仮想通貨詐欺「ラグプル」とは? 被害に遭わないためのポイントを解説

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ラグプルは出口詐欺の一種で、2022年に急増した手口です。この記事ではラグプルの手口や被害を避ける方法、またNFTでのラグプルなど過去の事例について解説します。

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ラグプルとは

ラグプル(RugPull)とは「出口詐欺」のことであり、集めた資金を持ち逃げする詐欺手法です。

「ラグプル」という言葉が用いられるときは仮想通貨の詐欺を指すことが大半ですが、出口詐欺自体は株や金などの投資においても古典的な詐欺手法として知られています。

主に、時価総額や知名度が低い草コインを通して用いられやすいため、購入する際には十分な注意が必要です。

なお、草コインのメリットや注意点については「草コインとは?メリット・デメリットやおすすめの銘柄、買い方を徹底解説」をご参考ください。

ラグプルの手口

ラグプルには「ハード・ラグプル」と「ソフト・ラグプル」の2種類があります。どちらも資金の持ち逃げですが、その手法によって分類されます。

ハード・ラグプル

ハード・ラグプルはDappsにおいてスマートコントラクトの機能を改ざんしたり制限したりして、集めた資金を持ち逃げする方法です。

具体的には以下のような手法が報告されています。

  • 購入したトークンや仮想通貨を出金できなくする(Honey Pot)
  • DEXから出金できなくする(Liquidity Pool Blocks)
  • 法外な取引手数料を徴収する
  • 保有残高を改ざんする
  • 特定のウォレットに勝手に送金する など

スマートコントラクトの改ざんは前触れなく行われ、ほとんどの場合、直前まではなんの問題もありません。

そのため出金できなくなったりウォレットの残高がおかしかったりといった事象が発生した時には、すでに手遅れです。

ソフト・ラグプル

ソフト・ラグプルは購入させたトークンや仮想通貨の価格を意図的に吊り上げ、上がり切ったところで売り抜ける方法です。

この方法では大規模なプロモーションやキャンペーンなどで価格を高騰させるため、技術的なスキルはそれほど必要ありません。

またソフト・ラグプルは実際に行われた場合も被害に気づきにくいのが特徴です。

その理由は、仮想通貨市場においては急激な価格上昇や暴落、また資金不足によるプロジェクトの停止が少なくないことにあります。

そのため元々ラグプルのつもりで作られたプロジェクトなのか、それとも偶然そのような結果になったのかを判断することが難しいのです。

ラグプルの被害を避ける方法

ラグプルを避けるための方法をいくつか紹介します。

実態のないプロジェクトを避ける

ラグプルに限らず、詐欺に遭わないための鉄則は「実態のないプロジェクトには投資しない」ということです。

プロジェクトの実態を調査するための方法はいくつかありますが、代表的なものを紹介します。

情報サイトでアラートが出ていないかチェックする

CoinMarketCapなどの情報サイトでは、プロジェクトが詐欺の可能性が報告されている場合にアラートを出しています。以下は一例です。

画像出典:CoinMarketCap

「Kindly note that this asset has been flagged by this. Please DYOR」と表示されており、HoneyPotの情報を集めたサイトへリンクが貼られています。

ちなみにDYORとは「Do Your Own Research」の略語で、詳細情報を各自で調査するようにという注意喚起文言です。

プロジェクトの公式サイトでホワイトペーパーやロードマップを確認する

プロジェクトの公式サイトに、ホワイトペーパーやロードマップが出ていない場合も注意が必要です。

またサイトに掲載されていても開発が止まっていたり、ロードマップが大幅に遅延していたりすることがあります。

最終更新日や、ロードマップに記載されているリリースが実際に行われているかも併せて確認しましょう。

なおGitHubなど開発用サービスへのリンクが貼ってある場合は、GitHubでより詳細な開発状況を知ることができます。

SNSでコミュニティの評判を確認する

ソーシャルニュースサイト「Reddit」や、SNS「Discord」などの仮想通貨コミュニティ内で、怪しいプロジェクトについて注意喚起がなされていることもあります。

仮想通貨投資の経験が浅い場合やプロジェクトの進捗がわからない場合は、そういった経験豊富なコミュニティの評判を参考にしてもよいでしょう。

投資は余剰資金で行う

どれほど注意しても、ラグプルの被害に遭うリスクをゼロにすることはできません。

ラグプルを避けられない以上、もし被害に遭って持ち逃げされても問題ない金額で投資を行いましょう。

ラグプルの事例

ラグプルの事例について、疑いが出ているものも含めて紹介します。

イカゲーム(SQUID)

イカゲーム(SQUID)は2021年11月に発行されたNFTで、HoneyPotの手法でラグプルが行われました。

人気ドラマの影響で、発売直後からたくさんの人がSQUIDを買い求め、SQUIDは1週間で30万倍という暴騰を記録します。

しかしその直後、創業者はユーザーが購入したSQUIDを売却できないようにしてすべてのSQUIDを売却。約4億円(330万ドル)の利益を手にして逃亡しました。

SudoRare

SudoRareは2022年8月にリリースされたNFTプラットフォームです。

リリースからわずか6時間でSNSを含め全ての公式情報へアクセスできなくなり、519ETH(当時の価格で1億円相当)が持ち逃げされました。

SudoRareについてはリリース以前から仮想通貨コミュニティの一部から詐欺を疑う注意喚起がなされており、こういった情報もラグプルに合わないための情報源となりえます。

JASMY(JMY)

2022年3月、Redditに「JASMYはラグプルの危険がある」という投稿がありました。

しかし公式はこの疑惑について反論や反証を行っていません。また2023年2月に公表されたロードマップの内容が具体性に欠けることや、直近の価格の低迷などから、疑惑を持ち続けている投資家もいるようです。

ラグプルのまとめ

ラグプルについて解説しました。

  • ラグプルとは出口詐欺のこと
  • ハード・ラグプルとソフト・ラグプルの2種類がある
  • ラグプルの被害に遭わないためには、実態のないプロジェクトへの投資を避けること

投資をしないのが一番の被害防止ですが、誠実に開発や普及を目指すプロジェクトもあります。真贋を判断できる知識を持つとともに、投資をする際には失っても問題のない金額に留めるようにしましょう。

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