ビューカードの海外旅行保険は自動付帯?券種別の条件と海外手数料
ビューカードの海外旅行保険は、券種によって自動付帯と利用付帯に分かれます。ビューカード ゴールドは自動付帯で海外死亡・後遺障害が最高5,000万円、スタンダードは利用付帯で最高500万円という差があります。
スタンダードは携行品損害と救援者費用が対象外で、2023年7月の改定で利用付帯へ移行しました。補償額だけを見比べると、この条件の違いを見落とします。
券種別の補償内容、利用付帯の対象になる旅行代金、JCBが1.60%でVisa・Mastercardが3.85%という海外事務手数料の差まで、公式情報で整理しました。
- 3行要約
①ビューカード ゴールドは自動付帯で海外死亡・後遺障害 最高5,000万円
②ビューカード スタンダードは利用付帯で最高500万円、携行品損害と救援者費用は対象外
③海外事務手数料はJCBが1.60%でVisa・Mastercardの3.85%より低い水準
ビューカードの海外旅行保険と券種別の違い
ビューカードの海外旅行保険は、カード種別ごとに適用条件と補償額が分かれます。
ビューカード ゴールドは自動付帯で、旅行代金を決済していなくても補償が有効になります。ビューカード スタンダードは利用付帯のため、日本を出国する前の決済が条件です。
発行元の株式会社ビューカードも、FAQで「カード種別ごとに保険内容や適用条件等が異なります」と書き分けています。まず自分の券種を特定してから補償額を読むのが先でしょう。
下の早見表は、行が券種、列が担保内容という並びです。海外旅行傷害保険の部分だけを抜き出しています。
| 券種 | 適用条件 | 死亡・後遺障害 | 傷害・疾病治療(各) | 携行品損害/救援者費用 | 家族特約 |
| ビューカード ゴールド | 自動付帯 | 最高5,000万円 | 200万円限度 | 20万円/100万円 | あり |
| ビューカード スタンダード | 利用付帯 | 最高500万円 | 50万円限度 | 対象外/対象外 | なし |
| ビューカード スタンダード(リボ) | 利用付帯 | 最高500万円 | 50万円限度 | 対象外/対象外 | なし |
| JRE CARD | 利用付帯 | 最高500万円 | 50万円限度 | 対象外/対象外 | なし |
| ルミネカード | 利用付帯 | 最高500万円 | 50万円限度 | 対象外/対象外 | なし |
| ビックカメラSuicaカード | 利用付帯 | 最高500万円 | 50万円限度 | 対象外/対象外 | なし |
| 大人の休日倶楽部ミドルカード | 利用付帯 | 最高500万円 | 50万円限度 | 対象外/対象外 | なし |
| 大人の休日倶楽部ジパングカード | 利用付帯 | 最高500万円 | 50万円限度 | 対象外/対象外 | なし |
| JALカードSuica | 別体系(あらましの対象外) | - | - | - | - |
JALカードSuicaは、ほかの券種とは別の案内に分かれています。公式の保険ページも「JALカードSuica および iiマークのあるカードを除く」と明記しており、この早見表の条件は当てはまりません。
iiマークのあるカードは、JR東日本と提携している他社が発行するビューカードです。イオンSuicaカード、横浜バンクカードSuica、ANA VISA Suicaカードなどが該当し、保険の窓口も各カード発行会社に分かれます。
出典:ビューカード『ビューカードの国内・海外旅行傷害保険』、『ビューカードの国内・海外旅行傷害保険について教えてください』
自動付帯と利用付帯の違い
自動付帯は、カードを持っているだけで補償が有効になる方式です。旅行代金の支払い方法を問いません。
利用付帯は、指定された代金をそのカードで決済したときだけ補償が有効になる方式です。決済がなければ補償は受けられません。
判定されるのは決済の事実なので、出国後に旅行代金を払っても条件を満たしません。ビューカード スタンダードで海外へ出るなら、出国前の決済が入口になります。
2023年7月の改定で利用付帯へ移行
株式会社ビューカードは2023年3月28日に改定を告知し、2023年7月1日以降に出発する旅行から海外旅行傷害保険の適用条件を自動付帯から利用付帯へ変更しました。
対象はビューカード発行のクレジットカードとイオンSuicaカードです。ビューゴールドプラスカード、JALカードSuica CLUB-Aゴールドカード、JALカードSuica、法人カードは対象から除かれています。
