仮想通貨アバランチ（Avalanche/AVAX）とは？特徴や今後の見通し・将来性を徹底解説

仮想通貨投資で利益を上げるには、有用なツールやトレードスキルの向上以前に、期待値が高い銘柄を見つけなければなりません。

そこで今回解説するのが、様々な人気ブロックチェーンゲームを輩出し、多数のVCから多額の資金調達に成功したAvalanche（アバランチ）です。

本記事では、アバランチの特徴や価格動向、将来性についても解説するため、現在興味を持っている方はぜひ参考にしてください。

アバランチ（Avalanche/AVAX）とは？

アバランチとは、Defi（分散型金融）やアプリ開発機能を備えたブロックチェーンネットワークであり、AVAXというガバナンストークンを発行しています。

2020年9月のローンチ以降、着々と需要を拡大し続けており、災害復旧用システムに加えて、多数のブロックチェーンゲーム構築に役立ってきました。

そして、上記のような活躍ぶりによってAVAXも大幅に高騰し、400円程度だった上場当初から、一時は14,000円に到達するほどの圧倒的なパフォーマンスを見せています。

2022年6月現在は約3,000円に落ち着いているものの、ポテンシャルの高さはもちろん健在であり、時価総額も858,083,479,129円*で15位にランクインしている人気銘柄です。

*2022年6月現在の金額です

アバランチ（Avalanche/AVAX）の特徴

ここからは、アバランチの特徴を5つ確認していきましょう。

• 大手企業からの資金調達に成功している
• 様々なブロックチェーンゲームに採用されている
• 独自のローンチパッドをリリースした
• 取引の処理速度が早くガス代が安い
• イーサリアムと互換性がある

上記はAVAXの価格にも深く関わってくるため、ぜひ参考にしてください。

大手企業からの資金調達に成功している

アバランチは、2021年9月に以下のようなVC（ベンチャーキャピタル）から資金調達を受けており、総額は約250億円とかなりの規模です。

加えて、出資に名乗りを上げたのは、いずれも有名企業であることから、市場におけるアバランチの期待値の高さが分かります。

VCが豊富であれば、プロジェクト開発も円滑に進む期待が持てるため、今後の動向には引き続き注目した方が良いでしょう。

様々なブロックチェーンゲームに採用されている

アバランチの理解を深める上では、採用されているブロックチェーンゲームについても押さえておいた方が良いでしょう。

2022年6月現在は、以下のようなタイトルの構築環境として活用されており、独特な世界観と高水準の収益性が話題を集めています。

• SNAIL TRAIL（スネイルトレイル）：カタツムリのレースゲーム
• Hoppers game（ホッパーズゲーム）：カエルを模したNFTをステーキングしてFLYというトークンを稼ぐ
• Crabada（クラバダ）：ヤドカリのNFTで採掘したトークンを奪い合う

