エポスカードの海外事務手数料はいくら?海外旅行での使い方と注意点
「年会費無料で海外に強い」と聞いてエポスカードを選んだ人ほど、2025年7月の手数料改定は見落としやすい変更です。
海外のショッピングには事務処理費3.85%が上乗せされます。一方で現地通貨の調達は、両替より海外キャッシングのほうが安く済む場合があります。
手数料の実額、カードが使えないときの原因と復旧手順、海外サポートデスクの使い分けまでまとめました。
- 3行要約
①海外ショッピングの事務処理費は3.85%(2025年7月に2.20%から改定)
②現地通貨5万円分は両替3,817〜5,594円に対しキャッシング1,206円
③使えない原因の筆頭は海外利用停止サービスとSMS未着
エポスカードは海外のVisa加盟店で使える
エポスカードは、Visaマークのある海外の加盟店でそのまま決済できます。渡航前にカード会社へ連絡したり、特別な申請をしたりする手続きはありません。
ただし、出発前に見ておきたい設定が4つあります。暗証番号・有効期限・署名欄・海外利用停止サービスの解除の4点です。
世界中のVisa加盟店で決済可能
海外での決済はVisaの加盟店ネットワークを使います。Visaマークのない券種は対象外なので、手元のカードにマークがあるかどうかを先に確かめてください。
Apple Payに登録したエポスカードも、Visaのタッチ決済に対応した加盟店なら海外で使えます。ただし通らない店舗もあるため、カード本体も一緒に持ち歩くほうが安全でしょう。
出典:エポスカード よくあるご質問『海外でもApple Payは利用できますか?』
事前の渡航連絡は不要
「これから海外へ行きます」とエポスカードへ届け出る手続きはありません。公式のよくある質問も、海外のVisa加盟店でそのまま使えると回答しています。
唯一の例外が、あとで詳しく扱う海外利用停止サービスです。この設定を登録したままだと、出発前に自分で解除しないかぎり海外では決済できません。
出典:エポスカード よくあるご質問『カードを海外で利用するために手続きは必要ですか?』
出発前に確認する4点
渡航前のチェックは次の4項目で足ります。どれもエポスNetかカードの現物で確かめられ、そう時間はかかりません。
| 確認する項目 | 見るポイント | 確認する場所 |
| 暗証番号 | ICカード対応の加盟店とATMで必要になる | 暗証番号Net照会サービス(エポスNet) |
| 有効期限 | 旅行期間中に切れないか | カードの券面 |
| 署名欄 | 署名欄があるカードは本人のサインが必要 | カードの券面 |
| 海外利用停止サービス | 登録したままだと海外で決済できない | エポスNetのマイページ |
暗証番号Net照会サービスなら、4桁のうち下2桁をその場で確かめられます。全4桁を知りたい場合は郵送での案内になるため、日数に余裕を持って申し込んでください。
有効期限が旅行期間中に切れる場合は、出発前にマルイ各店などのエポスカードセンター、またはエポスカスタマーセンターへ相談しましょう。
出典:エポスカード『海外トラベルサービス|旅行準備』、よくあるご質問『暗証番号を忘れてしまいました。どうすれば確認できますか?』

| 年会費 | 永年無料 |
| 国際ブランド | Visa |
| ポイント還元率 | 0.5% |
| 発行期間 | 最短即日発行(※) |
| 追加カード | 家族カード、ETCカード発行可能 |
| 電子マネー | ApplePay、GooglePay |
| 旅行傷害保険 | 最高3,000万円(利用付帯) |
海外事務手数料は3.85%
海外のショッピングで発生する上乗せは3.85%です。Visaが指定する為替レートに、エポスカードの事務処理費として3.85%が加算されます。
この料率は2025年7月1日に2.20%から引き上げられました。改定前の水準を前提にした試算は、いまの請求額と合いません。
事務処理費そのものを避ける方法はないため、上乗せ後の金額で旅行の予算を組むほうが現実的でしょう。
2025年7月1日に2.20%から3.85%へ改定
