dカードの改悪はいつから?還元率0.5%化と年会費1,650円に変更

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dカードのdポイント進呈率は、2027年1月の利用分から100円ごとに1ポイントから200円ごとに1ポイントへ変わります。年会費も条件つきで1,650円が発生します。

ただし施行日は改定ごとにばらばらです。2026年9月に始まったもの、2026年12月に始まるもの、2027年に入ってから始まるものが混在しています。

いつ何が変わるのかを施行日順に整理し、年間の利用額別にポイントがいくら目減りするかまで試算しました。

3行要約

①2027年1月利用分からdポイント進呈率が100円1ポイントから200円1ポイントへ半減
②前年度に一度も利用がなければ年会費1,650円、請求開始は2028年2月引き落とし分
③d払いの支払い方法をdカードに設定すれば改定後も200円2ポイントを維持

目次

dカードの改悪はいつから?

dカードの変更は1回の発表でまとまったわけではありません。2026年1月から2027年5月にかけて、施行日の違う改定が11本並びます。

影響が大きいのは2027年1月の利用分から始まるdポイント進呈率の変更です。買い物で100円ごとに1ポイントだったものが、200円ごとに1ポイントになります。

施行日変わる内容変更前 → 変更後対象
2026年1月15日dカードケータイ補償の自己負担金無料 → 1回の事故につき15,000円全券種
2026年2月1日公共料金・税金のポイント進呈100円ごとに1ポイント → 200円ごとに1ポイント全券種
2026年5月1日ドコモポイ活の還元キャンペーン終了ポイ活MAXでGOLDは+10% → +5%
dカードは+10% → +3%
PLATINUM以外
2026年9月1日d払い特典の進呈上限ランク別に600・300・60ポイント → 一律200ポイント全券種
2026年9月1日dカード支払い特典のポイント種別dポイント → dポイント(期間・用途限定)全券種
2026年10月利用分ドコモでんきGreenの進呈率20% → 12%(月20万円以上の場合)PLATINUM
2026年12月利用分ドコモ光の進呈率地域1は20% → 12%/地域2は12% → 8%PLATINUM
2026年12月利用分一律の進呈率が続く期間入会から12か月後まで → 2か月後までPLATINUM
2026年12月利用分ドコモポイ活プランの計算方法割引後の料金 → 決済特典の進呈分を差し引いた額ポイ活プラン契約者
2027年1月利用分通常決済のdポイント進呈率100円ごとに1ポイント → 200円ごとに1ポイントdカード
2027年1月年会費無料 → 前年度に利用がなければ1,650円dカード

このうち2026年9月1日までの5本はすでに始まっています。残る6本は公表済みの予定で、施行日の近い順に並べました。

2027年1月の進呈率と年会費の改定は、dカード GOLD U・dカード GOLD・dカード PLATINUMを除く「dカード」だけが対象です。上位カードの通常還元率は据え置かれます。

2027年5月の利用分からは、スマートフォンによるタッチ決済で200円ごとに2ポイントが進呈される仕組みも加わります。こちらは対象カードが限られるため、後の章で条件を分解します。

出典:NTTドコモ『【重要】「ドコモポイ活プラン」「dカード PLATINUM」dポイント進呈条件および「dカード」dポイント進呈率・年会費改定のお知らせ』『「『ドコモポイ活』ポイント還元キャンペーン」および「10%還元キャンペーン」終了のお知らせ』dカード『dカードケータイ補償に関するリニューアルのお知らせ』

2027年1月からのdポイント進呈率の変更

100円1ポイントから200円1ポイントへ

2027年1月の利用分から、dカードの通常決済の進呈率が下がります。改定前は「ご利用金額100円(税込)ごとに1ポイント進呈」、改定後は「ご利用金額200円(税込)ごとに1ポイント進呈」です。

