PayPayカード ゴールドにメリットはある?年会費の損益分岐点とデメリットを解説

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PayPayカード ゴールドを検討していると、「年会費の元は取れる?」「通常のPayPayカードのままで十分では?」という疑問に行き当たるはずです。

PayPayカード ゴールドの年会費は11,000円(税込)です。決して安い金額ではありませんが、年間100万円以上利用すると11,000円相当のPayPayポイントが付与されるため、実質的に年会費を回収できます。

旅行関連の付帯特典も充実しています。この記事では通常カードとの違いや損益分岐点、メリットがないと言われる理由を解説します。

3行要約

①年会費11,000円に対し年間100万円利用で11,000ポイント付与=損益分岐点は年100万円
②初年度は入会特典5,000ポイントが利用額不問で付与され実質負担は6,000円
③2026年6月にゴールドの基本付与率が1.5%から1.0%へ低下し通常カードと同率

項目内容
名前PayPayカード ゴールド
年会費11,000円(税込)/初年度から有料。初年度は入会月の翌々月請求、2年目以降は入会月の翌月請求
還元率基本1.0%/PayPayステップの条件達成(200円以上30回&10万円以上利用)で最大1.5%。Yahoo!ショッピング・LOHACOは最大7%(5のつく日は最大11%)、ソフトバンク・ワイモバイルの通信料は最大10%
国際ブランドVisa / Mastercard / JCB
付帯サービスナンバーレス / 申し込み最短5分・カード到着まで約1週間 / 家族カード年会費無料 / ETCカード年会費無料
電子マネーApple Pay / Google Pay / QUICPay(Apple Pay設定時)/ タッチ決済
特典年間利用特典(新規入会で5,000円相当+年間100万円以上の利用で6,000円相当=計11,000円相当のPayPayポイント)、国内・ハワイの主要空港ラウンジが無料、海外旅行保険最高1億円・国内旅行保険最高5,000万円、ショッピングガード保険年間最大300万円、LYPプレミアム スタンダードプラン(ウェブ版)が追加料金なしで使い放題
申込URLhttps://www.paypay-card.co.jp/gold/

損益分岐点は年間100万円の利用が目安

PayPayカード ゴールドの年会費は11,000円(税込)です。一方で、年間100万円以上利用すると「年間利用特典」により11,000円相当のPayPayポイントを受け取れます。

年会費と同額のPayPayポイントを受け取れるため、年間100万円以上利用できれば年会費を実質回収できます。損益分岐点は「年間100万円利用」がひとつの目安になるでしょう。

ここで押さえておきたいのが、通常のPayPayカードとゴールドは基本付与率がどちらも1.0%で並んでいる点です。還元率の差では年会費を回収できない仕組みのため、分岐点を決めるのはゴールドだけにある年間利用特典になります。

ほかにも、月額508円(税込)でYahoo!ショッピングやLOHACOのポイントアップ特典を使える「LYPプレミアム スタンダードプラン(ウェブ版)」を無料で利用できます。ソフトバンクやワイモバイルを契約している場合、通常カードより毎月の割引額が大きくなる点も判断材料でしょう。

出典:PayPayカード『年会費・手数料一覧』PayPayカード『PayPayカード ゴールド 年間利用特典』PayPayカード『カード利用特典(PayPayステップ)』PayPayカード『LYPプレミアム特典について』

年間100万円は月8万3,334円以上で達成できる

年間100万円を12か月で割ると、月あたり約8万3,334円以上のカード利用が目安になります。毎月この金額を超えていれば、年間利用特典の条件に届く計算です。

ただし、以下の支払いは年間利用特典の集計対象外です。100万円の達成を目指すなら事前に確認しておきましょう。

区分集計対象外となる利用
各種チャージPayPay残高チャージ/nanacoクレジットチャージ/Vマネーチャージ/交通系ICチャージ(モバイル Suica、モバイル PASMO、モバイル ICOCA、SMART ICOCA、SAPICA)/決済サービスへのチャージ(ANA Pay、IDARE、auPAY、Kyash、さいコイン、JAL Pay、TOYOTA Wallet、バンドルカード、ビットキャッシュ、ファミペイ、MIXI M、楽天Edy、WAON、ワンバンク (旧B/43))/ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いを介してのPayPay残高チャージの利用分
年会費・手数料PayPayカード ゴールド年会費/ETCカード年会費/提携CD・ATM利用手数料/「振込依頼書」および「ご利用代金請求明細書」の発行手数料、回収事務手数料
通信料ソフトバンク/ワイモバイル/LINEMOの通信料等
その他キャッシングサービスの利用分/PayPay請求書払い/PayPay証券での利用/PayPayクレジット利用時のPayPayステップでのポイント付与対象外の利用先での利用分

