楽天証券の手数料は無料?|ゼロコースのデメリットと米国株の料金
楽天証券の手数料は0円と案内されることが多いものの、0円になる取引とかかる取引の境目は商品ごとに違います。米国株や金の買付、電話での注文には手数料がかかります。
国内株はゼロコースなら現物・信用とも0円で、条件はSOR(Rクロスを含む)の利用同意です。米国株は約定代金の0.495%(税込)・上限22米ドルがかかります。
商品別の手数料一覧、3つのコースの違い、ゼロコースの注意点と変更方法をまとめました。
- 3行要約
①国内株はゼロコースなら現物・信用とも約定代金にかかわらず手数料0円\n②ゼロコースの条件はSOR(Rクロス含む)の利用同意、国内株はポイントバック対象外\n③米国株は約定代金の0.495%(税込)・上限22米ドル、円貨決済の為替は25銭/米ドル
楽天証券の手数料一覧
楽天証券の手数料は、商品の種類と、国内株式で選ぶ手数料コースで決まります。国内株式はゼロコースを選べば現物・信用とも0円ですが、外国株式や金・プラチナの買付には手数料がかかります。
商品別の手数料早見表
主な商品の手数料と、0円になる条件を1つの表にまとめました。金額はすべて税込です。
| 商品 | 手数料 | 0円になる条件・補足 |
| 国内株式(現物) | ゼロコースは0円、超割コースは1注文55円〜1,070円 | ゼロコースの選択(SOR利用の同意が必要) |
| 国内株式(信用) | ゼロコースは0円、超割コースは1注文99円〜385円 | 金利・貸株料などは別にかかる |
| かぶミニ(単元未満株) | 売買手数料0円 | リアルタイム取引はスプレッド0.22% |
| IPO・公募・売出株式 | 0円 | 立会外分売・ブロックトレードも0円 |
| 米国株式(現物) | 約定代金の0.495%(上限22米ドル) | 約定代金2.22米ドル以下、指定の米国ETFの買付 |
| 米国株式(信用) | 約定代金の0.33%(上限16.5米ドル) | 約定代金3.33米ドル以下 |
| 中国株式 | 550円〜5,500円 | NISA口座の中国ETFは0円 |
| アセアン株式 | 約定代金の1.1%(下限550円) | NISA口座のシンガポールETFは0円 |
| 投資信託 | 買付手数料0円 | 信託報酬などの費用は銘柄ごと |
| 金・銀・プラチナ | 買付代金の1.65%、売付は0円 | なし |
| 入金・出金 | 0円 | 通常振込入金の振込手数料は自己負担 |
| 口座管理料 | 0円 | なし |
| NISA口座 | 国内株式・米国株式・海外ETF・投資信託の売買手数料0円 | 中国株・アセアン株(ETFを除く)は課税口座と同じ手数料 |
NISA口座でも、オペレーターを通した取引は手数料無料の対象外です。つみたて投資枠・成長投資枠の使い方は、楽天証券のNISAを扱う記事で説明します。
出金の方法と反映時期は、楽天証券の出金・引き落とし方法の記事にまとめています。
手数料がかかる取引とかからない取引
楽天証券の手数料は、国内株式と投資信託の売買は0円にできる一方、外国株式と金・プラチナにはかかるという分かれ方をしています。「楽天証券の手数料は無料か」の答えは、取引の種類によって変わります。
| 区分 | 主な取引 |
| 0円の取引 | 国内株式(ゼロコース)、かぶミニの売買、IPO・公募・売出株式、投資信託の買付、入金・出金、口座管理料、国内株式・米国株式・中国株式の移管 |
| 手数料がかかる取引 | 米国株式・中国株式・アセアン株式の売買、金・銀・プラチナの買付、オペレーターを通した電話注文、投資信託の出庫、残高証明書などの書類発行 |
かぶミニの売買手数料は0円でも、リアルタイム取引ではスプレッドが価格に含まれます。費用が全くかからないわけではない点に注意してください。
出典:楽天証券『手数料』
国内株の3つの手数料コース
国内株式の売買手数料は、ゼロコース・超割コース・いちにち定額コースの3つから選びます。選んだコースは現物取引と信用取引の両方に適用されます。
ゼロコースの手数料
ゼロコースは、国内株式の現物取引・信用取引の手数料が約定代金にかかわらず0円になるコースです。2023年10月2日の約定分から始まりました。
設定にはSOR(Rクロスを含む)の利用同意が必要です。NISA口座・特定口座・一般口座のどれでも使えますが、自動では切り替わらないため、自分でコースを変更します。