還元率にすると1.0%から0.5%へ変わります。年間100万円を使う人なら、受け取るポイントは10,000ポイントから5,000ポイントへ半分になります。

対象はdカードに限られます。dカード GOLD U、dカード GOLD、dカード PLATINUMはこの改定の対象外で、100円ごとに1ポイントのまま据え置きです。

d払いの支払い方法をdカードにすれば200円2ポイント

公式のお知らせには、改定後も還元率が下がらない経路が明記されています。この一文を読み落とすと、判断を誤ります。

「d払い決済(お支払い方法をdカードに設定)の場合は、本改定後もご利用金額200円(税込)ごとに2ポイント進呈となります」とあり、d払いを経由すれば実質1.0%が維持されます。

ただし内訳は変わります。d払い基本還元が200円ごとに1ポイント、dカード支払い特典が200円ごとに1ポイントで、後者は期間・用途限定ポイントです。

期間・用途限定ポイントには使い道と期限の制約があります。通常のdポイントと同じ感覚で貯めておくと、使い切る前に失効する可能性があるでしょう。

スマホのタッチ決済はカード番号で対象が分かれる

2027年5月の利用分からは、スマートフォンによるタッチ決済で200円ごとに2ポイントが進呈されます。還元率にすると1.0%です。

ただし対象はクレジットカード番号が「4363」「5344」「5365」のいずれかから始まるdカードだけです。手元のカードの番号を見ないと、自分が対象かどうかは分かりません。

カード現物ではなくスマートフォンでの決済が条件になります。街の買い物でのApple Pay、Google Pay、おサイフケータイのiD利用が対象です。

上位カードからのダウングレードや、対象番号の新しいdカードへ切り替えた場合は、切替2年目以降の適用となります。切り替えてすぐに2ポイントが付くわけではありません。

2027年1月から4月は救済のない空白期間

進呈率が下がるのは2027年1月の利用分から、タッチ決済で2ポイントが付くのは2027年5月の利用分からです。その間の4か月は0.5%だけが適用されます。

この時間差は公式の表を並べて初めて見えます。改定を1つの出来事として読むと、2027年の初めから1.0%に戻ると誤解しかねません。

空白の4か月を避けるなら、d払いの支払い方法をdカードに設定しておく方法があります。前述のとおり、この経路は改定後も200円ごとに2ポイントが維持されます。

出典:NTTドコモ『【重要】「ドコモポイ活プラン」「dカード PLATINUM」dポイント進呈条件および「dカード」dポイント進呈率・年会費改定のお知らせ』

年会費1,650円が発生する条件

前年度に1度も利用がなければ有料

2027年1月から、dカードの年会費に条件が付きます。初年度は無料、2年目以降も無料ですが、前年度に1度も利用がなかった場合だけ1,650円(税込)がかかります。

利用として数えられるのは、ショッピング、ドコモ利用料金、ETC、キャッシングなどです。年に1回でも決済していれば、年会費は発生しません。

財布に入れたまま使っていない人にとっては、実質的な保有コストが生まれる変更です。使わないカードを持ち続ける理由は薄くなります。

利用と判定されない決済がある

公式は判定の対象外になる売上も示しています。金利やリボ払い手数料などの各種手数料、カード年会費、ETC年会費は判定に含まれません

手数料の引き落としがあったから使ったことになる、という理解は成り立ちません。判定を取りこぼしたくないなら、通常の買い物で決済しておく方が安全でしょう。

判定はカードの利用先から売上情報が届いた日を基準に行われます。利用日が判定期間に入っていても、売上情報の到着が遅れると対象外になります。

通常は1〜2営業日で到着しますが、通販では商品発送後に送信されることもあり、1か月以上かかる場合もあります。判定期間の終わり際に駆け込みで使うやり方は避けてください。

