ATMで小銭を入金できる銀行は?ゆうちょの手数料と枚数上限
小銭をATMで入金できるのは、主に銀行の店舗内にある硬貨対応ATMです。コンビニのATMに持っていっても、硬貨は入りません。
三菱UFJ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行は1回100枚まで無料で入金できます。ゆうちょ銀行のATMは25枚までで110円、51〜100枚で330円の料金がかかります。
銀行ごとの枚数上限・手数料・取扱時間と、大量の小銭を窓口で入金するときの手数料をまとめました。
- 3行要約
①無料で小銭を入金できるのは三菱UFJ・三井住友・みずほの店舗内ATMで1回100枚が上限
②ゆうちょ銀行のATMは硬貨25枚までで110円、51〜100枚で330円の料金
③セブン銀行・ローソン銀行・イーネットのATMは紙幣専用で硬貨は対象外
ATMで小銭を入金できる銀行の一覧
小銭をATMで入金できるのは、主に銀行の店舗内にある硬貨対応ATMです。三菱UFJ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行は1回100枚まで無料で入金でき、ゆうちょ銀行は枚数に応じた料金がかかります。
コンビニに置かれたATMは各社とも紙幣だけを扱うため、小銭は入りません。銀行ごとの条件を1枚の表にまとめました。
| 銀行・ATM | ATMでの硬貨入金 | 1回の上限 | ATMの硬貨手数料 | 硬貨の取扱時間 | 使えるATM |
| 三菱UFJ銀行 | 可 | 100枚 | 無料 | 平日8:45〜18:00 | 自行ATM(一部の店舗外ATMと「キャッシュカード・紙幣専用」表示の機械を除く) |
| 三井住友銀行 | 可 | 100枚 | 無料 | 平日8:45〜18:00 | 店舗内ATM(店舗外ATMは一部のみ) |
| みずほ銀行 | 可 | 100枚 | 無料 | 平日8:45〜18:00(ATMコーナーの営業時間内) | 店舗内ATMのみ |
| りそな銀行・埼玉りそな銀行 | 可 | 公式サイトに記載なし | 無料 | 平日8:45〜18:00 | 自行ATM(無人出張所・一部の店舗・機械を除く) |
| ゆうちょ銀行 | 可(有料) | 100枚 | 110円〜330円 | 平日7:00〜18:00 | ゆうちょ銀行の店舗内・郵便局内のATM |
| イオン銀行 | 不可 | — | — | — | 窓口も硬貨を含む現金を扱わない |
| セブン銀行 | 不可 | — | — | — | 紙幣のみ |
| ローソン銀行 | 不可 | — | — | — | 紙幣のみ |
| イーネット(ファミリーマート等) | 不可 | — | — | — | 紙幣のみ |
ネット銀行は提携先のATMによって可否が分かれるため、後半で銀行ごとに整理しています。
硬貨を入金できるのは銀行の店舗内ATMが中心
硬貨を扱えるATMは、基本的に銀行の店舗に併設された機械です。駅や商業施設にある店舗外ATMは、硬貨に対応しない機械が中心になります。
三井住友銀行は店舗外(無人)ATMでの硬貨の取引を原則不可としています。対応している一部の機械は、店舗・ATM検索で「硬貨を伴う取扱あり(平日)」にチェックを入れると絞り込めます。
三菱UFJ銀行では、硬貨を扱う店舗でも、機械の上部に「キャッシュカード・紙幣専用」と表示されたATMは硬貨を受け付けません。店舗に着いたら、並ぶ前にATMの表示を確認してください。
出典:三井住友銀行『ATMで硬貨を伴う入金、出金、振込はできますか?』、三菱UFJ銀行『ATMで硬貨を伴う入金・出金・振込をしたい。』
硬貨の取扱時間は平日の日中だけ
硬貨を入金できる時間は、メガバンク3行とりそな銀行がいずれも平日8:45〜18:00です。土日祝日は、ATMが動いていても硬貨は入れられません。
三菱UFJ銀行は12月31日〜1月3日も硬貨を扱いません。みずほ銀行は平日8:45〜18:00に加えて、そのATMコーナーの営業時間内であることが条件になります。
