学生の海外旅行・留学におすすめのクレカ5選!何枚必要?限度額は?
海外旅行や留学で現金だけを持ち歩くのは、盗難や両替の手間で負担が大きくなります。学生でも作れるカードはありますが、年会費・保険・限度額のどれで選ぶか迷いがちです。
学生がまず検討したいのは、年会費無料で海外利用4%キャッシュバックが付く学生専用ライフカードです。保険を重視するなら、保険が付くカードとの2枚持ちが現実的です。
この記事では、おすすめ比較・選び方・海外手数料・限度額の目安・大学生/高校生/社会人の属性別までまとめて確認できます。
- 3行要約
①学生の軸は学生専用ライフカード(年会費無料・海外4%還元)
②選ぶ基準は国際ブランド・保険の付帯条件・年会費・限度額
③海外事務手数料は2〜4%台、保険は2枚持ちで補う組み合わせ
学生の海外旅行・留学向けクレジットカード比較
学生が海外旅行や留学で使うなら、年会費が在学中無料で、海外利用の還元や保険が用意されたカードが候補になります。
| カード名 | 申込 | 年会費 | 還元率 | 国際ブランド | 付帯サービス | 電子マネー | 特典 | 申込 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
学生専用ライフカード
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公式サイト | 無料(卒業後も無料) | 基本0.5%、入会初年度1.5倍 | Visa / Mastercard / JCB | ETCカード:発行手数料無料・初年度年会費無料、2年目以降1100円(税込)※年1回以上の利用で翌年度無料/家族カード:公式記載なし | Apple Pay / Google Pay 対応 |
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公式サイト |
エポスカード
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公式サイト | 永年無料 | 0.5%(200円で1ポイント) | Visa | ETCカード / 即日発行 | Apple Pay |
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公式サイト |
JCBカードW
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公式サイト | 永年無料(39歳まで入会 / 40歳以降も無料) | 1.0%相当 | JCB | 家族カード / ETCスルーカード | QUICPay / Apple Pay / Google Pay |
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公式サイト |
リクルートカード
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公式サイト | 永年無料 | 1.2% | Mastercard / Visa / JCB | 家族カード / ETCカード | 楽天Edy / モバイルSuica / SMART ICOCA / nanaco(JCB) |
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公式サイト |
PayPayカード
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公式サイト | 永年無料 | 1% | Visa / Mastercard / JCB | 家族カード / ETCカード | Apple Pay / Google Pay |
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公式サイト |
留学はクレカとデビットの「2種持ち」
クレジットカード1枚だけで長期の留学を乗り切るのは、意外と心もとないものです。学生向けカードは利用枠の上限が低めに設定されていて、授業料や家賃をまとめて決済すると枠がすぐに埋まってしまいます。
そこで留学経験者に選ばれているのが、クレジットカードにデビットカードや多通貨プリペイドを組み合わせる「2種持ち」という備え方です。
決済枠を分散できるうえに、為替コストを抑えたり、不正利用に遭ったときの被害を口座残高の範囲にとどめたりできます。デビットカードは残高の範囲でしか使えないため、使いすぎの歯止めにもなります。
15歳から持てる商品もあり、本人名義のクレジットカードをまだ作れない年齢でも主役として使えるのが強みです。