請求は2028年2月の引き落とし分から

年会費の判定と請求には1年以上の時差があります。2027年1月以降の利用有無に基づいて、2028年2月の引き落とし分から請求されます。

2027年中に年会費が引き落とされるわけではありません。改定が始まった年にいきなり請求が来ると身構える必要はないでしょう。

逆に言えば、判定される1年間は2027年1月から始まっています。年内に1回も使わないまま放置すると、翌年の請求につながる形です。

出典:NTTドコモ『【重要】「ドコモポイ活プラン」「dカード PLATINUM」dポイント進呈条件および「dカード」dポイント進呈率・年会費改定のお知らせ』

2026年9月1日に変わったd払い特典

進呈上限が全ランク200ポイントに統一

dポイントクラブの会員ランクごとに決まっていたd払い特典の上限が、2026年9月1日から一律200ポイントになりました。すでに施行されている変更です。

会員ランクd払い特典の還元率上限(2026年8月31日まで)上限(2026年9月1日から)
★51.0%600ポイント200ポイント
★40.5%300ポイント200ポイント
★30.1%60ポイント200ポイント

改定前の上限は「d払いの利用金額6万円(税込)×ランクごとの還元率/月」という式で決まっていました。ランクが上がるほど上限も上がる設計だったわけです。

改定後はランクに関わらず一律200ポイントに置き換わりました。★1と★2はもともとd払い特典の対象外で、この点は変わっていません。

★3は上限が60から200ポイントへ上がる

この変更は全員にとって不利になるわけではありません。★3の上限は60ポイントから200ポイントへ3倍以上に増えます

不利になるのは★5と★4です。★5は600ポイントから200ポイントへ、★4は300ポイントから200ポイントへ下がります。

還元率そのものに変更はありません。ランクごとの数値は上の表のとおりです。変わったのは月あたりの上限だけです。ここを混同した解説を見かけますが、率そのものは変わっていません。

dカード支払い特典は期間・用途限定ポイントへ

同じ2026年9月1日から、dカード支払い特典で進呈されるポイントの種別も変わりました。通常のdポイントからdポイント(期間・用途限定)になっています。

有効期限も変わります。改定前は最後にポイントを利用した日から12か月後でしたが、改定後はポイント進呈日から94日後です。

一方で「ポイント進呈率や進呈上限など、そのほかの内容についての変更はございません」と公式は明記しています。d払いの還元率が下がったという理解は誤りです。

対象は街のお店でのd払いだけ

d払い特典の対象になるのは、街のお店でのd払い(コード決済、d払いタッチ)です。範囲は思っているより狭いかもしれません。

ネット、モバイルオーダー、請求書払い、d払い(iD)、d払いバーチャルカードは対象外です。ネットショッピングでd払いを使っても、この特典は付きません。

進呈されるポイントは期間・用途限定で、有効期間は進呈日の翌月末日です。上限の判定はdポイントクラブ会員単位で行われます。

出典:NTTドコモ『dポイントクラブ会員ランク特典およびdカード支払い特典の変更について』dポイントクラブ『d払い特典』

dカード PLATINUMとGOLDの変更点

一律の進呈率が続く期間が12か月から2か月へ

dカード PLATINUMは、ショッピング利用金額に関わらず高い進呈率が適用される期間が決まっています。この期間が大幅に縮みます。

改定前は「入会初年度(入会月から12か月後まで)」でした。改定後は入会月から2か月後までです。1年間の優遇が2か月に置き換わります。

3か月後からは、毎月のショッピング利用金額に応じた進呈率へ移ります。月10万円未満なら、ケータイ料金の進呈率は10%です。

ドコモ光とドコモでんきGreenの進呈率引き下げ

もう1つの変更が、ドコモ光とドコモでんきGreenの進呈率です。月20万円以上を使う区分でも引き下げられます。

対象月20万円以上(改定前)月20万円以上(改定後)施行時期
ケータイ20%20%(据え置き)2026年12月利用分
ドコモ光(地域1)20%12%2026年12月利用分
ドコモ光(地域2)12%8%2026年12月利用分
ドコモでんきGreen20%12%2026年10月利用分
dカード積立(NISA口座)3.1%3.1%(据え置き)2026年12月利用分

地域1は北海道電力・東北電力・東京電力・北陸電力・中国電力・四国電力の各エリア、地域2は中部電力・関西電力・九州電力の各エリアです。住んでいる場所で下げ幅が変わります。

