JALマイルが貯まるおすすめクレジットカード11選!陸マイラーや学生向けに選び方を解説
「JALマイルを効率よく貯めたいが、どのクレジットカードを選べばお得になるのか分からない」とお悩みではないでしょうか。
JALマイルを高還元で貯めるには、自分のライフスタイル(飛行機に乗る頻度や日常決済の額)にぴったりな1枚を探し当てることが重要です。
この記事では、陸マイラーから出張の多いビジネス層、学生まで、属性別におすすめのJALマイル特化カード11枚を比較し、効率的にマイルを獲得する選び方を解説します。
- 3行要約
①年間決済99万円がショッピングマイル・プレミアム4,950円の損益分岐点
②JAL便に年1回搭乗+年間500万円決済でプラチナ Proは毎年80,000マイル
③JGC入会の条件はCLUB-Aカード以上と1,500 Life Status ポイント
JALマイル向けクレジットカードの選び方
JALマイルを無駄なく獲得するには、ただ還元率が高いカードを選ぶのではなく、自身の属性や決済額に適した1枚を見極める必要があります。
JALカードの券種は普通カード・CLUB-Aカード・CLUB-Aゴールドカード・プラチナ・プラチナ Proの5種別で、ここに提携ブランドの違いが重なります。まずは判断の軸を7つに分けて整理しましょう。
飛行機に乗る頻度(フライトマイル)で選ぶ
JAL便を利用する機会が多い方は、搭乗ごとの「フライトマイル」や「ボーナスマイル」が優遇されるカードを選ぶのが基本です。
普通カードの場合、入会後の初回搭乗で1,000マイル、毎年の初回搭乗で1,000マイルが付与されます。
一方でCLUB-Aカード以上のランクであれば、入会搭乗ボーナスが5,000マイル、毎年初回搭乗ボーナスが2,000マイルに増額されます。搭乗ごとのボーナスもフライトマイルの10%プラスから25%プラスへと上がります。
年に複数回JAL便に乗る出張族や旅行好きなら、年会費の差額(普通カード2,200円、CLUB-Aカード11,000円)はボーナスマイルだけで回収できるでしょう。
日常の決済額(ショッピングマイル)で選ぶ
飛行機に乗る機会が少なく、日々の買い物や固定費の支払いでマイルを貯める「陸マイラー」の場合は、基本還元率と特約店利用時の還元率が判断材料となります。
一般的なJALカードの基本還元率は0.5%(200円につき1マイル)ですが、年会費4,950円の「ショッピングマイル・プレミアム」に加入すると還元率が1.0%(100円につき1マイル)へ向上します。
月間のクレジットカード決済額が数万円を超える場合、このプレミアムオプションへの加入は有力な選択肢です。
また、イオンやファミリーマート、ENEOSなどの「JALカード特約店」を利用すれば還元率がさらに上がるため、生活圏内に特約店があるかどうかで貯まりやすさが大きく変わります。
年会費と還元率のバランスで選ぶ
JALカードの年会費は、普通カード2,200円からプラチナ Proの77,000円まで35倍の幅があります。年会費の差を「何マイルで取り返せるか」に置き換えると、選ぶべき券種が絞り込めます。
基準になるのが、ショッピングマイル・プレミアムの年会費4,950円です。加入すると決済額の0.5%分がマイルとして上乗せされるので、年間99万円(月あたり約8万3,000円)の決済で4,950マイルが増えます。
CLUB-Aゴールドカード以上はこのプレミアムが年会費無料で自動付帯します。つまり、日常決済が月8万円を超えるなら上位ランクの実質負担は見た目ほど大きくありません。
逆に決済額が月3万円程度にとどまるなら、普通カードのまま年会費2,200円に抑えるほうが合理的でしょう。
カードのランク(5種別)で選ぶ
JALカードは5つのランクに分かれ、上位になるほど搭乗ボーナスと付帯サービスが厚くなります。どのランクを選ぶかで、後から変えにくい条件が3つ決まります。
1つめはショッピングマイル・プレミアムが自動付帯かどうかです。CLUB-Aゴールドカード以上は年会費4,950円が無料になり、100円=1マイルが標準になります。
2つめは空港ラウンジです。提携カード会社のラウンジサービスは、CLUB-Aゴールドカード以上に付帯します。CLUB-Aカードには付きません。
3つめはJALグローバルクラブ(JGC)の対象可否です。JGCに入会できるのはCLUB-Aカード以上を保有している方に限られるため、将来JGCを目指すなら普通カードは選択肢から外れます。
出典:JALカード『年会費・サービス(一例)の比較』、JAL『ご入会にあたって(日本にお住まいの方、JALカードをお持ちの方)』
マイルの有効期限や移行上限で比較する
JALマイルの有効期限は、原則として獲得から36カ月(3年)の月末までと定められています。
目標とする特典航空券に必要なマイル数が数万マイルにのぼる場合、有効期限内に十分なマイルを貯めきれない可能性があります。
マイルの有効期間を気にせず貯めたいなら、20代限定の「JAL CLUB EST」に加入して有効期限を60カ月(5年)に延長するか、在学期間中は無期限となる「JALカード navi(学生専用)」を選ぶのもひとつの手です。
また、提携カードであるMarriott Bonvoy アメックス・プレミアムのように、ポイントのまま保有して任意のタイミングでJALマイルに移行できる仕様のカードも適しています。
移行上限にも差があります。Marriott Bonvoyポイントからの移行は年間の上限マイル数がありませんが、セゾンのSAISON MILE CLUB経由は移行上限が150,000マイルで、到達後はマイル移行が停止します。
出典:JAL『Marriott Bonvoyでマイルをためる、つかう』、セゾンカード『JALのマイルをセゾン・アメリカン・エキスプレス®・カードでためる』
国際ブランド(Visa、Mastercardなど)の選び方
JALカードを作成する際、JAL・Visaカード、JAL・Mastercard、JAL・JCBカード、JALダイナースカード、JAL アメリカン・エキスプレス®・カードなどの提携ブランドから選択できます。
どのブランドを選んでもJALカードとしての基本還元率は変わりません。国内外での決済のしやすさを重視するなら、加盟店網の広いVisaまたはMastercardが扱いやすいでしょう。
一方、交通系ICカードのオートチャージを活用するなら、提携先に対応したブランドを選ぶ必要があります。Suicaと一体化したJALカードSuicaはビューカードとの提携カードで、一部のJCBサービスは利用できません。
