USDCレンディングはどこがおすすめ?USDTとステーブルコインの年率比較

【PR】記事内には広告が含まれることがあります。

USDCを貸し出して利息を受け取れる国内サービスは、公式サイトで条件を確認できた範囲で6社あります。年率の上限は4%から12%まで開いていて、同じ12%でも到達条件がまったく違います。

差を生んでいるのは年率そのものではなく、ロック期間・途中解約・運営が暗号資産交換業者かどうかの3点です。ここを揃えずに数字だけで選ぶと、引き出せない期間の長さで後悔します。

各社の公式ページから条件を1つずつ拾い、USDTとの使い分けや税金の扱いまで横並びにしました。

3行要約

①公式で確認できたUSDC対応の国内レンディングは6社
②ロック期間ゼロはLENDEE・初日から固定12%はPBR LENDING
③高い年率と金融庁登録のどちらを取るかの選択

目次

USDCレンディングの年率と条件を比較

USDCを貸し出して利息を受け取れるサービスは、公式サイトで条件を確認できた範囲で6社ありました。年率の上限は4%から12%まで開いています。

ただし12%という数字は、LENDEEとPBR LENDINGで中身が違います。片方は361日以降に到達する階段式の上限で、もう片方は貸出初日から動かない固定値です。

下の表は各社の公式ページから拾った条件をそのまま並べたものです。年率の欄には到達条件も入れているので、数字だけを横に読まずに、その隣にある条件とセットで見てください

名称年率の上限(USDC)種別対応銘柄数ロック期間途中解約自動再投資募集時期サービス開始運営会社公式サイト
LENDEE12.0%
(361日以降・30日までは5.0%)
レンディング専業
(暗号資産交換業者ではない)
5銘柄なしなし(手動)随時公式に記載なしLendee株式会社https://lendee.co.jp/
PBR LENDING12%
(プレミアム・初日から固定)
レンディング専業6銘柄プレミアム1年
レギュラー30日
期間中は不可なし(単利)随時公式に記載なしPortobello Road株式会社https://pbr-lending.com/
BitLending10%
(USDC・USDT)
レンディング専業6銘柄30日30日経過後は可公式に記載なし随時公式に記載なし株式会社 J-CAMhttps://bitlending.jp/
らくらくちょコイン10%
(USDC)
レンディング専業4銘柄(USDT等は準備中)公式に記載なし公式に記載なし公式に記載なし随時公式に記載なし株式会社イオレhttps://chocoin.jp/
HashHubレンディング4%
(2026年8月分・月次更新)
レンディング専業6銘柄なし(無期限)申請可
(返還は翌々月初)
あり(毎月1日に組入)随時公式に記載なしSBIグループ企業が運営
(商号は公式に記載なし)
https://hashhub-lending.com/
SBI VCトレード税込年率10%
(2026年4月30日募集分)
暗号資産交換業者
(金融庁登録)
32銘柄募集コースの期間
(USDCは84日間)
なしなし募集ごと公式に記載なしSBI VCトレード株式会社https://www.sbivc.co.jp/services/lending
※LENDEEの解約に手数料はかかりませんが、返還時にブロックチェーンのネットワーク料相当額は利用者の負担になります。※SBI VCトレードの年率は募集条件により変動し、表の値は2026年4月30日募集分(対象銘柄USDC)の条件です。※HashHubレンディングの貸借料率は月次で見直されます。※サービス開始日はいずれも公式ページに記載を確認できませんでした。

目的別の早見

同じUSDCでも、利用者が何を優先するかで選ぶ先が変わります。年率の高さだけで決めると、引き出したいときに引き出せない期間の長さで詰まります。

ロック期間を作らずいつでも動かしたいならLENDEEです。公式は資産のロック期間を設けておらず、解約手数料もかかりません。

逆に、預けたまま動かさない前提で初日から高い利率を確保したいならPBR LENDINGのプレミアムでしょう。1年間は返還請求ができない代わりに、年利12%が貸出初日から固定で適用されます。

運営が金融庁の登録を受けた暗号資産交換業者であることを優先するなら、選択肢はSBI VCトレードの貸コインだけになります。ここが本記事でいちばん大きな分かれ道です。

少額から試したい場合は、貸出数量の下限の差が効いてきます。らくらくちょコインは60USDCから、BitLendingとPBR LENDINGは200USDCから、HashHubレンディングは5,000USDCからという並びになります。

年率の3つの型

USDCレンディングの年率には3つの型があり、これを混ぜて比べると誤読します。表を読む前にここを押さえてください。

1つ目は固定型です。PBR LENDINGのように、貸出開始から終了まで同じ年利が動きません。

2つ目は経過日数による段階増型でしょう。LENDEEのLendee Growth Yieldがこれで、預けた日数が増えるほど利率が上の段へ移ります。

3つ目は募集ごとの提示型です。SBI VCトレードの貸コインは募集回ごとに年率と期間が示され、公式も年率は募集条件により変動すると注記しています。HashHubレンディングの貸借料率も月次で更新されます。

