DeFi(分散型金融)とは?特徴とやり方・始め方を解説

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DeFiは、ブロックチェーン上に構築された金融システムのことを指します。

さまざまなプロダクトやサービスが、DeFiとして構築されており、中には数百億円から数千億円規模の資金を集める(TVL)プロダクトも見られます。

しかし、その仕組みや、実際どのようなことが可能なのか?といった点に疑問を持っている方も少なくないでしょう。

この記事では、そんなDeFiについて概要から特徴、実際のプロダクト・サービスなどについて解説しています。

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DeFiとは?概要をわかりやすく解説

DeFiは、Decentralized Financeの略称であり、日本語では分散型金融を表します。

ブロックチェーン上で構築されている金融サービス・システム・プラットフォームなどの総称であり、具体的には以下のような金融サービスを指しています。

  • 仮想通貨などの取引
    (DEX/分散型取引所)
  • 仮想通貨の預け入れや借り入れ
    (レンディング)
  • 仮想通貨を用いたデリバティブ取引
    (証拠金取引や金融商品のトークン化)
  • 保険
    (ハッキングに対する保険など)

また、上記のようなDeFiのサービスやプロダクトは「スマートコントラクト」を応用して、実装されています。

スマートコントラクトとは、ブロックチェーン上で契約を締結できる技術のことであり、プログラムによって契約の執行を自動的に行うことが可能です。

これにより、DeFiでは取引の実行に、仲介人や管理人を必要としません。

スマートコントラクトを実装した代表的なブロックチェーンがイーサリアム(ETH)です。

ただし、BSC・Avalanche・Solanaなど、現在さまざまなブロックチェーンがスマートコントラクトを実装した上で展開されており、DeFiが構築されているチェーンはイーサリアムに限りません。

DeFiの4つの特徴!CeFiとの比較も

DeFiの対義語として、CeFiという言葉があります。

CeFiはCentralized Financeのことで、日本語では中央集権型金融と呼ばれています。

DeFiの特徴を把握する際は、CeFiと比較すると非常に理解しやすいです。

そのため、これからDeFiとCeFiを比較しながら、DeFiの特徴について以下のポイントから解説していきます。

  • 分散性と透明性
  • コンポーザビリティと可能性
  • よりオープンな金融
  • トークンとユーティリティ

CeFiと比較しながら、DeFiの強みをチェックしていきましょう。

分散性と透明性の確保

DeFiは、ブロックチェーン上に構築されており、スマートコントラクトを用いて自動的に各取引・サービスを実行しています。

そのため、資金の管理や取引・サービスの実行に、中央管理者を必要としません。

これにより、既存の中央集権型金融(CeFi)と比較して、さまざまなメリットが発生します。

代表的なものの1つに、透明性・分散性の確保が挙げられるでしょう。

DeFiは、ブロックチェーン上に構築されているため、チェーン上に取引やサービスの執行内容が記録され、記録された内容は誰でも閲覧可能です。

また、資金・取引の流れはスマートコントラクトで設定されているため、利用者は予め「資金がどのように動いていくのか?」という点もチェック可能です。

これにより、資金の流れや取引の透明性が確保され、予めスマートコントラクトの内容を閲覧することで、自身の資金がどのように利用されるのか?といった点を確認することもできます。

(しかし、詳しくは後述しますが、DeFiではスマートコントラクトを悪用した詐欺や、バグなどが多発しています。)

