Solaxy(SOLX)は買うべき?将来性・懸念点・買い方を徹底解説
Solana対応のLayer2(L2)を開発中のSolaxy(ソラクシー)が2025年7月2日17時、MEXCに上場しました。
時価総額ランキング6位の暗号資産:Solana初のL2という触れ込みだったり、プレセール期間が迫っていたり、pepeのようなミームも絡まり、何かと話題になっているミームコインかと思います。
同時期にプレセールをしていたコインと比較しても話題に上がることが多く、満を持しての上場となりました。しかし、購入にあたりいくつか注意点もあるので順番に解説します。
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新着情報|MEXCに上場(2025年7月2日時点)
Solaxyがついに海外取引所大手のMEXCに上場しました。以前からDEXのUniswapには上場していましたが、MEXCでのエアドロップを経て、ついに日本時間7月2日17時から取引が可能になりました。

※ただ、Solaxyの偽物が非常に多く存在しているので、間違えないように気を付けてください。後程本物のSolaxyの買い方、探し方をご紹介します。
2025年7月3日12時時点の価格
エアドロップが配布された方々が17時の取引開始とともに売りに出るかと思いきや、思ったより値崩れしていないことで斬新に感じます。
一夜明けた7月3日の午前中に本項を作成しておりますので、現時点での情報を記載していきます。
価格 | 0.0011886ドル(上場時点から+136.20%) |
出来高 | 約1,179,154 ドル(984.16M Solaxy) |
時価総額 | 約1億2千万ドル |
流動性には多くの指標がありますが、時価総額1億2千万ドルのうち、上場時点の17時から約120万ドルしか流通していないことを考えると、発行枚数のうち約1%しか取引されていないことが分かります。もちろんこれ以外にも流動性を測る指標はありますが、現時点では市場の厚みに不安が残る印象です。
Solaxyはステーキング利率が現状74%と高利率ということもあり、未だ15,583,950,612SOLX(約1,852万ドル)がステーキングされています。
また、以前公開された以下のスケジュールによると、7月14日NEPTOONというDEXに上場、21日にIGNITERというトークンローンチパッド(トークン作成所)稼働開始予定とのことで、今後のさらなる成長に期待している可能性もあります。

SolaxyはMEXCに上場しており、すでに取引が可能ですが、その前に注意点をお伝えしておきます。
SOLAXYのティッカーシンボルの変更
MEXCに上場はしましたが、公式サイトやUniswapで購入した時とティッカーが変わっています。当初は「SOLX」でしたが、MEXCでは「SOLAXY」にティッカーシンボルが変更されています。「すでにSOLXというティッカーのコインがあったから」と説明されていますが、混乱を招く可能性があります。

MEXCでのティッカー表示は「SOLAXY」ですが、公式サイトとUniswapで購入した「SOLX」と同じものです。単にティッカーが違うだけのものなので、その点心配は不要です。
本物のSolaxyの探し方
さらにややこしいことに、「SOLX」や「SOLAXY」というティッカーが複数あったり、本家Solaxyと全く同じアイコンを使った偽物コインが乱立しているので、決して間違えないように気を付けてください。

我々が5月から追ってきた本家Solaxyの探し方は簡単で、公式サイトにあるコントラクトアドレスを検索窓に入れて出てくるコインが本物です。


ティッカーシンボルもアイコンも同じだと、パッと見ただけだと違いが分かりません。悪意のある事業者によるコインの可能性もあるので、必ず公式が出しているコントラクトアドレスと照合してからコイン情報を探すようにしてください。
そしてMEXC上場から一晩明け、未だSolaxyの価格は暴落こそ起きていないものの、取引量が限定的であることから、今後の動きには注意が必要です。
とはいえ、Solaxyも無事に上場したことで、ここからラグプルにつながる可能性は低いと思います。Solaxyへの投資を検討している方は、MEXCで購入してください。
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更新履歴(2025年6月17日更新分)
上場はいつ?
先に結論から、ソラクシーの上場日は6月23日です。公式ページには「未定」と記載されていましたが、ソラクシー側が寄稿したと思われるプレスリリースには”June 23”と記載されていました。
プレセールも終了し、ソラクシーから”SOLAXY LAUNCH SCHDULE”が公開されました。同時にFINBOLDに寄稿されたプレスリリースも参考にして、以下のスケジュールを読み取ります。

