仮想通貨ソラナ（Solana/SOL）とは？特徴や今後の見通し・将来性を徹底解説

ソラナ(Solana/SOL)は、数あるレイヤー1の仮想通貨の中でも特に知名度が高く、時価総額ランキングでも9位に位置する大型銘柄の一つです。

また、ソラナ(Solana/SOL)はトランザクションの処理速度の速さなどイーサリアムの弱点を補っている特徴があり、イーサリアムキラーの筆頭銘柄としても知られています。

本記事では、ソラナ(Solana/SOL)の通貨としての概要や特徴、今後の見通し・予想などを徹底解説していきます。

また、ソラナ(Solana/SOL)の購入方法や取り扱っている取引所もご紹介していくので、気になる方はぜひ最後まで参考にしてみてください。

ソラナ（Solana/SOL）とは？

仮想通貨名称	Solana(ソラナ)
ティッカー名	SOL
現在の価格(2022年6月現在)	4,191円
時価総額(2022年6月現在)	1,434,255,627,744円
時価総額ランキング(2022年6月現在)	9位
購入できる仮想通貨取引所	Binance、Bybit、Coinbase、KuCoin、FTX Japanなど
公式サイト	Solana公式サイト

ソラナ(Solana/SOL)とは、2014年にリリースされたレイヤー1のブロックチェーンプロジェクトです。

リリース当初はなかなか価格上昇がしなかったのですが、2021年に大きく価格を上昇させ、現在では時価総額ランキング9位に位置するまで成長した歴史を持っています。

ソラナ(Solana/SOL)の最大の特徴はやはりトランザクションの処理スピードの速さであり、現在の仮想通貨市場で問題となっているスケーラビリティ問題を解決できると期待されています。

ガス代も非常に安く取引手数料を抑えられるため、ここ最近では世界最大のNFTマーケットプレイスであるOpenSeaもSolanaチェーンへの対応を発表したことも記憶に新しいでしょう。

いずれにせよ、ソラナ(Solana/SOL)は今後のブロックチェーン市場を大きく変える可能性を持ったプロジェクトの一つと言えるのではないでしょうか。

ソラナ（Solana/SOL）の特徴

ここでは、ソラナ(Solana/SOL)の特徴を下記の3つに厳選して、より詳しく解説していきます。

ソラナ(Solana/SOL)の特徴をいまいち把握していないという方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

1. トランザクションの処理速度が他のブロックチェーンと比較しても速い
2. ブロックチェーンをまたぐインターオペラビリティの機能が期待されている
3. 様々なDappsがソラナ(Solana)のブロックチェーンを基盤にして開発されている

トランザクションの処理速度が他のブロックチェーンと比較しても速い

先ほども少しご紹介したように、ソラナ(Solana/SOL)の最大の特徴はトランザクションの処理速度の速さとなっています。

実際に他の有名なブロックチェーンと処理スピードを比較していきます。

ブロックチェーン種類	トランザクション処理数/1秒
ビットコイン(Bitcoin/BTC)	約6〜7
イーサリアム(Ethereum/ETH)	約13～15
リップル(Ripple/XRP)	約4,000
ソラナ(Solana/SOL)	約50,000

上記のように、ビットコインやイーサリアムといった主要なパブリックチェーンと比較しても、ソラナ(Solana/SOL)は非常に速い処理スピードの高速化を実現していると言えるでしょう。

中でも、トランザクションの処理速度が速いと言われているリップル(Ripple/XRP)の10倍以上のスピードなので、いかにソラナチェーンの性能の高いのかがよくわかるのではないでしょうか？

