定期預金はおすすめしない?意味ないと言われる理由と向いている人
定期預金をおすすめしないとされるのは、満期まで引き出しにくく、金利が物価上昇率を下回ると実質的な価値が目減りする可能性があるためです。
2026年9月28日時点のメガバンク3行とゆうちょ銀行では、1年の定期預金と普通預金の金利差は年0.1%でした。
消費者物価指数を使った実質金利の計算方法と、定期預金が向いている人・向いていない人の判断基準を確認できます。
- 3行要約
①おすすめしないとされる理由は引き出しにくさ・物価上昇・普通預金との小さな金利差
②メガバンク3行の1年定期は年0.500%で普通預金の年0.400%との差は年0.1%
③使う時期が決まっていて手を付けないお金なら向いている置き場所
定期預金をおすすめしないと言われる理由
定期預金をおすすめしないとされる理由は4つあります。満期まで引き出しにくいこと、物価上昇で実質的な価値が目減りする可能性があること、普通預金との金利差が小さい場合があること、固定した金利が利上げに追いつかないことです。
一方で、元本と満期時の利息が預け入れの時点で決まる点は定期預金ならではの性質です。使う時期が決まっていて、それまで手を付けないお金なら向いている人もいます。
おすすめしない理由の早見表
4つの理由と、関連して確認しておきたい論点を1つの表にまとめました。当てはまる行が多いほど、定期預金以外の置き場所も比べる価値があります。
| 理由 | 起きること | 当てはまりやすい人 | 詳しい解説 |
| 満期まで引き出しにくい | 急な出費に回すと解約が必要になる | 生活費の予備と分けずに預けようとしている人 | 本記事「満期まで引き出しにくい」 |
| 物価上昇で目減りする可能性 | 利息を受け取っても買えるモノの量が減る場合がある | 長い期間まとまった金額を預けたい人 | 本記事「物価上昇と実質金利の考え方」 |
| 普通預金との金利差が小さい | 引き出しにくさに見合う利息の上乗せが少ない | メガバンクやゆうちょ銀行で預けようとしている人 | 本記事「普通預金との金利差が小さい」 |
| 利上げに合わせられない | 預入後に店頭金利が上がっても反映されない | 金利の引き上げが続く時期に長期で預けたい人 | 本記事「金利を固定した後の利上げに合わせられない」 |
| 途中解約の利率 | 満期前に解約すると預入時より低い利率になる | 解約する可能性がある人 | 定期預金を途中解約したときの利息 |
| 満期後の自動継続 | 手続きしないと同じ期間で預け直される場合がある | 預けたことを忘れやすい人 | 定期預金が満期になったときの手続き |
| 預金保険の範囲 | 1金融機関ごとに保護される金額に上限がある | 1つの銀行に大きな金額を預けたい人 | 定期預金金利の今後の見通し |
意味ない・無駄と言われる場合
定期預金が意味ない、無駄と言われやすいのは、普通預金と金利がほぼ同じなのに、引き出しにくさだけを引き受けている場合です。金利差が小さければ、定期預金にしても受け取る利息はほとんど増えません。
もう1つは、近いうちに使う予定のお金を預ける場合です。満期前に解約すると利率が下がるため、上乗せを期待して預けたのに、普通預金に置いた場合と比べて利息が少なくなることもあります。
ただし、どちらも仕組みと使い方の組み合わせで起きることで、定期預金そのものに意味がないわけではありません。預金金利の動きと今後の見通しは定期預金金利の今後の見通しにまとめています。
定期預金のデメリット
定期預金のデメリットは、預け入れた後の自由度が低いことに集まっています。お金を動かせない期間、物価、普通預金との差、金利の固定の4つの面から順に見ていきます。
満期まで引き出しにくい
定期預金は、あらかじめ預入期間を決めて預ける商品です。満期まで原則として引き出せず、普通預金のように必要なときに少しずつ出し入れすることはできません。
急な出費に定期預金のお金を充てるには、解約の手続きが必要になります。満期前に解約すると、預入時の利率ではなく期日前解約利率が適用されます。利率の決まり方と計算例は定期預金を途中解約したときの利息で扱っています。
