メタバースの市場規模を徹底調査!2026年度には1兆円を超える予測も

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2020年代に入り、多くのメディアでメタバースという言葉が使われるようになりました。

通信環境やデバイスの進化により、ゲームやSNSだけでなく、ビジネスでの活用も増えています。

本記事では、現在のメタバースの市場規模を調査し、今後の予測を解説します。

エンターテイメントやコミュニケーションツール、ビジネスでの活用方法も紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

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メタバースとは

メタバースとは、インターネット空間にある仮想現実です。

メタバースの名称は、高次の・超越したという意味の「メタ」と、宇宙の「ユニバース」を組み合わせた造語です。

1992年に発売された小説「スノウ・クラッシュ」で、仮想空間サービスの名称として登場しました。

現実世界と同じように時間が流れ続けており、ログアウトしても時間が止まることはありません。

ユーザーはアバターと呼ばれる自身の分身を操作し、現実世界と同じように活動できます。

スマートフォンやパソコン、VRヘッドセットを使用して接続し、世界中のユーザーとコミュニケーションが可能です。

メタバースの定義は広く

  • VRヘッドセットを使用したコミュニケーションツール
  • イベント開催やNFT販売などのビジネス
  • 仮想現実を舞台にしたゲーム

など、ユーザーごとに利用目的が違います。

メタバースを利用するユーザーは年々増えており、市場規模も拡大しています。

なお、メタバースの始め方に関しては「メタバースのやり方&始め方・おすすめサービスをご紹介」で解説しているので、あわせてご覧ください。

メタバース市場の分類方法

現在のメタバース市場は

  • BtoB
  • BtoC
  • BtoBtoC

の3種類に分類されています。

BtoBとはBusiness to Businessの略で、企業が企業に対してサービスを行います。

BtoCはBusiness to Customerの略で、企業が一般消費者にサービスを提供します。

BtoBtoCでは、企業が一般消費者にサービスを行う時に、売上を伸ばすためのマーケティングを行うビジネスモデルです。

現在メタバース市場に参入する企業は、プラットフォームの開発者やイベントを主催する企業が多いです。

一般消費者は、アバターを操作しメタバースを楽しむユーザーのことを言います。

日本のメタバース市場では、メタバース空間を作る企業が、イベントを主催する企業から収益化するビジネスモデルが一般的です。

個人でメタバースを楽しむユーザーは、無料で利用できることも多く、まだまだ収益化が進んでいません。

メタバースの市場規模を解説

メタバースの市場規模を

  • 国内市場
  • 海外市場
  • ゲーム市場
  • メタバースの利用時間
  • メタバースの市場規模が拡大した理由
  • 2030年のメタバースの市場規模予測

以上、6つのポイントに分けて解説します。

国内のメタバース市場規模

国内のメタバースの市場規模は、年々増え続けています。

矢野経済研究所が2022年に発表した資料では、国内のメタバース市場規模を

  • 2021年度→744億円
  • 2022年度→1825億円の見込み
  • 2023年度→3255億円の予測

このように発表しています。

矢野経済研究所の資料では、調査範囲を

  • メタバースプラットフォーム
  • メタバース内のコンテンツ・インフラ
  • 関連機器

の合計としており、MinecraftやThe Sandboxのような、メタバースを使用したゲームは除外されています。

2026年度には、市場規模が1兆円をこえると予測しており、ユーザーの増加とともに順調に伸びていくでしょう。

国内のメタバース市場の特徴は、法人向けのサービスが充実していることです。

  • オンライン会議
  • オンラインセミナー
  • オンライン展示会・販売会

などの需要が多く、イベントなどが開催されると、関連するスタッフの雇用も生まれてきます。

世界におけるメタバースの市場規模

世界各国を見ても、メタバースの市場規模は大きくなっています。

総務省が2022年に発表した資料によると、世界のメタバース市場規模は

  • 2021年→388億ドル
  • 2022年→474億ドルの見込み
  • 2030年→6,788億ドルの予測

と、大きく上昇すると予測しています。

2030年のメタバース市場規模は、為替レートにもよりますが、日本円で90兆円をこえる見込みです(1ドル135円で計算)

