NISAは毎月いくら積み立てる?|平均額と年代別の目安

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NISAで毎月いくら積み立てるかは、始めるときに最初に決める数字です。ほかの利用者の金額を知ると、自分の金額がどのあたりかが分かります。

金融庁の統計では、2025年につみたて投資枠で買付けた人の平均は月約3.7万円でした。口座の約半数は1年間買付けがなく、全口座で割ると月約1.8万円に下がります。

年代別の平均と中央値、月1万円・3万円・10万円の位置づけ、積立額の上限と下限、金額の決め方が分かります。

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3行要約

①2025年につみたて投資枠で買付けた人の平均は年額換算で月約3.7万円
②買付けた人の中央値は20歳代以上のどの年代も年20万〜40万円の帯で月約1.7万〜3.3万円相当
③つみたて投資枠の上限は月10万円相当で下限は楽天証券・SBI証券の100円

NISA利用者の平均積立額は月いくら?

金融庁の調査では、2025年につみたて投資枠で買付けがあった人の平均は、年間の買付額を12で割ると月約3.7万円です。買付けがなかった口座も含めた全口座の平均は月約1.8万円で、約2倍の差があります。

差が生まれる理由は、口座の約半数がこの1年間に一度も買付けをしていないことにあります。どの口座を分母にするかで、平均の金額は大きく変わるのです。

この記事の平均額と中央値は、次の3つを前提にしています。

  • 年間の買付額を12で割った換算で、毎月の積立設定額そのものではありません。年の途中から始めた人の買付けや、ボーナス月の増額、スポットでの購入も含みます。
  • つみたて投資枠だけの数字で、成長投資枠での買付けは含めていません。
  • 2025年1〜12月の実績です。年の途中で廃止された口座の取引も集計に入っています。

買付けた人の平均は月約3.7万円

2025年につみたて投資枠で買付けられた金額は、全年代の合計で約6.2兆円でした。買付けがあった口座は約1,390万口座なので、1口座あたりでは年約44.8万円、月にすると約3.7万円になります。

口座の約半数は1年間買付けゼロ

2025年に一度もつみたて投資枠で買付けがなかった口座は1,459万2,033口座で、集計対象の51.2%にあたります。この口座も分母に入れると、平均は月約1.8万円まで下がります。

口座を開いただけの人に加え、成長投資枠だけを使った人もつみたて投資枠では0円の側に数えられます。集計対象の2,849万4,337口座には年の途中で廃止された口座も入っていて、2025年12月末時点のNISA口座数は2,820万6,434口座です。

中央値は年20万〜40万円の帯

買付けがあった口座を金額の少ない順に並べると、真ん中の口座は年20万円超〜40万円以下の帯に入ります。月額にすると約1.7万〜3.3万円相当です。

平均の月約3.7万円が中央値の帯より上にあるのは、上限近くまで買付けた口座が平均を押し上げているためでしょう。年100万円超〜120万円以下の帯だけで、買付けた口座の17.8%を占めています。

2025年の買付額(つみたて投資枠)口座数集計対象の全口座に占める割合買付けた口座に占める割合
0円14,592,03351.2%―
0円超〜20万円以下5,137,70818.0%37.0%
20万円超〜40万円以下3,513,56712.3%25.3%
40万円超〜60万円以下1,673,3965.9%12.0%
60万円超〜80万円以下609,1052.1%4.4%
80万円超〜100万円以下491,4181.7%3.5%
100万円超〜120万円以下2,477,1108.7%17.8%
合計28,494,337100%―

出典:金融庁『NISA口座の利用状況に関する調査結果(令和7年12月末時点)の公表について』

年代別の平均積立額

買付けた人の平均は、20歳代の月約2.7万円から60歳代の月約4.2万円まで、年代が上がるにつれて高くなっています。一方で中央値の帯は、20歳代から80歳代以上まで、どの年代も年20万円超〜40万円以下でした。

年代買付0円の口座の割合買付けた人の平均(月換算)買付けた人の中央値が入る帯(年額)年100万円超〜120万円以下の割合
10歳代69.4%約1.6万円0円超〜20万円以下6.1%
20歳代42.9%約2.7万円20万円超〜40万円以下7.8%
30歳代37.0%約3.7万円20万円超〜40万円以下16.7%
40歳代41.8%約3.9万円20万円超〜40万円以下19.4%
50歳代46.0%約3.9万円20万円超〜40万円以下20.1%
60歳代56.6%約4.2万円20万円超〜40万円以下22.3%
70歳代78.2%約4.0万円20万円超〜40万円以下20.7%
80歳代以上94.0%約4.5万円20万円超〜40万円以下26.4%
全年代51.2%約3.7万円20万円超〜40万円以下17.8%

右端の列は、買付けた口座のうち年100万円超〜120万円以下を買付けた口座の割合です。つみたて投資枠の上限近くまで積み立てた人がどれだけいるかを示しています。

20代の平均積立額

20歳代で買付けた人の平均は月約2.7万円で、20歳代以上の年代では低い水準です。年100万円超〜120万円以下を買付けた人も7.8%にとどまります。

買付けた人の48.7%は、年20万円以下の帯に入っていました。買付0円の口座は42.9%で、全年代の51.2%より少なく、全口座で割った平均は月約1.5万円になります。

