仮想通貨の種類・銘柄まとめ|選び方や将来性・おすすめ通貨を徹底解説

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ビットコインが1,600万円を突破したニュースを見たり、審査の厳しいアメリカでETF承認がなされたり、日に日に暗号資産(仮想通貨)の存在感が増していることと思います。

※「仮想通貨」は金融庁により、2020年5月1日から「暗号資産」へと名称が変更されています。

これまでもなんとなく興味はあったけど、「なんとなく怪しい気がする」「専門用語やシステムが分からない」「投資なんてしたことない」という理由で参入できなかった方も多いかと思います。

確かにビットコインをはじめ、暗号資産取引には通常の投資知識に加えて、さまざまな知識も必要になります。そのため、今回は複雑で難解な暗号資産の種類について、分かりやすく解説していきます。

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暗号資産(仮想通貨)の種類は大きく4つ

「暗号資産」と一言で言っても、さまざまな種類があります。一般的に言われる代表的な区分方法は以下の4つです。

ビットコイン

暗号資産の中でもっとも有名なビットコインです。2024年12月17日に弊社が実施したアンケートでも「ビットコインを知っていますか」の質問に対し、「知っている」と答えた方が62.4%でした。男女差はあるものの、世代に関係なく高い知名度が見て取れます。


https://www.for-it.co.jp/mediverse/results/crypto-survey-241217/より引用

その高い知名度を証明するように、暗号資産には「ビットコインかそれ以外か」という区分が存在します。後述する有名コインの中にも、時価総額の桁が「兆」であるものが多く存在しますが、それらのコインと比較してもビットコインは文字通り桁が違います。

さらに毎日ビットコイン関連のニュースが更新され、アメリカでもETF(上場投資信託)商品として認可されるなど、現在では投資商品として認識が変わりつつあります。

ビットコインのチャートを見ると分かるように、特定の周期で価格が大幅に上下していることがわかります。このボラティリティ(価格変動)の周期を利用して、資産を増やすことは今からでも可能です。

数ある暗号資産の中でもビットコインは別格だと覚えておいてください。

アルトコイン(メジャーコイン)

「ビットコインではないコイン」のことをアルトコインと呼びます。

2025年6月23日現在でCoinMarketcapには9,574銘柄のコインが上場(購入可能)しており、DEX(分散型取引所)に上場しているトークンも合わせると膨大な銘柄が存在しています。

これらの「ビットコインじゃない方」のアルトコインが暗号資産銘柄の99%以上を占めており、時価総額2位以下のコインはすべてアルトコインということになります。イーサリアム(ETH)やリップル(XRP)、ネム(NEM)などは聞いたことがあるかもしれません。

また、ビットコインとは異なるアルゴリズムや仕組みを採用しているものもあり、購入・送金方法も若干異なることがあります。

ミームコイン

ミームコインとは、ネットミームから誕生した種類の暗号資産です。これらはネットやSNS上で話題になったキャラクター、人物などをモデルにしたコインのことです。

・モナコイン(2chのアスキーアート:モナーのコイン)
・IPPEIコイン(大谷選手の元通訳:水原一平氏のコイン)
・TRUMPコイン(米大統領:ドナルド・トランプ氏のコイン)

IPPEICOIN

など、このような暗号資産が日々開発されています。どう見てもジョークのようなコインにもかかわらず、価格が高まる理由は「ノリ」による部分が大きいです。SNSでバズっているから、みんなが面白がって購入しているから、だから購入したくなるのです。

そして次第に購入者、購入金額が増え、結果的に価格・価値が高まっていくのがミームコインの特徴です。しかし「ノリ」が冷めるのも早く、多くのミームコインは上場から数時間で勢いを失い、売買の流動性がなくなることがほとんどです。

そのため、売買のタイミングが非常にシビアになり、上級者向けのコインといえます。

ステーブルコイン

ステーブルコインとは、1枚の価格が1ドルの価値とほぼ同額になるコインです。

一般的なコインのように、価格が日々変わる「変動相場制」ではなく、常に1$の価値を維持しようとする「固定相場制」を目指していることが特徴のコインです。有名なものではTether社のUSDTが該当します。

以下のチャートはUSDTの価値と1ドルの価値を比較したものです。右の数字の単位は「ドル」なので、2023年からUSDTは1.00280~1.00660ドルの間で価値が変動し、ほぼオールタイムでドルと同価値を保ってきました。

