プロミスで借りるとやばい?借りたら終わりと言われる理由を検証
「プロミスで借りるとやばい」「借りたら終わり」という言葉を見て、申し込みの手前で止まっている状態でしょうか。急ぎで現金が必要なのに、社会的な信用を失うのが怖いという葛藤です。
貸金業の登録を受けた業者から借りたという事実そのもので、不利益は生じません。実際に問題が起きるのは、延滞を放置した場合だけです。
「やばい」と言われる7つの論点を、プロミス公式サイトの記載と貸金業法・利息制限法の条文で1つずつ検証します。
- 3行要約
①プロミスの借入利率は年2.5〜18.0%で利息制限法の上限内
②「やばい」の実体は延滞を放置した場合の事故情報の登録
③総量規制により貸金業者からの借入は年収の3分の1が上限
プロミスで借りるとやばいと言われる理由
「プロミスで借りるとやばい」という評判の中身は、金利・返済・信用情報・在籍確認・取り立ての5方向に散らばっています。貸金業の登録を受けた業者から借りたという事実そのもので、社会的な不利益が発生することはありません。
プロミス公式サイトも「『プロミスでお金を借りたら終わり』というのは誤解です」という表現でこの評判を否定しています。実際に問題が起きるのは、借りた瞬間ではなく返済が滞ったあとでしょう。
まず、噂として流通している7つの主張を、公式の記載と条文の側から並べ直します。
| 言われていること | 事実 | 根拠 |
| 金利が違法に高い | 借入利率は年2.5%〜18.0%(実質年率)で、利息制限法が定める上限の範囲内 | 利息制限法第1条 |
| 一度借りたら終わり | 返済期日を守れば契約は通常どおり終了し、それ自体は取引の記録として残るだけ | プロミス公式 |
| 返済しても元金が減らない | 返済額の一部が利息に充当される仕組みで、残高が大きいほど元金の減りが遅くなる | プロミス公式 |
| 住宅ローンが組めなくなる | 審査に影響するのは残高・借入件数・延滞の有無で、借入の事実だけで否決になるとは限らない | プロミス公式 |
| 会社に電話が来て職場にバレる | 勤務先への電話連絡による在籍確認は原則として実施しない | プロミス公式 |
| 自宅に取り立てが来る | 午後9時から午前8時までの訪問・電話は法律で禁止 | 貸金業法第21条・同施行規則第19条 |
| 際限なく借りられてしまう | 貸金業者からの借入は年収の3分の1が上限 | 貸金業法第13条の2 |
運営会社はSMBCコンシューマーファイナンス
プロミスを運営しているのはSMBCコンシューマーファイナンス株式会社で、SMBCグループに属する消費者金融会社です。プロミス公式サイトも「SMBCコンシューマーファイナンス株式会社が運営するプロミス」という書き方で運営主体を示しています。
三井住友銀行カードローンの保証会社も同じ会社が務めています。銀行の看板で貸されているお金の与信を、同じグループの消費者金融が引き受けている構図です。
貸金業登録を受けた貸金業者という位置づけ
消費者金融は財務局または都道府県に貸金業者として登録し、貸金業法を守って営業する事業者です。登録をせず上限金利も守らずに営業する業者は、これとはまったく別のものになります。
プロミス公式サイトも、登録を受けた消費者金融と無登録業者を明確に区別しています。怖いという印象の多くは、規制が整う前の1970年代から1980年代前半の営業実態に由来するものでしょう。
やばいと言われる7つの論点
本記事では、上の表に並べた7つの論点をこのあとのセクションで1つずつ検証します。金利、返済額、信用情報、住宅ローンへの影響、周囲に知られるかどうか、取り立て、借りすぎの7点です。
いずれも公式サイトの記載か法律の条文で答えが出る論点ばかりで、感想や噂に頼る必要はありません。
先に結論だけ示しておくと、7つのうち事実として残るのは2点だけです。残高が大きいほど元金が減りにくいという返済の構造と、延滞を放置すると事故情報が登録されるという2点でしょう。
残りの5つは、規制が整う前の時代の営業実態や、制度そのものを確認していない伝聞に由来するものです。ここから順番に潰していきます。
出典:プロミス『プロミス等の消費者金融で借りたら終わり?取立ての有無や利息について解説』、『消費者金融で一度でも借りるとやばい?借りる方法と注意点を解説』
金利が高いという不安の検証
プロミスのカードローンの借入利率は年2.5%〜18.0%(実質年率)で、遅延利率は年20.0%(実質年率)です。上限の18.0%だけを見ると高く感じますが、これは法律が定める枠の内側に収まっています。
