ダイナースクラブカードのメリットは?|年会費と全種類を比較

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年会費29,700円のダイナースクラブカードは、その金額に見合うのか判断がつきにくい1枚です。

答えは優待の使用頻度で割れます。2名以上で1名分のコース料金が無料になるグルメ優待を、15,000円級のコースで年2回使えるかどうかが分岐点になります。

本記事では公式サイトで確認したメリット8つとデメリット6つ、年会費の損益分岐、全ラインナップのランク、他社8枚との比較を整理しました。

3行要約

①年会費29,700円・利用可能枠に一律の制限なし・ポイント有効期限なしの3本柱
②2名以上で1名分のコース料金が無料のエグゼクティブ ダイニングと1,700ヵ所以上の空港ラウンジ
③加盟店の穴は年会費無料のコンパニオンカード(Mastercard)で補完

目次

ダイナースクラブカードのメリット8選

ダイナースクラブカードの年会費は本会員29,700円(税込)です。この金額に見合う価値があるかどうかは、優待をどれだけ使うかで答えが割れます。まずは公式サイトに記載のあるメリットを8つ、条件つきで整理しましょう。

ここで挙げる8項目は、すべて三井住友トラストクラブの公式ページで確認できた内容だけに絞りました。数値の裏づけがない特典は載せていません。

メリット具体的な条件・数値
利用可能枠に一律の制限がない会員ごとに個別設定。一回払いの上限が公表されていない
ポイントに有効期限がないダイナースクラブ リワードポイントは期限なし。100円につき1ポイント
グルメ優待で1名分が無料エグゼクティブ ダイニングは2名以上の利用で1名分のコース料金が無料
空港ラウンジが本人無料国内/海外あわせて1,700ヵ所以上。同伴者は有料
旅行傷害保険が手厚い海外・国内とも傷害死亡・後遺障害 最高1億円(利用条件付き)
ショッピング補償が付くショッピング・リカバリーは年間500万円限度(利用条件付き)
コンパニオンカードが無料Mastercardのプラチナグレードを年会費無料で付帯
対象店でポイントが5倍いつものお店でポイントボーナス。登録とアプリのサインオンが条件

利用可能枠に一律の制限がない

ダイナースクラブカードは、一回払いの利用可能枠に一律の上限を設けていません。公式サイトの利用可能枠の欄には「一律の制限なし」とだけ書かれています。

枠は会員一人ひとりの利用状況や支払い実績に応じて個別に設定される仕組みです。つまり入会直後から青天井というわけではなく、実績を重ねるほど大きな決済に耐えられるようになっていきます。

比較のために書くと、楽天プレミアムカードは利用可能枠が「最高300万円」と数値で公表されています。高額決済の予定がある人にとって、上限が数字で固定されていない点は判断材料になるでしょう。

なお公式は、高額な買い物や累積の利用が通常より大きくなりそうなときは事前に知らせてほしいと案内しています。枠がないから何でも通る、という意味ではありません。

ポイントに有効期限がない

ダイナースクラブ リワードポイントには有効期限がありません。公式のポイント解説ページは「POINT2 有効期限がありません。」と明記しています。

付与は100円につき1ポイントで、100円未満の端数は切り捨てになります。期限がないので、交換したい賞品が出るまで数年単位で貯め続けても失効しません。

ここは他社のプラチナ帯と比べても差が出るところです。JCBプラチナや三井住友カード プラチナプリファードはポイントに期限がある設計で、貯めっぱなしにできる期間には限りがあります。

グルメ優待で1名分のコース料金が無料になる

ダイナースクラブの看板特典が「エグゼクティブ ダイニング」です。2名以上で利用すると、1名分のコース料金が無料になります。

対象店で15,000円のコースを2名で食べた場合、単純計算で15,000円分が浮きます。年会費29,700円に対して、2回使えば理屈のうえでは元が取れる計算になるでしょう。

ただし対象は所定のコース料理に限られ、店舗ごとに条件が異なります。単価の低い店を選ぶと1回あたりの回収額も小さくなるため、後半のH2で回収額の試算を用意しました。