よく見ると完全な直線ではなく、細かいずれがあります。このようなずれが生じた時に、Tether社ではペッグ(価値を近づける動き)を行い、最大限価値を同じに保っています。

以下、経済の説明が続くので、どのように価値を調整しているかまで知りたい方だけご覧ください。

しっかり理解したい方はここをクリック

例えば、記事作成時点で1ドルは147.32円、USDTは147.36円です。そして仮に1USDTが145円になってしまった(=価値が下がった)としたら、Tether社は市場のUSDTを買い取り、流通量を減らして希少性を高めて価値を高めます。

逆もまた然りで、1USDTが149円になってしまったら、Tether社はUSDTをミント(新規発行)して流通量を増やして価格を下げる行動をとります。このように、流通量を管理して、価値がドルに一致するような動きを日々行っています。

このUSDT、そしてドルへの信頼性もあり、価値が下がってきた銘柄の逃げ先としてUSDTを選択したり、日本円と交換するためにUSDTにすることもあります。

BTCやETHなど、大半の銘柄はJPYと直接交換できません。これは、多くの日本の取引所が取り扱う通貨を厳選しているためで、マイナーコインは一度USDTなどに変えることが多いです。

USDTは他の暗号資産と交換しやすいため、「交換用に一時的に保有している」という人も多く、結果として24時間の取引量は発行枚数の*60%以上に及ぶ日もあります。このようにUSDTの使いやすさを示す一つの指標です。 *2025年6月23日15時53分の数字

少し難しい話になりましたが、要は「ステーブルコイン=常に1$の価格になるコイン」と分かっていただければ問題ありません。

仮想通貨の選び方【初心者向けの3ポイント】

ビットコイン、アルトコイン、ミームコイン、ステーブルコインの違いを理解できたら、次は具体的にどのコインに投資すればいいのか、選び方を解説します。

投資スタイルに合っているか

投資対象のコインと、ご自身の投資スタイルが合っていることがまず重要になります。

例えば、ビットコインやアルトコインの代表例であるイーサリアムなどは、大幅な下落はあれども長期的にみると成長傾向にあります。そのため、長期保有を前提として、5年後に上がっていればいいという投資スタイルであれば、ビットコインなどのメジャーなコインが合っています。

一方で、リスクはあってもいいからすぐに仮想通貨ドリームを掴みたい!という方はミームコインが合っています。「ミームコインの9割以上は詐欺」というよく言われるように、本物を見抜くことが非常に難しいジャンルですが、1割のミームコインは大化けする可能性を秘めています。

事実、今日時点での時価総額ランキング100位以内に9つのミームコインが食い込んでいます。その中で最もランキングが高いのは9位のドージコインです。

ほとんどのミームコインは上場直後だけ盛り上がるものの、すぐに価値が暴落し、売りたくても売れなくなってしまうことが多いです。そして購入した際の費用がマイナスで残り続けてしまう悲惨な結果になることも往々にしてあります。

そのリスクを背負ってでも一撃を狙いたいのであれば、夢のあるミームコインをおすすめします。

時価総額や流動性の確認

仮想通貨の価格に発行枚数を掛けると、時価総額を算出することができます。

時価総額の大きさは仮想通貨の信頼性や安定性につながるので重要な指標です。また、仮想通貨の時価総額はランキングによって順位付けされており、CoinMarketCapなどで確認することができます。

安定資産を保有したい場合は、時価総額ランキングで高位置につけている通貨を選択しましょう。仮想通貨を選ぶ際は、将来性に着目することが大切です。

時価総額ランキングの見方

①CoinMarketCapにアクセスする

②[Cryptocurrencies]を選択

③ALL Crypto以下が時価総額順に並んでいます。

時価総額の他に将来性を判断するポイントは下記のとおり。

  • プロジェクトの理念・目的は理にかなっているか
  • 開発が順調に進んでいるか
  • どのような企業と提携しているか
  • 公式サイトがきちんと作られているか