PASMOのオートチャージを使いたい場合は、JALカード TOKYU POINT ClubQが対応します。年会費が変わるブランドもあり、JAL アメリカン・エキスプレス®・カードの普通カードは6,600円です。
付帯特典や旅行傷害保険の充実度で選ぶ
クレジットカードに付帯する旅行傷害保険や、空港ラウンジサービスも、カード選びの大切な指標となります。
海外旅行の機会が多い場合は、最高5,000万円〜1億円の海外・国内旅行傷害保険が付帯するCLUB-Aゴールドカード以上を選ぶことで、医療費が高額になりがちな海外での万が一の事態に備えられます。
普通カードの補償は最高1,000万円〜3,000万円、CLUB-Aカードは最高5,000万円、プラチナは最高1億円です。補償額はブランドによっても変わる点に注意してください。
また、国内主要空港とハワイ ホノルルの空港ラウンジを無料で利用できる特典は、CLUB-Aゴールドカード以上に付帯します。年会費を抑えたい場合は普通カードを選択し、保険部分は必要に応じて掛け捨ての旅行保険で補うという方法も有効です。
【比較表】JALマイル高還元カード一覧
ご自身に合った1枚を見極めるために、JALカードの主要ラインナップおよび、JALマイルが貯まる提携カードのスペックを一覧にまとめました。年会費や付帯ボーナスを比較し、ふだんの決済・搭乗スタイルと照らし合わせてみてください。
| カード名 | 年会費(税込) | 基本還元率 | 特約店での還元率 (プレミアム加入時) | 搭乗ボーナス (入会時/毎年初回) | マイルの有効期限 |
| JAL 普通カード | 入会後1年間無料 2年目以降 2,200円 | 0.5% | 2.0% | 1,000マイル / 1,000マイル | 36カ月 |
| JAL CLUB-Aカード | 11,000円 | 0.5% | 2.0% | 5,000マイル / 2,000マイル | 36カ月 |
| JAL CLUB-Aゴールドカード | 17,600円 | 1.0% (プレミアム自動付帯) | 2.0% | 5,000マイル / 2,000マイル | 36カ月 |
| JAL プラチナ | 34,100円 | 1.0% (プレミアム自動付帯) | 2.0% | 5,000マイル / 2,000マイル | 36カ月 |
| JAL プラチナ Pro | 77,000円 | 1.0% (プレミアム自動付帯) | 2.0% | 5,000マイル / 2,000マイル +継続8,000マイル | 36カ月 |
| JALカード navi(学生専用) | 在学期間中無料 | 1.0% | 2.0% | 1,000マイル / 1,000マイル | 在学期間中は無期限 |
| JAL CLUB EST (20代限定オプション) | カード年会費+5,500円 (ゴールド・プラチナは+2,200円) | 1.0%(プレミアム自動入会) | 2.0% | ベースカードの特典+各1,000マイル | 60カ月(5年) |
| JALカード TOKYU POINT ClubQ | 入会後1年間無料 2年目以降 2,200円 | 0.5% | マイル2.0%+TOKYU POINT | 1,000マイル / 1,000マイル | 36カ月 |
| JALカードSuica | 入会後1年間無料 2年目以降 2,200円 | 0.5% | マイル2.0%+JRE POINT | 1,000マイル / 1,000マイル | 36カ月 |
| Marriott Bonvoy アメックス・プレミアム | 82,500円 | 1.0% (100円=3ポイント/3ポイント=1マイル) | 1.25% (60,000ポイント単位の移行時) | なし(宿泊特典あり) | ポイントのまま保有可 |
| セゾンゴールド・アメックス | 初年度無料 2年目以降 11,000円 ※SAISON MILE CLUBは別途9,900円 | 1.125%相当 (1,000円=10マイル+優遇ポイント) | 1.125% | なし | 年間移行上限150,000マイル |
※表内の基本還元率は、特定のオプション(ショッピングマイル・プレミアム等)に未加入での標準的な数値を記載しました(一部自動付帯のカードを除く)。
※還元率は1マイル=1円相当として換算した場合の目安です。
※年会費優遇型のセゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス®・カードはSAISON MILE CLUBの対象外です。
出典:JALカード『年会費・サービス(一例)の比較』、アメリカン・エキスプレス『Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード』、セゾンカード『JALのマイルをセゾン・アメリカン・エキスプレス®・カードでためる』
JALカード5ランクの違いを1枚の表で比較
提携ブランドを取り払い、JALカード本体の5ランクだけを並べると違いがはっきりします。年会費が上がるごとに増えるのは「搭乗ボーナス」「ショッピングマイル率」「ラウンジ」「保険」「JGC対象可否」の5点です。
| 券種 | 年会費(税込) | 搭乗ごとのボーナス | ショッピングマイル・プレミアム | 空港ラウンジ | 旅行傷害保険 | JGC対象 |
| 普通カード | 入会後1年間無料 2年目以降 2,200円 | フライトマイルの10%プラス | 別途4,950円で加入 | ー | 最高1,000万円〜3,000万円 | 対象外 |
| CLUB-Aカード | 11,000円 | フライトマイルの25%プラス | 別途4,950円で加入 | ー | 最高5,000万円 | 対象 |
| CLUB-Aゴールドカード | 17,600円 | フライトマイルの25%プラス | 自動入会(年会費無料) | 国内主要空港+ホノルル | 最高5,000万円〜1億円 | 対象 |
| プラチナ | 34,100円 | フライトマイルの25%プラス | 自動入会(年会費無料) | 国内主要空港+ホノルル プライオリティ・パス | 最高1億円 | 対象 |
| プラチナ Pro | 77,000円 | フライトマイルの25%プラス | 自動入会(年会費無料) | 国内主要空港+ホノルル サクララウンジeクーポン | 最高1億円 | 対象 |
CLUB-Aカードとゴールドの差額は6,600円ですが、ゴールドはショッピングマイル・プレミアム(4,950円)が無料になります。実質的な差額は1,650円という計算です。
