高校生の銀行口座は一人で作れる?おすすめの銀行と作り方

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バイト代の受け取りなどで高校生が銀行口座を作るとき、一人で申し込めるのか、親の同意が要るのかは銀行ごとに違います。

15歳以上なら本人だけで申し込める銀行が多い一方、アプリやデビットカードは16歳・18歳からの銀行や、親の同意が必要な銀行もあります。

14行の条件を1つの表に並べ、必要なもの・作り方・目的別の銀行の選び方までまとめました。

3行要約

①15歳以上なら三菱UFJ・みんなの銀行など多くの銀行で本人だけの申込が可能
②ゆうちょのアプリと楽天・auじぶんのデビットは16歳、みずほのアプリは18歳が下限
③PayPay銀行は保護者の同意、SBI新生銀行は親の同意と親の口座が必要

目次

高校生が一人で口座を作れる条件

高校生の銀行口座は、15歳以上なら本人だけで申し込める銀行が多くあります。三菱UFJ銀行、みずほ銀行のインターネット申込、みんなの銀行、ソニー銀行、auじぶん銀行、GMOあおぞらネット銀行は、15歳以上の本人申込を公式に案内しています。

ただし、アプリで申し込める年齢やデビットカードを作れる年齢は、口座の年齢と別に決まっている銀行があります。保護者の同意や親の口座が条件になる銀行もあるため、申し込む前に銀行ごとの条件を確かめてください。

15歳以上なら本人だけで申し込める銀行が多い

三菱UFJ銀行は、15歳以上の口座開設を本人の手続きとしています。みずほ銀行も、インターネットで申し込めるのは国内に住む満15歳以上です。

ネット銀行では、auじぶん銀行が15歳以上はアプリかウェブサイトから申し込めると案内しています。GMOあおぞらネット銀行も、15歳以上は本人から申し込める仕組みです。

出典:三菱UFJ銀行『未成年者の口座開設』、みずほ銀行『来店せずに普通預金の新規口座開設をしたい。』、auじぶん銀行『未成年の子どもの口座を開設できますか?』

親の同意なしで申し込める銀行

親の同意書が要らないと明記しているのは、みんなの銀行とソニー銀行です。みんなの銀行は、満15歳以上なら学生本人だけで手続きができ、印鑑や親権者の同意書は不要としています。

ソニー銀行も、15歳以上であれば保護者の同意なしで口座開設が可能です。15歳未満の場合は親権者の同意が必要になり、高校生とは手続きが分かれます。

出典:みんなの銀行『高校生・大学生でも口座開設はできる?開設口座の活用方法も解説まとめ』、ソニー銀行『アプリでかんたん申込』

親の同意や親の口座が必要な銀行

PayPay銀行は2026年3月4日公開のよくある質問で、満12歳以上なら未成年でも申し込めるとしたうえで、保護者の同意を得て申し込むよう案内しています。高校生も未成年なので、この案内の対象です。

SBI新生銀行は、未成年の口座開設に親権者の同意を求めています。さらに、親権者のどちらかが同行の総合口座パワーフレックスを持っていることが条件で、提出書類には親権者の捺印か署名が要ります。

SBI新生銀行を高校生の口座の候補にするなら、先に親の口座の有無を確認しておくと手続きで止まりません。

楽天銀行は、13歳以上なら本人の本人確認書類で申し込めます。ただし親権者が口座開設に反対した場合、未成年は口座を開設できません。

出典:PayPay銀行『【個人口座開設】未成年でも口座開設できますか。』、SBI新生銀行『[口座開設]未成年者の申し込みに必要な条件を知りたい。』、楽天銀行『子ども(未成年者)の口座は何歳から開設できますか?』