出典:楽天証券『現物取引手数料』、『国内株式 取引手数料”ゼロコース”変更受付スタート!』
超割コースの手数料
超割コースは、1回の約定代金で手数料が決まるコースです。現物取引の手数料は次のとおりで、金額はすべて税込です。
| 1注文の約定代金 | 現物取引の手数料 |
| 5万円まで | 55円 |
| 10万円まで | 99円 |
| 20万円まで | 115円 |
| 50万円まで | 275円 |
| 100万円まで | 535円 |
| 150万円まで | 640円 |
| 3,000万円まで | 1,013円 |
| 3,000万円超 | 1,070円 |
超割コースでは手数料の1%がポイントで戻ります。大口優遇の判定条件のいずれかを達成すると、現物・信用とも手数料が0円になり、その状態が3か月続きます。
大口優遇の判定には、信用取引の建玉残高や新規建約定代金の合計のほか、貸株サービスや投資信託の残高が使われます。大口優遇中のポイントバックは2%です。
出典:楽天証券『現物取引手数料』、『超割コースなら楽天ポイントが貯まる!』
いちにち定額コースの手数料
いちにち定額コースは、1日の約定代金の合計で手数料が決まるコースです。現物取引と信用取引の約定代金を合わせて数えます。
| 1日の約定代金合計 | 手数料(税込) |
| 100万円まで | 0円 |
| 200万円まで | 2,200円 |
| 300万円まで | 3,300円 |
| 300万円超 | 100万円増えるごとに1,100円を追加 |
1日の合計には、前営業日の夜間取引と当日の日中取引が含まれます。いちにち信用取引は手数料0円で、この合計にも含めません。
同じ日に同じ銘柄を売買する日計り取引では、デイトレード割引が自動で適用されます。対当した片道分の約定代金を合計から外して計算するため、売却・返済側の手数料がかかりません。
出典:楽天証券『現物取引手数料』、『デイトレード割引(日計り取引片道手数料無料)』
電話注文の手数料
カスタマーサービスセンターのオペレーターを通した電話注文には、選んでいる手数料コースにかかわらず次の手数料がかかります。
| 約定代金 | 現物取引の手数料 | 信用取引の手数料 |
| 30万円まで | 3,795円 | 3,575円 |
| 50万円まで | 3,795円 | 3,795円 |
| 100万円まで | 4,180円 | 3,795円 |
| 150万円まで | 4,400円 | 3,795円 |
| 150万円超 | 4,950円 | 3,795円 |
金額はすべて税込です。信用取引は30万円を超えると一律3,795円で、100万円を超える現物取引より安くなります。
オペレーター経由で発注や訂正をした注文は、約定するとオペレーター経由の手数料になります。
ゼロコースのデメリットと注意点
ゼロコースは国内株式の手数料が0円になる代わりに、いくつかの条件と違いがあります。楽天証券のFAQは「デメリットではありません」と前置きしたうえで、SOR利用の同意が必須である点を挙げています。
SOR注文の利用が条件
ゼロコースは、楽天証券のSORとRクロスを使うことが前提です。SORは、複数の市場から条件に合う市場を選んで注文を執行する仕組みのことです。
Rクロスは楽天証券が運営する注文のマッチングシステムで、ダークプールの一つです。SOR・Rクロスで約定する価格は、買いなら東証の売り気配の下限、売りなら買い気配の上限と同値か、それより有利な価格になると楽天証券は説明しています。
PTS(JNX、Chi-X)を直接指定した注文もできて、その場合も手数料は0円です。寄付・引け注文は、ゼロコースでも東証に発注されます。
出典:楽天証券『国内株式 取引手数料”ゼロコース”変更受付スタート!』
国内株の手数料はポイントバックの対象外
楽天証券には、取引手数料の1%をポイントで戻すプログラムがあります。ゼロコースで対象になるのは米国株・中国株・アセアン株、先物・オプション、金・銀・プラチナの手数料です。
ゼロコースの国内株式は手数料自体が0円なので、戻るポイントもありません。国内株式の手数料に1%のポイントが付くのは、超割コースを選んだ場合です。
ゼロコースでも手数料がかかる取引
ゼロコースが0円にするのは国内株式の売買手数料だけで、電話注文と信用取引の諸経費は別です。外国株式と金・プラチナにも、それぞれの手数料がかかります。
