銀行口座のおすすめはどこ?|銀行の種類の違いと用途別の選び方
銀行口座はメガバンク・ゆうちょ銀行・地方銀行・ネット銀行と種類が多く、店舗の近さと手数料のどちらを優先するかで選ぶ銀行が変わります。
給与受取や引き落としは店舗やATMの多い銀行、貯金や振込はネット銀行というように、用途で種類を分けてメイン1口座とサブ1口座を組み合わせるのが基本です。
銀行の種類ごとの違い、用途別に向く口座の条件、メガバンクとネット銀行の代表口座の仕様、口座開設の流れを確認できます。
- 3行要約
①給与受取と引き落としは店舗やATMの多い銀行、貯金と振込はネット銀行という分担
②三菱UFJ・みずほ・ゆうちょはアプリやネットで開設すると紙の通帳なしの口座
③迷ったらメイン1口座とサブ1口座、事業用は屋号付き口座を別に用意する形
用途別に見た銀行口座のおすすめの結論
銀行口座のおすすめは、1つの銀行に決めることではなく、用途ごとに向く種類の銀行を選ぶことです。給与受取や引き落としは店舗やATMが多い銀行、貯金や振込はネット銀行に分けると、手数料と使い勝手を両立しやすくなります。
メガバンクやゆうちょ銀行は窓口で手続きでき、ネット銀行は振込の無料回数や証券口座との連携を持つ口座が中心です。どちらか一方にそろえるより、メイン1口座とサブ1口座で役割を分けるほうが用途の漏れは少ないでしょう。
用途別に向く銀行の種類の早見表
7つの用途ごとに、向く銀行の種類と、その理由になる公式の仕様を並べました。理由の欄は2026年9月25日時点の各行の公式サイトの内容です。
| 用途 | 向く種類 | 理由(公式の仕様の例) |
| 給与受取 | メガバンク・ネット銀行 | 楽天銀行とPayPay銀行は給与受取(PayPay銀行はエントリーも必要)で他行宛の振込が月3回無料。三菱UFJ銀行は給与や年金の受取などでATM手数料の無料範囲が広がる |
| 生活費・引き落とし | メガバンク・ゆうちょ銀行 | 三菱UFJ銀行の自行ATMは毎日8:45〜21:00が無料。郵便局内などのゆうちょATMは預け入れ・払い戻しが無料 |
| 貯金 | ネット銀行 | ドコモSMTBネット銀行の目的別口座やGMOあおぞらネット銀行のつかいわけ口座で、1人の名義の中で目的別に分けられる |
| 振込・送金 | ネット銀行 | ソニー銀行は口座を持つだけで他行宛の振込が月1回無料。ランクやステージで無料回数が増える銀行もある |
| 現金の出し入れ | メガバンク・流通系 | イオン銀行ATMは24時間365日入出金手数料0円。セブン銀行の口座ならセブン銀行ATMは7時〜19時が無料 |
| 窓口での相談 | メガバンク・ゆうちょ銀行 | 店舗やゆうちょ銀行・郵便局の窓口で口座開設や手続きができる |
| 事業用 | 屋号付き口座を扱う銀行 | 楽天銀行とPayPay銀行は、口座名義に屋号を入れた個人事業主向けの口座を扱う |
同じ用途でも、無料回数や無料の時間帯には条件が付きます。口座を決める前に、給与受取や残高などの条件を自分が満たせるかを先に見ておくと、無料回数を取りこぼしません。
出典:三菱UFJ銀行『ATMサービス』、楽天銀行『ハッピープログラム』、イオン銀行『口座開設』
迷ったときの基本の組み合わせ
迷ったときは、メインをメガバンクかゆうちょ銀行、サブをネット銀行にする組み合わせが基本です。メインで給与受取と引き落としをまとめ、サブで貯金と他行宛の振込を受け持ちます。
メインを店舗のある銀行にするのは、窓口で相談や手続きができ、現金の出し入れに使えるATMも近くにあるためです。サブのネット銀行は、アプリだけで振込や資金の移動を済ませる用途に向くでしょう。
口座をいくつ持つか、使わない口座をどう整理するかは銀行口座を持ちすぎるデメリットの記事で扱っています。
銀行の種類ごとの違い
銀行口座を選ぶ前に、銀行の種類ごとの違いを押さえると候補を絞れます。ここではメガバンク、ゆうちょ銀行、地方銀行、ネット銀行、流通系と信託銀行の順に整理しました。
メガバンク(都市銀行)の特徴
金融庁の銀行免許一覧で都市銀行に分類されているのは、みずほ銀行・三井住友銀行・三菱UFJ銀行・りそな銀行の4行です。埼玉りそな銀行はりそなグループですが、一覧では都市銀行とは別の区分に入っています。