※集計対象外の利用先は追加・変更される場合があります。

年間利用金額の達成状況は、PayPayカードの会員メニューから確認できます。ただし表示されるのは達成状況の目安で、対象外の利用や売上の反映タイミングによって特典判定時の金額と異なる場合があります。対象か対象外かの判断は、上の表で行いましょう。

年間利用特典を受け取るには、付与日から28日以内にPayPayアプリへのカード登録、またはPayPayアカウントとYahoo! JAPAN IDの連携を完了しておく必要があります。

完了していない場合、特典は付与日から28日で失効してしまいます。条件を達成する見込みがあるなら、先に登録を済ませておくと安心でしょう。

出典:PayPayカード『PayPayカード ゴールド 年間利用特典』

初年度は入会特典で実質負担が6,000円に下がる

初年度に限り、入会するだけで5,000円相当のPayPayポイントが付与されます。利用金額の条件が付かないため、年間100万円に届かなくてもこの5,000ポイントは受け取れます。

残りの6,000ポイントが年間100万円の達成分です。初年度は入会特典と合わせて合計11,000ポイントになり、年会費に対する実質的な負担は6,000円まで下がる計算になります。

なお、過去にPayPayカード ゴールドを発行したことがある場合、入会での5,000ポイント付与はありません。この場合は年間100万円の利用で11,000ポイントが付与される形です。

集計期間は初年度が入会月を含む13か月間、2年目以降は年会費更新月を含む12か月間です。ゴールド家族カードは特典の付与対象になりませんが、家族カードの利用分は本会員の利用金額に合算されます。

出典:PayPayカード『PayPayカード ゴールド 年間利用特典』

年4回の旅行なら空港ラウンジだけで10,560円相当

年間利用特典の条件に届かない場合でも、旅行関連の付帯特典を使うことで年会費に近い価値を得られる可能性があります。

例えば、2泊3日の国内旅行を年4回する場合、空港ラウンジの利用料だけで次のような金額になります。

項目金額
ラウンジ1回あたりの利用料1,320円(羽田空港のカードラウンジ・大人1名)
1回の旅行(往復2回利用)2,640円
年4回の旅行10,560円

年会費11,000円(税込)に対して10,560円相当となり、ラウンジの利用だけでほぼ同額に届きます。ここに国内・海外旅行保険が加わるため、飛行機を使う機会が多い人ほど年会費に見合いやすくなるでしょう。

ただし、この試算は当サイトが一定の前提を置いて算出したもので、公式が示す金額ではありません。ラウンジの利用料は空港によって異なり、到着後に利用できるラウンジも限られます。

国内旅行保険は旅行代金や宿泊費を事前にPayPayカード ゴールドで支払った場合のみ適用されます。カード決済していない旅行では補償を受けられない点に注意しましょう。

出典:HANEDA AIRPORT『カードラウンジ』PayPayカード『国内・海外旅行保険、ショッピングガード保険』

PayPayカード ゴールドの基本情報

発行会社PayPayカード株式会社
年会費11,000円(税込)※年間100万円以上の利用で11,000ポイント付与
基本付与率1.0%※200円(税込)ごとに2ポイント付与
追加カード家族カード(最大3枚・年会費無料)、ETCカード(最大5枚・年会費無料)
国際ブランドVisa / Mastercard / JCB
※1枚目の申し込みはVisa。Mastercard・JCBは2枚目以降のカードで選べます
対応する決済方法タッチ決済、PayPayクレジット決済、QUICPay(Apple Pay設定時)、Apple Pay、Google Pay
公式サイトhttps://www.paypay-card.co.jp/card/gold/

PayPayカード ゴールドは、PayPay経済圏をよく使う人や、年間100万円以上カードを利用する人に向いているゴールドカードです。年間100万円以上のクレジットカード決済で11,000ポイントが付与されるため、年会費を実質的に回収できます。

