プライオリティパス付きクレジットカードはどれ?年会費と同伴者条件を比較
プライオリティ・パスが付くクレジットカードは券種ごとに条件が違い、年会費だけでは選べません。
本会員のラウンジ利用料が無料でも、無料回数に上限があるカードと、上限を置かないカードに分かれます。同伴者の料金はプライオリティ・パス側の規定で全プラン一律US$35です。
この記事では13枚の年会費と同伴者条件、ゴールドカードに付くかどうか、国内で使える11空港40施設までを整理しました。
- 3行要約
①付帯カードの年会費は11,000円から、本会員のラウンジ利用料は無料が中心
②同伴者料金は全グレード一律US$35、無料枠を付けるかはカード会社ごとの判断
③国内の対象は11空港40施設、食事とリフレッシュが対象外のカードも存在
プライオリティパス付帯クレジットカード比較
プライオリティ・パスが付くクレジットカードは、年会費11,000円(税込)の楽天プレミアムカードから165,000円(税込)のアメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードまで幅があります。
選ぶときの分かれ目は年会費だけではありません。本会員のラウンジ利用料が何回まで無料か、同伴者をいくらで入れられるかの2点で、実際の負担額は大きく変わるでしょう。
年会費を抑えたいなら楽天プレミアムカードの11,000円(税込)、公式が回数の制限なしと明記しているカードならラグジュアリーカードや三井住友カード プラチナでしょう。同伴者を連れるなら楽天ブラックカードが候補に入ります。
下の表は、各カード会社の公式ページで条件を確認できたカードを年会費の安い順に並べたものです。プライオリティ・パスの会員カードは、どのカードでもカード発行後の別途申し込みが前提になります。
| カード名 | 年会費(税込) | 本会員のラウンジ利用料 | 同伴者の扱い | 公式サイト |
| 楽天プレミアムカード | 11,000円 | 年5回まで無料 6回目以降は1回US$35 | 1回あたりUS$35 | 楽天カード |
| UCプラチナカード | 16,500円 | 年6回まで無料 | - | UCカード |
| 三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード | 22,000円 | 無料 2026年12月2日から年10回まで | 有料 | 三菱UFJニコス |
| JCBプラチナ | 27,500円 | 無料 | 1名につき2,200円 | JCB |
| エポスプラチナカード | 30,000円 招待は20,000円 | 無料 | 有料 | エポスカード |
| 楽天ブラックカード | 33,000円 | 無料 | 2名まで無料 3名以降は1人US$35 | 楽天カード |
| セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード | 33,000円 | 無料 | 1人につき35米ドル | クレディセゾン |
| セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード | 初年度無料 次年度以降33,000円 | 無料 | 1人につき35米ドル | クレディセゾン |
| JALカード プラチナ | 34,100円 | 無料 | - | JALカード |
| アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード | 39,600円 | 年2回まで無料 | - | アメリカン・エキスプレス |
| 三井住友カード プラチナ | 55,000円 | 無料 回数の制限なし | 1名につき35米ドル | 三井住友カード |
| ラグジュアリーカード(Mastercard Titanium Card) | 55,000円 | 無料 回数の制限なし | 1人35USD | ラグジュアリーカード |
| アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード | 165,000円 | 無料 回数の制限なし | - | アメリカン・エキスプレス |
表の「-」は、本記事の調査時点で各カード会社の公式ページから条件を読み取れなかった項目です。特典が無いという意味ではないため、各社の最新の案内とあわせて読んでください。
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードの初年度無料は新規入会特典で、クレディセゾンは予告なく変更・中止する場合があると案内しています。
出典:楽天カード『プライオリティ・パス』、JCB『プライオリティ・パス』、三菱UFJニコス『海外空港ラウンジサービス プライオリティ・パス』
年会費が安い順に見たときの線引き
年会費20,000円(税込)を下回る価格帯で本記事が条件を確認できたのは、楽天プレミアムカードの11,000円(税込)とUCプラチナカードの16,500円(税込)の2枚です。
ただしこの価格帯はどちらも無料回数に上限があり、楽天プレミアムカードが年5回、UCプラチナカードが年6回までとなっています。年に2往復を超える渡航があるなら、上限のないカードを見た方が総額は読みやすいでしょう。
20,000円台では三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードが22,000円(税込)、JCBプラチナが27,500円(税込)で並びます。三菱UFJニコスは2026年12月2日から年10回の上限を設けるため、この2枚の差は回数条件に出ます。