都市銀行の特徴は、店舗とATMを広い地域に持ち、窓口で口座開設や相談ができる点です。例えばみずほ銀行は47都道府県に店舗を展開しており、窓口を探しやすい銀行の1つでしょう。
ただし、口座を開く支店は自宅や勤務先の近くから選ぶのが原則です。三菱UFJ銀行とみずほ銀行は、離れた店舗を希望すると口座開設を断る場合があるとしています。
出典:金融庁『銀行免許一覧』、みずほ銀行『口座開設(口座をつくる)』、三菱UFJ銀行『口座をひらく(口座開設)』
ゆうちょ銀行の特徴
ゆうちょ銀行は、ゆうちょ銀行の店舗に加えて郵便局の窓口でも口座を開設できます。申し込みは住所か勤め先の近くの店舗が原則で、1人1口座での利用が前提です。
事業用途で個人名義の口座を開く場合は、通常の確認に加えて審査があります。アプリでの開設やATMの料金は、この後のゆうちょ銀行の代表口座の見出しで取り上げます。
地方銀行・第二地方銀行の特徴
金融庁の銀行免許一覧では、地方銀行が61行、第二地方銀行が34行あります(2026年5月26日現在)。一覧は本店のある都道府県ごとに並んでおり、地域ごとに別の銀行として営業しています。
地元の勤務先で給与の振込先に指定されている場合や、自宅の近くに支店がある場合は候補に入るでしょう。地方銀行を比べるときも、見るポイントはこの後の選び方5つの軸と変わりません。
出典:金融庁『銀行免許一覧』
ネット銀行の特徴
ネット銀行は、口座開設から振込までをアプリやWebで済ませる銀行です。auじぶん銀行は、残高照会や振込などの銀行サービスをアプリ1つで使えるとしています。
現金の出し入れには、コンビニなどの提携ATMを使います。PayPay銀行は全国約9万5千台の提携ATMを使え、毎月1回目の入金と出金は金額にかかわらず0円です。
みんなの銀行のように、キャッシュカードを発行せず、セブン銀行ATMでアプリからQRコードを読み取って入出金する銀行もあります。
ネット銀行ごとの特徴は、PayPay銀行のメリット・デメリットの記事やドコモSMTBネット銀行の金利の記事で詳しく扱っています。
出典:auじぶん銀行『トップページ』、PayPay銀行『入出金・ATM』、みんなの銀行『口座開設』
流通系銀行と信託銀行の位置づけ
流通系の銀行は、買い物で立ち寄る場所に店舗やATMを置いているのが特徴です。イオン銀行は店舗を365日営業し、イオン銀行ATMの入出金手数料は24時間365日0円です。
セブン銀行は、Myセブン銀行アプリで口座を開設すると、キャッシュカードが届く前からセブン銀行ATMで取引できます。
三井住友信託銀行は、金融庁の一覧で信託銀行に分類される13行の1つで、都市銀行やネット銀行とは別の区分です。本記事では普段使いの口座の候補に入れていません。
出典:イオン銀行『口座開設』、セブン銀行『Myセブン銀行』、金融庁『銀行免許一覧』
種類別の比較表
種類の違いは、金利や手数料の数字よりも、窓口・ATM・通帳・口座開設の方法に表れます。代表的な銀行の公式の仕様から、使い勝手の違いを表にしました。
| 種類 | 窓口 | ATM | 紙の通帳 | 口座開設の方法 | 硬貨の入金 |
| メガバンク | 店舗の窓口で相談・手続きができる | 自行ATMあり(三菱UFJ銀行は毎日8:45〜21:00無料) | アプリで開設すると発行なし(三菱UFJ銀行・みずほ銀行) | アプリ・インターネット・店舗 | 三井住友銀行は店舗内ATMで可(平日8:45〜18:00) |
| ゆうちょ銀行 | ゆうちょ銀行・郵便局の窓口 | ゆうちょATM(郵便局内などは無料) | アプリで開設できるのは無通帳型の口座 | アプリ・窓口 | ATMで可(料金あり) |
| ネット銀行 | 手続きはアプリ・Webが中心 | コンビニなどの提携ATM | 明細はアプリ・Webで確認(みんなの銀行はキャッシュカードも発行なし) | アプリ・Web | セブン銀行ATMなどは紙幣のみ |
| 流通系 | イオン銀行は店舗あり | イオン銀行ATM・セブン銀行ATM | イオン銀行は通帳アプリ | アプリ・店舗(セブン銀行はATMからも可) | セブン銀行ATMは紙幣のみ |
硬貨をよく入金するなら、店舗内ATMのある銀行が候補です。枚数の上限や料金はATMで小銭を入金できる銀行の記事にまとめています。