高校1年生で15歳の場合の注意点

口座は15歳から作れても、手続きの方法やデビットカードは16歳からという銀行があります。誕生日前の高校1年生は、ここで手続きが止まりやすくなります。

  • ゆうちょ銀行のアプリで本人名義の口座を作れるのは16歳以上です。
  • 楽天銀行のデビットカードは16歳以上が対象です。
  • auじぶん銀行のスマホデビットは、契約時に満16歳以上であることが条件です。
  • みずほ銀行のアプリで申し込めるのは満18歳以上です。

15歳のうちに作るなら、ゆうちょ銀行は窓口、みずほ銀行はアプリではなくインターネット申込を選ぶ形になります。楽天銀行とauじぶん銀行のデビットは、16歳になってから申し込んでください。

出典:ゆうちょ銀行『ゆうちょ手続きアプリでの口座開設は、何歳から利用できますか。』、楽天銀行『デビットカードの作り方』、auじぶん銀行『【じぶん銀行スマホデビット】申込みにあたっての条件はありますか?』

18歳になると変わること

民法の成年年齢は20歳から18歳に引き下げられ、2022年4月1日から施行されました。成年年齢には、単独で契約を結べる年齢と、親権に服さなくなる年齢という2つの意味があります。

銀行の手続きでも、18歳を境に扱いが変わる場面があります。みずほ銀行のアプリ申込が満18歳以上なのは、その一例でしょう。

三井住友銀行のOliveは、18歳未満であればクレジットを申し込まずにOliveを申し込めます。高校生でも、高校を卒業する年の3月1日以降はクレジットの申込が必要になります。

出典:法務省『民法の一部を改正する法律(成年年齢関係)について』、三井住友銀行『【Olive】クレジットを申し込まず、Oliveアカウントの申込はできますか?』

銀行別の高校生の口座開設条件

高校生が口座を作るときに確かめたい条件を、14行の公式情報で横並びにしました。口座の年齢とデビットカードの年齢がずれる銀行があるので、2つの列を分けています。

銀行高校生本人の申込親の同意・書類デビットカードの年齢
ゆうちょ銀行アプリは16歳以上、窓口は原則本人が手続きアプリの代理開設は15歳以下が対象15歳以上(中学生を除く)
三菱UFJ銀行15歳以上は本人が手続き15歳未満は別の手続き15歳以上(中学生を除く)
三井住友銀行(Olive)18歳未満はクレジットなしで申込可口座開設は原則本人のみの申込デビットモードで利用
みずほ銀行インターネットは満15歳以上、アプリは満18歳以上18歳未満は親権者の代理開設も可15歳以上(中学生を除く)
りそな銀行・埼玉りそな銀行高校生は原則本人のみで手続き可来店が難しい場合は親権者の代理も可(中学生以下は親権者の来店が必要)15歳以上
PayPay銀行満12歳以上で申込可未成年は保護者の同意が必要未成年も利用可
楽天銀行13歳以上は本人の本人確認書類で申込12歳以下は親権者が代理、親権者が反対すると開設不可16歳以上
みんなの銀行15歳以上同意書・印鑑とも不要口座開設と同時にバーチャルデビットを発行
ドコモSMTBネット銀行15〜17歳もスマホで本人確認して申込可15歳以上は本人が申込(親権者による開設は不可)デビットカード利用可能支店なら口座開設と同時にスマホデビット
ソニー銀行15歳以上は保護者の同意なしで可15歳未満は親権者の同意が必要満15歳以上
auじぶん銀行15歳以上はアプリ・ウェブで可15歳未満は専用ページから満16歳以上
イオン銀行年齢にかかわらず開設可15歳未満は法定代理人の同意が必要15歳以上(中学生を除く)
GMOあおぞらネット銀行15歳以上は本人が申込15歳未満は親権者の口座から代理申込15歳以上はデビット付キャッシュカード
SBI新生銀行親権者の同意が必要親権者の同意と、親権者の総合口座パワーフレックス保有公式で要確認
※SBI新生銀行のデビットカードの年齢は、公式ページで確認できませんでした。