USDCを貸せる国内サービスと貸せない取引所

国内の大手取引所には、そもそもUSDCの現物を扱っていないところがあります。取扱いがなければ貸暗号資産の対象にもなりません。

取引所貸暗号資産のUSDC対応対象銘柄の公式記載年率の参考値公式サイト
GMOコイン(ベーシック)対象外22銘柄を公式に列挙・USDCなし年率0.05%〜年率10%https://coin.z.com/jp/corp/product/info/lending/
GMOコイン(プレミアム)対象外BTC・ETH・XRPの3銘柄のみ年率15%以上https://coin.z.com/jp/corp/product/info/lending-premium/
Coincheck断定できない対象銘柄はログイン後のページでのみ公開公式表示の上限は年率5.0%https://coincheck.com/ja/lending
bitbank(貸して増やす)対象外取り扱う全通貨が貸出対象・取扱通貨にUSDCなし年率0.1%〜5.0%https://bitbank.cc/about/lending
※GMOコインのプレミアムで示される年率15%以上はBTC・ETH・XRPの3銘柄に限った条件で、USDCは対象に含まれていません。※Coincheckは対象銘柄の一覧をログイン後にのみ公開しているため、本記事ではUSDCの可否を断定していません。※bitbankは取り扱う全通貨を貸出しの対象としていますが、公開されている全取引ペアにUSDCの組み合わせがなく(2026年8月26日時点)、貸暗号資産の対象になりません。

GMOコインの貸暗号資産は、公式が対象銘柄を名指しで列挙しています。ベーシックの22銘柄にもプレミアムの3銘柄にも、USDCの記載はありません。

USDCにこだわらないなら代替の道も残っています。GMOコインのベーシックは22銘柄、SBI VCトレードの貸コインは32銘柄を対象にしているため、BTCやETHなど別の銘柄を貸すという選び方はできます。

ただしBTCやETHは価格そのものが動くので、増えた枚数と日本円で見た評価額は連動しません。ステーブルコインを選ぶ意味は、この振れ幅を抑えられる点にあるでしょう。

レンディングの全体像や他銘柄の比較は暗号資産レンディングのおすすめ比較で扱っています。仕組みそのものを先に押さえたい場合はレンディングとは何かの解説をご覧ください。

出典:Lendee『暗号資産レンディングサービス Lendee』PBR LENDING『公式サイト』GMOコイン『貸暗号資産ベーシック・プレミアム』

USDC対応サービスの個別条件

ここからは6社の条件を1社ずつ確認します。数値は各社の公式ページに書かれているものだけを扱い、公式に記載がない項目はその旨をそのまま書いています。

LENDEE|ロック期間なしで利率が階段式に上がる

Lendee株式会社が運営するレンディングサービスで、USDCはERC-20のトークンを預ける形になります。特徴はLendee Growth Yieldと呼ばれる階段式の利率です。

項目内容
USDCの利率(30日まで)5.0%
USDCの利率(31〜90日)7.0%
USDCの利率(91〜180日)8.0%
USDCの利率(181〜360日)10.0%
USDCの利率(361日以降)12.0%
対応銘柄BTC・ETH・XRP・USDT(ERC-20)・USDC(ERC-20)の5銘柄
ロック期間なし(いつでも返還申請が可能)
途中解約の手数料なし(ネットワーク料相当額は利用者負担)
返還までの日数返還申請から10営業日
返還申請のキャンセル返還日の5営業日前まで有効
複利自動再投資はなし(公式の表示はAPR=単利年率/再申請は手動で経過日数はリセット)
本人確認の審査手続き完了から3営業日以内
※利率は銘柄ごとに設定されており、上の値はUSDCの段階です。公式は貸借料率を含むプランの内容を変更する場合があるとしています。

USDCとUSDTは同じ段階が適用され、BTCとETHは30日までが3.0%、361日以降で10.0%という別の階段になります。ステーブルコインのほうが高い段に設定されている点は覚えておいてください。

注意したいのは複利の扱いです。公式FAQは表示している利率をAPR(単利年率)と明記しており、利息は毎日デポジットアカウントへ付与されますが、自動で元本へ組み込まれる仕組みはありません。

公式FAQは追加レンディングについて「既存のレンディングレコードが分かれてレンディングが開始されます」と説明しています。つまり手で再申請すると、その分は経過日数ゼロの新しいレコードとして5.0%から始まります

