住信SBIネット銀行の改悪は何が変わった?|ランク条件と無料回数
住信SBIネット銀行(2026年8月にドコモSMTBネット銀行へ商号変更)のスマートプログラムは、2026年5月に改定されました。改悪と言われるのは、アプリの認証登録だけでは上のランクを保てなくなった点です。
改定後は5段階のランクで、給与・年金の受取か口座振替が1件あればシルバー、両方そろえばゴールドになります。条件が何もないベーシックは、ATM月2回・他行宛振込月1回が無料です。
ランク条件、無料回数、スマプロポイント、デビット還元率の変化と、無料回数を確保する使い方をまとめました。
- 3行要約
①2026年5月の改定でスマート認証NEOがランク条件から除外
②給与受取か口座振替1件でシルバー、両方そろえばゴールド
③ポイント特典は給与・年金受取の100pt/月と口座振替の3pt/件に縮小
住信SBIネット銀行の改悪の要点
住信SBIネット銀行の改悪と言われているのは、2026年5月1日に始まった新しいスマートプログラムのことです。ランクの決まり方とポイント特典が改定され、条件を満たさない口座はATMと振込の無料回数が少なくなりました。
一方で、残高や給与受取がある口座は、デビットカードの還元率が上がる場合もあります。改定の主な中身を一覧にしました。
| 項目 | 2026年5月からの内容 |
| ランク | 5段階(プラチナVIP・VIP・ゴールド・シルバー・ベーシック) |
| ランクの決まり方 | 月末の円普通預金とSBIハイブリッド預金の残高合計、または給与・賞与・年金の受取と口座振替の利用状況 |
| スマート認証NEO | ランクアップ条件から除外 |
| ベーシックの無料回数 | カードATM月2回・他行宛振込月1回 |
| ポイント特典 | 給与・賞与・年金の受取100pt/月と口座振替3pt/件だけ(限定ポイント) |
| デビットカード | ランクに応じて還元率を上乗せ(デビットカードポイント還元率アッププログラムは終了) |
出典:ドコモSMTBネット銀行『住信SBIネット銀行、「スマートプログラム」改定のお知らせ』、『スマートプログラム』
改悪と言われる3つの変更
改悪と受け止められている変更は、スマート認証NEOの除外、ポイント特典の縮小、限定ポイント化の3つです。
1つ目は、スマート認証NEOの登録がランクアップ条件から外れたことです。給与受取・口座振替・残高50万円以上のどれもなく、対象のミライノカードも契約していない口座は、改定後はベーシックになります。
2つ目は、ポイント特典が給与・賞与・年金の受取と口座振替に応じたものだけになったことです。それ以外の取引についていたスマートプログラムのポイント特典は終わりました。
3つ目は、給与受取と口座振替のポイントが限定ポイントで付与されるようになったことでしょう。限定ポイントの有効期限は付与日から3ヵ月で、使い道はデビットカードの支払いに限られます。
出典:ドコモSMTBネット銀行『住信SBIネット銀行、「スマートプログラム」改定のお知らせ』
得をする人と損をする人
改定後のランクは、残高と、給与受取・口座振替の有無で決まります。利用者のタイプごとに、改定後のランクと無料回数を当てはめると次のようになります。
| 利用状況 | 改定後のランク | カードATMの無料回数 | 他行宛振込の無料回数 |
| スマート認証NEOの登録のみ | ベーシック | 月2回 | 月1回 |
| 給与・年金の受取のみ | シルバー | 月5回 | 月5回 |
| 口座振替1件以上のみ | シルバー | 月5回 | 月5回 |
| 給与・年金の受取と口座振替の両方 | ゴールド | 月10回 | 月10回 |
| 残高50万円以上 | シルバー | 月5回 | 月5回 |
| 残高100万円以上 | ゴールド | 月10回 | 月10回 |
| 残高500万円以上 | VIP | 月15回 | 月15回 |
| 残高1,000万円以上 | プラチナVIP | 月20回 | 月20回 |
| 住宅ローンの利用のみ | ベーシック | 月2回 | 月1回 |
| プラチナデビットカードの契約のみ | ベーシック | 月2回 | 月1回 |