ゆうちょ銀行は始まりが早く、硬貨を伴う預け入れは平日7:00〜18:00に利用できます。出勤前に済ませたい場合は選択肢に入りますが、料金がかかる点は後の見出しで確認してください。
出典:三菱UFJ銀行『ATMで硬貨を伴う入金・出金・振込をしたい。』、みずほ銀行『ATMで硬貨入出金がしたい。いつ、どこでできますか』、ゆうちょ銀行『ATMご利用時間・料金』
1回100枚の上限と分けて入金するときの扱い
1回に投入できる硬貨は、三菱UFJ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行・ゆうちょ銀行のいずれも100枚までです。100枚を超える場合は、回数を分けて入金します。
三菱UFJ銀行と三井住友銀行は入金回数に上限を設けていないので、300枚なら3回に分ければ手数料なしで入れられます。ATM内の硬貨がいっぱいになるとその機械は使えなくなるため、別のATMへ移ってください。
ゆうちょ銀行だけは、分けて入れるたびに料金がかかります。仕組みは次の見出しで説明します。
出典:三菱UFJ銀行『ATMで硬貨を伴う入金・出金・振込をしたい。』、三井住友銀行『ATMで硬貨を伴う入金、出金、振込はできますか?』
メガバンクのATMで小銭を入金する手順
三菱UFJ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行・りそな銀行は、自行の口座であればATMでの硬貨入金に手数料がかかりません。銀行ごとの違いが出るのは、使えるATMの範囲と出金の扱いです。
三菱UFJ銀行のATMで硬貨を入金する条件
三菱UFJ銀行のATMでは、硬貨を伴う入金・出金・現金振込ができます。自行口座の入金と出金は手数料が無料で、振込には別途振込手数料がかかります。
対象は、一部の店舗外ATMコーナーを除く全店です。店舗外ATMを使う場合は、店舗検索の「ATM営業時間」欄を見て、硬貨について記載がなければ取扱いがあります。
三菱UFJ銀行のキャッシュカードでも、コンビニATMや他行ATMでは硬貨を使えません。硬貨で出金するときは、硬貨の種類や枚数を指定できない点も押さえておきましょう。
出典:三菱UFJ銀行『ATMで硬貨を伴う入金・出金・振込をしたい。』
三井住友銀行のATMで硬貨を入金する条件
三井住友銀行は、店舗内ATMならすべての機械で硬貨の入金・出金・振込を扱います。入金は1回100枚までで、入金と出金の手数料は無料です。
ATMに1回で入れられるのは紙幣200枚と硬貨100枚までで、入金の回数に上限はありません。店舗外(無人)ATMは原則として硬貨を扱わず、一部の機械だけが対応しています。
ATMなら何回入れても無料ですが、窓口では101枚から手数料が発生します。窓口の料金は、大量の小銭を扱う見出しで他行と並べて比べています。
出典:三井住友銀行『ATMで硬貨を伴う入金、出金、振込はできますか?』、『ATMでいくらまで預け入れ(入金)ができますか?』
みずほ銀行のATMで硬貨を入金する条件
みずほ銀行で硬貨を入金できるのは、みずほ銀行の店舗内に置かれたATMです。店舗外のATMコーナーやイオン・みずほ銀行共同利用ATMでは、硬貨を扱いません。
手数料は無料で、1度に入金できる硬貨は100枚までです。店舗検索のATM欄に「硬貨取扱ATM」の設置有無が載っているので、出かける前に調べておくと空振りを防げます。
硬貨の出金にも対応していますが、1度に出せる硬貨は27枚までです。平日8:45〜18:00以外の時間に出金すると、所定の手数料がかかります。
出典:みずほ銀行『ATMで硬貨入出金がしたい。いつ、どこでできますか』
りそな銀行・埼玉りそな銀行のATMで硬貨を入金する条件
りそな銀行・埼玉りそな銀行・関西みらい銀行・みなと銀行のATMでは、平日8:45〜18:00に硬貨での預け入れができます。無人出張所と一部の店舗・機械は対象外です。
4行のキャッシュカードか通帳で平日8:45〜18:00に預け入れる場合、ATM利用手数料は無料です。硬貨入金整理手数料は窓口での入金が対象で、ATMでの入金には適用されません。
