NFT認知層のうち、約3割が「将来性があり期待している」と回答。その一方で、約9割が購入に踏み切らない理由とは?

株式会社フォーイットが運営するWeb3メディア「Mediverse(メディバース)」は、『NFT(非代替性トークン)に関するアンケート』を独自で行いましたので、その調査結果をお知らせいたします。

背景

世界150ヶ国以上の統計データを扱うStatista社によると、NFT(非代替性トークン)の世界市場はこの数年で爆発的に拡張しており、その売上規模の推移を辿ると、2019年は約33.3億円(約2,402万ドル)だったのが、2020年は約92.5億円(約6,678万ドル)へ、さらに2021年には約1.94兆円(約139.8億ドル)と飛躍的に伸びており、今、注目度が非常に高い市場の1つであることがうかがえます。*¹

世界的にインターネットをはじめとしたインフラが整備されたことに伴い、様々なソーシャルメディアが幅広い世代に普及したデジタル社会において、オリジナルのデジタルデータはとても容易にコピーもしくは改ざんされるため、現物の宝石や絵画などに比べ、その資産価値は軽視される傾向にありました。

そのような状況において、デジタルデータを複製することのできない唯一無二の存在に変える「NFT」は、各々が所有するオリジナルのデジタルデータに対して最大限の付加価値を与えることのできる魅力的かつ画期的なシステムであり、この仕組みこそがNFT市場の急成長の大きな要因となったことが推測されます。

調査概要

【対象者】全国の20歳以上の男女

【サンプル数】1,000人

【居住地】全47都道府県

【調査方法】ネットリサーチ

【調査実施日】2022年8月30日~2022年8月31日

【調査メディア】Mediverse

調査結果

NFT(非代替性トークン)の認知度

日本国内において、NFT(非代替性トークン)という言葉を「聞いたことがある」もしくは「知っている」と回答したのは全体の約3割であり、男女別に見ると、すべての年代においてその認知度は約2倍の差が見られた。

Questionnaire about NFT

NFT(非代替性トークン)に対するイメージ

年代別に見ると、30代以外の層は「将来性があり期待している」がもっとも多く、すべての年代において二番手に多かったのは、「詐欺に近い作品が多い」だった。三番手以降は年代によってバラつきが見られたものの、もっとも少なかったのは50代以外の層で一致して「有名人の参入が増えた」であった。

Questionnaire about NFT

また、世帯年収別に見ると、年収700万円以上の年収層では3割以上が「将来性があり期待している」と回答しており、中でも1,500万円以上の年収層では、どの年収層よりも「詐欺に近い作品が多い」というイメージが少ないという結果が出た。

さらに、いずれの年収層でも、「転売で大きな利益を得たい」というイメージを強く持っているのは1割未満に留まった。

Questionnaire about NFT

NFT(非代替性トークン)の購入経験

「1回だけある」、「2回以上ある」を合わせると1割以上あるものの、9割近くは購入経験がないということが判明した。

前問で、すべての世帯年収層の3~4割はNFTに対するもっとも近しいイメージとして「将来性があり期待している」を挙げている一方で、実際に行動に移している(=購入している)人はまだ多くないことがうかがえる。

NFT(非代替性トークン)を購入しない理由

前問で「購入したことがない」と回答した人を対象に購入しない理由を聞いてみると、「価値のあるNFTの見極め方がわからない」と「購入手順がわからない」を合わせて6割強を占める結果となり、NFTに対する見識が乏しいことがネックとなっていることがうかがえる。

Questionnaire about NFT

NFT(非代替性トークン)の自作販売への興味

9割近くは購入経験がなく、うち3割強はNFTの購入手順がわからないと回答しながらも、NFTの自作販売に関する質問に対しては、4人に1人以上が「興味がある」と回答していた。

また、NFTに対する年代別×性別でみると、40代×男性がもっとも興味が高く、その一方で、もっとも興味が低かったのは50代×女性であり、その比率差は4.5倍であった。

Questionnaire about NFT

NFT(非代替性トークン)を自作販売するために必要だと思うもの

「販売するための戦略やマーケティング力」「オリジナルNFTを作成するためのイラストや画力」「NFTやブロックチェーンに関する深い知識」を合わせると8割強という結果が出ており、NFTを自作販売するためには、NFTに対する知見を深める必要があると考えていることが推測される。

Questionnaire about NFT

総論

今回のアンケート調査結果では、NFTそのものの認知度は3割程度であり、その中でも実際に購入経験があるのは1割強ということが判明いたしました。

また、NFT(非代替性トークン)に対するもっとも近しいイメージとして、すべての年代および世帯年収層において「将来性があり期待している」を1位に挙げているものの、購入しない理由や自作販売にあたり必要だと考えるものを深掘りしていくと、NFT市場に対する知識が浅薄であるが故であることが見受けられました。

言い換えれば、NFTに対して思慮分別ができるとともに現在抱えている懸念点が解消されれば、国内においても市場拡大していく可能性が高いことがうかがえます。

当社Web3メディア「Mediverse」は、今後もNFT(非代替性トークン)に関する最新情報をより多くの人々にお届けするとともに、本市場の成長に貢献してまいります。

過去のアンケート調査結果はこちら

https://www.for-it.co.jp/mediverse/tag/crypto-survey/

第一弾:暗号資産(仮想通貨)の保有価値はどのくらい?

第二弾:暗号資産(仮想通貨)の購入検討時にもっとも参考にする情報源は?

第三弾:人気の高い暗号資産(仮想通貨)の銘柄は?

第四弾:利用経験のある暗号資産ウォレット(仮想通貨ウォレット)は?

Mediverse(メディバース) とは

2022年4月より株式会社フォーイットが運営するWeb3メディアであり、国内外の暗号資産(仮想通貨)、NFT(Non-Fungible Token/非代替性トークン)、NFTゲーム、DeFi(Decentralized Finance/分散型金融)などの最新情報を初心者にもわかりやすくお届けしております。

・Mediverse:https://www.for-it.co.jp/mediverse/

・メディア概要資料:https://www.for-it.co.jp/assets/documents/mediverse.pdf

・コンテンツポリシー:https://www.for-it.co.jp/mediverse/contents-policy/

*1:Statista社「Total sales involving a non-fungible token (NFT) in gaming, art, sports and other segments from 2018 to 2021」

https://www.statista.com/statistics/1221400/nft-sales-revenue-by-segment/

会社概要

会社名 :株式会社フォーイット

代表者 :代表取締役社長CEO 吉澤 竹晴

所在地 :東京都渋谷区円山町3-6 E・スペースタワー9階

資本金 :10百万円 (2022年4月末日現在)

事業内容 :パフォーマンステクノロジーネットワーク事業、インターネット広告代理事業、メディア事業、海外越境EC事業、CRO事業、サイトM&A事業、インフルエンサーDX事業

URL :https://www.for-it.co.jp/

本プレスリリースの転載ではなく、記事内容/グラフ/データなどを引用される際は、必ず下記リンクを出典元としてご記載いただくよう何卒ご協力お願い申し上げます。

https://www.for-it.co.jp/mediverse/results/crypto-survey-220908

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