズ&安心です。まずは「1,000円だけ」からビットコインを買って、取引の流れを体験してみましょう。
- 銀行品質のサポート:SBI グループの国内大手金融インフラで、口座開設〜入出金がストレスなし。
- 分かりやすいアプリ UI:買う・売るボタンが大きく、チャートもシンプル。超初心者が迷子にならない設計。
- 主要手数料ほぼゼロ:日本円入出金・口座維持料無料。取引所(VCTRADE Pro)のメイカー手数料は −0.01 %(キャッシュバック)で実質プラス。
- 初めての 1 社に最適:まずは「銀行感覚」の安心環境で仮想通貨を触り、値動きに慣れるところからスタートできます。
GMOコイン(国内トップクラスの銘柄数×ほぼ全手数料ゼロ)

「どの銘柄を買えばいいか分からない…」という超初心者でも、ビットコインはもちろん話題のアルトコイン(ビットコイン以外のコイン)までワンストップで購入可能。しかも日本円の入金・出金、送金手数料まで無料だから、まずは少額でいろいろ試したい人にピッタリです。
- 銘柄数が国内屈指:定番 BTC・ETH から話題のミーム系まで幅広くカバー。1 口座で「銘柄分散」を実現。
- 手数料フリーの安心感:日本円入出金、暗号資産の送付・受取、取引手数料(販売所スプレッド除く)が無料。
- “2 口座目” に最適:SBI VC で取引体験 → 銘柄を増やしたい段階で GMO コインを追加すれば、迷わず市場を広げられる。
\ハッキング被害ゼロで信頼性が高い取引所/
たくさんの取引所があって、どこにすればいいか決められずお困りのことと思います。
であれば、SBIグループが運営するSBI VCトレードがおすすめです。口座開設までなら無料なので、口座を開設してみて実際の画面に慣れてください。
暗号資産(仮想通貨)投資のメリット・デメリット
そして暗号資産取引はあくまでも「投資」であり、確実に利益が出るものではありません。大きな利益が出る可能性もあれば、逆もまた然り。やり方を誤れば大きな損失が出る可能性もあるので、いい面と悪い面を両方知っておいてください。
メリット
まずメリットとしては、株式投資と違って24時間いつでも取引が可能というところです。株式市場は午前9時から11時半まで、そして午後12時半から15時半までしか取引ができないのに対し、暗号資産はいつでも取引ができます。
また、数百円単位で購入が可能なので、資金が少ない状況からも投資が可能です。biflyerは1円単位で購入金額を設定できることを売りにしています。0.0000001BTC(1.49円)のような買い方もできるので、余剰資金によって異なる金額を投資することも可能です。
さらに、金融庁も金融商品として位置づけを固めており、TripleA社の統計によると、2024年の時点で、5億6200万人が仮想通貨を保有しているとのデータもあります。2023年に比べて約27%上昇していることから、盛り上がりの加速度が尋常ではありません。
人が増えれば、その分取引も加速していきます。つまり価値変動が起きやすく、ハイリスクハイリターンの風潮が強まることを意味します。必ずしもいいことばかりではありませんが、市場は活発に動いています。
デメリット
それとは逆に、デメリットといえることもあります。
価格変動(ボラティリティ)が非常に激しいことが第一に挙げられます。ビットコインのチャートを見ていただければわかる通り、価値の増減が非常に顕著です。
つい先月5月22日に1BTC=1,600万を超えたと思ったら、今日6月13日16時前には1,500万円を割り、14,978,255.77円となっています。(3週間で約7%の下降)
また、新しいコインやトークンが日々増えていることもあり、詐欺まがいの勧誘が多く、そもそも開発側による計画的な詐欺だったケースも多く存在します。そのため、これまでよりもセキュリティ意識を高めてください。すべてを疑ってかかるくらいがちょうどいいと思っています。
さらに残念なことに、ハッキングが日常的に行われている世界でもあります。2025年2月には海外取引所大手のBybitがハッキング被害に遭い、約2020億円相当が盗まれた大事件がありました。国内でもコインチェックが2018年に560億円相当のNEMコインが盗まれ、倒産直前になったことがありました。
このように、毎日のように何かしらのトラブルが起こっている業界であることも認識しておいてください。
税金や確定申告はどうなる?

