ウェルスナビのNISAの仕組みは?|おまかせNISAの手数料と枠の使い分け
ウェルスナビでNISAを使うと、どの枠で何を買い、手数料がどう変わるのか。リバランスや出金でNISA口座の資産が売られるのかも気になるところです。
ウェルスナビのNISAは「おまかせNISA」で、つみたて投資枠で買うのは米国株のETFだけです。つみたて投資枠に入るのは自動積立の一部で、手数料はつみたて投資枠が0%、成長投資枠が年率0.7〜1%です。
入金方法ごとの購入先、リバランスと出金時の売却の順番、出国時の契約解除などの注意点、三菱UFJグループとの関係が分かります。
- 3行要約
①つみたて投資枠で買うのは米国株のETFだけで、対象は自動積立の入金の一部
②手数料はつみたて投資枠が0%、成長投資枠がリスク許容度に応じ年率0.7〜1%
③定期リバランスはNISA口座を売らず、臨時リバランスや出金では売却の可能性
ウェルスナビのNISAの特徴一覧
ウェルスナビのNISAは、ウェルスナビ株式会社の「おまかせNISA」を指します。ウェルスナビの投資一任サービスで行う売買に、NISA口座のつみたて投資枠と成長投資枠を使う仕組みです。
銘柄・口座・枠は利用者が指定せず、ウェルスナビが制度の要件にあわせて自動で振り分けます。主な条件は次の表のとおりです。
| 項目 | おまかせNISAの条件 |
| 運営会社 | ウェルスナビ株式会社(関東財務局長(金商)第2884号) |
| 投資対象 | ETF(つみたて投資枠は米国株、成長投資枠は米国株を含む株式・債券・金・不動産) |
| つみたて投資枠に入る入金 | 自動積立の一部(毎月10万円程度まで) |
| 手数料 | つみたて投資枠0%、成長投資枠は年率0.7〜1%(税込0.77〜1.1%) |
| 銘柄・口座・枠の指定 | できない |
| 申し込みの条件 | ウェルスナビの口座(特定口座または一般口座)の開設 |
| 当年から使える申し込み | 9月末まで(当年の非課税枠を使っていない場合) |
| NISA口座の開設にかかる期間 | 通常2〜3週間程度 |
| 対応する制度 | 2014年から2023年までの一般NISA(旧NISA)と2024年以後のNISA |
2023年末までに旧NISAで買った資産は、旧NISAの非課税期間が終わるまで保有できます。期間の終了後は新NISAへ移せず、通常の口座へ移ります。
出典:ウェルスナビ『NISAも自動で活用「おまかせNISA」』、『おまかせNISAのはじめかた』
ウェルスナビとNISAの違い
NISAは、投資で得た利益を非課税にする口座の制度です。ウェルスナビは運用をまかせる投資一任のサービスなので、比べる対象の種類が違います。
NISAの枠はつみたて投資枠と成長投資枠を合わせて1人あたり年間360万円・生涯1,800万円で、NISA口座は1人につき1つだけです。ウェルスナビの中でこの口座を使うサービスが、おまかせNISAになります。
すでにウェルスナビを使っている場合、おまかせNISAを申し込んでも通常の口座の資産はそのまま運用が続きます。申し込み後の入金で資産を買うときは、NISA口座を優先して使う仕組みです。
出典:ウェルスナビ『NISAも自動で活用「おまかせNISA」』、『WealthNaviで運用していますが、「おまかせNISA」をはじめると通常の口座はどうなりますか?』
ロボアドバイザーがNISAで使う「投資一任」
おまかせNISAでは、どの口座とどの枠で売買するかまで、利用者がウェルスナビに一任します。ウェルスナビのご注意事項は、通常の口座とNISA口座のどちらで売買するかを一任すると定めています。
旧NISA、つみたて投資枠、成長投資枠のどの勘定を使うかも、同じく一任の対象です。ただし一任の範囲が口座や枠に及んでも、NISA口座で買えるのは制度の対象商品だけで、枠の上限も制度のとおりになります。
出典:ウェルスナビ『NISAも自動で活用「おまかせNISA」』
三菱UFJグループとの関係
ウェルスナビ株式会社は、三菱UFJ銀行が議決権の100.00%を持つ子会社です(2025年12月末時点)。三菱UFJ銀行の親会社は、三菱UFJフィナンシャル・グループにあたります。
両社は2020年11月に「WealthNavi for 三菱UFJ銀行」の提供を始め、2024年2月に資本業務提携を結んでいます。三菱UFJ銀行は2024年12月2日から2025年1月20日まで公開買付けを行い、応募数が下限を上回って成立しました。