30代の平均積立額

30歳代で買付けた人の平均は月約3.7万円です。買付0円の口座の割合は37.0%で、ほかのどの年代よりも低くなっています。

口座を開いた人のうち実際に積み立てている人の割合が高いため、全口座で割った平均も月約2.4万円と、年代別ではほかの年代を上回ります。年100万円超〜120万円以下の帯に入る人は16.7%でした。

40代の平均積立額

40歳代で買付けた人の平均は月約3.9万円です。年100万円超〜120万円以下の帯に入る人は19.4%で、30歳代の16.7%より高くなります。

買付0円の口座は41.8%でした。全口座で割った平均は月約2.3万円で、30歳代に次ぐ水準になっています。

50代の平均積立額

50歳代で買付けた人の平均も月約3.9万円で、40歳代とほぼ同じ金額です。年100万円超〜120万円以下の帯に入る人は20.1%で、40歳代より少し多くなります。

買付0円の口座は46.0%で、全口座で割った平均は月約2.1万円です。口座を開いたまま買付けていない人の割合は、40歳代より高いことが分かります。

大学生・10代の積立額

NISA口座を開けるのは、口座を利用する年の1月1日時点で18歳以上の人です。そのため統計上の10歳代は、18歳と19歳の口座になります。学生かどうかの区分は、この統計にはありません。

10歳代のNISA口座は2025年12月末で13万4,413口座あり、6月末から12.1%減りました。買付けた人の平均は月約1.6万円で、中央値は年20万円以下の帯に入ります。

買付0円の口座は69.4%で、20歳代から60歳代までのどの年代よりも高い割合でした。

出典:金融庁『NISA口座の利用状況に関する調査結果(令和7年12月末時点)の公表について』、『NISAを知る』

月1万円・3万円・10万円の位置づけ

よく検討される3つの金額が、2025年の実績のどの帯に入るかを確かめます。将来いくらになるかは利回り次第で変わるため、ここでは扱いません。

月1万円は年20万円以下の帯

月1万円を12か月続けると年12万円で、年0円超〜20万円以下の帯に入ります。2025年に買付けた口座の37.0%がこの帯にあり、ほかのどの帯よりも口座数が多くなっています。

この帯には月1万円より少ない金額の人や、年の途中から始めた人も含まれます。それでも、年20万円以下で積み立てている人が少数派ではないことは数字から読み取れるでしょう。

月3万円は中央値の帯

月3万円は年36万円で、年20万円超〜40万円以下の帯に入ります。買付けた人の中央値が入る帯と同じで、買付けた口座の25.3%がこの帯にありました。

この帯までに、買付けた口座の62.2%が収まります。月3万円は、2025年の実績で見ると真ん中のあたりに位置する金額です。

月10万円はつみたて投資枠の上限

月10万円は年120万円で、つみたて投資枠の年間投資枠をちょうど使い切る金額です。年100万円超〜120万円以下の帯には、買付けた口座の17.8%にあたる247万7,110口座が入っていました。

金額ごとに将来いくらになるかは、金融庁の「つみたてシミュレーター」で、自分で想定利回りを入れて確かめられます。シミュレーターの結果は、将来の結果を予測・保証するものではありません。

出典:金融庁『NISA口座の利用状況に関する調査結果(令和7年12月末時点)の公表について』、『つみたてシミュレーター』

NISAで積み立てられる金額の上限と下限

上限は制度で決まっていて、下限は証券会社ごとに決まっています。毎月の金額は、この範囲の中で決めることになります。

つみたて投資枠は月10万円まで

つみたて投資枠の年間投資枠は120万円で、12か月で割ると月10万円です。楽天証券も、1月からつみたて投資枠で始めて毎月10万円を積み立てると、年間投資枠の120万円まで投資できると案内しています。

出典:金融庁『NISAを知る』、楽天証券『NISAつみたて投資枠の積立設定方法』

成長投資枠を合わせると年360万円

成長投資枠の年間投資枠は240万円で、つみたて投資枠と合わせると年360万円になります。成長投資枠は積立投資にも一括投資にも使えます。

そのため、成長投資枠も毎月の積立に回した場合は、月30万円が積み立てられる金額の上限です。つみたて投資枠だけで積み立てる場合の上限は、月10万円のまま変わりません。

出典:金融庁『NISAを知る』、楽天証券『NISA/新NISA』

月10万円なら15年で1,800万円

生涯で持てる非課税保有限度額の1,800万円は、つみたて投資枠だけで使い切ることもできます。月10万円を続けると、買付額の合計は15年で1,800万円に届く計算です。

ここでいう1,800万円は積み立てた元本の合計で、運用で増減した金額は含みません。

出典:金融庁『NISAを知る』、『よくある質問』

NISAの積立はいくらから?