「仮想通貨の利益部分には55%の税金がかかるんでしょ?」とお考えの方々も多いかと思います。しかし、この税率は稼いだ金額により異なり、ケースバイケースで税率も変わってきます。
- 計算式
手取り=(所得-控除額)-住民税(所得の10%)-所得税
仮想通貨で出た利益には所得税と住民税が2重で課税されるため、計算がややこしくなります。住民税は所得の10%で固定され、所得税は累進課税のため、所得額で異なった税率となります。
| 課税される所得金額 | 税率 | 控除額(税額計算に含まれない部分) |
| 1,000円 から 1,949,000円まで | 5% | 0円 |
| 1,950,000円 から 3,299,000円まで | 10% | 97,500円 |
| 3,300,000円 から 6,949,000円まで | 20% | 427,500円 |
| 6,950,000円 から 8,999,000円まで | 23% | 636,000円 |
| 9,000,000円 から 17,999,000円まで | 33% | 1,536,000円 |
| 18,000,000円 から 39,999,000円まで | 40% | 2,796,000円 |
| 40,000,000円 以上 | 45% | 4,796,000円 |
このように、55%(所得税と住民税の合計)が課税されるのは4,000万円以上の利益が出た場合だけです。また、ここに控除額が入ってくるので、多少計算は変わってきます。この計算式を理解すれば、利益確定のタイミングも考えていけるはずです。
仮想通貨(暗号資産)にかかる税金とは?仕組み・計算方法などを解説!
金額により税率、控除額が変わるので、すべての取引に55%課税されるわけではありませんので安心してください。私は当初「10万の利益で5万5千円も持ってかれるのか!」と思って絶望していましたが、実際はそうではありませんでした笑
暗号資産(仮想通貨)の買い方【口座開設から購入までの流れ】
そして暗号資産を購入するためには、取引所の口座を開設する必要があります。今回は例として、SBI VCトレードの画像を基に説明します。
SBI VCトレードの口座開設手順を見る
SBI VCトレードの口座開設は4STEPで進みます。
- 仮登録
- 口座開設申し込み
- 審査
- 口座開設の審査完了
仮登録
まずはSBI VCトレードに仮登録を行います。
公式サイトにアクセスしてメールアドレスを入力。

メールアドレス宛に口座開設用のURLが届きます。
URLをクリックしましょう。
口座開設申し込み
口座開設に必要な情報を入力します。
最初はパスワードの設定からです。

任意のパスワードを設定します。
利用規約や個人情報の取扱いに関する内容を確認して、同意できたら「同意します」にチェック。
「登録」をタップします。
続いて電話番号の認証です。

電話番号を入力して「登録」をタップ。その後すぐ電話番号宛にSMSで認証コードが届きます。
認証コードを入力して「認証する」をタップ。
認証が終わると、基本情報の入力画面に移ります。

画面の項目に従って入力を進めます。
入力を終えたら「次の画面へ」をタップ。

個人情報の入力を進めます。
引っかかりそうなポイントを解説しておきます。
入力を終えたら「次の画面へ」をタップします。
銀行口座情報の入力画面に移ります。

銀行口座はSBI VCトレードで口座開設する名義と一緒のものを登録しましょう。
登録名義と口座名が一致していないと出金ができなくなってしまいます。
入力を終えたら「次へ」をタップ。
これまで入力した情報の確認画面が開きます。

正しく情報を入力できていることを確認したら「登録する」をタップ。
これで個人情報の入力は完了です。
最後に本人確認(KYC)の手続きを進めていきます。
「本人確認書類」のボタンをタップします。