残高は、スマートプログラム対象支店の円普通預金とSBIハイブリッド預金の合計で数えます。損をしやすいのは、スマート認証NEOの登録だけで使ってきた人でしょう。住宅ローンの利用やプラチナデビットカードの契約も、それだけではランクが上がりません。
出典:ドコモSMTBネット銀行『スマートプログラム』、『住宅ローンはランク優遇の対象外ですか?』
評判が割れる理由
評判が割れるのは、同じ改定でも口座の使い方によって結果が逆になるからです。残高100万円以上か、給与受取と口座振替の両方がある口座はゴールド以上になり、デビットカードの還元率も上乗せされます。
反対に、給与も口座振替も別の銀行に置き、ATMや振込の窓口として使ってきた口座はベーシックになりやすい仕組みです。ベーシックの無料回数はカードATM月2回・他行宛振込月1回で、不満が出やすいのはこの点でしょう。
改定の時系列
改悪と呼ばれる変更は1回ではありません。2024年11月のデビットカード還元率の告知から、2026年8月のdポイントへの切り替えまで段階的に進んでいます。
| 時期 | 出来事 |
| 2024年11月1日 | 一部利用先のデビットカードポイント還元率の変更を初めて告知(その後延期) |
| 2025年5月30日 | 還元率の変更日を2025年7月1日に決定、デビットカードポイント還元率アッププログラムを発表 |
| 2025年7月1日 | 鉄道・公共料金・税金などの利用先で還元率0.30%、プラチナデビットカードの基本還元率が1.0%から1.25%へ |
| 2025年11月7日 | スマートプログラムの改定を発表 |
| 2026年1月21日 | ベーシックの無料回数の誤表示を訂正 |
| 2026年3月 | 改定後のランクに反映される判定対象月 |
| 2026年5月1日 | 新しいスマートプログラムが開始、還元率アッププログラムは終了 |
| 2026年8月3日 | 株式会社ドコモSMTBネット銀行へ商号変更 |
| 2026年8月20日 | dアカウント連携が開始、連携した口座はdポイントの付与へ切り替え |
出典:ドコモSMTBネット銀行『一部ご利用先におけるデビットカードポイント還元率変更のお知らせ』、『ドコモSMTBネット銀行、dアカウント連携開始!』
2025年7月のデビットカード還元率の変更
2025年7月1日から、鉄道・公共料金・税金・病院などの利用先ではデビットカードの還元率が0.30%になりました。この変更は2024年11月1日に初めて告知され、延期を経て日程が決まっています。
同じ日に、プラチナデビットカードの基本還元率は1.0%から1.25%に上がりました。デビットカード Point+の提供と、残高に応じて還元率を上乗せするプログラムもこのときに始まっています。
出典:ドコモSMTBネット銀行『一部ご利用先におけるデビットカードポイント還元率変更のお知らせ』、『住信SBIネット銀行、円普通預金残高に応じた「デビットカードポイント還元率アッププログラム」を開始』
2025年11月のスマートプログラム改定の発表
2025年11月7日に、2026年5月からスマートプログラムのランク判定条件と特典内容を改定すると発表がありました。2026年3月の取引状況が5月のランクに反映されるスケジュールです。
発表では、5段階のランクを設け、ランクに応じて2種類のデビットカードの還元率を上げると説明しています。同時に、デビットカードポイント還元率アッププログラムの終了も告知されました。
出典:ドコモSMTBネット銀行『住信SBIネット銀行、「スマートプログラム」改定のお知らせ』
2026年1月の無料回数の誤表示と訂正
2026年1月21日、新しいスマートプログラムの案内ページでベーシックランクの無料回数に誤りがあったと公表されました。
誤った表示はカードATM月1回・他行宛振込月2回で、正しくはカードATM月2回・他行宛振込月1回です。古い案内を見た人は、ATMと振込の回数が逆になっていないか確かめてください。
出典:ドコモSMTBネット銀行『新スマートプログラムご案内の誤表示に関するお詫び』
ドコモSMTBネット銀行への商号変更との関係
2026年8月3日に、住信SBIネット銀行株式会社は株式会社ドコモSMTBネット銀行へ商号変更しました。改悪と呼ばれる特典の改定は2026年5月で、商号変更とは別の出来事です。