ケータイとdカード積立の進呈率は据え置き

すべてが下がったわけではありません。公式は「『ケータイ』のご利用料金に応じてたまるdポイント、および『dカード積立』でたまるdポイントの進呈率に改定はございません」と明記しています。

つまり下がるのはドコモ光とドコモでんきGreenの2つで、ケータイ料金の進呈率と積立の進呈率は変わりません。全部が縮小したと書く解説もありますが、公式の表と本文はそう言っていないのです。

ただし一律の進呈率が続く期間が2か月に縮む影響は、ケータイにも積立にも及びます。率は同じでも、高い率が適用される期間そのものが短くなる点は押さえてください。

年会費返金のエントリーは2026年12月31日まで

今回の改定に伴い、年会費を返金する受付が用意されています。対象は2026年9月30日までに入会したdカード PLATINUM本会員です。

dカード GOLDの本会員も、ドコモ ポイ活 MAX、ドコモ ポイ活 20、eximo ポイ活、ahamoポイ活のいずれかを契約していれば対象になります。

手続きは3つあります。専用ページからのエントリー完了、カードの解約またはダウングレードの完了、GOLD解約者は解約月末時点で対象プランを契約していることです。

返金額は年会費を12か月で割り、残月数を掛けて算出されます。公式の例では年会費29,700円÷12か月×残月数5か月分で12,380円となり、1円単位は切り上げです。

エントリー期間は2026年9月1日から2026年12月31日23時59分までで、いったんエントリーすると取消はできません。判断を保留したまま先にエントリーする使い方はできない点に注意してください。

出典:NTTドコモ『【重要】「ドコモポイ活プラン」「dカード PLATINUM」dポイント進呈条件および「dカード」dポイント進呈率・年会費改定のお知らせ』dカード『年会費返金のお申し込み』

ドコモポイ活プランの計算方法の変更

計算対象額から決済特典の進呈分を差し引く

ドコモ ポイ活 MAX、ドコモ ポイ活 20、eximo ポイ活、ahamo ポイ活を契約している人は、2026年12月の利用分から計算方法が変わります。

改定前は「各種割引後のご利用料金に対してdポイント進呈」でした。改定後は割引後の料金から、ポイ活特典の対象決済に対する進呈分を減額した金額が計算の土台です。

ポイント種別や進呈率そのものに改定はありません。変わるのは進呈率を掛ける金額です。日々の決済でポイ活特典を多く受け取っている人ほど、料金側の進呈が減ります。

公式の計算例では7,680円から4,180円へ

公式が示した例で見ると影響が分かります。ドコモ ポイ活 MAXで、月額料金10,680円(税抜)、割引額3,000円(税抜)、対象決済の特典で進呈されたポイントが3,500ポイントの場合です。

項目改定前(2026年11月利用分まで)改定後(2026年12月利用分から)
計算対象額7,680円(税抜)
【月額料金-割引額】
4,180円(税抜)
【月額料金-割引額-決済特典】
PLATINUMの進呈率計算対象額1,000円ごとに20%
GOLDの進呈率計算対象額1,000円ごとに10%

計算対象額が3,500円分縮むため、GOLDなら料金側の進呈が月あたり数十ポイント規模で減る形になります。決済でためた分が、料金側の進呈から差し引かれるという構造です。

出典:NTTドコモ『【重要】「ドコモポイ活プラン」「dカード PLATINUM」dポイント進呈条件および「dカード」dポイント進呈率・年会費改定のお知らせ』

2026年にすでに実施された変更

公共料金と税金の進呈率が半分に

2026年2月1日から、公共料金と税金の支払いで受け取れるポイントが半分になりました。100円(税込)につき1ポイントから、200円(税込)につき1ポイントへの変更です。

