デビットカードは海外で使える?|手数料の比較とおすすめ

【PR】記事内には広告が含まれることがあります。

手持ちのデビットカードが海外で使えるのか、使うといくら余計にかかるのかは、銀行ごとの公式ページを見比べないと分かりにくい情報です。

国際ブランド付きのデビットカードなら、海外の加盟店とATMで使えます。コストは為替レート・海外事務手数料・海外ATM手数料の3つで、海外事務手数料は1.60%〜4.4%の差があります。

14枚の手数料を各行の計算方法で並べ、100ドルを使ったときの支払い額と、出発前の設定から紛失時の対応までの手順を確認できます。

おすすめ取引所!
  • 想定年利10%以上の仮想通貨運用
  • 各種手数料が無料
  • 500円から仮想通貨を買える
  • SBIグループの運営で安心感◎
SBI VCトレードの評判・口コミ
【公式】SBI VCトレード
3行要約

①Visa・Mastercard・JCB付きのデビットカードは海外の加盟店とATMで利用可能
②海外事務手数料は銀行ごとに1.60%〜4.4%の差
③1ドル=150円の仮定で100ドルの支払い額は15,240円〜15,660円の幅

目次

デビットカードは海外で使える?

Visa・Mastercard・JCBの国際ブランドが付いたデビットカードは、海外の加盟店での支払いと、海外ATMでの現地通貨の引き出しに使えます。代金は国内と同じように、口座から原則即時に引き落とされます。

手持ちのカードの券面にどのマークがあるかで、海外で使えるかどうかが決まります。

Visa・Mastercard・JCB付きのデビット

券面に国際ブランドのマークがあるデビットカードは、そのブランドの加盟店なら海外でも支払いに使えます。楽天銀行デビットカードはMastercard・JCB・Visaの3種類があり、海外での利用方法は基本的に国内と同じです。

使える店はブランドごとに違います。ゆうちょデビットはVisaマークのある店舗、イオン銀行キャッシュ+デビットは国内外のJCB加盟店が対象になります。

出典:楽天銀行『デビットカード 海外での使い方』、ゆうちょ銀行『ゆうちょデビット』、イオン銀行『イオン銀行CASH+DEBIT 商品概要説明書』

J-Debitが海外で使えない理由

J-Debitは国際ブランドの付いていないデビットサービスで、利用は国内に限られています。海外の加盟店とはつながっていないため、海外旅行の支払いには使えません。

銀行のキャッシュカードでJ-Debit加盟店の支払いができる場合も、海外用には国際ブランド付きのデビットカードが別に必要です。国際ブランドとJ-Debitの違いはデビットカードのおすすめを比べた記事で扱っています。

出典:三井住友銀行『デビットカードは海外でも使える!メリットや注意点をわかりやすく解説』

海外での使い道は店頭払いと現金の引き出し

海外での使い道は、店頭やネットでの支払いと、ATMでの現地通貨の引き出しの2つです。ATMでは自分の口座から現地通貨を引き出す取引になります。

クレジットカードのキャッシングとは違い、借り入れではないので金利は発生しません。PayPay銀行とドコモSMTBネット銀行は、この点を公式ページで明示しています。

出典:PayPay銀行『海外ATMでの引き出し』、ドコモSMTBネット銀行『ご利用方法 – 海外でのご利用』

海外で払うときにかかる3つのコスト

海外でデビットカードを使ったときの支払い額は、国際ブランドの為替レート、銀行の海外事務手数料、海外ATMの手数料の3つで決まります。それぞれが何円分にあたるかを分けて見ると、銀行ごとの差がはっきりするでしょう。

国際ブランドが決める為替レート

外貨で払った金額を円に直すときの基準は、各銀行ではなく国際ブランドが決めるレートです。楽天銀行とPayPay銀行は、このレートを国際ブランドの決済センターで集中決済された時点のものとしています。