出典:三井住友銀行『硬貨を伴う入金、出金、振込はできますか?』、セブン銀行『セブン銀行ATMで硬貨を利用できますか?』、ゆうちょ銀行『ATMのご利用について』
銀行口座の選び方5つの軸
種類を決めたら、次の5つの軸で候補の銀行を比べます。自分の使い方で回数が多い取引から順に見ると、手数料の差が出る所を見落としません。
ATMの場所と入出金の手数料
自行ATMの無料時間は銀行ごとに違います。三菱UFJ銀行は当行のキャッシュカードなら自行ATMが毎日8:45〜21:00無料で、みずほ銀行とりそな銀行は平日8:45〜18:00が無料です。
時間外は三井住友銀行・みずほ銀行・りそな銀行とも110円からかかります。ただし三井住友銀行はOliveアカウントにすると本支店ATMの時間外手数料が無料になります。
みずほ銀行も、みずほマイレージクラブの取引状況に応じてATMの時間外手数料が無料になります。平日の日中にATMへ行けない人は、この時間外の扱いを先に比べてください。
出典:三菱UFJ銀行『ATMサービス』、三井住友銀行『ATM・キャッシュカードご利用手数料』、みずほ銀行『ATMのご利用時間と手数料』
振込手数料の無料回数
他行宛の振込手数料は、無料回数の付き方で月の負担が変わります。無料回数には、口座を持つだけで付く回数と、給与受取やランクなどの条件で増える回数の2種類があります。
銀行別の金額と無料回数の条件は、振込手数料が安い銀行の記事で比べています。
普通預金の金利
普通預金の金利は、基本の金利に条件付きの上乗せが加わる銀行があります。auじぶん銀行は、au PAYやau PAY カード、証券会社と連携すると円普通預金の金利を優遇する「まとめて金利優遇」を用意しています。
上乗せの条件は銀行によって連携するサービスが違うため、自分が使っているサービスとつながる銀行を選ぶと条件を満たしやすくなります。金利の水準はSBI新生銀行の金利の記事などで扱っています。
窓口と通帳の有無
三菱UFJ銀行はアプリで口座を開設すると紙の通帳を発行しません。2022年4月1日以降に開設した普通預金口座で紙の通帳を使うと、年間550円の手数料がかかります。
この紙通帳利用手数料は、毎年1月末時点で18歳未満か70歳以上の人は対象外です。みずほ銀行もインターネットで開設すると通帳を発行しない「みずほe-口座」になります。
三井住友銀行は、紙の通帳を発行せずにパソコンやスマホで明細と残高を見るWeb通帳を用意しています。通帳を記帳する習慣がなければ、明細をアプリで見る口座で困ることは少ないでしょう。
出典:三菱UFJ銀行『口座をひらく(口座開設)』、みずほ銀行『口座開設(口座をつくる)』、三井住友銀行『Oliveアカウント』
アプリと他サービスの連携
証券口座やスマホ決済を使っているなら、そのサービスと連携できる銀行を選ぶと入金や資金移動の手間が減ります。例えば楽天銀行のマネーブリッジは、楽天証券で買い注文を出すと預金残高から不足分を自動で入金できます。
どの銀行がどのサービスとつながるかは、この後のネット銀行の代表口座の表にまとめました。
メガバンク・ゆうちょの代表口座
メガバンクの4行とゆうちょ銀行の口座を、口座開設の方法・通帳・アプリ・自行ATMの手数料・優遇の仕組みで比べます。口座開設の特典は口座開設キャンペーンの記事で扱っています。
三菱UFJ銀行
| 項目 | 内容 |
| 口座開設の方法 | スマート口座開設アプリ、または店舗 |
| 通帳 | アプリで開設すると紙の通帳は発行なし(明細はスマホやパソコンで確認) |
| インターネットバンキング | 三菱UFJダイレクト |
| 自行ATMの手数料 | 当行のキャッシュカードなら毎日8:45〜21:00無料 |
| 優遇の仕組み | スーパー普通預金(メインバンク プラス) |
アプリで口座を開設すると、スーパー普通預金(メインバンク プラス)が同時に申し込まれます。優遇や特典は、一定の条件を満たした場合に適用される仕組みです。
口座番号は、平日の午前中にアプリで申し込むと当日に確認できる場合があります。デビット一体型キャッシュカードは、1週間〜10日程度で届きます。