借入額ごとの適用利率については、プロミスの金利を扱った記事で詳しく整理しました。ここでは法律の上限との関係だけを確認します。
借入利率は年2.5〜18.0%
公式サイトの商品内容では、借入利率が「2.5%~18.0%(実質年率)」です。返済方式は残高スライド元利定額返済方式、返済期間と回数は最終借入後原則最長6年9か月・1〜80回になります。
金利適用方式は単一金利で、契約ごとに1つの利率が決まります。残高が増減しても、契約中に利率が自動で切り替わる仕組みではありません。
利息制限法の上限との関係
利息制限法第1条は、元本の額に応じて上限金利を3段階で定めています。この上限を超える部分の利息の契約は無効になります。
| 元本の額 | 利息制限法が定める上限金利 |
| 10万円未満 | 年20.0%(年二割) |
| 10万円以上100万円未満 | 年18.0%(年一割八分) |
| 100万円以上 | 年15.0%(年一割五分) |
プロミスの上限である18.0%は、10万円以上100万円未満の元本に対する法定上限とちょうど同じ水準です。違法な高金利ではなく、法律が許した枠の上端に張り付いている状態と読めます。
遅延利率の20.0%にも根拠があります。利息制限法第7条は、営業的金銭消費貸借の賠償額の予定について年二割を超える部分を無効としており、20.0%はその上限値でしょう。
30日間無利息サービスの適用条件
プロミスをはじめて利用する場合、初回借入の翌日から30日間無利息で借りられます。無利息期間中に返済期日が来た場合は残高に応じた金額の返済が必要で、その返済金額はすべて元金に充当されます。
※適用にはメールアドレス登録とWeb明細利用の登録が必要です
初回借入日の翌日から30日以内であれば、追加で借りた分も無利息の対象になります。いったん完済してから再び借りた分も同じ扱いです。
ただし無利息期間中でも返済期日に遅れた場合は、サービスの提供が停止されることがあります。起算日や適用条件のこまかい部分は無利息サービスの記事で確認してください。
出典:プロミス『商品内容』、e-Gov法令検索『利息制限法』
返済額が減らないという不安の検証
「毎月払っているのに残高が減らない」という感覚には、はっきりした計算上の理由があります。毎月の返済額のうち、まず利息が差し引かれ、残った分だけが元金に充当されるからです。
ここは噂ではなく算数の話なので、公式が公表している返済額と利息の計算式を使って分解します。
残高スライド元利定額返済方式の仕組み
プロミスの返済方式は残高スライド元利定額返済方式で、最終借入後の残高に応じて毎月の返済額が変わります。設定された金額以上であれば、いくら返済してもかまいません。
公式が示している残高別の返済額は次のとおりです。
| お借入残高 | 毎月の返済額 | 返済回数 |
| 1円以上〜10万円以下 | 4,000円 | 〜36回 |
| 10万円超過〜20万円以下 | 8,000円 | 〜36回 |
| 20万円超過〜30万円以下 | 11,000円 | 〜36回 |
| 30万円超過〜40万円以下 | 11,000円 | 〜60回 |
| 40万円超過〜50万円以下 | 13,000円 | 〜60回 |
| 50万円超過〜60万円以下 | 16,000円 | 〜60回 |
| 60万円超過〜70万円以下 | 18,000円 | 〜60回 |
| 70万円超過〜80万円以下 | 21,000円 | 〜60回 |
| 80万円超過〜90万円以下 | 23,000円 | 〜60回 |
| 90万円超過〜100万円以下 | 24,000円 | 〜60回 |
残高が100万円を超えている場合は、残高が20万円増すごとに返済額が5,000円ずつ上がります。逆に残高が減れば返済額も下がるため、返済のペースを上げないかぎり返済期間だけが長く伸びていく構造になっています。
毎月の返済額に占める利息と元金
利息は、借入金額に借入利率を掛け、365日で割り、利用日数を掛けて算出します。年18.0%で10万円を30日間借りた場合の利息は1,479円で、これは公式サイトが示している計算例と同じ金額です。
この式を使って、残高ごとに毎月の返済額の中身を分けたのが次の表です。年18.0%・30日分の利息として算出し、1円未満は公式の計算ルールどおり切り捨てました。
| お借入残高 | 毎月の返済額 | うち利息 | 元金に充当される額 |