楽天銀行は、この円換算レートを公開していません。

出典:楽天銀行『デビットカード 海外での使い方』、PayPay銀行『商品要項』

海外事務手数料の料率と上乗せの仕組み

海外事務手数料は、銀行が海外取引の事務コストとして上乗せする手数料です。公式ページの書き方には、レートに加算する型と、円換算した金額に上乗せする型の2通りがあります。

楽天銀行やPayPay銀行は、国際ブランドのレートに3.080%・3.08%を加えたレートで換算します。ソニー銀行のSony Bank WALLETは、Visaのレートで円換算した金額に事務処理経費1.79%を加算して引き落とす方式です。

どちらの型でも、円換算額に料率をかけた分が上乗せされる点は変わりません。料率の差がそのまま支払い額の差になるため、比べるときは料率の数字を見れば判断できるでしょう。

出典:楽天銀行『デビットカード 海外での使い方』、ソニー銀行『海外利用時の手数料』

海外ATMの利用手数料と現地の設置機関の手数料

海外ATMで現金を引き出すと、海外事務手数料とは別に1回ごとの定額の手数料がかかる銀行があります。金額は無料から220円までで、銀行ごとの額は次の比較表にまとめました。

さらに、現地のATM設置機関が独自に手数料を請求する場合もあります。PayPay銀行は出金手数料を無料としたうえで、ATM設置会社が数百円の利用料を請求する場合があると明示しています。

出典:りそな銀行『海外ATMのご利用について』、PayPay銀行『海外ATMでの引き出し』

為替レートが決まるタイミング

為替レートは支払ったその場ではなく、加盟店の売上データが銀行に届いた時点のレートで確定します。利用時にいったん引き落とされた金額と、確定した金額がずれることがあります。

Sony Bank WALLETの例では、1ドル=100円のときに100ドルを使うと10,000円が引き落とされます。売上データの到着時に1ドル=110円になっていれば、差額1,000円が追加で引き落とされる仕組みです。

逆に1ドル=90円へ動けば、差額1,000円が口座に戻ります。楽天銀行も、利用時点と売上確定情報の到着時点の為替差を、口座から引き落とすか口座へ返金するとしています。

出典:ソニー銀行『海外利用時の手数料』、楽天銀行『デビットカード 海外での使い方』

デビットカードの海外手数料の比較表

各行の公式ページから、海外での支払いと現金の引き出しにかかる手数料を並べました。海外事務手数料は1.60%から4.4%まで、約2.8倍の開きがあります。

海外事務手数料が低い順の一覧

確認日は2026年9月29日です。手数料の加え方は公式ページの書き方に合わせ、「レートに加算」と「円換算額に上乗せ」に分けました。料率が1%台のカードは2枚でした。

カード名国際ブランド海外事務手数料手数料の加え方公式サイト
イオン銀行キャッシュ+デビットJCB1.60%円換算額に上乗せイオン銀行
Sony Bank WALLETVisa1.79%(※1)円換算額に上乗せソニー銀行
ドコモSMTBネット銀行 デビットカードMastercard・Visa2.50%円換算額に上乗せドコモSMTBネット銀行
GLOBAL PASS(SMBC信託銀行)Visa3%(※2)レートに加算SMBC信託銀行
セブン銀行 デビット付きキャッシュカードJCB3.0%レートに加算セブン銀行
じぶん銀行スマホデビットJCB3.0%レートに加算auじぶん銀行
三菱UFJデビット(Visa)Visa3.05%レートに加算三菱UFJ銀行
楽天銀行デビットカードMastercard・JCB・Visa3.080%レートに加算楽天銀行
GMOあおぞらネット銀行 Visaデビット付キャッシュカードVisa3.08%レートに加算GMOあおぞらネット銀行
PayPay銀行 VisaデビットカードVisa3.08%レートに加算PayPay銀行
みずほJCBデビットJCB3.4%レートに加算みずほ銀行
Oliveフレキシブルペイ(デビットモード)Visa3.63%レートに加算三井住友銀行
ゆうちょデビットVisa4.0%レートに加算ゆうちょ銀行
りそなデビットカードVisa4.4%レートに加算りそな銀行

