家族カードのおすすめはどれ?|夫婦で比べる年会費とポイント

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家族カードは、本会員の年会費だけで比べると家族会員の年会費やポイントの貯まり先の違いを見落とします。

年会費無料の一般カードは家族会員も無料が中心で、ゴールド以上は2枚目から有料になる型があります。家族会員の利用分のポイントは、本会員に合算・家族会員に付与・本人カードで上乗せの3類型に分かれます。

公式サイトで条件を確認した16枚の比較表と、用途別の選び方、本人カード2枚との違いを確認できます。

3行要約

①一般カードは家族会員も年会費無料が中心、ゴールド以上は無料と2枚目から有料などが混在
②家族会員の利用分のポイントは本会員に合算・家族会員に付与・本人カードで上乗せの3類型
③利用枠は本会員と共有、家族会員の利用代金も支払い責任は本会員

目次

家族カードのおすすめ比較表

家族カードの比較では、本会員の年会費に加えて家族会員の年会費と、家族会員が使った分のポイントがどこに貯まるかを並べると違いが分かりやすくなります。公式サイトで条件を確認できた16枚を1つの表にまとめました。

カード名本会員の年会費(税込)家族会員の年会費(税込)家族会員の利用分のポイント公式サイト
JCBカードW無料(39歳までの入会で40歳以降も無料)無料本会員のJ-POINTに合算https://www.jcb.co.jp/ordercard/kojin_card/os_card_w2.html
リクルートカード無料無料本会員のリクルートポイントに加算https://recruit-card.jp/family/
楽天カード永年無料永年無料本カード会員の楽天ポイント口座に進呈https://www.rakuten-card.co.jp/service/family-card/
PayPayカード永年無料無料家族会員がPayPayアプリに登録すれば家族会員、未登録なら本会員https://www.paypay-card.co.jp/service/card/family/
三井住友カード(NL)永年無料永年無料本会員のポイントと合算https://www.smbc-card.com/nyukai/card/numberless.jsp
dカード無料無料本会員に集約https://dcard.docomo.ne.jp/st/dcard_family/index.html
イオンカードセレクト無料無料本人会員のポイントと合算https://www.aeon.co.jp/service/familycard/
Oliveフレキシブルペイ(一般)永年無料永年無料(クレジットモード専用)Oliveの家族カード記事で解説https://www.smbc.co.jp/kojin/olive-account/flexible-pay/
三井住友カード ゴールド(NL)5,500円(年間100万円の利用で翌年以降永年無料)永年無料本会員のポイントと合算https://www.smbc-card.com/nyukai/card/gold-numberless.jsp
dカード GOLD11,000円1枚目無料、2枚目以降1,100円/枚本会員に集約https://dcard.docomo.ne.jp/st/dcard_gold/index.html
PayPayカード ゴールド11,000円無料PayPayカードと同じ仕組みhttps://www.paypay-card.co.jp/service/card/compare/
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード39,600円2枚まで無料、3枚目以降19,800円基本カードに加算https://www.americanexpress.com/ja-jp/benefits/additional-card/gold-preferred-card/
三井住友カード プラチナプリファード33,000円無料本会員のポイントと合算https://www.smbc-card.com/nyukai/card/platinum-preferred.jsp
UCプラチナカード16,500円3,300円本人会員に付与https://www2.uccard.co.jp/uc/platinum/
ビューカード スタンダード(リボ)無料無料本人会員の獲得分と合算https://www.jreast.co.jp/card/first/rev.html
ビューカード ゴールド11,000円1枚目無料、2枚目以降3,300円本人会員の獲得分と合算https://www.jreast.co.jp/card/first/viewcardgold/

※記載のスペック情報は2026年9月29日時点の情報です。dカードの公式サイトは、2026年12月以降に各種ポイント還元率・進呈条件と年会費の見直しを予定していると告知しています。