為替コストを抑えたいなら「Wise」の多通貨デビット
Wiseの持ち味は、両替に上乗せ手数料が乗らないミッドマーケットレート(実勢レート)で通貨を交換できる点にあります。日本円から両替して払う場合の手数料は公式の例で0.5%で、保有している通貨で払えば手数料はかかりません。
約40通貨をひとつの口座で管理でき、留学先の通貨を前もって用意しておけるため、長期滞在と相性のよい1枚です。申し込みは18歳以上が対象で、18歳未満の場合は年齢条件のやさしいデビットカードや家族カードが選択肢になります。
外貨預金と組み合わせるなら「Sony Bank WALLET」。15歳から持てる
ソニー銀行のSony Bank WALLETは、満15歳以上から持てるVisaデビットで、円と米ドルやユーロなど11通貨に対応します。あらかじめソニー銀行の外貨預金にその通貨を用意しておけば、決済のたびに余計な為替コストがかかりにくいのが魅力です。
年齢の条件がやさしく、高校生のうちに留学する人の決済手段としても選びやすい1枚と言えます。
クレカ・デビット・現金の役割分担
3つの手段は、どれか1つに絞るよりも役割で使い分けるほうが安全に回ります。大きな支払いと付帯保険はクレジットカード、日々の買い物や現地通貨の引き出しはデビット、為替を抑えたい両替はWiseのような多通貨型が得意分野です。
手元に少額の現金も残しておくと、カードが使えないお店や交通機関で困りにくくなります。
| 手段 | 為替コストの目安 | 使える上限 | 主な役割 | 持てる年齢 |
| クレジットカード | 事務手数料 約1.6〜3%台 | 与信の限度額 | 大きな支払い・付帯保険 | 原則18歳以上 |
| デビット(Sony Bank WALLET) | 1.79%(対応通貨は抑制可)+海外ATM220円 | 口座残高 | 日常決済・ATM引き出し | 15歳以上 |
| 多通貨プリペイド(Wise) | 両替 0.5%・保有通貨なら手数料なし | チャージ残高 | 両替・多通貨の管理 | 18歳以上 |
| 現金 | 両替所により差が大きい | 持参額 | カード不可の場面の備え | 制限なし |
出典:Wise『Wiseデビットカードの使い方』、ソニー銀行『海外利用時の手数料』、『15歳から作れるデビットカード』
このうち、海外に行く予定のある学生向けクレジットカードで、まず軸にしたいのが学生専用ライフカードです。
ただし2026年3月末で海外旅行傷害保険が廃止されたため、保険はエポスカードなどで補う2枚持ちが現実的な組み合わせになります。
学生専用ライフカード

| 年会費 | 無料(卒業後も無料。卒業時に年会費無料タイプのカードへ自動で切替わり、ポイントなどの契約情報も引き継がれます) |
| お申込資格 | 満18歳以上満25歳以下で、大学・大学院・短期大学・専門学校に在学中の方/進学予定で満18歳以上の高校生の方(卒業する年の1月1日〜3月31日に申込可) ※オンラインでの入会申込は卒業予定年月の1か月前の月末まで。原則、他のライフカードとの重複発行は不可 |
| 国際ブランド | Visa / Mastercard / JCB |
| ポイント還元率 | 1,000円につき1ポイント。入会初年度1.5倍、お誕生月3倍、ステージ制で最大2倍、L-Mall経由で最大25倍 ※1ポイントあたりの価値は交換先により変わります |
| 海外キャッシュバック | 海外ご利用総額の4%(年間最大100,000円・事前エントリー要) ※在学期間中のみ |
| カードご利用可能枠 | 〜50万円 |
| 発行期間 | 最短2営業日で発行(カード到着は審査完了から1週間〜10日ほど) |
| 追加カード | ライフETCカードのみ(家族カードは対象外) ※ETCカードの年会費は初年度無料、2年目以降1,100円(税込)。前年に本カードまたはETCカードを1回以上利用すれば無料 |
| 電子マネー | Apple Pay / Google Pay |
| 旅行傷害保険 | なし ※学生専用カードの海外旅行傷害保険は、2026年3月31日以降に出発する旅行から廃止 |
| 公式サイト | 公式サイト |
学生専用ライフカードは、海外利用額の4%がキャッシュバックされるのが特徴です。還元は年間最大10万円までで、利用には事前エントリーが必要です。
年会費は無料で、対象は満18歳以上満25歳以下の在学生、または進学予定で満18歳以上の高校生です。
国際ブランドはVisa・Mastercard・JCBから選べ、誕生月はポイントが3倍になります。