※1 Sony Bank WALLETは、対象10通貨の外貨普通預金口座を開設していれば、その通貨の支払いに1.79%はかかりません。外貨の残高が足りない分を円から買うときは、ソニー銀行の為替コストがかかります。

※2 GLOBAL PASSは、対象17通貨の外貨普通預金に残高があれば、外貨のまま全額が引き落とされます。3%がかかるのは円普通預金から払う場合です。

出典:イオン銀行『イオン銀行CASH+DEBIT 商品概要説明書』、ソニー銀行『Sony Bank WALLET 海外利用ナビ』、三井住友カード『外貨でのご利用に伴う海外事務処理手数料改定のご案内(Oliveフレキシブルペイ)』

海外ATMの手数料と1日の上限

現金を引き出すときは、引き出し額にかかる海外事務手数料と、1回ごとの定額手数料の合計がコストです。初期設定のままでは海外ATMを使えない銀行もあり、変更や解除の手順は後述の「出発前に確認すること」で扱います。

カード名1回の定額手数料引き出し額にかかる手数料1日の上限(初期設定)
イオン銀行キャッシュ+デビット220円1.60%ATMの運営会社・機種等で異なる
Sony Bank WALLET220円(外貨残高から引き出す場合はなし)1.79%10万円
ドコモSMTBネット銀行 デビットカード記載は現地金融機関の使用料のみ2.50%0円(変更で100万円まで)
GLOBAL PASS(SMBC信託銀行)無料外貨残高からは外貨のまま・円からは3%―
セブン銀行 デビット付きキャッシュカード110円3.0%10万円
三菱UFJデビット(Visa)110円3.05%10万円
楽天銀行デビットカード―3.080%20万円相当(上限)
GMOあおぞらネット銀行 Visaデビット付キャッシュカード記載はATM設置機関の手数料のみ3.08%30万円
PayPay銀行 Visaデビットカード無料3.08%10万円(24時間あたり)
Oliveフレキシブルペイ(デビットモード)110円3.63%10万円
ゆうちょデビット110円4.0%5万円(変更で10万円まで)
りそなデビットカード220円4.4%初期設定は一時利用停止

「―」は、確認した公式ページに記載がない項目です。じぶん銀行スマホデビットとみずほJCBデビットは、確認した公式ページに海外ATMの手数料の記載がなかったため表に入れていません。

楽天銀行の上限は1日20万円相当で、デビットの限度額と比べて低いほうが適用されます。どの銀行でも、現地ATMの機種によって1回に引き出せる額が変わる場合があります。

出典:ドコモSMTBネット銀行『商品概要説明書:デビットカード(Mastercard)』、りそな銀行『海外ATMのご利用について』、楽天銀行『デビットカード 海外での使い方』

外貨口座から直接払えるデビット

外貨預金の残高から直接払えるデビットカードなら、国際ブランドのレートでの円換算を通さずに支払えます。今回の14枚では、Sony Bank WALLET、ドコモSMTBネット銀行 デビットカード、GLOBAL PASSの3枚が当てはまります。

Sony Bank WALLETは米ドル・ユーロ・英ポンドなど10通貨が対象です。外貨の残高が足りないときは、「円からアシスト」で円普通預金から不足分が自動で充当される仕組みです。

ドコモSMTBネット銀行は米ドルだけが対象で、アプリで決済通貨を米ドルに指定しておく必要があります。米ドル決済でも2.50%の海外事務手数料はかかり、ショッピング分は年間30回までポイントで戻ります。