CLAIM
6月23日、プレセール購入者が SOLX トークンを受け取れる「トークンクレーム」開始。
BRIDGE(ETH ⇄ SOLX)
6月23日、Ethereum↔Solaxyへの初回ブリッジ公開。Hyperlaneベースのテストブリッジは5月に稼働済みで、本番環境がこの日に開放される。これによりEthereumで持っているSOLXをSolaxyチェーンに移動したり、その逆(Solaxy → Ethereum)も誰でもできるようになります。
EXCHANGE LISTING
CEX/DEX上場。公式は日付未確定だが「クレームと同日〜数日以内」と案内。取引所の上場コインリストに掲載されるのではないかと考察されています。
WIKI
6月29日、開発者・投資家向けドキュメントサイトの公開。API 仕様やノード設定などをまとめたナレッジハブが公開される。
STAKING UNLOCK
6月30日、事前ステーキング報酬(airdrop形式)を引き出せるようになるタイミング。プロモーションで100%超APRが告知済み。
つまり、私がステーキングしているSOLXについた報酬が配布されるわけですね。未だにメタマスクに入ってきていないので不安になっていました・・・
MAINNET
7月7日、Solaxy Layer-2 メインネット正式ローンチ。「Presale→Mainnet」が約 2 週間で実現するロードマップ。7月7日に正式なLayer-2メインネットがオンになり、誰もが実際のブロックチェーン上で取引・アプリ開発をできる段階へ進みます。
BLOCK EXPLORER
7月7日、メインネット対応の公式ブロックエクスプローラを同日公開。トランザクションやガス使用量をリアルタイム表示。
これによりSolana側のSOLやSPLトークンをワンクリックでSolaxyチェーンへ移動し、逆にSolaxy内で得た報酬をSolanaへ戻す往復が自前ウォレットのみで完結する。テスト段階で安全確認済みの仮設橋を本番環境で常設橋として開放するイメージ。
BRIDGE (SOL ⇄ SOLX)
Solana メインチェーン↔Solaxy メインネットのネイティブブリッジ。テスト版で検証済み。
NEPTOON
7月14日、SolaxyネイティブのDEX(AMM)。ローンチ時にSOLX/USDCペアを提供し、報酬プールも開放予定。
ややこしいですが、ソラクシーは6月23日にどこかの取引所に上場しており、その後Solaxyチェーン上にNEPTOONというDEXが公開されるということです。おそらくソラクシーはNEPTOONでも上場することと思われます。
IGNITER
“Igniter Protocol” と呼ばれるトークンローンチパッド(暗号資産プロジェクトが資金調達を行うための専用プラットフォーム)が公開され、ざっくりいうと、Solaxy上で新規IDO(新規コイン開発)を誰でも作成できるようになる。
このように、諸々と進捗が発表されました。プレセールでSOLXを購入した方は日付を忘れないようにしてください!
Solaxyの将来性とは