商号変更の経緯はSBI新生銀行とドコモSMTBネット銀行の比較記事で、ドコモの銀行としてのサービスや金利はドコモSMTBネット銀行の解説記事で扱っています。
出典:ドコモSMTBネット銀行『住信SBIネット銀行、「スマートプログラム」改定のお知らせ』
スマプロランクの改定前と改定後
スマプロランクは、月ごとの商品・サービスの利用状況で決まるスマートプログラムのランクです。2026年5月から5段階になり、ランク名も変わりました。
改定で変わったランクの決まり方
改定後のランクは、判定対象月の月末時点の残高か、給与・年金の受取と口座振替の利用状況で決まります。残高は円普通預金とSBIハイブリッド預金の合計で数えます。
改定前にランクアップ条件だったスマート認証NEOの登録は、条件から外れました。改定前にランク獲得条件やポイント対象だったサービスについて、公式は利用状況を見ながら今後キャンペーンなどで還元する予定としています。
出典:ドコモSMTBネット銀行『住信SBIネット銀行、「スマートプログラム」改定のお知らせ』、『スマートプログラムはなぜ改定するのでしょうか。』
改定後の5段階のランク条件
ランク獲得条件は次の表のとおりです。残高の条件と、給与等の受取・口座振替の条件はどちらか一方を満たせば足ります。
| ランク | 残高(円普通預金+SBIハイブリッド預金) | 給与・賞与・年金の受取と口座振替 | その他の契約 |
| プラチナVIP | 1,000万円以上 | ー | ー |
| VIP | 500万円以上 | ー | ミライノカード PLATINUM(JCB)かGOLD(JCB)の契約+引落口座に対象支店を指定 |
| ゴールド | 100万円以上 | 2つとも達成 | ミライノカード Travelers Gold(Mastercard)の契約+引落口座に対象支店を指定 |
| シルバー | 50万円以上 | どちらか1つを達成 | ー |
| ベーシック | ー | ー | ー |
給与・賞与・年金の受取は月内に入金があること、口座振替は1件以上の引き落としがあることが条件です。SBIハイブリッド預金を開設していなくても、円普通預金だけで50万円以上あればシルバーの条件を満たします。
出典:ドコモSMTBネット銀行『スマートプログラム』、『ハイブリッド預金未開設で、円普通預金のみの月末残高が50万円以上の場合でも、シルバーの条件達成となりますか?』
ランク条件の対象外になる取引
現在のランク条件では、住宅ローンの利用やプラチナデビットカードの契約だけではランクが上がりません。プラチナデビットカードを持っていても、ほかの条件を満たさなければベーシックです。
残高に数えるのは円普通預金とSBIハイブリッド預金だけです。仕組預金・定期預金・外貨預金の残高と定額自動入金は、ランク判定とポイント獲得の条件から外れています。
出典:ドコモSMTBネット銀行『プラチナデビットカード保有でも、他の条件を満たしていない場合は、ベーシックランクになりますか。』、『「円普通預金残高」には、仕組預金、定期預金なども含まれますか?』
口座開設直後のランク
新しく口座を開設した人は、誰でもシルバーからスタートし、口座開設日から4ヵ月間はランクが下がりません。
ゴールド以上へのランクアップは、3ヵ月目から利用状況に応じて適用されます。開設直後は、カードATMと他行宛振込がそれぞれ月5回まで無料です。
ATMと振込の無料回数の変化
無料回数はランクごとに決まり、ベーシックはカードATM月2回・他行宛振込月1回です。ランク別の回数は次のとおりです。
| ランク | カードATM | 他行宛振込 |
| プラチナVIP | 月20回 | 月20回 |
| VIP | 月15回 | 月15回 |
| ゴールド | 月10回 | 月10回 |
| シルバー | 月5回 | 月5回 |
| ベーシック | 月2回 | 月1回 |
他行の振込手数料や無料回数と比べたい場合は、振込手数料が安い銀行の比較記事を参考にしてください。
無料回数が減る人の条件
無料回数が少ないベーシックになるのは、残高50万円未満で、給与等の受取も口座振替もない口座です。対象のミライノカードを契約している口座は除きます。ベーシックでは、カードATMは月2回、他行宛振込は月1回までが無料になります。