30,000円台に上がると、エポスプラチナカードやセゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードのように、公式が無料回数の上限を示していないカードが増えます。ただし上限が無いと明記されたわけではありません。
回数の上限で見たときの並び
本会員の無料回数を公式が数字で示しているのは、楽天プレミアムカード(年5回)、UCプラチナカード(年6回)、アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード(年2回)の3枚です。
ここに2026年12月2日から三菱UFJニコスの年10回が加わります。三菱UFJニコスは「無料でご利用いただける回数は1年間につき10回までとなり、11回目以降のご利用分は1回あたり35米ドルをご負担いただきます」と改定を告知しました。
回数の制限がないと明記しているのは、ラグジュアリーカード、アメリカン・エキスプレスの上位カード、三井住友カード プラチナの3系統です。ラグジュアリーカードは「ご家族会員様も無料、回数制限なくご利用いただけます」と書いています。
三井住友カードも同様で、プライオリティ・パスの案内に「ご本人のご利用につきましては今までどおり回数制限なく無料でご利用いただけます」と記しています。
出典:ラグジュアリーカード『Mastercard Titanium Card』、アメリカン・エキスプレス『プライオリティ・パス』
同伴者を連れるかで見たときの並び
同伴者の料金は、プライオリティ・パス側の規定では全グレード一律US$35です。無料枠があるカードは、その分をカード会社が引き受けている形になります。
無料枠を明示しているのは楽天ブラックカードで、2名まで無料、3名以降は1人あたりUS$35です。JCBプラチナは1名につき2,200円(税込)と、自社の料金体系に置き換えています。
家族3人で動くことが多いなら、年会費の差より同伴者2名分の料金差の方が大きくなります。US$35を2人分、年3回使えば210ドル相当で、カード1枚分の年会費に並ぶ金額です。
プライオリティパスの会員グレードと料金
プライオリティ・パス(priority pass)は、航空会社や搭乗クラスを問わず空港ラウンジに入れる会員制サービスです。運営はPriority Pass (A.P.) Limited社で、カード会社ではありません。
個人で入会する場合の会員プランは3種類あります。居住地を日本に設定したときの年会費と利用料は、次のとおりです。
| 会員プラン | 年会費 | ひと月あたり | 会員の各回ご利用料金 | 同伴者の各回ご利用料金 |
| スタンダード | US$99 | US$8.25/月額 | US$35 | US$35 |
| スタンダード・プラス | US$329 | US$27.42/月額 | 10回まで無料、以降は1回あたりUS$35 | US$35 |
| PRESTIGE(プレステージ) | US$469 | US$39.08/月額 | 無料 | US$35 |
3つのプランの違い
スタンダードは年会費を抑えたプランで、ラウンジに入るたびUS$35がかかります。年1回しか使わないなら、年会費と利用料の合計はUS$134です。
スタンダード・プラスは年10回まで利用料が無料で、11回目からUS$35が発生します。プレステージは本人の利用料が無料になるプランで、カード付帯で提供されるのはこのプランに相当する内容が中心です。
セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードは「通常年会費469米ドル(プレステージプラン)」と明記し、エポスプラチナカードも「通常年会費469USドルのプライオリティ・パスに無料でご登録いただけます」と案内しています。
プライオリティパスは自分で入会するといくらか
自分で申し込む場合の年会費は、スタンダードがUS$99、スタンダード・プラスがUS$329、プレステージがUS$469です。公式サイトは月額換算も併記しており、プレステージならUS$39.08/月額となります。
同伴者の料金はどのプランでも一律US$35で、プレステージに上げても同伴者は無料になりません。カード付帯で同伴者が無料になるのは、その分をカード会社が負担しているからです。
ここを取り違えると「上位プランなら家族も無料」という誤解につながります。同伴者の扱いは、プライオリティ・パスのプランではなくカード会社の条件を見る箇所でしょう。
カード付帯と直接入会の損益分岐点
年間の利用回数を決めれば、直接入会と付帯カードのどちらが安いかは計算できます。1米ドル150円で換算した目安が次の表です。
この150円はJCBが公式の試算で用いる前提レートで、本記事が独自に置いた推計ではありません。実際の請求額は決済時のレートで変わります。
| 年間の利用回数 | スタンダードで入会 | プレステージで入会 | 楽天プレミアムカード | UCプラチナカード |
| 1回 | US$134 | US$469 | 年会費11,000円 | 年会費16,500円 |
| 3回 | US$204 | US$469 | 年会費11,000円 | 年会費16,500円 |
| 5回 | US$274 | US$469 | 年会費11,000円 | 年会費16,500円 |
| 10回 | US$449 | US$469 | 年会費11,000円+US$175相当 | 年会費16,500円(7回目以降は公式に記載なし) |
スタンダードで入会して年5回使うとUS$274です。1米ドル150円で換算すると、楽天プレミアムカードの年会費11,000円(税込)を大きく上回る金額です。
年1回ならスタンダードの合計はUS$134に収まります。この水準なら、UCプラチナカードの16,500円(税込)と大きくは変わりません。