最初に私の考えをお伝えしますと、Solaxyについて不安が拭えません。
「将来性がある!」と自信を持ってお伝え出来ないのが現状です。
とはいえ、プレセールの段階で4,400万ドル(約63億円)が集まっている話題のプロジェクトであり、完全に「ない」とも言い切れません。後述しますが、実際にMediverse編集部でもSOLXを購入しています。
そのうえで、Solaxyについて期待できる部分と懸念点の両方を事実ベースで考えていきます。
※7月2日追記
上記内容がどこまで正しかったのかはもうそろそろ分かりますね・・・
Mediverse(メディバース)に加入してから、一番長い付き合いのコインかもしれません。
冒頭でも述べたように、ソラクシーはソラナ対応のLayer2(L2)を自称しており、ローンチに向け開発が進められているとのことです。
記事執筆時点で巨額の資金を調達していることからも、投機熱が高まっていることが見て取れます。ここまで注目される特徴は、ソラクシーが自称するその特徴にもあります。
トレンドのLayer2を使用
現在の暗号資産業界では、L2技術がホットなテーマとなっています。特にEthereum(イーサリアム)では、ネットワークの混雑や高額なガス代といった問題を解決するため、ArbitrumやOptimismといったL2が続々と登場し、L2チェーン上でのdApps開発や資金のブリッジ利用が一般化しています。
一方ソラナは、もともと高速かつ低手数料を特徴とするL1チェーンであり、L2による拡張は「技術的には不要」とされることが多いです。
用語解説▼
Ethereum(イーサリアム)・・・暗号資産の1つ。2025年5月27日現在で時価総額ランキングはビットコインに次いで2位。
ガス代・・・ブロックチェーン上で取引をする際に発生する手数料。
L2・・・Layer2の略称。大本のブロックチェーン”Layer1(L1)”が鈍化したり、ガス代が高くなるのを避けるため、新たに設けた外付けHDDのようなイメージ。
Arbitrum・・・イーサリアムチェーンにおけるLayer2の名称。
Optimism・・・イーサリアムチェーンにおけるLayer2の名称。1つのL1に、複数のL2を設けることも可能。
dApps・・・ブロックチェーン上で起動するアプリ。NFTマーケット、分散型SNS、銀行アプリのようなものまである。
ブリッジ利用・・・異なるブロックチェーン同士、暗号資産のやり取りを疑似的に可能にする技術。
事実、Solanaの共同創業者であるアナトリー・ヤコベンコ氏も、2025年3月24日に「L2を作る理由はない。L1はL2よりも早く、安く、セキュリティに優れている」と発言し、L2への懐疑的な姿勢を示しました。
とはいえ少なからず「重い」という声もあるので、必ずしも高速ではないようです。
それでもなお、Solaxyのような「Solana初のL2」を名乗るプロジェクトが注目されている理由は、技術以外の要因が強く影響しています。
Solana上に“Layer2的な構造”を持つプロジェクトを作ることで、以下のような戦略的メリットが生まれると考えられます。
- EthereumにおけるArbitrumのように、基盤チェーンの拡張や補完を担うポジションとしてのブランディング
- 「Layer2」や「次世代チェーン」などのトレンドワードによる投資家の注目の獲得
- 独自のL2環境でトークンを発行することで手数料を抑えた新たな経済圏の形成が可能
といった戦略的なメリットがあるからと思われます。
さらに、Solanaエコシステム全体としても、「イーサリアムとの互換性」や「用途特化L2(NFTやDEXなど、特定用途に最適化されたL2チェーンのこと)」など、新たな開発者・ユーザー層の流入を狙うL2は歓迎される傾向にあります。
以下ポスト内の”Neon EVM”はL2に似た機能を持つ拡張機能です。ソラナと共存しているような画像が添えられています。
つまりソラクシーのようなL2系プロジェクトは、“L2が必要だから生まれた”というよりは、“戦略的・話題性・資金調達のためのL2”として存在していると見るのが現実的です。
Solana需要
また、Solaxyが注目される理由に、基盤チェーンであるSolana(ソラナ)の成長があります。ソラナは2025年5月26日時点で、時価総額ランキング6位と高い人気を誇っており、DeFiやNFT分野での活用も急速に拡大しています。
仮想通貨ソラナ(Solana/SOL)とは?特徴や今後の見通し・将来性を徹底解説
特に、取引速度や手数料の安さから、イーサリアムに代わる実用的なスマートコントラクトプラットフォームとして、機関投資家からの評価も高まっています。
こうした背景の中で、Solana上のL2を自称するSolaxyは「次に来る注目銘柄」として認識されやすくなっており、ソラナのブランド力を借りることで投資家の関心を集めています。
つまり、ソラクシー単体の魅力だけでなく、「Solanaの未来を見据えた投資先」としての期待値も加味されているといえるでしょう。
用語解説▼
スマートコントラクト・・・ブロックチェーン上に組み込まれたプログラムで、取引内容によって決められた反応を返す。これにより管理者不在で自動取引が可能になっている。
DeFi・・・スマートコントラクトで自分でお金を管理する仕組み
NFT・・・Non-Fungible Tokenの略称で、ブロックチェーンにより、所有者を確認できるデジタル資産。
ミーム+技術=注目の融合型プロジェクト
次に、「技術系Layer2プロジェクト」と「ミームコイン」の要素を併せ持つ、ハイブリッドな立ち位置にあります。
通常、L2のようなインフラ系プロジェクトは開発者や機関投資家向けで、一般層からの注目を集めにくい一方、ソラクシーはPepeやDOGEのようなポップなミーム要素を取り入れることで、ミームコミュニティやSNS世代からも話題を集めています。
このように、ソラクシーは「技術的な革新性 × バズりやすさ」という両面を備えており、真面目なプロジェクトとエンタメ型の仮想通貨の“いいとこ取り”を狙っているともいえます。
実際、短期間で巨額の資金を集めている背景には、この拡散力と期待感を同時に呼び込む設計がうまく機能しているのではないかと考察しています。
Solaxy購入前の懸念点

