【DEX】Uniswap(ユニスワップ)とは？特徴・機能・将来性・使い方を徹底解説

Uniswap(ユニスワップ)とは、2018年11月にローンチされた分散型取引所(DEX)と呼ばれる非中央集権的な仮想通貨取引所です。

Binanceのように一般的な取引所は中央集権的な一企業が運営しているケースが多いですが、分散型取引所(DEX)にはそういった特定の管理者が存在していません。

管理者がいないと、そもそも仮想通貨の交換などができないように思えますが、分散型取引所ではある一定の条件下で自動的に取引が成立する「スマートコントラクト」という技術が使用されています。

また、Uniswap(ユニスワップ)はオーダーブックを利用して仮想通貨の売買を行うのではなく、流動性プールという2種類以上のコインが貯められたプールを使用してスワップを行う、AMM(自動マーケットメーカー)と呼ばれる取引形式を採用していることも特徴の一つでしょう。

Uniswap(ユニスワップ)とは？

Uniswap(ユニスワップ)とは、2018年11月にローンチされた分散型取引所(DEX)と呼ばれる非中央集権的な仮想通貨取引所です。

Binanceのように一般的な取引所は中央集権的な一企業が運営しているケースが多いですが、分散型取引所(DEX)にはそういった特定の管理者が存在していません。

管理者がいないと、そもそも仮想通貨の交換などができないように思えますが、分散型取引所ではある一定の条件下で自動的に取引が成立する「スマートコントラクト」という技術が使用されています。

また、Uniswap(ユニスワップ)はオーダーブックを利用して仮想通貨の売買を行うのではなく、流動性プールという2種類以上のコインが貯められたプールを使用してスワップを行う、AMM(自動マーケットメーカー)と呼ばれる取引形式を採用していることも特徴の一つでしょう。

Uniswap(ユニスワップ)の仕組みや特徴

ここでは、Uniswap(ユニスワップ)の仕組みや特徴を以下の3つに厳選してご紹介していきます。

• イーサリアムブロックチェーン上に開発されている分散型取引所(DEX)
• 独自のガバナンストークンであるUNIを発行している
• 仮想通貨の上場審査がなく、どんな銘柄でも上場させることができる

いまいち分散型取引所の定義やUniswap(ユニスワップ)についての理解ができていないという方は、ぜひ参考にしてみてください。

イーサリアムブロックチェーン上に開発されている分散型取引所(DEX)

Uniswap(ユニスワップ)は、イーサリアムブロックチェーン上で開発されている分散型取引所(DEX)です。

2022年8月現在、数ある分散型取引所の中でも非常に人気が高く、TVL(Total Value Locked)ランキングでも堂々の1位となっています。

TVLとは、そのプロジェクトの中に預け入れられている仮想通貨の価値の合計を意味しているので、それだけ多くのユーザーからの指示を集めているのがよくわかるのではないでしょうか？

独自のガバナンストークンであるUNIを発行している

Uniswap(ユニスワップ)の特徴として、ガバナンストークンのUNIを発行していることが挙げられます。

ガバナンストークンは、Uniswap(ユニスワップ)の組織の意思決定に対して投票できる機能を持っており、保有数に応じて運営に対する影響力が高まる特徴を持っています。

また、Uniswap(ユニスワップ)の機能・サービスの一つであるイールドファーミング(流動性マイニング)を行うことで、その報酬としてUNIを獲得できるなど必要不可欠な役割を果たしているトークンと言えるでしょう。

仮想通貨の上場審査がなく、どんな銘柄でも上場させることができる

一般的な中央集権取引所では、トークンの上場に対して厳しい審査を行っており、一定の基準を満たしたトークンのみを取引できる仕組みとなっています。

しかし、Uniswap(ユニスワップ)ではそういった上場審査が一切存在しておらず、どんな銘柄でも取引所にラインナップすることが可能です。

審査がないことから取引できる仮想通貨のバリエーションが増えるというメリットはありますが、中には実態を伴わないスキャムコインがある可能性もあるので、取引する際には十分注意する必要があります。

Uniswap(ユニスワップ)の機能・サービス

ここでは、Uniswap(ユニスワップ)のプラットフォームで利用できる機能やサービスを解説していきます。

2022年8月現在、Uniswap(ユニスワップ)では以下の機能を利用することが可能です。

• Swap：仮想通貨のスワップ(交換)ができる
• Pool：流動性を提供するイールドファーミング(流動性マイニング)ができる
• Charts：取引ボリュームやプロトコルのTVL(Total Value Locked)を確認できる

・Pool：流動性を提供するイールドファーミング(流動性マイニング)ができる

・Charts：取引ボリュームやプロトコルのTVL(Total Value Locked)を確認できる

Swapは文字通り、仮想通貨の交換ができるUniswap(ユニスワップ)の最も基本的な機能となっています。

Poolに関しては、スワップを行う際に利用する2種類以上の仮想通貨が貯められているプールに流動性を提供することであり、イールドファーミング(流動マイニング)とも呼ばれています。

このイールドファーミングをすることで、非常によい利回りを得られるため、効率的に資産運用していきたい方にはおすすめと言えるでしょう。

また、Uniswap(ユニスワップ)では、Chartsというプロトコル内に預け入れられているTVL(Total Value Locked)や、各流動性プールの取引ボリュームを確認できるサービスも提供しています。