整理すると、年2回以上ラウンジを使うなら付帯カードが有利になり、年1回以下なら直接入会でも差は小さいという線引きです。ただし付帯カードには保険やホテル優待も付くため、純粋なラウンジ代だけの比較にはなりません。
利用できるラウンジ数と対象国
プライオリティ・パスの公式サイトは「600を超える都市、143 の国々に広がる、1,900以上の空港ラウンジやエクスペリエンス」と案内しています。
数え方はカード会社ごとに違い、JCBは「世界1,900ヵ所以上」、UCカードは「世界1,300箇所以上の海外空港ラウンジ」と書いています。数字がずれるのは、集計時点と対象施設の範囲が異なるためでしょう。
ここで注意したいのが、ラウンジ以外の施設です。プライオリティ・パスのネットワークには食事やリフレッシュの施設も含まれますが、カード付帯ではラウンジだけに限定されることがあります。
出典:プライオリティ・パス『世界に広がるラウンジネットワーク』、UCカード『UCプラチナカード』
ゴールドカードにプライオリティパスは付くか
ゴールドカードにプライオリティ・パスが付くかどうかは、ブランドごとに答えが割れます。同じ発行会社でも上位の券種に限って付帯する形が主流です。
年会費無料のクレジットカードや一般カードでは、公式ページにプライオリティ・パスの案内が置かれていません。ゴールドの位置づけも会社ごとに違うため、券種名だけで判断すると取り違えます。
下の早見表は、同じブランドのなかで付帯する券種と付帯しない下位券種を並べたものです。下位券種にもラウンジ特典自体はあるため、代替の中身まで書き分けました。
| ブランド | 付帯する券種 | 付帯しない券種 | その券種で使えるラウンジ |
| JCB | JCBプラチナ、JCBゴールド ザ・プレミア、JCBザ・クラス | JCBゴールド | 国内主要空港とホノルルの空港ラウンジサービス、有料のラウンジ・キー |
| 楽天カード | 楽天プレミアムカード、楽天ブラックカード | 楽天ゴールドカード | 国内空港ラウンジが年2回まで無料 |
| エポスカード | エポスプラチナカード | エポスゴールドカード | 国内空港ラウンジなどの会員優待 |
| 三井住友カード | 三井住友カード プラチナ | 三井住友カード プラチナプリファード | 全国主要空港の空港ラウンジサービス |
出典:JCB『JCBゴールド』、楽天カード『国内空港ラウンジ』、三井住友カード『三井住友カード プラチナプリファード』
エポスはプラチナ限定でゴールドには付帯しない
エポスカードでプライオリティ・パスの対象になるのは、エポスプラチナカードだけです。公式のプラチナカード紹介ページは「通常年会費469USドルのプライオリティ・パスに無料でご登録いただけます」と案内しています。
プライオリティ・パスはエポスプラチナカード限定で、エポスゴールドカードの特典には含まれません。ゴールドとプラチナを同じ「上位カード」とまとめると、ここで誤解が生まれます。
エポスプラチナカードの年会費は30,000円(税込)で、招待を受けた場合は20,000円(税込)です。年間の利用額が100万円以上の場合も、翌年以降は20,000円(税込)です。
申し込み窓口にも指定があります。公式は「プライオリティ・パス社のホームページからお申し込みをした場合は有料となります」として、エポスNetからの手続きを求めています。
JCBはプラチナから。ゴールドは国内とハワイのみ
JCBでプライオリティ・パスの利用条件が示されているのは、JCBザ・クラス、JCBゴールド ザ・プレミア、JCBプラチナの3券種です。JCBゴールドはこの表に載っていません。
そのJCBゴールドが用意しているのは、国内主要空港とハワイ ホノルルの空港ラウンジサービスです。あわせて有料のラウンジ・キーがあり、公式は「1回のご利用につき、US35ドル(一部空港ラウンジはUS27ドル)で利用できる」と説明しています。
JCBゴールドの年会費は11,000円(税込)で、新規入会に限り初年度が無料です。プライオリティ・パスを目的に選ぶなら、年会費27,500円(税込)のJCBプラチナが入口になります。
なお招待制のJCBゴールド ザ・プレミアでも、公式は「年会費、1回ごとの利用料等はJCBが負担します」と案内しています。招待条件はショッピング利用額で決まる仕組みです。
出典:JCB『JCBゴールド』
楽天はプレミアム以上。ゴールドカードは対象外
楽天カードでプライオリティ・パスを申し込めるのは、楽天プレミアムカードと楽天ブラックカードの2枚です。公式のラウンジページも「プライオリティ・パスにお申し込みいただけるカード」としてこの2枚だけを挙げました。
楽天ゴールドカードの空港ラウンジ特典は国内のみで、公式は「年間2回の範囲内で無料にてご利用可能です。毎年9月1日から翌年8月31日を1年間としてこの期間中に2回無料となります」と定めています。
年会費は楽天ゴールドカードが2,200円(税込)、楽天プレミアムカードが11,000円(税込)です。海外のラウンジまで使いたいなら、この差額を払って上位券種にする判断になります。
同じプラチナでも付帯が異なる三井住友カード
三井住友カードは、券種名だけでは判断できない例です。三井住友カード プラチナの公式ページは、旅の特典を紹介する文章のなかで「海外空港ラウンジでの優雅なリラックスタイムをお約束するプライオリティ・パス」と書いています。
三井住友カード プラチナのプライオリティ・パスは、本会員が回数の制限なく無料で、同伴者は1名につき35米ドルです。対象施設は国内が「ラウンジ」のみで、国外は「ラウンジ」「お食事」「リフレッシュ」まで含みます。
一方、三井住友カード プラチナプリファードの入会ページで案内されている空港特典は「空港ラウンジサービス(全国主要空港)」で、プライオリティ・パスの記載がありません。