階段を上まで登らせたい元本と、こまめに再投入したい利息が両立しない構造になっています。LENDEEを複利前提で選ぶ理由にはなりません。

単体の解説はLENDEEの詳細記事にまとめています。

出典:Lendee『よくある質問・お問い合わせ』

PBR LENDING|プレミアムは初日から固定年利12%

Portobello Road株式会社が運営するサービスで、レギュラーとプレミアムの2プランがあります。年利は貸出初日から終了まで変わりません。

項目内容
レギュラーレンディング固定 年利 10%
プレミアムレンディング固定 年利 12%
ロック期間レギュラーは契約成立日から30日間/プレミアムは1年間
途中解約ロック期間中は返還請求ができない
対象暗号資産BTC・ETH・XRP・ADA・USDT・USDCの6種類
複利単利運用(利息が自動的に元本へ組み込まれることはない)
出庫までの日数通常2〜3営業日
貸出数量の下限USDC 200/USDT 200
※PBR LENDINGは保有する暗号資産を貸し出して利息を受け取る暗号資産レンディングサービスで、銀行預金・元本保証型商品ではありません。※利率・対象通貨・特典内容は変更される場合があるため、参加前に公式サイトで最新情報をご確認ください。

公式は「レギュラーレンディングは個別契約成立日から30日間、プレミアムレンディングは同日から1年間、解約(返還請求)することができません」と明記しています。

LENDEEに勝っているのは2点あります。1つは年利12%が初日から適用されること、もう1つは出庫が通常2〜3営業日で終わることでしょう。

LENDEEは返還申請から10営業日かかるので、出口の速さではPBR LENDINGのほうが短くなります。ロックを受け入れられる利用者にとっては、この差が判断材料になります。

反対に、1年間まったく動かせないという条件は軽くありません。同じ12%でも、LENDEEの12.0%は361日以降にようやく届く段であるのに対し、こちらは初日から届いている点が違います。

出典:PBR LENDING『公式サイト』

BitLending|30日経過後はいつでも返還請求

株式会社 J-CAMが運営するサービスで、USDCとUSDTの貸借料率はどちらも10%です。BTCとETHが8%、XRPとSOLが7%なので、ステーブルコインの2銘柄が上に置かれています。

項目内容
USDCの貸借料率10%
USDTの貸借料率10%
貸出数量の下限USDC 200 USDC/USDT 200 USDT
貸出期間30日間から(30日経過後に返還請求ボタンが有効)
返還までの日数申請を受け取った日の属する月の翌月1日から起算して7営業日以内
返還手数料年4回まで無料/年5回目以降は返還数量から差引
運営会社株式会社 J-CAM
※返還の起算が翌月1日からになるため、月初に申請するか月末に申請するかで手元に戻るタイミングが1か月近くずれます。

ロック期間は30日と短めですが、返還のカウントが翌月1日から始まる点には注意してください。申請したその日から7営業日ではありません。

返還の無料枠が年4回である点も、こまめに出し入れする使い方とは相性がよくないでしょう。

出典:BitLending『暗号資産レンディングサービス BitLending』

らくらくちょコイン|USDCは10%・60USDCから

東京証券取引所グロース市場に上場する株式会社イオレが運営しています。上場企業が母体である点が、他のレンディング専業サービスとの違いです。

項目内容
USDCの貸借料率10%
他銘柄の貸借料率BTC 8%/ETH 8%/XRP 7%
USDTの取扱い準備中(SOL・DAIも同様)
貸出数量の下限60USDC
返還までの日数申請を受け取った日の属する月の翌月1日から起算して7営業日以内
運営会社株式会社イオレ(東京証券取引所グロース市場)
※ロック期間と途中解約の条件は公式ページで確認できなかったため、本記事では扱っていません。申込前に公式サイトで確認してください。

他の5社が200USDC以上を求めるなかで、60USDCという下限は際立って小さい数量です。仕組みを試してから本命の数量を入れたい場合の入口になります。

一方でUSDTは準備中の表示にとどまっており、現時点でUSDTを預ける先としては使えません。

出典:らくらくちょコイン『暗号資産レンディング』

HashHubレンディング|貸借料を毎月1日に自動組入

公式ページはSBIグループ企業の運営という一文を掲げています。運営会社の商号については、本記事の取得範囲では公式ページから読み取れませんでした。

6社のなかで複利を公式に明言しているのはここだけです。毎月の貸借料が元本へ組み入れられる形式を、公式が名指しで説明しています。

項目内容
USDCの貸借料率4%(2026年8月・月次更新)
貸借料の支払方法貸し出し資産に組入(毎月1日)
期間無期限
上限なし
貸し出し開始の下限5,000 USDC以上(追加も5,000 USDC以上)
返還手数料15.0 USDC
返還の実行時期申請から翌々月初
ネットワークEthereum(TX承認数12〜40)
※貸借料率は月次で見直されます。USDC以外ではDAIが募集終了、XRPとSOLが募集停止中となっています(2026年8月時点)。

