マネックス証券で口座開設できないのはなぜ?|受付停止と再開の確認方法
マネックス証券で口座を開こうとしても、2026年10月28日時点では新規の申込みを受け付けていません。
同社は外部委託先が管理するシステムに第三者がアクセスを試みた形跡を確認し、10月19日から「証券総合取引口座」の新規開設受付を一時停止しています。再開時期は未定です。
停止の経緯と公表されている範囲、既存口座の扱い、再開の確認方法、待つか他社で先に開くかの判断材料が分かります。
- 3行要約
①2026年10月19日から証券総合取引口座の新規開設受付を一時停止
②理由は外部委託先が管理するシステムへの第三者のアクセス試行の形跡
③再開時期は10月28日時点で未定、公式サイトで順次案内
マネックス証券で口座開設できない理由
マネックス証券は、2026年10月19日から「証券総合取引口座」の新規開設受付を一時的に止めています。外部委託先が管理する口座開設システムに、第三者がアクセスを試みた形跡を確認したための予防的措置です。
止まっているのは、同社のウェブサイトとアプリからの新規開設で、一部の提携先からの新規開設も含まれます。停止の要点を表にまとめました。
| 項目 | 内容 |
| 停止の開始 | 2026年10月19日 |
| 止まっているもの | ウェブサイト・アプリからの「証券総合取引口座」の新規開設(一部提携先からの新規開設を含む) |
| 理由 | 外部委託先が管理するシステムに第三者がアクセスを試みた形跡を確認したための予防的措置 |
| 既存口座の扱い | 口座情報・残高・取引を管理するシステムは、口座開設システムとは別と説明 |
| 再開の時期 | 未定(同社ウェブサイトで順次案内) |
| 確認する場所 | マネックス証券の公式サイトのトップと個別のお知らせ |
出典:マネックス証券『「証券総合取引口座」の新規開設受付の一時停止について』
2026年10月28日時点の受付状況
2026年10月28日にマネックス証券の公式サイトのトップを確認した時点でも、停止の告知は掲載されたままでした。告知の更新日時は2026年10月21日17時00分が直近で、再開を知らせる告知は出ていません。
告知は「システムの安全性が確認され次第、速やかに受付を再開いたします」としながら、再開の日付は示していません。続報が出たときは、公式サイトの案内を正として判断してください。
出典:マネックス証券『ネット証券(株・アメリカ株・投資信託)』
受付停止までの経緯と公表内容
公式サイトに載っている告知を日付順に並べると、次のようになります。口座開設の停止と銘柄スカウターの停止は、別々の告知として出ています。
| 日時 | 出来事 | 告知の出どころ |
| 2026年10月19日 | 「証券総合取引口座」の新規開設受付を一時停止 | マネックス証券 |
| 2026年10月20日 | 停止についてのお知らせを配信 | マネックス証券 |
| 2026年10月21日 | 銘柄スカウターの外部委託先が管理するシステムで不正なアクセスを確認し、サービスを一時停止 | マネックス証券 |
| 2026年10月21日17時00分 | 口座開設の停止のお知らせを更新 | マネックス証券 |
| 2026年10月22日 | マネックス証券口座開設の申込みを一時停止 | SBI新生銀行 |
| 2026年10月22日15時30分 | 銘柄スカウターの告知を更新(銘柄スカウターライトは利用可能に) | マネックス証券 |
出典:マネックス証券『「証券総合取引口座」の新規開設受付の一時停止について』、『ネット証券(株・アメリカ株・投資信託)』、SBI新生銀行『お知らせ・障害情報』
外部委託先システムへのアクセス試行
公式の表現は「第三者がアクセスを試みた形跡がある」です。アクセスが成功したかどうかには触れていません。
対象になったのは、口座開設システムのうち外部委託先が管理する部分です。口座開設システムは、証券総合取引口座の開設申込の受付や開設事務を担っています。
停止は「当該システムを経由するお申込方法に限り」とされています。ただし、対象外の申込方法がどれかは、告知に示されていません。