本人確認書類には「運転免許証」か「マイナンバーカード」を利用できます。
どちらでも好きな方でOKです。
あとは画面の指示に従って本人確認書類の撮影をスマホで行なってください。
審査
本人確認書類を提出したら審査に入ります。
SBI VCトレードの審査は当日~1週間程度かかります。口座開設が集中した場合はさらにかかる場合もあるため、早めの申し込みがおすすめです。
審査完了
審査が無事に完了すると、登録したメールアドレス宛に「【SBI VCトレード】サービス利用開始のお知らせ」というメールが届きます。
このメールが届いたら口座開設は完了です。
もし登録情報に不備がある場合は「【SBI VCトレード】申込内容をご確認ください(審査保留中)」というメールが届きます。
入力した情報や提出した本人確認書類が誤っていないかを確認して、再度申請を出しましょう。
暗号資産(仮想通貨)の選び方|ビットコイン以外に何がある?
それでは実際に買い方まで分かれば、実際にどのコインにするかを決めていきましょう。ビットコインが有名ですが、WEB3の世界にはそれ以外にも数多くのコインが存在します。
投資対象ですから、そのコインの価値に比例して利益も大きくなります。そのため、どのようなコインの価値が上がるのか、時流を見極めながらコインを選ぶ必要があります。
有名コインの特徴
まず有名なコインとして、ビットコイン、イーサリアム、そしてリップルなどが挙がると思います。
ビットコイン(BTC)
ビットコインは、2009年に誕生した世界初の暗号資産であり、現在も時価総額・知名度ともにトップを誇る存在です。
銀行のような中央管理者を持たず、ブロックチェーン上で取引の正当性を検証することで、安全で透明性の高い送金を実現しています。発行上限は2,100万枚と決まっており、その希少性から「デジタル・ゴールド」とも呼ばれ、インフレに強い資産として世界中の投資家に注目されています。
イーサリアム(ETH)
イーサリアムは、スマートコントラクト(自動契約)を実行できる分散型プラットフォームとして2015年に登場しました。
通貨であるETH(イーサ)は、NFTの発行やDeFi(分散型金融)など、Web3の基盤として広く利用されています。2022年には大型アップグレード「The Merge」により、環境負荷の大きかったPoW(プルーフ・オブ・ワーク)から、より省エネなPoS(プルーフ・オブ・ステーク)へと移行。これにより、エネルギー消費量は99%以上削減され、今後の技術進化と実用性がさらに期待されています。
リップル(XRP)
リップル(XRP)は、国際送金の高速化とコスト削減を目的としたブロックチェーン型の決済ネットワークです。
XRPはリップル社が開発した独自の分散台帳技術「XRP Ledger」上で動作し、1秒あたり1,500件以上の処理能力を持つことで、銀行間送金など金融機関での実用性が評価されています。ビットコインやイーサリアムのような採掘(マイニング)ではなく、全てのXRPがあらかじめ発行済で、供給量が管理されているのも特徴です。
正直、どのコインを買えばいいのか困ると思います。調べれば調べるほど、有名なコインは魅力的に見えてきてしまいます笑
なので最初は無難にビットコインをお勧めします。1枚当たりの価値、時価総額いずれも世界一であり、実際に触れてみることで勉強になります。