このように、技術的、マーケ的に成功しているソラクシーは、ここだけ見ると将来有望なトークンに見えると思います。しかし、公式サイトの内容を吟味すると、懸念点も多く存在するので、以下の内容も投資判断に含めてください。
“ソラナ初のL2”という表現は正しいのか?
投資判断は多角的な視点で、できる限り正確な情報をキャッチアップすることが重要です。
Solaxyの公式サイトでは、「Solana’s first Layer 2 Chain(ソラナ初のLayer2チェーン)」と紹介されています。しかし、実際にはSolaxy以前にもソラナ技術を使ったL2プロジェクトは存在しており、これが本当に“初”なのかは疑問が残ります。
たとえば、Eclipse(イクリプス)というプロジェクトは2023年9月から活動しており、ソラナの仮想マシン(SVM)をEthereum上で動かすLayer2として知られています。また、Solana VMというプロジェクトも2024年に始まり、同様にSolanaアプリを他のチェーンで実行可能にすると声明を出しています。
Eclipse公式サイト:https://www.eclipse.xyz/
Solana VM公式サイト:https://solanavm.xyz/
いずれもまだ実用化には至っていませんが、開発時期としてはソラクシーよりも前になります。つまり、ソラクシーが”Solana’s first Layer 2 Chain”ではないということです。
ただ、イクリプスやSolana VMが“イーサリアム上でSVMを動かす”構造であるのに対し、ソラクシーは“Solanaベースの新たなL2エコシステム”を構築し、独自のアプリ展開や経済圏形成を目指しているとされています。
過去の2つとソラクシーが目指す方向性とは異なる部分もありますが、先行事例があることを考えると、「完全に初」という表現には注意が必要です。
公式サイトに堂々と「ソラナ初」と書いてあることから、マーケティングの一環かと考えられます。
とはいえ、お金が絡む内容なので小さなことでも気になってしまいます。
Solanaチェーン対応が確認できない
同じく公式サイトに「ソラナのL2」であることが堂々と主張されていますが、本記事作成時点では、ソラナ対応が確認できていません。
公式サイトにリンクされている、ブロックチェーンセキュリティとスマートコントラクト監査会社のCoinsultの監査結果を見ると、ソラクシーはETH(イーサリアム)ブロックチェーン上にあることが分かります。
https://coinsult.net/projects/solaxy/より引用
「ソラナ初のL2」と謳っておきながら、実際にはイーサリアム上でプレセールをしているとはどういうこと・・・?
ここで考えられる可能性としては、ソラナチェーンよりもイーサリアムチェーンの方が人口が多く、話題性を獲得しやすかったのではないかと考えられます。そして後々ソラナ対応を考えているのかもしれないと考察できます。
また、トークン”SOLX”のソラナ対応については、現状では対応していないとも対応しているとも断言できない状況です。
ややこしい話ですが、このあたりのシステムを解説します。