空港ラウンジサービスや旅行保険、LYPプレミアムの無料特典など、ゴールドカードならではの付帯サービスも使えるでしょう。

出典:PayPayカード『カードを比較する』PayPayカード『便利な決済サービス』

通常のPayPayカードとの違い

項目PayPayカードPayPayカード ゴールド
年会費永年無料11,000円(税込)
年間100万円利用で11,000円相当のPayPayポイント
基本付与率1.0%1.0%
Yahoo!ショッピング・LOHACO毎日最大5%毎日最大7%
付帯サービスなし空港ラウンジ
国内・海外旅行保険
ショッピングガード保険
LYPプレミアム特典
追加カードETCカード(年会費550円)
家族カード(年会費無料)
ETCカード(年会費無料)
家族カード(年会費無料)

通常のPayPayカードとゴールドは、主に年会費と付帯サービスに違いがあります。通常のPayPayカードは年会費無料のため、維持費を気にせず持てる点が特徴でしょう。ただし空港ラウンジサービスや旅行保険などの付帯サービスはありません。

一方、PayPayカード ゴールドの年会費は11,000円(税込)です。年間100万円以上利用すると11,000ポイントが付与されるため、条件を満たせる人にとっては年会費を実質的に回収できます。

Yahoo!ショッピング・LOHACOでの還元率にも差が出ます。ゴールドは基本付与分1%、ストアポイント1%、「毎日もらえる」3%、LYPプレミアム特典2%を合わせて毎日最大7%となり、通常カードの最大5%より2%分高くなるでしょう。

通常のPayPayカードそのものの詳細は、PayPayカードのメリット・デメリット|還元率や特徴をわかりやすく解説でまとめています。

出典:PayPayカード『カードを比較する』

追加カードの年会費が無料になる

PayPayカード ゴールドは、家族カードとETCカードの両方を年会費無料で使えます。一方、通常のPayPayカードは家族カードこそ無料ですが、ETCカードは1枚あたり年会費550円(税込)がかかります。

注意したいのが、通常カードからゴールドへの切替申し込みが2024年8月6日で終了している点でしょう。現在はゴールドを2枚目のカードとして追加申し込みする形になり、手元のPayPayカードは自動では解約されません。

すでにPayPayカードでETCカードを発行している場合、ゴールドを追加申し込みしてもそのETCカードは自動解約されず、年会費550円(税込)が請求され続けます。ゴールドのETCカードも自動発行されないため、不要なETCカードを自分で解約したうえで、ゴールドの会員メニューから改めて申し込みましょう。

出典:PayPayカード『ETCカード』PayPayカード『カードを比較する』PayPayカード『PayPayカードからPayPayカード ゴールドへ切り替えたい場合はどこから申し込めばいいですか』

PayPayカード ゴールドのメリット

PayPayカード ゴールドには、年間利用特典や通信サービス向けの優待、旅行関連の付帯サービスなど、年会費以上の価値を得られる特典があります。

ただし、すべての利用者がお得になるわけではありません。ここで紹介する特典を参考に、自分の利用スタイルに合っているかを確認してみてください。

年間100万円利用で11,000ポイント受け取れる

PayPayカード ゴールドには、年間100万円以上利用すると11,000円相当のPayPayポイントが付与される「年間利用特典」があります。年会費も11,000円(税込)のため、この特典だけで年会費を実質回収できる仕組みです。

年間利用特典の対象となる利用金額は、年会費更新月を含む12か月間で判定します。初年度は入会月を含む13か月間が判定期間になり、条件を達成した翌月末までにポイントが付与されるでしょう。

例えば2026年7月に入会した場合、2026年7月から2027年7月までの13か月間が判定期間です。2年目以降は更新月が毎年7月なら、2027年7月から2028年6月までの利用額で判定します。

出典:PayPayカード『PayPayカード ゴールド 年間利用特典』

ソフトバンク・ワイモバイル利用者向けの特典

PayPayカード ゴールドは、ソフトバンクまたはワイモバイルを契約している人ほどメリットを受けやすいゴールドカードです。通信料金の支払いや契約プランに応じて、通常カード以上のポイント付与率やカード割引を受けられます。

サービス対象PayPayカード ゴールドPayPayカード
スマホ通信料ソフトバンク・ワイモバイル最大10%最大1%
光回線ソフトバンク 光 / Air(スマホ料金とまとめて支払う場合)最大10%最大1%
電気料金ソフトバンクでんき(スマホ料金とまとめて支払う場合)最大3%最大1%