出典:みずほ銀行『定期預金』
物価が上がると実質的な価値が目減りする
定期預金の元本は減らない仕組みですが、物価が上がると同じ金額で買えるモノの量は減ります。受け取る利息の増え方が物価の上がり方に届かなければ、お金の実質的な価値は目減りしたことになるでしょう。
通帳の残高が増えていても、生活に必要なモノの値段がそれ以上に上がっていれば、買える量は預ける前より少なくなります。
例えば物価が1年で2%上がると、それまで100円で買えたモノが102円になります。どの程度の差があるのかは、次の「物価上昇と実質金利の考え方」で実績の数値を使って計算します。
普通預金との金利差が小さい
メガバンク3行とゆうちょ銀行では、普通預金の年0.400%に対して1年の定期預金が年0.500%で、差は年0.1%です。2026年9月28日時点で各行の公式サイトに出ている標準金利を並べました。
| 銀行 | 普通預金(通常貯金) | 1年の定期預金(定期貯金) | 金利差 | 普通預金の改定予定 |
| 三菱UFJ銀行 | 年0.40% | 年0.50%(スーパー定期・300万円未満) | 年0.1% | 2026年11月2日から年0.50% |
| 三井住友銀行 | 年0.400% | 年0.500%(スーパー定期・300万円未満) | 年0.1% | 2026年11月2日から年0.500% |
| みずほ銀行 | 年0.400% | 年0.500%(スーパー定期・300万円未満) | 年0.1% | 2026年11月2日から年0.500% |
| ゆうちょ銀行 | 年0.400% | 年0.500%(定期貯金) | 年0.1% | 2026年11月9日から年0.500% |
※金利は税引前の年率で、普通預金と1年の定期預金の欄は2026年9月28日時点の値です。
100万円を1年預けた場合、年0.1%の差は税引前の単純計算で1,000円です。この上乗せのために満期まで引き出しにくくなると考えると、定期預金にする理由は薄くなるでしょう。
みずほ銀行も、金融情勢によっては普通預金との金利差が付かない場合があると案内しています。
さらに4行とも、普通預金の金利を11月に年0.50%へ引き上げると公表しました。定期預金の金利が今のままなら、11月以降は普通預金との差がなくなります。
三井住友銀行とみずほ銀行は定期預金金利についても引き上げを予定していますが、9月18日の発表の時点で改定後の金利と適用日は示されていません。三菱UFJ銀行の発表は普通預金だけが対象です。
条件なしで普通預金に金利が付くネット銀行は、貯めるのにおすすめのネット銀行で比べています。普通預金の金利が定期預金を上回る銀行の例は普通預金の金利ランキングにまとめました。
出典:三井住友銀行『円預金金利』、みずほ銀行『円預金金利』、ゆうちょ銀行『金利一覧』
金利を固定した後の利上げに合わせられない
定期預金の金利は、預け入れたとき(自動継続のときは継続したとき)の利率が満期日まで適用されます。預けた後に店頭の金利が上がっても、すでに預けている分の利率は変わりません。
普通預金の金利は変動金利なので、銀行が金利を引き上げれば既存の残高にも新しい利率が付きます。利上げが続く時期に長い期間で固定すると、この差が不利に働く場合があるでしょう。預入期間を分ける考え方は定期預金金利の今後の見通しで扱っています。
物価上昇と実質金利の考え方
物価の上がり方を差し引いた金利を実質金利と呼びます。定期預金で実質的な価値が目減りするかどうかは、この実質金利がプラスかマイナスかで判断できます。
実質金利の計算方法
実質金利はおおよそ名目金利から物価上昇率を引いた値です。名目金利は銀行が示す金利のことで、手元に残る利息で比べるなら、税引後の値を使うのが基本です。
預金の利息には、国税15.315%と地方税5%を合わせた20.315%が源泉分離課税でかかります。税引前の年0.500%は、税引後にすると年0.398%程度です。満期時の利息と税金の扱いは定期預金が満期になったときの手続きにまとめました。
計算例を1つ見てみましょう。100万円を年0.500%で1年預けると、税引前の利息は5,000円、税金を引いた後の利息は3,985円です。これを物価上昇率と比べるのが、次の表の考え方になります。