公式は「本サービスは毎月の貸借料が貸し出し資産に自動組入される複利形式です」と説明しています。毎月1日に元本が積み上がるため、期間が延びるほど単利との差は開いていくでしょう。

ただし条件はやさしくありません。USDCの貸し出し開始は5,000 USDC以上で、60USDCから始められる他社とは入口の重さが違います。

返還の実行も申請から翌々月初と、6社のなかで手元へ戻るまでが長くかかります。年率4%という水準と合わせて、腰を据えて置いておく利用者向けの設計です。

出典:HashHubレンディング『公式サイト』

SBI VCトレード|金融庁登録の交換業者で日本円から買える

本記事で扱う6社のうち、金融庁の登録を受けた暗号資産交換業者はSBI VCトレードだけです。公式サイトのフッターには暗号資産交換業の登録番号と加入協会が並んでいます。

項目内容
サービス名貸コイン
対象銘柄32銘柄(USDC・JPYSCを含む)
USDCの年率税込年率10%(2026年4月30日募集分)
USDCの募集条件貸出期間84日間・100USDC〜5,000USDC
利用料の計算式利用料(税込)=貸出数量×年率(利用料率)×期間÷365
途中解約なし
直近の募集2026/08/20 20:00開始・2026/08/27 19:00締切・貸出終了日2026/11/19
登録・加入協会暗号資産交換業 関東財務局長 第00011号/日本暗号資産等取引業協会(会員番号1011)
※年率は税込です。募集条件により変動します。2026年4月30日募集分、対象銘柄USDC。※途中解約はできないため、貸出期間が終わるまで資金は動かせません。

年率は募集回ごとに提示され、公式も募集条件により変動すると注記しています。表の数字は過去の募集回の条件なので、申込前に現在の募集内容を確認してください。

貸コインの対象32銘柄にはUSDCとJPYSCが含まれる一方、JPYCの記載はありません。同じ円建てでも銘柄によって扱いが分かれています。

日本円からUSDCを直接買える国内の交換業者として本記事で確認できたのは、このSBI VCトレードでした。購入手順はUSDCの買い方の記事で詳しく扱っています。

出典:SBI VCトレード『貸コイン』

USDCを貸せない国内取引所と代替手段

大手取引所を使っている利用者ほど、手元の口座でUSDCレンディングを完結させたいと考えます。ところが現状ではその道がふさがっています。

GMOコインの貸暗号資産は、ベーシックが22銘柄、プレミアムがBTC・ETH・XRPの3銘柄という構成です。どちらの一覧にもUSDCは入っていません。

Coincheckは対象銘柄の一覧をログイン後のページでのみ公開しているため、本記事ではUSDCの可否を断定しません。

bitbankは事情が違います。貸暗号資産そのものは提供していますが、預ける対象になるUSDCを取り扱っていないという形の対象外です。

USDCを手に入れて専業レンダーへ入庫するまで

国内でUSDCレンディングを始める場合、経路は次の順番になります。ネットワークの選び間違いは資産を失う原因になるため、ここだけは慎重に進めてください。

  1. SBI VCトレードで口座を開設し、本人確認を済ませます
  2. 日本円を入れてUSDCを購入します
  3. 貸し出したいサービス側で口座を作り、本人確認を通します
  4. サービス側で表示されるUSDCの入庫先アドレスとネットワークを控えます
  5. SBI VCトレードから、控えたアドレスへUSDCを送信します
  6. 着金を確認してからレンディングを申請します

USDCにはEthereum以外のネットワークも存在しますが、LENDEEもHashHubレンディングも公式に指定しているのはERC-20です。別のネットワークを選ぶと着金しません。

いきなり全額を動かさず、少額で1往復させてから本命の数量を送るほうが安全でしょう。

bitbank|取り扱う全通貨が貸出対象でもUSDCの取扱いがない

ビットバンク株式会社の「貸して増やす」は、金融庁(財務局)の登録を受けた暗号資産交換業者が提供する貸暗号資産です。公式は「ビットバンクで取り扱う全通貨の貸出しに対応しています。」と書いています。

対象銘柄を絞り込む設計ではないため、貸せるかどうかはbitbankがその通貨を扱っているかどうかで決まります。そしてUSDCとUSDTは、どちらもbitbankの取扱通貨に入っていません。

公開されている全取引ペアを2026年8月26日時点で確認したところ、USDCとUSDTを含む組み合わせは1件もありませんでした。bitbankが扱うステーブルコインはDAIだけです