表のうち、親の同意書が要らないと公式に明記しているのは、みんなの銀行とソニー銀行の2行です。PayPay銀行とSBI新生銀行は、高校生でも親の同意が要ります。

出典:りそな銀行『子ども口座開設』、イオン銀行『【口座開設】子供(未成年者)の口座は作れますか?』、GMOあおぞらネット銀行『(個人)未成年は口座開設できますか?』

メガバンクとゆうちょ銀行の条件

ゆうちょ銀行は、アプリと窓口で年齢の扱いが違います。アプリでは16歳以上が本人名義の口座を作れ、15歳以下の口座は親権者が代わりに開設する仕組みです。

窓口の手続きは、原則として名義人本人が行います。15歳の高校生が本人で作るなら窓口が候補になります。

三菱UFJ銀行は15歳以上を本人の手続きとし、アプリか店頭で申し込めます。みずほ銀行は、インターネットが満15歳以上、アプリが満18歳以上と、申込方法で年齢が分かれています。

りそなでは、高校生は原則本人のみで手続きできます。来店が難しい場合は親権者が代理で手続きすることもでき、中学生以下の口座開設には親権者の来店が必要です。

三井住友銀行のOliveは、18歳未満ならクレジットを申し込まずにアプリで作れるのが特徴でしょう。口座開設は原則として本人だけの申込です。

出典:ゆうちょ銀行『個人名義で口座開設する場合、必要な書類は何ですか。』、みずほ銀行『子ども(未成年)の預金口座を、親が代理で開設できますか』、りそなグループ『高校生でも銀行口座は開設できる?親の同意や必要なものを確認しよう』

ネット銀行の条件

PayPay銀行は、2026年3月3日から円普通預金口座を開設できる年齢を満12歳以上へ引き下げました。未成年の申込は、保護者の同意を得たうえで本人の名前で行います。

ドコモSMTBネット銀行は、2023年11月28日から15〜17歳もスマホで本人確認をしてオンラインで口座を作れるようになりました。本人確認書類を郵送する必要はありません。

同行は2026年8月3日に住信SBIネット銀行から社名を変えています。金利などの特徴は住信SBIネット銀行(ドコモSMTBネット銀行)の金利の記事にまとめました。

みんなの銀行はスマホアプリで手続きが完結し、キャッシュカードは発行しません。入出金はセブン銀行ATMの画面に出るQRコードをアプリで読み取って行います。

出典:PayPay銀行『12~18歳向けキャンペーンを開始、口座開設は12歳から可能に』、ドコモSMTBネット銀行『お知らせ(2023年11月28日)』、みんなの銀行『新規口座の開設』

デビットカードを作れる年齢

デビットカードは、買い物の代金が口座から引き落とされるカードです。作れる年齢は、15歳以上(中学生を除く)の銀行と、16歳以上の銀行に分かれます。

15歳以上で中学生を除くのは、ゆうちょデビット、三菱UFJデビット、みずほJCBデビット、イオン銀行キャッシュ+デビットです。りそなのVisaデビットカードとソニー銀行のSony Bank WALLETも、15歳から作れるカードに入ります。

16歳以上なのは、楽天銀行デビットカードとauじぶん銀行のスマホデビットです。ドコモSMTBネット銀行は、デビットカード利用可能支店でオンラインで口座を作れば、年齢を問わず口座開設と同時にスマホデビットを使えるのがポイントです。

出典:ゆうちょ銀行『ゆうちょデビット』、みずほ銀行『みずほJCBデビットを申し込みたい』、ソニー銀行『15歳から作れるデビットカード Sony Bank WALLET』