電話注文の金額は「電話注文の手数料」、信用取引の金利と諸経費は「金利・貸株料などの諸経費」の表を見てください。iSPEEDの古いバージョンからは発注できないため、アプリの更新も必要です。
出典:楽天証券『国内株式 取引手数料”ゼロコース”変更受付スタート!』
ゼロコースと超割コース大口優遇の違い
超割コースの大口優遇も、国内株式の現物・信用の手数料は0円です。違いはSOR同意の要否とポイントバック率などにあります。
| 項目 | ゼロコース | 超割コース大口優遇 |
| 国内株式の手数料(現物・信用) | 0円 | 0円 |
| SOR利用の同意 | 必須 | 不要 |
| 取引手数料のポイントバック率 | 1% | 2% |
| 信用建玉上限の拡大 | なし | あり |
| プロ投資家向けプレミアムニュース | 閲覧できない | 閲覧できる |
楽天証券のFAQは、大口優遇の条件を達成している人はコース変更が要らないと答えています。大口優遇のままでも国内株式の手数料は0円になるためです。
出典:楽天証券『国内株式 取引手数料”ゼロコース”変更受付スタート!』
手数料コースの選び方と変更方法
手数料コースは、1回の取引額と1日の取引回数で手数料の差が出ます。ここでは取引の例ごとの金額を並べ、どのコースがいくらになるかを数字で比べます。
取引額別の手数料早見表
国内株式の現物取引だけを行った場合の手数料です。金額は税込で、いちにち定額コースは1日の約定代金合計で計算しています。
| 1日の取引の例 | ゼロコース | 超割コース | いちにち定額コース |
| 1回5万円 | 0円 | 55円 | 0円 |
| 1回10万円 | 0円 | 99円 | 0円 |
| 1回50万円 | 0円 | 275円 | 0円 |
| 1回100万円 | 0円 | 535円 | 0円 |
| 50万円を3回(合計150万円) | 0円 | 825円 | 2,200円 |
| 100万円を3回(合計300万円) | 0円 | 1,605円 | 3,300円 |
国内株式の手数料だけで比べると、表のどの例でもゼロコースが0円です。超割コースを選ぶ理由になるのは、国内株式の手数料に付く1%のポイント、大口優遇の特典、SORを使わない注文などです。
いちにち定額コースは、1日100万円までなら0円で、日計り取引のデイトレード割引も使えます。超割コースの金額は表のとおり、1回ごとに手数料がかかります。
手数料コースの変更手順と反映時期
手数料コースは、PCサイトとスマホのどちらからでも変更できます。PCサイトの手順は次のとおりです。
- PCサイトにログインし、画面右上の「マイメニュー」を開く
- 設定・変更メニューの「各商品に関する設定 国内株式」を選ぶ
- 「手数料コースの確認・変更」から「コースを変更」を押す
- 変更したいコースを選び、「条件に同意し内容を確認」を押す
- 変更内容と適用開始日を確認し、「変更する」を押す
スマホでは、メンバーページの「マイメニュー」から設定・変更のページを開き、「各商品に関する設定」「手数料コースの確認・変更」の順に進んでください。
営業日の16時までに手続きすると、翌営業日から新しいコースが適用されます。変更は何度でもでき、当月に一度も取引がない場合に限って即日で変更できます。
執行中の注文があるとコースを変更できないため、注文を取り消してから手続きしてください。夜間取引は、適用日の前営業日から変更後の手数料になります。
出典:楽天証券『手数料コースの変更方法について』、『国内株式 取引手数料”ゼロコース”変更受付スタート!』
信用取引の手数料と金利
国内株式の信用取引では、売買手数料のほかに金利や貸株料がかかります。ゼロコースで0円になるのは売買手数料だけです。
信用取引は委託保証金を上回る金額の取引ができるため、損失が差し入れた委託保証金の額を上回るおそれがあります。信用取引の仕組みとリスクは、信用取引を扱う記事で説明します。
信用取引の売買手数料
信用取引の売買手数料は、選んでいるコースで決まります。金額は税込です。
| 手数料コース | 信用取引の手数料 |
| ゼロコース | 0円 |
| 超割コース | 10万円まで99円、20万円まで148円、50万円まで198円、50万円超385円 |
| 超割コース大口優遇 | 0円 |
