ビックカメラSuicaカードに家族カードはある?|代替できる3枚を解説

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ビックカメラSuicaカードには家族カード制度自体がなく、配偶者や子どもの利用分をまとめて管理する目的では使えません。

家族カードを使いたい場合は、同じビューカードブランドの「ビューカード スタンダード」「ビューカード ゴールド」「JALカード「SUICA」」のいずれかを選ぶ必要があります。

本記事では3枚の年会費や条件の違いに加えて、「ビックカメラSuicaカードゴールド」という誤解の正体まで整理します。

3行要約

①ビックカメラSuicaカードに家族カード制度なし
②代替3枚はビューカード スタンダード・ゴールド・JALカード「SUICA」
③「ビューカード ゴールド」は2024年11月15日改称の新名称

ビックカメラSuicaカードに家族カードはない

ビックカメラSuicaカードには、家族カードという発行区分そのものが存在しません。JR東日本が公開している家族カードの対象カード一覧には「ビューカード ゴールド」「ビューカード スタンダード」「ビューカード スタンダード(リボ)」の3枚のみが掲載されており、ビックカメラSuicaカードの記載はありません。

ビューカード公式FAQでも、家族カードの対象として挙げられているのはこの3枚と「JALカードSuica(普通、CLUB-A)」「JALカードSuica CLUB-Aゴールドカード」で、ビックカメラSuicaカードは含まれていません。

家族カードの申込画面自体が用意されていないため、公式サイト・アプリのどこを探しても手続きに進めない仕組みです。

家族カードとは、本会員と生計をともにする配偶者・親・子などに対して、本会員のカードと同じ機能を持つカードを追加発行する制度です。ビックカメラSuicaカードはこの制度の対象外というだけで、カード自体に不具合や制限があるわけではありません。

実際、ビックカメラSuicaカードは初年度は年会費が無料で、条件達成なら2年目以降も無料になる負担の軽さや、ビックカメラ店舗での高いポイント還元が評価されているカードです。家族カードという発行区分を持たない一点だけが、他社の家族向けクレジットカードと比べたときの弱みになっています。

出典:JR東日本公式サイト『ビューカードの家族カードのご紹介とお申し込み』ビューカード公式FAQ『家族カードにSuica機能や定期券機能は付いていますか?』

ビックカメラSuicaにゴールドはない

検索や口コミサイトでは「ビックカメラSuicaカードからランクアップ」という表現も見られますが、「ビックカメラSuicaカードゴールド」という名称のカードは公式に存在しません。混同されやすいのは、同じビューカードブランドの上位カード「ビューカード ゴールド」です。

この混同が起きる背景には、ビューカードのラインナップ全体が「スタンダード」「ゴールド」という共通の階層構造を持っている事情があります。ビックカメラSuicaカードもビューカードの一種であるため、あたかも同じ系列に「ゴールド版」があるかのように見えてしまいます。

しかし実際のゴールドカードは別カードとして独立しており、ビックカメラSuicaカードを保有していても自動的にランクアップする仕組みはありません。

さらに注意が必要なのが名称の鮮度です。現在の「ビューカード ゴールド」は、2024年11月15日に旧称「ビューゴールドプラスカード」から改称された名称です。

JR東日本は公式告知で「新規で『ビューカード スタンダード』『ビューカード ゴールド』をお申込みの方 2024年11月15日(金)に発行が完了するカード」から新名称・新デザインへ切り替わったと明記しています。

「ビューゴールドプラスカード」は現時点では旧称にあたるため、この名称のまま案内している情報を見かけたら鮮度を疑ったほうがよいでしょう。

両者はカード名だけでなく、家族カードの有無を含めて仕様が異なります。下表で違いを整理します。

項目ビックカメラSuicaカードビューカード ゴールド
年会費(本会員)524円(税込)11,000円(税込)
家族カード制度なしあり(1枚目無料・2枚目以降3,300円)
国際ブランドJCB・VisaJCB・Visa
基本ポイント還元実質1%相当(ビックポイント0.5%+JRE POINT0.5%)モバイルSuicaチャージ1.5%、定期券6%
旧称なしビューゴールドプラスカード(2024年11月15日改称)

出典:JR東日本公式サイト『ビックカメラSuicaカード』JR東日本公式サイト『ビューカード ゴールド』JR東日本公式サイト『ビューカードのリニューアルに関するお知らせ』

家族カードで得られるメリット

家族カード制度を持つビューカードに切り替えると、複数の面で管理がまとまります。まず年会費の負担が小さくなる点です。ビューカード ゴールドの家族カードは1枚目が無料で、2枚目以降も本会員カードより低い3,300円(税込)に設定されています。