エポスカードは2025年5月30日に改定を告知し、2025年7月1日以降にVisa決済センターで処理された利用分から新しい料率を適用しました。
基準になるのは利用日ではなく処理日です。6月30日以前に使った分でも、処理が7月へずれ込めば改定後の3.85%が当たる場合があります。
公式の試算では、100ドル(為替150円換算で15,000円)の買い物の請求額は改定前が15,330円、改定後が15,577円でした。
差は247円です。1回の買い物なら小さく見えますが、旅行中の決済をまとめると効いてきます。
出典:エポスカード『外貨でのショッピング利用時の事務手数料改定のお知らせ』
換算レートはVisa決済センター到着時点
換算に使われるのは、カードを使った日のレートではありません。加盟店からの売上データがVisa決済センターへ到着した時点のレートが適用されます。
為替が動いたタイミングと数日ずれるだけでも、請求額は変わります。明細に出る日付が実際の利用日と前後するのも、この処理の仕組みによるものでしょう。
出典:エポスカード よくあるご質問『海外でカードを利用した場合、手数料はかかりますか?』
1万円の買い物にいくら乗るか
事務処理費は円換算後の決済額に対して3.85%が乗ります。利用額別の加算額は次のとおりです。
| 円換算後の利用額 | 事務処理費3.85%の加算額 | 請求額の合計 |
| 1万円 | 385円 | 10,385円 |
| 5万円 | 1,925円 | 51,925円 |
| 10万円 | 3,850円 | 103,850円 |
| 20万円 | 7,700円 | 207,700円 |
目安として、1万円分の買い物なら385円、10万円分なら3,850円が上乗せされます。円換算後の金額にかかるため、為替が円安へ振れるほど負担も増えていきます。
取消・返品でも事務処理費は発生
買った商品を返品しても、事務処理費は戻りません。解約や取消の場合でも3.85%が発生します。
返品の可能性がある買い物を海外で決めるときは、この片道分の費用も勘定に入れておきましょう。
出典:エポスカード よくあるご質問『海外でカードを利用した場合、手数料はかかりますか?』
売上票の控えは帰国後まで保管
売上票の控えと店の連絡先は、帰国後まで保管してください。後日、売上票の内容と利用代金明細を照合するためです。
売上票の日付欄には加盟店が伝票を処理した日が入る場合があり、カードを使った日と一致するとは限りません。
チップをカードで払わないときは、チップ欄に「×」と記入しておくと安心です。金額欄とチップ欄を確かめてからサインしましょう。
出典:エポスカード よくあるご質問『海外でクレジットカードを利用する際、注意することは?』
ポイント還元では手数料を取り返せない
エポスカードの通常還元率は0.5%で、1契約の利用金額200円につき1ポイントが貯まります。
1万円分の決済で貯まるのは50ポイント、事務処理費は385円です。ポイントで相殺できる差ではありません。
費用を抑えたいなら、還元率ではなく現地通貨の用意のしかたを変えるほうが効きます。その方法は後半の見出しで扱います。
国内利用でも海外扱いになる決済
日本国内での決済でも、事務処理費3.85%が乗る場合があります。店舗やサイトが海外加盟店としてVisaに登録されていると、海外利用分として処理されるためです。
海外へ行っていないのに海外から請求される現象も、この仕組みで説明がつきます。
加盟店が海外登録なら国内決済でも海外扱い
判定の基準になるのは決済した場所ではなく、加盟店側の登録です。日本の自宅から注文しても、その事業者が海外加盟店として登録されていれば海外利用分になります。
明細を見て気づいたときは、まずその店やサイトへ問い合わせてください。エポスカード側で加盟店の登録区分を変えることはできません。
該当しやすいのは動画配信とアプリ課金
エポスカードは該当例として、インターネットでの画像や動画の閲覧、セキュリティソフトのダウンロードを挙げています。
月額の動画配信サービスやアプリ課金、海外発のサブスクリプションは、国内から申し込んでも海外利用分になりやすい部類でしょう。
毎月の課金に3.85%が上乗せされるため、年単位で積み上げると差は無視できません。