対象はスマートプログラム対象支店のデビットカードで、4月1日から3月31日の1年間で数え、海外ATMの利用は対象外です。

GLOBAL PASSは17通貨の外貨普通預金に残高があれば、全額を外貨のまま引き落とせるカードです。

外貨預金の金利は、ソニー銀行の預金金利をまとめた記事で確認できます。

出典:ソニー銀行『海外利用時の手数料』、ドコモSMTBネット銀行『デビットカード海外事務手数料優遇プログラム』、SMBC信託銀行『海外でのお買物』

100ドル使った場合の支払い額

同じ100ドルでも、海外事務手数料の差で支払い額は数百円単位で変わります。ここでは1ドル=150円と仮定し、各行の公式の計算方法で支払い額を出しました。

150円は実際のレートではなく、三井住友カードの告知にある支払い例と同じ計算用の値です。

100ドルの買い物で比べた支払い額

基準となる円換算額は、100ドル×150円で15,000円です。これに各行の料率をかけた額が上乗せされ、支払い額は15,240円から15,660円まで420円の差になります。

カード名公式の計算方法上乗せ額100ドルの支払い額
イオン銀行キャッシュ+デビット円換算額×1.60%240円15,240円
Sony Bank WALLET(外貨口座なし)円換算額×1.79%約268円約15,268円
ドコモSMTBネット銀行 デビットカード(円で払う場合)円換算額×2.50%375円15,375円
GLOBAL PASS(円で払う場合)レート+3%450円15,450円
セブン銀行・じぶん銀行スマホデビットレート+3.0%450円15,450円
三菱UFJデビット(Visa)レート+3.05%約457円約15,457円
楽天銀行・GMOあおぞらネット銀行・PayPay銀行レート+3.08%462円15,462円
みずほJCBデビットレート+3.4%510円15,510円
Oliveフレキシブルペイ(デビットモード)レート+3.63%544円15,544円
ゆうちょデビットレート+4.0%600円15,600円
りそなデビットカードレート+4.4%660円15,660円

表の金額は、円未満を切り捨てた概算です。

イオン銀行キャッシュ+デビットとりそなデビットカードの差は420円です。1,000ドル使うと差は4,200円に広がるため、旅行中の支払いが大きいほど料率の差を無視できません。

出典:三井住友カード『外貨でのご利用に伴う海外事務処理手数料改定のご案内(Oliveフレキシブルペイ)』、イオン銀行『イオン銀行CASH+DEBIT 商品概要説明書』、りそな銀行『海外ATMのご利用について』

海外ATMで2万円相当を引き出した場合

現地通貨で2万円相当を1回引き出すと、上乗せ額は500円から1,100円まで変わります。定額手数料がかかる銀行ほど、少額を何度も引き出すと負担が増えます。

カード名海外事務手数料分定額の手数料合計の上乗せ額
ドコモSMTBネット銀行 デビットカード500円記載なし500円
イオン銀行キャッシュ+デビット320円220円540円
Sony Bank WALLET(外貨口座なし)358円220円578円
GLOBAL PASS(円から引き出す場合)600円無料600円
楽天銀行・GMOあおぞらネット銀行・PayPay銀行616円記載なし・無料616円
セブン銀行 デビット付きキャッシュカード600円110円710円
三菱UFJデビット(Visa)610円110円720円
Oliveフレキシブルペイ(デビットモード)726円110円836円
ゆうちょデビット800円110円910円
りそなデビットカード880円220円1,100円

表の合計には、現地のATM設置機関が請求する手数料を含めていません。

同じ2万円相当でも、1万円相当ずつ2回に分けると定額手数料は2倍です。りそなデビットカードなら220円が440円に増える計算になります。

出典:イオン銀行『イオン銀行CASH+DEBIT 商品概要説明書』、ソニー銀行『海外利用時の手数料』、りそな銀行『海外ATMのご利用について』

外貨口座から払う場合の為替コスト

Sony Bank WALLETで外貨口座に残高があれば、100ドルの支払いは米ドル口座から100ドルのまま引き落とされます。残高が足りず円から外貨を買う場合は、ソニー銀行の為替コストが100ドルで15円(優遇プログラムのステージなしの場合)です。