同じ改定で個人賠償責任3,000万円が追加されました。ビューゴールドプラスカードは自動付帯のまま、傷害・疾病治療費用が100万円から200万円へ増額され、家族特約も加わっています。
このビューゴールドプラスカードが、現在のビューカード ゴールドの旧称です。なお国内旅行傷害保険の適用条件と補償内容は、この改定では変わっていません。
出典:ビューカード『クレジットカード付帯保険の適用条件および補償内容改定のお知らせ』
ビューカード スタンダードの補償内容
ビューカード スタンダードの海外旅行傷害保険は利用付帯で、死亡・後遺障害が最高500万円です。傷害治療費用と疾病治療費用は、それぞれ1件50万円が限度になります。
賠償責任は1事故3,000万円限度で、ここだけはビューカード ゴールドと同額です。一方で携行品損害と救援者費用は担保そのものがありません。
ショッピング保険もビューカード スタンダードには付きません。家族特約もないため、同行する家族は自分のカードで別に条件を満たす必要があります。
| 券種 | 補償される担保 | 対象外の担保 |
| ビューカード スタンダード | 死亡・後遺障害 最高500万円/傷害治療費用 1傷害50万円限度/疾病治療費用 1疾病50万円限度/賠償責任 1事故3,000万円限度 | 携行品損害/救援者費用/家族特約/ショッピング保険 |
傷害・疾病治療 各50万円限度という水準
ビューカード スタンダードの傷害治療費用と疾病治療費用は、それぞれ1件あたり50万円が限度です。
海外では日本の公的医療保険が使えず、治療費は現地の水準で請求されます。入院や手術を伴うと50万円を超えることがあり、超過分は自己負担になります。
治療費用の対象には、医師や病院に支払った診療・入院関係費用のほか、通訳雇入費用や交通費、入院時の国際電話料等通信費も含まれます。ただし支払いは限度額の枠内です。
身の回り品購入費は1回のケガにつき5万円、通信費との合計で20万円が限度です。ここも治療費用の内数として計算されます。
ビューカード スタンダードの家族特約
ビューカード スタンダードに家族特約はありません。被保険者はビューカード会員本人で、同行する家族が自動的に補償されることはない仕組みです。
家族を補償の対象にしたい場合、家族自身がビューカード会員である必要があります。家族カードの会員も含めて、それぞれの券種の条件で判定されます。
出典:ビューカード『ビューカード 旅行傷害保険のご案内(あらまし)』
ビューカード ゴールドの補償内容
ビューカード ゴールドの海外旅行傷害保険は自動付帯です。旅行代金の決済がなくても、カードを持っているだけで補償が有効になります。
死亡・後遺障害は最高5,000万円、傷害治療費用と疾病治療費用はそれぞれ1件200万円限度です。ビューカード スタンダードの50万円限度に対して4倍の枠になります。
携行品損害20万円と救援者費用100万円も担保に含まれます。この2つはビューカード スタンダードには存在しない担保です。
| 券種 | 適用条件 | 死亡・後遺障害 | 傷害・疾病治療(各) | 賠償責任 | 携行品損害 | 救援者費用 |
| ビューカード ゴールド(本人会員) | 自動付帯 | 最高5,000万円 | 200万円限度 | 1事故3,000万円限度 | 1旅行かつ年間累計20万円限度 | 年間累計100万円限度 |
| ビューカード ゴールド(同一行程の20歳未満の子供) | 自動付帯 | 最高1,000万円 | 200万円限度 | 1事故3,000万円限度 | 1旅行かつ年間累計20万円限度 | 年間累計100万円限度 |
家族特約の対象範囲
ビューカード ゴールドの被保険者は、本人会員と家族会員です。加えて、会員と同一行程で旅行する生計を一にする20歳未満の子供も被保険者になります。
子供の死亡・後遺障害は最高1,000万円で、本人会員の5,000万円とは別の金額設定です。治療費用や賠償責任の限度額は本人会員と同じ枠が適用されます。
条件は年齢と同一行程の2点です。別便で移動する家族や、20歳以上の子供は対象になりません。
携行品損害で対象外になる持ち物
携行品損害は1個・1組・1対あたり10万円が限度です。乗車券等は合計5万円、旅券は1回の保険事故につき5万円が上限になります。
ここで注意が要るのが対象外の品目です。以下はいずれも携行品に含まれません。
- 現金・小切手・クレジットカード・定期券