海外ネットショッピングを止めると国内決済も止まる
海外利用停止サービスで「海外ネットショッピングを停止する」を選ぶと、日本国内からの決済でも海外加盟店扱いのサイトは通らなくなります。
アプリの課金が急に失敗するようになったときは、この設定を疑ってみてください。
出典:エポスカード よくあるご質問『海外に行っていないのに、海外から請求されている!』
海外キャッシングで現地通貨を用意
現地通貨は両替所だけでなく、海外キャッシングでも用意できます。VisaまたはPLUSのマークがあるATMから引き出す方法です。
エポスカードの試算では、両替よりキャッシングのほうが費用は小さくなります。ただし国や為替レートによっては逆転する場合があると、公式サイト自身が注記を添えています。
VisaかPLUSのATMで24時間引き出せる場合がある
対象は空港・駅・繁華街などにあるATMで、24時間引き出せる場合があります。空港にはATMが置かれていることが多く、到着後すぐの調達に向くでしょう。
キャッシングの利用可能枠が設定されていないと、海外キャッシングは使えません。海外利用停止サービスを登録している場合も、事前の解除が要ります。
夜間や混雑した路面のATMは避け、空港や金融機関に設置されたATMを選ぶよう公式サイトも勧めています。
利息は実質年率18.0%、ATM手数料は110円と220円
海外キャッシングの金利は実質年率18.0%です。これに海外ATM手数料が加わり、1件あたり利用額1万円以下が110円、1万円超が220円かかります。
ショッピングと違い、海外キャッシングに事務処理費3.85%はかかりません。上乗せの3.85%と、利息とATM手数料の合計のどちらが小さいかで選ぶことになるでしょう。
利息は借りた日数に応じて増えるため、帰国後すぐに返せば費用は小さく抑えられます。
出典:エポスカード『海外キャッシングサービス』、よくあるご質問『海外でカードを利用した場合、手数料はかかりますか?』
空港などで両替した場合との費用比較
エポスカードは、日本円で5万円分の現地通貨を用意する場合の費用を国別に公開しています。
| 用意する方法 | かかる費用 | 内訳・条件 |
| 国内の空港などで両替(台湾ドル) | 3,817円 | 両替手数料7.6%で算出 |
| 国内の空港などで両替(ウォン) | 5,594円 | 両替手数料11%で算出 |
| 国内の空港などで両替(バーツ) | 4,790円 | 両替手数料9.3%で算出 |
| 国内の空港などで両替(豪ドル) | 5,374円 | 両替手数料10.8%で算出 |
| 海外キャッシング | 1,206円 | 利息986円とATM手数料220円の合計(40日後に支払う場合) |
※両替手数料は台湾ドル7.6%、ウォン11%、バーツ9.3%、豪ドル10.8%で算出した2024年7月15日時点の数値です。為替レートの変動により手数料率は変わります。
台湾の例では差が2,611円になります。ただし試算の前提は40日後の支払いで、返済までの日数が延びれば利息はその分だけ増えていきます。
両替手数料の料率は1年以上前の時点のものです。現在の両替レートは空港や両替所ごとに違うため、実際の差額は渡航先で確かめてください。
海外ATMでの操作手順
日本語が選べるATMなら日本語を、なければENGLISHを選びます。画面の流れは次のとおりです。
- カードを挿入し、暗証番号を入力します
- 「SELECT TRANSACTION(取引内容を選択)」で「WITHDRAWAL(引出)」を選びます
- 「SELECT SOURCE ACCOUNT」の画面で「CREDIT(クレジットカード)」を選びます
- 引き出す金額を選び、自分で入力するなら「OTHER(その他)」から金額を入れます
- カード・明細書・現金を受け取って完了です
ATMの機種によって画面表記や手順が変わることがあります。エポスカスタマーセンターでは海外ATMの設置場所や操作方法まで案内できませんので、事前に流れを頭に入れておきましょう。
ATMで日本円を選ぶと割高になる場合がある