外貨口座を作らずに円で払うと、上乗せは約268円になります。差は約253円で、外貨口座の開設と維持の手数料は無料です。

注意したいのが反映までの日数です。外貨口座を開設してから外貨残高で引き落とせるようになるまで2日かかる場合があり、それまでは円普通預金から1.79%付きで引き落とされます。

出典:ソニー銀行『海外利用時の手数料』

海外向けデビットカードの選び方

どのカードが合うかは、海外で使う期間と、カード払いと現金のどちらが多いかで変わります。見る数字は料率・外貨口座・ATM手数料の3つです。還元率で選ぶ視点は還元率と手数料を銀行別に比べた記事にまとめています。

短期旅行は海外事務手数料の料率を見る

数日から1週間程度の旅行なら、外貨口座を作るより海外事務手数料の料率で比べるほうが手間は少なく済みます。

手持ちのカードの料率が3%台なら、10万円分を使っても上乗せは3,000円台です。新しく口座を作る手間と比べて判断するのが現実的でしょう。

留学・長期滞在は外貨口座との連動を見る

数か月以上の滞在で外貨を使い続けるなら、外貨口座から直接払えるかで年間のコストが変わります。

Sony Bank WALLETには家族向けのファミリーデビットカードがあり、家族が貯めた外貨を留学先の子どもが使えるとしています。家族の利用分は、Sony Bank WALLET保有者の口座からまとめて引き落とされます。

出典:ソニー銀行『ファミリーデビットカード』

現金を引き出す回数が多い場合はATM手数料を見る

現地で現金を使う場面が多いなら、1回ごとの定額手数料がないカードが向いています。PayPay銀行は出金手数料が無料で、GLOBAL PASSもATMの利用手数料が無料です。

定額手数料が220円のカードで10回引き出すと、定額分だけで2,200円になります。引き出す回数を減らすか、定額手数料のないカードを使うかで負担を抑えられます。

出典:PayPay銀行『海外ATMでの引き出し』、SMBC信託銀行『海外でのATM取引』

予備のカードは別の国際ブランドで持つ

磁気不良や、店舗がそのブランドに対応していないことで、カードが使えない場面があります。三井住友銀行は、デビットカードを複数枚用意し、異なる国際ブランドを組み合わせる方法を挙げています。

例えばVisaのデビットカードを主に使うなら、予備にMastercardかJCBのカードを持つ形です。楽天銀行デビットカードのように、3つのブランドから選べる銀行もあります。

出典:三井住友銀行『デビットカードは海外でも使える!メリットや注意点をわかりやすく解説』

海外で使いやすいデビットカードの一覧

使い方のタイプごとに、根拠となる数値で当てはまるカードを整理しました。1枚に絞らず、手持ちの口座と照らして組み合わせるのが現実的な選び方です。

使い方のタイプ該当カード根拠の数値公式サイト
外貨口座と連動して払うSony Bank WALLET対象10通貨・外貨口座から払えば事務処理経費なしソニー銀行
外貨口座と連動して払うGLOBAL PASS(SMBC信託銀行)対象17通貨・外貨残高から全額引き落としSMBC信託銀行
外貨口座と連動して払うドコモSMTBネット銀行 デビットカード米ドル決済を指定可能・2.5%分を年間30回までポイントバックドコモSMTBネット銀行
海外事務手数料が1%台イオン銀行キャッシュ+デビット1.60%イオン銀行
海外事務手数料が1%台Sony Bank WALLET(外貨口座なし)1.79%ソニー銀行
海外ATMの定額手数料がないPayPay銀行 Visaデビットカード出金手数料無料・海外事務手数料3.08%PayPay銀行
海外ATMの定額手数料がないGLOBAL PASS(SMBC信託銀行)ATM利用手数料無料SMBC信託銀行
3つのブランドから選べる楽天銀行デビットカードMastercard・JCB・Visa・海外事務手数料3.080%楽天銀行