株式会社グローバルインフォメーションの調査では、世界のメタバースの市場規模を

  • 2022年→618億ドル
  • 2027年→4,269億ドル

と発表しており、2020年代はメタバースの市場規模が拡大すると予測しています。

調査資料によって大きく数字が変化しているのは、メタバースの定義がまだ確定していないからでしょう。

アバターを使用したオンラインゲームやNFT、拡張現実(AR)や複合現実(MR)など、調査機関によってメタバースの対象が異なるからです。

金融情報を発信してるBloombergや、投資企業のGrayscaleの資料でも、メタバースの市場規模は拡大すると発表しており、今後成長していくと期待されています。

ゲームの市場規模

メタバース空間で楽しむゲームの分野でも、市場規模は拡大しています。

ユーザーが増えた要因は

  • ゲームのプラットフォームが進化
  • NFTの売買が可能

という理由があります。

スクウェア・エニックス社のファイナルファンタジーシリーズや、Epic Games社が販売・配信するフォートナイトは、以前から人気のオンラインゲームでした。

これまでのゲームはクリアを目的としていましたが、現在は友人とコミュニケーションをするためのツールへと変化しています。

特にフォートナイトでは、ゲーム内でアーティストがイベントを開催するなど、ゲーム以外の新しい体験を提供しています。

イベントに参加したユーザーからの入場料や、オリジナルグッズの販売というビジネスモデルが増えてきました。

また、メタバース空間の土地(LAND)がNFT化したことで、マーケットプレイスで売買をするユーザーも増えています。

ゲームをプレイしてお金を稼ぐPlay to Earnにチャレンジするユーザーも増え、今後も市場規模は拡大していくでしょう。

メタバースの利用時間

メタバースの市場規模が拡大すると、ユーザーが利用する時間も増えていきます。

調査会社のGartnerが2022年に発表した資料では、2026年までに世界の25%の人は、1日1時間以上メタバースですごすと発表しました。

具体的な活動は

  • ショッピング
  • 仕事
  • 教育
  • 友人との交流

など、現在よりも気軽に利用できる環境が整います。

私たちが普段利用している

  • Amazon
  • 在宅勤務
  • オンライン学習
  • SNS

などの日常的に使用するツールが、すべてメタバースに移行するイメージです。

資料の中では、2026年までに世界中の企業の30%が、メタバースに関連するサービスやデバイスを開発するとしています。

現在Appleは、AR(拡張現実)に対応したメガネ型の端末を開発中です。

また、コンタクトレンズにディスプレイを内蔵したスマートコンタクトレンズを開発している企業もあり、手軽にメタバースにログインできる環境が整いそうです。

メタバースの市場規模が拡大した理由

メタバースは、2020年代に入り市場規模が拡大しています。

市場規模が拡大した理由は、以下の通りです。

  • コロナウイルス感染症の影響
  • オンライン活動の増加
  • 通信環境の進化
  • メタバースプラットフォームの増加

2020年に流行した新型コロナウイルスの影響で、家の中ですごす時間が増えました。

仕事や学習、友人とのコミュニケーションなど、オンライン上での時間が増加し、メタバースを利用するユーザーも増えています。

外出自粛の影響で自分の時間が増え、新しくメタバースに挑戦するユーザーも増加しました。

また、通信システム5Gの普及や、SpaceXが開発する通信衛星Starlinkが実用化されたこともあり、通信環境は向上しています。

国内でもメタバースプラットフォームは増加しており、ユーザーの選択肢も増えています。

2030年のメタバース市場規模を予測

調査機関によって数字は異なりますが、2030年までにメタバースの市場規模は拡大すると予測されています。

コンサルティング会社のマッキンゼーが2022年に発表した資料では、2030年のメタバースの市場規模を最大5兆ドルと予測。

多くのユーザーは、メタバースでショッピングを楽しむと報告しています。

自宅で買い物ができるAmazonや楽天などのECサイトのサービスに、アバターによる接客という付加価値がつくので、利用するユーザーは増えそうです。

ほかにも

  • 金融サービス
  • テクノロジー
  • 医療

の分野でメタバースを使用した取り組みが進み、市場規模は拡大していきます。

現在の小中学生は、放課後にメタバースで友人と遊ぶ機会が多いです。