キャッシュバックを受けるには事前エントリーが必要で、エントリーのうえ海外で利用すると、後日利用額の4%分(年間最大10万円)が戻ります。現地でのホテル代や交通費など、海外での支払いが幅広く対象になります。
キャッシュバックは在学期間中だけの特典です。卒業旅行で使う場合に取りこぼさない手順は、学生専用ライフカードの卒業後の扱いの記事で扱っています。
注意点として、学生専用カードの海外旅行傷害保険は2026年3月31日以降の出発分から廃止されました。
そのため、海外で保険を備えたい場合は、保険が付くカードを別に1枚持つ前提で考えてください。
海外でカードを使うと、おおむね2〜4%の海外事務手数料がかかりますが、本カードは海外利用額の4%が戻る設計のため、手数料分を考慮しても海外利用のコスト負担を抑えやすいカードといえます。年会費の負担なく海外利用をお得にしたい大学生・専門学校生に向いています。
出典:ライフカード『学生専用ライフカード』、『カード付帯保険の内容変更についてのお知らせ』
エポスカード

| 券種 | エポスカード(一般カード) |
| 年会費 | 永年無料 |
| 国際ブランド | Visa |
| ポイント還元率 | 0.5% ※一部ご利用は還元率が異なる場合があります。 |
| 発行期間 | 最短即日発行 |
| 追加カード | ETCカード発行可能 |
| 電子マネー | Apple Pay(Visaのタッチ決済・QUICPay)、Google Pay(Visaのタッチ決済) |
| 旅行傷害保険 | 海外旅行傷害保険:傷害死亡・後遺障害 最高3,000万円(利用付帯) |
エポスカードは、年会費無料で海外旅行傷害保険が付くため、ライフカードの保険廃止を補う2枚目に向いています。国際ブランドはVisaで、世界的に使える店舗が多いのも利点です。
保険は利用付帯で、旅行代金などをエポスカードで支払うことで適用されます。補償は傷害治療費用が最高200万円、疾病治療費用が最高270万円、救援者費用が最高100万円などです。
利用付帯の条件は、出発前または出発後に旅行代金(交通費などを含む)をエポスカードで支払うことです。支払った時点から最長90日間が補償の対象になります。
さらに24時間日本語で対応するサポートデスクがあり、即日発行にも対応しています。出発までの時間が少ない学生でも準備しやすいカードです。
JCBカード W

| 年会費 | 永年無料(申込は18歳以上39歳以下。40歳以降も年会費無料のまま継続可) |
| 国際ブランド | JCB |
| ポイント還元率 | 通常1.0%相当、優待店利用で最大10.5%相当(※) |
| 発行期間 | ナンバーレスカードは最短5分、プラスチックカードは約1週間 |
| 追加カード | 家族カード、ETCカード発行可能 |
| 電子マネー | Apple Pay、Google Pay、Samsung Wallet、MyJCB Pay、QUICPay |
| 公式サイト | https://www.jcb.co.jp/ordercard/kojin_card/os_card_w2.html |
JCBカード Wは、年会費無料で200円ごとに2ポイントが貯まる還元率の高さが特徴です。申込対象は高校生を除く18歳以上39歳以下で、国際ブランドはJCBです。
海外旅行傷害保険は最高2,000万円が付帯します(利用付帯)。
貯まったポイントは支払いへの充当や他社ポイントへの移行に使え、日常使いと海外利用を1枚でまとめたい学生に向いています。
ブランドはJCBのため、ハワイやアジアの日本人向け施設では使いやすい一方、ヨーロッパでは使える店舗が限られる場面があります。
ヨーロッパ留学を予定するなら、Visa・Mastercardのカードと組み合わせると安心です。
リクルートカード

| 年会費 | 無料 |
| 発行会社 | 提供元:株式会社リクルート 発行会社:株式会社ジェーシービー(JCB)・三菱UFJニコス株式会社(Visa・Mastercard) |
| 国際ブランド | Visa、Mastercard、JCB |
| ポイント還元率 | 1.2%~ |
| 追加カード | 家族カード、ETCカード発行可 |
| 電子マネー | 【Visa / Mastercardの場合】楽天Edy / モバイルSuica / SMARTICOCA 【JCBの場合】nanaco / モバイルSuica |
| 公式サイト | https://recruit-card.jp/ |
リクルートカードは、年会費永年無料でどこで使っても1.2%の高い還元率が特徴です。国際ブランドはVisa・Mastercard・JCBの3種類から選べます。
