USDCはどこで使える?日本国内の対応状況と海外の決済事例を解説

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USDCは、米ドルの価格に連動するステーブルコインです。

ビットコインやイーサリアムのように価格が大きく動きやすい暗号資産とは違い、1USDCがおおむね1米ドルの価値になるように設計されています。

では、USDCは実際にどこで使えるのでしょうか。

結論から言うと、日本国内ではまだ使える場所は限られています。コンビニやスーパー、飲食店などで日常的にUSDC決済が使える状況ではありません。

一方で、日本国内でもUSDCを使った実店舗決済の実証実験は始まっています。羽田空港、兵庫県姫路市のトレーディングカード専門店、大阪市内の飲食店・家電量販店などで、USDC決済を試す動きが出てきました。

この記事では、USDCが日本でどこまで使えるのか、国内の実証事例、海外での利用事例、今後日本で普及する可能性についてわかりやすく解説します。

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USDCはどこで使える?日本ではまだ実証実験が中心

2026年5月時点で、日本国内におけるUSDC決済はまだ実証実験が中心です。

USDCを持っていれば全国の店舗で自由に支払える、という段階ではありません。

日本では、SBI VCトレードが2025年3月26日からUSDCの一般向け取扱いを開始しました。これにより、国内でも個人が日本円でUSDCを取引できる環境が整い始めています。

ただし、「USDCを買えること」と「USDCを店舗で使えること」は別です。取引所でUSDCを購入できても、そのUSDCをそのままコンビニや飲食店で支払えるとは限りません。

現時点で国内のUSDC決済は、限られた店舗や期間で実施する実証実験が中心です。

そのため、「USDCはどこで使える?」という問いに対しては、「日本ではまだ限定的だが、一部店舗で実証が進んでいる」と考えるのが自然です。

日本国内で確認できるUSDC決済の事例

日本国内では、USDCを使った実店舗決済の事例が少しずつ出てきています。

ここでは、現時点で確認できる主な事例を紹介します。

羽田空港第3ターミナルでのUSDC決済実証

ネットスターズと日本空港ビルデングは、2026年1月26日から2月28日まで、羽田空港第3ターミナル内の一部店舗でUSDC決済の実証を実施しました。

対象店舗は、羽田空港第3ターミナル内の「Edo食賓館(時代館)」と「Edoイベント館」です。

羽田空港HPより引用

この実証では、QRコードを活用し、インバウンド旅行客の利便性向上を目的としてUSDC決済を試しました。

羽田空港は、USDC決済との相性がよい場所です。海外から来た旅行者にとって、現地通貨への両替やクレジットカードの手数料、決済手段の違いはストレスになりやすいからです。

USDCのような米ドル連動型ステーブルコインを使えれば、国をまたいだ支払いをスムーズにできる可能性があります。もちろん、現時点では実証段階であり、羽田空港内のすべての店舗でUSDCが使えるわけではありません。

TCG BW姫路店でのUSDC決済実証

ネットスターズHPより引用

ネットスターズは、2026年4月2日から、兵庫県姫路市のトレーディングカード専門店「TCG BW姫路店」でUSDC決済のサービス実証を開始しました。

これは、羽田空港第3ターミナルでの実証に続く、実店舗向けUSDC決済の第2弾です。

この実証では、利用者がMetaMaskなどのウォレットで支払い用のQRコードを提示し、店舗側が決済端末で読み取る形を取ります。店舗側は、決済端末への金額入力から売上金の精算まで円で取り扱えます。

トレーディングカードは海外人気も高く、訪日客の購入ニーズが期待できるジャンルです。

姫路城の近くにある店舗という立地もあり、インバウンド向けの決済手段としてUSDCを試す意味があります。この事例で注目したいのは、大型商業施設や空港だけでなく、小規模店舗でもUSDC決済の実証が始まっている点です。