公式FAQは「ATMや振込の無料回数が減りました」という質問に対して、次に紹介するアプリでATMとことら送金を案内しています。シルバーに上がれば、どちらも月5回まで増えるでしょう。
回数に数えないアプリでATMとことら送金
アプリでATMとことら送金は、何度でも手数料無料で使えます。ランクの無料回数とは別の扱いです。
カードATMの回数が足りない人は、スマートフォンのアプリを使ってATMから出金する方法に切り替えられます。送金はことら送金を使えば、他行宛振込の無料回数を使わずに済みます。
出典:ドコモSMTBネット銀行『ATMや振込の無料回数が減りました。』
自行あて・三井住友信託銀行あての振込
ドコモSMTBネット銀行と三井住友信託銀行の口座あての振込は、ランクに関係なく無制限で無料です。家族の口座が同じ銀行にあれば、回数を気にせず送金できます。
スマプロポイントの改定
スマプロポイントは、スマートプログラムの特典や対象サービスの利用で貯まるポイントです。改定でポイント特典は給与・年金の受取と口座振替だけになり、付与の形も変わりました。
| 項目 | 2026年5月からの内容 |
| 給与・賞与・年金の受取 | 100pt/月(限定ポイント) |
| 口座振替 | 3pt/件(限定ポイント) |
| 上記以外の取引のポイント特典 | 付与なし |
| デビットカードの基本還元分 | 通常ポイント |
| デビットカードのランク上乗せ分 | 限定ポイント(上乗せは毎月10,000ポイントまで) |
| 限定ポイントの有効期限 | 付与日から3ヵ月 |
出典:ドコモSMTBネット銀行『住信SBIネット銀行、「スマートプログラム」改定のお知らせ』、『スマートプログラム』
給与受取と口座振替のポイント
給与・賞与・年金の受取は月100pt、口座振替は1件ごとに3ptです。給与を受け取るだけで年間1,200ptが貯まる計算になります。
どちらも全ランク共通の特典で、ランクに関係なく付与されます。ランク判定で給与受取と数えるのは、入出金明細に「給与」「賞与」と載る入金です。勤務先が「振込」扱いで送金している場合は、ランクの判定条件の対象になりません。
出典:ドコモSMTBネット銀行『スマートプログラム』、『2026年5月、スマートプログラムが新しくなりました!』、『給与(賞与)の振込先にしているのですが、ランクアップしません。』
ポイント特典がなくなった取引
改定後のポイント特典は、給与・賞与・年金の受取と口座振替に応じたものだけです。それ以外の取引に対するスマートプログラムのポイント特典は、2026年5月から付与されなくなりました。
定額自動入金と、仕組預金・定期預金・外貨預金の残高も、ポイント獲得条件の対象外です。これらの取引を続けていても、スマートプログラムのポイントは貯まりません。
出典:ドコモSMTBネット銀行『住信SBIネット銀行、「スマートプログラム」改定のお知らせ』、『「円普通預金残高」には、仕組預金、定期預金なども含まれますか?』
通常ポイントから限定ポイントへの変更
給与受取・口座振替の特典と、デビットカードのランク上乗せ分は限定ポイントで付与されます。限定ポイントの有効期限は付与日から3ヵ月です。
限定ポイントは現金に交換できず、使えるのはデビットカードの支払いだけです。支払いでは1ポイント1円で使えますが、決済金額が11円未満の場合と米ドルでの決済は対象外になります。
出典:ドコモSMTBネット銀行『ポイントについて』、『スマプロポイントについて、限定ポイントを現金に交換はできますか?』
dアカウント連携後のdポイントへの切り替え
2026年8月20日から、口座とdアカウントを連携できるようになりました。連携は任意で、連携しなくても銀行サービスはそのまま使えます。
連携すると、スマプロポイントの特典はdポイントの付与に切り替わり、保有していたスマプロポイントもすべてdポイントになります。付与されたdポイントは、この銀行のデビットカードの支払いには使えません。
デビットカードの支払いにポイントを充てたい人は、連携の前にこの違いを確認してください。dポイントで受けられる特典はドコモSMTBネット銀行の解説記事で扱っています。
出典:ドコモSMTBネット銀行『ドコモSMTBネット銀行、dアカウント連携開始!』
スマプロポイントの使い道と交換