硬貨を扱う時間帯とATM利用手数料が無料の時間帯が重なるため、4行のカードで硬貨を入金する場合、手数料はかかりません。
1回に入れられる硬貨の枚数は、りそな銀行の公式サイトに記載がありませんでした。まとまった枚数を入れる場合は、店舗の係員に確認してから操作してください。
出典:りそな銀行『ATMでのお取引きのご案内』、『手数料情報』
ATMで硬貨を入金する操作の流れ
硬貨の入金は、紙幣の入金と同じ画面から進めます。硬貨対応ATMのある店舗を先に調べておくことが、時間を無駄にしないためのポイントです。
- 銀行の店舗・ATM検索で、硬貨対応ATMのある店舗を調べる
- 平日の硬貨の取扱時間内に店舗へ行き、「紙幣専用」などの表示がない機械を選ぶ
- 画面で預け入れ(入金)を選び、キャッシュカードか通帳を入れる
- 硬貨の投入口に100枚以内で硬貨を入れる
- 画面に表示された金額を確認し、確定する
100枚を超える分は、確定したあとに同じ操作を繰り返します。機械が受け付けずに戻ってきた硬貨は、次の見出しの扱いを参考にしてください。
ATMで入金できない硬貨
みずほ銀行は、キズや汚れの付着など硬貨の状態によってはATMで入金できない場合があるとしています。ATMに入らなかった硬貨は、窓口での入金を検討してください。
記念硬貨や旧硬貨には、窓口で通常の硬貨と別の手数料が設定されています。三井住友銀行は旧硬貨・記念貨幣の入金が100枚まで990円、三菱UFJ銀行は旧貨・記念貨が100枚まで770円です。
三井住友銀行は、旧紙幣・旧硬貨・記念貨幣の両替の取扱いを終了し、口座への入金だけを受け付けています。記念硬貨を持ち込む前に、入金するか手元に残すかを決めておきましょう。
出典:みずほ銀行『ATMで硬貨入出金がしたい。いつ、どこでできますか』、三井住友銀行『硬貨入金整理手数料および旧紙幣・旧硬貨・記念貨幣の取扱改定について』、三菱UFJ銀行『その他手数料』
ゆうちょ銀行のATMの硬貨手数料
ゆうちょ銀行のATMは硬貨を扱えますが、預け入れの枚数に応じてATM硬貨預払料金がかかります。料金は、通常貯金または通常貯蓄貯金の残高から差し引かれる仕組みです。
枚数別のATM硬貨預払料金
預け入れの料金は3段階で、払戻しは1枚から一律です。区分の上限まで入れた場合の1枚あたりの負担も並べました。
| 取引と硬貨の枚数 | 料金 | 1枚あたりの負担(区分の上限で計算) |
| 預け入れ 1〜25枚 | 110円 | 約4.4円 |
| 預け入れ 26〜50枚 | 220円 | 約4.4円 |
| 預け入れ 51〜100枚 | 330円 | 約3.3円 |
| 払戻し 1枚以上 | 110円 | — |
料金は枚数の区分で決まるため、26枚入れると220円になります。25枚と26枚の境目で料金が倍になるので、入れる枚数を区分の上限に合わせると負担を抑えられます。
ATMでの送金など、預け入れと払戻し以外の取引にはこの料金はかかりません。貯金担保自動貸付けなどの自動融資を利用中の通常貯金へ預け入れる場合は、枚数にかかわらず110円です。
分けて入金しても枚数は合算されない
ゆうちょ銀行は、複数回に分けて手続きした場合の枚数を合算しません。100枚を超える硬貨を分けて入れると、1回ごとに料金がかかります。
たとえば300枚を100枚ずつ3回に分けると、330円が3回で990円です。同じ300枚を窓口に持ち込めば、窓口の料金は550円です。
細かく分けるほど損をする点にも注意してください。100枚を25枚ずつ4回に分けると110円が4回で440円となり、1回でまとめて入れる330円より高くなります。
出典:ゆうちょ銀行『ATMご利用時間・料金』、『その他の料金』
入金額が料金以下になる預け入れは不可
硬貨を伴う預け入れで、預け入れ金額がATM硬貨預払料金以下になる場合は取り扱われません。1円玉だけでは、どの枚数でもATMで預け入れられない計算です。
| 硬貨の種類と枚数 | 預け入れ金額 | 料金 | ATMでの預け入れ |
| 1円玉25枚 | 25円 | 110円 | 不可 |
| 1円玉100枚 | 100円 | 330円 | 不可 |