決済の開始日は2025年1月27日でした。ウェルスナビは同年3月に東京証券取引所グロース市場での上場を廃止し、同じ月に三菱UFJ銀行の子会社となりました。
三菱UFJ銀行の「エムット」では、選べる2つの資産運用の1つとしてウェルスナビを案内しています。エムットは口座やクレジットカードなどを銀行のアプリでまとめて使う金融サービスです。
出典:三菱UFJフィナンシャル・グループ『株式会社三菱UFJ銀行によるウェルスナビ株式会社の株券等に対する公開買付けの結果に関するお知らせ』、ウェルスナビ『業務及び財産の状況に関する説明書 2025年12月期』、三菱UFJ銀行『エムット』
米国ETFで運用する仕組みと制度の要件
ウェルスナビはETF(上場投資信託)で運用し、NISA口座でもETFを買います。つみたて投資枠で買うのは米国株のETFだけで、成長投資枠では米国株を含む株式・債券・金・不動産のETFを買います。
枠ごとに買うものが分かれるのは、つみたて投資枠の対象商品に制度の要件があるためです。
つみたて投資枠で買うのは米国株のETF
ウェルスナビは、つみたて投資枠で買えるものには制度上の要件があるため、おまかせNISAでは米国株だけを扱うとしています。積立の入金では、つみたて投資枠で米国株を買い、残りの資金を成長投資枠にまわします。
制度の側では、つみたて投資枠の対象は「長期の積立・分散投資に適した一定の商品性を有するもの」に限られます。ETFも対象で、国外の取引所に上場しているETFも含むのが制度の定めです。
要件には、信託契約期間が無期限か20年以上であること、毎月分配型でないことなどがあります。連動する指数や手数料の水準は内閣府告示が定め、対象商品の一覧は金融庁が公表しています。
出典:ウェルスナビ『「おまかせNISA」を利用しています。自動積立の全額がつみたて投資枠に入らないのはなぜですか?』、日本証券業協会『2024年以降のNISAに関するQ&A』
成長投資枠では株式・債券・金・不動産のETF
成長投資枠では、米国株を含む株式・債券・金・不動産のETFを買います。通常の口座で買うETFの範囲も、成長投資枠と同じになっています。
制度上、成長投資枠の対象は上場株式・ETF・上場REIT・公募株式投資信託などです。信託期間20年未満や毎月分配型の投資信託などは除かれ、上場には国外の取引所への上場も含まれます。
出典:ウェルスナビ『「おまかせNISA」で取引するETF(上場投資信託)は指定できますか?』、日本証券業協会『2024年以降のNISAに関するQ&A』
銘柄・口座・枠は利用者が指定できない
おまかせNISAでは、ETFの銘柄も、取引する口座も利用者は指定できません。ウェルスナビがNISA口座と通常の口座を組み合わせ、資産全体の配分を保つように自動で取引します。
例外は、後述する「つみたて投資枠への買い直し」と「成長投資枠への買い直し」の2つの機能です。
外貨建てのETFと年間投資枠の計算
外国の取引所に上場するETFなど外貨建ての商品をNISA口座で買うと、年間投資枠の利用額は円に換算して計算します。換算に使うのは、約定日の為替レート(対顧客直物電信売相場)です。
出典:日本証券業協会『2024年以降のNISAに関するQ&A』
自動積立と入金方法で決まる購入先
つみたて投資枠に入るのは自動積立の入金の一部だけで、毎月10万円程度までです。クイック入金・振込入金・分配金の再投資・リバランスは成長投資枠だけで買い、成長投資枠の上限に達したあとは通常の口座で買います。
| 入金・取引の種類 | つみたて投資枠 | 成長投資枠 | 通常の口座 |
| 自動積立(ボーナス時の加算・クレジットカード積立を含む) | リスク許容度ごとの割合で購入 | 残りを購入 | 成長投資枠が上限に達した後に購入 |
| クイック入金・振込入金 | 購入しない | 購入 | 成長投資枠が上限に達した後に購入 |
| 分配金の再投資 | 購入しない | 購入 | 成長投資枠が上限に達した後に購入 |
| リバランス | 購入しない | 購入 | 成長投資枠が上限に達した後に購入 |
出典:ウェルスナビ『NISAも自動で活用「おまかせNISA」』、『「おまかせNISA」を利用しています。「クイック入金」や「振込での入金」をすると、どのように資産を購入しますか?』
つみたて投資枠に入るのは自動積立だけ