それぞれのブロックチェーンには無数のトークンが存在し、その実在を確かめるためにはブロックチェーン・エクスプローラーと呼ばれるサイトにて、「特定のブロックチェーンにおいて、本当にそのコイン、トークンが使われているか」を確認することができます。
ひとまず、公開されているイーサリアム上でのコントラクトアドレス(トークンを発行した人物のみが持つ唯一無二の識別番号)をhttps://etherscan.io/(イーサリアムのブロックチェーン・エクスプローラー)で検索してみると、しっかりと実在していました。
しかし、現時点でもソラクシー公式からソラナ上でのコントラクトアドレスが公開されておらず、solscan.ioなどのエクスプローラーを使っても、その正当性を確認する術がありません。
Solscanで”SOLX”や”Solaxy”と検索すると、”SolanaX”という別のトークンが表示されますが、これはティッカーが同じ”SOLX”なだけで、全くの別物です。
また、Google検索の演算子(検索コマンド:site:solscan.io solaxy OR $SOLX
)を使うと、「Solaxy」や「$SOLX」に関連するトークンが多数表示されますが、それらは作成者・発行日時・コントラクトアドレスがすべて異なるバラバラのトークンであり、公式が発行したものとは断定できません。
※このコマンドは特殊なものではなく、だれでも利用可能なコマンドです。
ブロックチェーン上でのトークン識別は、名称ではなく「コントラクトアドレス」が唯一の基準です。ソラクシー公式が正式に発表していない限り、それ以外の「SOLX」トークンは偽物の可能性が高く、購入は控えるべきでしょう。
ラグプルや価格操作等のリスク
ソラクシーはICO(プロジェクト本体が主体となる資金調達方法)であり、プレセール終了後に上場するかどうかも未公開です。また、過去にはICOを実施していた団体によるラグプル(持ち逃げ詐欺)も発生していることから、リスクがあることを知っておいてください。
仮想通貨詐欺「ラグプル」とは? 被害に遭わないためのポイントを解説
他にも暗号資産関係ではトラブルも多く発生しています。2017年にPlexcoinでは1500万ドル(約16億円)の被害が出ており、翌年にはベトナムのPincoin & iFanが約6億6000万ドル(約700億円)を持ち逃げした詐欺事件がありました。
また、2025年2月14日、アルゼンチン大統領ハビエル・ミレイ氏によりソラナトークンの$LIVRAの価格つり上げ操作(パンプ・アンド・ダンプ)が行われた疑惑が生じ、2月14日には$SOLの価格は194.45$だったのですが、3月11日には118.29$まで暴落してしまいました。
https://coinmarketcap.com/currencies/solanaより引用
暗号資産にはこのような出来事はよくあります。そのため、何事も疑ってかかる習慣が必要です。
ソラクシーの買い方
とはいえ、最初に記事を公開した5月28日から本日まで、ソラクシーのことが気になっているのもまた事実です。
日に日に話題性が高まっていることもあり、Mediverse編集部でも身銭を切ってソラクシーを購入することにしました。
実際にソラクシーを購入した際の手順を図解付きで解説します。最初に必要なものをまとめます。
- 国内取引所のアカウント
- ウォレットアカウント
です。私はバイナンスジャパンでイーサリアムを購入し、メタマスクを使用しました。
- 注意
※暗号資産の購入に慣れていない方は30分~1時間程度かかる可能性があります。しっかりと時間を確保して臨んでいただければと思います。
また、以下記事中にて、ソラクシー、イーサリアムを円換算している箇所がありますが、すべて購入時点(2025年6月9日)のレートです。実際のレートは購入時にご自身で確認されるようにしてください。
思った以上に手順が複雑な部分がありましたので、先に全体の流れをご覧になってから着手することをお勧めします。
購入までの流れを簡単にまとめると以下の流れになります。
- 国内取引所に入金・イーサリアムを購入
- 自身のウォレットにイーサリアムを送金
- ウォレットとソラクシーを接続して購入
大きく分けるとこの3ステップです。順番に解説します。
国内取引所に日本円を入金する
ソラクシーは日本円(JPY)での購入に対応しておらず、クレジットカードか暗号資産で購入する必要があります。クレジットカードで問題ない方は公式サイトから、しかし「さすがにクレジットカード情報は怖い・・・」という方は暗号資産を準備する必要があります。
イーサリアム、BNB、USDC、USDTに対応しているので、このいずれかを持っていない場合には先に日本円を暗号資産に変換します。
国内取引所でイーサリアムを購入する
暗号資産を準備するために、まずは国内取引所に日本円を入金します。
私は三菱UFJ銀行から「バイナンスジャパン」にネット振り込みを行いました。