表は順位ではなく、用途ごとに近いカードを並べています。年会費無料の一般カードは16枚のうち9枚で、いずれも家族会員の年会費も無料でした。

家族会員の年会費がかかるのは、表の中ではゴールド以上の一部とUCプラチナカードです。どれが合うかは次の用途別の比較で絞り込めます。

用途別の家族カードおすすめ

家族カードは、夫婦や親子の支払いをどこに集めたいかで向くカードが変わります。還元率・普段の店・ゴールド特典・旅行・JRの5つの用途に分けて整理しました。

年会費無料で還元率重視の家族カード

本会員も家族会員も年会費がかからず、家族の利用分でもポイントが貯まる4枚です。家族会員のポイントが本会員側に集まるか、家族会員自身に付くかで選び方が分かれます。

カード名発行会社年会費国際ブランドポイント還元率追加カード(家族・ETC)公式サイト
JCBカードW株式会社ジェーシービー無料(39歳までの入会で40歳以降も無料)JCB200円(税込)につき2ポイント家族カード無料(J-POINTは本会員に合算、新規発行時は2枚まで同時申込可)、ETCカードありhttps://www.jcb.co.jp/ordercard/kojin_card/os_card_w2.html
リクルートカード株式会社ジェーシービー(JCB)、三菱UFJニコス株式会社(Visa・Mastercard)無料Visa、Mastercard、JCB1.2%家族カード無料(100円につき1.2ポイントを本会員に加算、JCBは8枚・Visaは19枚まで)、ETCカードありhttps://recruit-card.jp/family/
楽天カード楽天カード株式会社永年無料Visa、Mastercard、JCB、American Express1%(100円につき1ポイント)家族カード永年無料(ポイントは本カード会員に進呈、本カード1枚につき2枚まで)、ETCカードありhttps://www.rakuten-card.co.jp/service/family-card/
PayPayカードPayPayカード株式会社永年無料Visa、Mastercard、JCB(1枚目の申込はVisa)200円(税込)ごとに付与、PayPayステップの付与率は1.5%まで家族カード無料(アプリ登録で家族会員に付与、本会員カード1枚につき10枚まで)、ETCカードありhttps://www.paypay-card.co.jp/service/card/family/

JCBカードWは、家族カードとQUICPayカードの追加も無料です。本会員が39歳までに入会すれば、40歳以降も年会費はかかりません。家族会員の対象は生計を同一にする配偶者・親・子供(高校生をのぞく18歳以上)で、年齢の上限は付いていません。

リクルートカードは、家族会員の利用分も100円につき1.2ポイントで本会員に加算されます。発行できる枚数がJCBで8枚、Visaで19枚と多く、家族の人数が多い世帯でも枠に余裕があります。本会員が学生の場合は家族カードを発行できません。

楽天カードは、家族カードの利用分のポイントが本カード会員の楽天ポイント口座に入ります。家族間でポイントを移行する機能もあり、貯めた分をあとから家族に渡せます。発行枚数は本カード1枚につき2枚までです。

PayPayカードは、家族会員がPayPayアプリに家族カードを登録すると、ポイントの付与先が家族会員に変わります。家族それぞれのPayPayで使いたい夫婦には、この仕組みが合うでしょう。

出典:JCB『JCB カード W』、リクルートカード『家族カード』、楽天カード『家族カード』

普段使う店で選ぶ家族カード

決済アプリや通っているスーパーが決まっているなら、その系列のカードで家族の支払いを集める方法があります。4枚とも家族会員の年会費は無料です。

カード名家族会員の年会費家族会員の利用分のポイント家族カードの発行枚数公式サイト
三井住友カード(NL)永年無料本会員と合算新規申込時の同時申込は1人https://www.smbc-card.com/nyukai/add/family/index.jsp
dカード無料100円につき1ポイントを本会員に集約3枚までhttps://dcard.docomo.ne.jp/st/dcard_family/index.html
イオンカードセレクト無料本人会員と合算3枚までhttps://www.aeon.co.jp/service/familycard/
Oliveフレキシブルペイ永年無料Oliveの家族カード記事で解説Oliveの家族カード記事で解説https://www.smbc.co.jp/kojin/olive-account/flexible-pay/