つみたて投資枠を使うには、制度上、積立での購入が必要です。おまかせNISAでは、原則として自動積立の設定がないとつみたて投資枠は使われません。
制度の側では、つみたて投資枠に入るETFや投資信託は、累積投資契約に基づく買付けで買ったものに限られます。買付けは原則として毎月で、年に1回とすることは認められていません。
クレジットカード積立も自動積立と同じく、2つの枠の両方で資産を買います。クレジットカード積立を使えるのは、提携サービスの「WealthNavi for 三菱UFJ銀行」「WealthNavi for AEON CARD」「WealthNavi for イオン銀行」です。
出典:ウェルスナビ『「おまかせNISA」を利用しています。自動積立をすると、どのように資産を購入しますか?』、『クレジットカード積立とはどのようなサービスですか?』、日本証券業協会『2024年以降のNISAに関するQ&A』
つみたて投資枠は月10万円程度まで
制度上のつみたて投資枠の上限は年間120万円です。おまかせNISAでは、つみたて投資枠での購入を毎月10万円程度までとしています(ボーナス時の加算による購入を除く)。
自動積立の引落日は6日・12日・20日・26日・末日の月5回から選べます。つみたて投資枠のひと月は「前月20日〜当月12日」で数えるため、11月20日〜12月12日の引き落とし分は12月の枠で買う計算です。
12月20日の引き落としは翌年の非課税枠を使う取引とするため、入金と購入の予定を通常より後ろ倒しにする場合があります。
出典:ウェルスナビ『「おまかせNISA」で自動積立を利用した際、つみたて投資枠で資産購入できる年間の上限額はいくらでしょうか?』
リスク許容度で変わる購入の割合
自動積立の入金をつみたて投資枠と成長投資枠に分ける割合は、リスク許容度(1〜5)ごとにウェルスナビが定めています。例えばリスク許容度5では、毎月の積立額の約33%がつみたて投資枠、残りが成長投資枠にまわります。
リスク許容度を変えると、新しい資産配分に近づける自動売買が行われます。資産の預かり先が変わることがあり、その場合は支払う手数料も変わる可能性があるでしょう。
出典:ウェルスナビ『おまかせNISAの「つみたて投資枠への買い直し」』、『「おまかせNISA」を利用しています。リスク許容度を変更するとどうなりますか?』
年360万円を入れても枠を使い切れない場合
リスク許容度が4か5なら、自動積立だけで年360万円(例:毎月30万円の積立)を入れ続けると、年間の非課税枠をできるだけ使い切るように買います。それでも、購入時の価格や口数によって枠がわずかに残る可能性はあります。
リスク許容度が1〜3だと、つみたて投資枠で買う割合が小さくなるため、同じ入れ方でも年間の非課税枠は使い切れません。枠で使われなかった資金は、通常の口座で資産を買います。
出典:ウェルスナビ『NISAも自動で活用「おまかせNISA」』
2種類の買い直し機能
NISAは制度上、通常の口座にある資産をそのままNISA口座へ移せません。そこで資産を売って、あらためてNISA口座で買う「買い直し」の機能が2つ用意されています。
| 項目 | つみたて投資枠への買い直し | 成長投資枠への買い直し |
| 売る資産 | 通常の口座・旧NISA口座・成長投資枠の米国株 | 通常の口座の資産 |
| 買う枠 | つみたて投資枠 | 成長投資枠 |
| 金額 | 自動で計算・毎月5万円が上限(年間60万円) | 指定額の目安、または残りの成長投資枠をできるだけ使う額 |
| 売買の流れ | 毎月19日の原則20時頃に確定し、毎月続ける | 平日の原則20時頃に確定し、原則3営業日後に購入 |
| 長期割 | 出金として扱われず継続 | 出金として扱われず継続 |
つみたて投資枠への買い直しは、NISA口座を開設して当年の枠を使え、預かり資産が240万円以上で、長期割が0.01%以上適用されている人が対象です。判定は前月末日時点の状況で、毎月第2営業日の朝に行います。
提携サービス(WealthNavi for ◯◯)の利用者は、つみたて投資枠への買い直しの対象外です。通常の口座で売った利益には20.315%の税金がかかり、相場によっては買い直さない場合より損益が悪化する可能性もあります。
出典:ウェルスナビ『おまかせNISAの「つみたて投資枠への買い直し」』、『おまかせNISAの「成長投資枠への買い直し」について教えてください』
自動リバランスとNISA口座の関係