出典:国税庁『タックスアンサー 利子所得』、三井住友銀行『円預金金利』
消費者物価指数と預金金利の比較
総務省統計局が2026年9月18日に公表した2026年8月分の消費者物価指数(全国)は、総合で前年同月比1.9%の上昇でした。この実績値と、メガバンクの1年の定期預金の金利を並べます。
| 項目 | 数値 | 内容 |
| 消費者物価指数(総合) | 前年同月比1.9%の上昇 | 全国・2026年8月分(2026年9月18日公表) |
| 消費者物価指数(生鮮食品を除く総合) | 前年同月比1.7%の上昇 | 全国・2026年8月分(2026年9月18日公表) |
| 1年の定期預金の金利(税引前) | 年0.500% | 三井住友銀行スーパー定期・2026年9月28日時点 |
| 1年の定期預金の金利(税引後) | 年約0.398% | 利息にかかる20.315%の税金を差し引いた後の値 |
| 実質金利の目安(総合で計算) | 年約マイナス1.50% | 税引後の金利から物価の上がり幅(総合)を引いた目安 |
| 実質金利の目安(生鮮食品を除く総合で計算) | 年約マイナス1.30% | 税引後の金利から物価の上がり幅(生鮮食品を除く総合)を引いた目安 |
この条件で計算すると、実質金利はどちらの指数で見てもマイナスになりました。過去1年と同じ率で物価が上がる期間は、1年の定期預金の利息だけでは物価の上昇分を埋めきれない計算です。
金額に直すと、100万円を1年預けた受取額は税引後で1,003,985円です。仮に同じ期間に物価が1.9%上がったとすると、預ける前に100万円で買えたモノは1,019,000円になります。
受取額との差は15,015円で、預ける前と同じモノを買うには15,015円足りない計算になります。
ただし、普通預金の金利も年0.400%なので、同じ計算をすると普通預金の実質金利もマイナスになります。物価との関係は定期預金だけの問題ではなく、円の預金全体に共通する点です。
出典:総務省統計局『消費者物価指数(CPI)全国(最新の月次結果の概要)』、三井住友銀行『円預金金利』
物価の数値を見るときの注意点
前年同月比は過去1年間の物価の動きを示す実績で、これからの物価を示す数値ではありません。物価の上昇率が下がれば、同じ金利でも実質金利はプラスに近づきます。
指数の種類によっても値は変わります。2026年8月分では総合が1.9%、生鮮食品を除く総合が1.7%で、生活でよく買う品目の上がり方が指数と同じになるとは限りません。
そのため、定期預金が物価に対して損か得かを一律に決めることはできません。金利が物価上昇率を下回っている期間は、実質的な価値が目減りする可能性があるという読み方が実態に沿っています。
出典:総務省統計局『2025年基準 消費者物価指数 全国 2026年(令和8年)8月分』
定期預金と普通預金・積立定期預金の仕組みの違い
定期預金を使うか決める前に、似た預金との仕組みの違いを押さえておくと判断しやすくなります。違いが出るのは、出し入れの自由度と、金利がいつ決まるかの2点です。
3つの預金の比較表
普通預金・定期預金・積立定期預金を、仕組みの面だけで並べました。普通預金だけが金利の変わる変動金利で、定期預金と積立定期預金は預け入れた時点の利率が満期まで続きます。
| 項目 | 普通預金 | 定期預金 | 積立定期預金 |
| 出し入れ | いつでも出し入れできる | 満期まで原則として引き出せない | 満期まで原則として引き出せない |
| 金利の決まり方 | 変動金利 | 預入時(継続時)の利率を満期まで適用 | 預入時(継続時)の利率を満期まで適用 |
| 金利が変わるタイミング | 銀行が金利を改定したとき | 満期を迎えて預け直すとき | 毎月の預入分ごとに、その時点の利率 |
| 預け方 | 入金・給与の受け取り・口座振替に使える | まとまった金額を一度に預ける | 毎月決まった日に一定額を自動で積み立てる |
| 向いている使い道 | 生活費・急な出費への備え | 使う時期が決まっている手元のお金 | これから少しずつ貯めたいお金 |