公式の口座開設の流れには、オンライン口座開設のほかに郵送による口座開設もあります。口座開設ページの告知が停止中のサービスに挙げているのは、ウェブサイトとアプリからの新規開設です。郵送が停止の対象に入るかどうかは書かれていません。
郵送の場合も、最初の手順は申込フォームへの入力と口座開設キットの請求です。キットは最短2営業日で届き、受付時間や郵便事情によっては3日程度かかる場合があります。開設の完了までは、申込書類を返送してから1週間程度かかります。
郵送の対象は、個人番号カードと運転免許証のどちらも持っていない人や未成年の人などです。郵送なら今も開設できるとは限らないため、使えるかどうかは申し込む前にマネックス証券の問い合わせ窓口で確認してください。
出典:マネックス証券『「証券総合取引口座」の新規開設受付の一時停止について』、『口座開設の流れ』
銘柄スカウターの停止との違い
10月21日には、日本株の分析ツール「マネックス銘柄スカウター」でも、外部委託先が管理するシステムで第三者による不正なアクセスが確認されました。こちらは銘柄スカウターの3サービスを一時停止しています。
2つの告知は、使っている言葉も公表している範囲も違います。違いを並べると次のとおりです。
| 論点 | 口座開設システム | 銘柄スカウター |
| 公式の表現 | 第三者がアクセスを試みた形跡 | 第三者による不正なアクセスが確認 |
| 漏えいについて | 告知に記載なし | 「漏えい等は確認されておりません」 |
| 止めたもの | ウェブサイト・アプリからの証券総合取引口座の新規開設 | マネックス銘柄スカウター、銘柄スカウター米国株、銘柄スカウター中国株 |
| 委託先の名称 | 公表なし | 公表なし |
| 再開の案内先 | 同社ウェブサイト | 同社ウェブサイトのMYPAGE内「情報ツール利用状況一覧」 |
銘柄スカウターの「漏えい等は確認されておりません」を、口座開設システムにも当てはめるのは誤りです。口座開設システムの告知には、漏えいの有無についての記載がありません。
出典:マネックス証券『ネット証券(株・アメリカ株・投資信託)』
公表されていない事項
10月28日時点で、次の点は公表されていません。いずれも未確定の事項として扱う必要があります。
- 外部委託先の名称
- アクセスの試みが侵入に至ったかどうか
- 口座開設システムでの情報の漏えいの有無
- 原因の詳しい内容
- 受付を再開する日付
報道やSNSで具体的な話が出回っても、公式の告知に載るまでは確定した情報ではありません。判断は公式サイトの更新を待ってからにしてください。
既存口座の取引への影響
告知が停止の対象として挙げているのは、証券総合取引口座の新規開設だけです。すでに持っている口座での取引は、停止中のサービスに含まれていません。
ただし、公式は「影響はない」とまでは言い切っていません。説明しているのは、口座開設システムが口座を管理するシステムとは別だという点です。
口座開設システムと口座管理システムの関係
公式の注記では、口座開設システムは開設申込の受付や開設事務を担うシステムです。口座開設後の口座情報、残高、取引などを管理するシステムとは「別システム」と説明しています。
今回アクセスの試みがあったのは、口座開設システムのうち外部委託先が管理する部分でした。残高や取引を管理する側については、停止や異常を伝える記載が告知にありません。
出典:マネックス証券『「証券総合取引口座」の新規開設受付の一時停止について』
ログインと取引の扱い
ログインや売買の停止は、告知に挙がっていません。なおマネックス証券は、2026年6月30日をもってログイン時のパスキー認証を必須化しています。
同社の安全面の取り組みや過去の事案は、マネックス証券の評判と安全性を検証した記事で扱っています。
出典:マネックス証券『ネット証券(株・アメリカ株・投資信託)』
偽メール・偽SMSへの注意
停止や再開の話題に便乗した連絡には注意が必要です。マネックス証券は、ログインID・パスワード・取引パスワード・電話認証番号などをメールで尋ねることはないとしています。
あわせて「当社からリンク付きのメールを送信することはございません」とも明言しています。再開の案内や本人確認書類の再提出を求める連絡が届いても、メール内のリンクは開かないでください。