定期リバランスでは通常の口座の資産だけを売り、NISA口座の資産は売りません。一方で臨時リバランス・リスク許容度の変更・出金では、NISA口座の資産も売ることがあります。
定期リバランスはNISA口座の資産を売らない
おまかせNISAでも、原則半年に一度の定期リバランスと、資産のバランスが大きく崩れたときの臨時リバランスが行われます。臨時リバランスでは、通常の口座の資産を売っても足りなければNISA口座の資産も売ります。
追加投資のときにも、資産のバランスを目標の配分に近づけるように買う機能があります。積立などで毎年の非課税枠での投資を続けると、売らずにバランスを整えながら運用できる仕組みです。
出典:ウェルスナビ『「おまかせNISA」でもリバランスは行われますか?』
出金時に売る口座の順番
出金するときは、まず売却後の資産配分が目標に近づくように、売る資産クラス(米国株・債券・金・不動産など)と数量を決めます。そのうえで資産クラスごとに、次の順番で売ります。
- 通常の口座(特定口座または一般口座)
- 旧NISA口座(一般NISA)
- NISA口座の成長投資枠
- NISA口座のつみたて投資枠
売る資産クラスを通常の口座で持っていなければ、NISA口座から売ることになります。資産の全額を出金する場合は、すべての口座の資産が売られます。
出典:ウェルスナビ『出金の際、NISA口座の資産は売却されますか?』
入金しなくても非課税枠が使われる場面
おまかせNISAの運用が始まると、追加の入金がなくても非課税枠を使うことがあります。次の場面ではETFの購入が自動で行われ、NISA口座で優先して買います。
- 分配金や還付金を受け取って現金が増え、追加投資の条件を満たしたとき
- 自動リバランスやリスク許容度の変更でリバランスが行われたとき
- 一部出金の結果として現金が多めに残り、追加投資の条件を満たしたとき
一部出金では、相場が下がっても希望額を用意できるよう、あらかじめ多めに売ります。その結果、全額出金になる場合もあります。
出典:ウェルスナビ『入金しなくてもNISAの非課税枠が使われることはありますか?』
売った分の枠は翌年以降に戻る
NISA口座のETFを売ると、そのETFが使っていた分だけ生涯の非課税枠の利用額が減ります。空いた枠は、翌年以降の年間投資枠の範囲で再び使えます。
出典:ウェルスナビ『NISAも自動で活用「おまかせNISA」』
おまかせNISAの手数料率
つみたて投資枠の残高にかかる手数料は0%で、成長投資枠の残高はリスク許容度に応じて年率0.7〜1%(税込0.77〜1.1%)です。おまかせNISAの申し込みそのものに追加の手数料はかかりません。
| 口座・枠 | 手数料(預かり資産に対する年率) |
| つみたて投資枠 | 0% |
| 成長投資枠 | 0.7〜1%(税込0.77〜1.1%)※リスク許容度に応じる |
| NISA口座全体 | 1%(税込1.1%)が上限 |
| 通常の口座・旧NISA口座 | 1%(税込1.1%) |
| 預かり資産3,000万円を超える部分 | 0.5%(現金部分を除く、税込0.55%) |
| 長期割が適用された成長投資枠 | 0.6〜0.9%(税込0.66〜0.99%)まで割引 |
長期割の対象は「ウェルスナビ」の利用者で、提携サービス(WealthNavi for ◯◯)は対象外です。
出典:ウェルスナビ『手数料』、『「おまかせNISA」の利用には手数料がかかりますか?』
入金の方法で手数料が変わる仕組み
クイック入金や振込入金は成長投資枠だけで資産を買うため、その分には年率0.7〜1.0%(税込0.77〜1.10%)の手数料がかかります。手数料が0%になるのは、自動積立でつみたて投資枠に入った分だけです。
同じ金額を入れても、自動積立か一括の入金かで枠の内訳が変わり、NISA口座全体の手数料率も変わります。
出典:ウェルスナビ『手数料』
手数料とは別にかかるETFの保有コスト
ウェルスナビの手数料のほかに、年率0.05%〜0.12%程度のETF保有コストが実質的な負担になります(リスク許容度により異なり、2026年5月現在の値です)。ETFの中で差し引かれるため、別に支払う必要はありません。
クイック入金・自動積立・出金・売買・為替手数料・為替スプレッド・リバランス・口座開設・口座管理・おまかせNISAは0円です。金融機関からの振込入金だけは、振込元の手数料を利用者が負担します。