ゴールドの付与率は、ソフトバンクとPayPayカードのアカウント連携を完了している場合のものです。連携していない場合はいずれも最大1%になります。端末代金やオプション料、事務手数料などは付与の対象外で、家族の料金を一括で支払っている場合は家族分も対象外です。

ポイント付与の特典を受けるには、次の条件を満たす必要があります。

条件内容
対象プランの契約ソフトバンクまたはワイモバイルの対象プランを契約していること
アカウント連携契約回線とPayPayカードをアカウント連携していること
支払い方法の設定通信料金の支払い方法をPayPayカード ゴールドに設定していること

ここで注意したいのが、対象プランの範囲です。2026年6月2日に提供が始まった「ペイトク2」「テイガク無制限」「ミニフィット2」、およびワイモバイルの「シンプル3」では、スマホ通信料・光回線・電気料金のいずれも付与率が最大1%になります。

最大10%が適用されるのは「ペイトク無制限」などの従来プランの契約者だけです。その従来プランは2026年6月2日をもって新規申し込みの受け付けが終了しているため、これから新たにソフトバンク・ワイモバイルを契約する人は通信料の10%還元を受けられません

すでに従来プランを契約している人向けの特典と考えておきましょう。

ポイント付与とは別に、対象プランを契約している場合はカード割引も適用されます。

項目ソフトバンクワイモバイル
対象プランペイトク2/テイガク無制限/ミニフィット2シンプル3(S/M/L)
PayPayカード ゴールド550円割引770円割引
PayPayカード330円割引330円割引

割引額は対象プラン・支払い方法などの条件を満たした場合のものです。ワイモバイルの770円は「PayPayカード割」550円と「PayPayカード割 増額特典(ゴールド)」220円の合計になります。

この増額特典は「シンプル3 特別割引」「シンプル3 特別割引(親子割)」とは重複して適用できません。これらの割引を受けている場合、ゴールドでも550円割引にとどまります。

なお、2026年8月時点でLINEMO向けのPayPayカード ゴールド限定特典はありません。特典の内容や条件は変わる可能性があるため、申し込み前に公式サイトで最新の内容を確認しておきましょう。

出典:PayPayカード『ソフトバンク/ワイモバイルサービスご利用特典』ソフトバンク『新料金プランについて』ワイモバイル『料金プラン』

ペイトク2ならPayPayポイントが+10%

通信料の10%還元が受けられなくなった代わりに、現行プランには別の形の特典が用意されています。ソフトバンクの「ペイトク2」では、PayPayカード ゴールドをPayPayアプリと連携させた翌月から、アプリ決済・カード決済のいずれもPayPayポイントの付与率が+10%になります。

付与の上限は月4,000円相当で、未連携の場合は+5%・上限3,000円相当です。上限まで受け取れる使い方をすれば年間48,000円相当となり、年会費11,000円(税込)を上回るでしょう。

ただし通信料や医療機関・調剤薬局での決済、交通系ICカードなどへのチャージ、PayPayカード ゴールドの年会費といった一部の支払いは対象外です。上限の月4,000円相当に届くには月4万円程度の対象決済が必要になるため、日常の支払いをどれだけPayPayに寄せられるかが分かれ目になります。

出典:ソフトバンク『新料金プランについて』

国内主要空港とハワイのラウンジが無料

PayPayカード ゴールドでは、国内主要空港とハワイの対象空港ラウンジを無料で利用できます。対象になるのは各空港のカードラウンジと、ハワイのダニエル・K・イノウエ国際空港にあるIASS HAWAII LOUNGEです。

利用時は、ラウンジ受付でPayPayカード ゴールドと当日の搭乗券または航空券を提示します。提示できるのはプラスチックのカード本体だけで、会員メニューやPayPayアプリのカード画面を見せても利用できません。カードを忘れると使えないため、旅行時は携帯を忘れないようにしましょう。

無料で利用できるのは本会員と、PayPayカード ゴールドの家族カード会員です。カード1枚につき1名が無料になるため、家族全員が無料で利用するには人数分のゴールドが必要になります。同伴者は有料です。

利用できるラウンジは変更される場合もあるため、旅行前に公式サイトで最新の一覧を確認しておくと安心でしょう。

出典:PayPayカード『空港ラウンジサービス』

旅行保険とショッピング保険が付帯する

PayPayカード ゴールドには、国内旅行保険・海外旅行保険・ショッピングガード保険が付帯します。補償の対象者は本会員と家族会員です。

国内旅行保険の内容は次のとおりになります。

利用条件利用付帯(旅行代金・宿泊費などを事前にPayPayカード ゴールドで支払った場合)
死亡・後遺障害保険金5,000万円 ※1
入院保険金日額5,000円(フランチャイズ7日)※1・※2
通院保険金日額2,000円(フランチャイズ7日)※1・※2