高校生の口座開設に必要なもの

口座開設に必要なのは、本人確認書類、スマホ(アプリやWeb申込の場合)、店頭なら印鑑の3つが基本です。親の同意が条件の銀行では、親権者の書類も加わります。

本人確認書類

ゆうちょ銀行の窓口で名義人本人が手続きする場合は、顔写真付きの本人確認書類を1種類持参します。運転免許証やマイナンバーカードが代表例です。

りそな銀行の店頭は、顔写真付きの公的書類1種類か、顔写真のない公的書類2種類が必要です。有効期限のない書類は、発行から6か月以内のものに限る銀行があります。

みずほ銀行のインターネット申込では、マイナンバーカード、運転免許証、在留カードのいずれかを用意します。三菱UFJ銀行のアプリでは、裏面の備考欄に紙が貼られた運転免許証は使えません。

出典:ゆうちょ銀行『口座開設時の本人確認書類』、みずほ銀行『来店せずに普通預金の新規口座開設をしたい。』

学生証が使えないケース

学生証は、条件を満たせば本人確認書類として使えます。三菱UFJ銀行とりそな銀行は、氏名・住所・生年月日の記載があり、有効期限内か発行から6か月以内で、官公庁が発行したものを条件にしています。

ここでいう官公庁は、公立の中学校や高等学校などです。私立の学校、国立大学法人、公立大学法人の学生証は官公庁の書類にあたらないため、私立高校の生徒はほかの書類を用意してください。

出典:りそな銀行『店頭での口座開設に必要な本人確認書類として、「学生証」を使うことはできますか?』、三菱UFJ銀行『未成年者の口座開設』

印鑑が必要な銀行と不要な銀行

ゆうちょ銀行の窓口で個人名義の口座を作るときは、印章と本人確認書類を持参します。店頭で作る場合は、届出印を用意しておくと安心でしょう。

ネット銀行やアプリの申込では、印鑑を使わない銀行が多くあります。楽天銀行は印鑑や申込書の記入が不要で、みんなの銀行も印鑑は要りません。

出典:ゆうちょ銀行『個人名義で口座開設する場合、必要な書類は何ですか。』、楽天銀行『子供名義の銀行口座開設』

スマホとメールアドレス

アプリで申し込む銀行では、本人確認書類とスマホが手続きの中心になります。三井住友銀行のOliveは、本人確認書類に加えてスマートフォンとメールアドレスを用意するよう案内しています。

みずほ銀行のインターネット申込は、060・070・080・090で始まる携帯電話を持っていることが条件です。みんなの銀行は、使えるスマホを1台に限っています。

出典:三井住友銀行『Oliveが学生にも選ばれる理由』、みんなの銀行『新規口座の開設』

親権者の書類が必要になる場面

親の同意が条件の銀行では、親権者の書類が申込に加わります。SBI新生銀行は13歳以上の申込で、親権者の同意を得たうえで必要書類を提出する流れです。

ゆうちょ銀行のアプリで親が代わりに作る場合は、本人と親権者の両方のマイナンバーカードが要ります。ただしこれは15歳以下の口座の手続きで、16歳以上の高校生は本人が申し込みます。

出典:SBI新生銀行『[口座開設]未成年者の申し込みに必要な条件を知りたい。』、ゆうちょ銀行『ゆうちょ手続きアプリで口座開設をする際、子ども名義の口座は、親権者が代わりに開設できますか。』

高校生の銀行口座の作り方

作り方は、スマホアプリ、店舗の窓口、郵送の3通りです。どの方法でも、銀行を選ぶ、書類をそろえる、暗証番号を決める、申し込むという順番は変わりません。

スマホアプリで作る手順

アプリで作る場合の大まかな流れは次のとおりです。三菱UFJ銀行のアプリを例にしました。

  1. 銀行のアプリをダウンロードします。
  2. 本人確認書類と顔写真を撮影します。書類に今の住所が書かれているかを先に確認してください。
  3. 名前や住所などを入力して申込を完了させます。
  4. 口座番号の通知を受け取り、キャッシュカードが届くのを待ちます。