- 眼鏡・コンタクトレンズ・義歯
- 携帯電話・スマートフォン・ノート型パソコン・タブレット端末・モバイルWi-Fiルーター
- ドローン、サーフィン等の運動を行うための用具とその付属品
スマートフォンとノート型パソコンが対象外という点は、旅行前に押さえておきたいところでしょう。仕事のためだけに使うものや別送品も対象から外れます。
救援者費用の中身
救援者費用は年間累計100万円が限度で、捜索救助費用と救援者の渡航費用をまかなう担保です。
支払い対象になるのは、救援者の現地までの往復航空運賃等の交通費が3名分まで、宿泊施設の客室料が3名分かつ1名につき14日分までという枠です。
入院が3日以上続いた場合や、乗っている航空機・船舶が遭難した場合などが支払いの対象になります。ビューカード スタンダードにはこの担保がありません。
ショッピング保険は年間300万円限度
ビューカード ゴールドで購入した物品は、購入日より90日以内の破損や盗難について年間300万円限度で補償されます。1事故あたり5,000円の自己負担が必要です。
2023年7月1日以降に購入した物品からは、オンラインで購入した物品も補償の対象に加わりました。ただし一部、補償の対象とならない物品があります。
海外で購入した土産物や電化製品も、この枠で扱われます。ビューカード スタンダードにショッピング保険は付きません。
保険以外の違いはビューカード ゴールドとビューカード スタンダードの比較で扱っています。
年会費に見合うかどうかの試算はビューカード ゴールドの損益分岐点にまとめました。
出典:ビューカード『ビューカード ゴールド 旅行傷害保険のご案内(あらまし)』
利用付帯の対象になる旅行代金
利用付帯の券種では、日本を出国する前に何を決済したかで補償の有無が決まります。判定の対象は2つです。
あらましが海外について挙げているのは、公共交通乗用具の乗車料金と募集型企画旅行の代金です。この2つのどちらかをビューカードで決済した海外旅行の旅行期間中の事故が補償されます。
公共交通乗用具は、鉄道事業法・航空法・海上運送法・道路運送法等に基づいて運行される電車、航空機、船舶、バス、タクシー等を指します。渡航中に利用する交通乗用具も含みます。
ただし、乗車券等によって搭乗する乗用具や利用区間が特定できないものは補償対象になりません。
| 出国前の支払い | 海外旅行傷害保険の扱い | 補足 |
| 公共交通乗用具の乗車料金をビューカードで決済 | 対象 | 利用区間が特定できるものに限る |
| 募集型企画旅行の代金をビューカードで決済 | 対象 | 旅行業法第4条第1項第3号に規定する企画旅行 |
| ビューカードでチャージしたSuicaで鉄道を利用 | 対象 | 利用明細の書面による提出が必要 |
| 他のビューカード会員がビューカードで決済 | 対象 | 一部対象外のカードがある |
| 宿泊施設の代金のみをビューカードで決済 | 対象外 | 国内旅行傷害保険では条件に含まれる |
| 出国後に旅行代金を決済 | 対象外 | 日本出国前の決済が条件 |
ビューカードでチャージしたSuicaの鉄道利用
ビューカードでチャージしたSuicaで、当該旅行のために鉄道を利用したことが明らかな場合は、Suicaでの決済も対象になります。空港まで鉄道で移動したケースが典型でしょう。
対象になるSuicaの種類は、Suica一体型クレジットカード、モバイルSuica、Suica定期券、My Suica(記名式)、Suicaカードです。
条件は利用明細の書面による提出です。券売機等で印字したICカードの利用明細、またはモバイルSuicaアプリや会員メニューサイトで表示したSF履歴を印刷したものを提出します。
保険金請求の必要書類には、乗車駅と降車駅の記載があるSuicaの利用履歴が挙がっています。履歴を遡れる期間には限りがあるため、帰国後すぐ印字しておくと手続きが滞りません。
注意点が1つあります。支払いがSuicaによる乗車料金のみの場合、東京海上日動海外総合サポートデスクのアシスタンスサービスは提供されません。現地での病院紹介や移送手配は別扱いになります。
補償対象旅行期間の起点と上限
補償対象旅行期間は、海外旅行の目的で住居を出発したときから住居に帰着するまでです。会員資格期間内であることも条件になります。
そのうえで上限が設けられています。日本を出国する日の前日の午前0時から、日本に入国した翌日の午後12時まで、かつ日本を出国した日の翌日から起算して90日後が限度です。