※1 他のクレジットカード付帯の傷害保険に加入している場合、死亡・後遺障害、入院、通院保険金の保険金額・保険金日額は合算されず、いずれか高い方が支払限度となります。
※2 事故の日から8日目以降、入院・通院の状態にある場合、1日目から保険金が支払われます。

海外旅行保険の内容は次のとおりです。

利用条件自動付帯
傷害死亡・後遺障害1億円
傷害治療費用200万円
疾病治療費用200万円
賠償責任5,000万円
携行品損害30万円(免責金額3,000円)
救援者費用200万円

ショッピングガード保険の内容は次のとおりになります。

利用条件PayPayカード ゴールドで購入した、1点あたり1万円以上の商品が対象
補償内容購入した商品が火災・盗難・破損などの損害を受けた場合、購入日から90日間補償
補償金額300万円(年間支払限度額)

国内旅行保険と海外旅行保険では付帯条件が逆になる点に注意しましょう。国内旅行保険は旅行代金や宿泊費を事前にPayPayカード ゴールドで支払った場合のみ適用される利用付帯です。

海外旅行保険はカードを持っているだけで適用される自動付帯で、日本を出国した日から3か月後の午後12時までが補償の限度になります。

出典:PayPayカード『国内・海外旅行保険、ショッピングガード保険』PayPayカード『海外旅行傷害保険ガイド』

メリットがないと言われる理由

PayPayカード ゴールドには年間利用特典や空港ラウンジ、旅行保険といった特典があります。一方で、利用スタイルによっては「年会費に見合わない」と感じる可能性もあるでしょう。

ここでは、PayPayカード ゴールドが「メリットない」と評価されやすいケースを見ていきます。

2026年6月に基本付与率が1.0%へ下がった

「メリットない」と言われる背景には、特典内容の変更があります。2026年6月2日にPayPayカード ゴールドの特典が変更され、2回目以降の年会費基本請求月から基本付与率が1.0%になりました。

それまでゴールドの基本付与率は1.5%で、通常のPayPayカードより0.5%高い設定でした。現在は通常カードと同率になっているため、還元率の高さを理由にゴールドを選ぶ意味は薄くなっています。

その代わりに新設されたのが、年間100万円の利用で11,000ポイントが付与される年間利用特典です。ゴールドの価値は「毎日の還元率が高いカード」から「年間100万円を使い切れる人が年会費を回収するカード」へ性質が変わったといえるでしょう。

なお、2026年5月31日までに入会した会員は、年会費支払い月に応じて最長2027年6月1日までゴールド特典の0.5%を受け取れます。ネット上の「還元率1.5%」という評価は、この変更前の情報である可能性があるため注意しましょう。

出典:PayPayカード『カード利用特典(PayPayステップ)』

100万円利用しないと分岐点を超えられない

年間利用特典は年間100万円以上の利用が条件です。この条件を満たせない場合、年会費11,000円(税込)に対する回収手段がポイント以外に限られます。

クレジットカード決済で年間100万円を使う予定がない人は、ゴールドならではのメリットを活かしきれず「通常カードでもよかった」と感じる可能性があるでしょう。判断の目安は次のとおりです。

判断ポイント年会費が負担になりやすい年会費以上の価値を得やすい
年間カード利用額100万円未満100万円以上
通信キャリアソフトバンク・ワイモバイル以外ソフトバンクまたはワイモバイル
Yahoo!ショッピング・LOHACOあまり使わないよく使う
LYPプレミアム使っていない使っている
飛行機での旅行・出張少ない年4回以上

左側の列に複数該当する場合は、年間利用特典も付帯サービスも活かしきれない可能性があります。右側の列に複数当てはまるなら、特典を組み合わせることで年会費以上の価値を得やすくなるでしょう。

旅行しない人は付帯特典を活かしにくい

PayPayカード ゴールドは旅行関連のサービスが充実していますが、旅行へ行く機会が少ない人にとっては付帯特典の恩恵を受けにくいカードです。

空港ラウンジは飛行機を使うときだけの特典で、国内・海外旅行保険も旅行しなければ使う場面がありません。この場合は年会費無料の通常PayPayカードでも十分でしょう。