空港ラウンジを本人無料で使える

公式のトラベルページによると、国内/海外あわせて1,700ヵ所以上の空港ラウンジを、会員本人が無料で利用できます。国内は空港ラウンジのみ、海外はラウンジに加えてリフレッシュメント施設なども含む数字です。

家族会員も無料の対象に入っています。一方で同伴者は有料で、無料になるのはプレミアムカード会員が同伴者1名を連れる場合だけです。

利用時はカードと当日の搭乗券を受付で提示します。搭乗日以外は使えないので、送迎だけで空港に行った日は対象外になると覚えておきましょう。

旅行傷害保険とショッピング補償が手厚い

付帯保険は海外旅行傷害保険・国内旅行傷害保険とも、傷害死亡・後遺障害が最高1億円です。いずれも公式表記のとおり利用条件付きとなっています。

買い物の補償は「ショッピング・リカバリー」という名称で、年間500万円限度です。カードで購入した商品を購入日から90日以内に破損・盗難で失った場合が対象になります。

家族カード会員にも本会員と同じ最高1億円の補償が用意されています。家族単位で旅行が多い世帯なら、この点は年会費5,500円を払う理由になるでしょう。

コンパニオンカードを年会費無料で持てる

ダイナースクラブ コンパニオンカードは、Mastercardのプラチナグレードにあたる「TRUST CLUB プラチナマスターカード」を年会費無料で付帯できるサービスです。本会員・家族会員とも無料になります。

単体で発行した場合の通常年会費は3,300円(税込)です。その分がまるごと無料になる形になります。

付帯できるのはダイナースクラブカードの本会員・家族会員が各1枚までです。加盟店の少なさをどこまで埋められるかは、後述のデメリットのH2で場面別に整理しました。

家族カードとETCカードを追加できる

家族カードは本会員の配偶者・両親・18歳以上の子が対象で、年会費は1枚あたり5,500円(税込)です。本会員と同じ保険とラウンジ優待が付きます。

ETCカードは発行手数料が無料で、家族会員も無料です。ダイナースクラブカード1枚につき、所有する車両台数に応じて5枚まで発行できます。

複数台の車を持つ世帯や、法人と個人で車両を使い分ける人には効いてくる仕様でしょう。ETCカードを2枚以上ほしい場合、1回の手続きでまとめて発行はできません。

追加カードのポイントは本会員に集約される設計です。家族カード、リボルビングカード、コンパニオンカードの利用分は自動的に本会員カードへ合算されます。

家族の支払いを1枚に集められるので、賞品交換やマイル移行に必要なポイント数へ届くまでの期間を短縮できます。世帯単位で使うほど効率が上がる仕組みでしょう。

対象店でポイントが5倍になる

「いつものお店でポイントボーナス」は、対象の飲食店やスーパーでの支払いに対してポイントが5倍になるサービスです。

適用には2つの条件があります。オンライン明細確定通知サービスへの登録と、ダイナースクラブ公式アプリへのサインオンを済ませておく必要があるためです。

基本の付与は100円につき1ポイントなので、対象店では100円につき5ポイントの計算になります。登録を忘れたままだと倍率は上がりません。

対象は飲食店やスーパーが中心で、日常の買い物と重なる業種が選ばれています。年会費の高いカードは「特別な日だけ使う1枚」になりがちですが、この仕組みがあることで普段使いにも意味が出てくるでしょう。

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ダイナースクラブカードのデメリット6つ

メリットと同じ密度で弱点も見ておきましょう。ダイナースクラブカードの弱点は年会費・加盟店・還元率の3方向に集中していて、それぞれ埋め方が違います。

年会費29,700円はプロパーカードのなかでも高い

年会費29,700円(税込)という水準は、申し込み制のプロパーカードとしては上位の価格帯です。JCBゴールドの11,000円(税込)と並べると約2.7倍になります。

カード名年会費(本会員・税込)家族カード年会費
JCBゴールド11,000円1名無料/2人目より1,100円
楽天プレミアムカード11,000円550円
JCBプラチナ27,500円1名無料/2人目より3,300円
ダイナースクラブカード29,700円5,500円
三井住友カード プラチナプリファード33,000円無料
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード39,600円2枚まで無料/3枚目以降 19,800円

