羽田空港のプライオリティパスはどこで使える?対象13施設と注意点

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羽田空港でプライオリティ・パスを使おうとして、国内線のラウンジで断られたという話が絶えません。原因は公式一覧の見え方にあります。

公式に掲載されている対象施設は13ですが、日本で発行されたカードに付くプライオリティ・パスで実際に入れるのは7施設です。国内線の保安検査後にあるラウンジは、すべて対象外になります。

ターミナル別・時間帯別の早見表と、カード付帯の空港ラウンジサービスとの違い、2026年10月の羽田ラウンジ改編までまとめました。

3行要約

①公式掲載13施設のうち日本発行のプライオリティ・パスで入れるのは7施設
②制限区域内で使えるのは第3ターミナルの2施設と第2ターミナル国際線の1施設
③TIAT Loungeは24時間営業でも入室できるのは深夜1時から5時

目次

羽田空港のプライオリティパス対象13施設

羽田空港でプライオリティ・パスの対象として公式に掲載されている施設は13件です。内訳はラウンジが10、食事が1、リフレッシュが2になります。

ところが日本国内で発行されたプライオリティ・パスで実際に入れるのは、このうち7施設だけです。残りの6施設には、日本発行の会員証を除外する注記が付いています。

さらに保安検査後の制限区域内にあるラウンジへ絞ると、対象は3施設まで減ります。しかも3施設とも国際線エリアにあるため、国内線の搭乗客がそのまま歩いて入れる場所ではありません。

まず全体像を1枚の表で把握してください。「日本発行の可否」列が、この記事でいちばん重要な情報になります。

施設名ターミナル保安検査PP公式の表示時間日本発行の可否種別
Sky Lounge South第3ターミナル検査後00:00 – 23:59使えるラウンジ
TIAT Lounge第3ターミナル検査後01:00 – 05:00使えるラウンジ
Power Lounge Premium第2ターミナル検査後06:30 – 23:59 / 00:00 – 01:30使えるラウンジ
Airport Cafe Lounge NODOKA羽田エアポートガーデン検査前00:00 – 23:59使えるラウンジ
POWER LOUNGE NORTHTerminal 1検査後09:00 – 16:00使えないラウンジ
POWER LOUNGE SOUTHTerminal 1検査後09:00 – 16:00使えないラウンジ
POWER LOUNGE CENTRALTerminal 1検査前09:00 – 16:00使えないラウンジ
POWER LOUNGE NORTHTerminal 2検査後09:00 – 16:00使えないラウンジ
POWER LOUNGE CENTRALTerminal 2検査前09:00 – 16:00使えないラウンジ
AIRPORT LOUNGE SOUTHTerminal 2検査後09:00 – 16:00使えないラウンジ
All Day Dining Grande Aile羽田エアポートガーデン検査前11:00 – 15:00 / 17:00 – 22:00使える食事
Body Care LUCK羽田エアポートガーデン検査前10:00 – 20:00使えるリフレッシュ
Foot Bath Cafe & Body Care LUCK第1ターミナル検査前10:00 – 20:00使えるリフレッシュ

時間の表示はプライオリティ・パス公式の値

上の表の時間列は、プライオリティ・パス公式の施設ページに出ている表示をそのまま載せています。空港公式の営業時間とは一致しない施設があるので、そこは分けて読んでください。

とくに国内線側の6施設は、プライオリティ・パス公式が一律「09:00 – 16:00」と表示しています。第1ターミナルのPOWER LOUNGE SOUTHは、空港公式では6:00から21:00までです。

どのみち日本発行の会員証では入れない6施設なので実害は限定的ですが、ラウンジ自体の営業時間を知りたいときは空港公式を見てください。

ターミナル名の表記が混在する理由

公式一覧では「第2ターミナル」と「Terminal 2」の表記が混在しています。英語で「Terminal 1」「Terminal 2」と書かれた6施設が、日本発行の除外対象6施設とそのまま一致します