年会費は三井住友カード プラチナが本会員55,000円(税込)で家族会員は無料、三井住友カード プラチナプリファードが通常33,000円(税込)で家族カードは年会費無料です。安い方にプライオリティ・パスが付くとは限らないという分かりやすい例でしょう。
三井住友カード プラチナの申し込み対象は「原則として、満30歳以上で、ご本人に安定継続収入のある方」で、国際ブランドはVisaとMastercardから選べます。
出典:三井住友カード『海外空港ラウンジサービス「プライオリティ・パス」』、三井住友カード『三井住友カード プラチナ』
同伴者と家族カードの扱いの違い
同伴者が無料になることと、家族カード会員が自分のプライオリティ・パスを持てることは、別の条件です。混同すると同行者の人数分だけ請求が増えます。
プライオリティ・パスの規定では、同伴者の料金は全プラン一律US$35です。無料枠はカード会社が独自に用意した上乗せで、枠の人数も会社ごとに違うと考えてください。
家族カードへの付帯は、さらに別の話でしょう。家族会員も申し込めるカードと、本会員しか申し込めないカードに分かれます。
| カード名 | 同伴者の無料枠 | 有料時の金額 | 家族会員の会員資格 |
| 楽天ブラックカード | 2名まで無料 | 3名以降は1人US$35 | - |
| JCBザ・クラス | 1名まで無料 | 2名以上は1名につき2,200円 | 会員カードの発行は不可 |
| JCBプラチナ | なし | 1名につき2,200円 | 会員カードの発行は不可 |
| 三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード | なし | 有料(プライオリティ・パス社の所定料金) | 家族会員も無料で発行可 |
| UCプラチナカード | - | - | 家族会員にも付帯 |
| ラグジュアリーカード(Mastercard Titanium Card) | なし | 1人35USD | 家族会員も無料 |
| セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード | なし | 1人につき35米ドル | - |
| 三井住友カード プラチナ | なし | 1名につき35米ドル | - |
「なし」は同伴者の無料枠が公式に置かれていない意味で、「-」は公式ページから条件を読み取れなかった項目です。読み取れないことと特典が無いことは別なので、各社の案内で確かめてください。
同伴者が無料になるカードと無料枠の人数
同伴者の無料枠を公式が明記しているのは、楽天ブラックカードとJCBザ・クラスです。楽天ブラックカードは2名まで、JCBザ・クラスは1名までとなっています。
JCBの案内には運用上の注意もあります。「同伴者1名無料はJCB独自のサービスのため、ラウンジでは案内されません」と書かれており、現地で説明されない前提で動く必要があります。
同伴者設定のないラウンジでは、この1名無料も2,200円(税込)での利用もできません。ラウンジごとの条件を事前に見ておけば、受付での行き違いは避けられるでしょう。
同伴者が有料の場合の実費と決済方法
有料の場合の金額は、カード会社が自社の料金に置き換えているかどうかで変わります。JCBプラチナは1名につき2,200円(税込)、セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードとラグジュアリーカードは1人あたり35米ドルです。
支払い方法も確認しておきたい箇所です。楽天カードは「ご利用料金はプライオリティ・パス公式サイトにて会員登録をする際に設定されるクレジットカードにご請求いたします」と定めています。
JCBの場合は「同伴者のご利用代金は後日「プライオリティ・パス」会員の方のカードご利用代金としてお支払いとなります」という流れです。ラウンジ受付での現金払いではなく、後日のカード請求になる点は共通しています。
三菱UFJニコスは、人数の数え方に注意を促しています。「ラウンジ受付では、ご利用人数分のプライオリティ・パス会員証をご提示ください。ご提示がない場合、同伴者としてカウントされ、料金が発生いたします」という案内です。
家族カード会員にも会員資格が付くカード
家族会員が自分の会員資格を持てるのは、三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード、UCプラチナカード、ラグジュアリーカードです。
三菱UFJニコスは「プライオリティ・パスは本人会員さま、家族会員さま、およびビジネスカードの使用者さまのいずれもお申し込みいただけます」と明記しています。家族会員も別途の申し込みが必要です。
UCプラチナカードは家族カードの年会費が3,300円(税込)で、「家族会員の方にもプライオリティパスが付帯」と案内しています。ラグジュアリーカードも家族会員を無料の対象に含めています。
逆にJCBは「家族会員は「プライオリティ・パス」会員カードの発行はできません」と明記しています。家族での利用を前提にするなら、この一文の有無で選択肢が絞られるでしょう。
出典:三菱UFJニコス『海外空港ラウンジサービス プライオリティ・パス』、JCB『プライオリティ・パス』、UCカード『UCプラチナカード』
子どもを同伴するときの扱い
子どもも同伴者として数えられるため、無料枠を超えた人数分の料金がかかります。年齢による割引や免除は、プライオリティ・パスの公式プラン表には設けられていません。
三菱UFJニコスは「同伴者の方も当日の搭乗券(または航空券)の提示が必要です」と案内しており、子どもであっても搭乗券の提示が前提になります。