さらに、PayPayカード ゴールドの年会費は他社のゴールドカードと比べるとやや高い水準です。

ゴールドカード年会費(税込)
楽天ゴールドカード2,200円
三井住友カード ゴールド(NL)5,500円(年間100万円利用で翌年以降永年無料)
PayPayカード ゴールド11,000円(年間100万円利用で11,000ポイント付与)

もちろん、空港ラウンジやソフトバンク・ワイモバイル向け特典、年間利用特典など独自のメリットもあります。それらを使わない人にとっては、年会費だけが負担になってしまうでしょう。

出典:楽天カード『楽天ゴールドカード』三井住友カード『三井住友カード ゴールド(NL)』

ソフトバンク系を使わない人は恩恵が少ない

PayPayカード ゴールドは、ソフトバンク系サービスを使っている人を対象とした特典が中心です。通信サービス向けの優待に加え、通常月額508円(税込)の「LYPプレミアム スタンダードプラン(ウェブ版)」が無料で付帯します。

Yahoo!ショッピング・LOHACOでは、LYPプレミアム会員特典としてPayPayポイント(期間限定)が+2%付与されます。ただしゴールド家族カード会員はLYPプレミアム特典の対象外になる点に注意しましょう。

一方で、ソフトバンク・ワイモバイルを契約しておらず、Yahoo!ショッピングやLOHACOを使う機会も少ない場合はこれらの特典を活かせません。年間100万円以上の利用や旅行関連の付帯サービスを使わない限り、メリットを感じにくく「メリットない」と評価される可能性があります。

出典:PayPayカード『LYPプレミアム特典について』PayPayカード『カードを比較する』

PayPayカード ゴールドがおすすめな人

PayPayカード ゴールドは年会費11,000円(税込)がかかるため、すべての人におすすめできるわけではありません。年間利用額や普段使っているサービスによって、年会費以上のメリットを得られるかどうかが変わります。

年間100万円以上カード決済する

PayPayカードをメインカードとして使い、年間100万円以上決済する予定がある人には向いています。年会費と同額のポイントが付与されるため、条件を達成できれば年会費を実質的に回収できるからです。

反対に、年間利用額が100万円に届かない場合は特典を受けられません。ポイント還元だけで年会費を回収するのは難しくなるため、空港ラウンジや旅行保険なども含めて判断しましょう。

ソフトバンク・ワイモバイルを契約している

対象プランを契約して通信料金の支払いをPayPayカード ゴールドに設定すると、毎月のカード割引を受けられます。ソフトバンクは550円割引、ワイモバイルは770円割引で、いずれも通常カードの330円割引より大きい金額です。

ワイモバイルの770円で計算すると、年間9,240円の割引になります。年会費11,000円(税込)の大部分をカード割引だけで相殺できる計算です。

ただし対象外のプランでは割引を受けられません。申し込み前に自分の料金プランが対象かどうかを確認しておきましょう。

出典:ソフトバンク『新料金プランについて』ワイモバイル『料金プラン』

飛行機での旅行や出張が多い

PayPayカード ゴールドは旅行関連の付帯サービスが充実しています。飛行機を使った国内旅行や出張が多い人は、空港ラウンジや旅行保険、ショッピング保険を追加費用なしで使えます。

2泊3日の国内旅行を年4回する場合、空港ラウンジの利用料だけで10,560円相当です。年間100万円の利用に届かなくても、年会費に近い水準まで回収できる可能性があるでしょう。

海外旅行保険は日本を出国した日から3か月後の午後12時まで補償されるため、長期の海外旅行へ行く機会がある人にも向いています。

出典:PayPayカード『国内・海外旅行保険、ショッピングガード保険』PayPayカード『海外旅行傷害保険ガイド』

通常のPayPayカードで十分な人

PayPayカード ゴールドには魅力的な特典が多い一方で、利用スタイルによっては通常のPayPayカードのほうがコストパフォーマンスに優れるケースがあります。

基本付与率は両カードとも1.0%で並んでいます。年間利用特典や旅行関連の特典を使わないなら、年会費無料の通常カードで不足はないでしょう。

前の章の表で左側の列に複数該当した人は、ゴールドならではの優待や付帯特典を活かしきれず、年会費だけが負担になる可能性があります。無理にゴールドカードを選ぶよりも、年会費無料の通常カードを使うほうがコストパフォーマンスは高くなります。