しかも三井住友トラストクラブは、公式サイトの重要なお知らせで年会費・年間手数料の改定を告知済みです。新サービスは2026年4月以降に順次提供と案内しており、値上げと機能追加がセットで進んでいます。

家族カードも1枚目から5,500円(税込)かかります。三井住友カード プラチナプリファードは家族カード無料なので、家族で複数枚持つ前提だと差が開いていくでしょう。

加盟店がVisa・Mastercardより少ない

ダイナースクラブは190以上の国と地域で利用できるブランドです。これは2024年12月時点の利用状況にもとづく公式の数字になります。

それでも、国内の小規模店やオンライン決済ではVisa・Mastercardのみ対応という場面が残ります。券種を絞っている店舗ほど、ダイナースクラブが選択肢に入らない可能性が高くなるでしょう。

この穴を埋めるために用意されているのが、次に説明するコンパニオンカードです。ただし全部の場面をカバーできるわけではありません。

コンパニオンカードで埋まる場面と埋まらない場面

コンパニオンカードはMastercard加盟店で使える2枚目で、利用可能枠・請求・ポイントがダイナースクラブカードに一本化されます。ここまでは競合記事も書いている内容でしょう。

大事なのは埋まらない場面が残るという点です。公式の記載から、決済シーン別に整理しました。

決済シーンダイナースクラブカードコンパニオンカードで代替残る制約
国内の実店舗加盟店なら可Mastercard加盟店なら可2枚を持ち歩く手間が発生する
国内オンライン決済加盟店なら可Mastercard対応なら可カード番号を使い分ける必要がある
海外の実店舗・オンライン190以上の国と地域で利用可Mastercard加盟店なら可
二回払い・分割払い一回払い・ボーナス一括・リボルビング払いに対応不可コンパニオン側は二回払いと分割払いが使えない
ポイント付与100円につき1ポイント200円につき1ポイントコンパニオンで払うと付与率が半分になる
提携カード保有者ANA・JAL・銀座などは対象外付帯できないプロパーのダイナースクラブカードのみ対象

とくに見落としやすいのがポイント付与率の差です。ダイナースクラブ加盟店で払えば100円につき1ポイント、コンパニオンカードで払うと200円につき1ポイントになります。

つまり「加盟店が少ないぶんコンパニオンで払えばいい」と割り切ると、その決済分の付与は半減してしまいます。日常の支払いをコンパニオン側に寄せるほど、カード全体の実効的な還元は落ちていくでしょう。

付帯できないカードがある点も押さえておきましょう。銀座ダイナースクラブカード、ビジネス・アカウントカード、リボルビングカード、企業との提携カードにはコンパニオンカードを付けられません。

実質的な還元率が下がる支払いがある

基本の付与は100円につき1ポイントですが、200円につき1ポイントに落ちる加盟店が公式に列挙されています。ここが実質還元率を考えるうえで効いてきます。

区分該当する支払い付与
通常一般的なカード利用100円につき1ポイント
換算率が下がる電力・水道・都市ガス、国税や自治体の各種税金、ふるさと納税200円につき1ポイント
換算率が下がるNHK受信料、国民年金保険料、病院、保険料、電話・携帯通話料200円につき1ポイント
換算率が下がる有料道路通行料金、ETC利用料金200円につき1ポイント
対象外電子マネー・プリペイドへのチャージ、ローン、年会費、各種オプショナルサービスの参加料付与なし

公共料金や税金をカードに寄せて還元を狙うタイプの使い方とは相性が良くありません。ふるさと納税まで200円単位に落ちる点は、還元率を重視する人には無視できないでしょう。

さらに、貯めたポイントを現金相当に換えるときのレートも押さえておきましょう。ポイント・キャッシュバックは10,000ポイント=3,000円、ポイント・ペイは100ポイント=30円で、いずれも同じ交換比率です。

100円につき1ポイントで貯めたポイントをこのレートで戻すと、現金換算の還元は0.3%相当という計算になります。賞品交換やマイル移行に回す前提でなければ、還元率だけを見て選ぶカードではありません。

マイル移行には年間参加料がかかる

ポイントを提携航空会社のマイルへ移すには「ダイナースグローバルマイレージ」への登録が要ります。年間参加料は6,600円(税込)で、年会費とは別に毎年請求されます。