ラウンジによっては同伴者の人数に上限が設けられています。セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードの案内にも、同伴者の人数制限があるラウンジが存在するという但し書きが付いています。
JCBプラチナのプライオリティパス特典
JCBプラチナは、年会費27,500円(税込)でプライオリティ・パスの利用料が無料になるカードです。国内発行のプロパーカードで、同伴者料金を円建てで示している点が特徴になります。
| 項目 | 内容 |
| 年会費(本会員) | 27,500円(税込) |
| 家族カード | 1名無料、2人目より1名につき3,300円(税込) |
| 本会員のラウンジ利用料 | 無料 |
| 同伴者 | 1名につき2,200円(税込) |
| 家族会員の会員カード | 発行は不可 |
| 対象施設 | 国内の食事・リフレッシュ・休憩の施設は対象外 |
| デジタル会員証 | 非対応 |
| ポイント | 200円(税込)につき1ポイント |
付帯するプライオリティパスの利用条件
本会員の利用料は無料で、回数の上限は公式の利用手数料表に書かれていません。JCBは利用可能なラウンジを「世界1,900ヵ所以上」と案内しています。
ただし国内では制限があります。公式は「国内の「お食事」・「リフレッシュ」・「休憩」等に該当する施設はご利用いただけません」と明記しており、国内で使えるのはラウンジに分類された施設だけです。
サービスの利用には申し込みが必要で、MyJCBにログインしてマイページの会員専用サービスページから手続きします。カードが届いた時点で自動的に使えるわけではありません。
家族カード会員と同伴者の扱い
家族カードは1名まで年会費無料で、2人目から1名につき3,300円(税込)です。プレミアムサービスは本会員と同様に使えます。
ただしプライオリティ・パスについては、家族会員の会員カードを発行できません。家族で使う場合は、本会員が同伴者として連れて入る形です。
その同伴者料金が1名につき2,200円(税込)です。US$35を1米ドル150円で換算すると5,250円相当になるため、円建ての方が負担は軽く収まります。
プライオリティパス以外に付く旅行系の特典
JCBプラチナには、国内主要空港とハワイ ホノルルの空港ラウンジサービスも付きます。こちらは事前の申し込みなしで、カードと当日の搭乗券を提示すれば利用できます。
ほかにグルメ・ベネフィット、JCB Premium Stay Powered by HoteLux、JCBスター・ダイニング by OMAKASEといった優待が用意されています。ポイントは200円(税込)につき1ポイントです。
プライオリティ・パス単体で年会費の元を取る発想より、旅行とグルメの特典をまとめて使う設計に向いたカードでしょう。
JCBプラチナが向いている人
同伴者を1名だけ連れることが多い人には、2,200円(税込)という円建ての料金が読みやすく働きます。為替レートに左右されない点も計算しやすいところです。
逆に、家族全員がそれぞれ会員資格を持ちたい場合は向きません。その用途なら三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードやUCプラチナカードが候補になります。
国内の空港で食事やリフレッシュの施設を使いたい人にも、条件が合いません。対象がラウンジに限られるため、伊丹空港のように食事の施設しかない空港では使えないからです。
年会費で選ぶ低コストのカード
年会費を抑えてプライオリティ・パスを持ちたいなら、選択肢は3枚に絞られます。ただし安い順に選ぶと、回数や対象施設で取りこぼしが出ます。
| 年会費帯(税込) | 該当するカード | 付いてくる制約 |
| 20,000円未満 | 楽天プレミアムカード(11,000円)、UCプラチナカード(16,500円) | 本会員の無料回数が年5回・年6回まで |
| 20,000円台〜30,000円台 | 三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード(22,000円)、JCBプラチナ(27,500円)、エポスプラチナカード(30,000円) | 三菱UFJニコスは2026年12月2日から年10回の上限、対象施設はラウンジ中心 |
| 33,000円〜39,600円 | セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード(33,000円)、楽天ブラックカード(33,000円)、JALカード プラチナ(34,100円)、アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード(39,600円) | 同伴者は原則有料(楽天ブラックカードは2名まで無料) |
| 55,000円以上 | 三井住友カード プラチナ(55,000円)、ラグジュアリーカード(55,000円)、アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード(165,000円) | 回数の制限がない代わりに年会費が高い |
年会費20,000円未満で付帯するカード
価格が低い側に位置するのが楽天プレミアムカードの11,000円(税込)です。本会員は年5回まで無料で、6回目以降は1回あたりUS$35が請求されます。
次に安いUCプラチナカードは16,500円(税込)で、年6回まで無料です。家族カードは3,300円(税込)で、家族会員にもプライオリティ・パスが付く点が違います。
夫婦で年3回ずつ使うような組み合わせなら、家族会員にも資格が付くUCプラチナカードの方が使い勝手はよいでしょう。世帯単位の回数で考えると答えが変わるでしょう。
初年度の年会費が抑えられるカード