ブロックチェーンをまたぐインターオペラビリティの機能が期待されている

ソラナ(Solana/SOL)は、「インターオペラビリティ」の機能も期待されているプロジェクトです。

インターオペラビリティとは日本語で「相互運用性」を意味しており、簡単に言うと異なるブロックチェーン間を跨ぎ、互換性を持たせる機能と言えます。

2020年にはすでにブロックチェーンを跨ぐインターオペラビリティの機能が実装されており、イーサリアム(Ethereum)との互換性が作られています。

ただし、ソラナ(Solana/SOL)に限らずブロックチェーンのブリッジ機能には脆弱性が見つかることが多いため、本格的な運用はまだこれから先になると考えられています。

様々なDappsがソラナ(Solana)のブロックチェーンを基盤にして開発されている

ソラナ(Solana/SOL)の特徴として、様々なDapps開発のプラットフォームになっていることも挙げられます。

ここ最近大きな話題となっている、Move to EarnプロジェクトのSTEPNもSolanaチェーンで開発されていることで知られていますよね。

事実、2022年6月現在でソラナ(Solana/SOL)は100以上のプロジェクトと提携を発表しており、中には非常に有名なプロジェクトも多いです。

Dapps開発といえばイーサリアム(Ethereum)が最も人気ですが、ガス代の高騰などを考えると開発のベースをソラナ(Solana/SOL)に移すプロジェクトが増えていくことも十分に考えられるでしょう。

ソラナ（Solana/SOL）のチャート･価格動向

次に、ソラナ(Solana/SOL)の現在の価格動向を確認していきます。

上記はソラナ(Solana/SOL)のここ半年間の値動きを表示したチャートとなっていますが、ご覧の通り2021年12月から下落相場が継続しています。

下落相場が継続している主な原因としては、FRBがこれまでの大幅な金融緩和から一転して金融引き締めに舵を切っており、株式相場も含めリスク資産全体が売られていることが考えられるでしょう。

また、2022年2月にはロシアがウクライナに侵攻したことも一つの原因となり、大幅な下落相場に直面している状況となっています。

一部のアナリスト・投資家の間ではそろそろ底打ちが近いのではないか？という意見も出ていますが、まだまだ価格の上昇までには時間がかかることが予想されます。

ソラナ(Solana/SOL)をはじめとした仮想通貨市場全体の価格動向については、逐一最新のニュース・情報を把握していく必要があるでしょう。

ソラナ（Solana/SOL）の今後の見通し・予想

ここでは、ソラナ(Solana/SOL)の今後の見通し・予想についてご紹介していきます。

あくまで予想であるため必ずしも当たるとは限りませんが、今後ソラナ(Solana/SOL)への投資を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

1. 現在よりもさらにソラナ(Solana/SOL)のエコシステムが拡大していく
2. 長期的には価格の上昇が期待されている
3. 新しい国内の仮想通貨取引所へ上場する

現在よりもさらにソラナ(Solana/SOL)のエコシステムが拡大していく

ソラナ(Solana/SOL)の今後の見通しとして、さらにエコシステムが拡大していくことが予想できるでしょう。

ソラナ(Solana/SOL)と比較すべきブロックチェーンとしてイーサリアム(Ethereum)の存在がありますが、イーサリアム(Ethereum)はトランザクションのあまりの需要の多さからスケーラビリティ問題を抱えています。

しかし、ここまででもご紹介したようにソラナ(Solana/SOL)はトランザクションの処理速度が速く、かつガス代も非常に安く抑えられるという大きな特徴・メリットがあります。

現在でも様々なDappsがソラナ(Solana/SOL)上で開発されていることを考えると、今後はより一層ソラナ(Solana/SOL)のエコシステムが拡大していくことは十分予想できるのではないでしょうか？

長期的には価格の上昇が期待されている

仮想通貨市場全体の下落相場により大きく価格を落としているソラナ(Solana/SOL)ですが、長期的には価格の上昇が見込まれています。

事実、仮想通貨の価格予想サイトとして有名な「Price Prediction」でも、長期的にはソラナ(Solana/SOL)の価格について楽観的な予想をしています。

・2023年：88.44ドル(11,850円)

・2024年：128.50ドル(17,219円)

・2025年：179.57ドル(24,062円)