ただし英語表記なら除外、とは言い切れません。羽田エアポートガーデンの2施設も一覧では「Haneda Airport Garden」と英語で出ており、こちらは日本発行の会員証で使えます。

表記そのものに公式の説明はありません。判断の根拠は各施設ページの注記であり、ターミナル名の言語ではないという点に注意してください。

制限区域内と制限区域外の違い

制限区域内は保安検査を通過した後のエリアで、搭乗直前に使えます。制限区域外は保安検査を受ける前のエリアです。

日本発行の会員証で使える7施設のうち、制限区域外にあるのは羽田エアポートガーデンの3施設と第1ターミナルのスパを合わせた4施設になります。

制限区域外の施設は、保安検査を通る前に立ち寄る必要があります。搭乗ゲートまで戻る時間を計算に入れないと、そもそも利用が成立しません。

出典:プライオリティ・パス『東京国際空港(羽田)』羽田空港旅客ターミナル『カードラウンジ』

日本発行のカードで入れない6施設

プライオリティ・パス公式の施設ページには、日本で発行された会員証を除外する一文が載っています。13施設のうち6施設に、次の文言が付いています。

「日本国内の事業者を通じて発行されたPriority Pass会員証カードでは、このラウンジはご利用いただけません。」

この一文がある6施設は、第1ターミナルと第2ターミナルのPower Lounge系とAirport Lounge Southです。国内線側のカードラウンジが、そっくりそのまま除外されているという構図になります。

6施設のうち4施設は国内線の保安検査後にあり、残る2施設のPOWER LOUNGE CENTRALは保安検査前です。どちらにせよ日本発行の会員証では通らないので、場所を問わず対象外だと考えてください。

除外される6施設の内訳

施設名ターミナル場所(空港公式)
POWER LOUNGE SOUTH第1ターミナル2F 国内線出発ゲートエリア(南)
POWER LOUNGE NORTH第1ターミナル2F 国内線出発ゲートエリア(北)
POWER LOUNGE CENTRAL第1ターミナル1F 国内線到着ロビー
POWER LOUNGE NORTH第2ターミナル3F 国内線出発ゲートエリア(北)
POWER LOUNGE CENTRAL第2ターミナル3F 国内線出発ロビー
エアポートラウンジ(南)第2ターミナル2F 国内線出発ゲートエリア(南)

2つのPOWER LOUNGE CENTRALは、プライオリティ・パス公式がどちらも「到着」と書いています。空港公式の記載は第1ターミナルが「1F 国内線到着ロビー」、第2ターミナルが「3F 国内線出発ロビー」です。

いずれも「出発ゲートエリア」ではないため、この2施設だけは保安検査を通る前のエリアにあります。階数の表記もずれているので、現地で探すときは空港公式の表記を優先してください

日本で作ったカードはほぼ全部が対象

ここでいう「日本国内の事業者を通じて発行された会員証」とは、日本のカード会社が付帯サービスとして配っているプライオリティ・パスを指します。JCBプラチナ、楽天プレミアムカードなどが該当します。

カードのランクを上げても、この制限は外れません。日本発行という条件そのものが除外の理由になっているからです。

JCBと楽天カードはさらに範囲が狭い

発行元によっては、除外の範囲がもっと広くなります。JCBは自社のプライオリティ・パス案内で「国内の『お食事』・『リフレッシュ』・『休憩』等に該当する施設はご利用いただけません。」と明示しています。

楽天カードも同じ趣旨で、「プライオリティ・パスにて無料でご利用いただける施設は国内・国外の『ラウンジ』のみとなります。」と案内しています。

この条件を羽田に当てはめると、JCBプラチナや楽天プレミアムカードのプライオリティ・パスで入れるのは4施設まで絞られます。食事のAll Day Dining Grande Aileと、リフレッシュ2施設が落ちるためです。