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードは初年度の年会費が無料で、次年度以降が33,000円(税込)です。追加カードも本カードと同時に申し込めば初年度無料になります。
ただしこれは新規入会特典の扱いです。クレディセゾンは「初年度年会費無料は予告なく変更・中止させていただく場合がございます」と注意しています。
JCBゴールドにも新規入会限定の初年度無料がありますが、こちらはプライオリティ・パスの対象外です。初年度無料という言葉だけで選ぶと、目的の特典が付いてきません。
エポスプラチナカードは招待を受けた場合の年会費が20,000円(税込)になります。年間の利用額が100万円以上の場合も翌年以降は20,000円(税込)でしょう。
年会費の安さだけで選んだときの取りこぼし
安い券種ほど、回数の上限と対象施設の限定が付いてきます。楽天プレミアムカードの年5回は、往復で2回と数えると年2回強の渡航で使い切る計算です。
対象施設の限定も見落としやすいところでしょう。楽天カードは「「お食事」、「リフレッシュ」、「ご休憩」のカテゴリーに分類される施設はご利用いただけません」と明記しています。
同じ制限は三菱UFJニコスにもあり、「通常のプライオリティ・パスで提供されている空港内のレストランやスパはご利用になれません」と書いています。アメリカン・エキスプレスも同様の限定を置きました。
つまり国内では対象施設がラウンジだけに縮む前提で考えた方が、実態に近い判断になります。空港レストランの利用を当て込むと計算が狂います。
出典:楽天カード『プライオリティ・パス』、クレディセゾン『セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード』、エポスカード『エポスプラチナカード』
目的別の1枚を選ぶ診断チャート
年会費、無料回数、同伴者、家族会員の4つの条件は、優先順位を決めないと絞り込めません。下の診断は、渡航回数と同行者の人数から候補を1枚に寄せる作りにしています。
設問は4問です。年間の渡航回数、同伴者の人数、年会費の上限、家族会員にも資格が要るかを選ぶと、本記事で取り上げたカードのなかから合うものが出ます。
結果はあくまで条件の当てはめで、審査の可否を示すものではありません。表示されたカードの条件は、各社の公式ページで最新の内容を確かめてから申し込んでください。
国内でプライオリティパスが使える空港
プライオリティ・パスの公式サイトで日本の施設を検索すると、11空港40施設が対象になります。都道府県の広がりに比べると、使える空港は限られます。
重要なのは施設の分類です。プライオリティ・パスは施設を「ラウンジ」「食事」「リフレッシュ」「休息」に分けており、カード付帯ではラウンジ以外が対象外になることが多いという構造になっています。
| 空港 | 施設数 | ラウンジ | 食事 | リフレッシュ・休息 |
| 東京国際空港(羽田/HND) | 13 | 10 | 1 | 2 |
| 成田国際空港(NRT) | 9 | 4 | 4 | 1 |
| 中部国際空港(NGO) | 7 | 3 | 3 | 1 |
| 関西国際空港(KIX) | 3 | 1 | 2 | 0 |
| 福岡空港(FUK) | 2 | 2 | 0 | 0 |
| 新千歳空港(CTS) | 1 | 1 | 0 | 0 |
| 大阪国際空港(伊丹/ITM) | 1 | 0 | 1 | 0 |
| 青森空港(AOJ) | 1 | 1 | 0 | 0 |
| 鹿児島空港(KOJ) | 1 | 0 | 0 | 1 |
| 米子空港(YGJ) | 1 | 1 | 0 | 0 |
| 佐賀空港(HSG) | 1 | 1 | 0 | 0 |
| 合計 | 40 | 24 | 11 | 5 |
羽田と成田の対象施設
羽田空港には13か所が登録されています。うちラウンジは10か所で、第1から第3ターミナルに分かれます。
名称はPOWER LOUNGE NORTH、POWER LOUNGE CENTRAL、POWER LOUNGE SOUTH、AIRPORT LOUNGE SOUTHの4系統です。
ほかにSky Lounge South、TIAT Lounge、POWER LOUNGE PREMIUM、Airport Cafe Lounge NODOKAが登録されています。
食事はALL DAY DINING GRANDE AILE、リフレッシュはBody Care LUCKとFoot Bath Cafe & Body Care LUCKです。後者2つは、対象をラウンジに限定するカードでは使えません。
成田空港は9か所で、ラウンジはNOA Lounge、KoCoo Lounge、Executive Lounge 1、EXECUTIVE LOUNGE 2の4か所です。残りは食事4か所と仮眠施設の9h nine hoursが1か所になります。
つまり成田では、登録9施設のうちラウンジは4か所だけです。第3ターミナルに登録されているのは食事のBOTEJYU Expressのみで、ラウンジはありません。
地方空港と国内線での使い方
地方空港は登録数が1か所ずつです。新千歳空港はCafe Sky Library、青森空港はAirport Lounge、米子空港はLounge Daisen、佐賀空港はPremium Lounge Saganogaraが対象になります。
大阪国際空港は大阪エアポートワイナリーの1か所だけで、分類は食事です。鹿児島空港もBody Care LUCKの1か所のみで、分類はリフレッシュになります。
この2空港は、対象をラウンジに限るカードだと実質的に使える施設がない形です。国内線の出張で使うつもりなら、就航空港の分類まで見ておくと安全でしょう。
新千歳空港のCafe Sky Libraryは国際線ターミナルにあります。国内線の搭乗では立ち寄れないため、国内線だけの利用では対象外になる点も押さえておきたいところです。