ポイントも本会員のカードに合算される仕組みです。家族それぞれが個別にビックカメラSuicaカードを持つ場合はポイントが分散しますが、家族カードであれば買い物のたびに貯まるポイントが1つの会員番号に集約され、まとめて使い切りやすいのが利点です。

Suicaや定期券の機能も引き継がれます。ビューカード公式FAQは「家族カードは、本人会員のカードと同じデザイン、同じ機能のカードをお届けいたします」と説明しており、本会員のカードにSuica機能や定期券機能が付いていれば、家族カードにも同じ機能が付帯します。

通学・通勤定期を持つ家族がいる世帯では、この一体化が実務上の利便性につながります。

利用明細もカード会社側で本会員がまとめて管理できるため、家計を1つの窓口で把握したい世帯には向いているでしょう。ビックカメラSuicaカードにはこれらの仕組みが備わっておらず、家族の人数分だけ別々のカード・別々のポイント口座を管理する必要がある点が実務上のデメリットです。

出典:ビューカード公式FAQ『家族カードにSuica機能や定期券機能は付いていますか?』

家族カードが使えるビューカード3枚

家族カードを前提にビューカードを選ぶ場合、候補になるのはビューカード スタンダード・ビューカード ゴールド・JALカード「SUICA」の3枚です。年会費・付帯機能・入会条件がそれぞれ異なるため、まず全体像を比較します。

カード名発行会社年会費国際ブランドポイント還元率追加カード(家族・ETC)公式サイト
ビューカード スタンダード株式会社ビューカード本会員524円(税込)/家族会員524円(税込)JCB・Visa・MastercardモバイルSuicaチャージ1.5%、定期券・グリーン券・新幹線eチケット5%家族カード発行可(1枚524円)、ビューETCカードも追加可https://www.jreast.co.jp/card/first/viewcardstandard.html
ビューカード ゴールド株式会社ビューカード本会員11,000円(税込)/家族1枚目無料・2枚目以降3,300円(税込)JCB・VisaモバイルSuicaチャージ1.5%、定期券6%、グリーン券・新幹線eチケット10%家族カード発行可(1枚目無料)、ビューETCカードも追加可https://www.jreast.co.jp/card/first/viewcardgold/
JALカード「SUICA」(普通カード)株式会社ビューカード(日本航空・JR東日本提携)本会員2,200円(税込・入会後1年間無料)/家族会員1,100円(税込・入会後1年間無料)JCBモバイルSuicaチャージ1.5%、定期券5%(マイルとJRE POINTは利用先で自動振分け)家族カード発行可、ビューETCカードも追加可https://www.jreast.co.jp/card/first/jalsuica/

ビューカード スタンダード

年会費524円
※Web明細利用で実質無料(年間600ポイント還元)の特典は終了しました。
国際ブランドVISA、MasterCard、JCB
ポイント還元率0.5%〜5.0%(基本1,000円につき5ポイント。Suicaチャージ等はポイント3倍、モバイルSuica定期券購入等で最大5%)
発行期間最短1週間〜10日程度(オンライン申込みの場合)
追加カード家族カード(年会費524円)、ETCカード(年会費524円)
電子マネーSuica(オートチャージ対応)、Apple Pay、Google Pay
公式サイトhttps://www.jreast.co.jp/card/first/viewcardstandard.html

ビューカード スタンダードは、年会費524円(税込)でビックカメラSuicaカードと同水準の負担のまま家族カードを持てるカードです。家族会員の年会費も1枚524円(税込)で、本会員・家族会員とも同じ料金体系になっています。

家族カードの対象は「本人会員と生計をともにしている同姓の配偶者・ご両親・お子さま(18歳以上の方)」です。国際ブランドはJCB・Visa・Mastercardの3種類から選べ、ビックカメラSuicaカードのJCB・Visa2種類より選択肢が広い点も違いです。

なお、2024年11月15日のリニューアル以降、新規申込ではSuica定期券が一体になったカードは選べなくなっています(定期券一体型は既存カードの更新時のみ)。定期券機能を重視する場合は、モバイルSuica経由での利用を前提に検討する必要があります。