三井住友カード(NL)は、家族会員も年会費が永年無料です。新規に申し込むときに同時に申し込める家族カードは1人までで、2人目以降はカードが届いてからVpassで追加します。

dカードは、家族カードの利用分も100円につき1ポイントのdポイントが貯まり、ポイントは本会員に集約されます。家族会員ごとにETCカードを1枚ずつ申し込めます。

イオンカードセレクトの家族カードは、生計を共にする18歳以上の配偶者・親・子供が対象で、配偶者には内縁の相手方と同性パートナーを含みます。届くカードはイオンカード(WAON一体型)で、イオン銀行のキャッシュカード機能は付きません。

家族カードではWAONのオートチャージや公共料金の支払い、給与振込口座の指定によるポイント付与が対象外になる点も押さえておきましょう。

Oliveフレキシブルペイの家族カードは年会費が永年無料で、クレジットモード専用のカードです。発行手順やポイントの扱いはOliveフレキシブルペイの家族カードの解説記事にまとめています。

出典:三井住友カード『家族カードのご案内・お申し込み』、dカード『dカード 家族カード』、イオンカード『家族カード』

家族も特典を使えるゴールドの家族カード

ゴールドカードの家族カードは、空港ラウンジや保険を家族会員も使えるかどうかで価値が変わります。家族会員の年会費が無料か、1枚目だけ無料かも券種で違います。

カード名本会員の年会費(税込)家族会員の年会費(税込)家族会員が使える主な特典公式サイト
三井住友カード ゴールド(NL)5,500円(年間100万円の利用で翌年以降永年無料)永年無料三井住友カード ゴールド(NL)の家族カード記事で解説https://www.smbc-card.com/nyukai/card/gold-numberless.jsp
dカード GOLD11,000円1枚目無料、2枚目以降1,100円/枚dカードケータイ補償、お買物あんしん保険など(一部対象外あり)https://dcard.docomo.ne.jp/st/dcard_family/index.html
PayPayカード ゴールド11,000円無料空港ラウンジ、各種保険https://www.paypay-card.co.jp/service/card/family/

dカード GOLDの家族カードは1枚目が無料で、2枚目以降は1枚1,100円です。dカードケータイ補償やお買物あんしん保険など、本会員と同様のサービスの一部を家族会員も使えます。

付帯サービスを使うには、カードが届いたあとに家族会員の携帯電話番号かdアカウントを登録しなければなりません。

PayPayカード ゴールドの家族カードは年会費無料で、3枚まで発行できます。ゴールド家族カードの会員は、国内・ハワイの主要空港のラウンジを無料で使えます。ただしLYPプレミアム特典など、家族カードには付かないサービスもある点に注意してください。

三井住友カード ゴールド(NL)の家族カードも年会費は永年無料です。家族カードで使える特典と年間100万円の集計の扱いは三井住友カード ゴールド(NL)の家族カードの解説記事で扱っています。

出典:dカード『dカード 家族カード』、PayPayカード『家族カード』、三井住友カード『三井住友カード ゴールド(NL)』

旅行・空港ラウンジ重視の家族カード

家族で旅行する機会が多いなら、家族会員にもラウンジや保険が付くかを確認してから選びます。プライオリティ・パスを家族会員にも付けているカードもあります。

カード名本会員の年会費(税込)家族会員の年会費(税込)家族会員向けの主な特典・保険公式サイト
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード39,600円2枚まで無料、3枚目以降19,800円家族カードの利用分をフリー・ステイ・ギフトの獲得条件に合算https://www.americanexpress.com/ja-jp/benefits/additional-card/gold-preferred-card/
三井住友カード プラチナプリファード33,000円無料旅行傷害保険は本会員・家族会員が対象、19歳未満の家族にも家族特約https://www.smbc-card.com/nyukai/card/platinum-preferred.jsp
UCプラチナカード16,500円3,300円家族会員にもプライオリティ・パスが付帯https://www2.uccard.co.jp/uc/platinum/

アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カードは、家族カードの年会費が2枚まで無料で、3枚目以降は1枚19,800円です。家族カードの利用分は、無料宿泊券「フリー・ステイ・ギフト」の獲得条件の利用金額として基本カードに合算されます。