サービスとしての条件そのものは公式ページに書かれています。下の表は、その記載を並べたものです。

項目内容
サービス名貸して増やす(ビットバンク株式会社)
事業者の立場暗号資産交換業者登録番号 第00004号
対象銘柄bitbankで取り扱う全通貨
USDC・USDTの取扱いなし(公開されている全取引ペアに該当なし・2026年8月26日時点)
年率募集月ごとに0.1%から5.0%までの範囲で決定
貸出期間1年(満了期日に返還)
中途解約ビットバンクが認めた場合のみ・5%の中途解約手数料
貸出中の扱い貸出期間が満了するまで売却も送付もできない
分別管理・預金保険どちらも対象外
※年率は募集月ごとに決まるため、貸し出す月によって変わります。※USDC・USDTの取扱いの有無は、公開されている全取引ペアを2026年8月26日時点で確認した結果です。

年率は募集月ごとに0.1%から5.0%までの範囲で決まり、貸出期間は1年です。ビットバンクが認めた場合を除いて期間中は動かせず、認められた場合も5%の中途解約手数料がかかります。

交換業者が運営していても、分別管理と預金保険はどちらも対象外です。貸暗号資産が暗号資産交換業の枠の外にあるという点は、専業サービスと変わりません。

bitbankについてはCircleとの提携も報じられています。ただし取扱通貨へUSDCが加わったことを示す公式の一次情報は、本記事では確認できませんでした。

提携の発表と、実際に取扱いや貸暗号資産の対象へ加わることは別の話です。現時点でUSDCを貸すなら、対象銘柄にUSDCを持つサービスを選ぶことになります。

出典:GMOコイン『貸暗号資産ベーシック』Coincheck『貸暗号資産サービス』

USDTレンディングとの使い分け

USDTレンディングを探している利用者にとって、年率の差はほとんどありません。本記事で扱った範囲では、USDCとUSDTの利率は同じか、USDT側が用意されていないかのどちらかでした。

サービスUSDCの年率USDTの年率
LENDEE5.0%〜12.0%
(12.0%は361日以降)
5.0%〜12.0%
(12.0%は361日以降)
同じ
PBR LENDING10%/12%10%/12%同じ
BitLending10%10%同じ
らくらくちょコイン10%準備中USDCのみ
HashHubレンディング4%取扱いなしUSDCのみ
SBI VCトレード税込年率10%(過去の募集分)取扱いなしUSDCのみ
※PBR LENDINGの2つの数字はレギュラーとプレミアムの固定年利です。※SBI VCトレードの貸コイン32銘柄にUSDTの記載はありません。

入手経路の差で選ぶ

年率が並ぶなら、判断材料は入手経路に移ります。USDCは日本円から直接買える国内の交換業者を確認できましたが、USDTについては同じ経路を本記事で確認できませんでした。

国内で日本円から買えるかどうかは、始めるまでの手間と手数料に直結します。ここがUSDCを選ぶ実務上の理由になります。

発行体の開示体制で選ぶ

USDCの発行体であるCircleは、月次で準備金のアテステーションをBig Fourの会計事務所により公表しています。準備金の内訳や保管先も公開されています。

USDTを発行するTetherは、流通量の情報を日次で公表しています。ただし本記事の確認範囲では、監査法人による定期的な証明の枠組みまでは公式ページで確認できませんでした。

どちらが優れているという話ではなく、開示の粒度に差があるという事実です。長期で預けるほど、この差を重く見る利用者は増えるでしょう。

国内でUSDTは買えるのか

本記事で条件を確認した国内の交換業者の取扱銘柄一覧に、USDTは入っていませんでした。SBI VCトレードの貸コイン32銘柄にも記載がありません。

USDTを国内サービスへ預けたい場合は、別経路で入手したUSDTを入庫する形になります。手間と経路の安全性を考えると、USDCのほうが素直な選択です。

出典:Circle『USDC』Tether『Transparency』

ステーブルコインレンディングの仕組み

ステーブルコインレンディングは、保有しているUSDCなどを事業者へ貸し出し、その対価として利息を受け取る取引です。法的には消費貸借契約にあたります。

Coincheckの公式説明でも、貸暗号資産サービスは利用者と事業者が消費貸借契約を締結し、期間満了後に同量・同等の暗号資産を返す仕組みだと整理されています。貸したものと同じ数量が戻るのであって、日本円で保証されるわけではありません。

レンディングとステーキングの違い

比較軸レンディングステーキング
収益の源泉事業者へ貸し出した対価ブロックチェーンの合意形成への参加報酬
対象銘柄ステーブルコインを含むPoS系の銘柄に限られる
USDCの可否可能対象外
主なリスク貸出先の信用リスク価格変動とロック期間
※USDCはPoSの対象銘柄ではないため、ステーキングでは増えません。USDCを増やす手段はレンディングが中心になります。

USDCをステーキングしたいという相談は多いのですが、仕組みの上で成立しません。USDCはEthereumなどの上で発行されたトークンであり、合意形成に使われる銘柄ではないからです。