dアカウントを連携していない口座の通常ポイントは、デビットカードやスマホデビットの支払いに1ポイント1円で使えます。現金かJALのマイルへの交換もでき、交換は500ポイント以上、100ポイント単位です。
現金は1ポイント1円相当で、申請の翌日に入金されます。JALのマイルは100ポイントが40マイル相当で、交換は申請の翌月下旬ごろです。
通常ポイントの有効期限は、付与月の翌々年度3月末です。限定ポイントは交換に使えないため、付与日から3ヵ月の期限内にデビットカードの支払いで使い切ってください。
デビットカード還元率の変化
ランクに応じた還元率の上乗せは、プラチナデビットカードとデビットカード Point+の2種類が対象です。基本還元率はどちらも1.25%で、ランクが上がるほど上乗せ分が増えます。
| ランク | プラチナデビットカード | デビットカード Point+ |
| プラチナVIP | 2.50% | 2.00% |
| VIP | 2.00% | 1.75% |
| ゴールド | 1.75% | 1.50% |
| シルバー | 1.50% | 1.25% |
| ベーシック | 1.25% | 1.25% |
他行のデビットカードと比べたい場合は、おすすめのデビットカードの記事にまとめています。
ランク別の還元率と上乗せの上限
表の還元率は、基本ポイントとランクに応じた上乗せ分の合計です。基本分は通常ポイント、上乗せ分は限定ポイントで付与されます。
上乗せ分は毎月10,000ポイントが上限です。プラチナデビットカードのベーシックと、Point+のシルバー以下には上乗せがなく、基本還元率の1.25%だけになります。
出典:ドコモSMTBネット銀行『住信SBIネット銀行、「スマートプログラム」改定のお知らせ』
還元率が0.3%になる利用先
次の利用先では、ランクに関係なく還元率が0.3%になります。2025年7月1日から適用されている条件です。
- 鉄道(乗車券・特急券・定期券など)
- 公共料金(電気料金・ガス料金・水道料金・NHK受信料など)
- NTT東日本・西日本のサービス料金
- 各種税金・国民年金・国民健康保険料などの公的な支払い、国家資格検定料、宝くじ
- 病院・診療所
- 非営利団体への会費や寄付
プラチナデビットカードの年会費と、海外ATMでの現地通貨の引き出しと手数料は、ポイント進呈の対象外です。
出典:ドコモSMTBネット銀行『スマートプログラム』、『一部ご利用先におけるデビットカードポイント還元率変更のお知らせ』
終了したデビットカードポイント還元率アッププログラム
改定前は、2025年7月に始まったデビットカードポイント還元率アッププログラムで、月末の円普通預金残高に応じて還元率が上乗せされていました。このプログラムは、新しいスマートプログラムに合わせて終了しています。
| 月末の預金残高 | プラチナデビットカード | デビットカード Point+ |
| 100万円未満 | 1.25% | 1.25% |
| 100万円以上 | 1.50% | 1.25% |
| 200万円以上 | 1.75% | 1.50% |
| 500万円以上 | 2.00% | 1.75% |
| 1,000万円以上 | 2.50% | 2.00% |
改定後は、ゴールドでプラチナデビットカードが1.75%になり、ゴールドは残高100万円以上か給与受取と口座振替の両方で届きます。
以前は残高200万円以上が必要だった1.75%に、給与受取と口座振替だけで届くようになりました。デビットカードの還元に限れば、条件が緩くなった人もいます。
出典:ドコモSMTBネット銀行『住信SBIネット銀行、円普通預金残高に応じた「デビットカードポイント還元率アッププログラム」を開始』、『住信SBIネット銀行、「スマートプログラム」改定のお知らせ』
改定後の無料回数を確保する使い方
無料回数とポイントを確保するには、給与・年金の受取口座にするか、口座振替を1件設定するのが近道です。手順は次のとおりです。
- 給与・年金の受取口座にするか、口座振替を1件以上設定してシルバーにする(無料回数はカードATM・他行宛振込とも月5回)
- 給与等の受取と口座振替の両方をそろえてゴールドにする(月10回ずつ、プラチナデビットカードは1.75%)
- 回数が足りないときは、出金はアプリでATM、送金はことら送金を使う
シルバーに上がる条件