金利の数値と、金利の高い順に並べた銀行の一覧は定期預金の金利ランキングと普通預金の金利ランキングで扱っています。
積立定期預金の仕組み
積立定期預金は、あらかじめ指定した日に、普通預金などの口座から一定額を自動で振り替えて積み立てる定期預金です。まとまったお金が手元になくても始められます。
例えば、みずほ銀行の「みずほ積立定期預金」は月々1,000円から、1,000円単位で積み立てられます。適用される利率は、預入金額に応じたスーパー定期・大口定期預金の預入時の利率です。申し込みは店舗だけで受け付けています。
指定したおまとめ日には、積み立てた金額と利息が自動で1つの定期預金にまとめられます。払い戻しは満期日以後に一括で行う形です。
手元にあると使ってしまうお金を、給料日の後に自動で分けておきたい人に向く仕組みでしょう。満期前に解約すると期日前解約利率が適用される点は、通常の定期預金と変わりません。
定期預金のメリット
デメリットの裏返しとして、定期預金には金額が先に決まることと、お金を分けて置けることという利点があります。預金保険制度の対象である点も含めて3つを確認します。
元本と満期時の利息があらかじめ決まる
定期預金は預け入れたときに金利が決まるため、満期に受け取る金額を預ける前に計算できます。100万円を年0.500%で1年なら、税引前の利息は5,000円です。
値動きのある商品と違い、預けている間に元本の額面が上下することはありません。数年後の入学金のように、必要な金額と時期が決まっているお金の置き場所として計画を立てやすい性質です。
預金保険制度の対象
定期預金は預金保険制度の対象です。1金融機関ごとに預金者1人当たり元本1,000万円までと、破綻日までの利息等が保護されます。
元本1,000万円を超える部分は、破綻した金融機関の財産の状況に応じて支払われるため、一部カットされることがあります。制度の仕組みは定期預金金利の今後の見通し、1,000万円を超えて預ける場合の考え方は定期預金の金利ランキングで扱っています。
使う予定のないお金を普通預金と分けられる
デメリットで挙げた引き出しにくさは、見方を変えると使わないお金を生活費と分けておく仕組みとして働きます。普通預金に全額を置いておくと、日々の支払いと貯めたいお金の境目が見えにくくなります。
定期預金に移したお金は、解約の手続きをしない限り引き落としやカードの支払いに使われません。貯めるお金を別の口座に移すだけで、残高の管理がしやすくなるでしょう。
例えば、ボーナスのうち使わない分を1年の定期預金に移しておけば、満期までの1年間は生活費の口座とは別に管理できます。
定期預金が向いている人と向いていない人
定期預金が合うかどうかは、預けるお金をいつ使うかでほぼ決まります。向いている人と向いていない人を分けたうえで、預ける前に確認したい項目を表にしました。
向いている人
定期預金が向いているのは、使う時期が決まっているお金を、その時期まで動かさずに置いておきたい人です。数年後の入学金や住宅の頭金のように、金額と時期が見えているお金が当てはまります。
値動きのある商品を持ちたくない人にも合います。元本の額面が上下せず、満期の受取額を先に計算できるからです。
預入期間は、満期日が使う予定日より前に来るように選ぶのがポイントです。そうすれば解約せずに、満期で受け取ったお金をそのまま使えます。
手元にあると使ってしまう人にとっても、引き出しにくさが貯める仕組みになります。毎月少しずつ分けたいなら、積立定期預金という選択肢もあります。
向いていない人
向いていないのは、急な出費に回す可能性があるお金を預けようとしている人です。解約すれば期日前解約利率になり、上乗せを期待した利息を受け取れない場合があります。
普通預金の金利が定期預金と同程度の口座をすでに持っている人も、定期預金にする理由は小さいでしょう。引き出しやすさを残したまま、同じ程度の利息を受け取れるためです。
預けたことを忘れやすい人も注意が必要です。満期後の扱いを決めていないと、自動継続などで想定と違う形になることがあり、手続きは定期預金が満期になったときの手続きにまとめています。