無料宿泊券は基本カード会員にだけ進呈されますが、家族カード会員へ譲渡できます。家族カードと追加カードの発行は合計6枚までです。

三井住友カード プラチナプリファードは家族カードの年会費が無料です。本会員・家族会員以外に、生計を共にする19歳未満の同居の親族と19歳未満の別居の未婚の子も、家族特約として海外旅行傷害保険の対象になります。

家族特約の補償内容は、本会員・家族会員とは異なります。

UCプラチナカードは家族カードの年会費が3,300円かかりますが、家族会員にもプライオリティ・パスが付きます。家族カードの対象は、本人会員と生計を同一にする配偶者・親子(18歳以上)です。

出典:アメリカン・エキスプレス『ゴールド・プリファード・カード 家族カードのご案内』、三井住友カード『三井住友カード プラチナプリファード』、UCカード『UCプラチナカード』

SuicaやJRをよく使う家族のカード

JR東日本の路線を家族で使うなら、ビューカードの家族カードが候補です。通常のビューカード スタンダードは家族会員も524円かかり、リボ払い専用のスタンダード(リボ)は無料という違いがあります。

カード名本人会員の年会費(税込)家族会員の年会費(税込)公式サイト
ビューカード スタンダード(リボ)無料無料https://www.jreast.co.jp/card/first/rev.html
ビューカード ゴールド11,000円1枚目無料、2枚目以降3,300円https://www.jreast.co.jp/card/first/viewcardgold/

ビューカード スタンダード(リボ)はリボルビング払い専用のカードで、リボ払いの手数料は年利13.2%です。年会費が無料でも、毎月の支払いに手数料がかかる点を踏まえて選んでください。

ビューカードの家族カードは9枚まで申し込め、家族カードで獲得したJRE POINTは本人会員の獲得分と合算されます。作れる券種やSuicaの扱いはビューカードの家族カードの解説記事で比べています。

ビックカメラSuicaカードには家族カードがありません。代わりの選択肢はビックカメラSuicaカードの家族カードの解説記事で紹介しています。

出典:ビューカード『家族カード』、『ビューカード スタンダード(リボ)』

家族カードとは

家族カードは、クレジットカードを契約している本会員の家族に追加で発行されるカードです。「ファミリーカード」とも呼ばれ、どちらも同じ仕組みのカードを指します。

本会員と家族会員の関係

家族カードの名義は本会員ではなく、実際に使う家族の個人名になります。カードは家族会員それぞれが持ちますが、契約者はあくまで本会員です。

三井住友カードの会員規約は、家族会員を「本会員の代理人として」家族カードを利用する人と定めています。支払いも本会員の口座からまとめて引き落とされます。

三井住友カードは、家族カードに独自の利用枠は設定されず、本会員の利用可能枠の中で使うと説明しています。例えば本会員の利用可能枠が100万円で、本会員と家族カードで70万円を使っていれば、残りは合わせて30万円です。

項目本会員のカード家族カード
名義本会員家族会員本人
審査本会員の申込内容で審査本会員の信用情報をもとに審査
年会費カードごとに設定無料のカードが中心、有料のカードもある
利用枠本会員の利用可能枠本会員の利用可能枠を共有
支払口座本会員の口座本会員の口座からまとめて引き落とし
明細本会員に通知本会員の明細にまとめて記載
ポイント本会員に付与本会員に合算されるカードが中心

出典:三井住友カード『家族カードとは?作るメリットや申し込みの条件、選び方まで解説』、『三井住友カード会員規約(個人用)』

家族カードを作れる家族の範囲

各社に共通する基本形は、本会員と生計を同一にする配偶者・親・18歳以上の子です。JCBや三井住友カード、dカードはこの形で、子は高校生を除く18歳以上と決めています。

配偶者の範囲はカードで違います。JCBは夫婦で姓の異なる国際結婚・同性パートナー・事実婚を配偶者に含め、楽天カードとイオンカードは内縁の相手方と同性パートナーを含めています。