| 10万円 | 4,000円 | 1,479円 | 2,521円 |
| 20万円 | 8,000円 | 2,958円 | 5,042円 |
| 30万円 | 11,000円 | 4,438円 | 6,562円 |
| 50万円 | 13,000円 | 7,397円 | 5,603円 |
注目すべきは50万円の行でしょう。13,000円を返しても7,397円が利息に消え、元金は5,603円しか減りません。30万円のときの6,562円より、元金の減りがむしろ小さくなっています。
「利息がおかしい」「返済額が減らない」と感じる正体はここにあります。残高が増えるほど利息の取り分が増え、決められた額を払うだけでは元金の圧縮が進みません。
公式が示す返済回数の上限も、残高30万円以下で36回、30万円超で60回と設定されています。決められた額だけを払い続けると、完済まで3年から5年かかる前提の設計だと読めるでしょう。
借入額別の返済シミュレーションはプロミスの返済額を扱った記事にまとめてあります。
随時返済で元金を先に減らす手順
元金の減りを早めたい場合は、決められた返済額に上乗せして返す方法があります。公式も「設定された金額以上であれば、おいくらでもご返済いただくことが可能です」として上乗せを認めています。
- アプリまたは会員ページで現在の借入残高と次回返済期日を確認します
- インターネット返済を選び、決められた返済額より多い金額を入力します
- 金融機関を選択してログインし、返済を実行します(振込手数料は0円)
- 返済後の残高が段階の下の区分に入れば、翌月からの返済額も下がります
- 手元に余裕がある月だけ繰り返すと、利息の総額を圧縮できます
インターネット返済は原則24時間365日、土日祝・夜間を問わず振込手数料0円で利用できます。三井住友銀行ATM以外の提携ATMでは取引額1万円以下で110円、1万円超で220円の手数料がかかるため、上乗せ返済はインターネット返済のほうが有利でしょう。
借りたら終わりと言われる信用情報の話
「借りたら終わり」という言葉が実際に指しているのは、信用情報の話でしょう。ただし終わりに相当するのは借入そのものではなく、延滞を放置した結果として登録される事故情報です。
契約と借入は信用情報機関に登録される
個人の信用情報を保有しているのはJICC・CIC・KSCの3機関で、消費者金融は少なくとも1つに加盟しています。カードローンを契約すると、契約日・契約額・返済状況が加盟先へ登録されます。
登録される情報は客観的な取引事実だけで、人種や思想、保健医療、犯罪歴といった項目は含まれません。契約したという記録が残ること自体は、他社のクレジットカードでも同じです。
事故情報として登録される条件
いわゆる事故情報にあたるのは、開示報告書に「代位弁済」「保証履行」「強制回収手続」「移管」などが記載された状態です。数日程度の遅れや、事前に連絡したうえでの遅れは登録されないこともあります。
登録されるのは、返済が長期にわたって止まった場合が中心でしょう。ブラックリストという名簿が実在するわけではなく、開示報告書に該当の記載が付くかどうかという話になります。
登録された情報が消えるまでの期間
登録された情報は永久には残りません。機関と情報の種類によって期間が異なります。
| 情報の種類 | JICC | CIC | KSC |
| 申込の記録 | 6か月 | 6か月 | 6か月 |
| 1か月以上の延滞 | 5年 | 5年 | 5年 |
| 3か月以上の延滞 | 5年 | 5年 | 5年 |
| 代位弁済 | 5年 | 5年 | 5年 |
| 任意整理 | 5年 | 5年 | 5年 |
| 個人再生 | 5年 | 5年 | 10年 |
| 自己破産 | 5年 | 7年 | 10年 |
申込の記録は6か月で消え、延滞の記録も5年で抹消されます。各機関は登録期間を「〇年以内」「〇年を超えない期間」と定めているため、実際にはもっと早く消える場合もあります。
一生残るという意味での「終わり」は、制度上どこにも存在しません。期間が過ぎれば自動的に抹消されます。
出典:プロミス『プロミスなどの消費者金融の情報開示機関は?開示請求の方法や報告書の見方を紹介』、CIC『CICが保有する信用情報』
住宅ローンや教育ローンへの影響
借入前にとくに気になるのが、将来の住宅ローンへの影響でしょう。プロミス公式も、消費者金融からの借入があるだけで住宅ローンの審査に通らないとは限らないという立場を示しています。