シルバーの条件は、給与・賞与・年金の受取、1件以上の口座振替、残高50万円以上のうちどれか1つです。口座振替サービスでの引き落としを1件設定すれば、条件を満たせます。
ただし、純金積立サービス、公営競技団体、スマホ決済サービス事業者、Pay-easyでの口座振替登録、フラット35の返済は件数に数えません。行内の口座間の定額自動入金、レンディングワン、事業性融資 daytaも対象外です。
年金は月内か前月内の振込実績で判定し、入出金明細に「年金」と載る入金が対象になります。給与受取口座の選び方は給与受取口座の比較記事を参考にしてください。
出典:ドコモSMTBネット銀行『「口座振替(銀行引落):1件以上引落しあり」は、具体的にどのような取引が対象になりますか?』、『隔月で年金受取している場合はどうなりますか?』
ゴールドにする条件の組み合わせ
ゴールドには、残高100万円以上か、給与等の受取と口座振替の両方で上がれます。ミライノカード Travelers Gold(Mastercard)を契約し、引落口座に対象支店を指定する方法もあります。
ゴールドの無料回数は、カードATM・他行宛振込とも月10回に増えます。給与受取の口座を移せない人は、残高を100万円以上に保つ方法でも同じランクになるでしょう。
ランク判定日と反映月
ランクは判定対象月の月末時点の条件の達成状況で決まり、判定対象月の翌々月に適用されます。例えば3月の取引状況は、5月のランクに反映されます。
給与の受取や口座振替を新しく設定しても、無料回数が増えるのは2ヵ月後です。ATMや振込を多く使う月があるなら、設定は早めに済ませてください。
出典:ドコモSMTBネット銀行『スマートプログラム』、『ランクはいつ判定されて、いつ適用されますか?』
ランクの確認方法
現在のランクと翌月のランクは、アプリにログインした後のトップ画面で確認できます。Webサイトの「お客さまのランクを確認する」から確認する方法もあります。
V NEOBANKなど提携支店の改定
スマートプログラムの対象は、決められた支店の個人口座だけです。提携BaaS支店には別の特典があり、V NEOBANKでは独自のポイントプログラムが改定されます。
スマートプログラムの対象外になる支店
対象はフルーツの名前の8支店、スイーツの名前の10支店、イルカ・クジラ・アシカ・マンボウの4支店です。提携BaaS支店と法人口座は対象外になります。
提携BaaS支店の口座では、使えるサービスや特典が一部異なります。改定後のスマートプログラムの条件は、提携支店の口座には当てはまりません。
V NEOBANKのポイントプログラム改定
V NEOBANK(Vポイント支店)では、2026年11月1日にポイントプログラムの一部が変わります。主な変更は次の3つです。
| 項目 | 変更前 | 変更後 |
| 円普通預金(月末と翌月1〜5日の残高が毎日10万円以上) | 50ポイント | ポイントが貯まるメニューから削除 |
| デビットカード(月額合計1,000円以上の利用) | 利用金額の1.5% | 利用金額の1.25%(チャージや公共料金などは対象外) |
| 他行からの1回1万円以上の被振込 | 1件20ポイント(上限500ポイント) | 1件10ポイント(上限250ポイント) |
デビットカードでは、電子マネーやコード決済へのチャージ、鉄道、公共料金、税金、病院などが新たにポイント付与の対象外になります。円普通預金は2026年11月末の残高から、被振込は11月1日の入金分から変更後の条件です。
出典:ドコモSMTBネット銀行『【V NEOBANK】ポイントプログラムの改定について』
V NEOBANKの終了とイチョウ支店への移行
V NEOBANKは2027年3月28日でサービスを終え、3月29日からイチョウ支店として新しいサービスに移ります。支店番号と口座番号は変わらず、口座解約や新規開設の手続きは原則不要です。
Vポイントの付与と利用は2027年2月28日で終わり、3月1日から28日までの取引にはキャッシュバックポイントが付く予定です。移行後の特典内容と適用条件は、2026年10月6日時点で未確定です。
出典:ドコモSMTBネット銀行『「V NEOBANK」のサービス移行に関するお知らせ』
住信SBIネット銀行の改悪に関するよくある質問
改悪で乗り換えるならどこ?