観光地周辺の店舗や海外客の多い専門店では、今後も似た取り組みが出てくる可能性があります。

名代 宇奈とと・ビックカメラでのUSDC決済実証

宇名ととHPより引用

SBI VCトレードとアプラスは、2026年5月25日から5月29日まで、大阪市内の一部店舗でUSDC決済の実証実験を実施します。対象店舗は、「名代 宇奈とと」本町店と「ビックカメラ」なんば店の一部指定区画です。

ユーザーはプライベートウォレット内のUSDCを使い、店舗が提示するQRコードを読み取って支払います。この実証では、利用者がUSDCで支払ったあと、SBI VCトレードがUSDCを日本円に交換します。

その後、アプラスを通じて店舗へ日本円で入金します。

つまり、利用者はUSDCで支払い、店舗側は日本円で売上を受け取る形です。ここは誤解しやすいポイントです。

USDC決済と聞くと、店舗がUSDCをそのまま保有するように感じるかもしれません。しかし、この実証では店舗側に日本円で入金されます。

店舗にとっては、USDCの価格変動や管理方法を気にせず、新しい決済手段を試しやすくなります。利用者にとっては、ウォレット内のUSDCを使って、うなぎや家電を購入する体験ができます。

USDC決済は「直接支払い」と「円に交換して支払う形」を分けて考える

USDCが使える場所を調べるときは、「店舗がUSDCを直接受け取るのか」「途中で日本円や現地通貨に交換されるのか」を分けて考える必要があります。

大阪で行われるSBI VCトレードとアプラスの実証では、利用者はUSDCで支払いますが、店舗には日本円で入金されます。これは、店舗側が暗号資産を直接管理しなくても済む仕組みです。

一方で、海外の一部サービスでは、事業者がUSDCのまま受け取る選択肢もあります。

この違いを理解しておくと、「USDCが使える」と書かれた情報を見たときに、実態を判断しやすくなります。

ユーザー目線では、ウォレット内のUSDCで支払えれば「USDCを使えた」と感じます。

しかし店舗目線では、USDCを受け取るのか、日本円や現地通貨に変換して受け取るのかで、会計処理や管理の負担が大きく変わります。

海外ではUSDCはどこで使える?主な利用事例

海外では、USDCを使った決済や送金の事例が日本よりも進んでいます。

ただし、すべての店舗がUSDCを直接受け取っているわけではありません。

USDCの使われ方は、大きく分けると「ECサイトで支払う」「カード経由で支払う」「海外送金や事業者間決済に使う」の3つです。

Shopify対応店舗でのEC決済

shopifyHPより引用

海外のEC分野では、ShopifyがUSDC決済に対応しています。

Shopify Paymentsを利用する対象地域の店舗では、チェックアウト画面でUSDCを決済方法として提供できます。

ShopifyのUSDC決済は、Base、Ethereum、Optimism、Polygon、Arbitrumなど複数のネットワークに対応しています利用者は、対応ウォレットを使ってUSDCで支払えます。

店舗側は、USDC決済の売上を通常の支払い通貨で受け取ることも、USDCとして受け取ることもできます。つまり、利用者はUSDCで支払い、店舗側は自社に合った形で売上を受け取れます。

ただし、Shopifyを使っているすべての店舗でUSDCが使えるわけではありません。

実際に使えるかどうかは、店舗側の決済設定、対象地域、対応ネットワークによって変わります。

MetaMask CardによるMastercard加盟店での支払い

Metamask cardHPより引用

MetaMask Cardは、MetaMask内の暗号資産を日常の買い物に使えるカードです。

Mastercard加盟店で支払える仕組みを採用しており、支払い時には暗号資産が法定通貨に変換されます。この仕組みでは、店舗がUSDCを直接受け取るわけではありません。