出典:JALカード『年会費・サービス(一例)の比較』、JAL『ご入会にあたって(日本にお住まいの方、JALカードをお持ちの方)』
搭乗回数と決済額で選ぶ早見表
「結局どれがいいのか」を決めるには、年間のJAL便搭乗回数と年間のカード決済額の2軸で考えるのが近道です。公式が公表している年会費とボーナスマイルから、条件別の候補を整理しました。
| 年間JAL便 搭乗回数 | 年間決済 〜50万円 | 年間決済 50万〜200万円 | 年間決済 200万〜500万円 | 年間決済 500万円〜 |
| 乗らない(陸マイラー) | 普通カード (年会費2,200円を優先) | 普通カード+プレミアム (合計7,150円で1.0%) | CLUB-Aゴールドカード (プレミアム無料+ラウンジ) | Marriott Bonvoy アメックス・プレミアム (1.25%まで伸びる) |
| 年1〜2回 | 普通カード (毎年初回1,000マイル) | 普通カード+プレミアム またはCLUB-Aカード | CLUB-Aゴールドカード (実質差額1,650円) | プラチナ (アドオンマイル100円=2マイル) |
| 年3回以上 | CLUB-Aカード (搭乗ボーナス25%プラス) | CLUB-Aカード またはゴールド | CLUB-Aゴールドカード /プラチナ | プラチナ Pro (毎年80,000マイル) |
表の根拠となる分岐点は3つです。1つめは年間99万円で、この決済額を超えるとショッピングマイル・プレミアム(4,950円)で増えるマイル数が年会費と並びます。
2つめはCLUB-Aカードとゴールドの実質差額1,650円です。この金額でラウンジと保険の上乗せが付くため、ゴールドを選ぶ理由になります。
3つめが年間500万円です。プラチナ Proは公式サイトで「JAL便に年1回ご搭乗+年間500万円のご利用で毎年80,000マイルたまる」と案内しており、この水準を超える決済があるなら年会費77,000円は重くありません。
出典:JALカード『プラチナ Pro』、『ショッピングマイル』
普通カード+プレミアムとCLUB-Aカードの比較
迷いやすいのが、年1〜2回だけJAL便に乗る層の選択です。普通カードにショッピングマイル・プレミアムを付ける(合計7,150円)か、CLUB-Aカード単体(11,000円)かで判断が割れます。
| 比較項目 | 普通カード+プレミアム | CLUB-Aカード |
| 年間コスト(税込) | 7,150円 (2,200円+4,950円) | 11,000円 |
| ショッピングマイル | 100円=1マイル | 200円=1マイル |
| 入会搭乗ボーナス | 1,000マイル | 5,000マイル |
| 毎年初回搭乗ボーナス | 1,000マイル | 2,000マイル |
| 搭乗ごとのボーナス | フライトマイルの10%プラス | フライトマイルの25%プラス |
| 旅行傷害保険 | 最高1,000万円〜3,000万円 | 最高5,000万円 |
| JGC対象 | 対象外 | 対象 |
年間100万円を決済する前提なら、普通カード+プレミアムは10,000マイル、CLUB-Aカードは5,000マイルです。ショッピングだけで5,000マイルの差が付きます。
一方でCLUB-Aカードは毎年初回搭乗ボーナスが1,000マイル多く、搭乗ごとのボーナスも15ポイント分厚くなるため、搭乗回数が増えるほど差が縮まっていきます。
決め手になるのはJGCの対象可否でしょう。将来的にJALグローバルクラブを狙うなら、コスト差にかかわらずCLUB-Aカード以上から選んでください。
出典:JALカード『年会費・サービス(一例)の比較』、JAL『ご入会にあたって(日本にお住まいの方、JALカードをお持ちの方)』
陸マイラーにおすすめの高還元クレジットカード
飛行機には乗らず、日々の買い物や固定費の支払いでマイルを貯める人を「陸マイラー」と呼びます。搭乗ボーナスを受け取れない分、ショッピングマイルの獲得効率がカード選びの要になります。
判断軸は3つでしょう。基本還元率、特約店やポイント移行による上乗せ、そして年会費とのバランスを見比べてください。
本家のJALカードに匹敵する、あるいは特定の条件下でそれを上回る還元率を持つ提携カードなどをピックアップして解説します。
JALカード TOKYU POINT ClubQ(Suica・PASMOルートの活用)
「JALカード TOKYU POINT ClubQ」は、JALマイルと東急グループのTOKYU POINTが同時に貯まる利便性の高いクレジットカードです。
このカードの特徴は、東急ストアや東急百貨店などの加盟店で決済すると、200円につき1マイル(ショッピングマイル・プレミアム加入時は100円で1マイル)のJALマイルに加えて、TOKYU POINTも加算される点にあります。
貯まったTOKYU POINTは「2,000ポイント=1,000マイル」のレートでJALマイルに交換できるため、東急沿線での買い物が多い方にとっては効率よくマイルが貯まる環境が整います。
また、電子マネーのPASMOへのオートチャージや、交通系ICカードへのクレジットチャージでもポイントが貯まるルートを確立しやすいため、通勤や通学の交通費から無駄なくマイルを捻出したい方におすすめです。
Marriott Bonvoy アメックス・プレミアム(ポイント還元率と多様性)
「Marriott Bonvoy(マリオットボンヴォイ)アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード」は、ホテルステイとマイル獲得の両立を目指す方から支持を集めている1枚です。
ふだんの決済ではカード独自の「Marriott Bonvoyポイント」が100円につき3ポイント貯まります。このポイントは「3ポイント=1マイル」のレートでJALを含む多数の航空会社のマイルへ移行できます。
注目すべきは、60,000ポイントを移行するごとにボーナスとして5,000マイルが加算される仕組みでしょう。このボーナスを含めた実質的なマイル還元率は1.25%となり、JALカードの1.0%(プレミアム加入時)を上回ります。
マイルへの移行手数料は無料で、年間の移行マイル数に上限はありません。ただし1日あたりの移行ポイント数は3,000ポイントから240,000ポイントまでという制限があり、一度に無制限の移行はできません。
年会費は82,500円と安価ではありません。ただし年会費の支払いに加えて年間400万円以上のカード利用があると、1泊分(最大75,000ポイント)の無料宿泊特典を獲得できるため、ホテル滞在に価値を見出す方にとっては恩恵の大きいスペックとなっています。