15歳以上なら本人がアプリで申し込めます。アプリで開設する場合、マイナンバーの届け出は不要です。
三井住友銀行(Olive)
| 項目 | 内容 |
| 口座開設の方法 | アプリで申し込み |
| 通帳 | Web通帳(通帳不発行方式) |
| アプリ | 三井住友銀行アプリ |
| 自行ATMの手数料 | 本支店ATMは平日8:45〜18:00無料。Oliveアカウントなら時間外も無料 |
| 優遇の仕組み | Oliveアカウントのランク(Olive 一般・ゴールド・プラチナプリファード・Infinite) |
Oliveは、三井住友銀行の口座にOliveアカウントを契約して使うサービスです。キャッシュカード機能・デビットモード・クレジットモード・ポイント払いモードなどを1枚にまとめたOliveフレキシブルペイを使えます。
Oliveアカウントの口座なら、本支店ATMと三菱UFJ銀行の店舗外ATMの時間外手数料が無料です。
Oliveアカウントでない三井住友銀行の口座は、本支店ATMの平日8:45より前と18:00以降、土日・祝日は110円かかる点に注意してください。
出典:三井住友銀行『Oliveアカウント』、『ATM・キャッシュカードご利用手数料』
みずほ銀行
| 項目 | 内容 |
| 口座開設の方法 | みずほ口座開設&手続きアプリ・インターネット・店舗 |
| 通帳 | インターネットで開設すると通帳を発行しない「みずほe-口座」 |
| アプリ | みずほ銀行アプリ(旧名称:みずほダイレクトアプリ) |
| 自行ATMの手数料 | 平日8:45〜18:00は無料、18:00〜23:00は110円 |
| 優遇の仕組み | みずほマイレージクラブ |
みずほマイレージクラブに入会していると、取引の条件に応じてATMの時間外手数料や他行宛ての振込手数料が無料になります。インターネットで口座を開設すると、同時に入会できます。
インターネットやアプリでの申し込みは、国内に住む満18歳以上が対象です。キャッシュカードは、手続きから2〜4週間後に郵送で届きます。
出典:みずほ銀行『口座開設(口座をつくる)』、『ATMのご利用時間と手数料』
りそな銀行・埼玉りそな銀行
| 項目 | 内容 |
| 口座開設の方法 | 口座開設アプリ、または店舗 |
| 口座番号の通知 | 口座開設アプリなら早ければ翌営業日の19時以降にメールで通知 |
| アプリ | りそなグループアプリ |
| 自行ATMの手数料 | りそなグループのカードなら平日8:45〜18:00無料、それ以外の時間帯は110円 |
| 優遇の仕組み | りそなクラブ |
りそな銀行と埼玉りそな銀行は別の銀行ですが、どちらもりそなグループアプリで残高照会や振込ができます。店舗で口座を開くと、所定の顔写真付き本人確認書類がある場合にカードを即時発行できます。
りそなクラブは、普通預金口座を持つ個人が申し込めるポイントサービスです。事業用として使う口座は申し込みの対象外になります。
出典:りそな銀行『口座開設』、『手数料情報』、埼玉りそな銀行『手数料情報』
ゆうちょ銀行
| 項目 | 内容 |
| 口座開設の方法 | ゆうちょ手続きアプリ、またはゆうちょ銀行・郵便局の窓口 |
| 通帳 | アプリで申し込めるのは無通帳型総合口座「ゆうちょダイレクト+(プラス)」 |
| アプリ | ゆうちょ通帳アプリ・ゆうちょダイレクト |
| 自行ATMの手数料 | ゆうちょ銀行の店舗内や郵便局内のゆうちょATMは無料 |
駅やファミリーマートなどに置かれたゆうちょATMは、平日8:45〜18:00と土曜9:00〜14:00が無料で、それ以外の時間帯は110円です。
ネット銀行の代表口座
ネット銀行に、流通系の2行と店舗もあるSBI新生銀行を加えた11行を、連携するサービス・ATM・特徴で並べました。銀行同士の細かい比較や順位付けはせず、どの銀行がどのサービスとつながるかを見る表です。
| 銀行名 | 連携するサービス | ATM | 特徴 |
| 楽天銀行 | 楽天証券(マネーブリッジ) | 全国約100,000台の提携ATM | ハッピープログラムの会員ステージでATMの無料回数が変わる |
| PayPay銀行 | PayPay(PayPay残高へのチャージが無料) | 全国約9万5千台の提携ATM | PayPayアプリから口座を開設できる |