海外旅行傷害保険は利用付帯で、最高2,000万円が付帯します(旅行代金のカード払いが条件)。還元率の高さと海外旅行保険を両立したい学生に向いています。
PayPayカード

| 年会費 | 永年無料 |
| 国際ブランド | Visa、Mastercard、JCB |
| ポイント還元率 | 1.0%(PayPayポイント)。PayPayステップ達成で合計最大1.5% |
| 発行期間 | 審査は最短2分。口座登録をすると審査完了後すぐにカード番号を確認でき、ネット決済に利用可(プラスチックカードは約1週間でお届け) |
| 追加カード | 家族カード(無料)、ETCカード(550円/年) |
| 電子マネー | PayPay(PayPayクレジット)、Apple Pay(QUICPay・タッチ決済) |
| 公式サイト | https://www.paypay-card.co.jp/ |
PayPayカードは、年会費永年無料でPayPayポイントが貯まるナンバーレスカードです。国際ブランドはVisa・Mastercard・JCBから選べます。
ただし海外旅行傷害保険は付帯しません(旅行保険はPayPayカード ゴールドの会員が対象です)。保険よりも日常の還元やキャッシュレス決済を重視する学生のサブカードに向いています。
出典:PayPayカード『PayPayカード/PayPayカード ゴールドとは』
学生が海外で使うクレジットカードの選び方
海外で使うカードは、国際ブランド・保険の付帯条件・年会費・キャッシングの4点で選ぶと迷いません。
国際ブランドで選ぶ
海外では、加盟店が多いVisaかMastercardを1枚は持っておくと決済できる店舗の幅が広がります。とくに渡航先がヨーロッパの場合は、この2ブランドのいずれかが軸になります。
JCBはハワイやアジアの一部施設で優待が使える一方、ヨーロッパでは利用できる店舗が限られます。
そのためヨーロッパ留学ではVisa・Mastercardを主、JCBを補助と考えると使い分けやすくなります。
2枚持つなら、Visa/MastercardとJCBのように異なるブランドを組み合わせると、片方が使えない店舗でももう片方で対応できます。
海外旅行傷害保険は付帯条件で選ぶ
海外旅行傷害保険には、持っているだけで適用される自動付帯と、旅行代金などをカードで払うと適用される利用付帯があります。利用付帯へ変更するカードが増えており、エポスカードも2023年10月1日以降の出発分から利用付帯です。
利用付帯のカードは、出発前に「渡航先への航空券代など旅費」をエポスカードで支払うと保険が適用されます(利用付帯)。補償期間は1回の旅行につき出発日から最長90日間です。
短期の旅行なら利用付帯でも条件を満たしやすいですが、長期留学では補償期間を超える場合があります。カード付帯保険の補償期間は出発から一定期間に限られるため、長期は別途の海外留学保険と併用してください。
出典:エポスカード『海外旅行傷害保険のサービス改定について』、『海外旅行傷害保険』
年会費で選ぶ
学生は収入が限られるため、在学中の年会費が無料のカードを基本にすると負担がありません。今回紹介したカードはいずれも年会費無料です。
卒業後に年会費の条件が変わるカードもあるため、申し込み時に在学中と卒業後の扱いを確認しておくと安心です。長く使えるカードを1枚作っておくと、卒業後もそのまま利用を続けられます。
海外キャッシングの有無で選ぶ
海外キャッシングに対応したカードなら、現地ATMで現地通貨を直接引き出せるため、両替の手間を減らせます。キャッシングは利息がかかりますが、帰国後に繰上返済すれば負担を抑えられます。
多額の現金を持ち歩くより安全性が高く、現金が不足したときの備えとして用意しておくと役立ちます。両替所を探す必要がなく、深夜や休日でもATMがあれば現金を確保できる点も利点です。
緊急時サポートや付帯サービスで選ぶ
海外では、カードの紛失や急なトラブルに対応できるサポート体制も選ぶ基準になります。24時間日本語で対応する窓口があると、現地で困ったときに相談できます。
エポスカードは24時間日本語で対応するサポートデスクを用意しています。このほか、不正利用時の補償やショッピング保険など、付帯サービスの内容も申し込み前に確認しておくと安心です。

| 券種 | エポスカード(一般カード) |
| 年会費 | 永年無料 |
| 国際ブランド | Visa |
| ポイント還元率 | 0.5% ※一部ご利用は還元率が異なる場合があります。 |
| 発行期間 | 最短即日発行 |
| 追加カード | ETCカード発行可能 |