仮にネットバンキングを利用していない場合には、スマホアプリからすぐに口座開設は可能です。難しい場合には直接銀行に行って入金します。
なお国内取引所は「GMOコイン」や「SBI VCトレード」もおすすめです。暗号資産を出金する時の手数料が無料のため、余計なコストを省けます。
入金から1日後、スマホにバイナンスジャパンから「入金が完了した」旨の通知が届きます。バイナンスジャパンに2,000JPYが入金されてることを確認できれば、イーサリアムを購入する準備は完了です。
下のタブから「取引」を選択し、左上を「現物」にすると以下の画面になると思います。ここでETH/JPY(イーサリアムを日本円と交換)になっていなければ、プルダウンから「JPY」を選択し、ETHとのペアを選択してください。
- 購入金額に注意!
私はこの時500円分購入しましたが、私同様にイーサリアムを持っていない方は、少し多めに購入しておいた方が無難です。
この後の工程で手数料がかかるタイミングがあり、またソラクシーを購入するための最低購入金額等があるので、多めに購入しておくことをおすすめします。
この後のパートで複雑な計算が多く登場するので、3,000円分程度のイーサリアムがあれば無難とだけ覚えておいてください。
再度画面に戻り、「指値」を選択し、「合計(JPY)」に購入したい金額を入力します。例として、私が購入した際の画面で説明します。
価格(JPY)に359,681となっていますが、私が購入した瞬間のレートです。「1ETH=359,621円のレートであれば、1,500円で0.00417ETHが購入できるよ」という意味の画面です。
私は2,000円しか入金していないので、利用可能額は2,000JPY、最大購入可能額は0.00556ETHであり、推定手数料はバイナンスジャパンに払う利用料です。
- 注意
①ETH/JPYレートはリアルタイムで変動しているので、変動している数字をタップして、損しないレートで購入してください。
②この後のフローで2回手数料がかかるので、最大購入はしない方がいいです。
以下の画面のようになれば正解です。もともと2,000円入っていて、1,500円分の0.00416583ETHを購入したので、500円が残っている状態です。こうなればソラクシーを購入する準備は完了です。
※BTCについても書いてありますが、これは「もしBTCに換算したら・・・」の仮定の数字なので、無視して問題ありません。
取引所からウォレットに送金する
次にソラクシーと接続するウォレット(暗号資産の保管所)に、先ほどバイナンスジャパンで購入したイーサリアムを送金します。
私はメタマスクで行いましたが、ウォレットをお持ちでない方は、『【スマホ版】MetaMask(メタマスク)のアプリの使い方を徹底解説』を参考にアカウントを作成してください。
メタマスクのアカウントができたら、自分のウォレットアドレスをメタマスク上で確認します。

上部真ん中にあるアドレスがウォレットアドレスであり、その横のボタンをタップするとアドレスがコピーされます。
- 送金アドレスに注意!
送金の際にアドレスを打ち間違えると、送ったはずの暗号資産は永久に消滅するので、確実にコピペしてください。
バイナンスジャパンに戻り、「送金」→「オンチェーン出庫」をタップ。
銘柄は「ETH」→「Ethereum(ERC20)」を選択してください。
アドレスには、先ほどメタマスク上でコピーしたウォレットアドレスを貼り付けます。
「ETH 全額」として、「出金」をタップしてください。


その後、住所確認(アドレス認証)が続きます。送金先は「アンホステッド・ウォレット」にしてください

出金目的はご自身の目的を選択してください。
私は「日本国内での物品購入」にしました。そして送金情報を確認して、「確認」を複数回タップすれば出金処理が始まります。

少し待つとメタマスクにイーサリアムが着金しているはずです。

お疲れ様でした。ここまででメタマスクにイーサリアムを移動できたので、次の工程で最後です。
メタマスクブラウザでソラクシー公式サイトに接続
ここからは実際にソラクシーを購入する段階に入ります。メタマスクアプリ内のブラウザを使ってソラクシーの公式サイトに飛んでください。
公式サイト:https://solaxy.io/jp

- 注意
Google chromeのような一般的なブラウザではなく、メタマスク内のブラウザを使うようにしてください。通常のブラウザだとうまく連携できず、取引が失敗する可能性があります。
公式サイト右上、MENU最下部の「BUY SOLX」をタップ。
「WALLET CONEECT」→ご自身のウォレットを選択(私はメタマスクを使っています。)→「接続」をタップ。