アプリの口座には紙の通帳が発行されない銀行があります。三菱UFJ銀行のアプリで作った口座も、紙の通帳は発行されません。

出典:三菱UFJ銀行『未成年者の口座開設』

店舗の窓口で作る手順

窓口では、本人確認書類と印鑑を持って来店し、申込書を記入して手続きします。アプリの年齢条件に届かない15歳でも、窓口なら作れる銀行があります。

みずほ銀行は、親権者が代わりに申し込む場合もインターネットと店舗の2つの方法を案内しています。三菱UFJ銀行の店頭は、自宅や勤務先の近くの店舗で申し込む決まりです。

出典:みずほ銀行『子ども(未成年)の預金口座を、親が代理で開設できますか』、三菱UFJ銀行『未成年者の口座開設』

郵送で作る手順

ソニー銀行は、郵送での口座開設にも対応しています。口座開設お申込書と本人確認書類をソニー銀行へ送る方式です。15歳以上かどうかで、提出する書類の案内が変わります。

ドコモSMTBネット銀行も、以前は15〜17歳の口座開設を郵送で受け付けていました。今はスマホで本人確認をしてオンラインで作れます。

出典:ソニー銀行『「郵送での口座開設」お申込のご案内』

ゆうちょ銀行で作る場合の年齢の分かれ目

ゆうちょ銀行は、16歳以上ならアプリで本人が申し込み、15歳以下ならアプリでは親権者が代理で申し込むという線引きです。16歳以上の子どもの口座を親がアプリで作ることはできません。

15歳の高校生は、アプリではなくゆうちょ銀行か郵便局の窓口で手続きする形になります。ネットバンキングのゆうちょダイレクトには年齢制限がないため、窓口で作った口座でも申し込めるでしょう。

出典:ゆうちょ銀行『子どもの年齢が16歳以上の場合、ゆうちょ手続きアプリで子ども口座開設はできますか。』、『ゆうちょダイレクトを利用する上で、年齢制限はありますか。』

暗証番号の決め方

暗証番号には、自分の生年月日や自宅の電話番号を使わないでください。財布ごと落としたとき、手帳や身分証と一緒に見られて番号を推測されるおそれがあります。

銀行員が店舗の外で暗証番号を聞くことはありません。電話やメッセージで暗証番号を聞かれても、答えずに銀行の窓口へ確認しましょう。

出典:全国銀行協会『上手に使いこなそう「キャッシュカード」』

キャッシュカードが届くまでの日数

三菱UFJ銀行のアプリ申込では、デビット一体型キャッシュカードが届くまで1週間〜10日程度かかります。カードは簡易書留で届き、転送はできません。

楽天銀行は、口座開設と同時に申し込んだデビットカードが、必要書類の到着から早ければ約1週間〜10日ほどで届きます。バイト代の振込日が決まっているなら、その前に余裕を持って申し込んでおきましょう。

出典:三菱UFJ銀行『未成年者の口座開設』、楽天銀行『デビットカードの作り方』

高校生向けの銀行の選び方

銀行を選ぶときは、使い道が決まっているかどうかを先に確認します。バイト代や奨学金の受取口座は、受け取る側の条件が優先されるからです。

バイト先の給与振込口座の指定

給与の振込先を指定する職場では、その銀行に合わせる必要があります。口座を作る前に、バイト先へ振込先の条件を確認してください。

みんなの銀行のように、アルバイト代の受取を口座の使い道として挙げている銀行もあります。ただし振込先に使えるかどうかは、勤務先の給与の支払い方法によって決まります。

出典:みんなの銀行『高校生・大学生でも口座開設はできる?開設口座の活用方法も解説まとめ』

奨学金の受取口座の条件

日本学生支援機構の奨学金は、奨学生本人の名義の普通預金口座か、ゆうちょ銀行の通常貯金口座で受け取ります。

父母など本人以外の名義の口座には振り込まれません。口座名義のフリガナが本人の氏名と違う並びや読み方の場合も、登録の変更が必要です。進学後に奨学金を受け取る予定なら、名義の表記も確認しておいてください。

