今後はメタバース業界がおすすめ!未経験でも転職できる?必要なスキルを徹底解説

メタバースとは、超越する(メタ)と宇宙(ユニバース)を組み合わせた造語です。
明確な定義はまだありませんが、インターネット上に存在する仮想空間で、ユーザーが自分のアバターを通してコミュニケーションやコンテンツを楽しみます。
新型コロナウイルスの影響により、メタバースの需要が加速しているなか、メタバース業界での転職を考えている人もいるのではないでしょうか。
本記事では、メタバース業界の将来性や職種、必要なスキルなどを解説しますので、ぜひ参考にしてください。

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この記事のポイント

  • メタバース業界は3D・ゲーム・インターネットが融合した業界
  • メタバースのデザイナーやエンジニアとして未経験から転職するハードルは高い
  • 2026年度には市場規模が1兆円を超えるものと予測されている

メタバース業界の将来性は?

メタバース業界は3D・ゲーム・インターネットが融合した業界で、今後将来性のある分野です。

メタバース事業に参入する企業が増加していくことで、2026年度には市場規模が1兆円を超えるものと予測されています。(株式会社 矢野経済研究所 2022 メタバースの法人向け市場動向と展望/2022年時点) 

メタバースが今後活躍する分野

リモートワークの普及で、バーチャルオフィスは既に実用化されていますが、今後は幅広い産業での導入が可能になるでしょう。特に活躍を期待されるのが以下の分野です。

  • オンラインイベント
  • 教育
  • ショッピング
  • トレーニング
  • 製造業
  • 医療

メタバースの技術により、アバターを使ってイベントやセミナーを開催したり、接客販売をしたり、その場にいなくてもリアルタイムで行うことが可能になります。

さらに製造業でもメタバース活用が進んでいます。川崎重工はいち早くメタバースを導入しました。熟練した経験や知識を持つエキスパートの不足という問題を、エキスパートが遠隔地にいても、メタバースの活用により複数の拠点で同時にアドバイスや支援することで、解消しています。(マイクロソフト 産業での活用が進むメタバース/2022年) 

メタバースに関する職種の具体例

メタバースに関わる職業はどんなものがあるでしょうか。求人のある代表的な職種を紹介します。

  • エンジニア
  • デザイナー
  • ディレクター
  • セールス

メタバース業界で求められるスキル

メタバース業界で働くために資格は必要ありませんが、経験とスキルは必要です。職種ごとに必要なスキルは違いますので、それぞれ紹介します。

職種に限らず、メタバース業界は世界規模でプロジェクトが展開されることが多いので、語学力(特に英語)があると有利です。

エンジニア

メタバース業界のエンジニアとして働くには、プラットフォーム開発スキルが必要です。

具体的には以下を使用できると良いです。

  • プログラミング(特にC#)
  • ゲームエンジン(特にUnity)
  • チーム開発(特にGit)

ここで最も重要なのがUnityで、メタバースの開発で最もよく使われるゲームエンジンであるため、マストのスキルです。

さらにUnityではC#でスクリプトを記述しなくてはいけないので、自動的にC#のスキルも必要になります。

デザイナー

メタバース業界のデザイナーとして働くなら、クリエイティブスキルが必要です。メタバース上で使用されるアバターのキャラクターやアイテム、イベントなどを作り出す技術になります。

具体的には以下のスキルがあると望ましいです。

  • 3DCGソフト制作スキル
  • ゲームデザインに関する知識
  • ゲームエンジン(特にUnity)

メタバースのデザインは3DCGソフトを使用します。特にMaya・Blenderのどちらかのスキルが求められています。

Unityのスキルは必須ではないですが、デザイナーでプログラミングができる存在は貴重です。

ディレクター

メタバース業界のディレクターは、ディレクション経験とマネジメントスキルがマストです。

ディレクターは各職種をマネジメントしながら仕事を進めるので、チームをまとめる力が必要とされます。

  • ディレクション経験
  • マネジメントスキル
  • 3DCGソフト制作スキル

3DCGソフト制作スキルは企業によって求められることがありますが、必須ではありません。

セールス

メタバース業界で販売・営業などセールス職として働くなら、法人営業の経験が求められます。

メタバース業界ではBtoBの取引が多いので、他業界でも法人営業の実務経験がある人は転職しやすいです。

どんな業界でも営業として求められるコミュニケーションスキルやプレゼンテーションスキルの他に、以下の経験・知識があると望ましいです。

  • 法人営業実務経験
  • メタバースに関する知識

他職種に比べて、メタバースの深い知識が必要な企業は少ないですが、学んでおくとかなり優位です。

未経験でもメタバース業界に転職できる?

デザイナーやエンジニアとして未経験から転職するのは、ハードルが高いです。

前述したとおり、実務経験やスキルを求められるので、まずはスクールに通うまたは独学で勉強してから転職活動を始めましょう。

セールス職は、他業界での経験も活かせることが多いので、業界未経験でもすぐに挑戦できます。

メタバース業界に転職して活躍しましょう

本記事では、メタバース業界の将来性や職種、必要なスキルについて解説しました。

エンジニアやデザイナーはプログラミングスキルやクリエイティブスキルの他に、語学力を磨いておくと有利です。

今よりもっと活躍したいなら、将来性のあるメタバース業界を目指しましょう!

この記事を監修した人

田邉健

田邉健

新卒で大手人材会社へ入社し、人材コーディネーターや採用、育成、システムエンジニア、プロジェクトマネジメントを担当。その後独立し、現在はキャリアカウンセリングや個人メディアによる情報発信など幅広くキャリア支援に携わる

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