海外ATMでは「現地通貨」と「日本円」のどちらで決済するかを選べる場合があります。日本円を選ぶとその場で借入額が分かる一方、割高な為替レートで換算されている可能性があります。
金額をよく確かめてから手続きを進めてください。判断がつかないなら現地通貨を選び、換算はVisaのレートに任せるほうが見通しは立てやすいでしょう。
帰国後にリボ変更と増額払いで利息を抑える
海外キャッシングの利息は、支払った日までの日割り計算です。支払期日より早く返せば、その分だけ利息は小さくなります。
手順は2段階です。先に支払いたい契約だけをリボ変更し、次にリボ増額払いでネット返済やATMから入金してください。
ただし増額払いに対応していないATMがあり、海外での利用日時によってはデータが未反映で返済できないこともあります。
1回と1日の引き出し上限は現地の金融機関が決める
国や地域、金融機関ごとに1回あたり・1日あたりの引き出し上限が決められている場合があります。
エポスカード側の利用可能枠が残っていても、その上限を超えて引き出すことはできません。まとまった額が要る旅程なら、日をまたいで分けて引き出しましょう。
キャッシングの貸付条件
海外キャッシングは借入です。返済が遅れると遅延損害金がかかるため、条件を確かめたうえで使ってください。
※エポスカードのキャッシングの貸付条件です。金利は実質年率18.0%、遅延損害金は年率20.0%、返済方式は1回払いまたはリボルビング払い(残高スライド元利定額方式・元利定額方式)、リボルビング払いの返済回数は1〜70回(ヵ月)、担保・保証人は不要です。事業資金としての融資はできません。詳しい条件は公式サイトの貸付条件表で確認してください。
海外での支払いはすべて1回払い
海外の店頭で「分割で」と伝えても、支払い回数は選べません。海外での利用分はすべて1回払いとして処理されます。
まとまった買い物をした月は、翌月の請求が一気に膨らみます。分けて払いたいなら帰国後の手続きが要ります。
あとから変更する道は残されているので、現地で慌てる必要はないでしょう。
現地では支払い回数を選べない
海外での支払方法は1回払いのみです。分割払いやボーナス払いを店頭で指定することはできません。
請求はショッピング分と合算され、月々の引き落としにまとめて反映されます。
帰国後の所定期間内ならリボ変更ができる
1回払いで処理された海外利用分は、あとからリボ払いへ変更できます。変更の締切日は支払日・支払月・引落口座によって違うため、明細を見て早めに動きましょう。
変更できるのは分割・リボ・ボーナス払いの利用可能枠の範囲内までです。枠を超える分は1回払いのまま残ります。
いつでもリボに登録すると海外分も自動でリボ
出発前に「いつでもリボ」へ登録していると、海外での利用分も自動的にリボ払いになります。
手元の資金を平準化できる一方、手数料は毎月かかります。登録したまま忘れていないか、出発前に確かめておいてください。
リボ払いの手数料は実質年率18.0%
ショッピングリボもキャッシングリボも、手数料は実質年率18.0%です。海外で使った分をリボへ回すと、この率で手数料が上乗せされます。
事務処理費3.85%に加えてリボ手数料まで乗ると、旅行の総額は当初の想定から離れていきます。リボ変更は繰り上げ返済とセットで考えるほうがよいでしょう。
出典:エポスカード よくあるご質問『海外でもリボ払いは使えますか?』、エポスカード『海外トラベルサービス|旅行先で』
海外でエポスカードが使えない原因
決済が通らないとき、原因がカードの故障であることはまれです。設定・認証・枠・期限のどれかで止まっているケースがほとんどでしょう。
原因ごとに対処の窓口が違うため、思い当たる順に切り分けていきます。
海外利用停止サービスが有効になっている
不正利用対策として、海外ショッピング・海外ネットショッピング・海外キャッシングの3つを止められるサービスです。登録したままだと海外では決済できません。
解除はエポスNetのマイページから行います。国別に止めることはできないため、渡航前に一括で解除しておいてください。
出典:エポスカード よくあるご質問『海外利用停止サービスってなんですか?』
ワンタイムパスワードのSMSが現地で受け取れない