| 電子マネー | Apple Pay(Visaのタッチ決済・QUICPay)、Google Pay(Visaのタッチ決済) |
| 旅行傷害保険 | 海外旅行傷害保険:傷害死亡・後遺障害 最高3,000万円(利用付帯) |
海外でかかるクレジットカードの手数料
海外でカードを使うと、円での決済額に海外事務手数料が上乗せされます。仕組みと相場、抑え方を確認します。
海外事務手数料の相場と計算方法
海外事務手数料は、国際ブランドの基準レート × 使った外貨額 × 事務手数料率で計算されます。事務手数料率はカード会社により異なり、おおむね2〜3%台が中心です。
たとえば現地で1,000ユーロ(基準レートで約16万円と仮定)を利用し、海外事務手数料が2.2%の場合、手数料は約3,500円です。同じ利用額でも手数料率が3.85%なら約6,200円となり、料率の差がそのまま支払額に表れます。
海外事務手数料を引き上げるカード会社も増えています。
同じ金額を使っても手数料率の差で支払額が変わるため、渡航前に手持ちカードの料率を確認しておくと無駄がありません。
学生専用ライフカードの場合、同じ1,000ユーロの利用で海外事務手数料がかかっても、4%分の約6,400円がキャッシュバックされます。
ライフカードの海外事務処理手数料は2024年12月1日から3.85%のため、4%キャッシュバックでも実質の手残りは差引約0.15%程度です。
手数料を上回る設計ではありますが、効果は限定的と捉えてください。
出典:ライフカード『海外ショッピングに関わる事務処理手数料の改定について』
為替レートの仕組み
海外利用分は、利用データが国際ブランドの決済センターに集まった時点のレートで円に換算されます。
利用した日の為替とは多少ずれることがあるため、利用時のレートと請求額が一致しないことがあるのは通常の仕様です。このため、利用直後の明細では金額が未確定となり、後日レートが確定して金額が変わることもあります。
確定するまでの数日は概算と捉えておくと、請求額のずれに戸惑いません。
出典:ライフカード『海外ショッピングに関わる事務処理手数料の改定について』
手数料を抑える使い方
店頭で「日本円建て」と「現地通貨建て」を選べる場合は、現地通貨建てで決済するとカード会社の基準レートが適用され、割高な独自レートを避けやすくなります。日本円建ては店舗側が決めたレートが上乗せされることがあるためです。
また、学生専用ライフカードのように海外利用額の4%がキャッシュバックされるカードなら、海外事務手数料分を考慮しても海外でのコスト負担を抑えやすくなります。少額の買い物を現金、まとまった支払いをカードと分けると、手数料と利便性のバランスを取りやすくなります。
学生のクレジットカードの限度額
学生が海外で気になるのが「限度額(利用枠)で足りるのか」という点です。
目安と引き上げ方法、足りないときの対処を確認します。
学生の限度額の目安
学生のクレジットカードの利用枠は、社会人向けより上限が低めに設定されています。たとえば学生専用ライフカードの利用可能枠は〜50万円です。一方で、留学にかかる費用はこの枠を上回る場合があります。
学生の利用枠が低めに決まる理由や、カードごとの上限は学生のクレジットカード限度額の記事で扱っています。
授業料や滞在費をカードで支払う予定があるなら、一度の支払いで利用枠の上限に達することもあります。
渡航前に、どの費用をカードで払い、どの費用を送金や現金で用意するかを分けておくと、枠の使い方を見通せます。授業料や寮費のように金額が決まっている支払いは、利用枠で足りるかを申し込み前に確認しておくと安心です。
出発前に利用枠を一時的に引き上げる方法
多くのカード会社では、海外渡航などを理由に利用枠の一時引き上げを申請できます。
会員サイト・アプリ・電話のいずれかで手続きするのが基本的な流れです。
手続きの目安は次のとおりです。
- 会員サイトかアプリにログインし、利用枠の引き上げ(増枠)メニューを開く
- 「海外旅行」「留学」など渡航予定の理由と、希望する利用枠・期間を入力する
- カード会社の審査を受け、結果を待つ(即時〜数日かかる場合があります)
引き上げには審査があり、希望どおりにならないこともあります。反映まで日数がかかる場合があるため、出発の1〜2週間前までに申請しておくと安心です。
一時引き上げには期限が設定され、期限を過ぎると元の枠に戻ります。長期留学で継続的に枠が必要なら、一時引き上げではなく恒久的な増枠を相談する方法もあります。
限度額が足りないときの対処
枠が足りないときは、年会費無料のカードを2枚持ちにして合計の支払い余力を確保する方法があります。1枚を海外利用、もう1枚を保険用と役割を分けると管理もしやすくなります。