確認は、公式アプリかブックマークしておいた公式サイトから行ってください。
申込中・提携先経由の扱い
停止の前後に申込みを進めていた人と、銀行経由で申し込もうとしていた人では、確認すべき点が違います。公表されている範囲と、されていない範囲を分けて見ていきます。
申込手続きの途中で停止した場合
停止の前に申込みを始めていた場合の扱いは、10月28日時点の告知に記載がありません。入力途中の申込みや提出済みの書類がどうなるかも、示されていない状態です。
自分の申込みの状況を知りたいときは、マネックス証券の問い合わせ窓口に直接確認してください。
銀行の仲介口座経由の申込
マネックス証券の告知は、停止の対象に「一部提携先からの新規開設を含みます」と明記しています。銀行経由に切り替えれば開けるとは限りません。
提携先の一つであるSBI新生銀行は、10月22日から「マネックス証券口座開設のお申込み」を予防的措置として一時停止しています。どの提携先が停止の対象かの一覧は、マネックス証券から公表されていません。
出典:マネックス証券『「証券総合取引口座」の新規開設受付の一時停止について』、SBI新生銀行『お知らせ・障害情報』
受付再開の確認方法
再開の時期と見通しについて、マネックス証券は「当社ウェブサイトにて順次ご案内いたします」としています。確認先は公式サイトに絞ってください。
公式サイトのお知らせ欄
確認する場所は、マネックス証券の公式サイトのトップに出ている告知欄と、個別のお知らせの2か所です。停止の告知には更新日時が付いているので、日時が変わっていないかを見てください。
SNSやまとめサイト、出どころの分からないメールで「再開した」という話を見かけても、公式の告知で確かめてから申し込む順序にしましょう。
出典:マネックス証券『ネット証券(株・アメリカ株・投資信託)』
再開後の口座開設の流れ
再開後の申込みの手順や必要書類、キャンペーンコードは、マネックス証券の口座開設の特典と申込手順の記事にまとめています。
マネックス証券は、総合口座とNISA口座を同時に開設する申込みにも対応しています。NISAから始めるつもりなら、マネックス証券のNISAの公式ページで再開後の申込み先を確認できます。
待つか他社で開くかの判断
再開日が決まっていない以上、選択肢は「再開を待つ」か「別の証券会社で先に口座を開く」かの2つです。マネックス証券で開きたい理由と、投資を始めたい時期で分けると決めやすくなります。
| 状況 | 動き方 | 理由 |
| dカード積立を使いたい | 再開を待つ | マネックス証券の口座で使うサービスのため |
| 米国株をマネックス証券で取引したい | 再開を待つ | 始める時期を急がないなら、再開後の申込みで間に合うため |
| 年内に投資を始めたい | 他社で先に開く | 再開日が未定で、始める時期を決められないため |
| NISA口座をこれから作る | 変更の制約を知ってから決める | NISA口座は1人1口座で、後から金融機関を移すと手続きと時期の制約がかかるため |
出典:マネックス証券『ネット証券(株・アメリカ株・投資信託)』
再開を待つのが向いている人
dカード積立や米国株の取引をマネックス証券で始めたい人で、始める時期にこだわらない人は、再開を待つ選択になります。公式サイトで再開の告知を確認してから申し込む流れです。
他社で先に開くのが向いている人
年内に投資を始めたい人や、始める時期を自分で決めたい人は、別の証券会社で先に口座を開く方法があります。1人1口座の制限があるのはNISA口座で、特定口座などの証券口座は複数の証券会社で持てます。
他社で口座を開いたあとに、再開したマネックス証券で口座を追加で開くこともできます。
NISA口座を他社で作るときの注意
NISA口座は1人につき1口座のみ開設できます。金融機関の変更は年単位で可能です。
変更の届出書を出す前に、その年分のNISA口座ですでに上場株式等を受け入れていると、その年分は金融機関を変更できません。手続きと時期はNISAの口座変更の記事で詳しく扱っています。
すぐ口座開設できるネット証券4社