影響が出るかどうかを分けるのは、借入の有無ではなく借入の中身です。以下では、審査で実際に見られる項目と、完済後に残る情報を分けて確認します。
審査で見られるのは残高と利用可能枠
住宅ローンやマイカーローンの審査に影響が出るのは、公式の説明では「返済が遅れたことがある」「借入金額が大きい」「借入件数が多い」という場合です。影響するのは借りた事実ではなく、いま抱えている残高と延滞の履歴になります。
借入残高が大きければ毎月の返済額もその分だけ増え、住宅ローンの返済負担率を圧迫します。返済負担率の計算に他社の返済が乗る以上、残高を減らしてから申し込むほうが有利でしょう。
完済と解約で残る情報の違い
ここが競合記事でも抜けやすい論点です。CICの規定では、契約内容と支払状況を表すクレジット情報の保有期間は「契約期間中および契約終了後5年以内」と定められています。
つまり完済しただけで契約を続けている間は、契約情報が登録され続けます。契約終了後5年というカウントが始まるのは、解約して契約そのものが終わったあとです。
| 状態 | 契約情報の登録 | 借入残高 | 借入できる枠 |
| 利用中(残高あり) | 契約期間中として登録 | あり | あり |
| 完済したが契約は継続 | 契約期間中として登録 | なし | あり |
| 完済して解約 | 契約終了後5年以内まで登録 | なし | なし |
住宅ローンの申し込みを控えている場合、完済で止めずに解約まで済ませておくと、借入できる枠が残っている状態を避けられます。枠が残っていること自体をどう評価するかは金融機関ごとに異なるため、事前に確認してください。
出典:CIC『CICが保有する信用情報』、プロミス『プロミス等の消費者金融で借りたら終わり?』
会社や家族にバレるという不安の検証
周囲に知られる経路は、勤務先への電話・自宅への郵送物・カードの現物の3つに絞られます。プロミスはこの3つそれぞれに回避手段を用意しています。
| 知られる経路 | プロミス側の扱い | 利用者側でできること |
| 勤務先への電話 | 原則として電話連絡による在籍確認を実施しない | 申込の段階で書類による確認を相談する |
| 自宅への郵送物 | 原則Webで完結し、借入に関する郵送物は届かない | Web明細の利用を登録する |
| カードの現物 | アプリとスマホATMで借入と返済が完結する | カードを持ち歩かずアプリだけで操作する |
3つのうち、利用者側の設定だけで閉じられるのは郵送物とカードの2つです。勤務先への電話は審査の状況に左右されるため、ここだけは言い切れません。
在籍確認は原則として電話以外の方法
プロミス公式は「プロミスは原則、勤務先への電話連絡による在籍確認を行いません」と説明しています。同時に「実際に、申込者の98%が勤務先への電話連絡以外の方法で在籍確認を完了しております」という数字も公表しています。
ただし勤務先への電話がゼロになるという意味ではありません。審査の状況によって電話が必要になる場合もあり、その場合でも申込者の同意なく電話をかけることはないという建て付けです。
勤務先への確認の進め方そのものは在籍確認の記事で詳しく扱っています。本記事ではこれ以上踏み込みません。
郵送物を発生させない契約方法
公式は「プロミスの申込みは原則Webで完結するため、借入に関する郵送物は届きません」と説明しています。契約書類や明細を紙で受け取らない設定にすれば、自宅に届く封筒から知られる経路をふさげます。
Web明細の登録は、30日間無利息サービスの適用条件にもなっています。郵送物を止める設定と無利息の条件が重なっている形です。
カードを使わずに借入と返済を行う方法
借入はインターネット振込のほか、アプリからPayPayマネーへチャージする方法、セブン銀行ATM・ローソン銀行ATMをスマートフォンだけで操作する方法があります。財布にカードを入れておく必要はありません。
インターネット振込は原則24時間365日、土日祝・夜間を問わず振込手数料0円で利用できます。返済もインターネット返済とスマホATMで完結するため、カードの現物を持ち歩く必要はありません。
出典:プロミス『在籍確認なしでカードローンは利用できる?』、『お借入方法について』
取り立てが怖いという不安の検証
取り立てのイメージは、規制が整う前の時代の営業実態に由来します。現在は貸金業法第21条が取立行為を細かく禁止しており、違反すれば業務停止などの行政処分の対象です。
貸金業法が禁止している取立行為