出典:JAL『Marriott Bonvoyでマイルをためる、つかう』、アメリカン・エキスプレス『Marriott Bonvoy® アメリカン・エキスプレス®・プレミアム・カードのサービス』
セゾンゴールド・アメックス(永久不滅ポイントを活用)
セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス®・カードは、永久不滅ポイントを貯められるクレジットカードです。年会費は初年度無料で、2年目以降は11,000円(税込)となります。
JALマイルを貯める場合は、別途「SAISON MILE CLUB」への登録が必要です。このカードでのサービス年会費は9,900円(税込)で、登録するとショッピング利用1,000円につき10マイルが自動的に貯まります。
さらに登録完了後は、2,000円につきセゾンの永久不滅ポイントが1ポイント貯まります。永久不滅ポイント200ポイントは500マイルに交換できるため、合わせると1.125%相当のマイル還元になる計算です。
ただし、年会費優遇型のセゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス®・カードはSAISON MILE CLUBの対象外です。JALマイル高還元を目的に選ぶ場合は、申込前に対象カードかどうかを公式サイトで確認してください。
移行上限は年間150,000マイルです。有効期間内に上限へ達すると、次年度の更新までマイル移行が停止し、永久不滅ポイント(1,000円につき1ポイント)が貯まる形に切り替わります。
出典:セゾンカード『JALのマイルをセゾン・アメリカン・エキスプレス®・カードでためる』
フライトや出張が多い人へのおすすめJALカード
国内外の出張や旅行で月に1回あるいは年に数回でもJAL便を利用する方にとって、搭乗ボーナスマイルの比率はカード選びの核となります。フライトマイルを効率的に貯めつつ、空港での利便性を高めることができる、JAL本家を中心としたカードラインナップを解説します。
JAL 普通カード(維持費を抑えてボーナスを獲得)
「JAL 普通カード」は、JALカードの中で標準的なランクに位置する1枚であり、コストパフォーマンスを重視する方に適しています。
年会費は入会後1年間無料で、2年目以降も2,200円(税込)という手頃な価格で維持できるのが特徴です。
入会後の初回搭乗ボーナスとして1,000マイル、さらに毎年の初回搭乗ボーナスとして1,000マイルが付与され、搭乗ごとのフライトマイルも10%プラスで加算されます。
年に1回だけ帰省などでJAL便を利用するだけでも年会費の半分近くの価値をボーナスマイルで回収でき、年に複数回乗る方であれば十分に元が取れる設計となっています。
JAL CLUB-Aカード(搭乗ボーナスが充実したコスパ枠)
「JAL CLUB-Aカード」は、普通カードとゴールドカードの中間に位置し、フライト利用の頻度が高い(年に3〜4回以上など)方から支持を集めるカードです。
年会費は11,000円(税込)と普通カードより高くなりますが、入会搭乗ボーナスが5,000マイル、毎年初回搭乗ボーナスが2,000マイルに引き上げられます。
また、毎回の搭乗ボーナスもフライトマイルの25%プラスに上がるため、飛行機に乗る回数が多いほど普通カードとの差が大きく開きます。
さらに、JALビジネスクラス・チェックインカウンターの利用も可能になるなど、実需の高い特典が凝縮されています。ただし空港ラウンジサービスは付帯しないため、ラウンジが目的ならゴールド以上を選ぶことになるでしょう。
JAL CLUB-Aゴールドカード(ラウンジと高還元を両立)
「JAL CLUB-Aゴールドカード」は、CLUB-Aカードのフライト特典に、空港ラウンジの無料利用や手厚い旅行傷害保険、そして日常利用の還元率アップを追加したカードです。
本カードの大きなメリットは、通常年会費4,950円(税込)の「ショッピングマイル・プレミアム」が最初から自動入会(年会費無料)となっている点です。
例えば、ワンランク下のCLUB-Aカード(年会費11,000円)を発行してプレミアムオプションに加入した場合、合計コストは15,950円となります。
つまり、CLUB-Aゴールドカード(年会費17,600円)との維持費の差額は、実質1,650円です。
この少しの差額を追加するだけで、国内主要空港とハワイ ホノルルのカードラウンジ利用権や、最高5,000万円〜1億円の旅行傷害保険といったワンランク上の特典を得られます。
「年に数回フライトを利用しつつ、日々の生活費でも効率よくマイルを貯めたい」という方にとって、コストパフォーマンスに優れた選択肢と言えるでしょう。
なお、JALカードSuicaとJAL アメリカン・エキスプレス®・カードのCLUB-Aゴールドカードは年会費20,900円、JALダイナースカードは34,100円と、ブランドによって金額が変わります。
JALカード プラチナ(アドオンマイルと海外ラウンジ)
「JALカード プラチナ」は、海外を中心に飛行機を利用する方に向けた上位ランクのカードです。年会費は34,100円(税込)、家族会員は17,050円(税込)となります。
搭乗ボーナスはCLUB-Aゴールドカードと同じ水準です。入会搭乗ボーナス5,000マイル、毎年初回搭乗ボーナス2,000マイル、搭乗ごとにフライトマイルの25%プラスという内容は共通です。
ゴールドとの違いは3点でしょう。1つめがアドオンマイルで、JALグループの航空券や機内販売などの対象商品を購入すると、ショッピングマイルに加えて100円=2マイルが上乗せされます。
2つめがプライオリティ・パスです。世界各地の空港ラウンジを利用できる会員資格が付帯し、CLUB-Aゴールドカードには付きません(カード到着後に別途申し込みが必要です)。
3つめが保険で、海外・国内旅行傷害保険は最高1億円、海外旅行時の救援者費用は年間限度額200万円〜1,000万円に設定されています。航空券の購入額が大きい方ほどアドオンマイルの効果が効率よく積み上がるカードです。
出典:JALカード『プラチナ』
JALカード プラチナ Pro(年間利用ボーナスマイル)
「JALカード プラチナ Pro」は、年間のカード利用額が大きい方に向けた券種です。5種別のうち年会費が高い位置づけで、本会員77,000円(税込)、家族会員4,400円(税込)となります。