利用者のウォレット内にある暗号資産を、カード決済ネットワークを通じて現地通貨に変換して支払う形です。

MetaMask Cardは、USDCを含む複数のトークンに対応しています。

提供地域には、米国、アルゼンチン、ブラジル、カナダ、コロンビア、欧州、メキシコ、スイス、英国などが含まれます。

日本は現時点で主要な提供地域に含まれていないため、日本在住者がすぐに使えるサービスとは考えない方がよいでしょう。

それでも、USDCを含む暗号資産を「投資用に保有するだけでなく、カード経由で支払いに使う」という流れを見るうえでは重要な事例です。

Coinbase CardによるVisa加盟店での支払い

Coinbase Cardも、暗号資産を日常決済に使う代表的な事例です。

米国向けのCoinbase Cardでは、米国居住者が暗号資産や米ドルを使って、Visaデビットカード対応加盟店で支払えます。

こちらも、店舗がUSDCを直接受け取るというより、カード決済の裏側で暗号資産を支払いに充てる仕組みです。

利用者から見ると、USDCなどの暗号資産を日常決済に使える点が特徴です。

日本国内のクレジットカードやデビットカードと同じ感覚で使えるとは限りませんが、海外では「暗号資産をカード決済に接続する」サービスが広がっています。

Stripeによる事業者向けステーブルコイン決済

StripeHPより引用

事業者向けの決済では、Stripeもステーブルコイン決済を提供しています。

顧客は暗号資産ウォレットを使ってステーブルコインで支払い、事業者はStripe上の残高として米ドルで受け取れます。

Stripeのステーブルコイン決済では、USDC、USDP、USDGなどが対象です。

USDCはEthereum、Solana、Polygon、Baseなどのネットワークに対応しています。

ただし、Stripeのステーブルコイン決済を受け付けられるのは、現時点では米国の事業者に限られます。

顧客は世界中から支払えますが、日本の事業者がすぐに同じ仕組みを導入できるわけではありません。

このように、海外ではUSDCを「ネットショップの決済」「カード経由の支払い」「事業者向けの決済インフラ」として使う動きが出ています。

USDCは送金にも使われている

USDCは、買い物だけでなく送金にも使われています。

特に、国をまたいだ送金や海外フリーランスへの報酬支払いでは、ステーブルコインの活用が進んでいます。

通常の国際送金では、銀行の営業時間、仲介銀行、為替手数料、着金までの時間が問題になりやすいです。

一方、USDCのようなステーブルコインを使えば、ブロックチェーン上で送金できるため、国境をまたいだ資金移動を早く、低コストにできる可能性があります。

もちろん、送金に使う場合も注意は必要です。

送金先のウォレットアドレスを間違えると、資金を取り戻すことが難しくなります。

また、送金に使うネットワークによっては手数料や着金時間が変わります。

USDCを使うときの注意点

USDCは便利なステーブルコインですが、使う前に知っておきたい注意点もあります。

特に日本国内で使う場合は、「どこでも使える決済手段」と考えるのはまだ早いです。

日本では対応店舗がまだ少ない

日本国内では、USDCを使える場所はまだ限られています。

羽田空港、TCG BW姫路店、大阪市内の名代 宇奈とと・ビックカメラなどの事例はありますが、いずれも実証実験や限定的な取り組みです。

コンビニ、スーパー、飲食チェーン、交通機関などで広く使える状態ではありません。

日本でUSDCを持っていても、現時点では「日常の支払いにすぐ使える」とは言いにくいです。

カード経由の場合、店舗がUSDCを直接受け取るわけではない

MetaMask CardやCoinbase Cardのようなサービスでは、利用者は暗号資産を支払いに使えます。

しかし、店舗側がUSDCを直接受け取るとは限りません。

多くの場合、カード決済ネットワークの裏側で暗号資産が現地通貨に変換され、店舗には通常のカード売上として入金されます。

利用者から見るとUSDCを使った支払いに見えても、店舗側の受け取り方は別です。

この違いを理解しておかないと、「USDC対応店舗が一気に増えた」と誤解してしまう可能性があります。

ネットワーク手数料がかかる場合がある

USDCは、Ethereum、Base、Solana、Polygonなど複数のブロックチェーン上で利用できます。

どのネットワークを使うかによって、送金手数料や処理速度が変わります。

たとえば、Ethereum上のUSDCは利用者が多い一方で、ネットワーク混雑時に手数料が高くなる場合があります。

BaseやSolanaなどでは比較的低コストで送金しやすい場面もありますが、対応しているウォレットやサービスを確認する必要があります。USDCを送るときは、送金元と送金先のネットワークが一致しているかを必ず確認しましょう。