貸金業法第21条は、人を威迫する行為や、私生活・業務の平穏を害する言動を禁止しています。具体的に列挙されているのは次のような行為です。
- 正当な理由なく、午後9時から午前8時までの間に電話をかけたり居宅を訪問したりすること
- 正当な理由なく、勤務先など居宅以外の場所に電話をかけたり訪問したりすること
- 退去を求められたにもかかわらず、その場所から退去しないこと
- 貼り紙や立看板などで、借入の事実を本人以外に明らかにすること
- 他社からの借入など、別の方法で返済資金を調達するよう要求すること
- 家族や知人など、本人以外に代わりに返済するよう要求すること
- 債務者が弁護士等に委託し、その旨の書面通知があったあとに、正当な理由なく本人へ直接弁済を要求すること
時間帯の「午後9時から午前8時まで」は貸金業法施行規則第19条が定めた数字です。深夜や早朝に自宅へ人が来るという場面は、法律上そもそも成立しません。
返済が遅れそうなときの連絡先と手順
公式は、返済期日に間に合わない見込みが立った時点でプロミスコール(0120-24-0365)へ相談するよう案内しています。連絡を入れずに放置した場合、契約を終了して一括請求されることがあります。
- 返済期日に間に合わないと分かった時点で、期日より前にプロミスコールへ電話します
- いつ、いくら入金できるかを具体的に伝えます
- 約定支払額と遅延日数分の遅延利息を、伝えた期日までに入金します
- 速やかに入金すれば返済期日は翌月に更新され、通常の利息で取引を続けられます
やばい状態に近づくのは、この連絡を止めた瞬間でしょう。遅れそうだと分かった時点で電話する人と、着信を無視する人とで、その後の展開はまったく変わります。
禁止規定に違反した業者は、業務停止などの行政処分の対象になります。内容によっては罰金や懲役刑が科される場合もあり、規制を破ったときの損失のほうが大きい構造です。
出典:e-Gov法令検索『貸金業法』、『貸金業法施行規則』、プロミス『ご返済について』
借りすぎるという不安の検証
借りすぎへの歯止めは、意志ではなく法律の側に用意されています。貸金業法第13条の2が定める総量規制です。
総量規制で借入は年収の3分の1まで
総量規制は、個人に対して年収の3分の1を超える貸付を原則として禁止するルールです。プロミス公式の説明では、年収300万円の人が貸金業者から借りられる合計額は100万円までになります。
3分の1は1社あたりではなく、貸金業者からの借入の合計額に対する枠です。すでに他社から50万円借りていれば、新たに借りられるのは残りの50万円までになります。
規制の対象になるのは消費者金融・信販会社・クレジットカード会社などの貸金業者で、銀行は貸金業法上の貸金業者に含まれません。ただし枠の内側であっても、希望額がそのまま通るとは限りません。
収入証明書類が必要になる金額
年収を確認するために、一定額を超える申込では収入証明書類の提出を求められます。プロミスが提出を必要とする条件は次の3つです。
- 希望する借入額が50万円を超える場合
- 希望する借入額と他社での利用残高の合計が100万円を超える場合
- 申込時の年齢が19歳以下の場合
逆に言えば、この条件に当たらない範囲であれば本人確認書類だけで手続きが進みます。書類が増えるかどうかは、希望額の設定次第です。
複数社からの借入が増えたときの選択肢
借入先が増えると返済期日が分散し、管理そのものが難しくなります。件数が多いこと自体も、住宅ローンなど別のローンの審査で不利に働きます。
複数社の残高を1本にまとめる方法については、借入をまとめる選択肢の記事で扱っています。まとめること自体が返済総額を減らすとは限らないため、利率と返済期間の両方で比べてください。
出典:プロミス『プロミス等のカードローンで総量規制以上を借りれる?年収の3分の1を超える借入と規制対象について』、『商品内容』
本当にやばくなる人の共通点
ここまで見たとおり、制度の側には歯止めが何重にもかかっています。それでも返済が行き詰まる場合、原因は借りたことではなく借り方と返し方にあります。
返済原資を確保しないままの借入
借入前に確認すべきなのは、毎月いくらを返済に回せるかという1点です。残高50万円なら毎月13,000円の返済が発生し、そのうち7,397円が利息に消えます。
返済に回せる金額が決まっていない状態で借りると、翌月から家計の別の項目を削ることになります。削れる項目がなければ、そこで足りない分を追加で借りる流れに入ります。
