AIライティングツール「Catchy」とは？　特徴や費用、使い方を解説

AIのめざましい進歩の中、AIライティングツール「Catchy」に注目が集まっています。Catchyでは人間が書いた文章と遜色のない自然な日本語で、テーマしか決まっていない状態からでも記事作成が可能なツールです。特徴や費用、基本的な使い方について解説します。

Catchyとは

Catchy(キャッチー)はAIを利用した文章生成ツールです。

日本の企業であるデジタルレシピ社が開発、運営しています。

2022年6月にリリースしてから1週間足らずで、ユーザー数は1,800人を突破しました。

さらに2023年3月、自然な日本語で好評を博して、利用者は50,000人に到達しました。

Catchyの特徴

Catchyの特徴を4つ解説します。

無料で利用できる

Catchyは無料で利用できます。

サポート機能などに制限はありますが、テキスト生成に関するツールは有料プランと同様です。

スマホでも使える

Catchyにスマートフォンアプリはありませんが、ブラウザ版がスマートフォンに対応しています。

パソコンで使うときとほとんどレイアウトは同じです。

画面がシンプルなので、スマートフォンの画面サイズでも快適に操作できます。

日本語が自然

Catchyで生成される日本語には、不自然な点がほとんどありません。

以下は実際にCatchyを使って作成した文章です。

従来のテキスト生成ツールは意味が通じない文章が生成されることも多く、実用には耐えないレベルでした。

しかし、CatchyはOpenAI社が開発した「GPT-3」を搭載し、この課題をクリアしています。

手直しが最小限で済むということで、SNSでも話題になりました。

💰ブログ記事制作💰
今日は本業が休み。AIライティングが気になって、Catchy @ai_copywriter で色々試してみた。
何がすごいって、ブログ記事を作る時間と脳の糖分消費量が全く違う😙
書きたいタイトルから、AIに見出しと記事本文を書いてもらった。
ちょっとだけ手直ししてすぐ完成♪こりゃすごい！

— ひろ｜AIを活用した最新ブログ運営術 (@finance_hiro) February 5, 2023

目的やテイストに応じたテキスト作成ができる

Catchyには記事作成だけでなく、100種類の目的に応じた生成ツールが用意されています。

また文章のテイストも「丁寧」「カジュアル」「大胆」の3つから選べるため、掲載するメディアや読む人の属性に合わせた微調整が可能です。

Catchyの費用

Catchyではツールを利用するごとに「クレジット」と呼ばれるチケットを消費します。

たとえば「記事のタイトル」であれば1件1クレジット、「記事の本文」では1件3クレジットが必要です。

プラン	Free	Starter	Pro
月額利用料(税別)	無料	3,000円	9,800円
付与クレジット／月	10	100〜300	無制限
クレジットの利用期限	なし	半年	–
クレジットの単発追加	不可	可能	_

下記プランの内容を、さらに詳しくご紹介します。

• Free
• Starter
• Pro

Free

Freeプランの場合、課金しなくても毎月1日に10クレジットが付与されます。

CSVエクスポートやチャットサポートなど一部のサービスは制限されますが、本体であるテキスト作成や記事制作ワークフローツールは全て利用可能です。

前月に使わなかったクレジットは、そのまま翌月に繰り越されます。ただし1クレジットも消費しなかった場合は、翌月のクレジット付与はありません。

Starter

Starterプランでは、毎月100〜300クレジットが付与されます。

付与されるクレジット数は申し込み時に選択できますが、利用中に変更も可能です。

Starterプランでは1クレジットも使わなかったとしてもクレジットは翌月に繰り越されます。

ただしクレジットは利用期限があり、半年以内に利用されなかったクレジットは消滅します。

Pro

Proプランではクレジットの制限はありません。

目安としては月間100記事以上を作成する予定があれば、Proプランが良いでしょう。

Starterプランとの機能面の違いは、新機能が早期に利用できるようになることです。

そのほかのサポートや機能に違いはありません。

Catchyの使い方

Catchyの使い方を解説します。

利用できるツールは多岐に渡りますが、ここではライティングで活用できる基本的な機能を紹介します。

アカウントを登録する

公式サイトの登録画面からアカウントを登録しましょう。

登録には「Googleアカウント」か「Facebookアカウント」のいずれかが必要です。

メールアドレスでの登録には対応していません。

アカウント登録が完了したら、10クレジットが付与されます。

構成から本文を作る

構成だけが出来上がっている場合は、「記事の本文(見出しごと)」で本文テキストを作ることができます。

画面左側の「生成ツール」＞「記事制作」の中から「記事制作（見出しごと）」を選択してください。

新規に記事を作成するほか、既存の記事に内容を追加するときにも活用できます。

テーマからタイトルや本文を提案する

「記事制作」ツールを使うと、テーマしか決まっていなくてもタイトルから見出し、本文まで提案してもらえます。

いくつか提案されるので、気に入ったものを選ぶだけで記事を作ることができます。

リライト

「リライト」ツールで、既存の文章を簡単に書き換えることができます。

画面左側の「生成ツール」＞「記事制作」の中から「文章をリライト」または「文章をリライトVer.2」を選択してください。

言葉や表現をただ変えるだけでなく、平易な表現にしたり例文を加えたりなど、リライト方針の指示が可能です。

Catchyの注意点

最後に注意点について解説します。

ファクトチェック、校正は必須

Catchyで生成されたテキストは、内容の正しさについては保証されていません。

特に専門性の高い内容で作成する場合は、必ず人間がファクトチェックを行うようにしてください。

また文章自体についても、従来の生成ツールに比べればかなり自然ですが、実際に読んでみると読みにくい部分があります。

一部ではなく、最初から最後まで読み通してみて適宜手を加えることで、より自然でオリジナリティのある文章ができます。

返金がない

StarterやProで課金した場合、途中でプランを変更したり解約したりしても日割り返金はありません。

ただし下のプランに変更した場合、利用期間までは以前のプランと同じサービスが適用されます。

たとえば1月1日にProプランに加入して1月20日にFreeプランへ変更したとしても、1月31日まではProプランと同様のサービスが利用できます。

Catchyのまとめ

AIライティングツール「Catchy」について解説しました。

• 自然な日本語で生成される
• 目的やテイストに応じて生成できる
• 資料作成やアイデア出しにも利用できる
• 人の目によるチェックは必要

Catchyを使いこなせれば記事作成の効率は大幅な向上が見込めます。

ただし、必ずしも内容までが正しいわけではないので、必ず人の目によるチェックを行うようにしましょう。