下限は制度ではなく証券会社が決めていて、SBI証券と楽天証券の投信積立は100円から設定できます。2社とも、つみたて投資枠での積立は投信積立として設定するため、投信積立の下限がそのままNISAの積立の下限になります。

証券会社投信積立の下限積立の頻度・設定
SBI証券100円(一部の銘柄を除く)つみたて投資枠で使えるのは投信積立のみ
楽天証券月々100円つみたて投資枠は毎日の積立も選べる。特定の月だけ増やすボーナス設定あり

楽天証券のボーナス設定は、楽天カードクレジット決済・楽天ペイ残高での積立と、毎日の積立では使えません。ボーナス月を設定する場合も、年間の買付額はつみたて投資枠の120万円の範囲に収める必要があります。

出典:SBI証券『SBI証券の積立サービス』、楽天証券『投信積立』、『NISAつみたて投資枠の積立設定方法』

毎月の積立額の決め方

毎月の金額は、先に取り分けておくお金を除いた残りから決めます。平均や中央値は、ほかの利用者の実績であって、自分に合う金額を示すものではありません。

生活防衛資金を先に分けておく

病気や失業で収入が途絶えたときの生活費は、積立とは別に現金で残しておくのが前提です。毎月の積立に回すのは、この生活防衛資金を取り分けたあとのお金になります。

数年以内に使うお金は入れない

住宅の頭金や教育費など、数年以内に使う予定が決まっているお金は積立の金額に含めないのが基本です。

目標額から逆算する

金融庁のつみたてシミュレーターには、目標の金額から毎月の積立額を逆算する機能があります。想定利回りは自分で入れる数字で、計算結果は将来を保証するものではありません。

  1. 金融庁の「つみたてシミュレーター」を開き、「毎月いくら積み立てる?」のタブを選びます。
  2. 「目標金額」に、貯めたい金額を万円単位で入力します。
  3. 「想定利回り(年率)」に、自分で想定する年率を%で入力します。
  4. 「積立期間」に、積み立てる年数を入力します。
  5. 「計算する」を押すと、「毎月の積立金額」が表示されます。

表示された金額がつみたて投資枠の月10万円を超える場合は、積立期間を延ばすか、目標金額を見直すことになります。想定利回りを変えて何通りか試しておくと、結果の幅もつかめるでしょう。

積立額は後から変えられる

積立額は設定したあとでも変えられ、例えばSBI証券のクレカ積立では金額だけを変更する手続きができます。

出典:金融庁『つみたてシミュレーター』、SBI証券『クレカ積立』

毎月の積立はクレカ積立でも払える

証券会社によっては、毎月の積立をクレジットカード払いにでき、積立額に応じてカードのポイントが付きます。運用の損益とは別に受け取れる上乗せです。

クレカ積立にも月あたりの上限があり、つみたて投資枠の上限と合わせて金額を決めることになります。カードごとの上限やポイントの付き方は、クレカ積立のカード比較で確認できます。

証券会社クレカ積立の詳しい解説公式サイト
マネックス証券マネックス証券のクレカ積立で使えるカードマネックス証券のNISA
SBI証券SBI証券のクレカ積立のおすすめカード
SBI証券と三井住友カードの組み合わせ
東急カードのクレカ積立
SBI証券
楽天証券楽天証券の引き落とし方法楽天証券のNISA

クレカ積立の仕組みや、使う前に知っておきたい注意点はクレカ積立の解説記事にまとめています。

出典:SBI証券『クレカ積立』

よくある質問

NISAで月1万円は意味ある?

運用益が非課税になる仕組みは、積み立てる金額にかかわらず同じです。2025年に買付けた人の37.0%は年20万円以下の帯に入っていて、詳しくは「月1万円は年20万円以下の帯」で確認できます。

NISAで月10万円はきつい?

月10万円はつみたて投資枠の上限で、2025年に年100万円超〜120万円以下を買付けた人は買付けた人の17.8%でした。生活防衛資金を残したうえで続けられる金額かどうかで判断してください。

月1万円で20年後いくらになる?

積み立てた元本の合計は240万円で、これに運用の損益が加わります。損益は利回り次第で変わるため、この記事では金額を示していません。金融庁のつみたてシミュレーターで、自分で想定利回りを入れて計算できます。

毎月いくらがおすすめ?

誰にでも当てはまる推奨額はありません。生活防衛資金と数年以内に使うお金を除いた残りから、上の「毎月の積立額の決め方」の順で決めてください。

出典:金融庁『つみたてシミュレーター』

まとめ

2025年につみたて投資枠で買付けた人の平均は月約3.7万円で、中央値は年20万〜40万円の帯(月約1.7万〜3.3万円相当)でした。口座の約半数は1年間買付けがなく、全口座で割ると月約1.8万円になります。

積み立てられる金額は、つみたて投資枠で月10万円相当まで、下限はSBI証券と楽天証券で100円からです。毎月の金額は、生活防衛資金と数年以内に使うお金を除いた残りから決めます。

毎月の支払いをカードにするかどうかは、クレカ積立のおすすめカード比較を見て決めるとよいでしょう。

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