コンポーザビリティと可能性

DeFiでは、各プロダクトのスマートコントラクトを用いて、取引が実行されています。

各スマートコントラクト同士は結合・連携が可能な特性を持っているため、各プロダクト同士の機能・要素を接続することが容易です。

上記のような特性を、コンポーザビリティ(構成可能性)と言います。

例えば、既に存在しているプロダクトのスマートコントラクトを用いて、新たな金融サービスを提供したり、相乗効果を発揮させたりすることが可能です。

上記の特性によって、DeFiは高い柔軟性・拡張性を持っており、日々新たなプロダクト・サービス・運用方法が続々登場しています。

現在、DeFiとして提供されている各プロダクト同士は複雑に関係しあっており、その規模やバリエーションは拡大しつつあります。

オープンな金融と障壁の低さ

DeFiは、ウォレットと仮想通貨を保有しているだけで、誰でも利用・運用することが可能です。

非常に開かれた領域であり、国籍・年齢・利用方法を問いません。

日本では実感しにくいポイントですが、世界には銀行口座さえ持てない金融システムにアクセスできない人々が少なくありません。

このような方々に、DeFiと仮想通貨を活用することによって、金融サービスを提供していくことができます。

トークンとユーティリティ

DeFiの各プロダクトは、トークンを実装していることが多いです。

トークンとは、イーサリアムやBSCといったブロックチェーンを間借りする形で発行される仮想通貨のことで、独自のブロックチェーンを持っていません。(厳密にはさまざな文脈で使用されます)

各プロダクトのトークンは、プロダクト内でさまざまなユーティリティ(用途・実用性など)を持ちます。

代表的なユーティリティに、以下のようなものが挙げられます。

  • さまざまな報酬に対する支払通貨
    (預け入れに対する利息など)
  • 各プロダクトのガバナンス
    (プロダクトの意思決定における投票権など)
  • 各サービスの利用権
    (仮想通貨上場に伴う購入権など)

現在、DeFi発のトークンが多数発行されており、巨額の時価総額を持つトークンも少なくありません。

例えば、代表的なDeFiである「Uniswap」というプロダクトのトークンである「UNI」は、9月17日時点で7,000億円を超える時価総額を持ちます。

DeFiのプロダクト・事例をチェック

DeFiの特徴がわかったところで、代表的なDeFiのプロダクト・事例をご紹介していきます。

DeFiの実際のプロダクトをチェックしながら「DeFiとはどのようなものか?」という点を把握していきましょう。

最大級のDEX【Uniswap】

まず、はじめにご紹介したいDeFiの実例は、Uniswapです。

Uniswapは、ブロックチェーン上に構築されたDEX(分散型取引所)で、仮想通貨取引をブロックチェーン上で可能にしています。

Uniswapの大きな特徴として、現在DEXの主流な取引システムとなっているAMMを導入し、DEXの利用を大きく広げたことが挙げられます。

(AMMとは、予め設定されたルールに応じてレートを決定し、流動性プールを通して自動的に取引を提供するシステム)

Uniswapは、DeFiを代表するような存在であり、9月15日時点で最も取引高の高いDEXでもあります。

レンディングの【Compound】

次に、ご紹介するのはCompoundです。

Compoundは、仮想通貨のレンディングを扱うDeFiのプラットフォームとなっており、仮想通貨の貸付・借入を可能にしています。

仮想通貨の貸付・借入といっても、利用者間が直接やり取りをする訳ではありません。

Compoundの利用者は、資金が預けられているプールを通して、仮想通貨を貸したり・借りたりすることができます。

具体的には、利用者はCompoundのプールに仮想通貨を貸し出し、金利を得ることが可能です。

同時に、利用者は貸し出した仮想通貨を担保に、仮想通貨を借り入れることもできます。

Compoundについても、Uniswap同様にDeFiを代表するプラットフォームです。

さまざまな商品をチェーンに【Synthetix】

Synthetixは、デリバティブ系のDeFiプラットフォームです。

Synthetixでは、仮想通貨はもちろん、法定通貨・株式・指数・商品といった既存の金融で扱われているような金融商品をブロックチェーン上で扱うことを目標としています。

具体的には、各金融商品をトークン化することにより、DEX上などで取引することを可能にしています。

SynthetixのTVL(ロック・預けられた資産)は9月15日時点で700億円を超えており、デリバ

ティブ系のDeFiを代表する存在です。

DeFiのはじめ方・やり方を1から解説

これから、DeFiのはじめ方・やり方について、以下のポイントから1から解説していきます。

  1. 仮想通貨の購入
  2. ウォレット作成
  3. ウォレットへの送金
  4. DeFiとの接続

上記の手順で、DeFiデビューしていきましょう。

仮想通貨の購入

DeFiの利用には、DeFi上で運用する資金・ガス代(チェーン上の手数料)の支払いなどに用いる仮想通貨の購入が必要です。

仮想通貨を既に保有している方は、後述する手順でウォレットに仮想通貨を送金していきましょう。

まだ、仮想通貨を保有していないという方は、国内仮想通貨取引所で口座開設を行う必要があります。

口座開設が済んだら、実際に仮想通貨を購入していきましょう。

DeFiでの運用が目的の場合、購入する仮想通貨は、多数のDeFiが構築されている「イーサリアム(ETH)」がおすすめです。

MetaMaskなどのウォレットを作成

DeFiの利用には、MetaMaskといった仮想通貨を管理するウォレットが必要です。(厳密には秘密鍵を管理)