| 5円玉25枚 | 125円 | 110円 | 可(口座に残るのは15円) |
| 10円玉100枚 | 1,000円 | 330円 | 可(口座に残るのは670円) |
1円玉や5円玉が多いなら、ATMではなく窓口へ持ち込むほうが無駄がありません。ゆうちょ銀行の窓口は100枚まで料金がかからないためです。
硬貨を扱えないゆうちょATM
ゆうちょ銀行のATMでも、駅やショッピングセンター等に置かれた店舗外ATMは硬貨を扱いません。ファミリーマート等に設置された小型ATMも、通帳と硬貨の取扱いができない仕様です。
硬貨を入れるなら、ゆうちょ銀行の店舗内か郵便局内のATMを選んでください。ATMの種類や設置場所によっては、郵便局内でも硬貨を扱えない場合があります。
窓口で預け入れる場合の料金
窓口に硬貨を持ち込む場合は、ATMとは別の硬貨取扱料金が適用されます。窓口は1〜100枚まで無料で、ATMに100枚入れるときの330円より安く済みます。
| 硬貨の枚数 | 窓口の硬貨取扱料金 |
| 1〜100枚 | 無料 |
| 101〜500枚 | 550円 |
| 501〜1,000枚 | 1,100円 |
| 1,001枚以上 | 500枚ごとに550円加算 |
同時に複数件の手続きをすると、硬貨の枚数を合算して料金が決まります。汚損硬貨と記念硬貨も枚数に含まれ、算定後に手続きを取りやめても料金はかかります。
店舗や郵便局の混雑状況によっては、大量の硬貨の持ち込みを断られる場合があります。数えるのに時間もかかるため、持ち込む前に貯金窓口へ連絡しておきましょう。
出典:ゆうちょ銀行『その他の料金』、『窓口で大量の硬貨を預け入れることはできますか。また、手数料はかかりますか。』
コンビニATMとネット銀行での小銭入金
コンビニに置かれたATMは、どの運営会社も硬貨を扱っていません。ネット銀行は、提携先の銀行ATMで硬貨を入れられる口座と、まったく入れられない口座に分かれます。
セブン銀行・ローソン銀行・イーネットのATMは紙幣のみ
セブン銀行は、ATMを安定して稼動させるために硬貨を伴う取引ができない仕様にしています。入金・出金・電子マネーのチャージなど、ATMの取引は紙幣だけが対象です。
ローソン銀行のATMも硬貨の入出金はできず、紙幣のみの取扱いです。イーネットを含むコンビニATMで硬貨の入出金ができないことは、みずほ銀行もFAQで明示しています。
ファミリーマート等にあるゆうちょ銀行の小型ATMも、硬貨を受け付けません。コンビニで入金できるのは紙幣だけと考えておけば、行ってから困ることはないでしょう。
出典:セブン銀行『セブン銀行ATMで硬貨を利用できますか?』、ローソン銀行『ローソン銀行ATMで硬貨の入出金はできますか』、みずほ銀行『ATMで硬貨入出金がしたい。いつ、どこでできますか』
イオン銀行はATMと窓口のどちらも硬貨の預け入れ不可
イオン銀行のATMでは、硬貨による預け入れができません。硬貨を扱ってきたのは、一部の店舗に設置されたATMでの引き出しだけです。
その硬貨の引き出しも、2026年9月30日で終了します。同じ日に、キャッシュカードを使わない現金での振込と、ATMでの千円未満のカードローン全額繰上返済も終わります。
口座解約や組戻しの際の硬貨での返金も、同日で終了する取引の1つです。店舗の窓口でも硬貨を含む現金は扱っていないため、イオン銀行の口座へ小銭を入れるには、硬貨に対応した別の銀行口座を経由することになります。
出典:イオン銀行『【ATM】イオン銀行ATMで硬貨のお預入れやお引出しはできますか?』、『イオン銀行ATMにおける一部サービス終了のお知らせ』
ネット銀行の口座へ小銭を入れる方法
ネット銀行は自前のATMを持たず、提携ATMを通じて入出金します。硬貨の扱いは提携先ごとに決まっていて、口座によって可否が分かれます。
| ネット銀行 | 硬貨入金 | 使えるATMと条件 |
| PayPay銀行 | 可 | 三井住友銀行の支店内ATMと一部の支店外ATM(平日8:45〜18:00) |