時価総額や流動性で選ぶ
仮想通貨を選ぶ際は、価格の高低だけでなく「時価総額」と「流動性」に注目することが重要です。
時価総額とは「発行されている通貨の総価値」を示す指標で、市場での信頼性や安定性を測る物差しになります。「コイン1枚の価値×流通枚数」で算出される金額です。時価総額はダイレクトに市場規模を示す数値なので、これが大きければ大きいほど良いです。
流動性は「売買のしやすさ」を意味し、取引量が多く常に注文が入っている通貨ほど、価格が安定し、スムーズに売買できます。流動性が大きければ、売りも買いも活発に行われていることを示しているので、売りたい時にすぐ売れる(売り逃げできる)可能性が高まります。
時価総額が高く流動性の高い仮想通貨(例:BTCやETH)は、価格変動が比較的マイルドで、資産の逃げ場や長期保有にも向いているとされます。一方、時価総額が低く流動性も少ない銘柄は、急騰・急落の可能性が高く、投資リスクも大きくなります。
イメージでいうと、暗号資産取引は売りたい人がいて、それを買う人がいて、初めて成立します。そのため、価値が高くて流動性が高いコインの方が円滑にトレードができます。
ミームコインの特徴
暗号資産業界には「ミームコイン」と呼ばれるコインがあります。
ミームコインは、ネット上のジョークやキャラクターを題材に誕生した暗号資産です。投機色が強い一方で、話題性しだいでは大型銘柄に匹敵する時価総額へ急伸する例もあります。
| 代表銘柄 | 直近ランキング* | 時価総額 (6 Jun 2025 現在) | 概要 |
| Dogecoin (DOGE) | #8 | 約 266 億 USD | “柴犬”のマスコットから誕生した元祖ミームコイン。イーロン・マスク氏のツイートで急騰することもしばしば。(coinmarketcap.com) |
| Shiba Inu (SHIB) | #19 | 約 72 億 USD | “DOGE キラー”を掲げ急成長。DEX「ShibaSwap」など独自エコシステムを拡大中。(coinmarketcap.com) |
| PEPE | #27 | 約 48 億 USD | 米コミックのカエル「Pepe the Frog」由来。2023 年の上場直後に急騰し、現在も上位 30 圏内を維持。(coinmarketcap.com) |
| OFFICIAL TRUMP (TRUMP) | #43 | 約 20 億 USD | ドナルド・トランプ氏のキャラクターを冠したトークン。“大統領選イヤー”の話題性で急伸。(coinmarketcap.com) |
ミームコインの価格は、ユースケースよりも話題性で決まる傾向があります。とりわけX(旧 Twitter)やRedditで拡散されると、一気に注目が集まり値動きが加速します。
上場直後に海外取引所で取引が始まり、そこでの出来高がSNSで口コミ的に広がり、この“コミュニティ主導のバズ”が第1波です。さらにBinanceやCoinbaseといった大手取引所に上場すると、流入資金が膨らんで短期間に10 倍以上に跳ね上がるケースも珍しくありません。
こうした「SNSで盛り上がる→流動性が増える→さらに大手に上場して次の資金が流れ込む」という循環こそ、ミームコインが短期で爆騰する典型的なメカニズムです。