上記の他にも、蟻のNFTでトークンを採掘するAvalant（アバラント）などが人気となっており、今後も様々なゲームが誕生していくでしょう。

参考までに、ブロックチェーンゲームに導入されると、ガス代としてAVAXが必要となります。

したがって、アバランチのゲームが増えるほどにAVAXの消費量が高まり、価格上昇に繋がるのです。

独自のローンチパッドをリリースした

アバランチは、独自のローンチパッドである「Avalaunch（アバローンチ）をリリースし、より洗練された開発環境となりました。

ローンチパッドとは、特定のプロジェクトに用いられるトークンを「上場前に」購入できるプラットフォームとなっており、ガス代は当然AVAXで支払います。

そして、開発者としては、アバランチのネットワーク上で効率的に資金が集められるメリットがあり、トレーダーは将来的に価格高騰が期待できる銘柄を安値で仕込めるのです。

また、アバローンチには、ローンチ前のブロックチェーンゲームトークンも上場するケースがあるため、遊ぶ予定のタイトルがあれば、同時にチェックしておくと良いでしょう。

取引の処理速度が早くガス代が安い

アバランチは、ビットコイン(BTC)やイーサ(ETH)と比べて取引の処理速度が早いです。

1秒間の取引処理件数は

• BTC　約7件
• ETH　約15件
• AVAX　約4500件

アバランチは同時並行で取引を処理するので、文字通り桁違いのスピードでトランザクションの処理を進めます。

通貨を送金するスピードが早いので、ビジネスなどでは非常に便利です。

また、送金するときのガス代(手数料)が安いという特徴もあります。

ガス代が安いことをメリットに、他のブロックチェーンを使用しているユーザーやDapps(分散型アプリ)の開発者がアバランチを使用すると、通貨の価格も上昇します。

イーサリアムと互換性がある

アバランチはブリッジ機能があるので、イーサリアムチェーンとのデータのやり取りができます。

イーサリアムが採用しているEVM(イーサリアム・バーチャル・マシーン)との互換性があり、イーサリアムを使用しているDapps(分散型アプリ)を、アバランチでも利用可能です。

EVM(イーサリアム・バーチャル・マシーン)とは、人間が読みやすいプログラミング言語を、コンピューターが理解できるように翻訳するソフトです。

ユーザーにとっては、同じDapps(分散型アプリ)を使用しているのに、イーサリアムよりも処理速度が早くガス代が安いというメリットがあります。

多くのユーザーが利便性を求めてアバランチを使用すると、AVAXの価格も上がるでしょう。

アバランチ（Avalanche/AVAX）のチャート･価格動向

アバランチのガバナンストークンであるAVAXは、上場から数か月程度は価格上昇に恵まれず、400円代に収まっていました。

しかし、ブロックチェーンゲームのローンチやVCからの資金調達成功を受けて、大きな注目を集めることとなり、2021年2月頃に4,000円まで高騰しています。

その後、一旦落ち着きを見せてから再度高値を目指し、NFT市場やゲーム界隈が活発化していた2021年11月には、約14,000円という大台を記録したのです。

そして、2022年6月現在は、ビットコイン相場の下落に伴い、3,000円程度にまで価格を下げている一方、それ以上の暴落はせず底堅い推移を維持しています。

アバランチ（Avalanche/AVAX）の今後の見通し・予想

アバランチは、Defiやブロックチェーンゲームとの親和性が高く、ユーザーの快適な環境構築に役立ちます。

そのため、今後も数々のプロジェクトに起用されて、需要拡大によるAVAXのホルダー増加と、ガス代としての消費を保ち、再度高値圏に浮上する期待が持てるでしょう。

さらに、アバランチはあえてトークンを滅却して希少性を維持する、「バーンプロトコル」を実装した珍しい銘柄です。

たとえば、無尽蔵に発行される草コインなどは、ホルダーが増え続けない限り価格が下落するため、AVAXはそういったリスクを軽減できる通貨として、人気を維持する可能性があります。

