草コインを買いまくる戦略は本当に利益が出るのか検証してみた

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草コインはボラティリティが非常に激しいことで有名です。

先ほどまで急騰していたと思えば、次の瞬間にはほとんど無価値にまで大暴落している。そんなことは日常茶飯事の世界ですが、逆に言えばその急騰を利用して一気に利益を出すことも可能ということです。

9割以上が誰にも知られないうちに開発され、そして消えていく。当然ですが元本割れを起こす可能性が非常に高く、ハイリスクな投資対象です。

しかし一部の草コインは柴犬コインやDOGEコインのように大成功を収めるものもあります。

そこで今回は、草コインを買いまくると実際に利益は出るのかどうか、検証していきます。なお今回の企画は吉田のXでも実況いたしますので、ぜひフォローをお願いします!

私自身草コインに謎の執着があり、今回のように「買いまくればもしかして・・・」と期待していたので、実証実験ができてうれしいです!

今すぐに今週の結果が見たいという方は、ここをクリック!

今週の結果を見る(2025年8月29日17時頃集計)

草コインを買いまくると利益は出るのか

結論から言えば、現時点ではまだわかりません

ネット上を見渡しても、今回のように名も無き草コインを大量に購入して、その後の値動きを検証する企画はほとんど見かけません。

たまに急騰する草コインもありますが、その多くは短期的なブームで終わり、現在は価格が落ち着いているケースがほとんどです

本来、草コイントレードで利益を出すためには、プレセールやICOなどで上場前に購入し、価格が急騰したタイミングで売り抜けるというのが定番の手法だとされています。

しかし今回の作戦はそうした「先回り型」ではなく、すでに市場に出回っている草コインを分散して少額ずつ買いまくるという、逆張り的なアプローチです。

まずは、その作戦概要を紹介していきます。

草コイン買いまくり作戦概要

今回は、すでにDEXやCEX(中央集権型取引所)に上場している草コイン30銘柄を選定し、それぞれに1,000円ずつ、合計30,000円分を購入したと仮定して検証を行っていきます。

そして、毎週金曜日(予定)に各コインの価格変動をチェックし、値上がりしたもの・値下がりしたものを記録・報告していくという形式です。

この検証の目的は、草コインの中でも「上がるコイン」と「上がらないコイン」にはどんな特徴や共通点があるのか?を探ることにあります。

なお、実際に購入するわけではないため損益は発生しませんが、数字の推移を追うことで勝ちやすいパターンや消えやすい特徴など、興味深い傾向が見えてくる可能性があります。

最も暴騰・暴落の可能性が高いのが草コインなので、これを利用して億り人になるためのルールがあるのか検証していきます。

たとえば、

  • 一度暴騰した草コインが再度吹き上がる確率
  • 徐々に出来高が減り、流動性が失われていくコインの末路
  • “なんとなく”選んだだけでも勝てる銘柄はあるのか?

といったことが、ざっくりと見えてくるかもしれません。
※サンプル数は30と少なめなので統計的な根拠には乏しいですが、傾向の参考にはなるはずです。

ほとんどのコインで元本割れの危険性がある以上、確かにするべきではないですね笑

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草コインの定義

また、今回検証に使用する「草コイン」の定義は以下の通りです。

  1. 検証開始時の価格が1円以下
  2. ミームコインも含む

草コインとミームコインは厳密に言えば異なるコイン群ですが、今回は検証の都合上、いずれも含めて検証します。

一般的には、草コインは「新興で取引量が少なく、価格が1円以下のコイン」を指し、ミームコインは「流行の人物・モノをモチーフにしたノリ先行のコイン」を指していると考えています。

例えば、プレセール中のSNORTERは草コインですが、PEPE THE FROGを模したPEPEコインはミームコインです。

一応の違いはありますが、今回はミームコインも草コインとして扱います。

草コイン30銘柄をすべて1,000円ずつ買いまくる検証

さて、ここからは具体的に30銘柄を各1,000円ずつ購入したと仮定していきます。

選定方法とルール

今回30銘柄を選定を済ませておりますが、コインの選定基準等は特にありません。

なんとなく見ていて「伸びそうだな」「大暴落してる。ここから復活する可能性はあるのかな」「このティッカーアイコンかっこいいな」など、ほとんどカンで決めました。特別な選定理由はありません。

そしてルールは特になく、毎週金曜日にそれぞれのコインの成長率、変動率、損益を報告します。いつまで、という期間は特に決めていないので、ある程度法則性が見えたらやめるかもしれません。

すべての数値はCoinMarketCapを参考にしていますが、時価につき数値がずれていることがあります。

30銘柄を1,000円ずつ購入すると仮定して、30,000円の資金はいくらに増えるのか、それともすぐに暴落するのか。毎週楽しみに報告します!