乗り換え先は、ATMと他行宛振込を月に何回使うか、給与を受け取れる口座かの2点で絞り込めます。給与受取と口座振替をこの銀行にそろえられるなら、ゴールドで月10回ずつ無料になり、乗り換えずに済む場合もあります。
他行の条件は、おすすめのネット銀行の記事と振込手数料が安い銀行の比較記事で比べられます。
改悪後も預金は安全?
スマートプログラムの改定は特典の変更で、預金の保護とは関係ありません。円普通預金とSBIハイブリッド預金は預金保険制度の対象で、制度の範囲内で保護されます。
ネット銀行に共通する注意点は、ネット銀行のデメリットの記事で扱っています。
出典:ドコモSMTBネット銀行『住信SBIネット銀行、円普通預金残高に応じた「デビットカードポイント還元率アッププログラム」を開始』
住信SBIネット銀行の今後は?
2026年8月3日に商号を株式会社ドコモSMTBネット銀行に変え、8月20日からはdアカウント連携が始まりました。スマートプログラムは改定後の5段階のランクで続いています。
商号変更の経緯はSBI新生銀行とドコモSMTBネット銀行の比較記事、ドコモのサービスとの連携はドコモSMTBネット銀行の解説記事にまとめています。
出典:ドコモSMTBネット銀行『ドコモSMTBネット銀行、dアカウント連携開始!』
スマート認証NEOは登録しなくてよい?
スマート認証NEOはランクアップ条件から外れましたが、公式は引き続き登録を推奨しています。資産を守るための認証機能という位置づけは変わっていません。
ランクに影響しない点と、セキュリティ対策として推奨されている点は分けて考えてください。
出典:ドコモSMTBネット銀行『「スマート認証NEO」がランクアップ条件から外れましたが、推奨をやめたのでしょうか。』
VIP・プラチナVIPの特別な優待はある?
VIP・プラチナVIPなど高ランク向けに、ドコモ関連サービスと投資関連サービスでの優待が検討されています。2025年11月の発表時点では、確定しているものはないとされていました。
2026年10月6日時点のスマートプログラムのページにも優待の内容は載っておらず、内容は未確定です。公式は、詳細が決まりしだい自社のサイトで知らせるとしています。
出典:ドコモSMTBネット銀行『住信SBIネット銀行、「スマートプログラム」改定のお知らせ』、『スマートプログラム』
まとめ
住信SBIネット銀行の改悪と呼ばれる2026年5月の改定で、スマート認証NEOの登録だけでは上のランクに入れなくなりました。ポイント特典も、給与・年金の受取と口座振替に絞られています。
一方で、残高や給与受取がある口座は、ランクを保ちながらデビットカードの還元率が上がる場合もあります。損を抑える近道は、給与・年金の受取か口座振替1件でシルバー、両方でゴールドにすることです。
ランクは判定対象月の翌々月に反映されるため、設定は早めに済ませてください。条件の詳細はドコモSMTBネット銀行の公式サイトで確認できます。