延滞の放置と連絡の遮断
返済期日に約定支払額の支払いがない場合、遅延利息が発生します。年20.0%の遅延利率は通常の18.0%より高く、遅れた日数分だけ負担が積み上がります。
支払いも連絡もない状態が続くと、契約を終了して一括請求される場合があります。長期の延滞は信用情報にも5年間残るため、影響は目の前の1社にとどまりません。
必要以上に大きな借入額
借りられる枠と、借りるべき金額は別ものです。残高が大きいほど利息の取り分が増え、同じ返済額でも元金の減りが遅くなる構造は先に見たとおりでしょう。
希望額を50万円以下に抑えれば収入証明書類の提出も不要になり、手続き自体も短くなります。必要な金額だけを申告するほうが、結果として総支払額は小さくなります。
生活費の穴埋めとして固定化した借入
とくに注意が要るのは、毎月の収支がもともと赤字で、その差額を借入で埋めている状態です。この場合は借りるたびに残高が増え、返済額も段階的に上がっていきます。
一時的な立て替えとして使うのか、恒常的な赤字の穴埋めに使うのかで、同じ借入でも意味がまったく変わります。後者に当てはまるなら、借入の前に収支そのものを見直してください。
4つに共通しているのは、借入そのものではなく管理の不在です。残高・毎月の返済額・返済期日の3つを把握していれば、どれも事前に避けられます。
プロミスをやめたほうがいい人と向いている人
ここまでの事実をもとに、向き不向きを整理します。金利や条件は同じでも、使う場面によって評価は変わります。
プロミスをやめたほうがいい人
- 毎月の収支が赤字で、その差額を借入で埋めようとしている人
- 100万円を超える金額を長期で借りる予定がある人(年15.0%以下の商品と比べる価値があります)
- 数か月以内に住宅ローンの申し込みを控えている人
- 返済期日までに入金できるか自信がなく、遅れても連絡しない可能性がある人
- 収入が年金のみの人(申込条件から外れます)
急いでいないなら、金利の低い商品を先に検討したほうが総支払額は小さくなります。銀行カードローンは総量規制の対象外で、利率の上限も低めに設定されています。
プロミスが向いている人
- 今日から数日以内に現金が必要で、時間を優先したい人
- 借入額が小さく、30日以内に返せる見込みがある人(無利息サービスの効果が大きくなります)
- 勤務先への電話連絡をできるだけ避けたい人
- 自宅に郵送物を届かせたくない人
- カードを持ち歩かず、アプリだけで借入と返済を完結させたい人
30日以内に返せる見込みがあるなら、無利息サービスの範囲で利息を0円に抑えられます。この条件に当てはまる人にとっては、金利の高さは実質的な負担になりません。
大手消費者金融と銀行カードローンの条件比較
プロミスだけを見ていても高いのか安いのかは判断できません。大手消費者金融4社と、同じSMBCグループのサービス2つを横に並べます。
| サービス名 | 実質年率 | 無利息期間 | 申込条件(年齢) | 借入までの時間 | 総量規制 | 公式サイト |
| プロミス | 年2.5%〜18.0% | 初回借入の翌日から30日間 | 年齢18〜74歳 | 最短3分 | 対象 | https://cyber.promise.co.jp/ |
| アコム | 年2.4%〜17.9% | 契約日の翌日から30日間 | 20歳から72歳まで | 最短20分 | 対象 | https://www.acom.co.jp/ |
| アイフル | 年3.0%〜18.0% | 最大30日間 | 満20歳以上(取引中に満70歳で新規貸付停止) | 最短9分 | 対象 | https://www.aiful.co.jp/ |
| レイク | 年4.5%〜18.0% | 最大365日間(諸条件あり) | 満20歳以上70歳以下 | 最短8分 | 対象 | https://lakealsa.com/ |
| SMBCモビット | 年3.00%〜18.00% | 公式サイトに設定の記載なし | 満年齢20才〜74才 | 最短15分 | 対象 | https://www.mobit.ne.jp/ |
| 三井住友銀行カードローン | 年1.5%〜14.5% | 公式サイトに設定の記載なし | 満20歳以上、満69歳以下 | 最短当日(審査結果) | 対象外 | https://www.smbc.co.jp/kojin/cardloan/ |
※お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。