年会費・還元率・申込年齢など、銘柄ごとの条件はデビットカードのおすすめを比べた記事で比べています。

海外での使い方の手順

出発前の設定を済ませておけば、現地での操作はカードを出して暗証番号を入れる程度で済みます。日本を出る前に済ませる設定があるので、手順の順番どおりに進めてください。

出発前に確認すること

海外で使う前の準備は4つです。限度額と暗証番号は現地で気づいても直しにくいため、日本にいるうちに確認します。

  1. 海外利用の可否と限度額を確認します。ドコモSMTBネット銀行は海外ショッピングと海外ATMの限度額が初期設定で0円、りそなデビットカードは海外ATMが初期設定で一時利用停止です。
  2. 口座に入金します。楽天銀行は、出発前に国内でデビット機能が使えることを確かめ、普通預金口座に入金しておくよう求めています。
  3. デビット用の暗証番号を確認します。楽天銀行・GMOあおぞらネット銀行・ソニー銀行などはデビット用の暗証番号を使い、キャッシュカードの暗証番号と異なる場合があります。
  4. 紛失時の連絡先を控えます。アプリにログインできない状況に備え、銀行の電話窓口の番号をメモしておくと安心です。

残高は、使う予定の金額に海外事務手数料を足した額以上を用意します。暗証番号を一定回数間違えるとロックがかかり、Sony Bank WALLETの場合は有料の再発行が必要です。

出典:楽天銀行『デビットカード 海外での使い方』、GMOあおぞらネット銀行『海外ATMでのご利用について』、ソニー銀行『Sony Bank WALLET ご利用ガイド』

お店での支払い方

店頭ではカードを出し、「Visaで」のように支払うブランドを伝えます。GLOBAL PASSの案内では、支払い回数を聞かれたら「1回で」と伝える手順です。

ドコモSMTBネット銀行は、海外の店頭での支払いに暗証番号の入力が必要としています。GMOあおぞらネット銀行のVisaデビットのように、タッチ決済対応マークのある海外のVisa加盟店で、端末にかざして払えるカードもあります。

タッチ決済でも、一定金額を超える支払いではカードの挿入と暗証番号の入力、またはサインが求められることがあります。

出典:SMBC信託銀行『海外でのお買物』、ドコモSMTBネット銀行『ご利用方法 – 海外でのご利用』、GMOあおぞらネット銀行『Visaデビットカード』

海外ATMでの引き出し方

画面の表示はATMの機種で異なりますが、りそな銀行が示す一般的な操作の流れは次のとおりです。

  1. カードと同じマーク(VisaやPLUSなど)があるATMを選び、カードを挿入します。
  2. 言語の切り替えボタンを押し、日本語か英語を選びます。日本で発行したカードなら「FOREIGN(外国)」を選びます。
  3. 「ENTER PIN」と表示されたら、デビット用の4桁の暗証番号を入力します。
  4. 取引の選択で「WITHDRAWAL(引き出し)」を選びます。
  5. 口座の選択で「SAVINGS(預金)」を選びます。
  6. 引き出す金額を選び、カード・明細書・現金を受け取ります。

三井住友銀行のOliveも同じ流れで、「Cash Withdrawal(引き出し)」「Saving(普通預金)」の順に選びます。海外ATMでは残高照会ができないため、残高はアプリで確認します。

出典:りそな銀行『海外ATMのご利用について』、三井住友銀行『【デビット】海外ATMで現地通貨を引き出す方法を知りたい』

円建てでなく現地通貨で払う

海外の店頭やATMで、日本円で払うか現地通貨で払うかを聞かれることがあります。日本円を選ぶ決済はDCC取引と呼ばれ、加盟店やATMが独自に設定した為替レートが適用されます。

SMBC信託銀行は、DCC取引は一般的なレートより割高になることが多いと注意を促しています。画面に「JPY」「Exchange Rate」「MARKUP」などが表示されたら、DCC取引の選択画面です。