他社ゴールドカードとの比較

PayPayカードからPayPayカード ゴールドへの切替申し込みは2024年8月6日で終了しており、現在はゴールドを2枚目のカードとして追加申し込みする形になります。通常カードを持っている場合、2枚持ちにするか通常カードを解約するかを選ぶことになるでしょう。

どちらにしても新規発行の手続きが必要なため、ゴールドカードを検討するならPayPayカード ゴールドだけに限定する必要はありません。利用スタイルによっては、他社のゴールドカードのほうが合う場合もあります。

カード名 申込 年会費 還元率 国際ブランド 付帯サービス 電子マネー 特典 申込
PayPayカード ゴールド PayPayカード ゴールド 公式サイト 11,0円(税込)/初年度から有料。初年度は入会月の翌々月請求、2年目以降は入会月の翌月請求 基本1.0%/PayPayステップの条件達成(200円以上30回&10万円以上利用)で最大1.5%。Yahoo!ショッピング・LOHACOは最大7%(5のつく日は最大11%)、ソフトバンク・ワイモバイルの通信料は最大10% Visa / Mastercard / JCB ナンバーレス / 申し込み最短5分・カード到着まで約1週間 / 家族カード年会費無料 / ETCカード年会費無料 Apple Pay / Google Pay / QUICPay(Apple Pay設定時)/ タッチ決済
  • 年間利用特典(新規入会で5
  • 0円相当+年間100万円以上の利用で6
  • 0円相当=計11
  • 0円相当のPayPayポイント)、国内・ハワイの主要空港ラウンジが無料、海外旅行保険最高1億円・国内旅行保険最高5
  • 000万円、ショッピングガード保険年間最大300万円、LYPプレミアム スタンダードプラン(ウェブ版)が追加料金なしで使い放題
公式サイト
楽天ゴールドカード 楽天ゴールドカード 公式サイト 2,200円(税込) 1%(100円につき1ポイント) Visa / Mastercard / JCB / American Express 家族カード / ETCカード 楽天Edy
  • 国内空港ラウンジ年2回、お誕生月特典
公式サイト
三井住友カード ゴールド(NL) 三井住友カード ゴールド(NL) 公式サイト 5,500円(税込・年100万円利用で翌年以降永年無料) 0.5%〜7% Visa / Mastercard ETCカード / 家族カード / ナンバーレス iD(専用) / PiTaPa / WAON / Apple Pay / Google Pay / Samsung Pay
  • 対象のコンビニ・飲食店でスマホのタッチ決済またはモバイルオーダーで7%ポイント還元
  • 年間100万円のご利用で10,000ポイント付与(初年度は付与なし)
公式サイト

※1 楽天市場では楽天カード通常分1倍と楽天カード特典分1倍を合わせて+2倍になりますが、これは楽天カード全券種に共通する特典です。楽天ゴールドカード固有の上乗せは、楽天市場・楽天ブックスでのお誕生月特典分+1倍(月間2,000ポイントが上限)になります。
※2 対象のコンビニ・飲食店でスマホのタッチ決済、またはモバイルオーダーを利用すると7%ポイント還元されます。カード現物のタッチ決済、iD、カードの差し込み、磁気取引は対象外です。通常のポイント分を含んだ還元率で、ポイントの交換方法によっては1ポイント1円相当にならない場合があります。

年会費だけを見ると、楽天ゴールドカードの2,200円が3枚のなかでは低い水準です。ただしPayPayカード ゴールドと三井住友カード ゴールド(NL)は、年間100万円以上の利用で年会費と同等以上のポイントを受け取れるでしょう。

空港ラウンジと保険については、PayPayカード ゴールドと三井住友カード ゴールド(NL)がほぼ同じ内容でしょう。楽天ゴールドカードはラウンジの利用が年2回までに限られ、国内旅行保険とショッピング保険も付帯しません。家族カードも年会費550円(税込)がかかります。

3枚を比較すると、それぞれ次のような人に向いています。

カード向いている人
PayPayカード ゴールドソフトバンク・ワイモバイルを契約している/飛行機を使った旅行や出張が多い/年間100万円以上カードを使う
楽天ゴールドカード年会費を抑えたい/楽天市場をよく使う/楽天モバイルを契約している
三井住友カード ゴールド(NL)コンビニや対象飲食店をよく使う/年間100万円以上カードを使う/Vポイントを貯めたい

どのカードにも特徴があるため、すべての人にとって得になる1枚を探すのではなく、自分が普段使うサービスや年間利用額に合わせて選ぶとよいでしょう。

出典:楽天カード『楽天ゴールドカード』楽天カード『国内空港ラウンジ』三井住友カード『三井住友カード ゴールド(NL)』三井住友カード『空港ラウンジサービス』三井住友カード『お買物安心保険』

よくある質問

年会費を無料にする方法はありますか?