対象は電気料金、ガス料金、水道料金、地方税共同機構での納税です。生活費の固定支出をカードに寄せていた人ほど、影響を受けています。

ドコモでんきとドコモ ガスは対象外で、従来どおりです。特約店のENEOSでんき、ENEOS都市ガス、コスモでんき、サミットエナジー、イデックスでんきも対象から外れています。

ケータイ補償に自己負担金15,000円が新設

2026年1月15日から、dカードケータイ補償の内容が変わりました。1回の事故につき15,000円の自己負担金が補償金額から差し引かれます。

補償金額が15,000円以下の場合、自己負担金はかかりません。ただし補償の性質上、多くのケースで負担が発生します。

項目2026年1月14日まで2026年1月15日から
年間補償限度額(dカード)10,000円30,000円
年間補償限度額(dカード GOLD)100,000円120,000円
年間補償限度額(GOLD U・PLATINUM)100,000円・200,000円変更なし
事故時の自己負担額無料1回の事故につき15,000円
年間利用回数年1回まで年間補償限度額の範囲で年2回まで

限度額と利用回数は引き上げられている点も見落とせません。1回あたりの手出しは増えますが、年2回まで使えて限度額も上がるため、単純な縮小とは言い切れないでしょう。

ポイ活の還元キャンペーンが2026年4月末で終了

ドコモ ポイ活 MAXとドコモ ポイ活 20の還元率を上乗せしていたキャンペーンが、2026年4月30日で終了しました。2026年5月1日からは通常の還元率に戻っています。

料金プラン支払いに使うカード2026年4月30日まで2026年5月1日から
ドコモ ポイ活 MAXdカード PLATINUM+10%+10%(変更なし)
dカード GOLD/GOLD U+10%+5%
上記以外+10%+3%
ドコモ ポイ活 20dカード PLATINUM+5%+5%(変更なし)
dカード GOLD/GOLD U+5%+2%
上記以外+5%+1%

注目したいのはdカード PLATINUMだけが還元率を維持している点です。GOLDは半分になり、それ以外のカードは3分の1以下まで下がりました。

ただし維持には条件があります。ポイ活プランを契約中の回線の電話番号をPLATINUMに登録し、その回線の利用料金をdカードで支払う設定にしていることが必要です。

各プランの上限ポイントは変わっていません。ドコモ ポイ活 MAXは月5,000ポイント、ahamoポイ活は4,000ポイント、ドコモ ポイ活 20は2,500ポイントのままです。

年間ご利用額特典から4つの交換先が外れる

年間ご利用額特典の交換先も入れ替わりました。公式は「2025年度に提供しておりました『dショッピング』『dジョブスマホワーク』『kikito』『チョコザップ』は、2026年度は提供内容に含まれておりません」と告知しています。

2026年度のクーポン交換期間は2026年7月1日から2027年5月17日まで、利用期間は2026年7月1日から2027年5月31日までです。

特典の金額そのものも、2025年配布分から見直されています。dカード GOLDは年間100万円達成で10,000円(税込)相当となり、それ以前にあった200万円達成で22,000円相当の区分はなくなりました。

200万円以上の区分はdカード PLATINUMへ移っています。PLATINUMは100万円で10,000円、200万円で20,000円、300万円で30,000円、400万円で40,000円という4段階です。

出典:dカード『公共料金・税金のお支払いにおけるdポイント進呈率変更のお知らせ』『dカードケータイ補償に関するリニューアルのお知らせ』NTTドコモ『「『ドコモポイ活』ポイント還元キャンペーン」および「10%還元キャンペーン」終了のお知らせ』

改定で年間いくら変わるかの試算

2027年1月からの進呈率改定が、年間のポイントにどう効くかを利用額別に並べました。dカードで通常の買い物をした場合の計算です。

年間の利用額改定前(1.0%)改定後(0.5%)差額d払い経由に切り替えた場合
30万円3,000ポイント1,500ポイント-1,500ポイント3,000ポイント
60万円6,000ポイント3,000ポイント-3,000ポイント6,000ポイント
100万円10,000ポイント5,000ポイント-5,000ポイント10,000ポイント
150万円15,000ポイント7,500ポイント-7,500ポイント15,000ポイント