プラチナとの違いは、金額に連動する2つのボーナスマイルです。1つめが入会・継続ボーナスマイルの毎年8,000マイルで、対象のJAL便に搭乗があれば毎年初回搭乗ボーナスと合わせて毎年10,000マイルが貯まります。
2つめが年間利用ボーナスマイルです。年間利用額が500万円以上で20,000マイル、300万円以上500万円未満で10,000マイルが加算され、300万円未満は対象になりません。
| 年間利用額 | 年間利用ボーナスマイル |
| 500万円以上 | 20,000マイル |
| 300万円以上500万円未満 | 10,000マイル |
| 300万円未満 | ー |
公式サイトは「JAL便に年1回ご搭乗+年間500万円のご利用で毎年80,000マイルたまる」と案内しています。ショッピングマイル50,000マイル、入会・継続8,000マイル、年間利用20,000マイル、毎年初回搭乗2,000マイルの合計です。
サクララウンジeクーポンも付帯します。年間決済が300万円に届かない場合は、プラチナ(34,100円)との年会費差42,900円を回収しにくくなる点に注意してください。
JALカードSuica(新幹線と空の旅を併用する層向け)
「JALカードSuica」は、JR東日本のビューカード機能とJALカードの機能が一体化した、交通インフラを多用する方向けの提携カードです。
JALグループの航空便利用でJALマイルが貯まるのはもちろんのこと、Suicaへのオートチャージや定期券の購入、モバイルSuicaの利用などではJR東日本の「JRE POINT」が貯まります。
貯まったJRE POINTは手数料無料でJALマイルへ交換できます。レートは1,500ポイント=500マイルで、ショッピングマイル・プレミアム加入時は1,500ポイント=1,000マイルに上がります。
券種は普通カード(2,200円)、CLUB-Aカード(11,000円)、CLUB-Aゴールドカード(20,900円)から選べます。ゴールドならJRE POINT5,000ポイントの毎年プレゼントも付いてくるのがポイントです。
飛行機の出張のみならず、新幹線や在来線での移動も多い関東・東北・信越エリアの方にとっては、陸と空のポイ活を1枚に集約できる有力なカードとなります。
出典:JRE POINT『マイルに交換(普通カード、CLUB-Aカード)』、JALカード『JALカードSuica』
学生・20代に適したJALマイル特化カード
JALカードには、学生や20代の若年層だけが発行・加入できる、特別に優遇された専用ラインナップが用意されています。
他の年代層向けの一般的なJALカードと比較して、年会費やマイル獲得の条件が有利に設定されており、対象年齢に該当する場合は優先して検討すべき選択肢です。
JALカード navi(学生専用・在学中年会費無料)
「JALカード navi(ナビ)」は、高校生を除く18歳以上30歳未満の学生(大学院・大学・短大・専門学校・高専4〜5年生)のみが申し込める、学生専用のクレジットカードです。
このカードの大きな魅力は、在学期間中のカード年会費が免除される点にあります。
無料であるにもかかわらず、通常は年会費4,950円のオプションである「ショッピングマイル・プレミアム」と同等の積算率が標準で付与されており、日常の買い物でも100円につき1マイルが貯まります。特約店なら100円につき2マイルです。
また、在学期間中は貯めたマイルの有効期限が無期限となる仕様のため、「数年かけてじっくりとマイルを貯め、卒業旅行での特典航空券に交換する」といった長期的な運用ができます。
学生限定のボーナスマイルも用意されています。入会特典2,000マイル、JALカードが指定する検定の合格で300マイル、卒業後もJALカードを継続すると2,000マイルが加算される仕組みです。
国内線・国際線の特典航空券も、通常より少ないマイル数で交換できる会員限定の特典が用意されています。ツアープレミアムの年間登録手数料(2,200円)も在学期間中は無料です。
卒業後は所定の審査のうえ普通カードへ自動切替となり、保有マイルの有効期限はカード有効期限到来月の翌月から36カ月後の月末に変わります。
JAL CLUB EST(20代限定の充実したオプション)
「JAL CLUB EST(エスト)」は、原則として20歳以上30歳未満の方が、ベースとなるJALカードの年会費に一定額を上乗せすることで加入できる特別なプログラムです。
上乗せ額は普通カードとCLUB-Aカードが5,500円(税込)、CLUB-Aゴールドカードとプラチナが2,200円(税込)です。申し込みは30歳になる誕生月の4カ月前の月末までとなります。
加入の恩恵として、「サクララウンジ(国内線)」を年間5回まで無料で利用できる権利が付帯します。同行者1名も入室できます。
搭乗時のボーナスも上乗せされます。入会搭乗ボーナスに1,000マイル、毎年初回搭乗ボーナスに1,000マイル、搭乗ごとのボーナスにフライトマイルの5%プラスが加算される仕組みです。
さらに、JAL CLUB EST限定として毎年2,500マイルがプレゼントされます。搭乗の有無にかかわらず受け取れるボーナスです。
マイルの有効期限も通常の36カ月から60カ月(5年)へ延長されるため、長期間かけてじっくりとマイルを貯める運用ができます。加入中は「ショッピングマイル・プレミアム」が自動入会となり、基本還元率が1.0%に向上します。
プレミアム加入単体で本来4,950円かかることを考慮すれば、普通カードなら実質550円の追加費用でサクララウンジ利用権や有効期限延長が手に入る計算になります。
20代で本家のJALカードを利用してマイルを貯めたい場合、この専用プログラムの活用は優先して検討すべきルートです。
出典:JALカード『JAL CLUB EST(20代限定)』
JALマイルを効率的に貯めるコツと活用術
JALカードに入会後、日々の生活でマイルを無駄なく獲得するためには、クレジットカードの基本の支払い以外にも複数のテクニックを組み合わせることが重要です。ここからは、還元率を引き上げるための実践的な仕組みを解説します。
ショッピングマイル・プレミアムへの登録
一般ランクのJALカード(普通カード、CLUB-Aカードなど)を利用する場合、真っ先に検討すべきなのが「ショッピングマイル・プレミアム」への加入です。
年会費4,950円(税込)の追加費用が必要になりますが、このオプションに加入するだけでカード払い時の基本還元率が「200円=1マイル(0.5%)」から「100円=1マイル(1.0%)」へと2倍に向上します。
例えば、月間8万円を生活費としてカード決済した場合、未加入なら年間4,800マイルですが、加入すれば年間9,600マイルが貯まります。