現地通貨で払いたいときは、店では現地通貨での決済を伝え、ATMでは「DECLINE CONVERSION」を選びます。DCC取引は後から取り消せないため、確定前の画面で通貨を確認してください。

出典:SMBC信託銀行『海外でのATM取引』

海外でデビットが使えない場面

デビットカードは口座の残高から引き落とす仕組みのため、クレジットカードと違う場面で使えないことがあります。機内販売などの一部の取引は、銀行側が対象外としています。

セブン銀行とじぶん銀行は、高速道路料金・ガソリンスタンド・機内販売・登録型加盟店を使えない加盟店としています。残高不足や1日の限度額の超過でも決済は通りません。

出典:セブン銀行『デビットサービス商品概要』、auじぶん銀行『商品概要|じぶん銀行スマホデビット』

ホテルやレンタカーの保証金

ホテルのチェックインやレンタカーの利用時に、予約金額の全額または一部がデポジット(預り金)として口座から引き落とされることがあります。引き落とされた金額は、返金されるまで使えません。

SMBC信託銀行によると、ホテルのチェックイン時にはカードの有効性確認で宿泊費とは別の引き落としが起きることもあります。返金までの日数は、即日から20日の範囲です。

三井住友銀行も、ホテルによってはデビットカードが使えないことがあるとして、現金かクレジットカードの用意を勧めています。旅行の予算には、保証金の分を上乗せした残高を見込んでおくと安心です。

出典:SMBC信託銀行『海外でのお買物』、三井住友銀行『デビットカードは海外でも使える!メリットや注意点をわかりやすく解説』

返品・取消で戻る金額がずれる仕組み

海外での買い物を取り消すと、戻る金額が支払った額と一致しないことがあります。楽天銀行は、返金にも国際ブランドのレートに3.080%を加えたレートを使うとしています。

支払い時と返金時でレートが違えば、その分だけ戻る金額が変わります。GMOあおぞらネット銀行も、為替レートの変動等で返金額が利用金額に満たない場合があり、返金まで1カ月以上かかる場合があるとしています。

Sony Bank WALLETの「円からアシスト」で払った分は、円ではなく利用した通貨の外貨普通預金口座への返金です。

出典:楽天銀行『デビットカード 海外での使い方』、GMOあおぞらネット銀行『デビット付キャッシュカード 商品概要説明書』、ソニー銀行『海外利用時の手数料』

海外旅行保険の付帯

デビットカードには、海外旅行保険が付かないものもあります。SMBC信託銀行のGLOBAL PASSは、デビットカードの旅行保険を「ありません」としています。

付帯があるカードでも、条件は利用付帯です。Oliveフレキシブルペイの選べる無料保険は旅行安心プランが初期設定で、事前に旅費等をクレジットモードかデビットモードで決済する必要があります。

みずほJCBデビットの旅行傷害保険も、事前にみずほJCBデビットで旅行費用などを払った場合が対象です。補償の金額と範囲は、出発前に各行の公式ページで確かめてください。

出典:SMBC信託銀行『Visaデビットカード「グローバルパス」』、三井住友銀行『【Olive】カードに付帯されている保険について知りたい』、みずほ銀行『みずほJCBデビットの特長』

海外でカードを紛失したときの対応

紛失や盗難に気づいたら、まずアプリで利用を止め、次に銀行へ連絡する順番で動きます。

  1. アプリやWEBサイトで利用停止の設定をします。ドコモSMTBネット銀行は、WEBサイトとアプリで利用停止と解除ができます。
  2. アプリが使えないときは電話で届け出ます。PayPay銀行の事故受付センターは+81-3-4376-8503(通話料有料)で、24時間365日受け付けています。
  3. 再発行を申し込みます。ドコモSMTBネット銀行は海外緊急カードを発行していないため、帰国までは予備のカードで支払うことになります。

海外ATMで暗証番号を使って行われた不正取引は、補償の対象外になる場合があります。楽天銀行は、デビットカード用暗証番号を使った不正取引の被害を補償の対象外としています。

補償の上限額などの条件は、デビットカードのおすすめを比べた記事のよくある質問で扱っています。

出典:ドコモSMTBネット銀行『商品概要説明書:デビットカード(Mastercard)』、PayPay銀行『海外ATMでの引き出し』、楽天銀行『楽天銀行デビットカード海外利用時の注意点』

デビットカードの海外利用のよくある質問

海外通販でも海外事務手数料はかかる?

