仮想通貨Hive（HIVE）とは？特徴や今後の見通し・将来性を徹底解説

Hive(HIVE)は、将来のWeb3時代に向けて構築された分散型ブロックチェーンです。処理スピードの速さや手数料の低さに定評があり、さまざまなDApps(分散型アプリ)の開発に利用されています。
今回はHive(HIVE)の特徴や今後の見通しについて解説していくので、ぜひ参考にしてください。

仮想通貨Hive（HIVE）とは？

Hive(HIVE)は、2020年3月に「Steem」というブロックチェーンがフォーク(分岐)して誕生した分散型ブロックチェーンおよび仮想通貨です。

基本情報について、以下の表にまとめました。

暗号資産名	Hive(HIVE)
価格(2022年9月時点)	$0.5035
時価総額ランキング(2022年9月時点)	126位
リリース	2020年
購入可能な取引所	Binance・Gate.io・Huobi Global
公式サイト	https://hive.io/

仮想通貨Hive（HIVE）がよくわかる5つの特徴

Hive(HIVE)の特徴は以下の5つです。

• 高速かつ低コストの取引を実現
• コンセンサスアルゴリズムにDPoSを採用
• コミュニティ主導の運営体制
• アプリとの互換性が高い
• 初期費用なしで使用可能

それぞれ解説します。

高速かつ低コストの取引を実現

Hive(HIVE)は、高速かつ低コストの取引を実現しているのが特徴です。

トランザクション処理にかかる時間はおよそ3秒と非常に速く、ほかのブロックチェーンに比べてスピーディーな取引を可能にしています。

また、取引手数料は無料となっており、ユーザーはコスト不要で取引をすることが可能です。

このように、Hive(HIVE)は利便性の高いシステムを構築しているため、主要なWeb3ブロックチェーンの1つとして人気を高めています。

コンセンサスアルゴリズムにDPoSを採用

Hive(HIVE)は、コンセンサスアルゴリズムにDPoS(デリゲーテッド・プルーフ・オブ・ステーク)を採用しています。

DPoSとは、トークンの保有者がブロックの承認者を投票で決める仕組みです。多くの仮想通貨で採用されているPoS(プルーフ・オブ・ステーク)と比べて承認までのプロセスが短いため、効率よく取引を承認できます。

そのため、Hive(HIVE)ではマイニングで消費する電力が少なく、環境を保全しているのが良い点です。持続可能なエコシステムの構築により、Hive(HIVE)は将来性の高いブロックチェーンとして注目されています。

コミュニティ主導の運営体制

Hive(HIVE)は特定の企業やチームが運営しているのではなく、分散化されたコミュニティによって運営されています。

Hive(HIVE)はSteemというブロックチェーンから分岐して誕生しましたが、分岐した理由は「中央集権体制」に対する反発です。もともとSteemでは1人の権力者に力が集中してしまい、権力の分散ができていませんでした。

そこでコミュニティの一部から反発が起こり、真の分散化システムを目指して誕生したのがHive(HIVE)です。方針決定などはコミュニティ内の投票によって平等に決められるため、Hive(HIVE)はWeb3の思想を忠実に受け継いだブロックチェーンと言えるでしょう。

アプリとの互換性が高い

Hive(HIVE)はさまざまなアプリとの互換性が高く、アプリケーションの統合をスムーズにおこなえます。

互換性が高い理由は、Hive(HIVE)がカスタムJSON(JavaScript Object Notation)に対応しているからです。JSONはほぼすべての現代アプリに使用されている規格であり、多くのプログラミング言語に活用されています。

そのため、実質的にすべてのアプリケーションがHive(HIVE)に接続可能となっており、開発を進められるのが特徴です。

初期費用なしで使用可能

Hive(HIVE)ブロックチェーンの利用にあたって、初期費用は一切必要ありません。

アカウントを作成してDAppsに接続すればすぐに取引を始められるので、ユーザーのコスト負担が無いのがメリットです。

さらに、NFT取引におけるガス代(手数料)も必要ないので、とても利便性の高いブロックチェーンと言えるでしょう。

仮想通貨Hive（HIVE）の今後の見通しと将来性

Hive(HIVE)の今後の見通しと将来性について、以下の2つのポイントを解説します。

• 独自ステーブルコインの普及
• 多くのアプリ開発に利用される

それぞれ見ていきましょう。

独自ステーブルコインの普及

Hive(HIVE)は、独自のステーブルコインであるHBD(Hive Dollar)を発行しています。

ステーブルコインは価格の安定化を目的に発行される仮想通貨であり、HBDは米ドルと価格が連動するように設計されています。

ステーブルコインを発行しているプロジェクトは、資産の避難先や安定運用など多くのメリットがあるので、投資家からすると将来性は非常に高いです。

しかし、執筆時点でHBDの時価総額ランキングは2,853位と低く、まだまだ普及しているとは言えません。今後、独自ステーブルコインのHBDが普及するかどうかが、Hive(HIVE)の将来を左右すると考えられます。

多くのアプリ開発に利用される

先述したとおり、Hive(HIVE)はほぼすべてのアプリと互換性があるため、多くのWeb3アプリの開発に使用されています。

例えば、超人気NFTゲームのSplinterlands(スプリンターランド)に関しても、Hive(HIVE)ブロックチェーンで展開されているアプリの1つです。Splinterlandsは1日のユーザー数が14万人を超えており、世界的に人気を集めています。

今後も多くの人気アプリの開発にHive(HIVE)が使用されれば、需要の増加により価格も上昇することが見込まれます。

仮想通貨Hive（HIVE）のまとめ

今回は、Hive(HIVE)の特徴や将来性について解説しました。

Hive(HIVE)は高速かつ低コストのトランザクション処理を実現しているブロックチェーンであり、分散化の思想によってコミュニティ主導で運営されています。

また、スケーラビリティの高さから多くのDApps(分散型アプリ)の開発に利用されており、Web3時代の主要なブロックチェーンになる可能性が高いです。

将来性を見越してHive(HIVE)を保有しておきたい方は、大手取引所のBinance(バイナンス)で購入することをおすすめします。