BTC・ETHのレンディングとの違い

BTCやETHを貸すと、増えるのは枚数です。日本円換算の評価額は価格次第で上下します。

USDCは米ドルに1対1で連動するため、ドル建てで見れば価格変動の影響を受けにくくなります。ただし日本円で見る利用者には為替が残ります。この点は後半のリスクの章で実測データとあわせて扱います。

DeFiでのUSDC運用との違い

USDCはMorphoのような分散型のレンディングプロトコルでも貸し出せます。こうしたプロトコルは資産を第三者が預かる形を取らない設計になっており、Morphoの公式も預かる相手が存在しないと説明しています。

ただしこれらは金融庁(財務局)の登録を受けた国内の暗号資産交換業者ではなく、利用は自己責任になります。日本語のサポート窓口も、トラブル時の相談先も国内サービスとは事情が異なります。

本記事では仕組みの違いに触れるにとどめ、手順や推奨は扱いません。ステーブルコインそのものの基礎はステーブルコインの解説記事をご覧ください。

出典:Coincheck『貸暗号資産サービス』Morpho『公式サイト』

USDCの発行体と裏付け資産

年率だけを見て預け先を決める前に、USDCそのものの信用がどう担保されているかを確認しておきましょう。ここが崩れると、年率の議論は意味を失います。

項目公式の記載
発行体Circle Internet Financial, LLC(NMLS ID# 1201441)
裏付け流動性の高い現金および現金同等資産により100%裏付け
準備金の運用Circle Reserve Fund
保管・運用者The Bank of New York Mellonが保管し、BlackRockが運用
第三者証明Big Fourの会計事務所による月次の準備金アテステーション
償還米ドルと1対1で償還可能
ライセンスニューヨーク州金融当局からMoney Transmitterとして免許を取得
※上記はCircle公式サイトの記載にもとづきます。準備金の構成や金額は時点により変わります。

USDTとの開示体制の違い

USDTはTetherが発行し、流通量の情報は日次で公表されています。裏付けについても100%の準備金があると説明しています。

一方で、どの会計事務所がどの頻度で証明しているかという枠組みは、本記事の確認範囲では公式ページから読み取れませんでした。USDCは月次アテステーションの実施主体まで明示している点が違います

デペッグが起きたときに何が起きるか

ステーブルコインは米ドルとの連動が前提ですが、その前提が一時的に外れることがあります。準備金の預け先が破綻した場合などに、価格が1ドルを下回る場面が過去にありました。

レンディング中はその資産を動かせません。デペッグが起きても売れないという状態が、価格変動リスクよりも先に効いてきます。

USDCの使い道や決済面についてはUSDCが使える場所の記事で扱っています。

出典:Circle『USDC』Tether『Transparency』

USDCレンディングのリスク

ここが本記事でいちばん重要な章です。年率10%から12%という水準が、何と引き換えに成立しているのかを事実で確認します。

暗号資産交換業者かどうかで立場が変わる

LENDEEの公式FAQは、トラベルルールの適用について「暗号資産交換業者ではなく、またJVCEAの会員ではないため、この自主規制導入の対象にはなっておりません」と書いています。事業者自身が交換業者ではないと明言しているわけです。

これは隠された情報ではなく、公式が自ら開示している立場です。年率10%から12%と、交換業者側の年率との差は、この立場の違いと結びついています

比較軸レンディング専業暗号資産交換業者
該当サービスLENDEE・PBR LENDING・BitLending・らくらくちょコイン・HashHubレンディングSBI VCトレード
金融庁の登録暗号資産交換業の登録を前提としない暗号資産交換業の登録あり
自主規制団体LENDEEはJVCEA非会員と公式に明記日本暗号資産等取引業協会(会員番号1011)
USDCの年率4%〜12%税込年率10%(過去の募集分)
途中解約サービスにより可否が分かれるなし
※LENDEE以外の専業サービスについては、交換業登録の有無を示す公式の記載を本記事では確認していません。表の「金融庁の登録」欄は貸暗号資産という商品の性質を示したものです。※専業の「4%〜12%」は5社の上限値の幅です。LENDEEの12.0%は361日以降に到達する段階値、PBR LENDINGの12%はプレミアムで貸出初日から適用される固定値で、同じ12%でも到達条件が違います。

どちらが良い悪いという話ではありません。高い年率を取るのか、登録事業者という枠組みを取るのかという交換条件だと理解してください。

元本は法的に保証されない

LENDEEの公式FAQは「暗号資産のレンディングは、銀行預金とは異なり、法的な元本保証はありません」と説明しています。貸出先が破綻した場合、資産が戻らないリスクを利用者が負います。