現時点では時価総額が低い通貨であっても、将来性が高いと判断できれば保有する価値は十分あります。

また、他のプロジェクトでは打ち出されていない画期的な開発を行っている通貨があれば、将来的に価格が急騰する可能性が高いです。

上場している取引所の信頼性

仮想通貨を選ぶ際には、「どの取引所に上場しているか」も非常に重要な判断基準になります。

特に初心者の方は、仮想通貨の種類が多すぎて選びきれないというケースも多いため、まずは信頼性の高い取引所を利用するところから始めるのがおすすめです。

日本国内で運営されている仮想通貨取引所はすべて金融庁の登録を受けており、取り扱う銘柄についても厳しい審査が行われています。そのため、国内取引所で上場している=ある程度信頼性が認められているコインと考えてよいでしょう。

特におすすめなのが「SBI VCトレード」です。

SBIグループが運営する同取引所は、大手金融機関ならではのセキュリティ体制・サポート体制が整っており、初心者でも安心して利用できるのが魅力です。

また、取扱銘柄もメジャーコインから話題の新興コインまで幅広く対応しており、「将来性のあるコインを買いたいけど安全性も重視したい」という方には特に向いています。

実際にMediverse運営チームでもSBI VCトレードを利用して取引をしているメンバーが多いです。
大手の安心感と銘柄数の多さ、直感的にわかりやすいUIで助かってます!

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おすすめ暗号資産(仮想通貨)15選!

そしてここからは2025年6月21日現在で、人気銘柄を15選ご紹介します。ビットコインを含むメジャーなコインとミームコインがほとんどですが、どんなコインがあるのか確認する目的でもご覧ください。

※以下の時価総額や順位はすべて2025年6月21日時点でCoinMarketCapを参考にしたものです。最新の情報はご自身でも必ずご確認ください。

メジャーコイン

ビットコイン

通貨単位BTC
時価総額ランキング1位 / 約296兆円
流動性(1日の取引額)約9.2兆円
1BTCあたりの価格約1,489万円
発行上限枚数2,100万枚
購入できる取引所コインチェック、ビットポイントなど

ビットコイン(BTC)は、2009年に「サトシ・ナカモト」と名乗る人物が投稿した論文を元に開発された、世界初の仮想通貨です。

発行枚数があらかじめ決められており、マイニング(採掘)による発行サイクルも決まっています。金と性質が似ていることから「デジタルゴールド」と言われているのも特徴です。

また、ビットコインは特定の管理者が存在せず、一つの企業や個人に権限が集中しない「非中央集権型」の仮想通貨としても知られています。

ビットコインの購入がおすすめな人の特徴は以下のとおり。

  • 王道の仮想通貨を購入したい人
  • 長期的な運用を考えている人
  • 安定資産を保有したい人

ビットコインは圧倒的な時価総額を誇るため、他の仮想通貨よりも価格が安定しやすいです。「仮想通貨投資で失敗したくない」という方は、ビットコインを購入しましょう。

イーサリアム

通貨単位ETH
時価総額ランキング2位  / 約39.7兆円
流動性(1日の取引額)約3.5兆円
1BTCあたりの価格約328,747円
発行上限枚数
購入できる取引所コインチェック、ビットポイントなど

イーサリアム(ETH)は、ビットコインに次いで時価総額ランキング2位につける仮想通貨です。

2013年にカナダの大学生だったヴィタリック・ブテリン氏によって構想され、世界的に影響力を誇る仮想通貨にまで成長しました。

イーサリアムの特徴はスマートコントラクト技術による契約の自動化です。さまざまな取引を自動で執行できるため、いま話題のNFTの決済手段としても利用されています。

イーサリアムの購入がおすすめの人は下記のとおり。

  • ビットコイン以外の仮想通貨を購入したい人
  • NFTを売買したい人
  • DeFi(分散型金融)を利用したい人

すでにビットコインを保有していて他の投資先を探している方は、イーサリアムの購入を検討してみましょう。

リップル

通貨単位XRP
時価総額ランキング4位 / 約17兆5千億円
流動性(1日の取引額)約7,248億円
1XRPあたりの価格296.76円
発行上限枚数1,000億XRP
購入できる取引所コインチェック、ビットポイントなど

リップル(XRP)は、国際送金に適した仮想通貨です。送金スピードが速く、手数料を安く抑えながら国際送金を行えます。現状、国際送金にはSWIFTというシステムが使用されていますが、送金時間の遅さや高額な手数料がネックです。