DeFiは前述のとおり、分散性の高いシステムのため、仮想通貨の管理についても「利用者自身が管理」していく必要があります。

CeFiのように、取引所が仮想通貨を代わりに管理してくれる訳ではありません。

上記の管理を行っていくツールが、ウォレットです。

そのため、MetaMaskなどのウォレットを作成していきましょう。

ウォレットに仮想通貨を送金

ウォレットを作成したら、そのウォレットに取引所で購入した仮想通貨を送金していきましょう。

ウォレットに仮想通貨を送金することにより、ウォレットから送金といった操作を実行したり、各DeFiプロダクトと接続することができます。

一方で、ウォレットがハッキング・攻撃されると、保有している仮想通貨は失われてしまいます。

そのため、仮想通貨を送金したウォレットの秘密鍵・リカバリーフレーズといった文字列は、厳重に管理していきましょう。

DeFiとウォレットの接続

最後に、仮想通貨を送金したウォレットとDeFiを接続・承認していきましょう。

接続・承認が完了することにより、各DeFiのプロダクトがウォレットの資金にアクセスすることが可能になります。

また、DeFiでの取引にはガス代(チェーン上の手数料)が掛かるため、余裕を持った金額をウォレットに送金しておくのがおすすめです。

詐欺だらけ?DeFiの注意点とリスク

これまで、DeFiの魅力・特徴について解説してきました。

その一方で、DeFiはまだまだ未発達な領域であり、多数のリスクが存在しています。

そのため、押さえておきたいDeFiの代表的なリスクや注意点について、いくつか解説していきます。

詐欺的なプロジェクトが多数存在

DeFiは基本的にオープンソースであり、技術力があれば誰でもUniswapといった著名なプロジェクトを模倣することが可能です。

実際に、SushiSwapといった著名なDEXは、Uniswapを模倣して構築されました。

上記のような容易さから、詐欺的なプロジェクトや、詐欺の意図が無くとも実質的に機能しておらずリスクの高いプロダクトが多数存在しています。

そのため、DeFi利用の経験が浅い方・自信が無いという方は、知名度の高いDeFiを利用するのがおすすめです。

バグやハッキングのリスク

DeFiは前述の通り、スマートコントラクトのコントラクト(契約)を活用して構築されています。

金融サービスを提供するDeFiの開発では、非常に複雑なコントラクトを多用しています。

また、コンポーザビリティの関係から、1つの取引・機能を提供するために、DeFiでは多数のプラットフォームやコントラクトが複雑に絡み合っていることが少なくありません。

上記のような背景から、DeFiでは複雑なコントラクトの隙きを突くように、バグやハッキングが日々発生しています。

どれだけ有望なプロジェクトに見えても、1つのプロダクトに対して、資金を預けすぎる(ロック)するといった運用はおすすめできません。

未発達な法整備と利用者保護

DeFiでは、トラブルが発生した際の保護は期待できません。

既存の金融サービスを提供する際には、当局による規制や法律によって厳格に監視・運用され、利用者を保護する仕組みが整っています。

一方で、DeFiの法整備や利用者保護はまだまだ未熟であり、基本的に上記のような保護は期待できません。

自己責任が大原則であると意識して、利用していく必要があります。

DeFiについてまとめ

この記事では、DeFiについてさまざまなポイントを解説しました。

DeFiには、まだまだ可能性・発展が期待できる一方で、まだまだ未熟な側面がある点は否めません。

今後も注目したい領域ではありますが、実際に利用する場合は危険性やリスクを押さえた上で、慎重に運用していきましょう。

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