空港レストランが対象外になるカード
対象をラウンジに限定すると明記しているのは、JCB、楽天カード、三菱UFJニコス、アメリカン・エキスプレス、三井住友カードの5社です。楽天カード、三菱UFJニコス、アメリカン・エキスプレスは国内外とも、JCBと三井住友カードは国内について限定しています。
アメリカン・エキスプレスは「空港内のレストランやスパのご利用は、アメックス付帯のプランに含まれておりません」と書いています。
この限定があると、国内40施設のうち使えるのは24か所のラウンジだけになります。食事11か所とリフレッシュ・休息5か所は、対象から外れる計算です。
逆に言えば、空港レストランでの食事を目当てにするなら、自分でプレステージに入会した方が条件は広くなります。カード付帯と直接入会では、同じ会員資格でも使える範囲が違うからです。
出典:アメリカン・エキスプレス『プライオリティ・パス』、三菱UFJニコス『海外空港ラウンジサービス プライオリティ・パス』
登録方法とアプリでの使い方
プライオリティ・パスは、カードが届いただけでは使えません。どのカード会社でも会員登録の手続きが別に必要で、申し込み窓口の指定もあります。
窓口を間違えると特典が適用されないため、ここは手順どおりに進める箇所です。エポスカードは「プライオリティ・パス社のホームページからお申し込みをした場合は有料となります」と明示しています。
カード発行後に会員登録する手順
楽天カードの場合は4段階です。楽天e-NAVIにログインして招待コードを受け取り、プライオリティ・パス公式サイトで招待コードを入力して申し込み、アプリをダウンロードし、作成したユーザ名とパスワードでログインします。
三菱UFJニコスは会員専用WEBサービス「My Digital Connect」にログインし、NEWS+PLUSのトップページから「特別なサービスのご案内」のバナー、「海外空港ラウンジサービス」の順に進む流れです。
JCBはMyJCBにログインしてマイページの会員専用サービスページから申し込みます。アメリカン・エキスプレスは2026年9月1日に方法が変わり、会員証に同封のインビテーション・コードの入力が不要になりました。
出典:楽天カード『プライオリティ・パス』、三菱UFJニコス『海外空港ラウンジサービス プライオリティ・パス』、アメリカン・エキスプレス『プライオリティ・パス』
デジタル会員証と物理カードの違い
会員証はアプリのデジタル会員証が主流になりました。三菱UFJニコスはプラスチック型の会員カードを2025年1月31日で取り扱い終了とし、2025年2月1日以降は使えません。
一方でJCBはデジタル会員証に非対応です。公式は「アプリによるデジタル会員証は非対応です」と明記しており、プラスチックの会員カードを持ち歩く必要があります。
アメリカン・エキスプレスは「プラスチック製会員証は、プライオリティ・パスにお申し込み後10営業日程度で届きます」と案内しています。出発直前の申し込みでは間に合わないため、日程に余裕を持たせてください。
ラウンジ受付での提示物と手順
受付で求められるのは、会員証と当日の搭乗券または航空券の2点です。JCBは「受付時「プライオリティ・パス」会員カードと当日の搭乗券または航空券のローマ字名の一致確認を行います」と定めています。
同伴者がいる場合は人数分の会員証を出すか、同伴者として料金を払う扱いです。三菱UFJニコスは「同伴者の人数は「Guest(s)」欄に記載されます」として、人数の確認を求めました。
エポスカードには独自の注意があります。「プラチナカード提示で同伴者1名さま無料の対象空港ラウンジでは、プライオリティ・パスではなくプラチナカードのみをご提示ください」という案内で、出す順番を誤ると同伴者分を請求されます。
会員資格の有効期限と更新
有効期限はカード会社によって違います。三菱UFJニコスのデジタル会員証は4年で、期限は自動で更新される仕組みです。
エポスカードは「有効期限は1年間となります。ご旅行前に必ずご確認ください」と案内しており、更新のタイミングが早く来ます。楽天カードは利用回数のカウントもデジタル会員証の発行日を起点にした1年間で数えます。
カードを解約すると会員資格も終わります。三菱UFJニコスは「対象カードを退会された場合はアカウントは無効となります」と明記しており、退会後にラウンジを使うと利用料が請求されます。
出典:三菱UFJニコス『海外空港ラウンジサービス プライオリティ・パス』、エポスカード『エポスプラチナカード』、JCB『プライオリティ・パス』
申し込み前に確認したい注意点
年会費と回数だけで決めると、あとから条件のずれに気づきます。ここでは申し込み前に押さえておきたい4点を整理しました。
年会費無料のカードには付帯しない
各社の公式ページで確認できる範囲では、プライオリティ・パスが付くのはプラチナ相当以上か、JCBゴールド ザ・プレミアのような招待制の上位券種です。年会費無料のクレジットカードでは、案内自体が置かれていません。
付帯カードで年会費が低いのは、楽天プレミアムカードの11,000円(税込)です。無料のカードで同じ特典を探しても、選択肢は見つからないでしょう。
カード付帯では一部の施設が対象外になる
カード付帯のプライオリティ・パスは、対象がラウンジに絞られる場合があります。国内で登録されている40施設のうち、食事とリフレッシュ・休息の16か所が外れる計算です。
この条件は各社が明記しています。「プライオリティ・パスが使える空港」と「自分のカードで使える施設」は別物として調べた方が確実でしょう。
空席状況によって利用できない場合がある
会員資格があっても、入室が保証されるわけではありません。プライオリティ・パスの公式サイトは「空席状況により、ラウンジをご利用いただけない場合があります」と注意しています。