以下の画面が表示されれば、ウォレットとの接続は完了です。

ソラクシーに入金
ここまでくれば、あとはソラクシーを購入するだけです。
「PAY WITH ETH」に購入金額を入れると、自動で「RECEIVE SOLX」にもらえるSOLXが表示されます。そして「BUY SOLX」をタップすると、購入画面が出ます。
「予測される増減額」は、購入手数料が「購入する瞬間のレートにより若干の変動がありますよ」という意味です。大きく変動することはないので、私は特に気にしませんでした。
確認出来たら「確定」をタップし、購入中の画面が表示され、「PURCHASE SUCCESSFUL!」の画面が出ます。お疲れ様でした・・・!

- 注意
Solaxyはウォレットに0.05ETH(購入時レートで1949.80円)が残されていないと購入できないシステムらしく、購入金額+0.005ETHを担保しておく必要があります。
最低限のガス代(イーサリアム)を持っていないと購入できない足切りのようなシステムです。
私は当初1,500円分のイーサリアムしかなかったので、何度もエラーが出て絶望しました。
そのため、再度バイナンスジャパンに戻り、プラス1000円分のイーサリアムを購入して、ソラクシーを購入するはめになりました・・・
その他、ソラクシー購入の際にややこしかった事柄をまとめますので、以下参考にしてください。
記事作成時点での1SOLXは$0.00175であり、最低10SOLXからの購入になります。そして購入後にも0.005ETHがウォレット内になければならないので、ソラクシーを購入するための必要最低金額は以下のようになります。
0.0000065ETH(10SOLX = $0.0175 = 約2.5円)+0.005ETH($13.41=1,939.07 円)なので、だいたい2,000円分あればギリギリ購入できる計算です。
しかし、レートの変動やガス代(手数料)の変動等を見越して、最初から3,000円分のイーサリアムを購入しておくと無難だと思います。
メタマスク上でソラクシーが反映されない?
購入まで大変だったと思います。本当にお疲れ様でした。。。
そして最後に、先ほど購入したソラクシーが本当に購入できているかどうかを確認しましょう。ネット上には「購入したのに0になっている」という方もいるようです。
確認方法は現状、ソラクシーのダッシュボードで確認するしかないようです。メタマスクでは確認ができなかったので、おそらく16日にプレセール終了後に反映されるのかと思います。
ソラクシー上でメタマスクと接続したうえで、右上の「MENU」→「STAKING」へ進むと、現在保有しているSOLX量が表示されます。ここで確認できれば一安心です。

ちなみにメタマスク側にSOLXは表示されませんが、強引に表示させる方法はあります。

まず①の「+」をタップしてSOLXを探します。そして②で「カスタムトークン」に切り替え、③で「Ethereum Mainnet」を入力し、④にソラクシーのコントラクトアドレスを入力してください。
※Coinsultの監査ページにコントラクトアドレスの記載あり。
上記の手順でメタマスク上でSOLXは表示されますが、現状「0SOLX」と表示されています。おそらくは16日にプレセール終了後のTGE(トークン付与イベント)にて配布されるものと思います。
ソラクシー買ったのにメタマスク見るとSOLXないです!って先輩に泣きついてしまいました・・・
おかげさまでメタマスク上に表示されるようにはなりましたが、それでも0だと不安ですよね。よく分かります、私も同じ気持ちです。大人しく16日を待とうと思います!
Solaxyのまとめ
ソラクシーは、ソラナ初のL2を掲げるプロジェクトとして注目を集めています。特にミームコインでありながら、異例の資金調達規模と話題性を持ち、ローンチ次第では大きなリターンを得られる可能性も秘めています。
しかし、ソラナチェーンへの本格対応が確認できていないこと、ICO形式であること、KYCや開発コードの不透明さ、登記情報の曖昧さなど、懸念点も多く存在します。
「ソラナ初のL2」を謳いながらイーサリアムチェーン上でプレセールを実施している点や、SNS上での開発者情報の不足も投資判断に影響する重要なポイントです。
購入を検討する場合は、詐欺リスクをしっかり理解し、ウォレットや暗号資産を事前に準備したうえで、公式サイトのURL(https://solaxy.io)を必ず確認し、慎重に行動するようにしてください。
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