OMG Network(OMG)とは？特徴や今後の見通し・将来性を徹底解説

OMG Network(OMG)は、イーサリアムのスケーラビリティ問題を解決するために開発された仮想通貨です。
今回の記事では、OMG Network(OMG)の特徴や今後の見通しについて解説していきます。
OMG Network(OMG)への投資を検討している方は、本記事の内容をぜひ参考にしてください。

仮想通貨OMG Network(OMG)とは？

OMG Network(OMG)は、2017年に開発がスタートした仮想通貨です。

基本情報について、以下の表にまとめました。

暗号資産名称	OMG Network
シンボル	OMG
価格(2022年10月現在)	243.12円
時価総額ランキング(2022年10月現在)	122位
購入可能な主な取引所	Binance,Coincheck,FTX Japan
公式サイト	https://omg.network/

なお、OMG Networkはネットワークの名称を指しており、ネットワークで使用される仮想通貨がOMGとなっています。

仮想通貨OMG Network(OMG)がよくわかる5つの特徴

OMG Network(OMG)の特徴は以下の5つです。

• イーサリアムを基盤に開発された
• 高速かつ低コストの処理を実現
• BOBA Networkにサービスを移行した
• オンライン決済通貨として利用されていた
• 国内取引所で購入できる

それぞれ見ていきましょう。

イーサリアムを基盤に開発された

OMG Networkは、イーサリアムを基盤に開発されたネットワークです。ETHやERC20トークンを送金する目的で開発され、徐々に需要を拡大していきました。

OMG Networkの前身である「Omise GO」には、イーサリアムの創設者である「ヴィタリック・ブリテン氏」も参加したことで話題になった過去があります。

高速かつ低コストの処理を実現

OMG Network(OMG)は、イーサリアムのスケーラビリティ問題を解決するために生まれた仮想通貨です。

スケーラビリティ問題とは、ブロックチェーンの処理性能が制限されていることによって起こる問題を指します。イーサリアムは人気の高いブロックチェーンであるため、需要に対して供給が追いつかないことから「手数料の高騰」や「処理速度の低下」といった問題を抱えています。

そこでOMG Network(OMG)は「More Viable Plasma」という仕組みを設計し、イーサリアムのスケーラビリティ問題の解決に注力しました。結果的に1秒間に数千件ものトランザクション処理を可能にし、手数料も大幅に引き下げることに成功しています。

BOBA Networkにサービスを移行した

OMG Network(OMG)は、2021年にサービスをBOBA Networkへ移行しました。つまり、事実上のサービス終了を意味しており、実際に公式サイトでは「BOBA Network」へのリンクが貼られた状態になっています。

そのため、現在ではOMGの使用用途は無く、売買や保有をするだけの役割しかありません。

しかし、使用用途が無いにもかかわらず、OMG Network(OMG)は2022年10月現在で時価総額ランキング122位と高めの順位をキープしています。

過去にはOMG保有者にBOBAトークンが配布される「エアドロップ」も開催されているため、一定の需要は保っていると言えるでしょう。

オンライン決済通貨として利用されていた

OMG Network(OMG)は、過去にオンライン決済通貨として利用されていました。

特に、金融機関を利用できない貧困地域の人たちでも、気軽に利用できる決済プラットフォームとして機能していました。

低コストかつ高速のネットワークにより、世界中をつなぐ金融プラットフォームとして注目されていたのが特徴です。

国内取引所で購入できる

OMGは、現在でも国内取引所で購入できます。OMGを購入できる主な国内取引所は、以下のとおりです。

• Coincheck(コインチェック)
• DMMビットコイン
• GMOコイン

OMGの購入を検討している方は上記のいずれかの取引所なら購入できます。

おすすめはGMOコインです。

GMOコインは取引手数料や送金手数料は無料で、取り扱い仮想通貨も豊富にあります。

仮想通貨OMG Network(OMG)の今後の見通しと将来性

先述したとおり、OMG Network(OMG)はBOBA Networkにサービスを完全移行しています。事実上のサービス終了となっていることから、OMG Network(OMG)自体の将来性は高くありません。

ただし、サービス移行先のBOBA Networkは将来性が期待されており、実際にさまざまなDApps(分散型アプリ)の開発に取り組んでいます。

また、企業とのパートナー関係はOMG Network(OMG)から引き継がれており、三井住友銀行などの日本企業とも提携を結んでいます。

将来性の高さを重視するのであれば、BOBA Networkで使用されているBOBAトークンへの投資を検討するのが良いでしょう。

仮想通貨OMG Network(OMG)のまとめ

今回はOMG Network(OMG)の特徴や将来性について解説しました。

OMG Network(OMG)は、イーサリアムの「手数料の高さ」や「処理スピードの遅さ」を解決するために誕生した仮想通貨です。

ただし、現在はBOBA Networkにサービスが移行しており、OMGのユーティリティは特にありません。

OMGの価格上昇に期待して今から購入するのも1つの手ではありますが、将来性の観点から見ると、移行先のBOBAトークンを購入する方が期待値は高いと言えるでしょう。