MinecraftやThe Sandboxでゲームを楽しむだけでなく、友人とメッセージのやり取りやアプリを使用したボイスチャットも可能です。

現在の子どもたちが大人になったときには、メタバースをコミュニケーションツールに使う可能性があります。

メタバースの市場規模が今後も拡大する理由

メタバースの市場規模が、今後も拡大する理由は以下の通りです。

  • デバイスの進化
  • プラットフォームの増加
  • NFTとの相性が良い
  • 個人のクリエイターが増加
  • 企業がメタバースへ進出している

詳しく解説します。

デバイスの進化

メタバースを楽しむためのデバイスは、日々進化しています。

頭から被るVRヘッドセットも軽量化が進み、首や肩への負担も少なくなりました。

VRヘッドセット以外では、メガネのレンズから情報を収集する、スマートグラスも発売しています。

実際の風景と重なるように情報が表示され、両手が自由に使えることは大きなメリットです。

バイク用のスマートヘルメットもあり、運転をしながら後方を確認することも可能です。

また、目に直接装着するスマートコンタクトレンズの開発も進んでいます。

装着すると目の前に情報が表示され、目を閉じている状態でもまぶたの裏側で情報が確認できます。

デバイスに必要な半導体やセンサーなどの軽量化が進み、体に負担がかからない商品の開発が進んでいます。

プラットフォームの増加

メタバースを体験できるプラットフォームの数は、年々増加しています。

無料で体験できるものも多く、アプリをダウンロードするだけで手間がかからないものも多いです。

  • cluster
  • XR World
  • REV WORLDS
  • Synamon

などの国内の企業が開発するプラットフォームでは、日本語に対応しています。

また

  • Decentraland
  • Everdome
  • Fortnite

などの海外のプラットフォームでも、日本人のユーザーが多いので、日本語での解説記事や動画が豊富です。

2022年12月に一旦配信を終了したメタバース「Rium」では、アバターの動作がとてもなめらかで、操作性も高いです(現在は新シリーズの配信準備中)

このように、プラットフォームが増えていくことで、メタバースの市場規模は拡大していきます。

NFTとの相性が良い

メタバースはNFTとの相性が良いです。

2022年は国内のNFT市場が大きく盛り上がり、新しいコレクションが続々と登場しました。

各プロジェクトのホワイトペーパー(開発体制や今後の予定)を読み進めると、多くのプロジェクトがメタバースへ進出する予定です。

メタバース上にホルダー(NFT保有者)限定のワールドを作り、定期的にイベントの開催を予定しています。

また、ホルダーに向けてメタバースの土地(LAND)を配布するプロジェクトもあり、活用する機会が増えそうです。

個人のクリエイターが増加

個人で活動するクリエイターが増加し、メタバース内で活躍しています。

具体的には

  • ワールド制作
  • アバター制作
  • プロップ(アイテム)制作
  • イベントスタッフ

など、多くのクリエイターが仕事をしています。

ワールドやアバターの制作では、UnityやUnreal Engineなどのゲームエンジンの技術が必要で、プログラミングの技術も求められます。

2022年現在はクリエイターの数が少ないですが、企業がメタバース上に店舗を出店する機会が増え、クリエイターの需要も増えています。

暗号資産(仮想通貨)やNFTを報酬として支給されることもあり、世界中どこにいても働けることは大きなメリットです。

企業がメタバースへ進出している

2021年にFacebookがメタ・プラットフォームズへと名称を変更したこともあり、多くの企業がメタバースへ進出しています。

国内の企業もメタバースに進出しており

  • パナソニック
  • KDDI
  • GREE
  • リコー
  • 任天堂

など、多くの業種がメタバースに注目しています。

メタバースに進出する企業が増えていくと、国内のメタバース市場規模も拡大していくでしょう。

メタバース市場規模のまとめ

本記事では、メタバースの市場規模について徹底解説しました。

2020年代はメタバースが伸びていく年代とも言われており、多くの企業が注目しています。

VRヘッドセットの装着や、容量が大きいパソコンが必要なイメージがありますが、実際はスマートフォンアプリをダウンロードするだけで、メタバースを体験できます。

読者のみなさまも、ぜひメタバースを体験してみてください。

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