| ソニー銀行 | 可 | 三菱UFJ銀行・三井住友銀行のATM(店舗・時間帯により異なる) |
| auじぶん銀行 | 可 | 三菱UFJ銀行の有人店舗内にある硬貨対応ATM |
| ドコモSMTBネット銀行 | 不可 | ATMは入金・出金とも紙幣のみ |
PayPay銀行は、三井住友銀行の店舗・ATM検索で「硬貨を伴う取扱あり(平日)」にチェックを入れると対応ATMを探せるとしています。auじぶん銀行は、対象ATMの設置場所を三菱UFJ銀行のコールセンターで確認する案内です。
出典:PayPay銀行『硬貨の取り扱いのある提携ATMを教えてください。』、ソニー銀行『提携ATM』、auじぶん銀行『ATMで硬貨を利用することはできますか?』
硬貨に対応しない口座へ小銭を移す方法
ドコモSMTBネット銀行のように硬貨をまったく受け付けない口座へ小銭を移すなら、硬貨に対応した銀行口座へATMで入金してから、振込で移す流れになります。
PayPay銀行とauじぶん銀行は、ATMで硬貨を出金できないと案内しています。PayPay銀行は2026年5月18日から三井住友銀行ATMでの硬貨出金を終え、硬貨入金だけを残しています。
口座間で移すときの振込手数料や、紙幣の入出金にかかる手数料は銀行ごとに違います。金額はPayPay銀行の手数料をまとめた記事で確認してください。
出典:ドコモSMTBネット銀行『〔カード〕 ATMでは、硬貨は使えますか?』、PayPay銀行『【更新】三井住友銀行ATMのサービス内容変更について(5月18日)』、auじぶん銀行『ATMで硬貨を利用することはできますか?』
大量の小銭を入金するときの窓口手数料
ATMの上限は1回100枚なので、数百枚単位の小銭はATMで何回かに分けるか、窓口に持ち込むかの選択になります。窓口は各行とも100枚までは無料で、101枚から手数料がかかります。
銀行別の窓口の硬貨入金手数料
窓口で硬貨を入金するときの手数料を、枚数の区分ごとに並べました。101〜500枚はりそな系の2行が660円と高く、501枚からはみずほ銀行も1,320円で並びます。
| 銀行 | 無料の枚数 | 101〜500枚 | 501〜1,000枚 | 1,001枚以上 |
| 三菱UFJ銀行 | 100枚まで | 550円 | 1,100円 | 1,650円(以降500枚ごとに550円加算) |
| 三井住友銀行 | 100枚まで | 550円 | 1,100円 | 1,650円〜(500枚ごとに550円加算) |
| みずほ銀行 | 100枚まで | 550円 | 1,320円 | 1,980円(以降500枚ごとに660円加算) |
| りそな銀行 | 100枚まで(1日1回) | 660円 | 1,320円 | 以降500枚ごとに660円加算 |
| 埼玉りそな銀行 | 100枚まで(1日1回) | 660円 | 1,320円 | 1,980円(以降500枚ごとに660円加算) |
| ゆうちょ銀行 | 100枚まで | 550円 | 1,100円 | 500枚ごとに550円加算 |
三井住友銀行の窓口手数料は、2025年10月1日から「現金整理手数料」という名称に変わりました。表の金額は、各行の公式サイトに掲載されている現行の料金です。
硬貨を数えたあとに入金を取りやめたり、金額を変えたりしても手数料はかかります。三菱UFJ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行・りそな銀行・埼玉りそな銀行・ゆうちょ銀行のいずれも同じ扱いです。
出典:三菱UFJ銀行『その他手数料』、三井住友銀行『窓口における現金整理手数料』、みずほ銀行『その他手数料一覧』
1日に複数回持ち込むときの枚数の数え方
窓口の手数料は、分けて持ち込んでも枚数が合算される場合があります。三井住友銀行は、1日に入金した硬貨の合計枚数で手数料を決めます。
三井住友銀行で午前に100枚、午後に100枚を入金すると、1日の合計は200枚です。この場合は550円がかかり、2回とも無料にはなりません。