リップルを使えば高速かつ低コストで送金できるため、国際送金の主要通貨として期待されています。

リップルの購入がおすすめな人は以下のとおり。

  • 国際送金を行いたい人
  • 取引所間の送金を行いたい人

リップルは送金手数料が安いので、国際送金だけではなく取引所間の送金にも適しています。コストを抑えて送金したい方は、リップルを送金通貨として利用しましょう。

BNB

通貨単位BNB
時価総額ランキング5位 / 約12.9兆円
流動性(1日の取引額)約2,723億円
1BNBあたりの価格91,335.81円
発行上限枚数2億BNB
購入できる取引所ビットバンク、バイナンスジャパンなど

バイナンスコイン(BNB)は、大手取引所のバイナンス(Binance)が発行している仮想通貨です。バイナンスは世界一の取引量を誇る取引所で、業界に大きな影響を与えています。

そんなバイナンスが管理・発行していることもあり、バイナンスコインは企業「中央集権型」の仮想通貨として人気が高いです。

また、バイナンスコインはBSC(バイナンススマートチェーン)の基軸通貨となっていて、DeFiやDAppsなどに幅広く使用されています。発行上限枚数が2億枚に設定されており、定期的なバーン(焼却)によって希少性を維持していることも特徴です。

バイナンスコインの購入がおすすめな人は下記のとおり。

  • バイナンスの将来性に期待している人
  • バイナンスで手数料割引を受けたい人
  • BSC(バイナンススマートチェーン)を利用したい人

なお、2025年6月24日時点でバイナンスコインはバイナンスジャパンとビットバンクで購入可能です。

ソラナ

通貨単位SOL
時価総額ランキング6位  / 約10.4兆億円
流動性(1日の取引額)約6,763億円
1SOLあたりの価格19,577.18円
発行上限枚数
購入できる取引所GMOコイン、SBI VCトレードなど

ソラナ(SOL)は、トランザクションの高速処理を実現している仮想通貨です。

処理にかかる手数料も安いことから、時価総額2位のイーサリアムに取って代わる「イーサリアムキラー」の仮想通貨として期待を集めています。

また、ソラナはNFT取引やNFTゲームの開発にも頻繁に利用されており、Move to EarnアプリのSTEPN(ステップン)に利用されていることで話題となりました。

ソラナの購入がおすすめな人の特徴は下記のとおり。

  • イーサリアムの代替通貨を探している人
  • STEPNなどのNFTゲームをプレイしたい人

国内取引所でソラナを購入したい場合は、GMOコインの利用をおすすめします。

カルダノ

通貨単位ADA
時価総額ランキング10位  / 約2.8兆円
流動性(1日の取引額)約1,561億円
1ADAあたりの価格80.21円
発行上限枚数450億ADA
購入できる取引所ビットポイント、GMOコインなど

カルダノ(ADA)は、学術的なアプローチをもとに開発された第三世代のブロックチェーンです。イーサリアムの共同創設者チャールズ・ホスキンソン氏が中心となり、大学や研究機関との連携のもとで設計が進められています。

一部では「オンラインカジノ向け」と誤解されることもありますが、開発初期の用途に過ぎません。現在のカルダノはスマートコントラクトやDeFi、NFTなど多方面に応用されており、政府や企業との提携も進んでいます。

スマートコントラクト機能「Plutus」や独自のPoSアルゴリズム「Ouroboros」により、高い安全性と分散性、環境負荷の少ない運用が実現されています。

長期的に信頼できる銘柄を探している人や、ステーキングで安定的に資産運用したい人におすすめです。国内ではビットポイントやGMOコインなどで購入できます。

Sui

通貨単位SUI
時価総額ランキング13位  / 約1.2兆円
流動性(1日の取引額)約1,915億円
1SUIあたりの価格365.91円
発行上限枚数100億SUI
購入できる取引所ビットポイント、OKJなど

SUIは、Facebookを運営していた「Meta」の元エンジニアたちが作った新しいタイプの仮想通貨です。2023年に登場したばかりですが、処理の速さと安さが注目されています。

  • 同時に複数の取引を処理できる「平行処理」により、セルフレジを難題も並べているように、多数のユーザーからのリクエストを同時処理・高速化が可能
  • Move言語による安全性を重視し、バグやエラーが出にくい設計 。

おすすめな人

  • 海外の新しい仮想通貨を試してみたい人
  • NFTゲームやDeFi(お金を借りたり増やしたりするアプリ)に興味がある人
  • 少ない手数料でサクサク取引したい人