一方でUCカードは、対象を同姓かつ18歳以上の配偶者・親子に限っています。夫婦別姓の家庭は、申し込む前に対象の書き方を確認しておきましょう。

本会員が学生だと、家族カードを申し込めないカードや配偶者に限られるカードがあります。年齢の下限と高校生の例外はクレジットカードは何歳から作れるかの解説記事で整理しています。

出典:JCB『家族カードのご案内』、楽天カード『家族カード』、UCカード『家族カードについて教えてください。』

家族カードの審査

家族カードは、本会員の信用情報をもとに審査されるカードです。JCBは、家族カードを発行する際の審査は本会員のみが対象と説明しています。

このため、収入のない家族でも自分用のカードを発行できる場合があります。本会員がカードの審査に通らなかった場合は、家族カードも発行されません。

ただし発行会社の判断で家族カードが出ないこともあります。PayPayカードは、審査結果によって発行できない場合があると注意事項に書いています。

出典:JCB『家族カードとは?メリットやデメリット、発行条件について解説』、三井住友カード『家族カードとは?作るメリットや申し込みの条件、選び方まで解説』、PayPayカード『家族カード』

デビットカードの家族カード

デビットカードにも家族カードを出す銀行はありますが、取り扱いの有無は銀行で分かれます。みずほJCBデビットは家族カード(単体型)を8枚まで発行でき、家族カード(一体型)はありません。

三菱UFJデビットは家族カードを取り扱っておらず、本人カードを1口座につき1枚発行する形です。デビットで家族の支払いをまとめたいときは、口座のある銀行の取り扱いを先に確認してください。

出典:みずほ銀行『みずほJCBデビットの家族カードを発行することはできますか。』、三菱UFJ銀行『【三菱UFJデビット】の家族カードはありますか?』

家族カードの選び方

家族カードを選ぶときは、本会員のカードの還元率だけでなく、家族会員側の条件を見る必要があります。年会費・ポイントの貯まり先・保険・枚数・ETCの5点で比べると違いがはっきりします。

家族会員の年会費

本会員の年会費が無料の一般カードは、家族会員も無料のカードが中心です。ゴールド以上では、1枚目は無料で2枚目から有料になる型があります。

ビューカード ゴールドは1枚目無料・2枚目以降3,300円、dカード GOLDは1枚目無料・2枚目以降1,100円です。アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カードは2枚まで無料で、3枚目から19,800円かかります。

通常のビューカード スタンダードは、本人会員・家族会員とも年会費が524円です。dカード GOLD Uのように、1枚目から1枚1,100円かかる券種も見落とさないでください。

出典:ビューカード『家族カード』、dカード『家族カードに年会費はかかりますか。』、アメリカン・エキスプレス『ゴールド・プリファード・カード 家族カードのご案内』

ポイントの貯まり先

家族会員が使った分のポイントの行き先は、本会員に合算・家族会員に付与・本人カードなら上乗せの3つに分かれます。

比較表のカードのうち、家族会員のポイントの扱いを公式サイトで確認できたカードは①か②のどちらかです。③は三井住友カードの本会員同士で使う仕組みです。

類型仕組み該当するカードの例向いている家庭
①本会員に合算家族会員の利用分のポイントが本会員のポイントに加わるJCBカードW、リクルートカード、楽天カード、dカード、イオンカードセレクト、ビューカードポイントを1か所に集めて使いたい家庭
②家族会員に付与条件を満たすと家族会員本人のポイントとして付くPayPayカード、PayPayカード ゴールド(家族会員がPayPayアプリに登録した場合)ポイントを夫婦それぞれで使いたい家庭
③本人カードなら上乗せ家族カードは登録できず、本会員同士の登録で還元率が上がる三井住友カードの家族ポイント夫婦がそれぞれ本会員になれる家庭

①はアメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カードでも同じで、家族カードの利用によるポイントは基本カードに加算されます。

②のPayPayカードは、家族会員がPayPayアプリに登録していない場合はポイントが本会員に付きます。③の家族ポイントは、本人カード2枚との比較で詳しく扱います。