急いで口座を開くなら、オンラインで申込みが完結するネット証券が候補になります。公式が示す目安は各社で数え方が違い、最短即日から最短2営業日までの幅があります。
| 証券会社 | オンラインの申込方法 | 口座開設の目安(公式の表記) | 公式サイト |
| SBI証券 | ネットで口座開設(マイナンバーカードの読み取りなど) | 取引まで最短翌営業日 | SBI証券 |
| 松井証券 | オンラインでの口座開設(eKYC含む) | eKYCなら最短即日で口座開設が完了 | 松井証券 |
| 三菱UFJ eスマート証券 | スマホで自撮りをして口座開設 | 最短翌営業日に口座開設 | 三菱UFJ eスマート証券 |
| GMOクリック証券 | eKYC(WEBのみで完結) | 証券取引口座の審査は最短2営業日 | GMOクリック証券 |
どの社も、申込みの時間帯や審査の状況によっては目安より日数がかかります。並び順は掲載の順で、優劣を示すものではありません。
SBI証券
SBI証券は、「ネットで口座開設」を選ぶと取引まで最短翌営業日です。NISA口座と特定口座も同時に申し込めます。
マイナンバーカードをNFC対応のスマートフォンで読み取る方法なら、郵送物を受け取らずに取引開始までの手続きをネット上で終えられます。特典と手順はSBI証券の口座開設キャンペーンの記事にまとめています。
松井証券
松井証券は、オンラインでの口座開設なら署名・捺印が不要です。スマートフォンのeKYCを使うと、最短即日で口座開設が完了します。
個人口座と同時に、NISA口座の開設も申し込めます。特典と手順は松井証券の口座開設キャンペーンの記事で扱っています。
三菱UFJ eスマート証券
三菱UFJ eスマート証券は、スマートフォンで自撮りをして申し込む方法なら最短翌営業日に口座開設でき、郵送物の受け取りも要りません。
口座開設通知は、口座開設完了から早ければ1営業日後に、登録したメールアドレスへ届きます。特典と手順は三菱UFJ eスマート証券のキャンペーンの記事で扱っています。
GMOクリック証券
GMOクリック証券は、eKYCを使うとWEBだけで手続きが完結します。証券取引口座の審査は最短2営業日で、NISA口座を開くにも証券取引口座の開設が必要です。
サービスの特徴はGMOクリック証券の評判を検証した記事で扱っています。
よくある質問
マネックス証券の口座開設はいつ再開?
10月28日時点で再開日は未定です。マネックス証券は、システムの安全性が確認され次第受付を再開するとしており、時期と見通しは同社ウェブサイトで順次案内する方針です。
マネックス証券の不正アクセスで個人情報は漏れた?
口座開設システムについては、漏えいの有無が公表されていません。公式の表現も「アクセスを試みた形跡」で、侵入の成否は示していません。
別件の銘柄スカウターについては、「漏えい等は確認されておりません」と公表しています。2つの告知を混同しないように注意してください。
NISA口座だけなら開設できる?
マネックス証券に口座を持っていない人は、NISA口座だけを先に開くことはできません。同社では、NISAの利用に証券総合取引口座とNISA口座の両方の開設が必要です。
今回止まっているのは証券総合取引口座の新規開設なので、NISA口座の申込みも再開を待つことになります。
岩井コスモ証券の不正アクセスと関係ある?
マネックス証券は外部委託先の名称を公表しておらず、岩井コスモ証券の事案との関係も公表されていません。マネックス証券の告知には、他社の事案に触れた記載もありません。
まとめ
マネックス証券は、2026年10月19日から「証券総合取引口座」の新規開設受付を一時停止しています。外部委託先が管理するシステムへのアクセス試行の形跡による予防的措置で、10月28日時点で再開日は未定です。
告知が停止の対象に挙げているのは新規開設で、口座や残高、取引を管理するシステムは別と説明しています。再開の情報は、公式サイトのトップと個別のお知らせで確認してください。
年内に投資を始めたいなら、ネット証券の比較と目的別の選び方から先に口座を開く証券会社を選べます。再開後にマネックス証券で開くなら、口座開設の特典と申込手順を先に見ておくと手続きを進めやすくなります。