本人認証サービス(Visa Secure)のワンタイムパスワードは、登録済みの携帯電話番号あてにSMSで送られます。メールアドレスには送信されません。
現地SIMやeSIMへ差し替えて日本の番号でSMSを受け取れなくなると、海外からのネット決済は認証で止まります。
日本の番号を待受のまま残すか、SMSを受け取れる状態を確保してから出発しましょう。ホテルや航空券の追加手配をネットで行う予定があるなら、なおさら効いてきます。
出典:エポスカード よくあるご質問『ワンタイムパスワード(本人認証サービス/3Dセキュア)はどの番号に送られますか?』、エポスカード『本人認証サービス』
ショッピングの利用可能枠を超えている
旅行中は決済が集中し、普段より枠を使い切りやすくなります。
エポスカードには1回払いの利用可能枠を一時的に増額するサービスがあり、海外旅行での利用なら上限は現在の枠の2倍、または現在の枠に100万円を足した金額のうち少ないほうまでです。
申し込みはエポスNetかエポスアプリからで、審査に時間がかかる場合があります。出発直前ではなく、余裕を持って手続きしてください。
出典:エポスカード よくあるご質問『海外旅行に行くので、限度枠を増額できますか?』
暗証番号を思い出せない
ICカード対応の加盟店やATMでは暗証番号が要ります。忘れたまま出発すると、決済もキャッシングも止まります。
暗証番号Net照会サービスなら下2桁を即時に確かめられます。全4桁は郵送での案内になるため、出発間際では間に合いません。
出典:エポスカード よくあるご質問『暗証番号を忘れてしまいました。どうすれば確認できますか?』
有効期限が旅行期間中に切れる
券面の有効期限が旅行中に切れると、その時点から決済できなくなります。更新カードが自宅に届いていても、手元になければ意味がありません。
出発前にマルイ各店などのエポスカードセンター、またはエポスカスタマーセンターへ相談してください。
タッチ決済が通らない店舗もある
Apple PayやGoogle Payは、Visaのタッチ決済に対応した加盟店で使えます。ただし一部の店舗では通らない場合があり、そのときはカード本体で決済します。
出典:エポスカード よくあるご質問『海外でもGoogle Payは利用できますか?』
症状から原因を切り分ける
症状と原因、その場でできる対処を並べました。海外にいる間はこの順で確かめてください。
| 症状 | 考えられる原因 | その場でできる対処 |
| 店頭のカード決済が通らない | 海外利用停止サービスが有効になっている | エポスNetのマイページから解除する |
| ネット決済の認証が進まない | ワンタイムパスワードのSMSが届いていない | 日本の番号でSMSを受け取れる状態に戻す |
| 高額の決済だけ通らない | ショッピングの利用可能枠を超えている | 一時的な増額サービスをエポスNetから申し込む |
| 暗証番号でエラーが出る | 番号を取り違えている | 暗証番号Net照会サービスで下2桁を確かめる |
| ATMで現金を引き出せない | キャッシングの利用可能枠が未設定、または現地の上限に達している | 枠の設定を確認し、日を分けて引き出す |
海外サポートデスクと緊急デスク
エポスカードの海外向け窓口は3系統あります。現地サポートデスク、東京の海外緊急デスク、出発前の相談を受ける海外サポート東京デスクです。
役割が分かれているため、用件によって掛ける先も変わります。
| 窓口 | 対応時間 | 主な用途 |
| 現地サポートデスク(世界38都市) | 各デスクの営業時間 | 現地情報の案内、レストランや観劇などの予約・手配、紛失盗難手続きの案内 |
| 海外緊急デスク(東京) | 24時間・年中無休 | 現地デスクの営業時間外に受ける緊急の相談 |
| 海外サポート東京デスク(03-3865-0101) | 10:00〜18:00(日曜・祝日、12月30日〜1月3日は休業) | 出発前のチケット・ホテル・オプショナルツアーの手配相談 |
世界38都市の現地デスクが日本語で対応
現地デスクは世界38都市にあり、日本語で案内を受けられます。