この参加料は、その年にマイル移行をしたかどうかに関係なく発生します。1年ごとの自動更新なので、使わない年も払い続けることになるでしょう。

マイル移行手数料そのものは無料です。プレミアムカード会員なら年間参加料も無料になるため、この費用はダイナースクラブカード側に固有の負担といえます。

入会条件が公表されていない

公式サイトの入会資格欄は「当社所定の基準を満たす方」の一文だけです。年齢の下限も年収の目安も公表されていません

申し込む前に自分が条件を満たすか判断しづらい、という意味ではデメリットになります。この点は後半の審査のH2で、公表されている情報だけを使って整理しました。

出典:ダイナースクラブ『ダイナースクラブカード』ダイナースクラブ『ダイナースクラブ コンパニオンカード』ダイナースクラブ『ポイントの仕組み・貯め方』ダイナースクラブ『ポイント充当』ダイナースクラブ『ダイナースグローバルマイレージ』ダイナースクラブ『ダイナースクラブの歴史』JCB『JCBゴールド』JCB『JCBプラチナ』三井住友カード『三井住友カード プラチナプリファード』アメリカン・エキスプレス『アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード』楽天カード『楽天プレミアムカード』

年会費29,700円の損益分岐

競合の解説記事は「使う人にはお得」で止まりがちです。ここでは年会費29,700円をどの特典で何回使えば回収できるのかを、公式の条件から試算しました。

前提を先に置きます。回収額は「その特典を使わなければ払っていたはずの金額」とし、コース料金などの単価は本文中に明記した仮定値を使いました。公式が保証する金額ではありません。

制約も先に共有します。エグゼクティブ ダイニングは同一店舗の利用が各優待期間(4月1日〜9月30日/10月1日〜3月31日)中に1家族1回までなので、年2〜3回使うなら別の店舗を選ぶ必要があります。

無料になるのは所定のコース料金だけで、飲み物や追加の料理は別払いです。下の表の回収額も、コース料金ぶんだけを数えています。

使う特典1回あたりの回収額(仮定)29,700円に届く回数
エグゼクティブ ダイニング(コース15,000円と仮定)15,000円年2回
エグゼクティブ ダイニング(コース10,000円と仮定)10,000円年3回
グループ特別プラン(6名以上・2名無料/コース15,000円と仮定)30,000円年1回
国内/海外パッケージツアー 最大5%割引(30万円のツアーで5%適用と仮定)15,000円年2回
ポイント還元(年間100万円利用・キャッシュバック換算)3,000円単独では届かない
空港ラウンジ・手荷物宅配・ゴルフ優待金額換算は公式に記載なし

表の読み方はシンプルです。グルメ優待を年2〜3回使えるかどうかが、このカードの損益分岐になります。

逆にポイント還元だけで回収しようとすると厳しい数字になります。年間100万円使っても10,000ポイント、キャッシュバックに回すと3,000円相当にしかなりません。

年会費の元が取れる人と取れない人の境界線

境界線は会食の頻度に引かれます。1回あたり15,000円のコース料理を2名以上で食べる機会が年2回以上ある人なら、グルメ優待だけで年会費を上回る計算になるでしょう。

コースの単価が下がれば必要な回数は増えます。10,000円のコースなら年3回が目安になります。

接待や記念日の食事が年1回あるかないか、という使い方だと回収は難しくなります。この層は年会費11,000円(税込)のJCBゴールドや楽天プレミアムカードのほうが収支は合いやすいはずです。

もうひとつの分かれ目が同席者の人数です。国内のグループ特別プラン対象店なら6名以上で2名分が無料になるため、幹事役を務める機会が多い人ほど1回あたりの回収額は大きくなります。

旅行の頻度も効いてきます。パッケージツアーの割引率は最大5%で、5%が適用された30万円のツアーなら15,000円の計算になるでしょう。割引率が5%を下回るツアーでは、回収額もそのぶん小さくなります。