| ドコモSMTBネット銀行(旧 住信SBIネット銀行) | SBI証券(SBIハイブリッド預金)・dアカウント | スマートプログラムのランクで無料回数が変わる | 目的別口座で資金を分けて管理できる |
| SBI新生銀行 | SBI証券(SBIハイパー預金) | SBI新生銀行アプリでスマホATMを使える | 来店予約で相談できる店舗がある |
| auじぶん銀行 | au PAY・au PAY カード・証券会社(まとめて金利優遇) | じぶんプラスのステージで出金の無料回数が月2回〜15回 | 銀行サービスをアプリ1つで使える |
| ソニー銀行 | Sony Bank WALLET | 提携7社のATM | 口座を持つだけで他行宛の振込が月1回無料 |
| GMOあおぞらネット銀行 | GMOクリック証券(証券コネクト口座) | セブン銀行・イオン銀行・ゆうちょ銀行のATM | つかいわけ口座を10口座まで作れる |
| みんなの銀行 | 福岡銀行など4行宛の振込が無料 | セブン銀行ATM(アプリのQRコードで入出金) | キャッシュカードを発行しない |
| UI銀行 | 同じグループのきらぼし銀行の相談サービス | きらぼし銀行ATMは8:00〜21:00の預け入れが無料 | 普通預金・定期預金の口座開設をアプリで行える |
| イオン銀行 | イオンカードセレクト | イオン銀行ATMは24時間365日入出金手数料0円 | 店舗は365日営業 |
| セブン銀行 | Myセブン銀行アプリ | セブン銀行ATMは7時〜19時が無料 | キャッシュカードが届く前からATMで取引できる |
各行の手数料や金利の詳しい条件は、PayPay銀行のメリット・デメリット、ドコモSMTBネット銀行の金利、SBI新生銀行の金利の各記事で扱っています。
出典:ソニー銀行『提携ATM』、GMOあおぞらネット銀行『つかいわけ口座』、UI銀行『UI銀行ナビ』
用途別のおすすめ銀行口座
早見表の用途ごとに、口座に求める条件と、条件に合う銀行の仕様を見ていきます。自分の用途で回数の多い取引に合う銀行から決めると迷いにくいでしょう。
給与受取口座
給与の受取口座を自分で選べるなら、給与受取で振込やATMの手数料に優遇が付く銀行を選ぶと毎月の負担を減らせます。優遇の例は冒頭の早見表のとおりで、PayPay銀行の給与受取の条件はPayPay銀行の手数料の記事で扱っています。
生活費・引き落とし口座
生活費の口座は、現金を引き出すATMが近くにあるかと、時間外の手数料で選びます。自宅や職場の近くにある銀行の自行ATMの無料時間を先に見ておくと、引き出しのたびに手数料を払わずに済みます。
クレジットカードや公共料金の引き落とし先も、この口座にまとめると残高の管理が1か所で済みます。平日の日中にATMへ行けないなら、三菱UFJ銀行のように毎日21時まで自行ATMが無料の銀行や、24時間無料のイオン銀行ATMが合うでしょう。
貯金用口座
貯金用の口座は、生活費とは別の銀行に置くか、ドコモSMTBネット銀行の目的別口座やGMOあおぞらネット銀行のつかいわけ口座のように、1つの口座の中を目的別に分ける機能を使う方法があります。
2つの機能の違いや、口座間の自動振替の使い方は銀行口座を持ちすぎるデメリットの記事で比べています。
出典:ドコモSMTBネット銀行『目的別口座』、GMOあおぞらネット銀行『つかいわけ口座』
振込・送金用の口座
家賃や仕送りなど毎月決まった相手へ振り込むなら、無料回数のある口座を送金用に分けると手数料を抑えられます。無料回数の条件やことら送金の使い方は振込手数料が安い銀行の記事で比べています。
副業・個人事業主の事業用口座
副業や個人事業の入出金は、生活費の口座と分けると確定申告の書類づくりがしやすくなります。取引先に伝える振込先に屋号を入れたいなら、屋号付きの口座を扱う銀行を選びます。
楽天銀行の個人ビジネス口座は口座名義に屋号を使えますが、屋号だけの名義では開設できません。申し込みは、パソコンから楽天銀行の個人口座にログインして行います。
PayPay銀行の個人事業主口座は、口座名義に店名などの事業用の名称が入る口座です。本人確認書類に加えて、開業届や営業許可証などの事業の実態を確認できる資料が必要です。