りそな銀行と埼玉りそな銀行は、100枚までの無料扱いが1日1回までです。2回目以降は100枚以下でも手数料がかかり、1回の取引を分けて入金しても枚数は合算されます。
みずほ銀行は1回の取引で伝票を複数枚に分けても枚数を合算します。三菱UFJ銀行は、1日に複数の支店で同じ口座へ入金した場合、支店ごとの枚数で手数料を計算します。
出典:三井住友銀行『ATMで硬貨を入金するときに、手数料は必要ですか?』、りそな銀行『手数料情報』、埼玉りそな銀行『手数料情報』
窓口とATMの使い分けの目安
メガバンクに口座があるなら、100枚ずつ分けてATMに入れれば、何百枚でも手数料はかかりません。同じ300枚を窓口で入金すると、三菱UFJ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行のいずれも550円です。
ゆうちょ銀行は反対で、100枚以下なら窓口が無料、ATMは330円かかります。300枚なら窓口の550円に対してATMは3回で990円となり、窓口のほうが440円安く済む計算です。
小銭を入金しやすい口座の選び方
小銭の入れやすさは、硬貨を無料で受け付けるATMが生活圏にあるかどうかで決まります。口座を選ぶ段階で、硬貨対応ATMの場所まで確認しておくと、あとで困りません。
硬貨を無料で入金できる店舗内ATMが近くにある口座
三菱UFJ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行の口座なら、店舗内ATMで1回100枚まで無料で入金できます。自宅や職場の近くにある店舗の数で選ぶのが現実的でしょう。
三井住友銀行のOliveアカウントは、三井住友銀行の円普通預金口座に契約して使う仕組みです。Oliveのカードはキャッシュカード機能を兼ねていて、三井住友銀行のATMで入出金に使えるのが特徴です。
三井住友銀行のATMの硬貨入金は、条件が時間・枚数・ATMの設置場所で決まっていて、口座の種類による区別はありません。Oliveの口座も、店舗内ATMで平日8:45〜18:00に1回100枚まで硬貨を入金できます。
Oliveの仕組みや申し込み方法は、Oliveとは何かを解説した記事にまとめています。
出典:三井住友銀行『Oliveアカウント』、『ATMで硬貨を伴う入金、出金、振込はできますか?』
普段使いのネット銀行と硬貨用の口座を分ける使い方
硬貨を入れられないネット銀行をメインにしている場合は、硬貨を受け付ける銀行口座を別に持つ方法があります。小銭はその口座へATMで入れ、必要な分を振込で移す流れです。
PayPay銀行やソニー銀行のように、提携ATMで硬貨を入金できるネット銀行を選ぶ方法もあります。口座を分ける場合は、硬貨対応ATMが通勤や買い物の動線上にあるかを先に確かめておきましょう。
小銭を入金以外で処理する方法
入金せずに小銭を減らす方法は、紙幣への両替と、買い物での支払いの2つです。硬貨を紙幣に替える両替は、入金より手数料が高くなりやすい点を先に押さえておきましょう。
銀行の窓口で紙幣に両替する場合の料金
窓口の両替手数料は、持ち込んだ枚数と受け取る枚数の多いほうで決まります。硬貨300枚を千円札に替えると300枚として数えられ、11〜500枚の区分に入ります。
| 銀行(窓口) | 1〜10枚 | 11〜500枚 | 501枚以上 |
| 三菱UFJ銀行 | 口座がある人は無料(1日1回) | 770円 | 500枚ごとに770円加算 |
| みずほ銀行 | 口座がある人は無料(1日1回) | 990円 | 1,980円(以降500枚ごとに990円加算) |
| りそな銀行 | 220円 | 770円 | 501〜1,000枚は1,540円(以降500枚ごとに770円加算) |
三菱UFJ銀行の両替機は、キャッシュカードなら1〜10枚が1日1回無料ですが、11〜500枚は扱っていません。数百枚の硬貨を両替機でまとめて紙幣にすることはできない仕様です。
三菱UFJ銀行に口座があるなら、平日の日中に硬貨をATMで入金し、紙幣で引き出す方法もあります。自行口座なら硬貨の入金も出金も手数料がかからず、両替手数料の770円を払わずに済みます。