条件羽田で入れる施設数中身
公式一覧の掲載数13施設ラウンジ10・食事1・リフレッシュ2
日本発行の会員証7施設上記から国内線側の6施設を除外
JCB・楽天カード発行分4施設さらに食事・リフレッシュを除外
制限区域内のラウンジ3施設すべて国際線エリア

出典:プライオリティ・パス『POWER LOUNGE CENTRAL』JCB『プライオリティ・パス』楽天カード『プライオリティ・パス』

第3ターミナルの対象ラウンジ2つ

第3ターミナルは国際線専用のターミナルで、プライオリティ・パスの対象施設が2つあります。どちらも保安検査と出国審査を通過した先にあります。

日中に入るならSky Lounge South、深夜便ならTIAT Loungeという住み分けになります。営業時間の表示と、プライオリティ・パスで入れる時間帯は別物なので、そこを取り違えないでください。

SKY LOUNGE SOUTH

3F 国際線出発ゲートエリアの、ゲート108付近にあります。羽田空港旅客ターミナル公式の「ご利用可能カード会社」欄には「プライオリティ・パス」だけが書かれており、実質的にプライオリティ・パス専用のラウンジという位置づけです。

営業時間は24時間で、利用時間は最大3時間までとなります。座席数は73席、ビュッフェとアルコールを含むフリードリンク、シャワールーム、喫煙室が用意されています。

同伴者はカード保持者1名につき2名まで入れますが、該当する料金が発生します。4歳未満の子どもは無料で、それ以上の年齢には小人料金の設定がありません。

TIAT LOUNGE

4F 国際線出発ゲートエリアの中央にあります。営業時間は24時間ですが、プライオリティ・パスで入室できる時間帯は午前1:00から午前5:00までに限定されています。

この4時間の枠は空港公式とプライオリティ・パス公式の双方で一致しており、表示上のゆらぎではありません。深夜便の待ち時間以外で向かっても、会員証だけでは入れないと考えてください。

座席数は80席で、ビュッフェサービス、アルコールを含むフリードリンク、シャワールーム、喫煙室があります。該当するカードを持たない場合の料金は1名4,400円、4〜12歳2,200円、0〜3歳無料です。

プライオリティ・パスで利用する場合、同伴の子どもには小人料金の設定がなく大人料金になります。同伴者はカード保持者1名につき2名までで、滞在は最大3時間です。

出典:羽田空港旅客ターミナル『カードラウンジ』プライオリティ・パス『TIAT Lounge』

第2ターミナルの対象ラウンジ

第2ターミナルは国内線のイメージが強いターミナルですが、プライオリティ・パスの対象になっているPOWER LOUNGE PREMIUMは3F 国際線出発ゲートエリアにあります。国内線の保安検査を通っても、このラウンジには到達しません。

営業時間は6:30から25:30までで、利用は最大3時間までとなります。プライオリティ・パス公式の表示では「06:30 – 23:59」と「00:00 – 01:30」の2枠に分かれていますが、同じ時間帯を指しています。

座席数は70席で、ビュッフェサービス、アルコールを含むフリードリンク、シャワールーム、化粧室があります。第3ターミナルの2施設と違い、喫煙室はありません。

該当するカードを持たない場合の料金は1名4,400円、4〜12歳2,200円、0〜3歳無料になります。プライオリティ・パスで入る場合、同伴の子どもは小人料金の設定がなく大人料金です。

なお2026年9月時点で、第2ターミナルの国際線エリアで使えるプライオリティ・パス対象施設はこの1つだけです。同じターミナルの国内線側にあるPower Lounge系は、前述のとおり日本発行の会員証では入れません。