右端の列には注意点があります。d払い経由で受け取る200円ごとの2ポイントは、半分がdカード支払い特典=期間・用途限定ポイントです。

年間100万円をd払いに寄せた場合、10,000ポイントのうち5,000ポイントが進呈日から94日で期限を迎えます。額面が同じでも、通常のdポイントと使い勝手は違うわけです。

d払いが使える場所も限られます。街のお店でのコード決済とd払いタッチが対象で、ネットショッピングや請求書払いでは特典が付きません。全額をd払いに移すのは現実的ではないでしょう。

公共料金をカードで払っている人は、2026年2月の改定分が上乗せされます。年12万円の公共料金なら、進呈は1,200ポイントから600ポイントへすでに減っています。

dカードを持ち続ける人と乗り換える人

持ち続けたほうがよい人

ドコモ回線を契約していて、dカード GOLDでケータイ料金を払っている人は、改定後も還元の柱が残ります。ドコモ利用料金に対する10%還元は今回の改定対象外です。

d払いを日常的に使う人も同じです。支払い方法をdカードに設定していれば、街のお店では200円ごとに2ポイントが維持されます。

dポイントを貯める先が決まっていて、期間・用途限定ポイントも使い切れる人なら、乗り換えの必要性は高くありません。改定は通常決済の進呈率に集中しているためです。

乗り換えを検討したほうがよい人

ドコモ回線を使っておらず、カード決済を中心に使っている人は、2027年1月から還元率が0.5%になります。この水準は年会費無料カードの中で高いほうではありません。

ネットショッピングが中心の人も検討対象です。d払い経由の救済はネット決済に効きません。街のお店での利用が条件になっているためです。

年に1回も使わずに持っているだけの人は、2027年1月以降の利用実績が判定されます。使う予定がないなら、年会費が請求される前に整理しておく選択肢があります。

公共料金の支払いをまとめていた人も、進呈率がすでに半分です。固定費の決済先としての優位性は薄れました。

dカードの乗り換え先の候補

年会費無料で、通常の買い物の還元率が0.5%を上回るカードを並べました。dカードの現在地と比べられるよう、dカードも同じ表に入れています。

カード名発行会社年会費(税込)国際ブランドポイント還元率追加カード(家族・ETC)公式サイト
リクルートカード株式会社リクルート永年無料JCB/Visa/Mastercard1.2%家族カード・ETCカードの取り扱いありhttps://recruit-card.jp/
JCB カード W株式会社ジェーシービー永年無料
(18〜39歳の入会限定)
JCB1.0%
(200円ごとに2ポイント)
家族カード無料
QUICPayカード無料
https://www.jcb.co.jp/ordercard/kojin_card/os_card_w2.html
三井住友カード(NL)三井住友カード株式会社永年無料Visa/Mastercard0.5%
対象のコンビニ・飲食店でスマホのタッチ決済またはモバイルオーダーなら7%(※1)
家族カード永年無料https://www.smbc-card.com/nyukai/card/numberless.jsp
dカード株式会社NTTドコモ無料
(2027年1月から前年度に利用がなければ1,650円)
Visa/Mastercard1.0%
(2027年1月利用分から0.5%)
家族カード永年無料
ETCカード550円(初年度無料、年1回以上の利用で無料)
https://dcard.docomo.ne.jp/st/dcard_dcard/index.html

※1 カード現物のタッチ決済、iD、カードの差し込み、磁気取引は対象外です。商業施設内にある店舗など、一部ポイント加算の対象とならない店舗があります。

還元率だけで選ぶならリクルートカード

年会費無料
発行会社提供元:株式会社リクルート
発行会社:株式会社ジェーシービー(JCB)・三菱UFJニコス株式会社(Visa・Mastercard)
国際ブランドVisa、Mastercard、JCB
ポイント還元率1.2%~
発行期間最短5分*
追加カード家族カード、ETCカード発行可
電子マネー【Visa / Mastercardの場合】Apple Pay / Google Pay / 楽天Edy / モバイルSuica
【JCBの場合】Apple Pay / Google Pay / モバイルSuica(※nanacoクレジットチャージは2020年3月11日で新規登録受付終了)
公式サイトhttps://recruit-card.jp/
※JCBの「モバ即」での即時発行のみ。受付9:00〜20:00。Visa・Mastercardは通常約1週間