授業料などの支払いは、カードだけに頼らず海外送金サービスや現地口座と併用する方法もあります。支払い方法を分散させておくと、枠の上限や不正検知でカードが止まったときの備えになります。
現金が必要な場面では、海外キャッシングで現地ATMから現地通貨を引き出す方法もあります。利息はかかりますが、帰国後すぐに繰上返済すれば負担を抑えられます。
属性別の海外旅行・留学おすすめカード
同じ学生でも、大学生・高校生・社会人で作れるカードや選び方が変わります。
属性ごとに整理します。
大学生におすすめ
大学生は、学生専用ライフカードを軸にするのが分かりやすい選択です。
年会費無料で海外利用4%キャッシュバックが付き、海外での支払いをそのままお得にできます。
保険は廃止されているため、2枚目に海外旅行傷害保険が付くエポスカードを加えると、還元と保険の両方を確保できます。
大学生に向く組み合わせの一例は次のとおりです。
| 役割 | カード | 狙い |
| メイン(海外利用) | 学生専用ライフカード | 海外利用4%キャッシュバックでコストを抑える |
| サブ(保険・予備) | エポスカード | 海外旅行傷害保険を確保し、ブランド違いの予備にする |
社会人の留学におすすめ
社会人になると学生専用カードは申し込めないため、通常のライフカードなど年会費無料の一般カードが候補になります。社会人は学生より利用枠が大きくなりやすく、留学費用の支払いにも対応しやすくなります。
長期留学では保険の補償期間も重要です。カード付帯保険は補償期間が限られるため、期間が長い場合は別途の海外留学保険と組み合わせて備えてください。
社会人も、海外利用に強いカードと保険が付くカードを役割で分ける考え方は学生と同じです。勤務先の福利厚生や既存カードの付帯保険も確認したうえで、不足分を補うカードを選ぶと無駄がありません。
高校生・18歳未満で留学するときのカード
本人名義のクレジットカードは、多くが満18歳以上・高校生を除くという条件で発行されます。高校生や18歳未満で留学するなら、親のカードから派生させる家族カードか、年齢条件のやさしいデビットカードを組み合わせるのが現実的です。
ただし例外もあります。楽天カードは18歳以上なら高校在学中でも申し込め、学生専用ライフカードは進学予定の高校生なら卒業する年の1月1日〜3月31日に申し込めます。年齢ごとの細かい条件はクレジットカードは何歳から作れるかの記事で比べています。
出典:楽天カード『楽天カード』、ライフカード『学生専用ライフカード』
親のクレジットカードから作る「家族カード」
家族カードは本会員である親の与信で発行されるため、子ども側の収入や審査は実質的に問われません。一般的な条件は「18歳以上」ですが、海外留学を目的とする場合に限り15〜18歳の高校生でも発行できるカード会社があります。
たとえばJALカードには15歳以上の中学生・高校生を対象とした家族会員カードがあり、利用枠は親と共有するため、渡航前に上限や使い方を家庭で決めておくと安心です。
15歳から作れるデビットカードを持たせる
審査のいらないデビットカードなら、高校生でも本人名義で持てます。
Sony Bank WALLETは満15歳以上が対象で、口座残高の範囲で使えるため保護者も管理しやすいカードです。家族カードと違って親の利用枠を圧迫しないところも、長期の留学では扱いやすいポイントになります。
出典:セゾンカード『家族カードの仕組みと発行条件』、JALカード『15歳以上の中学生・高校生を対象とした「家族会員カード」の発行について』、ソニー銀行『15歳から作れるデビットカード』
海外でのクレジットカードの使い方
カードを選んだら、海外での使い方も押さえておくと安心です。メリットと注意点、トラブル時の対応を確認します。
海外でカードを持っていくメリット
クレジットカードは、多額の現金を持ち歩かずに支払えるため、盗難や紛失のリスクを抑えられます。
両替の手間が減り、現地ATMでのキャッシングで現金も確保できます。
レンタカーやホテルでは、支払いだけでなく本人確認や保証としてカードの提示を求められることもあります。現金主義では対応しづらい場面が海外には多く、カードがあると行動の幅が広がります。
海外でカードが特に役立つ主な場面は次のとおりです。
- ホテルのチェックイン時に保証金(デポジット)として提示する
- レンタカーの貸し出しや一部の宿泊予約サイトで決済する
- 現地ATMでのキャッシングで現地通貨を確保する
- 高額になりやすい医療機関や薬局で支払う
- オンラインでの航空券やツアーの予約に使う
