PayPalがステーブルコイン「PYUSD」を発行へ

PayPalがステーブルコイン「PYUSD」を発行へ。年間60兆円を超える流通額とのシナジーが期待されています。

PayPalが、米ドルと連動するステーブルコインのサービスを開始することがわかりました。

名称は「PYUSD(PayPalUSD)」です。

実際に、PYUSDを発行するのはPaxos Trust Companyという当局から認可された会社です。

PYUSDは、完全に担保によって裏付けされているステーブルコインで、現金か、同等の資産によって担保が確保されます。

具体的には、米ドル預金・短期米国債・同等の資産によって担保が構成される予定です。

また、9月以降、毎月担保の状況・構成が、第三者による証明書と共に発行されます。

今後、数週間以内に米国のPayPal利用者向けに解放され、以下のような用途で利用可能です。

  • PayPalと互換性のウォレットとの転送
  • 個人決済
  • 決済時のPYUSDの利用
  • 仮想通貨とPYUSDとのスワップ

PayPalが提供されるサービスで、PYUSDが利用できるのはもちろん、仮想通貨とのスワップにも対応します。

PayPalは、インターネットで決済を提供する米国大手の企業です。

過去のデータを参考にすると、年間の流通額は60兆円を超えており、WEB3やオンチェーンでのシナジーが期待できます。

画像・データ出典:PayPal