出典:PayPayカード『家族カード』、アメリカン・エキスプレス『ゴールド・プリファード・カード 家族カードのご案内』、ビューカード『家族カード』

付帯保険の家族会員への適用

旅行傷害保険などの付帯保険は、家族会員本人に本会員と同じ補償が付くカードが中心です。三井住友カードは、家族カードでも本会員と同じ国内・海外旅行傷害保険やお買物安心保険が受けられると案内しています。

JCBも、家族会員はカードに付帯する優待や保険を本会員と同様に受けられると明記しています。UCカードは、本会員のカードに保険サービスが付いていれば家族カード会員も同様に補償されると説明しています。

これとは別に、家族カードを持たない家族まで補償する「家族特約」を付けたカードもあります。三井住友カード プラチナプリファードは、生計を共にする19歳未満の同居の親族などが対象です。

注意したいのは、同じ発行会社でも券種で差がある点です。PayPayカード ゴールドの家族カードには各種保険が付きますが、通常のPayPayカードの家族カードには付いていません。

出典:三井住友カード『家族カードのご案内・お申し込み』、JCB『家族カードのご案内』、UCカード『家族カードについて教えてください。』

発行できる枚数

家族カードの発行枚数には、2枚から19枚まで上限の幅があります。子どもが複数いる家庭や、両親にも持たせたい家庭は枚数を先に確認しましょう。

カード名家族カードの発行上限
楽天カード本カード1枚につき2枚
イオンカードセレクト3枚(解約済みの家族カードも含む)
dカード・dカード GOLD3枚(新しいdカードの場合)
PayPayカード ゴールド3枚
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード家族カード・追加カード合わせて6枚
リクルートカードJCBは8枚、Visaは19枚
ビューカード9枚
PayPayカード本会員カード1枚につき10枚

イオンカードは、すでに解約した家族カードも3枚の枠に数えます。家族カードの作り直しを繰り返すと、新しく発行できなくなる場合があるので注意してください。

出典:イオンカード『家族カードとはどのようなカードですか。また、何歳から申込めますか。』、dカード『家族カードは何枚まで申し込めますか。』、PayPayカード『家族カード』

ETCカードの発行可否

家族会員名義のETCカードを作れるカードもあります。dカードは家族会員ごとにETCカードを1枚ずつ申し込めますが、家族カードと同時には申し込めません。家族カードが届いてから追加します。

ETCカードの年会費や発行条件の比較はETCカードの比較記事にまとめています。

出典:dカード『dカード 家族カード』

家族カードのメリット

家族カードの利点は、支払い・ポイント・特典を家族単位で1枚の契約にまとめられることです。収入のない家族にカードを持たせる手段にもなります。

支払いを1つの口座にまとめられる

家族カードの利用代金は、本会員の口座から本会員の分と合わせて引き落とされます。家族が別々にカードを持っていても、引き落としは月1回・1口座にまとまります。

JCBの家族カードは、カードごとの利用金額も明細で分かるため、誰がいくら使ったかを追えます。

出典:JCB『家族カードのご案内』

家族の利用分のポイントを集められる

本会員に合算されるカードなら、家族全員の利用分が1つのポイント口座に貯まります。1人で使うより早く交換できる単位に届くでしょう。どのカードがこの型かは「ポイントの貯まり先」の表を参照してください。

ゴールド以上の特典を家族も使える

ゴールドやプラチナの家族カードでは、空港ラウンジや保険を家族会員も使えるカードがあります。本会員より安い年会費か無料で、本会員向けの特典の一部を家族にも広げられます。

ただしPayPayカード ゴールドのLYPプレミアム特典のように、家族カードには付かない特典もあります。

出典:PayPayカード『家族カード』

収入のない家族も申し込める

家族カードは本会員の信用情報をもとに審査されるため、収入のない家族でも自分用のカードを発行できる場合があります。

出典:三井住友カード『家族カードとは?作るメリットや申し込みの条件、選び方まで解説』

家族カードの注意点

家族カードは本会員の契約に付いたカードなので、責任と記録が本会員側に集まる点を理解してから作りましょう。利用枠の共有や明細のまとめ方、本会員が退会したときの扱いは三井住友カード ゴールド(NL)の家族カードの解説記事で具体例とともに整理しています。