日本から海外のネットショップで外貨払いをした場合も、海外事務手数料の対象になります。三井住友カードは、日本語表記のサイトや通信販売でも外貨での取引になる場合があるとしています。

みずほ銀行も、一部のインターネットショッピング加盟店での利用は海外利用扱いになることがあるとしています。支払い画面の通貨表示を確認してから決済してください。

出典:三井住友カード『外貨でのショッピングご利用に伴う海外事務処理手数料改定のご案内』、みずほ銀行『みずほJCBデビットの特長』

ドコモSMTBネット銀行のデビットが海外で使えないときは?

ドコモSMTBネット銀行のデビットカードは、海外ショッピングと海外ATMの限度額が初期設定で0円です。出発前にWEBサイトかアプリで限度額を変更しておきましょう。

住信SBIネット銀行は、2026年8月3日にドコモSMTBネット銀行へ名前が変わっています。限度額のほかに、残高不足・デビット暗証番号の誤り・利用停止の設定も使えない原因になります。

米ドル口座の残高が足りない場合は、不足分だけでなく請求額の全額が円普通預金から引き落とされます。

出典:ドコモSMTBネット銀行『商品概要説明書:デビットカード(Mastercard)』、『利用通貨も決済通貨の設定も米ドルなのに、日本円で引落されました。なぜですか。』

外貨預金から直接引き出せる?

外貨預金から現地通貨を直接引き出せるデビットカードがあります。Sony Bank WALLETは海外ATMでも外貨口座から現地通貨を引き出せる仕組みです。

ドコモSMTBネット銀行は、決済通貨を米ドルに指定すれば米ドル口座から払えます。一方、PayPay銀行は海外での支払いとATMの引き出しを円普通預金からの引き落としに限っており、外貨預金口座からは引き落とせません。

出典:ソニー銀行『Sony Bank WALLET(Visaデビット付きキャッシュカード)』、PayPay銀行『海外ATMでの引き出し』

クレジットカードとどっちが得?

手数料の率だけでは差が付かない場合があります。Oliveフレキシブルペイの場合、海外事務処理手数料はクレジットモードもデビットモードも3.63%です。

違いが出やすいのは現金の用意です。デビットカードの海外ATMでの引き出しは自分の預金の払い出しで利息はかかりませんが、クレジットカードのキャッシングは借り入れのため利息がかかります。

出典:三井住友カード『外貨でのご利用に伴う海外事務処理手数料改定のご案内(Oliveフレキシブルペイ)』、三井住友銀行『デビットカードは海外でも使える!メリットや注意点をわかりやすく解説』

まとめ

国際ブランド付きのデビットカードなら、海外の加盟店とATMで使えます。コストは為替レート・海外事務手数料・ATM手数料の3つで、海外事務手数料は1.60%から4.4%まで差があります。

1ドル=150円の仮定で100ドルを使うと、支払い額は15,240円から15,660円まで変わります。Sony Bank WALLETやGLOBAL PASSは、外貨残高があれば外貨のまま払えるカードです。

出発前には、海外利用の限度額とデビット用の暗証番号を確認してください。ドコモSMTBネット銀行のように初期設定で海外利用が0円のカードもあるため、日本にいるうちの設定が欠かせません。

おすすめ取引所!
  • 想定年利10%以上の仮想通貨運用
  • 各種手数料が無料
  • 500円から仮想通貨を買える
  • SBIグループの運営で安心感◎
SBI VCトレードの評判・口コミ
【公式】SBI VCトレード