出典:日本学生支援機構『奨学金が振り込まれていません。どうしてですか。』

ATMの場所と手数料

現金を出し入れすることが多いなら、通学路や自宅の近くにATMがある銀行が便利です。ネット銀行はコンビニのATMを使う形が中心で、無料で使える回数が決まっている銀行があります。

ソニー銀行は、コンビニのATMでの引出が土日でも月4回まで無料です。PayPay銀行の手数料はPayPay銀行の手数料の記事で詳しく扱っています。

出典:ソニー銀行『15歳から作れるデビットカード Sony Bank WALLET』

アプリでの残高と入出金の確認

アプリで残高と明細を見られる銀行なら、通帳に記帳しに行く手間がかかりません。ソニー銀行のアプリは、口座残高とATMの無料回数をいつでも確認できます。

三菱UFJ銀行のアプリで作った口座は紙の通帳がなく、入出金明細はスマホやパソコンで確認します。

出典:ソニー銀行『15歳から作れるデビットカード Sony Bank WALLET』、三菱UFJ銀行『未成年者の口座開設』

卒業後の使い道

高校で作った口座は、進学や就職をしてもそのまま使えます。りそなグループは、地元を離れても小さいころからの口座を使い続けられることを案内しています。

18歳以降は、みずほ銀行のアプリ申込のように、年齢で使える手続きが増える銀行があります。Oliveのように、高校卒業の年の3月1日以降に新しく申し込むとクレジットの申込も必要になるサービスもあります。

出典:りそな銀行『子ども口座開設』

目的別に口座を分ける考え方

口座は、使うお金の口座と貯めるお金の口座の2つに分けると管理しやすくなります。バイト代を受け取る口座から、貯めたい分を別の口座へ移す形です。

みんなの銀行は、貯蓄預金の中に「ボックス」を作り、目的に応じてお金を仕分けできます。口座の数を増やしすぎると管理が行き届かなくなるので、最初は1〜2口座から始めてください。

出典:みんなの銀行『高校生・大学生でも口座開設はできる?開設口座の活用方法も解説まとめ』

高校生におすすめの銀行

おすすめの銀行は、口座を何に使うかで変わります。1行だけを推すのではなく、公式の条件をもとに目的別に整理しました。

スマホだけで一人で作りたい場合

親の同意書が要らないと公式に書かれているのは、みんなの銀行とソニー銀行です。どちらも15歳からスマホで申し込めます。

ドコモSMTBネット銀行も、15〜17歳がスマホで本人確認をしてオンラインで口座を作れます。満15歳以上は本人が自分で申し込む決まりで、親権者を含む家族が代わりに開設すると利用停止や解約になる場合があります。

auじぶん銀行とGMOあおぞらネット銀行も、15歳以上なら本人からの申込を受け付けている銀行です。

出典:ドコモSMTBネット銀行『〔口座開設〕子ども(未成年者)の口座は作れますか?』

近くのATMで現金を出し入れしたい場合

現金を使う機会が多いなら、店舗やATMが生活圏にあるゆうちょ銀行、三菱UFJ銀行、りそな銀行が候補です。窓口で相談しながら作れる点も、初めて口座を作る高校生には利点でしょう。

三菱UFJ銀行は15歳から本人が手続きでき、ゆうちょ銀行の窓口も原則は本人が手続きします。りそな銀行で親権者の来店が必要になるのは、中学生以下の口座です。

買い物にデビットカードを使いたい場合

ネットショッピングやアプリの支払いに使うなら、15歳から作れるデビットカードがある銀行を選びます。ゆうちょ銀行、三菱UFJ銀行、みずほ銀行、りそな銀行、イオン銀行、ソニー銀行が当てはまります。

楽天銀行とauじぶん銀行のデビットは16歳からです。15歳の高校1年生がこの2行を選ぶ場合、デビットは誕生日を過ぎてから申し込む形になります。

PayPayやアプリの支払いと連携したい場合

PayPay銀行は、未成年でもPayPayへのチャージや出金、PayPayデビット、Visaデビットカードを使えます。PayPay金融グループの銀行で、キャッシュレス決済で受け取ったお金を自分名義の口座で管理する使い方を想定しています。