同じ注意書きには「一部のラウンジでは少額の手数料にて事前予約が可能です」とも書かれています。外せない日程なら、事前予約の可否を先に見ておく手もあるでしょう。
付帯条件は改定されることがある
条件は固定ではありません。三菱UFJニコスは2026年12月2日から無料利用回数を1年間につき10回までに変更し、11回目以降は1回あたり35米ドルの負担になります。
アメリカン・エキスプレスも2026年9月1日に申し込み方法を変えました。申し込み時点の条件が翌年も続くとは限らないため、更新のたびに条件を読み直す姿勢が要ります。
カードを解約すると会員資格も終了する
プライオリティ・パスの資格は、カードに紐づいた特典です。カードを解約すればアカウントは無効になり、ラウンジも使えません。
三菱UFJニコスは、退会後にアカウント解約までの間にラウンジを使った場合、利用料を会員が負担すると案内しています。解約の前後は、資格の状態を確認してから空港へ向かってください。
出典:プライオリティ・パス『空港ラウンジ会員のプラン』、三菱UFJニコス『海外空港ラウンジサービス プライオリティ・パス』
プライオリティパスのよくある質問
プライオリティパス付きのクレジットカードはどれがいいか
年に1回か2回の渡航なら、年会費11,000円(税込)の楽天プレミアムカードか16,500円(税込)のUCプラチナカードで足ります。回数を気にせず使いたいなら、回数の制限を置かないカードが候補です。
家族それぞれに会員資格が要るなら、三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードやUCプラチナカードのように家族会員も対象になるカードを選ぶ形になります。
クレジットカードで付くプライオリティパスは無料か
本会員のラウンジ利用料が無料になるカードが中心です。ただし楽天プレミアムカードは年5回、UCプラチナカードは年6回、アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カードは年2回という上限があります。
同伴者は別料金です。プライオリティ・パス側の規定で一律US$35がかかり、無料枠を用意しているのは楽天ブラックカードなど一部に限られます。
年会費を抑えて持てるのはどのカードか
本記事で条件を確認できた範囲では、楽天プレミアムカードの11,000円(税込)が下限です。次がUCプラチナカードの16,500円(税込)で、こちらは家族カード3,300円(税込)で家族会員にも資格が付きます。
プライオリティパスはクレジットカードなしでも発行できるか
公式サイトから個人で入会できます。年会費はスタンダードがUS$99、スタンダード・プラスがUS$329、プレステージがUS$469です。
支払いにはクレジットカードが必要ですが、特定のカードを持っている必要はありません。カード付帯との違いは、対象施設が絞られない点にあります。
ANAやJALのラウンジは使えるか
航空会社のラウンジは対象外です。JALカードは空港ラウンジサービスについて「航空会社のラウンジ(サクララウンジなど)とは異なります」と明記しています。
プライオリティ・パスで入れるのは、公式サイトのラウンジ検索に登録された施設だけです。上級会員向けのラウンジとは運営が分かれています。
飛行機に乗らなくても使えるか
当日の搭乗券または航空券の提示が前提のため、搭乗しない日は使えません。JCBも三菱UFJニコスも、受付時の提示物として搭乗券を挙げています。
同じ日に複数の施設を使えるか
楽天カードは回数のカウント対象を「デジタル会員証を提示して利用いただくすべての施設です(国内・国外どちらのご利用も対象となります)」と定めています。同じ日でも、施設ごとに1回ずつ数えられる仕組みです。
無料回数に上限があるカードでは、乗り継ぎのたびに立ち寄ると回数を早く消化します。上限のあるカードは、使う空港を絞った方が枠を残せるでしょう。
プライオリティパスの会員証が届くまでどれくらいか
アメリカン・エキスプレスはプラスチック製会員証が申し込み後10営業日程度としています。楽天カードはアプリへの反映に5営業日から10営業日ほどかかる場合があると案内しています。
デジタル会員証に対応しているカードでも、反映までの時間は見込んでおく必要があります。出発の2週間前までに手続きを終えておくと安心でしょう。
出典:JALカード『プラチナ』、楽天カード『プライオリティ・パス』、プライオリティ・パス『空港ラウンジ会員のプラン』
まとめ
プライオリティ・パスが付くクレジットカードは、年会費11,000円(税込)の楽天プレミアムカードから165,000円(税込)のアメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードまで並びます。
判断の軸になるのは年会費、本会員の無料回数、同伴者の料金、家族会員への付帯の4つでしょう。
年2回以上ラウンジを使うなら、直接入会より付帯カードの方が総額は軽く収まります。プライオリティ・パスをスタンダードで年5回使うとUS$274かかるため、年会費11,000円(税込)のカードとは差が開きます。
同伴者の料金はプライオリティ・パス側の規定で一律US$35です。無料枠はカード会社ごとの上乗せなので、上位プランに入れば家族も無料という考え方は成り立ちません。
もうひとつ見落としやすいのが対象施設の限定でしょう。国内の登録は11空港40施設ですが、カード付帯ではラウンジ24か所に絞られる場合があり、大阪国際空港と鹿児島空港は対象施設がなくなります。
申し込みの前に、自分が使う空港の施設分類と、カード会社が定める回数・同伴者の条件を照らし合わせてください。年会費の差より、この2点の方が実際の負担を左右します。