アバランチ

通貨単位AVAX
時価総額ランキング17位 / 約1.03兆円
流動性(1日の取引額)約600億円
1AVAXあたりの価格2,441.18円
発行上限枚数715,748,719AVAX
購入できる取引所SBI VCトレード、GMOコインなど

アバランチは2020年9月にAva Labsが開発したブロックチェーンで、1つのブロックチェーンではなく、目的別に分けられた3つのチェーンで構成されています。それぞれの役割と実例を下記にまとめました。

Xチェーン(Exchange Chain)

  • AVAXや独自トークンの発行・送金に使われるチェーン。
  • 例:「友達にAVAXを送金したい」ときはこのXチェーンが使われる。
  • 主にウォレット内での送金用アドレスとして機能。

Cチェーン(Contract Chain)

  • Ethereumと互換性のあるスマートコントラクト実行用のチェーン(EVM対応)。
  • MetaMaskなどのイーサリアム系ウォレットとも連携可能。
  • 例:NFTの売買、DeFiの利用、DEXでのトークンスワップなどはCチェーン上で行う。

Pチェーン(Platform Chain)

  • ステーキングやサブネット(独自ブロックチェーン)の管理を担当するチェーン。
  • 例:AVAXをステークしてネットワークの検証者になりたい場合はPチェーンを使う

おすすめな人

  • GameFiやDeFiプロジェクトに関わりたい開発者
  • イーサリアムの高ガス手数料に代替策を探すトレーダー
  • 自分専用チェーン(サブネット)を作ってみたいコミュニティや企業

国内でも購入しやすく、参加コストを抑えてエコシステムへ参画可能。

迷ったらビットコインがおすすめ

暗号資産には多くの銘柄があり、決められないことは往々にしてあります。私も毎回悩みます笑

まだ暗号資産を買ったことがないのであれば、最初は堅実にビットコインの購入がおすすめです。値下がりしても、過去の傾向から見るといずれ元の価格に戻ります。傾向を見る限り、成長を続けているコインなので、操作に慣れることも兼ねてビットコインの購入をお勧めします!

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ミームコイン

ドージコイン

通貨単位DOGE
時価総額ランキング9位  / 約3.36兆円
流動性(1日の取引額)約2,530送円
1DOGEあたりの価格22.47円
発行上限枚数
購入できる取引所GMOコイン、ビットバンクなど

ドージコイン(DOGE)は、実在する柴犬をモチーフにして作られたミームコインです。ミームコインはいわゆる「ネタコイン」のことで、ジョークで作られた仮想通貨を意味します。

ドージコインはネタコインでありながら、時価総額9位と非常に大きな影響力を持っています。その理由の一つは、テスラ社のCEOである「イーロン・マスク氏」の言動です。

2021年にイーロン・マスク氏がドージコイン関連のツイートを投稿したことにより、ドージコインの価格は大きく跳ね上がりました。はじめはネタで作られたドージコインですが、現在では決済への応用などのユーティリティ性を備えています。

ドージコインの購入がおすすめの人は下記のとおり。

  • 低リスクで大きな利益を狙いたい人
  • ドージコインの将来性の高さに期待している人

なお、ドージコインは以前まで国内での取扱いがありませんでしたが、現在はSBIVCトレードGMOコインなどの国内取引所で購入することができます。

柴犬コイン

通貨単位SHIB
時価総額ランキング19位  / 約9,960億円
流動性(1日の取引額)約311億円
1SHIBあたりの価格0.001569円
発行上限枚数約589兆SHIB
購入できる取引所ビットポイントなど

柴犬コイン(SHIB)は、上記で説明したドージコインから派生した「ミームコイン」です。

ドージコインとライバル関係にあることから「ドージキラー」とも呼ばれています。

過去には1年間で90万倍もの価格上昇を果たし、多くの億り人を誕生させたことで話題となりました。現在は高い時価総額を誇っており、分散型取引所の「Shibaswap」などを展開しています。

柴犬コイン(SHIB)の詳細は「柴犬コインとは?億り人を生んだ理由と将来性を解説」をご覧ください。

なお、柴犬コインはSBI VCトレードで購入できます。Mediverse運営チームでもメイン利用している取引所なので、まだ取引所に登録したことがない方にもおすすめです。

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ペペコイン

通貨単位PEPE
時価総額ランキング29位 / 約5,461億円
流動性(1日の取引額)約1,450億円
1PEPEあたりの価格0.001298円
発行上限枚数約420.68PEPE
購入できる取引所BITPOINT、Coincheckなど