Coincheckの貸暗号資産サービスも、事業者が借り入れた暗号資産は分別管理の対象にならないと明記しています。預金保険の対象でもありません。

この点はどのサービスを選んでも共通です。特定の1社だけが劣っているわけではなく、貸すという行為そのものに付いてくる性質です。

円換算では為替が損益を左右する

USDCはドルに連動するため、価格変動リスクは小さくなります。ところが日本円で家計を管理している利用者にとっては、為替が残ります。

当サイトが実際にUSDCを貸し出して1か月分の推移を記録したところ、日本円換算での増加は697円でした。その内訳は利息が約382円、円安による増加が約315円です

つまり増えた金額のおよそ4割強は、利息ではなく為替の動きによるものでした。円高に振れていれば、同じ利息でも日本円では目減りしていた計算になります。

年率の比較表だけを見ていると、この効きの大きさは見えません。実際の記録は実貸出の検証記事に残しています。

途中解約と返還までの日数

サービスロック期間返還までの日数
PBR LENDINGレギュラー30日/プレミアム1年通常2〜3営業日
BitLending30日翌月1日から起算して7営業日以内
らくらくちょコイン公式に記載なし翌月1日から起算して7営業日以内
LENDEEなし返還申請から10営業日
HashHubレンディングなし(無期限)申請から翌々月初
SBI VCトレード募集コースの期間貸出期間の満了時
※ロック期間の有無と、申請してから実際に手元へ戻るまでの日数は別の指標です。ロックがなくても戻りが遅いサービスがあります。

ロック期間がないことと、すぐ引き出せることは同じではありません。LENDEEはロックゼロでも返還申請から10営業日かかり、PBR LENDINGはロックが長い代わりに出庫が2〜3営業日で終わります。

利率は変わりうる

LENDEEの公式FAQは、市場動向などにより貸借料率を含むレンディングプランの内容を変更する場合があるとしています。HashHubレンディングの貸借料率も月次で見直されます。

申込時点の年率がそのまま1年続くとは限りません。固定年利をうたうプランと、変動する前提のプランを混ぜて比べないでください。

出典:Lendee『よくある質問・お問い合わせ』Coincheck『貸暗号資産サービス』SBI VCトレード『公式サイト』

USDCレンディングの始め方

ここでは口座開設から利息の受け取り、返還申請までの流れを順番に確認します。各社で画面の名称は違いますが、大きな流れは共通です。

  1. 貸し出したいサービスで会員登録を行い、本人確認の書類を提出します
  2. 審査の完了を待ちます(LENDEEの場合は手続き完了から3営業日以内)
  3. SBI VCトレードなどでUSDCを購入します
  4. サービス側に表示される入庫用アドレスとネットワークを確認します
  5. ERC-20のネットワークを選び、控えたアドレスへUSDCを送信します
  6. 着金を確認したうえでレンディングを申請します
  7. 利息の付与を待ちます(LENDEEはデポジットアカウントへ毎日付与)
  8. 引き出したくなったら返還を申請します

入庫時のトラベルルール入力

国内の交換業者から暗号資産を送信するとき、送り先の情報を入力する画面が出ます。これはトラベルルールと呼ばれる自主規制にもとづく手続きです。

LENDEEは公式FAQで、自社が暗号資産交換業者ではなくJVCEAの会員でもないため、この自主規制の対象になっていないと説明しています。送信元の取引所側で「その他」や個人ウォレット扱いを選ぶことになる場面があります

入力内容に迷ったら、送信元の取引所ではなく受け取り側のサービスへ確認するのが確実でしょう。

返還申請のキャンセル可否

LENDEEでは返還申請を出したあとでも取り消せます。公式FAQによると、キャンセルボタンは返還日の5営業日前まで有効です。

ただしキャンセルしたあとに再申請すると、そこからまた10営業日かかります。気が変わりやすい局面では、申請のタイミング自体を遅らせるほうが結果的に早く済みます。

BitLendingでは貸出から30日を過ぎると返還請求ボタンが有効になります。押せるようになる日と、実際に戻る日は別なので混同しないでください。

出典:Lendee『よくある質問・お問い合わせ』BitLending『暗号資産レンディングサービス BitLending』

USDCレンディングの利益と税金

受け取った利息は課税の対象になります。日本円に換えていなくても、受け取った時点で所得として認識する必要があります。

所得区分と課税方式

国税庁の確定申告書等作成コーナーは、暗号資産の売却または使用により生じた利益について「その他の雑所得に該当します」と示しています。雑所得は給与など他の所得と合計して総所得金額を求めたうえで税額を計算する扱いです。