※アコムは2026年1月5日までに極度方式基本契約を締結した場合、貸付利率は年3.0%〜18.0%となります。
※レイクの365日間無利息はWebでの申込・契約、契約額50万円以上、契約後59日以内の収入証明書類の提出と登録完了が条件です。
上限の利率は消費者金融4社とも17.9%から18.0%の範囲に収まっており、差が出るのは下限の利率と無利息期間、そして申込できる年齢です。プロミスの年齢条件が18歳からになっている点は、4社のなかで唯一の特徴でしょう。
各社の条件を横断的に比べたい場合は、カードローンの比較記事もあわせて確認してください。
出典:アコム『カードローンの貸付条件』、アイフル『カードローンのご案内』、レイク『商品のご案内(貸付条件)』
消費者金融と銀行カードローンで異なる点
いちばん大きな違いは総量規制の適用でしょう。銀行は貸金業法が定義する貸金業者に含まれないため、銀行カードローンは総量規制の対象外です。
ただし対象外だから多く借りられるという単純な話にはなりません。貸金業法の趣旨をふまえた自主規制が業界全体で共有されており、審査の水準は貸金業者と同等になる場合があります。
もう1つの違いは時間です。三井住友銀行カードローンの審査結果は最短当日、消費者金融は借入までが分単位で示されています。金利を取るなら銀行、速度を取るなら消費者金融という整理になります。
出典:三井住友銀行『カードローン』、SMBCモビット『貸付条件等』、プロミス『プロミス等のカードローンで総量規制以上を借りれる?』
申込条件と必要書類の事実
評判を集めるより、条件と手順を先に確認したほうが判断は速く済みます。ここでは公式サイトが定めている申込条件と必要書類を並べます。
申込できる年齢と収入の条件
公式の記載は「年齢18〜74歳のご本人に安定した収入のある方」です。主婦・学生でもアルバイトやパートなど安定した収入がある場合は申し込めます。
一方で、高校生(定時制高校生および高等専門学校生を含む)は対象外です。収入が年金のみの人も申込条件から外れる点に注意してください。
そのほか、本人のメールアドレスを持っていること、プロミスの利用がはじめてであることも条件に挙がっています。申込は本人に限られます。
本人確認書類と収入証明書類
本人確認書類は次の4種類から1点を用意します。記載の住所が現在の住所と違う場合は、追加書類が1点必要です。
| 書類の種類 | 内容と条件 |
| 本人確認書類(1点) | マイナンバーカード/運転免許証(経歴証明書も可)/在留カード(特別永住者証明書も可)/パスポート(2020年2月3日以前に申請し発行されたもの) |
| 追加書類(該当時1点) | 公共料金の領収書、住民票の写し・記載事項証明書、国税・地方税の領収書や納税証明書、社会保険料の領収書のいずれか(発行日から6か月以内) |
| 収入証明書類(該当時1点) | 源泉徴収票/確定申告書/税額通知書/所得(課税)証明書/給与明細書(直近2か月分)と賞与明細書(直近1年分) |
マイナンバーが記載された書類を提出する場合は、その箇所をマスキングして提出します。マスキングせずに提出した場合はプロミス側で処理されます。
申込から契約までの流れ
- 公式サイトまたはアプリの申込フォームに、氏名・生年月日・住所・勤務先・年収・希望額を入力します
- 本人確認書類を撮影して送信します(希望額が50万円を超える場合は収入証明書類も送信します)
- 審査の結果がメールで届きます
- 契約内容を確認して同意すると契約が完了します
- メールアドレスを登録してWeb明細の利用を登録すると、30日間無利息サービスの対象になります
- インターネット振込、PayPayマネーへのチャージ、スマホATMのいずれかで借入します
Web・アプリ契約の場合、申込完了から借入までは最短3分です。返済期日は5日・15日・25日・末日から選べます。
給料日の直後に返済期日を寄せると、残高不足で引き落としが空振りする事態を避けやすくなります。期日が土日祝や年末年始にあたる場合は翌営業日に繰り下がる点も、あわせて押さえておいてください。
※お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。
なお、審査の結果が希望に添わないこともあります。その場合に何を確認すべきかは本記事の範囲を超えるため、ここでは踏み込みません。
プロミスに関するよくある質問
プロミスで借りるとやばい?
