TerraClassicUSD(USTC)とは?特徴や今後の見通し・将来性を徹底解説

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TerraClassicUSD(USTC)は、2022年に価格が暴落して大きなニュースとなりました。

現在は通貨の名称を「UST」から「USTC」に変更し、再起を図っています。

本記事では、TerraClassicUSD(USTC)の特徴や今後の見通し、将来性を解説します。

TerraClassicUSD(USTC)に興味がある方は、ぜひ参考にしてください。

TerraClassicUSD(USTC)とは?

暗号資産(仮想通貨)TerraClassicUSD(USTC)の基本情報を、以下の表にまとめました。

暗号資産名称TerraClassicUSD
シンボルUSTC
価格(2022年9月現在)¥6.91
時価総額(2022年9月現在)¥67,852,799,829
購入可能な主な取引所Binance, OKX, Bybit, Kucoin
公式サイトTerra Money
2022年9月現在 データ出典:coinmarketcap

TerraClassicUSD(USTC)は、Terraform Labs(テラフォームラボ)という韓国の企業が発行しています。

米ドルの価格に連動することを目的とした、ステーブルコインと呼ばれるタイプの暗号資産(仮想通貨)です。

1ドル=1USTCを常に維持し、価格の変動が少ないことが特徴です。

ビットコイン(BTC)やイーサ(ETH)のような通貨は価格の変動が大きいため、暗号資産(仮想通貨)トレードでの利益確定時には、ステーブルコインが利用されていました。

しかし、2022年の5月にディペッグ(米ドルと同じ価格を維持できなくなること)が発生。

通貨価格を暴落させ、大きなニュースとなりました。

多くのユーザーが通貨を一斉に引き出したため、ネットワークが不安定になり、大手取引所BinanceではTerraClassicUSD(USTC)の出金を一時停止にする対応をとっています。

現在は通貨の名称をTerraUSD(UST)からTerraClassicUSD(USTC)に変更し、復興プロジェクトを開始しています。

TerraClassicUSD(USTC)がよくわかる特徴

TerraClassicUSD(USTC)の特徴はこちらです。

  • 無担保型のステーブルコイン
  • 2022年5月に価格を大きく下げた
  • 複数のブロックチェーンで利用できる

以上3点を解説していきます。

無担保型のステーブルコイン

ステーブルコインとは、価格変動が大きい暗号資産(仮想通貨)のデメリットを解決するための通貨です。

ドルやユーロ、日本円のような法定通貨と、同じ価格を維持するように設計されています。

ステーブルコインの種類は以下の3つです。

  • 法定通貨担保型
  • 仮想通貨担保型
  • 無担保型(アルゴリズム型)

TerraClassicUSD(USTC)は、米ドルやビットコイン(BTC)などの資産の担保がない、無担保型(アルゴリズム型)に分類されます。

通貨の価格が安定するように、ガバナンストークンであるTerra(LUNA)を売買することで、需要と供給のバランスをとる独自のアルゴリズムを使用していました。

無担保型(アルゴリズム型)のステーブルコインは、他のステーブルコインに比べて実用化が進んでいなかったので、TerraClassicUSD(USTC)は将来を期待された通貨でした。

2022年5月に価格を大きく下げた

TerraClassicUSD(USTC)は、需要と供給のバランスをみてTerra(LUNA)を売買することで、価格を1ドルと連動するように設計されています。

しかし2022年の5月に、米ドルとの連動が外れるディペックが発生します。

5月7日には、Terraが管理するDeFi(分散型金融)から巨額の出金があり、TerraClassicUSD(USTC)とTerra(LUNA)に対して信用不安が広がるようになりました。

通貨の払い戻しをするユーザーが増加し、5月9日から13日にかけて価格が大きく下がります。

価格を維持するために、Terra(LUNA)を大量に発行して需要と供給を調整しましたが、通貨の機能を取り戻せませんでした。

2022年9月現在も価格は下落したままですが、新しくスタートした復興プロジェクトによって信用を取り戻そうとしています。

様々なブロックチェーンで使用できる

Terra Bridge(ブリッジ)という機能を利用することで、TerraClassicUSD(USTC)は様々なブロックチェーンで使用できます。

  • イーサリアム
  • バイナンススマートチェーン
  • アバランチ
  • ポリゴン
  • ソラナ

などのブロックチェーンに対応しています。

ユーザーはTerra Bridgeを使用して、ブロックチェーンをまたいだ資産の移動ができます。

DeFi(分散型金融)やDapps(分散型アプリケーション)を利用する上で、大きなメリットです。

TerraClassicUSD(USTC)の今後の見通しと将来性

画像出典:coinmarketcap

TerraClassicUSD(USTC)は、復興プロジェクトとして、5月14日にTerraエコシステムのプランを発表しました。

5月27日から新チェーン「Terra 2.0」がスタートしましたが、現在も価格は下落したままです。

騒動のあった5月以降は、ステーブルコインについての議論が各国で行われています。

アメリカでは、ステーブルコインの発行元に対して、銀行と同程度の規制をかけることが検討されています。

また、G20やIMF(国際通貨基金)でも規制についての議論が行われており、ステーブルコインへ不安がある状況は変わっていません。

ただ、法定通貨と価格が連動しているステーブルコインを使用するユーザーは多いです。

通貨の将来性は、価格変動を抑えた安定したアルゴリズムを設計できるかに注目をしてください。

TerraClassicUSD(USTC)のまとめ

本記事では、TerraClassicUSD(USTC)について解説しました。

米ドルと同じ価格を維持していた暗号資産(仮想通貨)ですが、現在は大きく値段を下げています。

2022年9月現在、国内の取引所ではTerraClassicUSD(USTC)の取り扱いがありません。

購入を検討している方は、BinanceやBybitなどの海外の取引所を使用してください。

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