出典:JR東日本公式サイト『ビューカード スタンダード』

ビューカード ゴールド

年会費本人会員 11,000円(税込)/家族会員 1枚目無料・2枚目以降 3,300円(税込)。初年度から課金
国際ブランドJCB・Visa(2024年11月のリニューアルでVisaを追加。Mastercardはスタンダードのみ)
ポイント還元率基本0.5%(1,000円ごとに5pt)/Suicaチャージ最大1.5%/モバイルSuica定期券6%/えきねっと経由のモバイルSuica定期券・新幹線eチケットで最大10%(えきねっと2%+VIEWプラス8%、条件達成時)。加えてゴールド会員限定で当面、定期券購入に通常ポイント0.5%加算特典あり
発行期間郵送発行。即時発行(バーチャルカード)は非対応(即時発行はビューカード スタンダードのみ)
追加カード家族カード=1枚目無料/2枚目以降3,300円(税込)。ビューETCカード=年会費524円(税込)・1ビューカードにつき1枚
電子マネーモバイルSuica対応/Apple Pay・Google Pay対応/タッチ決済(コンタクトレス)対応。※カード一体型のSuica機能はなし
公式サイトhttps://www.jreast.co.jp/card/first/viewcardgold/

ビューカード ゴールドは、年会費11,000円(税込)の上位カードです。家族カードは1枚目が無料で、2枚目以降も3,300円(税込)に抑えられています。国際ブランドはJCB・Visaの2種類です。

ポイント面では、モバイルSuica定期券の購入で6%、モバイルSuicaグリーン券・えきねっとの新幹線eチケットのチケットレス乗車で10%の還元を受けられます。新幹線や特急の利用回数が多い家族がいる世帯では、還元の伸びしろが大きいカードです。

先述のとおり、旧称は「ビューゴールドプラスカード」で、2024年11月15日に現在の名称・デザインへ切り替わりました。比較検討の際に古い名称の情報を参照すると、年会費や特典の記載が現行と食い違う可能性があるため注意してください。

出典:JR東日本公式サイト『ビューカード ゴールド』

JALカード「SUICA」(普通・CLUB-A)

JALカード「SUICA」は、日本航空・JR東日本と提携したカードで、発行・請求管理は株式会社ビューカードが担っています。普通カードの年会費は本会員2,200円(税込・入会後1年間無料)、家族会員1,100円(税込・入会後1年間無料)です。

国際ブランドはJCBのみで、他のビューカードのようなVisa・Mastercardの選択はできません。

家族カードの対象は「本会員と生計をともにしている配偶者・ご両親・お子さま(18歳以上の方)」です。ビューカード スタンダード・ゴールドの条件と近い内容ですが、公式記載に配偶者の「同姓」という条件はありません

ポイントは利用先に応じて「マイル」と「JRE POINT」に自動で振り分けられ、会員が都度コースを選ぶ仕組みではありません。

なお、JALカード「SUICA」には年会費本会員11,000円(税込)・家族会員3,850円(税込)の上位グレード「CLUB-A」も存在します。CLUB-Aは付帯サービスの水準が普通カードと大きく異なる別カードのため、本記事では家族カードが使える点のみに触れ、詳細な比較は扱いません。

出典:JR東日本公式サイト『JALカード「SUICA」』

家族カード目的で選ぶならどれがいい

3枚とも家族カードを発行できますが、生活スタイルによって向き不向きがあります。JAL便を日常的に利用する家庭であれば、JALカード「SUICA」が有力な候補です。マイルとJRE POINTが自動で振り分けられるため、飛行機と鉄道の両方をカバーできます。

新幹線やグリーン車の利用が多い家庭では、ビューカード ゴールドが選択肢になります。定期券6%・グリーン券や新幹線eチケット10%という還元率は、年会費11,000円(税込)を利用額でカバーしやすい水準です。ただし通勤・通学以外での鉄道利用が少ない家庭では、年会費に見合わない場合もあるでしょう。

年会費を抑えたい家庭には、ビューカード スタンダードが現実的な選択です。本会員・家族会員とも524円(税込)で、ビックカメラSuicaカードからの切り替えでも負担感がほとんど変わりません。国際ブランドもJCB・Visa・Mastercardの3種類から選べるため、決済手段の自由度も確保できます。

いずれのカードも家族カードの対象年齢は18歳以上で共通です。ただし配偶者の続柄条件は、ビューカード スタンダード・ゴールドが「同姓の配偶者」と限定しているのに対し、JALカード「SUICA」の公式記載に同姓の限定はありません。

年齢・続柄の条件だけで選択肢が絞られることは少なく、実際の判断基準は鉄道の利用頻度と年会費のバランスになります。

家族カードなしでビックカメラSuicaを使う方法

家族カード制度がなくても、家族それぞれが個別にビックカメラSuicaカードへ申し込むという選択肢は残っています。年会費は524円(税込)ですが、初年度は無料で、2年目以降も前年1年間にクレジット利用があれば無料になる条件付き無料カードです。家族全員が年1回以上カードを使う前提であれば、実質的な負担は増えません。