申込は満12歳から可能ですが、未成年は保護者の同意が必要です。PayPay銀行の良い点と注意点は、PayPay銀行のメリットとデメリットの記事で確認できます。

出典:PayPay銀行『12~18歳向けキャンペーンを開始、口座開設は12歳から可能に』

三井住友銀行のOliveを使いたい場合

三井住友銀行のOliveは、18歳未満であればクレジットを申し込まずに作れます。高校生はアプリで支払いをデビットモードに設定して使う形です。

高校を卒業する年の3月1日以降に申し込む場合は、クレジットの申込が必要になります。卒業直前に作るなら、この日付を過ぎていないか確認してください。

出典:三井住友銀行『【Olive】クレジットを申し込まず、Oliveアカウントの申込はできますか?』

高校生が口座を持つときの注意点

口座を持ったら、人に貸さない、暗証番号とカードを別々に守る、使いすぎを防ぐの3点を押さえてください。

口座やキャッシュカードの売買・譲渡は犯罪

口座やキャッシュカードを売ったり人に渡したりすることは、犯罪収益移転防止法に反する犯罪です。報酬と引き換えに口座を貸してほしいと頼まれても、応じないでください。

売買や譲渡が分かると口座は解約され、将来にわたって銀行と取引できなくなるおそれがあります。売買された口座は、振り込め詐欺などの犯罪に悪用される危険があります。

出典:三菱UFJ銀行『未成年者の口座開設』、りそな銀行『子ども口座開設』

暗証番号とキャッシュカードの管理

キャッシュカード、通帳、学生証などの身分証は、別々の場所にしまっておきましょう。まとめて盗まれると、身分証の情報から暗証番号を推測されるおそれがあります。

カードをなくしたと気づいたら、すぐに口座のある銀行へ連絡してください。利用を止めることで他人に使われるのを防ぎ、新しいカードの発行手続きにも進めます。

出典:全国銀行協会『キャッシュカードの盗難/偽造』、『上手に使いこなそう「キャッシュカード」』

デビットカードの使いすぎを防ぐ方法

デビットカードは、口座の残高までしか使えません。後払いのクレジットカードと違い、支払いと同時に口座からお金が引き落とされます。

三菱UFJデビットは会員専用のWebサービスで、利用明細の確認や利用限度額の変更、お知らせメールの設定ができます。利用限度額を低めに変えておくと、使いすぎを防げます。

出典:三菱UFJ銀行『三菱UFJデビット留意事項』

住所や氏名が変わったときの届出

引っ越しなどで住所が変わったら、銀行に届け出てください。三菱UFJ銀行のアプリで申し込んだキャッシュカードは簡易書留で届き、転送できません。届け出た住所が古いままだと受け取れないおそれがあります。

奨学金の受取口座のように、名義の表記が合わないと振り込まれない場面もあります。氏名が変わったときも、早めに銀行で変更の手続きをしましょう。

使わなくなった口座の扱い

入出金のない口座を長く放置すると、10年以上で休眠預金になります。休眠預金になるとATMで引き出せず、窓口での手続きが必要です。

使わなくなった口座は解約するか、定期的に入出金をしておきましょう。

出典:りそな銀行『子ども口座開設』

高校生の銀行口座のよくある質問

親に知られずに口座を作れる?

みんなの銀行やソニー銀行のように、15歳以上なら親の同意書なしで申し込める銀行はあります。ただしキャッシュカードやデビットカードは自宅に郵送で届くことが多く、郵便物から家族に伝わることはあります。

みんなの銀行はキャッシュカードを発行せず、口座開設と同時にバーチャルデビットカードが発行されます。

出典:みんなの銀行『新規口座の開設』

学生証だけで口座を作れる?