実際に買ったことにした30銘柄

以下の表が実際に買いまくったと仮定した30銘柄です。

中にはご存知のコインもあるとは思いますが、ほとんどが見たこともないようなコインだと思います。

購入日は7月23日12時であり、そのタイミングでの価格です。購入数は1,000円で買えるだけ購入できたコイン数を小数点以下切り捨てで記載しています。中でも、成長率(CoinMarketCapに記録のある全期間を対象に最安値と現在値を比較した割合)が異常値なものは赤字にしているのでご覧ください。

銘柄名購入当時価格(円)購入数(小数切)安値からの成長率購入理由
PepeFork0.0000141170,871,72242,889.01%ペペよりもキモかったから
BOBO0.00011079,033,4241,904,716.04%倍率が異常値だったから
Milady Meme Coin0.000006266159,591,446310.15%めっちゃ上がってたから
Baby Doge Coin0.00000022674,411,116,012107.29%アイコン可愛かったから
Manyu0.000004878205,002,0501,974.12%意外と伸びてるから
Rekt (rektcoin.com)0.0000918210,890,873453.28%大暴落はしていないから
Coq In0.00011119,000,900240,528.65%倍率がえぐかったから
Wen0.006946143,96899.99%終わりの始まりが見えたから
DOGS0.0232543,01189.97%大復活を見たかったから
Smooth Love Potion0.28693,48699.02%アイコンが可愛いから
Soalxy0.0915210,92765.82%なんとなく応援してるから
FLOKI0.0220545,3514,026.16%草唯一の希望だから
Mog Coin0.0002354,255,31910,222,135.59%FFが好きだから
cat in a dogs world0.60091,664119.78%ボラやばいから
Notcoin0.33532,98278.43%敗者復活に期待しているから
Osaka Protocol0.0000273436,576,44581,150.48%最近関西行ってないから
Dogelon Mars0.0000188952,938,0620%あまり見ないチャート図だから
Simon’s Cat0.001339746,82639.87%ひたすら下降傾向だから
Keyboard Cat0.65311,53121.27%まだ息を吹き返すかもしれないから
Pikaboss0.0000101198,911,9681,099,742.06%知ってるキャラに名前が似ているから
COCORO0.00613163,13222465.48%おしゃれな名前だから
Wall Street Pepe0.0158563,09155.39%なんか上がりそうだから
Cheems (cheems.pet)0.0002044,901,9613,440.65%結構上がってるから
Landwolf 0x670.0102397,752535.43%山あり谷ありだから
ANDY (ETH)0.0138372,307844,344.51%まあまあ上がってるから
Apu Apustaja0.0403824,7652,312,856.35%よくあるチャートから伸びるかどうか見たいから
Neiro (First Neiro On Ethereum)0.0785812,72611,548.52%バイナンス上場してるから
Toshi0.10179,8331,859.30%1,900%だから
BOOK OF MEME0.33342,9991,377.90%かなり下落しているから
Degen0.65981,516470,712.10%上がり幅が半端ないから

BOBO(BOBO)は1,904,716.04%に成長しており、Mog Coin(MOG)は10,222,135.59%と驚異の数字となっています。ちなみにビットコインは191,663,496.56%なので、MOGは桁があと一つで届くレベルの上昇率となっています。

これがどれくらいに伸びていくのか、はたまた下がるのか。

先述の通り、草コインの成長率はほとんどの場合、上場した直後が最も上昇率が高く、その後暴落します。その暴落において、ある程度のところで下げ止まり、安定していくパターンと、完全に大暴落して流動性がなくなるパターンが多いように感じます。

しかし、中には少しずつ価値が高まっていくパターンも存在するので、何かの共通点が見つかれば共有しようと思います。

第5回結果発表(8月22日~8月29日)

今回で5回目の結果発表となりました。前週は、指定の30銘柄すべてが下落するという大変残念な結果になりました。そこから復活することはあるのかどうか、今週の結果をご覧ください。

先週に比べるとRektとKeyboard Catの2銘柄は復活し、2週間ぶりにプラスとなりました。しかし相変わらず28銘柄は下落しているので、これぞ草コインやなと思っております。

購入時点の1,000円を超えているのもこの2銘柄のみで、それ以外は購入日7月23日と比較しても下落しております。Rektも最初は調子いいと思っていたんですが、伸び率は鈍化し、現在に至ります。