内容はインフォメーション、予約・手配、緊急時の案内の3種類です。現地の最新情報や空港・出入国の案内、免税店やホテル、レストランの紹介まで含まれます。
電話をかけるときはカードを手元に置きましょう。会員資格の確認でカード番号を聞かれるためです。
サービスの中には実費がかかるものもあります。手配や予約では手数料が発生する点も押さえておきましょう。
出発前の手配は1週間前まで
各種チケット、航空券、日本語ガイド、オプショナルツアーの手配とレストランの予約は、出発の1週間前までに申し込みます。
直前の依頼では間に合わない場合があるため、旅程が固まった段階で相談しておくほうが安心です。
通話料無料でも接続料は自己負担
海外緊急デスクと紛失受付センターは、KDDIのワールドフリーフォンを使った通話料無料のサービスです。
ただし接続に至るまでの接続料や手数料は自己負担になります。ホテルの客室からかけるとホテル側の手数料が加わる場合もあります。
滞在先の国や通信事情によっては利用できないこともあり、そのときは通常の国際電話に切り替えます。
提携先は株式会社JTBグローバルアシスタンス
海外でのサポートサービスは、株式会社JTBグローバルアシスタンスとの提携で提供されています。旅行業の登録を持つ事業者が実務を担う形です。
紛失・盗難と不正利用への備え
海外でカードをなくしたら、まずエポスカード紛失受付センターへ連絡します。24時間・年中無休で受け付けています。
補償の起点は届け出日です。気づいた時点ですぐ連絡するほど、守られる範囲は広がるでしょう。
届け出日を含め61日前までさかのぼって補償
盗難による不正使用の被害は、届け出日を含めて61日前までさかのぼり、それ以降の損害が全額補償されます。
逆にいえば、61日より前の不正使用は対象から外れます。明細を旅行後にまとめて確認する習慣なら、見落としに注意しましょう。
現地で先にすること
紛失に気づいたあとの動きは次の順番です。
- エポスカード紛失受付センターへ連絡します
- 現地サポートデスクでパスポートやカードの紛失・盗難手続きの案内を受けます
- 現地デスクの営業時間外なら、東京の海外緊急デスクへ連絡します
- 帰国後に再発行とその後の手続きを確認します
海外からの問い合わせ方法
カードの紛失・盗難は紛失受付センター、それ以外の用件はコレクトコールでエポスカスタマーセンターへつなぎます。
カスタマーセンターの番号は81-3-3383-0101で、受付は日本時間の9時30分から18時までです。時差を考えて掛ける時間を決めてください。
出典:エポスカード よくあるご質問『海外からのお問い合わせ方法について』
海外旅行で使える特典とポイント
海外旅行では、事務処理費として出ていく分を取り返せる場面もあります。旅行の予約経路と、空港まわりの優待です。
ただし特典には券種の差があり、空港ラウンジのように上位カード限定のものもあります。
エポトクプラザ経由の旅行予約でポイントが増える
会員向けサイトのエポトクプラザを経由して旅行を予約すると、加算されるエポスポイントが増えます。
| 予約先(エポトクプラザ経由) | エポスカードVisa会員 | プラチナ・ゴールド会員 |
| HIS(海外航空券・海外ツアー) | 3倍(200円につき3ポイント) | 5倍(200円につき5ポイント) |
| 日本旅行 | 5倍(200円につき5ポイント) | 10倍(200円につき10ポイント) |
加算の単位は1契約の利用(1回払い)200円ごとで、エポトクプラザを経由したページでの決済が条件です。直接HISや日本旅行のサイトから予約すると対象になりません。
宿泊の予約は、ポイントアップサイトのたまるマーケット経由でボーナスポイントが加算されます。倍率はショップや会員のランクで変わるため、予約前に対象ページで確かめてください。
空港ラウンジが無料になるのはゴールドとプラチナ
国内・海外の空港ラウンジを無料で使えるのはプラチナ・ゴールド会員限定の特典です。一般のエポスカードは対象になりません。
ラウンジではソフトドリンクのセルフサービス、手荷物の一時預かり、インターネット接続などを使えます。
年に何度も海外へ出るなら、上位券種を検討する材料になるでしょう。