出典:ウェルスナビ『手数料』
おまかせNISAの注意点
枠を指定できない点、つみたて投資枠が自動積立だけの点、NISA口座も売る場面、成長投資枠の手数料は前の各章のとおりです。ここでは、それ以外に公式が定める制約をまとめます。
他の金融機関とETFを移せない
他の金融機関で買ったETFをおまかせNISAへ移すことはできず、他の金融機関へ移すこともできません。ウェルスナビの通常の口座からNISA口座へも移せないため、移したいときは買い直しの機能を使うことになります。
NISA口座の損失は税務上ないものとされ、通常の口座との損益通算や損失の繰越控除もできません。
出典:ウェルスナビ『NISAも自動で活用「おまかせNISA」』
始められる時期に期限がある
おまかせNISAを当年から使えるかは、当年の非課税枠を他で使ったかどうかで変わります。手続きの期限は年によって変わり、ウェルスナビがお知らせで案内します。
| 当年の非課税枠 | 使い始められる時期 |
| 使っていない | 9月末までに申し込み、ウェルスナビの手続きが完了すれば当年から。10月以降の申し込みは翌年から |
| 使っている | 当年は使えない。翌年から使うなら当年の10月以降に申し込む |
他の金融機関でNISA口座を持っている場合は、先にその金融機関で金融機関変更の手続きをします。交付される「勘定廃止通知書」か「非課税口座廃止通知書」を、申し込みのときに提出する流れです。
書類に不備があると、期限に間に合わず当年中にNISA口座を開設できない可能性もあります。
出国すると契約が解除される
おまかせNISAは日本に住んでいる人が使えるサービスです。出国して非居住者になると、おまかせNISAの契約は解除されます。NISA口座は廃止され、中のETFは一般口座に移したうえで売却されます。
制度上は、転任の命令などで出国する場合、出国の前日までに「継続適用届出書」を出せばNISA口座を続けられます。期間は提出日から5年を経過する日の属する年の12月31日までです。
ただしウェルスナビは、出国の理由にかかわらず継続適用届出書を受理しません。制度に継続の手続きがあっても、おまかせNISAでは使えない点に注意してください。
出典:ウェルスナビ『NISAも自動で活用「おまかせNISA」』、『「おまかせNISA」とはどういうサービスですか?』、日本証券業協会『2024年以降のNISAに関するQ&A』
相続のときは一般口座へ払い出される
NISA口座を持つ人に相続が発生すると、NISA口座のETFは一般口座に払い出されます。
つみたて投資枠を初めて設けた日から10年を経過した日と、その後5年ごとに、氏名・住所等の確認も必要です。一定の期間内に確認できなければ、取引ができなくなることがあります。
出典:ウェルスナビ『NISAも自動で活用「おまかせNISA」』
よくある質問
ウェルスナビと他社のNISAは併用できる?
NISA口座で金融商品を買えるのは、同じ年に1つの金融機関だけです。ただし金融機関は1年ごとに変更できます。
NISA口座だけで運用できる?
おまかせNISAはNISA口座を優先して資産を買うため、非課税枠の上限金額まではNISA口座だけで運用できます。成長投資枠が埋まったあとは、通常の口座で買います。
出典:ウェルスナビ『NISA口座のみを利用して運用することはできますか?』
提携サービス(WealthNavi for ◯◯)でも使える?
おまかせNISAは、すべての提携サービス(WealthNavi for ◯◯)で使えます。ただし長期割とつみたて投資枠への買い直しは、提携サービスの利用者は対象外です。
出典:ウェルスナビ『「おまかせNISA」は提携サービス(WealthNavi for 〇〇)で利用できますか?』
まとめ
おまかせNISAでは、つみたて投資枠で買うのは米国株のETFだけです。つみたて投資枠に入るのは自動積立の入金の一部で、毎月10万円程度までになります。クイック入金や振込入金では、つみたて投資枠は使われません。
手数料はつみたて投資枠が0%、成長投資枠がリスク許容度に応じて年率0.7〜1%(税込0.77〜1.1%)です。入金の方法で枠の内訳が変わり、手数料率も変わります。
定期リバランスではNISA口座の資産を売りませんが、臨時リバランス・リスク許容度の変更・出金では売る場合があります。クレジットカードで積み立てる方法はクレジットカード積立の解説記事で扱っています。