公立高校の学生証で、氏名・住所・生年月日が書かれ、有効期限内か発行から6か月以内なら使える銀行があります。私立高校の学生証は、官公庁の書類として扱われません。

出典:りそな銀行『店頭での口座開設に必要な本人確認書類として、「学生証」を使うことはできますか?』

印鑑なしで口座を作れる?

ネット銀行やアプリの申込なら、印鑑なしで作れる銀行が多くあります。楽天銀行とみんなの銀行は印鑑が要りません。ゆうちょ銀行の窓口では印章を持参します。

出典:楽天銀行『子供名義の銀行口座開設』、みんなの銀行『高校生・大学生でも口座開設はできる?開設口座の活用方法も解説まとめ』、ゆうちょ銀行『個人名義で口座開設する場合、必要な書類は何ですか。』

親が代わりに口座を作れる?

みずほ銀行は、18歳未満の子どもの口座を親権者が代わりに開設できます。ゆうちょ銀行のアプリで親が代理で作れるのは15歳以下の口座です。

ゆうちょ銀行の窓口で親が手続きする場合は、親権者などの法定代理人に限られます。

出典:ゆうちょ銀行『家族(子どもや配偶者)の口座を開設することはできますか。』

同じ銀行で2つ目の口座は作れる?

三菱UFJ銀行は、普通預金口座をすでに持っている場合、原則としてアプリで2つ目の口座を作れません。2つ目を希望するなら店舗で相談する扱いです。みんなの銀行は、5支店まで口座を開設できます。

出典:三菱UFJ銀行『未成年者の口座開設』、みんなの銀行『新規口座の開設』

口座を持つだけでお金はかかる?

イオン銀行は、口座開設時の入金が不要で、口座維持手数料もかかりません。口座を持つだけの費用は、銀行ごとの手数料表で事前に確かめておきましょう。

出典:イオン銀行『よくあるご質問』

口座の利息に税金はかかる?

預金の利息には、所得税・復興特別所得税15.315%と地方税5%が源泉徴収されます。受け取る時点で差し引かれて納税が終わる源泉分離課税のため、利息について確定申告はしません。

出典:国税庁『利息を受け取ったとき(利子所得)』

中学生でも口座を作れる?

PayPay銀行は満12歳から申し込めますが、保護者の同意が必要です。りそな銀行は中学生以下の口座開設に親権者の来店を求めています。デビットカードは、ゆうちょ銀行や三菱UFJ銀行のように中学生を対象外にしている銀行があります。

出典:PayPay銀行『【個人口座開設】未成年でも口座開設できますか。』、りそな銀行『子ども口座開設』、ゆうちょ銀行『ゆうちょデビットの申し込みができない口座はありますか。』

ネット銀行の詳しい解説記事

高校生が一人で口座を作りやすいのは、スマホで申込が完結するネット銀行です。この記事で扱ったネット銀行のうち、詳しい解説記事があるのは次の2行です。

ネット銀行高校生の申込条件詳しい解説記事
PayPay銀行満12歳以上・未成年は保護者の同意が必要メリットとデメリット/手数料/安全性
ドコモSMTBネット銀行15〜17歳もスマホで本人確認して申込可金利

口座を作ったあとの手数料や安全性まで知ってから選びたい場合は、表の記事から確認してください。

まとめ

高校生の銀行口座は、15歳以上なら本人だけで申し込める銀行が多くあります。みんなの銀行とソニー銀行は、15歳以上なら親の同意書なしで作れると公式に書いています。

一方で、ゆうちょ銀行のアプリは16歳から、みずほ銀行のアプリは18歳からと、申込方法で年齢が変わる銀行があります。デビットカードも、楽天銀行とauじぶん銀行は16歳からです。

PayPay銀行は未成年に保護者の同意を求め、SBI新生銀行は親の同意に加えて親の口座が必要です。申し込む銀行を決めたら、年齢、親の同意、本人確認書類の3点を公式ページで確かめてから手続きしてください。