| いちにち定額コース | 現物取引と合わせた1日の約定代金合計で計算 |
ETF・ETN・REITの信用取引と、返済期日が当日のいちにち信用は、手数料コースにかかわらず0円です。空売り(売建)も、同じコース別の手数料で計算します。
金利・貸株料などの諸経費
買い建玉には買方金利、売り建玉には貸株料がかかります。率はすべて年率です。
| 区分 | 買方金利 | 売方金利 | 貸株料 |
| 制度信用取引 | 2.80%(優遇金利2.28%) | 0.00% | 1.10% |
| 一般信用取引(無期限) | 2.80%(優遇金利2.10%) | 0.00% | 1.10% |
| いちにち信用 | 0.00% | 0.00% | 0.00% |
優遇金利は、判定月の信用新規建の約定金額の合計が5億円以上などの条件を満たすと適用されます。一般信用取引(短期)の貸株料は年3.90%です。
買い建玉が権利確定日をまたぐと、名義書換料が1売買単位あたり55円(税込)かかります。新規建てから1か月ごとに、事務管理費が1株あたり11銭(税込)かかる点にも注意してください。計算額が100円未満なら110円、1,000円超なら1,100円(税込)です。
かぶミニの手数料
楽天証券の単元未満株取引「かぶミニ」は、買付・売却とも売買手数料が0円です。1株から買う場合も、売買手数料はかかりません。
ただし、かぶミニは楽天証券が取引の相手方になる店頭取引で、価格にスプレッドが含まれます。寄付取引はスプレッドなし、リアルタイム取引はスプレッド0.22%です。
楽天証券の計算例では、東証の売り気配が5,600円の銘柄を成行で買うと、約定単価は5,613円になります。1株あたり13円が、リアルタイム取引でかかるスプレッド分の差です。
かぶミニの取引時間や注文の注意点は楽天証券のかぶミニを扱う記事で、他社の単元未満株との違いは単元未満株の記事で説明します。
米国株・外国株の手数料
楽天証券の外国株式は、国内株式と違ってコースの選択がなく、約定代金に応じた手数料がかかります。ここでは楽天証券1社の料金だけを扱い、他社との比較は米国株の手数料を比べた記事に任せます。
楽天証券の米国株の売買手数料
米国株式(現物)の手数料は、約定代金の0.495%(税込)、上限22米ドル(税込)です。インターネット・電話・成行・指値といった取引方法による手数料の違いはありません。
| 約定代金 | 取引手数料(税込) |
| 2.22米ドル以下 | 0円 |
| 2.22米ドル超〜4,444.45米ドル未満 | 約定代金の0.495% |
| 4,444.45米ドル以上 | 22米ドル |
米国ETFとADRの手数料も米国株式と同じです。買付手数料が0円になる米国ETFは、後述の「ETFの手数料」で説明します。
約定代金に対する手数料の割合
料率が一定のため、2.22米ドル超〜4,444.45米ドル未満の取引では金額の大小にかかわらず手数料の割合は0.495%です。上限の22米ドルに届くと、そこから先は約定代金が増えるほど割合が下がります。
| 約定代金 | 手数料(税込) | 約定代金に対する割合 |
| 100米ドル | 0.495米ドル | 0.495% |
| 1,000米ドル | 4.95米ドル | 0.495% |
| 4,444.45米ドル | 22米ドル | 約0.495% |
| 10,000米ドル | 22米ドル | 0.22% |
| 20,000米ドル | 22米ドル | 0.11% |
表の手数料は料率をかけた計算値で、端数処理前の金額です。少額の取引でも料率は変わりませんが、円貨決済では為替手数料が往復で加わります。
楽天証券の為替手数料と決済方法
日本円で米国株を売買する円貨決済では、買付時・売却時とも25銭/米ドルの為替手数料がかかります。為替手数料は、注文が約定したときの為替レートに含まれています。
1米ドル150円と仮定すると、25銭は約0.17%にあたります。円貨決済で買って売ると、売買手数料のほかにこの割合が2回かかる計算です。
米ドルを先に用意する外貨決済では、リアルタイム為替取引(米ドル)の手数料が0銭です。ただし、買レートと売レートには乖離があり、定時為替取引(米ドル)は別の手数料体系になります。
SEC Feeと米国株信用取引の手数料
米国株を売るときは、取引手数料のほかにSEC Fee(米国現地証券取引所手数料)がかかります。2026年4月2日現在の料率は、ドルベースの約定代金×0.0000206米ドルです。