出典:三菱UFJ銀行『円貨の両替手数料について知りたい。』、みずほ銀行『その他手数料一覧』、りそな銀行『手数料情報』
買い物の支払いで使い切る方法
硬貨には、1回の支払いで使える枚数の目安が法律で決まっています。「通貨の単位及び貨幣の発行等に関する法律」第7条は、硬貨を額面価格の20倍までを限度に通用すると定めています。
財務省はこれを、20枚までは硬貨で支払ってよいという意味だと説明しています。21枚以上の支払いも、取引の相手が了解すれば妨げられません。
逆に言えば、相手の了解がなければ21枚以上の硬貨での支払いを断られることもあります。買い物で小銭を減らすなら、1回に出す枚数を20枚以内に抑えるのが現実的です。
ATMでの小銭入金に関するよくある質問
硬貨は何枚まで無料で入金できる?
三菱UFJ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行のATMなら、1回100枚までは無料です。100枚を超える分は回数を分けて入金すれば、手数料はかかりません。
ゆうちょ銀行のATMは1枚から料金が発生します。無料で預け入れたいなら、ゆうちょ銀行の窓口に100枚まで持ち込む方法を選んでください。
土日にATMで小銭を入金できる?
できません。硬貨の取扱いは三菱UFJ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行・りそな銀行・ゆうちょ銀行のいずれも平日だけで、土日祝日はATMが動いていても硬貨は入りません。
平日に店舗へ行けない場合は、土日に紙幣の入金だけを済ませ、硬貨は平日の取扱時間に回すことになります。
他の銀行の口座へ硬貨で振り込める?
三菱UFJ銀行と三井住友銀行のATMは、硬貨を伴う現金振込に対応しています。取扱時間は入金と同じ平日8:45〜18:00で、別途振込手数料がかかります。
窓口で硬貨を使って振り込む場合は、振込手数料とは別に、硬貨の枚数に応じた手数料の対象になります。三井住友銀行とりそな銀行は、この扱いを手数料の案内に明記しています。
出典:三菱UFJ銀行『ATMで硬貨を伴う入金・出金・振込をしたい。』、三井住友銀行『窓口における現金整理手数料』、りそな銀行『手数料情報』
1円玉だけでも入金できる?
三菱UFJ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行のFAQは、条件として1回100枚の上限と取扱時間を挙げており、硬貨の種類は指定していません。1円玉だけの入金を対象外とする記載はありません。
ゆうちょ銀行のATMは、1円玉だけの預け入れができません。1円玉100枚は100円なのに料金は330円で、預け入れ金額が料金以下になるためです。
ATMで小銭を引き出せる?
三菱UFJ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行のATMは、硬貨の出金にも対応しています。みずほ銀行は1度に27枚まで、三菱UFJ銀行は硬貨の種類や枚数を指定できないという違いがあります。
ゆうちょ銀行は、硬貨の払戻しに1回110円がかかります。イオン銀行のATMの硬貨の引き出しは2026年9月30日で終了し、PayPay銀行は硬貨で出金できる提携ATMがありません。
まとめ
ATMで小銭を入金するなら、三菱UFJ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行の店舗内ATMが無料で、1回100枚まで入れられます。りそな銀行・埼玉りそな銀行も、平日8:45〜18:00なら手数料はかかりません。
ゆうちょ銀行はATMで110円〜330円がかかり、分けて入れると1回ごとに料金が発生します。100枚以下ならゆうちょ銀行は窓口のほうが安く、1円玉だけの預け入れはATMではできません。
コンビニATMとイオン銀行では、硬貨を入金できません。ネット銀行はPayPay銀行・ソニー銀行・auじぶん銀行のように提携先のATMで入れられる口座もあるため、口座の組み合わせで小銭の行き先を決めておきましょう。