PepeForkも前回に引き続きワースト成長となっており、購入日から見ても半分以上値下げする結果になりました。PEPE系列でもやはり草コインだったというところでしょうか。

まあこれぞ草コインです。こうしている間にも10,000倍になっている草コインは存在しているはず。
そして5分後には紙くずになるのです。今の手法だとやはりこれが限界かもしれませんね。

近々”スナイピング”という手法を試してみようかと考えています。これはBirdeyeなどのサイトを使って、新しく作られたばかりのコインをピックアップして、それを購入する。そして上がれば売り逃げ、下がれば即売るというデイトレードに近い手法です。

しかしこれをするにはbotが必要になる気がしており、自分に作れるのか気になっているところです。。。

また来週も草コインのミラクルに賭けて計測を続けます!

第4回結果発表(8月22日~8月29日)

第4回結果発表(8月15日~8月22日)

7月23日に始めて今回で4回目になりました。ある程度の流れは分かってきたように感じております。また、今回から測定方法を変更して、基準日を購入日の7/23から先週金曜日8/15に変更しました。

それによりどのような結果になったのか、結果発表です!

ついに恐れていた事態が起こりました・・・

指定の30銘柄すべてが価格が下落するという結果になりました・・・

ちなみに、7/23を基準に計算してみても28銘柄が下落するという悲しい状況になってしまいました。

最も”伸びた”コインの成長率が-2.89%となり、マイナス成長です。「最高気温がマイナス3度」に近しい感覚となり、一瞬理解に苦しむ結果となってしまいました。

今週で4週目、検証開始から1か月が経過したわけで、そろそろ終了してもいいような気もしてきました。ただ、当初の予定では少なくとも2か月間は続けようと思っていたので、もう4週続けてみようと思います・・・

今のところの結論として「1度下落した草コインは再度日の目を見ることはない(だろう)」という方向で固まりつつあります。やはり草コインで億り人になるためには、上場前に仕込んで上場の急騰タイミングで売却するしかないのかもしれません。

そんなことは分かっていたけれども、なんだか残念です・・・

あと4週間の間に奇跡は起こるのでしょうか。

第3回結果発表(7月23日~8月15日)

早いもので「草コイン買いまくる」企画も第3週目となりました。

逆に3週目にもなると、大体どのコインが生き残って、どのコインが魔界堕ちしたのかも分かりやすくなってしまったようにも感じます。というのも、成長率ランキング1位とワースト1位は先週と同じだからです。

1位はやはりRektで174.44%プラスとなり、COCOROは引き続き-39.53%となりました。

そして先週の成長率ベスト2位のOsaka Protocolは3位に陥落し、新たにKeyboard Catが119.65%で2位にランクイン。

今回調べてみて知ったんですが、これはネットミームを元にしたミームコインのようですね。一応今回はミームコインも含めて草コインランキングを作成しているので問題はないんですが、私の知らないネットミームがまだあるとは思っていませんでした。

そして、30銘柄のうち、購入時点からプラスに成長しているものは5銘柄。先週が3銘柄しかなかったので、若干のプラス成長です。とはいえ、今のところ「草コインの83%は落ちる」という不名誉なデータに終わっています。

先週の90%に比べるとまだましなのですが。。。

何か一つでも「50,000%プラス!」とかがあれば一気に話は変わるんですけどね~・・・

ちなみに、前回で18位に落ちたsolaxyは25位にまで低下し、泣く泣くETHに換えました。

まあ草コインはこんなもんです。1つでも上がれば御の字であり、上場直後の急騰後に上がることは基本的にはありません。
それはわかっていたけど、夢を見させてくれえええ!

第2回結果発表(7月23日~8月8日)

また今週もやってまいりました。今週はひどかったです。

30銘柄中27銘柄がマイナスとなり、プラス成長したのは3銘柄だけでした。数値的に草コインの9割が下がるということが証明されました。

さらに奇跡的に伸びたコインのうち、まともに伸びたのはRektの+124.23%くらいなものです。Osaka Protocolは9.29%、Simon’s Catは4.07%と伸び幅がしょぼいです。Rektは前週も1位の成長率を誇っているので、もしかしたら今後も上昇トレンドかもしれません。

そして前回で成長率ランク2位だった私の推しトークン:solaxyも18位にまで没落してしまいました。プレセールからのMEXC上場で、伸びに伸びていたあの頃が懐かしいですね・・・