支払い責任は本会員

家族会員が使った代金の支払い責任は本会員が負います。三井住友カードの会員規約は、家族会員が家族カードを利用したことで生じるすべての責任を本会員が負うと定めています。

PayPayカードも、本会員は家族会員のカード利用代金について支払い責任を負い、本会員の利用代金と合算して請求すると明記しています。家族会員の利用額は、本会員が毎月の請求で確認しておく必要があります。

出典:三井住友カード『三井住友カード会員規約(個人用)』、PayPayカード『家族カード』

家族会員のクレヒスは積まれない

家族カードでいくら支払いを続けても、その利用履歴は家族会員本人のクレジットヒストリーとして反映されません。JCBは、家族カードの利用は本会員が支払っているためと説明しています。

将来、配偶者や子ども自身がローンや本会員のカードの審査を受けるとき、家族カードの履歴は判断材料になりません。自分の信用情報を積みたい家族は、本会員としてカードを作るほうが向いています。

出典:JCB『家族カードとは?メリットやデメリット、発行条件について解説』

家族カードと本人カード2枚の比較

夫婦でカードを持つ方法は、家族カードを付けるか、それぞれが本会員としてカードを作るかの2つです。どちらが向くかは、収入・信用情報・ポイントの使い方で決まります。

夫婦の状況向いている持ち方理由
配偶者に収入がない家族カード審査は本会員の信用情報をもとに行われる
配偶者がクレヒスを積みたい本人カード2枚家族カードの利用履歴は家族会員のクレヒスに反映されない
三井住友カードの家族ポイントを取りたい本人カード2枚家族ポイントに登録できるのは本会員だけ
支払いや明細を夫婦で分けたい本人カード2枚家族カードは本会員の口座・明細にまとまる

家族カードが向く夫婦

家計を1つの口座で管理していて、ポイントも1か所に集めたい夫婦には家族カードが合います。配偶者に収入がない場合も、本会員の信用情報をもとに審査される家族カードが選択肢になります。

家族会員の年会費が無料のゴールドカードなら、本会員の年会費だけで家族にも特典を広げられる点も利点でしょう。

本人カードを2枚作るほうが向く夫婦

それぞれに収入があり、支払いや明細を分けたい夫婦は本人カード2枚のほうが向いています。三井住友カードの家族ポイントは、家族カード会員は登録できず、対象カードの本会員であることが条件です。

家族ポイントは、対象カードを持つ2親等以内の家族を1人登録するごとに、招待した人・された人それぞれの還元が+1%ずつ加わり、上限は+5%です。

上乗せの対象は、対象のコンビニ・飲食店でスマホのVisaのタッチ決済・Mastercardタッチ決済またはモバイルオーダーで支払った分に限られます。カード現物のタッチ決済は対象になりません。

家族カード会員は登録できませんが、本会員が登録していれば同じ還元率が適用されます。

2枚の組み合わせ方はクレジットカード2枚の組み合わせの解説記事、持てる枚数の考え方はクレジットカードは何枚まで持てるかの解説記事で扱っています。

出典:三井住友カード『家族ポイント』

1枚のカードを夫婦で使い回すのは規約違反

夫婦であっても、本会員のカードを配偶者に渡して使わせることはできません。三井住友カードの会員規約は、カードを他人に貸与・譲渡してはならず、カード券面に印字された会員本人以外は使用できないと定めています。

この規定に違反してカードが不正に使われた場合、その債務は本会員がすべて支払う決まりです。夫婦で1枚を共有したいときは、家族カードを発行して配偶者名義のカードを持つのが正しい方法になります。

出典:三井住友カード『三井住友カード会員規約(個人用)』

家族カードの作り方

家族カードの申込には、本会員のカードと同時に申し込む方法と、あとから追加する方法の2つがあります。どちらも申込手続きをするのは本会員です。

本会員と同時に申し込む手順

新規の申込フォームで家族カードの欄を選び、家族会員の情報を入力します。楽天カードは、本カードの申込情報を入力したあと、付帯サービスの画面で家族カードを「申し込む」にチェックする流れです。