もっとも、ミームコインには固有のリスクがつきまといます。
第一に発行枚数が極端に多いため希薄化(インフレ)が早く、たとえば PEPEコインは420兆枚超が流通しています。第二に、開発チームや運営ウォレットがトークンの大半を保有しているケースも多く、大口が売り抜ければ価格が急落します。第三に、実用性が乏しい銘柄はブームが過ぎれば取引量が枯れ、流動性不足で値が付かなくなる危険性も高いのが現実です。
結局のところ、ミームコインは典型的なハイリスク・ハイリターン商品です。宝くじを買う感覚で、余裕資金の数%にとどめること、そして公式コントラクトアドレスの確認や大口保有比率のチェックを怠らないことが、最低限の自己防衛になります。
とはいえ、短期間で数百倍になることも多いので、億り人を狙う場合には有効なのかもしれません。ただその分リスクも大きいので、メリットとデメリットを理解した上で購入するようにしてください。
暗号資産(仮想通貨)を始めるときの5つの注意点
ここまでの情報だけで、もう暗号資産取引を始めることはできます。とはいえ、実際に取り組む前に注意点もあります。その中でも特に気を付けてほしい部分をご紹介します。
余裕資金で少額から始める
基本的に暗号資産取引は「余裕資金で少額から始める」ことをおすすめします。暗号資産取引は投資であり、当然に損をするリスクもあります。さらに新しい分野であり、正しい情報を見極めることが難しい業界でもあります。
最初は“授業料”と割り切れる額で十分です。中には詐欺案件のような怪しいコインも多く存在しているので、そのようなコインを購入する際には1000円~5000円程度にしておくといいかもしれません。
私もSolaxyを購入した際、2000円分のみ購入したのはこの理由です。猜疑心がぬぐい切れなかったため、失ってもいい2000円だけにしました。
とはいえ、このようなタイミングで数十万投資していれば、そういう人が億り人になれるのかもしれませんね。最初のうちはまずは見極める目を養うことを目標に取引を進めていただければと思います。
Solaxy(SOLX)は買うべき?将来性・懸念点・買い方を徹底解説
詐欺・SNS情報に注意する
先述の通り、残念ながら暗号資産業界は詐欺等のトラブルが非常に多いです。
ラグプル(調達金額の持ち逃げ)やパンプアンドダンプ(不正な価格操作)など、開発者による詐欺行為も多く発生しています。また、SNS上でも様々な情報が飛び交っており、自称”億り人”による「仮想通貨ブログで稼ぐための方法」などの情報商材も多く作られています。
「嘘を嘘と見抜ける人でないとインターネットを使うのは難しい」を体現したような業界なので、すべてを疑ってかかるくらいでちょうどいいと思っています。必ず1次ソースの確認と、改ざんできないブロックチェーンデータ、コントラクトアドレスで裏どりをする習慣をつけてください。
とはいえ、やはり投資なので「100%上がる、下がる」ということはありません。できる限り過去のチャートや暴騰・急落時の社会事象などの客観的事実に基づいて、投資判断を行うようにしてください。
海外取引所と国内取引所
文中で軽く触れましたが、暗号資産の取引所には国内取引所と海外取引所の区別があります。投資スタイルによりますが、両方の口座を作っておくと投資の幅が広がる可能性があります。
- 大手の取引所
国内取引所:SBI VCトレード、コインチェック、bitflyer、BITPOINTなど
海外取引所:Bybit、Binance、MEXC、Bitgetなど
国内取引所は金融庁の認可を受けており、比較的リスクは少ない一方で、取り扱いコイン数が海外取引所に比べて大幅に少ないです。新興のコインは海外取引所で上場し、そこから国内取引所に遅れて上場することが多いです。
例えば、2025年1月18日にローンチされたTRUMP(トランプコイン)は、ローンチ時に0.18ドルだったところから、一瞬で21.51ドルに価格が高騰しました。(※取引所により倍率に差があります。)
およそ119.5倍になったわけなので、100ドル(およそ14,400円)購入していれば、11,950ドル(1,720,800円)になっていたわけです。しかし、以下のチャートを見ればわかるように、上場からわずか1週間で価値が急落しています。
それ以降持ち直すことができず、少しずつ下降傾向となっています。そして日本国内取引所のBITPOINTに上場したのは2025年6月13日(金)でした。
ローンチ当時とは違い、チャートを見る限り、ある程度安定期に入っているようです。ただトランプコインはトランプ大統領の発言や暗号資産に関する政策により、大きく変動する可能性があります。