また、今回のワースト成長は柴犬系のCOCOROです。柴犬系で言うとDogelon Marsが最もマシで、-8.31%となっています。柴犬コインの再来を期待したいところですが、なかなか難しいかもです。

そろそろ草コインの夢を見たいもんです。最初の急騰、下落後に再度上がることはあるのかどうか、期待を持たせてくれよ・・・

第1回結果発表(7月23日~8月1日)

結論から言うと、このような結果になりました。

30銘柄を1,000円ずつ購入していたら、投資した30,000円は約26,282円になっていたようです。

普通に赤字です。

最も伸びたコインはRektで52.49%成長、逆に最も下がったコインはPepeForkで-28.84%でした。また、30銘柄のうち、プラス成長をしたのはたったの5銘柄であり、25銘柄は価格が下がってしまいました。

PEPE系列のApu Apustajaや柴犬系列のCOCOROやManyuなどは割と上がるかと思っていましたが、そうでもないようです。特にCOCOROやManyuは25%以上下落しており、PepeForkは今回のワースト成長になっています。

調べていて知ったのですが、今回ベスト成長だった”Rekt”とは「主に仮想通貨(暗号資産)市場で、取引や投資の失敗により大きな損失を被った状態を指す言葉」だそうです。皮肉ですね笑

全体的な感想としては「思ったより下がらなかったな」というところでしょうか。
正直、半分以下になると思っていたので、12%減で済んでよかったと思っています。

まだまだ検証開始から3週間なので「上場直後の急騰を過ぎた草コインは再急騰しない」と判断することはできません。

今後も検証を続けます。Xでも暗号資産情報をつぶやきつつ、草コイン企画を実況しているのでぜひフォローよろしくお願いします!

\フォローありがとうございます/

草コイン買いまくり戦略のメリット・デメリット

分散投資によるリスク分散戦略

今回は30銘柄を購入した体ですから、これはいわゆる分散投資となります。

分散投資とは、投資先を複数銘柄に分けることでリスクを分散させる戦略です。仮に1銘柄に3万円を一点集中していて、その銘柄が大暴落した場合、3万円はほとんど回収不能になってしまいます。

しかし今回のように30銘柄に分散させたことで、1つの銘柄がダメになったとしても、他の銘柄が伸びればペイできるというのが分散投資です。

とはいえ、これはあくまで一般的な投資における内容です。

そもそもボラティリティが尋常ではない草コインにおいて、分散投資といえどもリスク分散になっていない気もします。

草コインを買うこと自体がリスクとも言えますからね。

元本割れのリスクが高い

草コイン投資は元本割れを起こす可能性が非常に高く、以下に分散投資をしたとしても結果の予測ができません。

以下の画像のように、価値の低迷が止まらず、流動性も低く買い手が見つからないコインも多いです。

3万円で購入したコインを損切りで売却しようと思った時に、価値が下落して25,000円になってしまっていたり、さらに買い手が見つからないことも往々にしてあります。そのため、あくまで余剰資金で取り組んでください。

万が一当たった場合税務リスクがある

とはいえ、時に信じられない急騰を起こすのも暗号資産の面白いところです。私、吉田も草コインに夢を見ているタイプです。普通の手段であればあり得ないような倍率で一気に伸びるコインが存在するのは先ほどの一覧表でお見せした通りです。

しかし、万が一価格が急騰して巨額の利益が出たとしたら、税金のことを考えねばなりません。現在の日本の税制では、4,000万円以上の利益がある場合には45%の税率となります。その後の税金を考えておかないと、いざ支払いのタイミングで不足していて払えないという状況にもなりかねません。

そのため、万が一に備えて税務知識を勉強しておいてください。

仮想通貨(暗号資産)にかかる税金とは?仕組み・計算方法などを解説!

まとめ

現時点では草コインを買いまくる戦略が正しいのかどうか判断ができません。

草コインは99%がダメになってしまうコインですが、1%だけ本物が紛れています。また、タイミングによっては知名度がないコインであっても10,222,135.59%も成長しているものもあります。ということで、重要なのはいかに早く情報を仕入れるか、また先見の明です。

草コイン投資については限りなくギャンブルに近い感覚で認識していただき、あくまでも余剰資金で行うことをおすすめします。今後の草コイン投資の際にも本記事を参考にしていただければ幸いです。

また、草コインは多くの場合、海外の取引所から上場します。さらに買い方も複雑なため、解説記事を作成しましたので、併せてご覧ください。

【初心者向け】暗号資産(仮想通貨)の始め方と買い方を紹介|注意点・おすすめ取引所まで徹底解説