PEPEは、Pepe the Frogというカエルのキャラをモチーフとしたコミュニティ主導のミームトークン。2023年4月に登場してから急速に人気を博し、市場規模が数十億ドルに達し、ソーシャルメディアで話題沸騰。

利便性よりバズとコミュニティによる価値形成がメイン。価格変動が激しいタイプ。

おすすめな人

  • ミーム文化が好きな人
  • ソーシャル・バイラルを狙いたいトレーダー
  • 単純に話題性重視で小額から試してみたい人

トランプコイン

通貨単位TRUMP
時価総額ランキング44位 / 約2,530億円
流動性(1日の取引額)約645億円
1TRUMPあたりの価格1,266.74円
発行上限枚数約9.99億TRUMP
購入できる取引所Bybit、KuCoin、ビットポイントなど

トランプコイン(TRUMP)は、2025年1月にローンチされたSolanaチェーン上のミームコインで、元アメリカ大統領ドナルド・トランプの名を冠して注目を集めています。

政治的な支持層やメディアの話題性によって一時は価格が急騰し、上場直後には時価総額が100億ドルを超えたこともあります。機能面ではステーキングや実用的なユーティリティはなく、主に「話題性」や「限定イベントへの参加権」などを軸とした投機目的の性質が強いのが特徴です。

とくに、保有上位者を対象とした晩餐会などの招待イベントは倫理的な問題として議論を呼んでおり、価格変動の要因には政治的ニュースも大きく影響します。暴騰・暴落リスクが極めて高いため、初心者には慎重な判断が求められます。

Bonk

BONKのサムネイル
通貨単位BONK
時価総額ランキング62位 / 約1,441億円
流動性(1日の取引額)約282億円
1BONKあたりの価格0.001798円
発行上限枚数約88.9兆BONK
購入できる取引所MEXCなど

BONKは、Solana(ソラナ)というブロックチェーン上のコミュニティ型犬ミームコインで、エアドロップ(無料配布)を通じて広く分配された点が特徴です。つまり、初期のユーザーはお金を払わずにBONKを手に入れていました。

・単独ステーキング可能なボーナスモデル:「ステーキング」とは、コインを一定期間預けることで報酬がもらえる仕組みです。BONKでは「他のコインと組み合わせず、単独でもステーキングできる」のが特徴。
例:BONKを100万枚預けたら、年利で数千〜数万枚が報酬として戻ってくるイメージです。

SOLエコシステム整備のためのキャッシュフロー拡大おすすめな人:BONKの一部は、Solana上の開発プロジェクトに資金提供されるように設計されており、「コミュニティ主導の発展」に重きを置いています。
例:Solana上で新しいゲームやアプリを作る人たちに、BONKが提供されて支援される、といった流れが存在します。

メジャーコインと異なり、価格が不安定なミームコインはどれも同じだけのリスクがあります。そのため、おすすめがしづらいところではあります。

ただミームコインの中で最も時価総額が高いドージコイン(9位)は、もしかしたら今後さらに成長を続ける可能性があります。SBI VCトレードでも取り扱いがあります。

ステーブルコイン

テザー

通貨単位USDT
時価総額ランキング3位  / 約22.9兆円
流動性(1日の取引額)約13.7兆円
1USDTあたりの価格146.95円(USDに連動)
発行上限枚数
購入できる取引所バイビット、クーコインなど

テザー(USDT)は、米ドルの価格と連動する「ステーブルコイン」の1つです。

冒頭でも解説したように、米ドルの価格に連動して「1USDT=1$」の関係が成り立っています。

価格が非常に安定しており、安全資産としてのニーズが高い一方で、価格の上昇を期待する仮想通貨ではありません。

あくまでも資産を保全する役割に特化しているので、ビットコインやイーサリアムなどの他の仮想通貨の価格が下がってきたタイミングで、一時的にUSDTと変えておく時などに役立ちます。

テザーの購入がおすすめな人は以下のとおり。

  • 価格が安定している仮想通貨を購入したい人
  • 仮想通貨版の米ドルを保有したい人
  • 他の仮想通貨を一時的に避難したい人

なお、2025年6月時点でテザーは国内の取引所では購入できません。購入したい方はBybitやKuCoinなどの海外取引所を利用しましょう。

USDC

通貨単位USDC
時価総額ランキング7位  / 約9兆円
流動性(1日の取引額)約1.8兆円
1USDCあたりの価格146.95円(USDに連動)
発行上限枚数
購入できる取引所バイビット、クーコインなど

