イーサリアムのアップデート・シャンハイ(shanhai)とは?注目される理由

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イーサリアムのシャンハイは、ステーキングされていた大量のETHが引き出し可能になるアップデートです。

これにより、市場やネットワークに対してさまざまな影響が指摘されており、市場への影響力も強いイーサリアムということもあり、注目が集まっています。

これから、アップデートの概要から、今後の影響・注目したい背景などについて解説していきます。

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イーサリアムの大型アップデートの「シャンハイ(shanhai)」とは?

引用元:Ethereum

シャンハイ・アップデートでは、ステーキングの解除が可能になります。

これから、そんなイーサリアムの大型アップデートである「シャンハイ(shanhai)」の概要について解説していきます。

マージやPoS移行といったイーサリアムの大きな流れについてもチェックし、イーサリアムが現在目指している方向・開発の流れを押さえていきましょう。

シャンハイの前にマージとPoS移行のおさらい

イーサリアムのシャンハイアップデートは、イーサリアムがPoSに移行するプロセスの一環です。

そもそも、イーサリアムではPoWを採用していました。

PoWは、ビットコインなどが採用するコンセンサスアルゴリズムの1種であり、セキュリティの高さなどに定評があります。

しかし、PoWには大量の電気が必要だったり、処理性能に限界があるなど、諸問題が見られました。

このことから、イーサリアムはPoSに移行する方針となり、その一環として1つ前の大型アップデートである「マージ(Merge)」などが行われてきました。

シャンハイによってステーキングの解除が可能に

Mergeによって、イーサリアムはPoSを採用するブロックチェーンとして本格的に稼働することになりましたが、全ての機能を備えていた訳でありません。

その1つがPoSにステーキングしたETHの解除です。

PoSでは、ネットワークに対してのステーキング量(イーサリアムではETHを用いる)に応じて、ブロック生成の権利が与えられる可能性が変化します。

そして、ブロック生成に成功すると報酬が配布されます。

しかし、MergeではステーキングしたETHを解除する機能が実装されていませんでした。

シャンハイでは、ステーキングの解除が可能になり、イーサリアムのPoS参加に対して必要なETHや(最低量は32ETH)、配布された報酬の解除が可能になります。

イーサリアムのアップデートであるシャンハイ(shanhai)がなぜ注目され・重要なのか

これから、なぜイーサリアムのシャンハイアップデートが重要なのか?注目されるのか?という点について解説していきます。

シャンハイアップデートが各方面に与えるかもしれない影響をチェックしていきましょう。

(ただし、あくまで可能性であり、実際に発生するのか?は確かではありません)

ETHの価格への影響

今回のアップデートで、ステーキングの解除が可能になります。

これまでステーキングにより強制的にロックされていたETHが、自由に扱えるようになるということです。

ステーキングされていたETHはそのままステーキングされるかもしれませんし、はたまた売却されるかもしれません。

ただし、市場に対する供給が増える可能性があるのは確かなので、ETHの価格へ与えるネガティブな影響を懸念する見方があります。

一時的なネットワークの混雑

イーサリアムは今だに拡張性に課題を抱えており、イーサリアム上で話題のサービス・アプリケーションなどが登場すると、ブロックチェーンが混雑することも少なくありません。

そのため、解除する方が殺到することによって、ネットワークが混雑する可能性もあります。

(リキッドステーキングのユーザーなどを考慮すると、膨大なトランザクションが送信される可能性も)

ただし、これはあくまで一時的なものであり、恒久的に持続する問題ではないでしょう。

stETHなどの市場価格の変化

stETHとは、Lidoが発行している「ステーキングしたETHに対して発行されるトークン」です。

Lidoは、リキッドステーキングというステーキング量とペッグするトークンを発行することによって、流動性を持ちながらステーキングできるというサービスを提供しています。

上記のような特性上、イーサリアムのPoS移行などに伴って需要が高まっているDeFiプロトコルの1つです。

そんなLidoのstETHは、ETHと比較すると数%程度割安で取引されており、ディペッグを警戒する声なども見られました。

(Lidoも、シャンハイが実行されるまで報酬とステーキングされたETHを引き出すことができない)

しかし、イーサリアムのシャンハイが実行されることによって、stETHの価格に何らかの影響を与える可能性もあるでしょう。

イーサリアムのアップデート「シャンハイ(shanhai)」についてまとめ

これまで、イーサリアムのシャンハイについて解説してきました。

イーサリアムは、PoS移行に伴う一連のアップデートによって、より拡張性や処理性能を上げるための開発が進んでいます。

L2やサイドチェーンの動向はもちろん、イーサリアム本体のアップデートにも注視していきたいと言えるでしょう。

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