出典:羽田空港旅客ターミナル『カードラウンジ』プライオリティ・パス『Power Lounge Premium』

国内線ターミナルでの利用可否

結論から書きます。国内線の保安検査を通過した先に、日本発行のプライオリティ・パスで入れるラウンジは1つもありません。第1ターミナルも第2ターミナルも同じです。

公式一覧に国内線側のPower Lounge系が並んでいるため「使える」と読めてしまいますが、各施設ページの除外注記がそれを打ち消しています。国内線で使う前提なら、別の手段を用意してください。

第1ターミナルで使えるのは保安検査前のスパ

第1ターミナルで日本発行の会員証が通るのは、Foot Bath Cafe & Body Care LUCKだけです。場所はランドサイドで、南ウイングのセキュリティゲート付近にあります。

営業時間は10:00から20:00までで、滞在時間の上限は6時間になります。スパの利用料金の総額から税込3,400円が割引になる形式で、全額が無料になるわけではありません。

利用にはカードと、24時間以内に出発する搭乗券の提示が必要になります。同伴者は利用できず、6時間以内の再利用も不可です。

この施術1回は、プライオリティ・パスのラウンジ訪問1回分として消費されます。無料利用回数に上限のあるカードでは、そこも計算に入れてください。

国内線のPower Loungeに入る正しい手段

第1・第2ターミナルのPower Lounge系に入りたい場合、使うのはプライオリティ・パスではなくカード付帯の空港ラウンジサービスです。ゴールドカード以上に付いていることが多い、国内空港ラウンジの無料利用特典を指します。

JCBの空港ラウンジサービスの対象一覧には、第1ターミナルのPOWER LOUNGE CENTRAL・NORTH・SOUTH・FOREST LOUNGEが載っています。

第2ターミナルはエアポートラウンジ(南)・POWER LOUNGE CENTRAL・NORTH、第3ターミナルはSKY LOUNGEが対象です。エアポートラウンジ(南)が2026年9月30日で営業を終える点には注意してください。

つまりJCBプラチナを持っているなら、国内線ではプライオリティ・パスではなくカード本体を出すのが正解です。制度が違うだけで、どちらもカード1枚で完結するでしょう。

羽田エアポートガーデンへ回る場合の動線

国内線利用者がプライオリティ・パスを使いたいなら、羽田エアポートガーデンが現実的な選択肢になります。ただし第3ターミナル直結の施設なので、第1・第2ターミナルからは移動が必要です。

移動には無料の連絡バスや京急線・東京モノレールを使います。保安検査前に往復する時間を確保できないなら、国内線での利用はあきらめたほうが確実でしょう。

出典:プライオリティ・パス『Foot Bath Cafe & Body Care LUCK』JCB『空港ラウンジサービス』

羽田エアポートガーデンの対象3施設

羽田エアポートガーデンは第3ターミナル直結の複合施設で、プライオリティ・パスの対象が3つあります。いずれも保安検査を受ける前のエリアです。

3施設とも性格が違います。無料で食べられるのは昼のビュッフェだけで、あとは割引型かオプション選択型だと理解しておいてください。

ALL DAY DINING GRANDE AILE

1階のレストランで、営業時間は11:00から15:00までと17:00から22:00までの2枠です。プライオリティ・パスでの利用はオプション(1)かオプション(2)のどちらか一方を、最長2時間まで選べます。

オプション(1)は毎日午前11時から午後3時までのセットビュッフェランチと無料のソフトドリンクです。オプション(2)は午後5時から午後10時までのディナーで、請求総額から税込3,400円の割引を受けられます。

同伴者は利用できません。大人と食事をシェアする場合に限り、7歳未満の子どもは無料です。

注文前に、有効なカードと出発3時間以内の搭乗券の提示が必要です。入店時間から6時間以内の再利用はできません。

Airport Cafe Lounge NODOKA

2階のラウンジで、営業時間は00:00から23:59までです。羽田エアポートガーデンの3施設で唯一「ラウンジ」に分類されている施設なので、JCBや楽天カード発行のプライオリティ・パスでも利用できます。