USDCは、上記で紹介したテザーと同様の「米ドル連動型のステーブルコイン」です。

「1USDC=1$」となるように設計されており、価格が非常に安定しています。

USDCは、大手取引所のコインベース(Coinbase)とサークル社によって開発されました。金融大手のゴールドマンサックスから出資を受けていたり、ニューヨーク州から仮想通貨事業の許可証を得たりなど、信頼性も高いです。

USDCの購入をおすすめする人は以下のとおり。

  • テザー以外のステーブルコインを購入したい人
  • 安定資産をポートフォリオに組み込みたい人
  • 他の仮想通貨を一時的に利確したい人

なお、USDCはSBI VCトレードでのみ取り扱いがあるので、USDTが不安な方はUSDCを検討してください。

仮想通貨を買う前の最終チェック

ここまで理解できたらあとは購入するだけです。

暗号資産の種類と選び方、有名なコインを理解したら、実際にコインを購入してみましょう。しかしまだ油断は禁物です。あくまで投資なので、じっくりと吟味すべき内容があります。

安全性の確認

仮想通貨は玉石混交の世界です。詐欺コインや運営が突然消える「ラグプル」も多いため、まずはプロジェクトの安全性を確認しましょう。

見るべき項目

①公式サイトを確認:開発者・運営会社の情報が明示されているか?
例:開発チーム名しか書いていない、住所を調べるとバーチャルオフィスだった、開発者のSNSが載っていない等
→以前あるコインを調べていくと、パナマの貸住所だったことがあり何かを察しました。

②X(旧Twitter)で運営の発信を見る:定期的に開発進捗を投稿しているか?
例:開発者のSNS等があれば、開発ロードマップが公開されていたり、進捗をポストしていたりします。
→リアルタイムな情報共有があれば安心材料にはなりますね。だいたいは公式サイトにアカウント情報が載っています。

③スマートコントラクト(スマコン)の監査済か?

スマートコントラクト(自動契約プログラム)とは、仮想通貨取引を可能にするシステムのこと。
イメージとしては、「Aさんが100円を自販機に入れた⇒コーラの缶を出す」のようなプログラムを組み、これにより人の手を介さずに売買が可能になっています。

そしてこのスマコンに悪意あるプログラムが仕組まれていないかを監査する法人があり、その証明書の有無も確認して下さい。
例:CertiK、Quantstampなどが監査済だと比較的安心だが、Coinsultだとやや不安は残るイメージです。

大体の場合公式サイトに監査証へのリンクが公開されていますので、購入前に探してみてください。

ちなみに、今話題のミームコイン:Mind of PEPEはCoinsultとSOLID Proofの2社から監査を受けていました。

将来性・開発状況の確認

将来性がないコインは、話題が去ると価格も急落します。特にミームコインは単なる“ノリ”で買わず、開発が継続されているかを見極めるのが大事です。

見るべき項目

①公式の「ロードマップ」を確認:今後の機能追加やイベント予定が明記されているか
例:公式サイトには、コインやブロックチェーンを開発する目的が書いてあります。どのように開発を進めていくのか、いつ頃を目途にどのようなバージョンアップを行うのか、具体的に示されているかどうかを確認してください。

②時価総額と流動性を確認
時価総額は「1枚当たりの金額×流通枚数」の金額であり、流動性は売買取引の活発さを示す数値です。
流動性が高く、多くの人が欲しがるコインであれば売りたい時にすぐに売れますが、欲しがる人が少ないコインは売りたくても買い手がいないので売れません。

時価総額は先ほど説明したので、流動性の確認方法をご紹介します。

①CoinMarketCapにアクセスする
②特定のコインのページにアクセスする(例としてビットコイン)

出来高=24時間で取引された金額(9兆7600億円売買されてます)
Vol/Mkt Cap=時価総額÷出来高(全体の何%が売買されているかを示す値)