これらの場面では現金だけでは対応しづらいことがあり、クレジットカードを1枚持っておくと行動しやすくなります。
現地での使い方の注意
店頭で通貨を選べるときは、現地通貨建てで決済するとレート面で有利になりやすいです。利用明細はこまめに確認し、身に覚えのない請求がないかをチェックしてください。
サインを求められた場合は、カード裏面と同じ署名で記入します。署名が一致しないと支払いを断られることがあるため、裏面の署名は渡航前に済ませておきましょう。
紛失・不正利用時の対応
渡航前に、カード会社の海外からの緊急連絡先を控えておいてください。紛失・盗難に気づいたら、すぐに連絡してカードの利用を止めます。
2枚持ちにしておくと、1枚が止まってももう1枚で支払いを続けられます。連絡先はスマートフォンと紙の両方に控えておくと、端末を失ったときにも対応できます。
渡航前に済ませておくこと
出発前に次の準備を済ませておくと、現地でカードをスムーズに使えます。
- カード裏面に署名する(サイン決済で必要)
- 暗証番号(PIN)を確認しておく
- 必要に応じて利用枠の一時引き上げを申請する
- カード会社の海外緊急連絡先を控える
- 学生専用ライフカードは海外キャッシュバックの事前エントリーを済ませる
とくにライフカードのキャッシュバックは事前エントリーが条件のため、エントリーを忘れると4%の還元を受けられません。渡航前のチェックリストとして使ってください。
海外でカードが使えないときの対処
海外では、日本では問題なく使えるカードが店頭で通らないことがあります。主な原因と対処を押さえておくと、現地で慌てずに済みます。
暗証番号(PIN)を確認しておく
海外ではサインではなく暗証番号(PIN)での決済が求められる場面が多くなっています。暗証番号を忘れているとカードが使えないため、渡航前に確認しておいてください。
不正検知による利用制限に備える
普段と違う国での利用は、カード会社の不正検知で一時的に止められることがあります。渡航予定を事前にカード会社へ伝えておくと、海外での利用制限を避けやすくなります。
ICチップや磁気の不具合に備える
カードの読み取り不良で決済できないこともあります。1枚だけだと支払いに困るため、ブランドの異なる予備カードを併せて持っておくと安心です。
ATMで引き出せないときの対処
ATMによってはカードとの相性で引き出せないことがあります。別のATMや、空港・銀行など信頼できる場所のATMを試すと解決する場合があります。
海外旅行保険は「2枚持ち」で補う
学生専用ライフカードは海外での利用額の4%がキャッシュバックされる点が留学と相性のよいカードですが、海外旅行傷害保険は2026年3月31日以降の出発分から廃止されました。
エポスカードなどが自動付帯から利用付帯(旅行代金をそのカードで支払うと適用される保険)へ切り替わったこともあり、「持っているだけで保険が効く」という前提はもう当てはまりません。
だからこそ、還元で使うメインカードと保険を確保するサブカードを分ける2枚持ちが、2026年の現実的な組み方になります。
メインは還元、サブは保険という分担
日々の支払いは、海外利用4%キャッシュバックが乗る学生専用ライフカードに寄せると効率的です。ここに、海外旅行傷害保険が用意されたカードを保険専用のサブとして加えると、還元と補償を両立できます。
年会費無料で保険の条件を満たしやすいカードを選べば、費用をかけずに備えを厚くできます。
利用付帯の落とし穴に注意
利用付帯の保険は、渡航費や現地までの交通費をそのカードで支払って初めて有効になります。保険目的でサブカードを持っていても、航空券を別のカードで買うと補償が始まらないことがあります。
渡航前に、保険を効かせたいカードで交通費を決済したかどうかを確かめておきましょう。
出典:ライフカード『カード付帯保険の内容変更についてのお知らせ』、エポスカード『海外旅行傷害保険のサービス改定について』
学生の海外クレジットカードでよくある質問
高校生でもクレジットカードは作れる?
高校生を申込の対象から外しているカードが多いものの、作れるカードもあります。
楽天カードは18歳以上なら高校在学中でも申し込め、学生専用ライフカードは「進学予定で満18歳以上の高校生」を対象に含めています(卒業する年の1月以降)。対象外の場合は、親名義の家族カードなどを検討してください。
学生でも海外で限度額は足りる?
学生向けカードは利用枠の上限が低めのため、授業料や滞在費の支払いには足りない場合があります。
出発前に利用枠の一時引き上げを申請するか、年会費無料のカードを2枚持ちにして支払い余力を確保すると安心です。
留学にデビットカードは必要?クレジットカードだけではだめ?