この方法の弱点は、ポイントが1人ずつ分散することです。家族カードのようにポイントが1つの会員番号へ合算されないため、まとまった金額のポイントを使いたい場面では不便に感じることがあります。

入会審査もカード1枚ごとに必要です。家族カードであれば本会員の審査結果に準じて発行されるケースが一般的ですが、個別申込では家族それぞれが独立した審査を受けることになります。学生や専業主婦(主夫)など収入状況によっては、申込者本人の与信状況が個別に問われる点も考慮が必要です。

それでも、Suicaのオートチャージやビックカメラ店舗でのポイント優遇を家族全員がそれぞれ受けたい場合には、現実的な代替策になります。ポイント合算より各自の利用実績を重視するかどうかで、選ぶべき方向性は変わってきます。

出典:JR東日本公式サイト『ビックカメラSuicaカード』

よくある質問

家族カードにSuica機能や定期券機能は付く?

ビューカード スタンダード・ビューカード ゴールド・JALカード「SUICA」の家族カードには、本会員のカードと同じ機能が付帯します。

ビューカード公式FAQは「家族カードは、本人会員のカードと同じデザイン、同じ機能のカードをお届けいたします」と説明しており、本会員のカードにSuica機能や定期券機能が設定されていれば、家族カードにも同様に付帯する仕組みです。

出典:ビューカード公式FAQ『家族カードにSuica機能や定期券機能は付いていますか?』

ETCカードは家族カードでも発行できる?

ビューETCカードは「お手持ちのビューカードに追加して発行するETC専用カード」と説明されています。家族カードも本会員のカードと同じ機能を持つ独立したビューカードにあたるため、家族会員名義でもビューETCカードを追加で申し込めます。

年会費の引き落としについても「ビューETCカードの年会費は、お持ちのビューカードの年会費と一緒にお引き落としいたします」と案内されており、ETCカードの年会費は本会員・家族会員それぞれのビューカードの年会費とあわせて処理される仕組みです。

出典:ビューカード公式FAQ『ビューETCカードとは』ビューカード公式FAQ『ビューETCカードの年会費について』

家族カードの年齢・続柄条件は?

ビューカード スタンダード・ビューカード ゴールドは「本人会員と生計をともにしている同姓の配偶者・ご両親・お子さま(18歳以上の方)」が対象です。

JALカード「SUICA」は「本会員と生計をともにしている配偶者・ご両親・お子さま(18歳以上の方)」が対象で、いずれも18歳未満は家族カードの発行対象外になります。

出典:JR東日本公式サイト『ビューカード スタンダード』JR東日本公式サイト『JALカード「SUICA」』

ビックカメラSuicaカードから別カードへの切り替えはできる?

ビューカード スタンダード・ビューカード ゴールド・JALカード「SUICA」は、いずれもビックカメラSuicaカードとは別カードとしての新規申込が必要です。公式サイト・公式FAQには、ビックカメラSuicaカードから家族カード対応カードへ自動移行する制度についての記載はありません。

切り替えを検討する場合は、乗り換え先のカードへ新規に申し込んだうえで、既存のビックカメラSuicaカードを解約するかどうかを別途判断する流れになります。手続きの詳細は各カードの公式サイトで最新情報を確認してください。

出典:JR東日本公式サイト『ビックカメラSuicaカード』

まとめ

ビックカメラSuicaカードには家族カード制度がなく、公式の対象カード一覧にも掲載されていません。家族カードを使いたい場合は、ビューカード スタンダード・ビューカード ゴールド・JALカード「SUICA」のいずれかへの新規申込が必要です。

「ビックカメラSuicaカードゴールド」という上位グレードも存在しません。混同されやすい「ビューカード ゴールド」は、2024年11月15日に旧称「ビューゴールドプラスカード」から改称された別カードで、年会費・家族カードの条件ともにビックカメラSuicaカードとは異なります。

鉄道利用の頻度が高くなければビューカード スタンダード、新幹線やグリーン車を多用するならビューカード ゴールド、JAL便を日常的に使うならJALカード「SUICA」というように、生活スタイルに合わせて選ぶのが現実的な判断基準です。

家族カードにこだわらないのであれば、家族それぞれがビックカメラSuicaカードへ個別に申し込む方法も選択肢に残ります。

どの選択肢を取るにしても、「ビックカメラSuicaカードゴールド」という名称のカードを探しても見つからないという前提だけは押さえておく必要があります。名称の混同に気づかないまま検索を続けると、存在しないカードを探して時間を浪費しかねません。

目的が家族カードなのか、鉄道利用の還元率アップなのかを先に整理してから、3枚のうちどれに申し込むかを決めるのが遠回りのない進め方です。

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