取引額が多ければ多いほど、売り手も買い手も多く活発なコインです。自分が取引する際にも円滑に進められます。

③有名企業やVCが出資しているか
例:PepeCoinは明記なし。一方、Avalancheは「Amazon」「JPモルガン」と提携

購入できる取引所かどうか

「買いたいけど日本の取引所にない…」というのはよくあります。せっかく口座を開設しても欲しいコインが購入できないと意味がないので、対応取引所は事前に確認が必要です。

見るべき項目

CoinMarketCapやCoinGeckoで確認
例としてアバランチ(AVAX)で確認します。
スクロールすると、「アバランチ市場」という箇所があります。

取引額1位はBinance取引所でAVAXとUSDTの取引であり、2位はBinanceでAVAXとUSDCとの取引であることがわかります。このように、ここに名前がある取引所に上場(購入可能)していると判断して問題ありません。

ここに国内取引所はなく、AVAXを購入するためには海外取引所に登録する必要があると分かります。

このように事前に確認しておけば、欲しいコインを購入できる取引所がわかるはずです。

特に新しいミームコイン等は海外取引所でしか購入できない場合が多く、国内取引所では購入できないことがほとんどです。

国内取引所の多くは公式サイトで取り扱い銘柄を掲載しているので、購入したいコインの取り扱いがあるかどうかを確認してくださいね。

まとめ

仮想通貨は、プロジェクトの将来性や安全性、取引所での上場状況を確認することで、より安心して投資判断ができます。特に新しいコインや話題のミームコインを購入する場合は、「公式サイトや開発者情報を調べる」「市場価値を吟味する」「実際に購入可能な取引所の有無」の3つをセットで調べるのが基本です。

記事内で紹介したように、CoinMarketCapやXの情報を活用し、信頼できるソースから情報を集めることが大切です。銘柄選びに迷った際は、まずは主要取引所で取り扱いがあり、一定の時価総額や実績を持つ仮想通貨から始めてみましょう。

最初は取引所の使い方に慣れる意味でも、ビットコインやイーサリアムのような歴史のある王道コインがおすすめです。ボラティリティはありますが、長期的な視点で見ると上昇傾向にあり、長期保有すると利益が出る可能性があります。

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よくある質問(FAQ)

メジャーコインとアルトコインって何が違う?

メジャーコインは、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)のように時価総額・信頼性ともにトップクラスの仮想通貨。投資家からの信頼も厚く、ミームコインと比較すると比較的価格変動も穏やかです。

それ以外の仮想通貨はアルトコインと呼ばれます。中には将来有望なプロジェクトもありますが、価格の乱高下が激しいものも多く、リスクとリターンが大きいのが特徴です。

ステーブルコインは稼げるの?

ステーブルコインは、1ドルなど法定通貨に連動するよう設計された仮想通貨で、値動きが安定しているのが魅力です。そのため、値上がり益を狙うというよりは「資金の避難先」や「送金・運用」に使われます。

たとえばDeFi(分散型金融)でステーブルコインを預けると、数%の年利を得られることもあります。リスクは低めですが、発行元の信用性や仕組みはしっかり確認しましょう。

草コインとミームコインの違いは?

草コインは「知名度が低く、価格も安いコイン」のこと。時には急騰することもありますが、多くは開発停止や流動性の欠如などで消えていきます。

一方でミームコインは、ドージコインやシバイヌのように「ネットミームやネタ要素」で話題になるコイン。草コインの一部ではありますが、バズやSNSでの拡散力が価格を左右する特徴があります。

ぶっちゃけ初心者はどれを買えばいい?

初心者にはまず、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)のようなメジャーコインがおすすめです。取引量が多く、国内の主要取引所でも簡単に購入できます。

慣れてきたら、話題性や将来性のあるアルトコインやミームコインにも少額でチャレンジしてみるのもアリ。ただし、買う前には「運営チームの情報」「取引所の信頼性」「詐欺リスクがないか」なども必ずチェックしましょう。

選んではいけない取引所ってある?

はい、注意すべき取引所も実際に存在します。

以下のような取引所は初心者には特に危険です:

・過去にハッキング・資金流出事件を起こしたが補償がなかった取引所
・出金まで異常に時間がかかる・サポート対応が遅い取引所
・SNSやDMで突然紹介される“謎の取引所”や“プレセールサイト”

こうした取引所を利用すると、最悪の場合は資金を失うリスクもあります。安心して使いたい方は、SBI VCトレードやGMOコインなど、日本の金融庁に登録済み・実績ある取引所から選ぶのが基本です。

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