利用にはカード保持者と同伴者の全員が、12時間以内に出発する搭乗券を提示する必要があります。入室できるのは搭乗予定時刻の12時間前からです。

特典はオプション制です。オプション(1)はアラカルトメニュー1品、大人1名につきビール2缶、シャワー40分利用の3つから2つを選べます。

オプション(2)は3時間を超える滞在の場合で、ウォークイン料金の総額から税込3,400円の割引を受けられます。なお公式の滞在可能時間の表示は3時間です。

Body Care LUCK

2階のスパで、営業時間は10:00から20:00までです。すべてのスパサービスの請求総額から、税込3,400円の割引を受けられます。

トリートメントを選ぶ前に、有効なカードと出発3時間以内の搭乗券の提示が必要になります。同伴者は利用できず、6時間以内の再利用も不可です。

施術1回はラウンジ訪問1回分に相当します。追加料金が発生した場合は、カード保持者が支払います。

出典:プライオリティ・パス『All Day Dining Grande Aile』

カードラウンジとプライオリティパスの違い

羽田で混乱が起きる大きな原因は、2つの制度が同じ「ラウンジ」という言葉で呼ばれている点にあります。カード付帯の空港ラウンジサービスと、プライオリティ・パスは別物です。

前者はカード会社が国内空港のカードラウンジと契約しているサービスで、後者は世界規模の会員制プログラムです。羽田では対象施設がほとんど重なりません

項目空港ラウンジサービス(JCBの例)プライオリティ・パス(JCBの例)
提供元カード会社Priority Pass社
事前の申し込み不要必要
家族会員利用できる会員カードを発行できない
同伴者JCBプラチナは1名まで無料1名につき2,200円
羽田で入れる場所T1のPower Lounge系・FOREST LOUNGE、T2のPower Lounge系、T3のSKY LOUNGET3のSky Lounge South・TIAT Lounge、T2のPower Lounge Premium、NODOKA
提示するものカードと当日の搭乗券会員証と当日の搭乗券

JCBプラチナは2本立てで持てる

JCBプラチナは、この2つを両方使えるカードです。プライオリティ・パスは本会員のみが申し込め、MyJCBから手続きします。

一方の空港ラウンジサービスは事前の申し込みなしで使え、家族会員も対象に含まれます。同伴者はJCBプラチナの個人会員に限り1名まで無料です。

この差は羽田でそのまま効いてきます。国内線なら空港ラウンジサービス、国際線ならプライオリティ・パスという使い分けが成立するからです。

カードラウンジの有料利用料金

カードを持たない場合でも、羽田のカードラウンジは有料で利用できます。第1・第2ターミナルのPower Lounge系は1,320円、4〜12歳は660円、0〜3歳は無料です。

この金額が、空港ラウンジサービスで浮く1回あたりの実額になります。年に何回搭乗するかを掛け合わせれば、年会費との釣り合いを考える目安になるでしょう。

出典:JCB『空港ラウンジサービス』羽田空港旅客ターミナル『カードラウンジ』

ターミナル別・時間帯別の早見表

自分の便に当てはめて読めるよう、出発するターミナルと時間帯から逆引きできる形にまとめました。日本発行のプライオリティ・パスを前提にしています。

出発する便時間帯保安検査後に入れる施設保安検査前に入れる施設
第3ターミナル発の国際線日中・夕方Sky Lounge South羽田エアポートガーデンの3施設
第3ターミナル発の国際線深夜1時〜5時Sky Lounge South、TIAT LoungeAirport Cafe Lounge NODOKA
第3ターミナル発の国際線早朝5時〜9時Sky Lounge SouthAirport Cafe Lounge NODOKA
第2ターミナル発の国際線6:30〜25:30Power Lounge Premiumなし
第2ターミナル発の国内線終日なしなし
第1ターミナル発の国内線10時〜20時なしFoot Bath Cafe & Body Care LUCK
第1ターミナル発の国内線上記以外なしなし