米国株式の信用取引の手数料は、約定代金の0.33%(税込)で、上限は16.5米ドル(税込)です。約定代金3.33米ドル以下は0米ドルになります。
米国株信用の買方金利は基準金利+3.5%(年率)、貸株料は年2.0%です。条件を満たした米国株大口優遇では、金利が0.5%pt下がり、貸株料は年1.0%になります。
中国株・アセアン株の手数料
中国株式とアセアン株式は、NISA口座でも課税口座と同じ手数料がかかります。金額は税込です。
| 市場 | インターネット取引の手数料 | 電話取引 |
| 中国株式 | 20万円まで550円、20万円超200万円未満は約定代金の0.275%、200万円以上5,500円 | インターネットの料金に2,200円を加算 |
| アセアン株式 | 約定代金の1.1%(下限550円) | インターネットの料金に2,200円を加算 |
約定代金は、楽天証券が定める為替レートで計算した円換算の金額です。中国株式は国内約定日の午前10時頃、アセアン株式は午前9時頃のレートを使います。
出典:楽天証券『手数料』
投資信託・ETF・金の手数料
投資信託とETFは買付時の手数料を0円にできる商品が多い一方、金・銀・プラチナは買付のたびに手数料がかかります。
投資信託の手数料
楽天証券の投資信託は、買付手数料が0円です。ただし、保有中のファンドの管理費用(信託報酬を含む)と、換金時の信託財産留保額は、ファンドごとに異なります。
S&P500やオール・カントリーに連動する投資信託でも、信託報酬の率は銘柄ごとに決まっています。売却時に信託財産留保額がかかるかどうかも、各ファンドの目論見書で確認できます。
出典:楽天証券『手数料』、『投資にかかる手数料等およびリスク』
ETFの手数料
国内ETF・ETN・REITの売買には、国内株式と同じ3つの手数料コースが適用されます。ゼロコースを選んでいれば、国内ETFの売買手数料も0円です。
米国ETFの手数料は米国株式と同じですが、楽天証券が指定する米国ETF15銘柄は買付手数料が0円です。対象は特定口座・一般口座の買付で、NISA成長投資枠の海外ETFはこのプログラムと関係なく手数料が無料です。
出典:楽天証券『国内ETF/ETN/REIT』、『買付手数料無料 海外ETF』
金・プラチナの手数料
金・銀・プラチナは、積立取引・スポット取引とも買付代金の1.65%(税込)の手数料がかかり、売付は0円です。10万円分を買うと、手数料は1,650円になります。
国内株式をゼロコースで買う場合と比べると、金・プラチナは買付のたびに費用がかかる商品です。定額積立の手数料は、1か月分がまとめて引き落とされます。
入金・移管などその他の費用
売買以外の費用は、入金・出金と口座管理料が0円で、移管の出庫や書類の発行に費用がかかります。
入金の手数料
楽天証券への入金手数料は0円です。ただし、通常振込入金の振込手数料は利用者の負担になります。
| 入金方法 | 対象の金融機関 | 手数料 |
| 自動入出金(スイープ) | 楽天銀行 | 無料 |
| らくらく入金 | 楽天銀行、みずほ銀行 | 無料 |
| リアルタイム入金 | 楽天銀行、三井住友銀行、三菱UFJ銀行、みずほ銀行、ゆうちょ銀行、PayPay銀行、セブン銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行、関西みらい銀行、ドコモSMTBネット銀行、イオン銀行、広島銀行、ソニー銀行 | 無料 |
| 通常振込入金 | 全国の金融機関 | 振込手数料は自己負担 |
ゆうちょ銀行は、ゆうちょダイレクトを使うリアルタイム入金で手数料0円になります。一覧にない地方銀行からの入金は通常振込入金になり、銀行所定の振込手数料がかかります。
リアルタイム入金も、楽天証券の画面を経由せず銀行側から直接振り込むと、即時に反映されず振込手数料がかかります。出金手数料は0円です。
移管(入庫・出庫)の手数料
他社から楽天証券へ株式・投資信託を移す入庫の手数料は、楽天証券側では0円です。移管元の金融機関で手数料がかかる場合があります。
| 移管の対象 | 楽天証券の手数料(税込) |
| 国内株式 | 0円 |
| 外国株式(米国株式、中国株式) | 0円 |
| 投資信託 | 入庫は0円、出庫は1銘柄につき3,300円 |