りそな銀行と埼玉りそな銀行も、個人事業主向けに「屋号付口座」を扱っています。一方で、みずほ銀行はアプリやインターネットの申し込みでは屋号付きの口座を作れません。
ゆうちょ銀行は、事業用途の個人名義口座に審査があります。屋号などで個人事業を営んでいるか、事業の所得が給与所得のある人は20万円以上、ない人は48万円以上であることが申し込みの条件です。
出典:楽天銀行『個人ビジネス口座開設申込』、PayPay銀行『屋号付き銀行口座を開設するメリット』、ゆうちょ銀行『事業用途で個人名義の口座を開設されるお客さまへ』
学生の初めての口座
大学生や専門学校生が自分で口座を作るなら、アプリで申し込める銀行が手軽です。三菱UFJ銀行は15歳以上なら本人がアプリで申し込め、みんなの銀行も15歳以上が対象です。
みずほ銀行のインターネットとアプリでの申し込みは満18歳以上が対象になります。アルバイト代を受け取る口座にするなら、勤務先が指定する振込先の条件も先に確かめておきましょう。
高校生が口座を作るときの手順や必要なものは、高校生の銀行口座の記事で扱っています。
出典:三菱UFJ銀行『未成年者の口座開設』、みんなの銀行『口座開設』
年金・公金の受取口座
年金や給付金を受け取る口座は、普段使うメインの口座にそろえると入金の確認が1か所で済みます。公金受取口座の登録先の選び方は公金受取口座の記事にまとめています。
メインバンクとサブバンクの組み合わせ例
メインバンクは給与受取と引き落としを集める口座、サブバンクは貯金や振込など特定の用途に使う口座です。生活スタイルごとに、メインとサブの種類をどう組み合わせるかを表にしました。
| 生活スタイル | メインの種類 | サブの種類 | 組み合わせの理由(公式の仕様の例) |
| 会社員で現金も使う | メガバンク | ネット銀行 | 三菱UFJ銀行は給与や年金の受取などでATM手数料の無料範囲が広がる。サブのネット銀行で他行宛の振込無料回数を使う |
| キャッシュレス中心 | ネット銀行 | メガバンクかゆうちょ銀行 | PayPay銀行はPayPay残高へのチャージが無料。窓口や現金が必要な手続きはサブの店舗のある銀行で行う |
| 貯金を優先 | メガバンクかゆうちょ銀行 | 目的別に分けられるネット銀行 | ドコモSMTBネット銀行の目的別口座は定額自動振替で自動積立ができる |
| 副業あり | 生活費の口座 | 屋号付き口座 | 楽天銀行の個人ビジネス口座は、プライベート用の口座と分けて使える |
口座の数を増やしすぎると、使わない口座の管理が負担になります。何口座まで持つか、使っていない口座の整理手順は銀行口座を持ちすぎるデメリットの記事で扱っています。
夫婦やカップルで生活費を出し合う口座の作り方は、カップルの共同口座の記事にまとめています。
出典:三菱UFJ銀行『ATMサービス』、PayPay銀行『個人口座開設』、楽天銀行『個人ビジネス口座開設申込』
口座開設の流れと必要なもの
口座開設は、アプリで申し込む方法と、店舗の窓口で申し込む方法に分かれます。アプリなら来店せずに本人確認まで済ませられるため、平日の日中に窓口へ行けない人でも手続きできます。
本人確認書類
アプリで申し込むなら、マイナンバーカードか運転免許証を用意するのが基本です。PayPay銀行・みんなの銀行・セブン銀行は、どちらか1点でアプリから申し込めます。
窓口では、顔写真付きの本人確認書類なら1点で済む銀行があります。ゆうちょ銀行は顔写真付きの書類1種類、みずほ銀行は顔写真付き1点か、顔写真のない書類2点が必要です。
楽天銀行は、登録した住所と本人確認書類の住所が一致していないと口座を開設できません。引っ越した直後は、書類の住所変更を先に済ませてください。
出典:PayPay銀行『個人口座開設』、ゆうちょ銀行『口座開設時の本人確認書類』、楽天銀行『口座開設の流れ』
アプリで申し込む手順
- 銀行のアプリか、口座開設用のアプリをダウンロードします
- 本人確認書類と顔写真を撮影します
- 氏名や住所、職業、取引の目的などを入力します
- 銀行の審査を経て、口座番号がメールやアプリで通知されます
- キャッシュカードが郵送で届いたら、初期設定をして取引を始めます