1マイル=1円で換算した損益分岐点は年間99万円(月あたり約8万3,000円)です。光熱費やスマートフォンの通信料金などを1枚のカードに集約すれば、到達しやすい金額でしょう。
JALカード特約店(イオン、ファミマ等の活用)
全国にある「JALカード特約店」で買い物をすると、通常の2倍のマイルが自動的に付与されます。
特約店に加盟しているのは、身近なコンビニであるファミリーマート、スーパーマーケットのイオン、ドラッグストアのウエルシア、給油所のENEOSなど、日常使いしやすい店舗でしょう。
さらに、先述のショッピングマイル・プレミアムに加入した状態で特約店を利用すれば、還元率は実質2.0%(100円=2マイル)に届きます。
ふだん利用している店舗を特約店へ意識的にシフトするだけで、マイルの獲得ペースは目に見えて加速します。なお、特約店でQUICPayを使うと一部の店舗を除きマイルが2倍にならないため、プラスチックカードで決済しましょう。
JMB WAONカードを活用したチャージの二重取り
イオングループなどが発行している電子マネー「WAON」との連携によって、マイルの「二重取り」が可能な支払いルートが存在します。
まず、対象のJALカードから「JMB WAONカード」へクレジットチャージを実行すると、ショッピングマイルが貯まります。ショッピングマイル・プレミアム加入時は100円につき1マイル、未加入なら200円につき1マイルです。
対象となるJALカードは、JAL・Visaカード、JAL・Mastercard、JAL・JCBカード、JALカード TOKYU POINT ClubQの4種です。
次に、チャージ済みのJMB WAONカードを使って対象店舗で決済すると、利用額200円につき1マイルが貯まります。合計の還元率は1.5%(200円=3マイル)という計算になるでしょう。
イオングループの店舗をはじめ、ファミリーマートやローソンなどのコンビニエンスストア、マクドナルド、ビックカメラなど全国のWAON加盟店が対象になります。
出典:JALマイレージバンク『JMB WAONカードのご案内』
JALマイレージモール経由でのネット通販
Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングといったインターネット上の総合ショッピングモールを利用する際、「JALマイレージモール(eマイルパートナー)」を経由するだけで独自のマイルが加算されます。
普段のブラウザから直接Amazonを開くのではなく、JALの公式サイト内にあるマイレージモールから対象サイトのバナーをクリックして購入画面へ進むという手間を1つ挟むだけです。
加算されるマイル数は対象ショップごとに設定されており、一律ではありません。JALカードでの決済マイルとは別に上乗せされるため、ネット通販の頻度が高い方にとっては欠かせない経由ルートとなります。
JALカード ツアープレミアムで区間マイル100%
パッケージツアーや割引運賃でJAL便に乗る機会が多いなら、「JALカード ツアープレミアム」への登録が効きます。
割引運賃で搭乗した場合、通常のフライトマイルは区間マイルの何割かにとどまります。ツアープレミアムに登録すると、ボーナスマイルが加算されて合計で区間マイルの100%が貯まる仕組みです。
費用はカード年会費に加えて年間2,200円(税込)です。対象はJAL、日本トランスオーシャン航空(JTA)、琉球エアーコミューター(RAC)の便で、一部対象外の割引運賃があります。
安い運賃で何度も乗る使い方をしている方ほど、取りこぼしていた区間マイルを回収できます。JALカード naviの会員は在学期間中の年間登録手数料が無料です。
JALカード家族プログラムでマイルを共有
複数の家族でそれぞれJALカードを保有している場合、「JALカード家族プログラム」に無料登録することで、各々が貯めたマイルを1つの口座に合算して利用できます。
個人のマイルだけでは国内線の片道分(4,500マイル)に届かない状況であっても、夫婦や親子で貯めたマイルを合算すれば、必要マイル数の多い国際線特典航空券や上級クラスへの交換に手が届きやすくなります。
家族それぞれの消費でコツコツ貯めたマイルを合算運用できるのは、本家のJALカードならではの大きな利点です。
JALカード共通の付帯特典
マイル還元率だけに目が向きがちですが、JALカードには券種を問わず使える割引特典がいくつも付いています。旅の頻度が高いほど効いてくる部分です。
空港免税店と機内販売の割引
空港免税店での買い物が割引になります。割引率は普通カードが5%、CLUB-Aカード以上が10%です。
JAL/JTAの機内販売商品も10%割引の対象です。国内空港店舗での割引も用意されています(一部対象外の店舗や商品があります)。
海外旅行のたびに免税店を使うなら、CLUB-Aカード以上の5ポイント分の差は年会費の一部を回収する材料になるでしょう。
マイルで年会費の支払いと外貨両替の優遇
CLUB-Aカード以上には「マイルで年会費」というサービスが付帯します。貯めたマイルをJALカードポイントへ交換し、年会費の支払いに充当できる仕組みです。
普通カードは対象外で、切り替えの2カ月後に請求する年会費をマイルで支払うには各種条件があります。
外貨両替時のレート優遇サービスもCLUB-Aカード以上が対象で、普通カードには付きません。JALビジネスクラス・チェックインカウンターの利用と合わせれば、渡航の手間とコストを下げてくれるでしょう。
そのほか、所定のLife Status ポイント数に到達して申し込めば、JMB elite・JMB elite plus特典もCLUB-Aカード以上で使えるようになります。
貯めたJALマイルの使い道
カードを選ぶ前に、貯めたマイルで何ができるかを押さえておくと、必要なマイル数から逆算して券種を決められます。
国内線・国際線の特典航空券
JALマイルの代表的な使い道が特典航空券です。JALグループ国内線は片道4,500マイル・往復9,000マイルから交換できます。
JAL国際線特典航空券は片道7,500マイルからです。必要マイル数は搭乗する区間や時期、座席のクラスによって変わるため、目標とする路線がある場合は公式サイトで確認しておきましょう。
年に1回、国内線を往復するだけなら9,000マイルが目標になります。ショッピングマイル・プレミアム加入時(1.0%)なら年間90万円の決済で到達する計算です。
e JALポイントと座席アップグレード