表を見て分かるとおり、国内線の行には「なし」が並びます。国内線の搭乗客がプライオリティ・パスを活用できるのは、第1ターミナルのスパか、第3ターミナル側へ移動する場合だけです。

深夜1時から5時の枠だけは、第3ターミナルで選択肢が2つに増えます。乗り継ぎや深夜便の待機なら、TIAT Loungeを覚えておいてください。

利用に必要な持ち物と同伴者の扱い

受付で求められるものは施設ごとに違います。共通するのは有効なプライオリティ・パスの会員証と、当日の搭乗券の2点です。

JCBの案内では、受付時に会員証と搭乗券または航空券のローマ字名の一致確認を行います。またアプリによるデジタル会員証は非対応なので、JCB発行分は物理カードを持参してください。

受付までの手順

  1. 目的の施設が保安検査の前か後かを確認する
  2. プライオリティ・パスの会員証を財布から出しておく
  3. 当日の搭乗券を紙かスマートフォンで用意する
  4. 受付で会員証と搭乗券を提示する
  5. 同伴者がいる場合は人数と料金を申告する
  6. 滞在時間の上限を確認してから席に着く

施設ごとの条件一覧

施設搭乗券の条件滞在の上限同伴者
Sky Lounge South当日の搭乗券3時間2名まで(有料)
TIAT Lounge当日の搭乗券3時間2名まで(有料)
Power Lounge Premium当日の搭乗券3時間制限なし(有料)
Airport Cafe Lounge NODOKA12時間以内に出発3時間制限なし(有料)
All Day Dining Grande Aile出発3時間以内2時間不可
Body Care LUCK出発3時間以内不可
Foot Bath Cafe & Body Care LUCK24時間以内に出発6時間不可

子ども料金の扱いに注意

羽田のラウンジは通常、4〜12歳に小人料金を設定しています。ところがプライオリティ・パスで利用する場合、同伴の子どもには小人料金の設定がなく大人料金になります。

この扱いはTIAT LOUNGE、POWER LOUNGE PREMIUM、SKY LOUNGE SOUTHの3施設で空港公式が明記しています。家族連れで使うなら、想定より負担が増える点を覚えておいてください。

なおSky Lounge SouthとTIAT Loungeでは、4歳未満の入室は無料です。All Day Dining Grande Aileでは、大人と食事をシェアする7歳未満が無料になります。

出典:羽田空港旅客ターミナル『カードラウンジ』JCB『プライオリティ・パス』

プライオリティパスが付くカード比較

日本で発行されるカードのうち、プライオリティ・パスが付くのはプラチナ以上のランクが中心です。付帯の中身はカードごとに差があり、無料回数や同伴者の条件が分かれます。