このように、国内取引所だけではなく、海外取引所も併用した方が多くのコインをリアルタイムで投資できます。国内取引所の扱いに慣れてきたら海外取引所の利用も検討してください。
GOXやパスワード紛失のリスクを知る
GOX(ゴックス)とは、保有する暗号資産が消滅することを指す造語です。
2014年、Mt.GOX(マウントゴックス)という暗号資産取引所が日本に存在しました。当時は世界最大の取引額を誇っていましたが、ハッキングに遭いビットコインが流出し経営破綻。2025年6月16日現在まで返済が続いています。
この事件をもじって「GOXする」という造語が作られ、「(ハッキング等で)自身の資産にアクセスできなくなること」を指して使うことがあります。このほかに「セルフGOX」という造語もあり、送金先のアドレスを間違えたことで、送金した暗号資産を受け取れなくなること=消滅することを指します。
取引所の口座に入れている場合、ハッキングは「起きる前提」で考えてください。大手取引所でも被害は絶えず、常に標的にされていると考えていいでしょう。取引所に長期保管せず、ハードウェアウォレットに移して自己管理する等のリスクヘッジも検討してください。
円やドルなどの一般的なお金を銀行で誤送金した場合であれば、銀行が対応してくれますが、暗号資産は管理者が存在しないので修復は不可能です。存在しないアドレスに送ってしまえばそれまで、引き出すことはできず、送金した暗号資産は消滅します。
セルフGOXリスクを軽減するため、送金先のアドレスは絶対に手打ちせず、コピペしたものを利用する等の対策を取り、細心の注意を払いましょう。
よくある質問(Q&A)
Q.暗号資産(仮想通貨)はいくらから買える?
A. 数百円〜1,000円程度の少額から購入可能です。
ビットコインやイーサリアムといった暗号資産は1単位(1BTCなど)で高額になる場合もありますが、少額からの分割購入が可能です。当時のレートで0.00417ETHが購入できました。失っても問題くらいの金額から始めるといいでしょう。
Q.すぐ現金化できる?
A. 基本的には可能ですが、取引所によって出金に時間がかかる場合があります。
暗号資産を日本円に換金した後、自身の銀行口座に出金することで現金化できます。出金処理の時間には余裕を持つことをおすすめします。
Q.どの取引所がおすすめ?
A. 「SBI VCトレード」や「bitFlyer」など、日本国内で金融庁に登録された取引所がおすすめです。
使いやすさ、サポート体制、安全性の面で初心者にも安心して利用できます。
Q.クレカやPayPayで買える?
A. 日本国内の取引所では、クレジットカードによる直接購入はできません。
PayPayについても、暗号資産の直接購入には対応していないケースが多く、国内ではLINE BITMAXのみが例外的に導入しています。
基本的には銀行経由の入金がメインになるので、ネットバンキングアプリをダウンロードしておくと便利です。
Q.パスワードを忘れたらどうなる?
A. 取引所に登録したメールアドレスや電話番号があれば、パスワードの再設定が可能です。
ただし、MetaMask(メタマスク)などの非中央集権型ウォレットでは「秘密鍵」や「シードフレーズ」を紛失すると復元ができないため、厳重に保管してください。ネット接続がないコールドウォレットに保管するか、原始的ですが紙に書いて保管するのも効果的です。
オンライン上にパスワードを残すと、万が一ハッキングされた際に鍵ごとすべて持っていかれます。もちろんスマホ上にスクショするのもだめですよ!
あなたのPC、スマホはすべてハッキング対象と考え、隈なく見られたとしてもパスワードがわからないようにしておくことがベストです。
【まとめ】暗号資産(仮想通貨)の始め方は意外とシンプル!
このように、暗号資産取引の始め方について解説してきました。長い文章でしたが、いますぐできることは国内取引所口座の開設です。(初心者はSBI VCトレードがおすすめ)
申請だけであればマイナンバーか免許証があればすぐにできるので、まずはSBI VCトレードで口座開設をしてみてください。
今回紹介してきた他にも注意するべきこと、知っておくべきことはたくさんあります。とはいえ、文章で説明するだけでは分かりづらいことも多いです。百聞は一見に如かずということで、実際に取引をしてみた方が一気に理解が進むと思います。
実際の画面を見て、使って、買って売って、その時にこの記事の内容が100倍理解できるようになるはずです。再度記事を読み直して、今日から仮想通貨デビューしてみてください。
また、私のXアカウントでも暗号資産情報を分かりやすくまとめているので、フォローいただけたら嬉しいです!