口座管理料と各種手続きの費用
口座管理料・株式保管料は0円で、マーケットスピード II などの取引ツールも無料で使えます。費用がかかるのは書類の発行と一部の手続きです。
| 手続き | 手数料(税込) |
| 買取請求 | 330円 |
| 残高証明書 | 日本語版1,100円、英語版3,300円 |
| 取引・残高情報の開示(特定口座年間取引報告書) | 1年につき1,100円 |
| 取引・残高情報の開示(顧客勘定元帳) | 最初の半年分1,100円、以降半年ごとに550円を追加 |
| 個別株主通知 | 1銘柄あたり3,300円 |
| Quickリサーチネット | 1か月330円 |
出典:楽天証券『手数料』
楽天証券と他社の手数料比較
国内株式の手数料は、楽天証券のほかにも0円の仕組みを持つ会社があります。0円になる条件と、1日の取引額が増えたときの金額に違いが出ます。
主要ネット証券の国内株手数料の比較
国内株式(現物)のインターネット取引の手数料を、4社で比べました。金額は税込です。
| 項目 | 楽天証券 | SBI証券 | マネックス証券 | 松井証券 |
| 手数料の決まり方 | 3コースから選択(ゼロコースは0円・SOR利用の同意が条件) | インターネットコースで取扱書面をすべて電子交付にすると無料(ゼロ革命) | 取引毎手数料コース(1注文ごと)と一日定額手数料コース(1日の合計)から月ごとに選択 | 1日の約定代金合計で決まるボックスレート(25歳以下は無料) |
| 1日の約定代金合計50万円 | 0円 | 0円 | 一日定額は550円、取引毎は1注文50万円で275円 | 0円 |
| 1日の約定代金合計100万円 | 0円 | 0円 | 一日定額は550円、取引毎は1注文100万円で535円 | 1,100円 |
| 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
SBI証券のゼロ革命は、インターネットコースの電話注文などが対象外です。マネックス証券の取引毎手数料コースは1注文ごとの計算で、50万円以下は275円、100万円以下は535円(税込)です。
SBI証券と楽天証券のポイントや銀行連携まで含めた比べ方は、2社を比べた記事で説明します。各社の手数料の全体像は、それぞれの手数料の記事を参照してください。
出典:SBI証券『ゼロ革命(国内株式手数料無料)の対象になる条件を教えてください』、マネックス証券『手数料 株式(現物取引)』、松井証券『現物取引 手数料』
手数料以外で比べる項目
国内株式の手数料が同じ0円でも、米国株の為替手数料や単元未満株のサービスでは会社ごとに条件が違います。米国株のコストは米国株の手数料を比べた記事、1株から買う仕組みは単元未満株の記事で比べています。
手数料に加えて取扱商品や取引ツールまで含めた会社選びは、証券会社の選び方を扱う記事で説明します。
楽天証券の手数料に関するよくある質問
楽天証券の手数料はなぜ無料?
楽天証券は、Rクロスを通すことで取引の執行コストを削減でき、手数料無料が実現できると説明しています。そのため、ゼロコースはSOR・Rクロスの利用同意が条件です。
出典:楽天証券『国内株式 取引手数料”ゼロコース”変更受付スタート!』
IFA経由の口座でも手数料は同じ?
IFA(金融商品仲介業者)と契約している口座は、手数料体系が異なります。信用取引の金利も違うため、契約先のIFAに確認する必要があります。
100万円を超える取引の手数料はいくら?
ゼロコースなら、国内株式は取引額にかかわらず0円です。いちにち定額コースは1日の合計が200万円までで2,200円(税込)、超割コースは1注文150万円までで640円(税込)になります。
まとめ
楽天証券の国内株式は、ゼロコースを選べば現物・信用とも手数料0円です。条件はSOR(Rクロスを含む)の利用同意で、国内株式の手数料はポイントバックの対象になりません。
米国株は約定代金の0.495%(税込)・上限22米ドル、金・銀・プラチナの買付は1.65%(税込)がかかります。電話注文はコースにかかわらず、現物取引で3,795円(税込)からです。
コースは1回の取引額・1日の取引回数とポイントの使い方で選び、営業日の16時までに変更すれば翌営業日から切り替わります。楽天証券の料金は楽天証券の公式サイトで確認でき、他社と比べる場合は上の4社の比較表が使えます。