羽田で使う前提なら、発行元によって入れる施設の数が変わります。JCBと楽天カードの発行分は食事・リフレッシュが対象外で、対象は7施設ではなく4施設です。

そのほかに差が出るのは、無料で使える回数と同伴者の料金、そして家族会員の扱いになります。年会費だけで並べても判断を誤ります。

カード名発行会社年会費(税込)国際ブランドプライオリティ・パスの条件公式サイト
JCBプラチナジェーシービー27,500円JCB本会員のみ申込可。同伴者は1名につき2,200円https://www.jcb.co.jp/ordercard/kojin_card/platinum2.html
JCBザ・クラスジェーシービー招待制のため公式は招待条件のみ案内JCB本会員のみ申込可。同伴者は1名まで無料、2名以上は1名につき2,200円https://www.jcb.co.jp/premium/theclass/open.html
楽天プレミアムカード楽天カード11,000円Visa・Mastercard・JCB・American Express本人は年間5回まで無料、6回目以降は1回あたりUS35$。同伴者は1回あたりUS35$https://www.rakuten-card.co.jp/card/rakuten-premium-card/
楽天ブラックカード楽天カード招待制のため公式に単独の案内なし本人は無料。同伴者は2名まで無料、3名以降は1名あたりUS35$https://www.rakuten-card.co.jp/overseas/privilege/lounge/overseas/
三井住友カード プラチナ三井住友カード55,000円(家族会員無料)Visa・Mastercard付帯あり。回数や同伴者の条件はカード紹介ページに記載なしhttps://www.smbc-card.com/nyukai/platinum/index.jsp
ラグジュアリーカード Mastercard Titanium Cardアプラス55,000円(家族会員16,500円)Mastercard家族会員も無料で回数制限なし。同伴者は1名35USDhttps://www.luxurycard.co.jp/titaniumcard/
ラグジュアリーカード Mastercard Black Cardアプラス110,000円Mastercard家族会員も無料で回数制限なし。同伴者は1名35USDhttps://www.luxurycard.co.jp/blackcard
ラグジュアリーカード Mastercard Gold Cardアプラス220,000円Mastercard家族会員も無料で回数制限なし。同伴者は1名35USDhttps://www.luxurycard.co.jp/goldcard

JCBプラチナの条件

年会費は本会員27,500円で、家族カードは1名無料、2人目より1名につき3,300円です。プライオリティ・パスは本サービスの申し込みが必要で、申し込めるのは本会員だけになります。

家族会員はプライオリティ・パスの会員カードを発行できません。ただし空港ラウンジサービスは家族会員も対象なので、国内線のカードラウンジなら家族も使えます。

同伴者の料金は1名につき2,200円で、後日カード利用代金として請求されます。同伴者設定のないラウンジでは、この2,200円での利用もできません。

年会費で選ぶ場合の目安

年会費を抑えたいなら楽天プレミアムカードの11,000円が入口になります。ただし本人の無料利用は年間5回までで、6回目以降は1回あたりUS35$の請求です。

回数を気にせず使いたいなら、ラグジュアリーカードのように回数制限のないカードが候補になります。家族会員も無料で使える点は、同伴が多い人には大きな差でしょう。

羽田だけを見るなら、JCBと楽天カードの発行分は4施設になります。三井住友カードとラグジュアリーカードの案内には国内施設の除外条件がなく、7施設が対象かどうかまでは読み取れません。

年会費に見合うかどうかは、海外や他の空港での利用頻度を含めて判断してください。

出典:JCB『JCBプラチナ』楽天カード『プライオリティ・パス』ラグジュアリーカード『Mastercard Titanium Card』

2026年10月の羽田ラウンジ改編

羽田空港旅客ターミナル公式が、第2ターミナルのカードラウンジについて2件の告知を出しています。プライオリティ・パス公式の一覧にはまだ反映がなく、時期によって情報がずれます。

1つは「※10月1日(木)、カードラウンジ『Lounge Us』が第2ターミナル4Fセキュリティチェック後エリアにオープンいたします。」という告知です。

もう1つはエアポートラウンジ(南)に付いた「※9月30日(水)をもって営業を終了いたします。」という一文になります。公式はこの2件を入れ替えとは書いていません

プライオリティパス公式の一覧に残る施設

営業を終えるエアポートラウンジ(南)は、プライオリティ・パス公式では「AIRPORT LOUNGE SOUTH」として掲載されたままです。2026年9月時点で一覧に残っており、10月以降は実態と合わなくなる見込みです

もともと日本発行の会員証では入れない施設なので、実害は小さい部類です。ただし一覧の更新が遅れる例として、他の施設の情報も現地で確認する習慣を持っておくと安全でしょう。

Lounge Usが対象になるかは未公表

新しくオープンするLounge Usがプライオリティ・パスの対象になるかどうかは、2026年9月時点で公表されていません。空港公式の告知はオープンの事実と場所だけを伝えています。