・2026年：263.45ドル(35,302円)

・2027年：394.13ドル(52,813円)

※平均予想価格を掲載。金額は1ドル＝134円で計算。

上記のように大きな価格上昇を予想しているのは、それだけソラナ(Solana/SOL)というプロジェクトの期待値の大きさを表しているとも言えるでしょう。

これからソラナ(Solana/SOL)への投資を検討している方は、長期目線での投資も非常におすすめです。

新しい国内の仮想通貨取引所へ上場する

ソラナ(Solana/SOL)のこれからの見通しとして、新しい日本国内の取引所への上場が考えられます。

というのも、2022年3月22日に日本暗号資産取引業協会(JVCEA)が上場における審査を簡易化する「グリーンリスト制度」を発表し、今後国内取引所で扱う銘柄の数が大きく増える可能性が示唆されています。

一般社団法人日本暗号資産（仮想通貨）取引業協会（JVCEA）の調査部は22日、「暗号資産の認知度向上に向けた取り組み」を公開した。特に暗号資産の新規取扱（上場）審査プロセスの改善とグリーンリスト制度の導入によって、仮想通貨審査の効率化を図る。

同協会は以前より、日本市場に既に流通している銘柄を新たに上場する際の審査や、日本には流通していない銘柄の審査を簡略化する計画をしており、その方針が決定した格好だ。

出典：JVCEA、国内の仮想通貨上場審査を大幅効率化へ　「グリーンリスト制度」など導入

また、2022年2月15日には国内取引所のFTX Japan(旧Liquid by Quoine)にて初めてソラナ(Solana/SOL)が上場し、日本国内においても通貨としての需要が高まりつつあります。

現在のところ新しい情報はありませんが、これからソラナ(Solana/SOL)の取り扱いを始める国内取引所が現れてもおかしくないでしょう。

ソラナ（Solana/SOL）の買い方

ここまで、ソラナ(Solana/SOL)の特徴や見通しを知った方の中には取引をしてみたい方も多いのではないでしょうか？

次に、ソラナ(Solana/SOL)を購入するための手順について解説していきます。

SBI VCトレード・GMOコインを使えばソラナの直接購入が可能

国内取引所の中だと「SBIVCトレード」と「GMOコイン」でSOLを購入できます。

ソラナ（Solana/SOL）を取り扱っている海外取引所は？

ここでは、ソラナ(Solana/SOL)の取り扱いをしている海外の仮想通貨取引所をご紹介していきます。

ソラナ(Solana/SOL)を購入したいものの、どの取引所を使うか迷っている方はぜひ詳しく確認していきましょう。

1. Bybit(バイビット)
2. Binance(バイナンス)

Bybit(バイビット)

Bybit(バイビット)は、多くの海外取引所の中でも取引画面が見やすく、利便性が高いおすすめの取引所です。

Binanceと同様に、ソラナ(Solana/SOL)だけでなく様々な銘柄をラインナップしているので、アルトコインへの投資をしていきたい方には非常に使いやすいでしょう。

また、取引所の管理画面だけでなくカスタマーサポートも日本語で対応しているので、日本人でも安心感を持って利用できる海外取引所となっています。

Bybit(バイビット)もステーキングやローンチパッドなどの魅力的なオファーを継続して行っているので、少しでも気になる方は公式サイトを確認してみてください。

Binance(バイナンス)

Binanceは日本居住者の登録受付を停止しました。

Binance(バイナンス)は、数ある仮想通貨取引所の中でも最大規模を誇るおすすめの取引所です。

ソラナ(Solana/SOL)はもちろんのこと、ビットコイン(Bitcoin)やイーサリアム(Ethereum)など、様々な銘柄を取り扱いしているので、分散投資をしていきたい方にも最適な取引所と言えるでしょう。

また、取引できる銘柄の多さだけでなく、長期保有に向いているステーキングサービスも充実しており、使いやすさ・利便性などどれを取っても業界No.1のサービスを提供しています。