ネットワークを間違えると、資産を失うリスクがあります。

円建てでは為替変動の影響を受ける

USDCは米ドルに連動するステーブルコインです。

そのため、1USDCはおおむね1米ドルの価値を目指します。ただし、日本円で生活している人にとっては、ドル円レートの影響を受けます。

USDC自体が1米ドル付近で安定していても、円安になれば円換算の価値は上がり、円高になれば円換算の価値は下がります。

つまり、USDCは「米ドルに対して安定しやすい」暗号資産であって、「日本円で見ても常に安定する」わけではありません。

税金の扱いにも注意が必要

USDCを使って買い物をした場合でも、暗号資産を売却したと見なされる可能性があります。

購入時よりもUSDCの円換算額が上がっていれば、利益が発生する場合があります。

日本では、暗号資産取引によって生じた利益は所得税の課税対象となり、原則として雑所得に区分されます。

USDCを支払いに使う場合も、取引履歴や円換算額を記録しておくと安心です。

税金の扱いは個別の取引状況によって変わるため、不安がある場合は税理士などの専門家に確認しましょう。

USDCは今後日本でも使える場所が増える?

日本でも、USDCを使える場所は少しずつ増える可能性があります。

理由は、ステーブルコイン決済がインバウンド、EC、海外送金と相性がよいからです。

特に、訪日外国人が多い空港、観光地、家電量販店、専門店では、USDC決済を導入する意味があります。

海外から来た人にとって、USDCは自国通貨より扱いやすい決済手段になる場合があるからです。

また、店舗側に日本円で入金される仕組みが広がれば、事業者はUSDCを直接管理しなくても導入できます。

これなら、暗号資産に詳しくない店舗でも新しい決済手段を試しやすくなります。

一方で、普及には時間がかかります。

ウォレットの使いやすさ、加盟店側の決済端末、税金の処理、利用者の認知度など、整えるべき課題が多いからです。

そのため、すぐにコンビニや飲食店でUSDC決済が当たり前になるとは考えにくいです。

まずは、観光地、空港、ECサイト、一部の専門店から広がっていく可能性があります。

※この見通しは、国内外の実証事例や決済サービスの動向をもとにした考察です。現時点で、日本全国の店舗にUSDC決済が広がることを示す公式な発表は確認できていません。

まとめ:USDCは日本ではこれから、海外では決済・送金で利用が広がっている

USDCは、米ドルに連動するステーブルコインです。

日本国内では、まだ日常的に使える場所は多くありません。

現時点では、羽田空港第3ターミナル、TCG BW姫路店、名代 宇奈とと本町店、ビックカメラなんば店の一部指定区画など、限られた場所で実証実験が行われている段階です。

一方、海外ではShopify対応店舗でのEC決済、MetaMask CardやCoinbase Cardを使ったカード決済、Stripeを通じた事業者向け決済、国際送金など、USDCの利用シーンが広がっています。

ただし、「USDCが使える」といっても、店舗がUSDCを直接受け取る場合と、途中で現地通貨や日本円に変換される場合があります。

この違いは必ず押さえておきましょう。

日本でUSDC決済が本格的に普及するには、まだ時間がかかります。

それでも、実証実験が進んでいることを考えると、USDCは単なる投資用の暗号資産ではなく、決済や送金に使うステーブルコインとして注目される存在になりつつあります。

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