場所は第2ターミナル4Fのセキュリティチェック後エリアです。国内線側の施設が入れ替わるだけなら、日本発行の会員証で入れる施設の数は変わらない見込みになります。

出典:羽田空港旅客ターミナル『カードラウンジ』

よくある質問

プライオリティパスはどこで申し込むか

カード付帯で手に入れる場合、申し込み窓口は発行するカード会社です。JCBプラチナならMyJCBにログインし、会員専用サービスページから手続きします。

楽天プレミアムカードの場合は楽天e-NAVIで招待コードを受け取り、プライオリティ・パス公式サイトで登録します。空港のカウンターでは発行できません

第2ターミナル国際線で使えるラウンジはどれか

Power Lounge Premiumの1施設です。3F 国際線出発ゲートエリアにあり、営業時間は6:30から25:30までとなります。

同じターミナルの国内線側にあるPower Lounge系は、日本発行の会員証では利用できません。国際線エリアかどうかで結果が変わります。

POWER LOUNGE CENTRALは有料か

カードを持たない場合は有料で、料金は1,320円、4〜12歳は660円、0〜3歳は無料です。カード付帯の空港ラウンジサービスの対象カードを持っていれば無料になります。

ただし日本発行のプライオリティ・パスでは、無料でも有料でも会員証としては通りません。入るならカード本体を提示してください。

海外発行のプライオリティパスならどうなるか

除外注記の条件は「日本国内の事業者を通じて発行されたPriority Pass会員証カード」です。海外発行の会員証はこの条件に当てはまりません。

ただし羽田空港旅客ターミナル公式は、カードラウンジ全般について「一部カードを除き、海外発行カードはご利用いただけません。」と案内しています。海外発行であれば無条件で入れる、という理解は避けてください。

JALのサクララウンジやANAラウンジに入れるか

入れません。航空会社ラウンジはカードラウンジとは別の区分で、プライオリティ・パスの羽田の対象一覧にも含まれていません。

TIAT LOUNGEは各航空会社発行のラウンジクーポンでも利用できますが、これは航空会社側の制度です。プライオリティ・パスの会員証で航空会社ラウンジへ入る経路はありません

予約は必要か

羽田の対象施設で事前予約を必須としている記載はありません。受付で会員証と搭乗券を提示する運用です。

ただしSky Lounge SouthとTIAT Loungeには、スペースの制約上で入室制限が行われる場合があるという注記があります。Body Care LUCKやFoot Bath Cafe & Body Care LUCKも、混雑時は店舗側の判断で利用が制限されます。

1日に複数の施設をはしごできるか

プライオリティ・パス側は施設ごとに再利用の制限を設けています。All Day Dining Grande AileとBody Care LUCKは、入店から6時間以内の再利用ができません。

カード付帯の空港ラウンジサービスは条件がさらに厳しく、JCBは「1回の搭乗で複数のラウンジを利用することはできません」と案内しています。制度をまたいでのはしごも想定されていないと考えるのが無難でしょう。

出典:JCB『空港ラウンジサービス』羽田空港旅客ターミナル『カードラウンジ』

まとめ

羽田空港のプライオリティ・パスは、国際線なら実用的で、国内線ならほぼ機能しません。公式掲載は13施設ですが、日本発行の会員証で入れるのは7施設で、制限区域内のラウンジは3施設だけです。

判断基準はシンプルです。第3ターミナルか第2ターミナルの国際線から出発するなら使う価値があり、国内線ならカード付帯の空港ラウンジサービスを使うという切り分けになります。

TIAT Loungeの入室可能時間が深夜1時から5時に限られる点と、JCBや楽天カード発行分では食事・リフレッシュ施設が対象外になる点は、現地で気づいても手遅れです。出発前に確認しておいてください。

なお成田空港の対象は9施設で、ラウンジ4件に対し食事が5件と、羽田とは構成そのものが違います。成田から出発する予定があるなら、成田空港のプライオリティ・パス対象施設を別途確認してください。

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