まだ海外取引所のアカウントをお持ちでない方は、ぜひこの機会にBinance(バイナンス)の利用を検討してみてはいかがでしょうか？

ソラナ（Solana/SOL）はやばい？将来性について

ここまで、ソラナ(Solana/SOL)の特徴や今後の見通しなどご紹介してきましたが、結論として将来性が非常にある銘柄の一つと言えるでしょう。

もちろん、現在はFRBによる強い金融引き締めにより下落相場が続いていますが、様々なプロジェクトがソラナ(Solana/SOL)を基盤に開発を進めており、そのエコシステムが確実に拡大し続けています。

現在、Dapps開発のハブとなっているイーサリアム(Ethereum)はまだまだスケーラビリティ問題を抱えており、大規模アップデートの「The Merge」後の動向もまだ見通すことはできません。

そういった市場環境も考えると、Dapps開発のブロックチェーンとしてソラナ(Solana/SOL)を選択する有望なプロジェクトが新たに現れてもおかしくないでしょう。

また、時価総額ランキングも9位と非常に人気が高い銘柄となっているので、上昇相場に転じた際には大きな反発を見せることも十分に考えられます。

目先の状態が非常に悪いことは否定できませんが、これからのソラナ(Solana/SOL)の発展はまだこれから先と言えるのではないでしょうか？

ソラナ（Solana/SOL）のQ＆A

記事の最後に、ソラナ(Solana/SOL)に関するよくある質問をご紹介していきます。

ソラナ(Solana/SOL)の特徴など、まだ把握できていないことがある方はぜひ最後までチェックしてみてくださいね。

1. ソラナ(Solana/SOL)がイーサリアム(Ethereum)を超える可能性はありますか？
2. ソラナ(Solana/SOL)はどこの仮想通貨取引所でステーキングできますか？
3. ソラナ(Solana/SOL)の総発行枚数はどれくらいですか？

ソラナ(Solana/SOL)がイーサリアム(Ethereum)を超える可能性はありますか？

これからのイーサリアム(Ethereum)の動向にもよりますが、必ずしもイーサリアム(Ethereum)を超えられないということはないでしょう。

というのも、やはり近年ではイーサリアム(Ethereum)のスケーラビリティ問題は大きな課題となっており、ガス代の高騰も大手メディアで何度も取り上げられている事柄です。

これから控えているイーサリアム(Ethereum)の大型アップデート「The Merge」により、現在のPoW(Proof of Work)からPoS(Proof of Stake)へとコンセンサスアルゴリズムの変更が予定されていますが、急激にガス代が安くなるということは考えにくいです。

現在でも、様々なDappsがイーサリアム(Ethereum)からソラナ(Solana/SOL)へ移行する動きも見られているため、今後の動向によってはイーサリアム(Ethereum)を超えるような動きも見られるかもしれません。

ソラナ(Solana/SOL)はどこの仮想通貨取引所でステーキングできますか？

今回ご紹介したBinance(バイナンス)をはじめ、様々な海外取引所でソラナ(Solana/SOL)のステーキングサービスが提供されています。

上記画像は、Binance(バイナンス)が提供しているソラナ(Solana/SOL)のステーキング画面となっており、2022年6月現在では最大で13.47%という非常に高いAPY(年間金利)が提供されています。

ソラナ(Solana/SOL)を長期保有することを前提で考えている方は、ぜひこういった少しでも金利収入を産むことができるステーキングサービスの活用を検討してみてはいかがでしょうか？

ソラナ(Solana/SOL)の総発行枚数はどれくらいですか？

2022年6月現在、ソラナ(Solana/SOL)の総発行枚数は511,616,946枚です。

しかし、過去にはソラナ(Solana/SOL)の価格維持を目的として11,365,067枚がバーン(焼却)されたため、市場に流通している循環サプライ量は342,370,880.41枚となっています。