三菱UFJ銀行の手順も、アプリのダウンロード、本人確認書類と顔写真の撮影、情報の入力の3ステップです。楽天銀行は口座開設に際して審査を行っており、アプリで申し込んでも審査はあります。
みんなの銀行のようにキャッシュカードを発行しない銀行では、アプリでパスワードなどを設定してログインするところまでで準備が整います。
出典:三菱UFJ銀行『未成年者の口座開設』、楽天銀行『口座開設の流れ』、みんなの銀行『口座開設』
口座が使えるまでの日数
| 銀行(申込方法) | 口座が使えるまでの目安 | 補足 |
| 三菱UFJ銀行(アプリ) | 平日午前中の申し込みなら当日に口座番号を確認できる場合あり | デビット一体型キャッシュカードは1週間〜10日程度で届く |
| みずほ銀行(インターネット・アプリ) | 当日に口座番号を確認できる場合あり | キャッシュカードは手続きから2〜4週間後に郵送 |
| りそな銀行(口座開設アプリ) | 早ければ翌営業日の19時以降に口座番号をメールで通知 | 店舗なら所定の顔写真付き書類でカードを即時発行 |
| PayPay銀行(PayPayアプリ) | 早ければ当日中に開設できる場合あり | PayPayで本人確認済みなら本人確認の手順は不要。所要日数は本人確認の方法や不備の有無で変わる |
| ゆうちょ銀行(ゆうちょ手続きアプリ) | ICチップ付き本人確認書類があれば即時に開設できる場合あり | アプリで開設できるのは無通帳型の口座 |
| セブン銀行(Myセブン銀行) | マイナンバーカードの読み取りで平日に申し込むと、早ければ10分で開設 | キャッシュカードが届く前からATMで取引できる |
表の日数は、申し込みが混み合う時期や書類の不備で延びます。みずほ銀行は、申し込み件数が多く口座開設の完了まで時間がかかる可能性があると案内しています(2026年9月7日現在)。
出典:みずほ銀行『口座開設(口座をつくる)』、りそな銀行『口座開設』、ゆうちょ銀行『ゆうちょ手続きアプリ』
同じ銀行で2つ目の口座を作る場合
同じ銀行で2つ目の口座を作る扱いは銀行ごとに違い、三菱UFJ銀行は店舗での相談、ゆうちょ銀行は1人1口座が前提です。2つ目の口座の扱いと、1つの口座の中を目的別に分ける方法は銀行口座を持ちすぎるデメリットの記事で扱っています。
出典:三菱UFJ銀行『口座をひらく(口座開設)』、ゆうちょ銀行『個人名義の口座を開設されるお客さまへ』
銀行口座を選ぶときの注意点
預金保険制度の対象範囲
銀行が破綻した場合、利息の付く普通預金や定期預金は、預金者1人あたり1金融機関ごとに合算して元本1,000万円までと破綻日までの利息等が保護されます。
当座預金や利息の付かない普通預金などの決済用預金は、全額が保護されます。一方で外貨預金は預金保険の対象外で、外国銀行の在日支店に預けた預金も対象になりません。
出典:金融庁『預金保険制度』、預金保険機構『預金保険制度の基礎知識』
使わない口座の管理手数料
2年以上使っていない口座に、年1,100円〜1,320円の未利用口座管理手数料をかける銀行があります。
対象になる銀行と免除の条件、使っていない口座の整理手順は銀行口座を持ちすぎるデメリットの記事で扱っています。
出典:三菱UFJ銀行『口座をひらく(口座開設)』、PayPay銀行『2年以上口座未利用のお客さまへ』、三井住友銀行『未利用口座管理手数料についてのご説明』
条件付きの無料回数と優遇金利
無料回数や優遇金利は、月ごとの取引状況で判定される仕組みが中心です。口座を開いた月にすぐ上位の特典が付くとは限りません。
判定する月と特典が付く月のずれは、振込手数料が安い銀行の記事で扱っています。
出典:みずほ銀行『みずほマイレージクラブ』、ドコモSMTBネット銀行『スマートプログラム』
キャンペーン目当ての口座開設
口座開設の特典は、期間や条件を決めたキャンペーンとして実施されます。特典だけで口座を決めると、使わない口座が増える原因になりかねません。
用途に合う銀行を選んだうえで、その銀行に実施中の特典があれば使う順番が安全です。銀行ごとの特典は口座開設キャンペーンの記事で比べています。
銀行口座のおすすめに関するよくある質問
メガバンクとネット銀行はどっちがいい?