特典航空券の空席が取れない場合の受け皿になるのが「e JALポイント特典」です。マイルをJAL Webサイトでの航空券・ツアー購入に使える電子ポイントへ交換できます。
もうひとつが「JAL国際線アップグレード特典」です。購入した航空券をワンランク上のクラスへ上げる用途にマイルを充てられます。
有効期限が近いマイルはe JALポイントへ逃がすという運用ができるため、36カ月の期限を意識しながら貯める方にとっては現実的な選択肢です。
JALカードを選ぶ前の注意点
JALカードは万能ではありません。申し込み前に押さえておきたい弱点を4つ整理しました。
基本還元率0.5%はオプション前提
普通カードとCLUB-Aカードの基本還元率は200円=1マイル(0.5%)です。年会費無料の高還元カードと比べると、素の状態では見劣りします。
1.0%にするにはショッピングマイル・プレミアム(年4,950円)の加入が前提です。カード年会費2,200円と合わせて年7,150円がかかるため、決済額が少ない方には向きません。
マイルの有効期限は36カ月
JALマイルの有効期限は獲得から36カ月です。ポイントの有効期限が実質無期限のカードと比べると、貯めきる前に失効するリスクがあります。
国際線特典航空券のように数万マイル単位が必要な目標を立てる場合、3年という区切りで達成できるかを先に試算しておきましょう。CLUB EST加入者は60カ月へ延長されます。
年会費が無料になる券種はない
JALカードで恒久的に年会費が無料になる券種は用意されていません。普通カードは入会後1年間が無料で、2年目以降は2,200円が発生します。
例外は学生専用のJALカード naviで、在学期間中に限り年会費が無料です。ただし卒業後は普通カードへ自動切替となり、翌年以降は年会費が発生します。
券種とブランドの組み合わせが多い
5つのランクに対し、Visa・Mastercard・JCB・ダイナース・アメリカン・エキスプレス・Suica・TOKYU POINT ClubQ・OPクレジットという提携ブランドが掛け合わさります。
しかも同じCLUB-Aゴールドカードでも年会費が17,600円・20,900円・34,100円と分かれるため、ブランドを先に決めてからランクを選ぶほうが混乱しません。
JALグローバルクラブと券種の関係
どのJALカードを選ぶかを左右する条件として、JALグローバルクラブ(JGC)の存在があります。JGCはJALグループを継続的に利用する方に向けた会員組織です。
入会には2つの条件を満たす必要があります。1つめがJAL Life Status プログラムで1,500 Life Status ポイント以上を獲得していることです。
2つめが対象カードの保有で、CLUB-Aカード、CLUB-Aゴールドカード、JALダイナースカード、プラチナ、プラチナ Proのいずれかが必要になります。普通カードとJALカード naviでは入会できません。
つまり、将来的にJGCを目指すなら、入口の時点でCLUB-Aカード以上を選んでおくのが合理的でしょう。普通カードから始めた場合は、あとからランク変更の手続きが必要になります。
20代の方は注意点があります。JAL CLUB EST会員がJGCへ入会すると、CLUB ESTの会員資格は自動的に退会となり、マイル有効期限60カ月の優遇も終わります。
なお家族会員は、本会員の保有Life Status ポイントが1,500ポイント以上であれば、自身のポイント数にかかわらず入会できます。対象は本会員と生計を同一にする配偶者・両親・18歳以上の子です。
出典:JAL『ご入会にあたって(日本にお住まいの方、JALカードをお持ちの方)』
JALカードの審査基準と申し込み手順
自身に合ったJALカードの券種が決まったら、実際にWebから申し込みを行い、審査を経てカードが手元に届くまでの流れを確認しておきましょう。
申し込みから発行までのステップ
JALカードのオンライン入会は、以下の手順で進みます。手元に運転免許証などの本人確認書類と、引き落とし用の銀行口座がわかるキャッシュカードまたは通帳を用意しておくと手続きがスムーズです。
- 公式サイトでカードを選択:JALカードの公式サイトへアクセスし、希望するカードブランドと種類(普通、CLUB-Aなど)を選んで申し込みボタンを押します。
- 規約の同意とメールアドレス入力:会員規約などを確認のうえ同意し、メールアドレスを登録します。
- 申込者情報の入力(フォーム):氏名、住所、生年月日、電話番号、勤務先情報、世帯の年収などの必要事項を正確に入力します。
- オンライン口座振替の設定:カード利用代金の引き落とし口座を、各金融機関のサイトへ遷移して設定します(一部対応していない金融機関の場合は書面での手続きとなります)。
- 入会審査とカード発行:入力内容および信用情報機関への照会による審査が行われます。審査に通過すると、後日簡易書留または本人限定受取郵便でカードが自宅に郵送されます。
独自の審査(スコアリング)基準の傾向
JALカードをはじめとするクレジットカードの審査基準は、カード会社(JALカードおよび提携先のカード会社など)によって独自に設定されており、具体的な審査の基準や内容は公表されていません。
一般的な傾向として、カード会社は申込者の年齢・職業・年収・勤続年数といった「属性情報」と、指定信用情報機関(CICなど)に登録されている他社の利用残高や過去の延滞歴などの「信用情報」を総合的にスコアリングして発行の可否を決定します。
普通カードからCLUB-Aカード、ゴールド、プラチナとステータスが上がるにつれて、求められる安定継続収入の目安は高くなるのが一般的です。
申込資格そのものは券種ごとに定められています。JALカード naviは高校生を除く18歳以上30歳未満の学生、JAL CLUB ESTは原則20歳以上30歳未満と明示されています。
発行日数はどのくらいかかる?即日のスピード発行は可能か
JALカードの申し込みから物理カードが手元に届くまでの日数は、オンラインで支払口座の登録までを完了させた場合、通常「約2〜3週間」が目安となります。
一部のデジタル専用カードや消費者金融系カードなどで導入されている「申し込みから数分でのスピード発行」といった対応は、現在のところJALカードでは行われていません。
審査通過の通知メールが届いてから、実際にカードが自宅に郵送されるまで数日間のタイムラグが発生します。旅行や出張などJALカードを利用したい予定が決まっている場合は、スケジュールに余裕を持って1カ月前には申し込み手続きを開始しましょう。
JALマイル系カードのよくある質問