90日を超える滞在では、超えた期間に起きた事故は補償されません。長期滞在を予定するなら、別の保険で手当てする判断になるでしょう。
家族や同行者が決済した場合
被保険者はビューカード会員です。乗車料金や募集型企画旅行の代金を他のビューカード会員がビューカードで決済した場合も対象になります。
あらましは「一部対象外のカードがあります」と断っています。同行者のカードで決済するなら、その券種が対象かどうかを先に確かめてください。
出典:ビューカード『ビューカード 旅行傷害保険のご案内(あらまし)』
ビューカードの海外事務手数料
海外でビューカードを使うと、換算レートに海外取引の事務処理費用が加算されます。料率は券種ではなく国際ブランドで決まる仕組みです。
JCBは1.60%、VisaとMastercardは3.85%で、その差は2.25ポイントあります。同じ金額を使っても、ブランドが違えば請求額が変わります。
| 国際ブランド | 海外取引に関する事務処理費用 |
| JCB | 1.60% |
| Visa | 3.85% |
| Mastercard | 3.85% |
換算レートは決済センターの処理日
換算レートは、利用データをJCB、Visa、Mastercardの決済センターが処理した日のレートが適用されます。カードを使った日のレートではありません。
処理日は利用日から数日遅れることがあり、その間の相場変動が請求額に反映されます。レシートの金額と請求額が一致しない理由はここにあります。
10万円の海外利用で生じる手数料差
料率の差が金額としてどれだけになるかを、単純計算で並べました。為替レートの変動分は含めていません。
| 海外での利用額 | JCB(1.60%) | Visa・Mastercard(3.85%) | 差額 |
| 10万円 | 1,600円 | 3,850円 | 2,250円 |
| 30万円 | 4,800円 | 11,550円 | 6,750円 |
| 50万円 | 8,000円 | 19,250円 | 11,250円 |
10万円の利用で2,250円の差が出ます。滞在が長く決済額が積み上がるほど、ブランド選びの影響は大きくなるでしょう。
出典:ビューカード『海外でビューカードを利用した場合の換算レートについて教えてください』
海外で使える国際ブランドの選び方
海外事務手数料はブランドで決まるため、どのブランドを選べるかが券種によって制限されます。
ビューカード ゴールドで選べるのはJCBとVisaの2種で、Mastercardは選べません。ビューカード スタンダードはJCB、Visa、Mastercardの3種から選択できます。
手数料を抑える観点では、JCBを選べる券種かどうかが分かれ目になります。下の表は券種ごとに選択肢を並べたものです。
| 券種 | 選べる国際ブランド | 1.60%を選べるか |
| ビューカード ゴールド | JCB・Visa | 選べる(JCB) |
| ビューカード スタンダード | JCB・Visa・Mastercard | 選べる(JCB) |
| ビューカード スタンダード(リボ) | JCB・Visa・Mastercard | 選べる(JCB) |
| JRE CARD | JCB・Visa・Mastercard(タッチ決済付はVisa) | 選べる(JCB) |
| ルミネカード | JCB・Visa・Mastercard | 選べる(JCB) |
| ビックカメラSuicaカード | JCB・Visa | 選べる(JCB) |
| 大人の休日倶楽部ミドルカード | JCB・Visa・Mastercard | 選べる(JCB) |
| 大人の休日倶楽部ジパングカード | JCB・Visa・Mastercard | 選べる(JCB) |
加盟店の広さと手数料の見比べ方
JCBを選べば事務処理費用は1.60%に下がります。ただし海外の加盟店網はブランドごとに範囲が異なり、渡航先によって使える店舗の数は変わります。
そのため、手数料だけでブランドを決めると現地で使えない場面が出てきます。滞在先で主に使われているブランドを確認してから券面のブランドを決めるのが現実的な順序でしょう。
ビューカード ゴールドを選ぶ場合、選択肢はJCBとVisaの2つに絞られます。Mastercardが使いやすい地域へ行くなら、この制約は事前に把握しておきたい点です。
出典:ビューカード『カード一覧』、『海外でビューカードを利用した場合の換算レートについて教えてください』