アバランチ（Avalanche/AVAX）の買い方

ここからは、アバランチのAVAXを購入する具体的な方法を確認していきましょう。

1. 国内取引所で仮想通貨を購入する
2. 海外取引所でAVAXを購入する

初心者向けの簡単なルートを例に挙げるため、ぜひ参考にしてください。

国内取引所で仮想通貨を購入する

まずは、AVAXの購入資金を手に入れるために、国内取引所の口座を開設します。

本記事では、Coincheck（コインチェック）を例に挙げて進めていくので、以下の公式サイトにアクセスし、「会員登録」をクリックしてください。

下図の登録フォームで「メールアドレス」と「パスワード」を設定したら、その後に届くメールからマイページにアクセスします。

初めてログインすると、本人確認書類の提出を求められるため、免許証などの顔写真付き身分証明書をアップロードして、アカウント認証を済ませましょう。

入出金制限などが解除されたら、マイページ左側の「日本円の入金」を選択し、購入資金を振り込みます。

この時、「クイック入金」か「コンビニ入金」を選んでしまうと、1週間の出金制限がかかってしまうので、すぐにAVAXを買いたいのなら「銀行振込」がおすすめです。

口座残高の反映を確認したら、「販売所（購入）」でbitcoin（ビットコイン）などを選択し、数量を決めて「購入する」を押せば完了となります。

マイページのウォレットに仮想通貨の残高が追加されていれば、次のステップに進みましょう。

海外取引所でAVAXを購入する

国内取引所で仮想通貨を入手した後は、海外取引所の口座を開設してAVAXを購入する手順に移ります。

今回はbinance（バイナンス）を例に解説するため、まずは以下公式サイトの「会員登録」をクリックし、メールアドレスなどを設定して口座を開設してください。

コインチェックと同じように顔写真付き身分証明書で本人確認を行ったら、ウォレットから「フィアットと現物」にアクセスし、「入金」をクリックします。

以下画面で、コインチェックから送金する通貨のネットワークを選び、バイナンスの入金用アドレスをコピーしてください。

そして、再度コインチェックのマイページに移り、「暗号資産の送金」をクリックして「送金先アドレス」にバイナンスのアドレスを貼り付けます。

上図の「次へ」を押せば送金手続きがスタートするため、バイナンスに着金したら「トレード」から「コンバート」に進み、AVAXに換金しましょう。

最後に、バイナンスのウォレットでAVAXの残高が確認できれば購入手順は完了です。

アバランチ（Avalanche/AVAX）を取り扱っている国内外取引所は？

アバランチは国内取引所に上場しておらず、基本的には以下のような海外取引所で購入するしかありません。

• binance（バイナンス）
• KuCoin（クーコイン）
• Gate.io（ゲートアイオー）

いずれも日本人から高い人気を獲得しているため、安心して利用できるでしょう。

binance（バイナンス）

バイナンスは、世界最大規模のユーザー数を誇る海外取引所であり、取り扱い銘柄も数百種類を超えています。

そして、コンバートという簡易取引ツールを用いれば、簡単にAVAXが手に入るため、初心者にもおすすめといえるでしょう。

KuCoin（クーコイン）

KuCoinは香港を拠点にサービスを展開している海外取引所です。

日本語に対応していない点には注意が必要ですが、300種類以上銘柄を扱っていることから、多彩なトレードに役立ちます。

参考までに、独自発行のKCSトークンは、1,000通貨ごとに取引手数料の割引が受けられるため、ぜひ購入してみてください。

Gate.io（ゲートアイオー）

ゲートアイオーは、上場銘柄700種類以上、メールアドレスだけで登録できる手軽さなど、他の取引所にはないメリットを多数提供しています。

さらに、入出金手数料は原則無料となっているため、コストを抑えて海外取引所を利用したい方には、特におすすめです。

アバランチ（Avalanche/AVAX）はやばい？将来性について

アバランチは、数ある仮想通貨の中でも優れたポテンシャルを持っており、将来的にもまだまだ発展する期待が持てるでしょう。

事実、これまでも以下のような大型プロジェクト・ネットワーク導入に採用されているため、市場における注目度は着実に高まっている印象です。

• 米国でAVAXを組み込んだ投資信託が販売開始
• 2022年4月に約440億円の資金を調達
• スペインにて6日間の企業向けカンファレンスを実施
• 世界最大手の会計事務所が災害復旧用プラットフォームの構築に採用

上記はAVAXの需要拡大にも好影響をもたらすポジティブニュースであり、今後も引き続き多くの企業から有望視される材料となります。

2022年6月現在は、3,000円程度と比較的安価な水準なので、少額資金で購入しやすい点も大きな魅力です。

アバランチ（Avalanche/AVAX）のQ＆A

ここからは、アバランチでよくある質問を3つ確認していきましょう。

現在購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

アバランチはどの取引所で買えるの？

アバランチは国内取引所には上場しておらず、バイナンスやクーコインといった海外取引所を利用するしかありません。

しかしながら、初心者でも操作しやすいサイト設計となっているため、先ほど触れた手順を参考にすれば、スムーズに購入できるでしょう。

アバランチのローンチパッドは？

アバランチのローンチパッドは、2022年6月現在「Avalanche（アバローンチ）というプラットフォームのみです。

オンラインウォレットを接続すれば、誰でも参加できるため、ぜひ興味のある通貨を探してみてください。

アバランチのプロジェクトはどんなものがある？

アバランチは様々なプロジェクトに用いられていますが、その中でもブロックチェーンゲームは大きな人気を獲得しました。

また、大手会計事務所デロイトも、災害復旧用プラットフォーム開発に採用しており、今後も有力企業から注目を集める期待が持てます。