JALカードの申し込みにあたり、数多く寄せられる疑問ポイントを解説します。カードごとの細かい仕様の違いや、マイル運用に向けた基礎知識の確認に活用してください。
結局どのJALカードを選べばいいか
判断軸は年間のJAL便搭乗回数と年間決済額の2つです。JAL便に乗らず年間決済が50万円未満なら普通カード、年間50万〜200万円なら普通カード+ショッピングマイル・プレミアム(合計7,150円)が候補になります。
年に3回以上JAL便に乗るならCLUB-Aカード以上でしょう。搭乗ごとのボーナスがフライトマイルの10%プラスから25%プラスに上がり、毎年初回搭乗ボーナスも1,000マイルから2,000マイルへ増えるからです。
年間決済が200万円を超えるならCLUB-Aゴールドカードが有力な候補になるでしょう。ショッピングマイル・プレミアム(4,950円)が無料になるため、CLUB-Aカードとの実質差額は1,650円にとどまります。
年会費無料で持てるJALカードはあるか
恒久的に年会費が無料になる券種はありません。普通カードは入会後1年間が年会費無料で、2年目以降は2,200円(税込)が発生します。
ただし提携ブランドを問わず、退会後1年以内に再入会した方、すでにJALカード会員の方、JAL アメリカン・エキスプレス®・カードは初年度無料の対象外です。
在学中の学生であればJALカード naviが在学期間中は年会費無料となります。卒業後は普通カードへ自動切替となり、年会費2,200円の1年目無料を経て翌年から支払いが始まります。
JALマイルの有効期限と延長方法
JALマイルの有効期限は、原則として搭乗日またはクレジットカード決済などで「マイルを獲得した日の36カ月後(3年後)の月末まで」と定められています。
有効期限を気にせず貯めたい場合の対策として、在学中であれば「JALカード navi」を選択する、あるいは20代であれば「JAL CLUB EST」に加入して有効期限を60カ月(5年)に延長する方法があります。
そのほか、提携カードであるMarriott Bonvoy アメックス・プレミアムのように、クレジットカード側のポイントとして保有し、任意のタイミングでJALマイルへ移行するというカード運用術も有効です。
出典:JALカード『JAL CLUB EST(20代限定)』
ANAマイルとJALマイル、どちらが貯まりやすいか
マイルの獲得効率は、利用者のライフスタイルや決済ルートに大きく左右されるため、どちらが客観的に有利であると断定することは困難です。
ANAカードの場合、ポイント交換を活用した「ポイ活ルート」が豊富であり、陸マイラーとして手間をかければマイルを集めやすい傾向があります。
一方、JALカードはカード特約店での決済そのものが高還元(ショッピングマイル・プレミアム加入で2.0%還元など)となります。ポイントごとの交換ルートを経由せず、日常でのカード決済だけでマイルを貯めたい方に向いています。
家族カードでも同じようにマイルが貯まるか
家族カードでの決済も、基本となるマイル還元率は本会員のカードと同等の条件が適用されます。
本会員が「ショッピングマイル・プレミアム」に加入している場合、家族会員の決済分も100円=1マイルでの高還元計算となります(家族会員ごとのプレミアム追加料金は不要です)。
また、「JALカード家族プログラム」に無料登録しておけば、本会員と家族会員が日常の支払いで貯めたそれぞれのマイルをひとつの口座に合算できるため、高額なマイル数が必要となる国際線特典航空券などにも手が届きやすくなります。
家族会員の年会費はいくらか
家族会員の年会費は本会員の半額前後に設定されています。普通カードが1,100円、CLUB-Aカードが3,850円、CLUB-Aゴールドカードが8,800円です。
プラチナは17,050円ですが、プラチナ Proの家族会員は4,400円と大きく下がります。夫婦や親子で保有する前提なら、世帯合計のコストで比べると順位が入れ替わることもあります。
普通カードの家族会員は入会後1年間が無料です。本会員が普通カードで家族会員が追加入会する場合、初回の年会費に限り本会員の次の更新月まで無料になります。
クレジットカード決済以外でマイルを貯める方法
飛行機の搭乗やクレジットカード決済以外にも、マイルを獲得できるルートは日常の至る所に存在します。
代表的な例として、JAL公式サイト内にある「JALマイレージモール(eマイルパートナー)」を経由したネットショッピングや、「JALふるさと納税」の利用が挙げられます。
また、電子マネーWAONの支払いでもマイルが貯まります。Marriott Bonvoyポイントのように、提携先のポイントからJALマイルへ移行するルートも使えるでしょう。
国内線・国際線の特典航空券に必要なマイル数は?
特典航空券の交換に必要なマイル数は、搭乗する区間(距離)と時期(通常期・繁忙期など)、および特典航空券の種類によって変動します。
JALグループ国内線は片道4,500マイル・往復9,000マイルから交換の対象となります。JAL国際線特典航空券は片道7,500マイルからです。
正確な必要マイル数は路線や日々の空席状況にも影響されるため、目標とする路線がある場合はこまめに公式サイトで確認しておくことが重要です。
まとめ
JALマイルを貯めるためのクレジットカード選びは、利用者の「飛行機に乗る頻度」と「日常の決済額」、そして「年齢」の3つの要素によって選ぶべき券種が決まります。
- フライト中心の方:搭乗ボーナスマイルが手厚い「JAL CLUB-Aカード」以上のランクのカード
- 陸マイラー(決済中心)の方:特約店に強いJAL本家のカードや、特定ルートで還元率が高まる「JALカード TOKYU POINT ClubQ」などの提携カード
- 年間決済が500万円を超える方:年間利用ボーナスマイルが加算される「JALカード プラチナ Pro」
- 学生・20代の方:年会費免除やラウンジ特典など、特別な優遇措置が用意されている「JALカード navi」やオプションの「JAL CLUB EST」
重要なポイントは、カード発行後に「ショッピングマイル・プレミアム」への加入や「JMB WAON」へのチャージなど、マイル獲得のテクニックを組み合わせて運用することです。
将来的にJALグローバルクラブを目指すなら、入口の時点でCLUB-Aカード以上を選んでおく必要があります。普通カードとJALカード naviはJGCの対象外です。
クレジットカードごとの還元率だけでなく、生活圏内にJALカード特約店があるかどうかも判断材料に含めながら、ご自身の属性や生活のスタイルに合った1枚をお選びください。