同時に申し込める枚数に制限があるカードもあります。三井住友カードは同時申込が1人のみ、JCBは新規発行時に2枚までです。

出典:楽天カード『家族カード』、三井住友カード『家族カードのご案内・お申し込み』、JCB『家族カードとは?メリットやデメリット、発行条件について解説』

あとから追加で申し込む手順

すでにカードを持っている場合は、本会員が会員サイトやアプリにログインして申し込みます。三井住友カードはVpass、JCBはMyJCB、PayPayカードはPayPayアプリか会員メニューが申込窓口です。

MyJCBでは、本会員のログイン後に家族カードを申し込む本人の情報を入力します。イオンカードは、本人会員のカードが手元に届いてから申し込み、AEON Pay IDとパスワードが必要です。

届け先にも注意が必要です。PayPayカードは、発行した家族カードを本会員の登録自宅住所宛てに送付します。

出典:JCB『家族カードのご案内』、イオンカード『家族カード』、PayPayカード『家族カード』

家族カードのよくある質問

家族カードの名義は誰?

カードの名義は、実際に使う家族会員の個人名です。本会員の名前が入ったカードを家族が使うわけではありません。契約者は本会員のままで、支払いも本会員の口座から行われます。

出典:三井住友カード『家族カードとは?作るメリットや申し込みの条件、選び方まで解説』

引き落とし口座を本会員と分けられる?

基本的には分けられません。三井住友カードは、一部のカードを除いて家族カードの利用分を家族会員の口座から引き落とすことはできないと回答しています。

例外だった三井住友カード プラチナ・ゴールド会員専用のパーソナルアカウントタイプも、新規の申込は2025年5月31日に終了しました。支払いを分けたいなら本人カードを作る方法を検討してください。

出典:三井住友カード『家族カードの利用分は家族会員の口座から引き落とすようにできますか?』

同棲カップル・事実婚でも作れる?

事実婚を配偶者に含めると公式に明記しているカードがあります。JCBは「夫婦で姓の異なる国際結婚・同性パートナー・事実婚」を、楽天カードとイオンカードは「内縁の相手方」を配偶者に含めています。

各社が対象として挙げるのは本会員と生計を共にする配偶者・親・子で、同棲中の交際相手を対象とする記載はありません。上記以外のカードは事実婚の扱いを公式に明記していないため、申込前に各カード会社へ確認してください。

家族カードでキャッシングは使える?

使えるカードもあります。UCカードは、本会員の利用枠の範囲内で家族カードでもキャッシングや分割払いを利用できるとしています。

ただしイオンカードでは、ネットキャッシングの申込は本人会員カードからだけで、家族カードからはできません。キャッシングを使う予定があるなら、家族カードで使える範囲を確認しておきましょう。

出典:UCカード『家族カードについて教えてください。』、イオンカード『家族カードとはどのようなカードですか。また、何歳から申込めますか。』

家族カードだけ解約できる?

本会員のカードを残したまま、家族カードだけを解約できます。PayPayカードは会員メニューから手続きし、オペレーターでの解約は受け付けていません。イオンカードも、家族カードのみの退会ができます。

出典:PayPayカード『家族カード』、イオンカード『家族カードとはどのようなカードですか。また、何歳から申込めますか。』

まとめ

家族カードのおすすめは用途で変わります。年会費をかけずに還元を取りたいならJCBカードW・リクルートカード・楽天カード・PayPayカード、普段の店で選ぶなら三井住友カード(NL)・dカード・イオンカードセレクトが候補です。

家族にも特典を広げたいならゴールド以上の家族カードが選択肢になり、家族会員の年会費が何枚目からかかるかで差が出ます。ポイントを1か所に集めたいのか、夫婦それぞれで使いたいのかも決めておきましょう。

家族カードは利用枠を本会員と共有し、支払い責任も本会員が負います。配偶者が自分の信用情報を積みたい場合や支払いを分けたい場合は、本人カードを2枚作る方法と比べてから決めてください。

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