こういった機能を利用することで、流動性プールを選択する際の参考にすることができるでしょう。

Uniswap(ユニスワップ)の将来性・予想

今後のUniswap(ユニスワップ)の将来性や展望としては、以下を予想することができます。

• 分散型取引所(DEX)の利用が一般化することで、新しいユーザーを獲得す
• 新規ユーザーを獲得することで、ガバナンストークンのUNIの価格が上昇する
• イーサリアムのアップデートによるガス代(ネットワーク手数料)の低下

これからの仮想通貨市場では中央集権的な取引所ではなく、分散型取引所(DEX)がメインストリームになるとの予想もあり、今後動向次第ではUniswap(ユニスワップ)は多くのユーザーを獲得できる可能性があります。

・イーサリアムのアップデートによるガス代(ネットワーク手数料)の低下

これからの仮想通貨市場では中央集権的な取引所ではなく、分散型取引所(DEX)がメインストリームになるとの予想もあり、今後動向次第ではUniswap(ユニスワップ)は多くのユーザーを獲得できる可能性があります。

新規ユーザーが大幅に増えることで、ガバナンストークンのUNIの価格も上昇することが期待できるでしょう。

また、今後イーサリアムはいくつかの大型アップデートを控えており、スケーラビリティ問題を改善するシャーディングの実装も計画されています。

もしそれらのアップデートが無事に完了すれば、ガス代が大きく削減され、よりユーザビリティが向上する可能性も考えられます。

Uniswap(ユニスワップ)の使い方

ここでは、Uniswap(ユニスワップ)で仮想通貨のスワップを行う方法をご紹介していきます。

実際の手順のスクリーンショットもあわせて解説していくので、これからUniswap(ユニスワップ)の利用を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

仮想通貨のスワップをするためにも、まずはUniswap(ユニスワップ)の公式サイトにアクセスします。

アクセスできたら、画面右上にある「Connect Wallet」をクリックしてください。

ここでは、自分の仮想通貨ウォレットとUniswap(ユニスワップ)を接続していきます。今回は例として、MetaMaskと接続していきましょう。

クリックすると、自動的にMetaMask立ち上がるので、画面に沿ってUniswap(ユニスワップ)との接続を許可してください。

MetaMaskとの接続ができたら、仮想通貨のスワップなどができるようになります。

まずはスワップするトークンを選択する必要があるので、「Select a token」をクリックしましょう。

今回はイーサリアム(ETH)をUSDTにスワップするので、「Tether USD」を選択してください。

最後に、交換する数量を入力して「Swap」をクリックすれば、スワップが完了します。

以上で、Uniswap(ユニスワップ)でトークンの交換を行う手順は完了です。

Uniswap(ユニスワップ)のQ＆A

記事の最後に、Uniswap(ユニスワップ)に関するよくある質問をご紹介していきます。

• Uniswap(ユニスワップ)を利用する上でのリスクや危険性はありますか？
• Uniswap(ユニスワップ)で利用できる仮想通貨ウォレットの種類はどれですか？
• ガバナンストークンのUNIを購入できる仮想通貨取引所はどこですか？

上記の3つの質問について、順番にチェックしていきましょう。

Uniswap(ユニスワップ)を利用する上でのリスクや危険性はありますか？

Uniswap(ユニスワップ)を利用する上でのリスク・危険性としては、ハッキングに遭ってしまうことが挙げられます。

Uniswap(ユニスワップ)をはじめとしたDeFiプロトコルは、基本的に開発コードがオープンソース化されている特徴を持っています。

オープンソース化されていることにより、様々なプロトコルと互換性を持たせるコンポーザビリティを実現できるというメリットがありますが、ハッカーによってプログラミングコードの脆弱性を発見されてしまう可能性があるでしょう。

ユーザー側としてはハッキングを防ぐことは難しいですが、そういったリスクがあることを知った上でUniswap(ユニスワップ)を利用することをおすすめします。

Uniswap(ユニスワップ)で利用できる仮想通貨ウォレットの種類はどれですか？

2022年8月現在、Uniswap(ユニスワップ)では以下の仮想通貨ウォレットに対応しています。

• MetaMask(メタマスク)
• Coinbase Wallet(コインベースウォレット)
• Wallet Connect(ウォレットコネクト)

上記の中でも、現在の仮想通貨市場で広く利用されているウォレットがMetaMask(メタマスク)です。

まだ仮想通貨ウォレットを作成していない方は、MetaMask(メタマスク)のアカウントを作成しておけば様々なプラットフォームで利用できるでしょう。

どうしても他のウォレットを利用したいという方は、Wallet Connect(ウォレットコネクト)を利用するのも一つの手段です。

ガバナンストークンのUNIを購入できる仮想通貨取引所はどこですか？

ガバナンストークンのUNIは、以下をはじめとした仮想通貨取引所で購入することができます。

• Binance(バイナンス)
• Coinbase Exchange(コインベースエクスチェンジ)
• FTX(エフティーエックス)
• KuCoin(クーコイン)
• Bybit(バイビット)
• Gate.io(ゲートアイオー)
• Kraken(クラーケン)

上記からわかるように、ガバナンストークンのUNIは日本国内の仮想通貨取引所では購入することができません。

これらの仮想通貨取引所の中でも、どれを利用してよいかわからないという方は、世界最大の取引所であるBinance(バイナンス)を利用するのがおすすめです。

合計で600種類以上の仮想通貨をラインナップしており、UNIをはじめとした様々なDeFiプラットフォームのガバナンストークンを取引することができるでしょう。

画像引用元：https://uniswap.org/