預ける前の確認項目
定期預金に預ける前に、次の5つを順に確認してください。1つでも答えられない項目があれば、その記事で確認してから預けてください。
| 確認項目 | 見るポイント | 詳しい記事 |
| いつ使うお金か | 満期より前に使う予定がないか | 本記事「向いている人」「向いていない人」 |
| 解約したら利息はどうなるか | 期日前解約利率と、解約した場合の受取額 | 定期預金を途中解約したときの利息 |
| 普通預金の金利はいくらか | 今の口座の普通預金金利と、定期預金との差 | 普通預金の金利ランキング |
| 預金保険の範囲内か | 同じ銀行の預金の合計が元本1,000万円以内か | 定期預金金利の今後の見通し |
| 満期後の扱いは決めたか | 自動継続にするか、普通預金に戻すか | 定期預金が満期になったときの手続き |
定期預金以外のお金の置き場所
定期預金を使わない場合でも、預金の中で置き場所を選び直す方法があります。引き出しやすさを優先するか、定期預金を続けるかで見る先が変わります。
金利が付く普通預金に置く
引き出しやすさを優先するなら、普通預金の金利が高いネット銀行に置く方法があります。普通預金のままなら満期も解約の手続きもなく、必要なときにすぐ使えます。
ネット銀行の普通預金は、条件なしで金利が付く銀行と、残高や取引の条件で金利が変わる銀行に分かれます。どちらの型かは口座を開く前に確認しておきましょう。
定期預金を使うなら預け先を比べる
それでも定期預金を使うなら、ネット銀行で定期預金を貯める場合の比べ方を参考に預け先を選べます。同じ1年の定期預金でも、銀行によって金利が変わります。
期間ごとに金利の高い銀行は定期預金の金利ランキングにまとめています。ネット銀行を使うときの注意点はネット銀行のデメリットで確認できます。
定期預金をおすすめしない理由に関するよくある質問
定期預金に預けると損をする?
額面の元本が減ることはありません。満期まで預ければ、預けた金額に利息を加えた額を受け取れます。
ただし、金利が物価上昇率を下回る期間は、買えるモノの量で見た価値が目減りする可能性があります。額面と実質的な価値は分けて考える必要があり、実績値での計算は本記事の「物価上昇と実質金利の考え方」で示しました。
満期前に解約した場合は期日前解約利率になるため、受け取る利息が預け入れたときの利率で計算した額より少なくなる点も分けて考えてください。
すでに預けている定期預金は解約したほうがいい?
解約すると期日前解約利率が適用されるため、損か得かは残りの期間と預け替え先の金利で変わります。解約してから高い金利に預け直しても、下がった利息の分を取り戻せるとは限りません。
預け替えたほうが利息が増えるかどうかの判断方法は、定期預金を途中解約したときの利息で扱っています。
1ヶ月だけの定期預金に意味はある?
短い期間の定期預金は、同じ期間を普通預金に置いた場合との金利差で判断します。例えば三井住友銀行のスーパー定期は、1ヵ月も1年も年0.500%で同じ金利です。
普通預金との差は年0.1%なので、1ヵ月だけ預けても上乗せされる利息はわずかです。期間ごとの金利が高い銀行は定期預金の金利ランキングで比べられます。
外貨定期預金もおすすめしない?
外貨定期預金は、為替の動きによって円に戻したときの金額が預けた額を下回る場合がある点が円の定期預金と違います。外貨預金は預金保険制度の対象外でもあります。
為替手数料を含めた注意点は外貨預金をおすすめしない理由で扱っています。
まとめ
定期預金をおすすめしないとされる理由は、満期まで引き出しにくいこと、物価上昇で実質的な価値が目減りする可能性があること、普通預金との金利差が小さい場合があること、金利を固定した後の利上げに合わせられないことです。
2026年9月28日時点では、メガバンク3行とゆうちょ銀行の1年の定期預金と普通預金の差は年0.1%でした。使う時期が決まっていて手を付けないお金なら向いており、急な出費に使うお金なら普通預金に残すほうが合います。
普通預金と定期預金の置き場所をネット銀行で比べる場合は、ネット銀行のおすすめ比較を確認してください。