空港パーキングと国際線クロークの優待
成田空港近くのサンパーキング成田店を、通常料金から38%OFFで使えます。空港パーキングの優待サイトから予約する形です。
国際線を使うときの手荷物の一時預かりとコート預かりも、Visaクラシック国際線クロークで通常料金より10%OFFになります。
サンパーキングの割引券は他の優待との併用ができず、使えない日程もあります。予約の前に条件を見ておきましょう。
海外Wi-Fiレンタルの受渡手数料はかからない
Visaゴールド海外Wi-Fiレンタルでは、海外モバイルWi-Fiルーターのレンタルが優待価格になります。受渡手数料はかからず、表示価格と利用日数ぶんのレンタル料金だけで借りられます。
現地でSIMを差し替えずに通信を確保できるため、SMSのワンタイムパスワード対策としても働きます。
ESTAの申請手数料もカードで支払える
米国へ渡航する際に必要なESTAの申請手数料は、エポスカードで支払えます。
渡航先でビザが要るかどうかは国ごとに違うため、各国の大使館や領事館で事前に確かめてください。
海外旅行傷害保険は利用付帯
エポスカードの海外旅行傷害保険は利用付帯で、旅行代金などをエポスカードで支払うと適用されます。
よくある質問
海外でそのまま使える?
Visaマークのある海外の加盟店なら、そのまま決済できます。海外利用停止サービスを登録している場合だけ、出発前の解除が要ります。
手数料はいくらかかる?
ショッピングは事務処理費3.85%が上乗せされます。1万円分の決済なら385円、10万円分なら3,850円という水準でしょう。
海外に行く前に連絡は必要?
渡航の連絡は要りません。確かめておくのは暗証番号・有効期限・署名欄・海外利用停止サービスの4点です。
現金は両替とキャッシングのどちらが安い?
エポスカードの試算では、5万円分を用意する場合の費用は両替が3,817円から5,594円、海外キャッシングが1,206円でした。
ただし国や為替レートによっては逆転する場合もあります。両替手数料の料率は2024年7月15日時点のもので、現在の水準とは異なります。
海外ATMで日本円と現地通貨のどちらを選ぶ?
日本円を選ぶと借入額をその場で確認できる一方、割高な為替レートで換算されている可能性があります。金額を確かめたうえで選んでください。
海外で使った分はいつ引き落とされる?
海外での利用分はショッピング分と合算され、月々の支払いにまとめて引き落とされます。
ただし加盟店からのデータが届くタイミングによっては締め日に間に合わず、翌々月以降の請求になる場合もあります。
出典:エポスカード よくあるご質問『実際の利用日と利用明細に記載された日付が違うのはなぜですか?』
国内で使ったのに海外利用と表示されるのはなぜ?
店やサイトが海外加盟店としてVisaに登録されていると、日本国内での決済でも海外利用分として表示されます。動画配信やアプリ課金で起こりやすい現象でしょう。
海外でカードが止まったらどこに連絡する?
紛失・盗難は紛失受付センター、それ以外の用件はコレクトコールでエポスカスタマーセンターへ連絡します。
現地サポートデスクの営業時間外は、東京の海外緊急デスクが24時間・年中無休で対応します。
まとめ
エポスカードの海外事務手数料は3.85%です。2025年7月1日に2.20%から引き上げられ、基準になるのは利用日ではなくVisa決済センターでの処理日でした。
取消や返品でも同じ料率がかかり、ポイント還元で取り返せる差でもありません。海外での決済は、上乗せ後の金額で予算を組むのが前提になります。
現地通貨は海外キャッシングという選択肢があります。公式の試算では5万円分の調達で両替3,817〜5,594円に対して1,206円で、帰国後にリボ変更と増額払いで早く返せば利息も抑えられるでしょう。
使えないときの原因は、海外利用停止サービスの解除もれとSMSのワンタイムパスワード未着が中心です。出発前にこの2つと暗証番号・有効期限を押さえておけば、現地で困る場面はかなり減らせます。
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