ビューカードが海外で使えない原因
海外でカードが通らないとき、公式が最初に挙げている原因は不正検知システムによる一時保留です。カードの故障や残枠不足と取り違えやすい原因になります。
不正検知システムによる一時保留
株式会社ビューカードは第三者による不正利用防止のための不正検知システムを導入しており、このセキュリティチェックによってカードの利用を一時的に保留にする場合があります。
普段と異なる国での決済は検知の対象になりやすく、正常な利用でも保留される可能性があります。現地のレジで理由が分からないまま決済が通らない場面は、これが背景にあることが多いでしょう。
渡航前にビューカードセンターへ連絡する手順
渡航の前に電話を1本入れておくと、当日の利用をスムーズに進められます。窓口はビューカードセンターのご利用案内デスクです。
電話番号は03-6685-6880、海外からは+81-3-6685-6880で、受付時間は9時~17時30分です。カード番号を手元に用意してから電話します。
すでに海外へ渡航済みの場合でも受付できます。現地で決済が通らなくなってから連絡しても間に合う設計です。
ただし連絡した場合でも、会社の判断でカードの利用を保留にすることがあります。連絡は保留を減らす手段であって、保留されないことの保証ではありません。
そのほかに考えられる原因
不正検知以外の原因としては、ショッピングのご利用可能額の上限到達、暗証番号の相違、有効期限切れ、ICチップや磁気の不良が挙がります。
海外ではサーチャージが上乗せされる国もあるため、想定より請求が膨らんで上限に届くことがあります。出発前に残りの枠を確認しておくと安心でしょう。
出典:ビューカード『海外でビューカードを利用する場合、事前申請が必要ですか?』
海外での紛失・盗難時の連絡先
海外でビューカードを紛失したときの窓口は、ビューカード紛失・盗難デスクです。日本国内は03-6685-4800、海外からは+81-3-6685-4800で、24時間・年中無休で受け付けています。
海外からかける場合は、滞在国のオペレーターを呼び出してコレクトコールの旨を伝えます。ホテルからかけるとサービスチャージや電話代が別に請求されることがあります。
フィッシングやスキミングでカード情報が第三者に知られた可能性があるときは、窓口が別になります。この場合はビューカードセンター(03-6685-7000)へ連絡してください。
| 用件 | 窓口 | 電話番号 | 受付時間 |
| 紛失・盗難・拾得 | ビューカード紛失・盗難デスク | 03-6685-4800/海外から +81-3-6685-4800 | 24時間(年中無休) |
| 不正利用の可能性 | ビューカードセンター | 03-6685-7000 | 9時~17時30分 |
| 渡航前後の利用連絡 | ビューカードセンター(ご利用案内デスク) | 03-6685-6880/海外から +81-3-6685-6880 | 9時~17時30分 |
| 海外での病気・ケガの相談 | 東京海上日動海外総合サポートデスク | (81)-3-6758-2460 ほか地域別のフリーダイヤル | 24時間・年中無休 |
補償がさかのぼる期間と対象外になる部分
第三者による不正利用があった場合、紛失・盗難の連絡をした日の前日から起算して60日前にさかのぼり、その日以降に不正利用された分を株式会社ビューカードが負担します。
ただし登録された暗証番号が使われた場合など、免責の対象外になるケースがあります。Suica機能の不正使用は、使用停止措置が完了するまでの間の分が補償対象外です。
定期券部分への補償は、定期券機能付きビューカードに限られます。カードを停止するとSuicaと定期券も併せて停止となり、一度停止したカードは見つかっても使えません。
再発行カードは再審査のうえ、1週間から2週間程度で登録住所へ普通郵便(転送不要)で届きます。旅行中に手元へ戻ることは想定しにくいため、予備のカードを別に持っておくのが現実的な備えでしょう。
海外で狙われるトラブル事例
株式会社ビューカードは、海外で起きるトラブルを6つの型に分けて公表しています。手口を先に知っておくと、現地での判断が速くなります。
| 手口 | 内容 |
| スリ | 観光地やエスカレーターで、背負ったバッグやリュックから貴重品を抜き取る。複数の子供に取り囲まれる例もある |
| 偽警察官によるカードの抜き取り | 警察官を名乗り、身分証明として複数枚のカードと暗証番号を求め、一部のカードを抜き取る |