貸金業の登録を受けた業者から借りたという事実そのもので、社会的な不利益は生じません。金利は年2.5%〜18.0%で利息制限法の範囲内、取立行為も貸金業法第21条で制限されています。
状況が悪化するのは、延滞を放置して連絡も止めた場合でしょう。
プロミスで50万円借りたら月々の返済はいくら?
借入残高が40万円超過〜50万円以下の区分にあたるため、毎月の返済額は13,000円です。年18.0%で計算すると、このうち約7,397円が30日分の利息で、元金に充当されるのは約5,603円になります。
プロミスはやめたほうがいい?
急いでおらず、100万円を超える金額を長期で借りる予定なら、利率の低い商品を先に比べたほうが総支払額は小さくなります。数日以内に現金が必要で、30日以内に返せる見込みがある場合は選ぶ価値があるでしょう。
プロミスとアコムの条件はどう違う?
実質年率はプロミスが年2.5%〜18.0%、アコムが年2.4%〜17.9%です。申込できる年齢はプロミスが18〜74歳、アコムは20歳から72歳までとなっており、範囲が広いのはプロミスになります。
無利息の起算点も違います。プロミスは初回借入の翌日から、アコムは契約日の翌日から30日間です。
プロミスはサラ金?
サラ金は1970年代から1980年代前半にかけての消費者金融を指した呼び方です。当時は貸付額や取り立ての規制が整っておらず、高金利の貸付や過剰な取り立てが社会問題になっていました。
1983年の貸金業規制法の整備以降、金利・貸付額・取り立て方法にルールが定められました。現在の消費者金融は当時とは制度上まったく別の枠組みで営業しています。
プロミスで借りると信用情報に記録される?
契約日・契約額・返済状況は加盟する信用情報機関に登録されます。記録されること自体は他社のクレジットカードでも同じで、延滞がなければ取引の事実が残るだけです。
完済したら解約したほうがいい?
数か月以内に住宅ローンなど別のローンを申し込む予定があるなら、解約まで済ませておくと借入できる枠が残らない状態にできます。予定がなければ、無理に解約する必要はありません。
CICの規定では契約情報の保有期間は契約期間中および契約終了後5年以内なので、解約しても記録がすぐ消えるわけではない点には注意してください。
提携ATMの手数料はいくら?
提携金融機関ATM・コンビニATMを使うと、取引額1万円以下で110円、1万円超で220円(税込)の手数料がかかります。三井住友銀行ATMでの取引では手数料はかかりません。
手数料は借入と返済の都度発生し、借入時に発生した分は次回の返済時に精算されます。インターネット返済なら振込手数料は0円なので、回数が増えるほど差がつくでしょう。
30日間無利息サービスは誰でも使える?
対象はプロミスをはじめて利用する人に限られます。すでに契約したことがある場合は対象になりません。
※適用にはメールアドレス登録とWeb明細利用の登録が必要です
知恵袋の「借りたら終わり」は本当?
プロミス公式は「『プロミスでお金を借りたら終わり』というのは誤解です」と明言しています。返済期日を守り、無理のない返済を続ければ問題なく利用できるという立場です。
信用情報に残る記録にも期限があり、延滞の情報は5年、申込の記録は6か月で抹消されます。永久に不利益が続く仕組みは制度上どこにもありません。
出典:プロミス『プロミス等の消費者金融で借りたら終わり?』、CIC『CICが保有する信用情報』
まとめ
「プロミスで借りるとやばい」という評判を7つの論点に分けて検証しました。金利は年2.5%〜18.0%で利息制限法の上限内、取立行為は貸金業法第21条で制限され、借入額は年収の3分の1が上限です。
実際に負担が重くなるのは、返済額の中身を知らないまま大きな金額を借りた場合でしょう。残高50万円では毎月13,000円のうち7,397円が利息に消え、元金は5,603円しか減りません。
判断の基準は3つです。30日以内に返せる見込みがあるか、毎月の返済原資を確保できているか、数か月以内に住宅ローンの予定がないかどうかです。この3つがそろっているなら、時間を買う手段として使う価値があるでしょう。
遅れそうだと分かった時点でプロミスコールへ連絡することだけは守ってください。放置した場合に限って、信用情報に5年残る記録が発生します。逆に言えば、連絡さえ切らさなければ「借りたら終わり」という状態には近づきません。