1つに決める必要はなく、役割で使い分けるのが基本です。窓口での相談や現金の出し入れが多いならメガバンク、振込の無料回数や証券口座との連携を使うならネット銀行が向きます。
給与受取と引き落としをメガバンク、貯金と振込をネット銀行に分ければ、両方の仕組みを使えます。
三菱UFJ銀行と三井住友銀行はどっちがいい?
自行ATMの無料時間で比べると、三菱UFJ銀行は毎日8:45〜21:00が無料で、三井住友銀行はOliveアカウントにすると本支店ATMの時間外手数料が無料です。
三菱UFJ銀行のキャッシュカードは、三井住友銀行の店舗外ATMでも毎日8:45〜21:00が無料です。どちらが合うかは、使うATMの時間帯と、クレジット機能まで1枚にまとめたいかで決まります。
出典:三菱UFJ銀行『ATMサービス』、三井住友銀行『Oliveアカウント』
銀行口座と証券口座の違いは?
銀行口座は預金を預けて入出金や振込に使う口座で、証券口座は株式や投資信託を売買するための口座です。証券口座で買う株式や投資信託は預金ではなく、元本割れのリスクがあります。
メインバンクを乗り換える手順は?
- 新しい銀行で口座を開設します
- 勤務先に給与受取口座の変更を申請します
- クレジットカードや公共料金の引き落とし口座を変更します
- 年金や公金の受取口座を変更します
- 古い口座の残高を移し、使わないなら解約します
引き落とし口座の変更は、手続きから反映まで時間がかかることがあります。古い口座は、すべての引き落としが新しい口座に移ったことを確かめてから解約してください。
ネット銀行だけで生活できる?
給与受取や振込、カードの支払いはネット銀行だけでも対応できますが、現金と硬貨の扱いに制約があります。セブン銀行ATMは硬貨を扱わず、入金も出金も紙幣のみです。
窓口での相談や手続きが必要になったときに備えて、店舗のある銀行の口座を1つ持っておくと対応しやすくなります。
出典:セブン銀行『セブン銀行ATMで硬貨を利用できますか?』
銀行口座はいくつ持てばいい?
何口座が適正かは、用途と預金額で変わります。口座の数の目安と、増やしてよい条件は銀行口座を持ちすぎるデメリットの記事で扱っています。
ネット銀行を詳しく比べる記事
ネット銀行などの手数料や金利、安全性を銀行ごとに詳しく知りたい場合は、次の記事で扱っています。気になる銀行が決まっているなら、該当する記事から読んでください。
| 知りたいこと | 記事 |
| PayPay銀行のメリット・デメリット | PayPay銀行のメリットは?デメリットと向いている人 |
| PayPay銀行の振込・ATMの手数料 | PayPay銀行の手数料はいくら? |
| PayPay銀行の安全性と補償 | PayPay銀行の安全性と補償の条件 |
| ドコモSMTBネット銀行の普通預金金利 | ドコモSMTBネット銀行の普通預金金利 |
| SBI新生銀行の普通預金と定期預金の金利 | SBI新生銀行の金利はいくら? |
まとめ
銀行口座のおすすめは、用途で種類を選び、メイン1口座とサブ1口座を組み合わせる形です。給与受取と引き落としは店舗やATMの多いメガバンクかゆうちょ銀行、貯金と振込はネット銀行が役割の目安になります。
口座を比べるときは、ATMの無料時間、振込の無料回数、金利の条件、通帳の有無、アプリと証券口座の連携の5つを見ます。無料回数や優遇には条件が付くため、自分が満たせる条件で比べるのがポイントです。
副業や個人事業の入出金を分けるなら、楽天銀行やPayPay銀行など屋号付きの口座を扱う銀行が候補になります。預金保険で保護されるのは1金融機関あたり元本1,000万円までとその利息等なので、大きな金額は銀行を分けて預けてください。