通常の買い物の還元率で見ると、リクルートカードの1.2%が頭ひとつ抜けています。年会費が永年無料で、どこで使っても1.2%という設計です。

国際ブランドはJCB、Visa、Mastercardから選べます。貯まるリクルートポイントは1ポイント1円分として使え、Pontaポイントやdポイントへの交換にも対応しています。

dポイントへ交換できる点は、dカードから移る人にとって現実的な選択肢になるでしょう。貯める場所を変えても、使い道は変えずに済みます。

39歳までならJCB カード W

年会費永年無料(39歳までに入会した場合)
国際ブランドJCB
ポイント還元率通常1.0%相当、優待店利用で最大10.5%相当(※1)
発行期間ナンバーレスカードは最短5分、プラスチックカードは約1週間
追加カード家族カード、ETCカード発行可能
電子マネーApple Pay、Google Pay、QUICPay
公式サイトhttps://www.jcb.co.jp/ordercard/kojin_card/os_card_w2.html  

JCB カード Wは18歳から39歳までの入会に限られる代わりに、40歳以降も年会費無料のまま継続できます。入会時の年齢が条件です。

還元率は200円(税込)につき2ポイントで、通常のJCBカードの2倍です。1ポイントは1円相当として利用でき、実質1.0%の水準になります。

家族カードとQUICPayカードの追加は無料です。ナンバーレスを選ぶとカード番号が最短5分で発行され、届く前からオンラインの支払いに使えます。

コンビニと飲食店が多いなら三井住友カード(NL)

年会費永年無料
国際ブランドVisa、Mastercard
ポイント還元率0.5%(対象店舗でスマホのタッチ決済またはモバイルオーダーで7%)
総利用枠~100万円
発行期間最短10秒でカード番号を表示
※即時発行ができない場合があります
旅行傷害保険 最高2,000万円の海外旅行傷害保険(利用付帯)
※事前に旅費などを当該カードでクレジット決済いただくことが前提です。
追加カード家族カード、ETCカード発行可
電子マネーiD(専用)
PiTaPa
WAON
Apple Pay
Google Pay
Samsung Pay
ポイント有効期限ポイントの最終変動日から1年間(自動延長)
公式サイトhttps://www.smbc-card.com/nyukai/card/numberless.jsp
※カード現物のタッチ決済、iD、カードの差し込み、磁気取引は対象外です。
※商業施設内にある店舗などでは、一部ポイント付与の対象となりません。
※一定金額(原則1万円)を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿しお支払いただく場合がございます。その場合のお支払い分は、タッチ決済分のポイント還元の対象となりませんので、ご了承ください。上記、タッチ決済とならない金額の上限は、ご利用される店舗によって異なる場合がございます。
※スマホのタッチ決済対象店舗とモバイルオーダーの対象店舗は異なります。詳しくはサービス詳細ページをご確認ください。
※通常のポイント分を含んだ還元率です。
※ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合があります。
※Google Pay™ 、Samsung Payで、Mastercard®タッチ決済はご利用いただけません。ポイント還元は受けられませんので、ご注意ください。

三井住友カード(NL)は通常の還元率が200円(税込)につき1ポイントで0.5%です。数字だけを見ればdカードの改定後と並びます。

差が出るのは対象のコンビニ・飲食店です。スマホのVisaのタッチ決済・Mastercardタッチ決済またはモバイルオーダーで支払うと7%のポイントが還元されます。

ただしカード現物のタッチ決済、iD、カードの差し込み、磁気取引は対象になりません。スマートフォンで支払う運用に切り替えられるかどうかが分かれ目です。

年会費は永年無料で、家族カードも永年無料です。年間100万円を使うと三井住友カード ゴールド(NL)へ年会費永年無料でアップグレードできる案内も届きます。

出典:三井住友カード『三井住友カード(NL)』JCB『JCB カード W』リクルートカード『ポイントを貯める・使う』

dカードの改悪に関するよくある質問

dカードの還元率が下がる理由は?