年会費そのものを無料にする方法はありません。ただしPayPayカード ゴールドには、年間100万円以上のクレジットカード決済で11,000円相当のPayPayポイントが付与される「年間利用特典」があります。

条件を達成すれば年会費と同額相当のポイントを受け取れるため、実質的に年会費を回収することは可能です。

年間100万円の利用額には何が含まれますか?

公式サイトでは対象となる利用先の一覧ではなく、対象外となる利用が明記されています。スーパーやコンビニでの買い物、ネットショッピングなど、通常のショッピング利用は集計対象です。

一方で、PayPay残高チャージ、交通系ICカードや各種決済サービスへのチャージ、ETCカード年会費、PayPayカード ゴールドの年会費、キャッシング利用分、ソフトバンク/ワイモバイル/LINEMOの通信料などは対象外になります。集計対象外の利用先は追加・変更される場合があるため、最新の一覧を確認しましょう。

出典:PayPayカード『PayPayカード ゴールド 年間利用特典』

空港ラウンジは同伴者も使えますか?

いいえ。同伴者は有料です。無料で使えるのは本会員と、PayPayカード ゴールドの家族カード会員になります。

ラウンジはカード1枚につき1名が無料のため、家族全員が無料で使うには人数分のPayPayカード ゴールドが必要です。受付ではプラスチックのカード本体と当日の搭乗券または航空券を提示しましょう。

出典:PayPayカード『空港ラウンジサービス』

ゴールドから通常カードへ戻せますか?

ダウングレードという形の切替手続きはありません。通常のPayPayカードを使いたい場合は、2枚目以降のカードとしてPayPayカードを申し込んだうえで、PayPayカード ゴールドを解約する流れになります。

改めて申し込む際は、新規入会と同様に審査があります。

出典:PayPayカード『PayPayカード ゴールドからPayPayカードに変更したい』

まとめ

PayPayカード ゴールドは、年間100万円以上のカード決済ができるかどうかで評価が分かれるカードです。条件を達成すると11,000円相当のPayPayポイントが付与され、年会費11,000円(税込)を実質回収できます。

初年度は入会だけで5,000ポイントが付与されるため、実質的な負担は6,000円まで下がります。空港ラウンジや国内・海外旅行保険を使う機会が多いなら、年間100万円に届かなくても年会費に近い価値を得られるでしょう。

一方で、2026年6月2日の変更により基本付与率は通常カードと同じ1.0%になりました。還元率の高さを目当てに選ぶカードではなくなっているため、年間利用額が100万円未満の人やソフトバンク系サービスを使っていない人、旅行の機会が少ない人は年会費に見合いにくいといえます。

自分の年間利用額と普段使うサービスを確認したうえで、PayPayカード ゴールドが合う1枚かどうかを判断しましょう。

項目内容
名前PayPayカード ゴールド
年会費11,000円(税込)/初年度から有料。初年度は入会月の翌々月請求、2年目以降は入会月の翌月請求
還元率基本1.0%/PayPayステップの条件達成(200円以上30回&10万円以上利用)で最大1.5%。Yahoo!ショッピング・LOHACOは最大7%(5のつく日は最大11%)、ソフトバンク・ワイモバイルの通信料は最大10%
国際ブランドVisa / Mastercard / JCB
付帯サービスナンバーレス / 申し込み最短5分・カード到着まで約1週間 / 家族カード年会費無料 / ETCカード年会費無料
電子マネーApple Pay / Google Pay / QUICPay(Apple Pay設定時)/ タッチ決済
特典年間利用特典(新規入会で5,000円相当+年間100万円以上の利用で6,000円相当=計11,000円相当のPayPayポイント)、国内・ハワイの主要空港ラウンジが無料、海外旅行保険最高1億円・国内旅行保険最高5,000万円、ショッピングガード保険年間最大300万円、LYPプレミアム スタンダードプラン(ウェブ版)が追加料金なしで使い放題
申込URLhttps://www.paypay-card.co.jp/gold/