クレジットカードだけでも留学は可能ですが、限度額の枠が埋まったときの予備として、デビットカードをあわせて持つ人が多いです。デビットは口座残高の範囲で使えるため使いすぎを防ぎやすく、現地ATMでの現地通貨の引き出しにも向いています。
クレジットカードを主役に、デビットを補助として組み合わせると安心感が高まります。
高校生でも海外で使えるカードはある?
本人名義のクレジットカードは高校生を対象外とするものが多いため、満15歳以上から持てるSony Bank WALLETのようなデビットカードや、親名義から発行する家族カードが選択肢になります。
留学目的であれば、15〜18歳の高校生を対象にした家族会員カードを用意しているカード会社もあります。
家族カードを留学中の子どもに持たせられる?
家族カードは親の与信で発行されるため、子どもの収入や審査を実質的に問わずに持たせられます。多くは18歳以上の条件ですが、海外留学を目的とする場合は15〜18歳でも発行できるカード会社があります。
利用枠は親と共有するので、渡航前に使う上限を家庭で話し合っておくと管理しやすくなります。
留学に現金はどのくらい持っていけばいい?
現地に着いた直後の交通費や少額の買い物に備え、数百ドル程度の現金を用意しておくと安心です。それ以上の生活費は、盗難のリスクを考えるとカードやデビットで管理するほうが安全に回せます。
到着後に現地の銀行口座やATMが使えるようになったら、現金の持ち歩きは最小限に切り替えていきましょう。
海外旅行保険の自動付帯と利用付帯の違い
自動付帯はカードを持っているだけで保険が適用される方式です。
利用付帯は、旅行代金や交通費などをそのカードで支払うことで適用される方式です。利用付帯のカードは、支払い条件を満たさないと保険が使えない点に注意してください。
ヨーロッパ留学はどの国際ブランドがいい?
ヨーロッパではVisaかMastercardが使える店舗の幅が広く、1枚は持っておくと決済に困りにくくなります。JCBは使える店舗が限られる場面があるため、補助的な位置づけにすると使い分けやすくなります。
留学には何枚持っていくのがいい?
2枚持ちが基本の備えになります。
海外利用の還元が高いカードと、海外旅行傷害保険が付くカードを役割で分けると、還元・保険・予備の3点を1セットで確保できます。ブランドもVisa/MastercardとJCBで分けると、使えない店舗に当たったときの備えになります。
学生でもクレジットカードの審査に通る?
学生向けのクレジットカードは、本人にアルバイト収入がなくても申し込める設計のものがあります。学生専用ライフカードやJCBカード Wは学生を対象に含めており、在学中に申し込みやすいカードです。
海外キャッシングの返済方法
海外キャッシングは利息がかかりますが、帰国後に会員サイトなどから繰上返済をすれば利息を抑えられます。返済方法はカード会社により異なるため、利用前に繰上返済の手順を確認しておくと安心です。
海外で使った分の請求はいつ来る?
海外利用分は、現地での決済データがカード会社に届いてから請求に反映されます。
反映までに時間がかかることがあり、利用月の翌月以降の請求にずれ込む場合もあります。締め日や支払日はカード会社により異なるため、会員サイトで確定金額を確認してください。
海外旅行保険はカード付帯だけで足りる?
短期の旅行ならカード付帯の保険で対応できる場合もありますが、補償額や補償期間には上限があります。
長期留学や医療費の高い国へ行く場合は、別途の海外留学保険と組み合わせて備えると安心です。
まとめ
学生の海外旅行・留学では、年会費無料で海外利用4%キャッシュバックが付く学生専用ライフカードを軸にするのが分かりやすい選択です。
2026年3月末で海外旅行傷害保険が廃止されたため、保険はエポスカードなど保険が付くカードとの2枚持ちで補うのが現実的です。
選ぶ基準は、国際ブランド・保険の付帯条件・年会費・限度額の4点です。
ヨーロッパ留学ではVisa・Mastercardを軸にし、海外事務手数料(2〜3%台)や利用枠の一時引き上げも渡航前に確認してください。
大学生は学生専用ライフカードとエポスカードの組み合わせ、高校生は対象条件か家族カード、社会人は通常のライフカードなど、属性に合わせて選ぶと無駄がありません。役割を分けた2枚を準備して、海外での支払いに備えましょう。