公式のお知らせに理由の説明はありません。発表されているのは改定の内容と時期だけです。

ドコモは同じお知らせの中で、ドコモの銀行とdカードの連携などの条件を満たすと進呈率が上がる新しい特典が2026年9月1日から始まったことも案内しています。一律の還元から、条件を満たした人への還元へと配分が動いている形です。

dカードはやめたほうがいい?

使い方によります。ドコモ回線の料金を払っている人、d払いを街のお店で使う人は、改定後も還元の柱が残るため急いで手放す理由は薄いでしょう。

一方でドコモ回線を使わず、カード決済だけで使っている場合、2027年1月から0.5%になります。年会費無料で1.0%以上のカードは他にあるため、比較する価値はあります。

年会費はいつ請求される?

2027年1月以降の利用有無に基づいて判定され、2028年2月の引き落とし分から請求されます。2027年中に引き落とされるわけではありません。

前年度に1度でもショッピング、ドコモ利用料金、ETC、キャッシングなどの利用があれば無料です。手数料や年会費の引き落としは判定の対象外なので、通常の買い物で決済してください。

dカード GOLDの年会費11,000円は回収できる?

ドコモ利用料金の還元だけで回収する場合、目安は月9,200円程度のドコモ利用料金です。1,000円(税抜)ごとに10%が進呈されるため、月917ポイント以上で年11,000ポイントに届きます。

ただしドコモ mini、irumo、ahamo、ahamo光は10%還元の対象外です。料金の安いプランに変えると、回収の前提そのものが崩れます。

ポイ活プランを契約している人は、2026年5月からポイ活特典の上乗せが+10%から+5%に下がった影響も加わります。回収ラインは以前より上がっていると考えてください。

改定前に解約したほうがいい?

dカードの年会費は、前年度に利用があれば無料のままです。持っているだけで費用が発生するわけではないため、急いで解約する必要はありません。

dカード PLATINUMとdカード GOLDについては、年会費返金の受付が用意されています。エントリー期限は2026年12月31日で、いったんエントリーすると取消はできません。

カード番号が対象外だとどうなる?

2027年5月から始まるスマホのタッチ決済で200円ごとに2ポイントという特典は、カード番号が「4363」「5344」「5365」から始まるdカードだけが対象です。

対象外の番号のままだと、通常決済の0.5%が適用されます。対象番号の新しいdカードへ切り替えた場合も、適用は切替2年目以降です。切り替えてすぐに2ポイントにはなりません。

出典:NTTドコモ『【重要】「ドコモポイ活プラン」「dカード PLATINUM」dポイント進呈条件および「dカード」dポイント進呈率・年会費改定のお知らせ』dカード『dカード GOLD』

まとめ

dカードの変更は2026年1月から2027年5月まで段階的に施行されます。読者にとって重いのは、2027年1月の利用分から通常決済の進呈率が1.0%から0.5%になる点です。

年会費も条件つきで1,650円が発生しますが、年に1回でも使えば無料が続きます。請求が始まるのは2028年2月の引き落とし分からで、判定される1年は2027年1月から始まります。

全部が下がるわけではない点も押さえてください。d払いの支払い方法をdカードに設定すれば、街のお店では200円ごとに2ポイントが維持されます。ケータイ料金の10%還元やd払い特典の還元率も改定の対象外です。

判断の分かれ目は、ドコモのサービスをどれだけ使っているかにあります。回線もd払いも使っていないなら、年会費無料で1.0%を超えるカードへ移す価値はあるでしょう。

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