つまり総合課税であり、所得が増えるほど税率が上がる構造になります。暗号資産の証拠金取引と違い、申告分離課税は使えません

また雑所得の計算上生じた損失は、他の所得と損益通算できません。ここは株式などとの大きな違いです。

利息を受け取った時点で課税されるのか

受け取った暗号資産は、受け取った時点の時価で評価するのが基本の考え方です。日本円に換えるまで課税されないという理解は誤りです。

LENDEEのように利息が毎日付与されるサービスでは、付与のたびに評価が発生します。手作業で集計するのは現実的ではありません。

円換算のタイミングと明細の取得

LENDEEは公式FAQで、時価の算出レートを毎日0時(日本時間)に更新すると説明しています。ただし公式は一日一回の更新であることを理由に、この価格を参考価格として認識するよう求めています。

明細はダッシュボードの「利息データダウンロード」からCSV形式で取得できます。確定申告の際はこのファイルを起点に集計してください。

具体的な申告書の記入方法や個別の税務判断については、税理士などの専門家へ相談してください。

出典:国税庁『暗号資産の取引に係る収入がある場合』Lendee『よくある質問・お問い合わせ』

USDCレンディングのよくある質問

USDCとUSDTの違いは

発行体と開示体制が違います。USDCはCircleが発行し、Big Fourの会計事務所による月次のアテステーションを公表しています。USDTはTetherが発行し、流通量の情報を日次で公表しています。

USDCはステーキングできるか

できません。ステーキングは合意形成に参加する銘柄が対象で、USDCはその対象外です。USDCを増やす手段はレンディングが中心になります。

いくらから始められるか

サービスによって差が大きい部分です。らくらくちょコインは60USDC、BitLendingとPBR LENDINGは200USDC、HashHubレンディングは5,000USDCからと開きがあります。

海外の取引所やDeFiでのUSDC運用は使うべきか

本記事では推奨しません。国内の暗号資産交換業者ではない相手に預けることになり、トラブル時の相談先も国内サービスとは違います。使う場合は自己責任になります。

利息はいつ・どう受け取れるか

受け取り方はサービスごとに違います。LENDEEは毎日デポジットアカウントへ付与し、HashHubレンディングは毎月1日に貸し出し資産へ組み入れます。Coincheckは返却時に一括で付与する方式です。

GMOコインやbitFlyerでUSDCレンディングはできるか

GMOコインの貸暗号資産の対象銘柄にUSDCの記載はありません。ベーシックの22銘柄にもプレミアムの3銘柄にも入っていないため、対象外です。

利息が出たら確定申告は必要か

受け取った利息はその他の雑所得として総合課税の対象になります。給与所得者でも一定額を超えれば申告が必要になるため、CSVの明細で年間の合計を確認してください。

途中で全額引き出せるか

サービスによって扱いが分かれます。LENDEEはロック期間がなくいつでも返還を申請でき、PBR LENDINGはレギュラーで30日間、プレミアムで1年間は返還請求ができません。

ガス代はどのくらい必要か

ERC-20で送信する以上、Ethereumのネットワーク手数料が発生します。金額は混雑状況で変わるため、送信直前に画面へ表示される見積りを確認してください。

元本は保証されるか

保証されません。LENDEEの公式FAQも、暗号資産のレンディングに法的な元本保証はありませんと明記しています。貸出先の信用リスクを利用者が負う取引です。

レンディング中にUSDCの価格が動いたらどうなるか

USDCは米ドルと1対1で償還できる設計のため、ドル建てでは大きく動きません。日本円で見ると為替の影響が残り、円高に振れれば評価額は下がります。

また貸出中は資産を動かせないので、価格が崩れても売却で逃げる選択はできません。ロック期間の長さはここでも効いてきます。

複利で増やせるサービスはどれか

公式に複利を明言しているのはHashHubレンディングです。毎月1日に貸借料が貸し出し資産へ自動で組み入れられます。ただし貸し出し開始が5,000USDCからで、返還は申請から翌々月初になります。

まとめ

USDCレンディングの選び方は、3つの問いに畳めます。1つ目は、資金を一定期間動かせない状態を受け入れられるかどうかです。

受け入れられるならPBR LENDINGのプレミアムが候補になり、初日から年利12%が適用されて出庫も通常2〜3営業日で終わります。受け入れられないならLENDEEで、ロック期間がなく解約手数料もかかりません。

2つ目は、運営が金融庁の登録を受けた暗号資産交換業者であることをどれだけ重く見るかでしょう。重く見るならSBI VCトレードの貸コインになりますが、途中解約はできません。

3つ目は、日本円で見たときの為替の効きをどう扱うかです。当サイトの実測では1か月の増加697円のうち約315円が円安によるもので、利息と同じくらいの影響がありました。

年率の数字は入口にすぎません。ロック期間・返還までの日数・運営の立場という3点を揃えてから、はじめて年率を比べてください

おすすめ取引所!
  • 想定年利10%以上の仮想通貨運用
  • 各種手数料が無料
  • 500円から仮想通貨を買える
  • SBIグループの運営で安心感◎
SBI VCトレードの評判・口コミ
【公式】SBI VCトレード