| タクシー内での二重請求 | カードで決済済みなのに「このカードでは決済できなかった」と言い、現金での支払いを求める |
| クレジットカードのすり替え | 券売機で代わりに買ってほしいと頼み、暗証番号を盗み見たり別のカードにすり替えたりする |
| 威迫・脅迫による強引な決済 | 道案内を装って人通りの少ない場所へ誘導し、カードを取り上げたり決済させたりする |
| 加盟店の手数料(サーチャージ) | 一部の国の法律で、加盟店がカード利用者に手数料を請求することが認められている |
偽警察官とすり替えへの対処
警察官がクレジットカードの提示を求めたり、暗証番号を聞いたりすることはありません。制服や身分証を示されても、カードを渡す理由にはならないと考えてください。
券売機で代わりに買ってほしいと頼まれる手口も発想は同じです。第三者にカードを渡さないという一点を守れば、すり替えと暗証番号の盗み見の両方を避けられます。
暗証番号を入力するときは、他人に見られない体勢を取ります。海外の駅の券売機やATMにはスキミング装置が設置されていることもあり、挿入口の不審な出っ張りには注意が要ります。
サーチャージを課す国がある
一部の国の法律では、加盟店がカード利用者に手数料(サーチャージ)を請求することが認められています。オーストラリア、イギリス、デンマークなどが該当します。
サーチャージは海外事務手数料とは別の費用です。現金なら発生しない手数料が商品代金に上乗せされるため、請求額が想定と食い違う原因になるでしょう。
1.60%や3.85%という事務処理費用の話とは切り分けて考えてください。両方が同時にかかる国もあります。
ビューカードの海外旅行保険に関するよくある質問
家族も海外旅行保険の対象になるか
ビューカード ゴールドには家族特約があり、会員と同一行程で旅行する生計を一にする20歳未満の子供が対象になります。子供の死亡・後遺障害は最高1,000万円です。
ビューカード スタンダードに家族特約はありません。同行する家族を補償の対象にするなら、家族自身がビューカード会員である必要があります。
付保証明書はどこで発行するか
付保証明の発行申込は、引受保険会社である東京海上日動火災保険株式会社が窓口です。担当はインフラ本部 都市事業・運輸産業部 鉄道運輸室になります。
発行までに1週間から10営業日を要する可能性があります。ビザの取得などで提出期限があるなら、早めに申し込んでおいてください。
保険金の請求先はどこか
海外旅行傷害保険の保険金請求は、東京海上日動火災保険株式会社 本店損害サービス部 海外旅行保険損害サービス室(03-5537-3590/9時~17時)が窓口です。
事故の日から30日以内の連絡が必要です。保険金請求額が30万円を超える場合は、原則として病院が発行した診断書の提出を求められます。
請求時にはカード会員資格、決済情報、日本出国日の確認があります。eチケットやパスポートのコピーを手元に残しておくと手続きが早く進むでしょう。
他のカードの保険と重複して使えるか
海外旅行傷害保険で同種の保険が付いた個人カードを複数持っている場合、死亡・後遺障害の保険金は合算されません。それらのうち高いほうの保険金額が支払われます。
治療費用などそれ以外の保険金は、合算額が限度になります。ただし実際の損害額が限度です。
任意加入の保険に別途入っている場合は、死亡・後遺障害についてもカード付帯分と任意加入分の合算額になります。
出典:ビューカード『ビューカード 旅行傷害保険のご案内(あらまし)』
まとめ
ビューカード ゴールドは自動付帯で、死亡・後遺障害が最高5,000万円、傷害・疾病治療が各200万円限度です。携行品損害20万円、救援者費用100万円、家族特約まで含みます。
ビューカード スタンダードは利用付帯で、日本を出国する前に公共交通乗用具の乗車料金か募集型企画旅行の代金を決済していなければ補償が始まりません。
補償額も死亡・後遺障害が最高500万円、傷害・疾病治療が各50万円限度にとどまり、携行品損害と救援者費用とショッピング保険は対象外です。
海外事務手数料はJCBが1.60%、VisaとMastercardが3.85%です。ビューカード ゴールドはMastercardを選べないため、手数料を抑えるならJCBという選択になります。
出発前にやることは2つです。利用付帯の券種なら出国前に対象の決済を済ませ、どの券種でもビューカードセンターへ渡航の連絡を入れておくと、現地での保留を減らせます。