年に2回まとまった旅行をする世帯なら、グルメ優待を使わなくても回収の目処が立つでしょう。旅行と会食の両方があるなら、回収はさらに前倒しになるはずです。

新規入会キャンペーンの現在の内容

公式サイトでは、記事作成時点で新規入会キャンペーンを実施中と告知しています。内容は特典1が初年度年会費無料、特典2が10,000円キャッシュバック(利用条件付き)の2本立てです。

申し込み期限は2026年11月1日(日)までと明記されています。初年度は年会費が発生しないため、実質的な損益分岐は2年目からと考えたほうが実態に近いでしょう。

紹介プログラムも用意されています。知り合いにカードを紹介して入会に至ると、1名につき最大10,000円のキャッシュバックを受けられる仕組みです。

キャンペーンの内容と期限は時期によって変わります。申し込み前には公式サイトで現在の条件を確認してください。

初年度と2年目以降でコストが変わる

キャンペーンで初年度の年会費が無料になるため、1年目のコストと2年目以降のコストは同じではありません。実質的な収支は2年目からの29,700円をどう回収するかで決まります。

1年目は特典2の10,000円キャッシュバックも狙えます。年会費が無料の期間にグルメ優待やラウンジを一通り試し、2年目を継続するかどうか判断する進め方が現実的でしょう。

マイル移行を使う予定があるなら、年間参加料6,600円(税込)も固定費に加算します。年会費と合わせて36,300円が2年目以降の維持コストになる計算です。

出典:ダイナースクラブ『ダイナースクラブカード』ダイナースクラブ『グルメ』ダイナースクラブ『エグゼクティブ ダイニング』ダイナースクラブ『トラベル』ダイナースクラブ『ポイント充当』

ダイナースクラブの優待特典5ジャンル

優待はグルメ・トラベル・ラウンジ・ゴルフ・ライフスタイルの5系統に分かれています。まず全体像を1枚の表にまとめました。

ジャンル主な特典利用条件追加費用
グルメエグゼクティブ ダイニング/料亭プラン/My Taste2名以上で1名分のコース料金が無料なし
トラベルパッケージツアー割引/宿泊優待/手荷物宅配ツアーは最大5%割引、手荷物宅配は海外からの帰国時なし
ラウンジ国内/海外あわせて1,700ヵ所以上の空港ラウンジカードと当日の搭乗券を提示。家族会員も無料同伴者は有料
ゴルフ名門ゴルフ場 約100コースの予約代行/レッスン優待プライベートレッスンは平日50%・土日祝25%優待プレー代・レッスン代は自己負担
ライフスタイルカルチャー/ヘルス・フィットネス/ペット/ビジネス・金融ジャンルごとに提携先の条件に従う提携先の料金による

グルメ優待は対象店とコース指定を確認する

エグゼクティブ ダイニングは、レストランが指定するコース料理を2名以上で頼むと1名分が無料になる仕組みです。国内のグループ特別プラン対象店では、6名以上なら2名分の料金が無料になります。

対象は所定のコース料理で、飲み物や追加の料理は優待に含まれません。コース料金をダイナースクラブカードで支払わないと優待は適用されないので、当日の決済手段にも注意してください。

予約の窓口も限定されています。申し込みはダイナースクラブ公式アプリからのみの受付で、利用希望日の5日前までに手続きしてください。プレミアムカード会員だけは専用デスクでの電話予約も使えます。

利用回数にも上限があります。4月1日〜9月30日と10月1日〜3月31日の各優待期間中、同一店舗の利用は1家族1回までです。通常プランとグループ特別プランは別枠なので、同じ店でも各プラン1回ずつなら使えます。

グルメ枠にはほかに「My Taste from ダイナースクラブ」があります。対象のダイニング利用額に応じて、半年間の合計から最大20%がキャッシュバックされる設計です。

予約の取りづらい高級料亭を代わりに押さえてもらえる「料亭プラン」、銀座のバーやクラブ向けの「ナイト イン 銀座」なども用意されています。会員誌『シグネチャー』は1961年の創刊で、優待情報の入口として機能しています。

グルメ枠はこのほかにも幅があります。有名ホテルのレストランや人気店で使える「The Club Dining」、全国にレストランを展開する「ひらまつ」からの特別優待、アラン・デュカスグループとのパートナーシップによる特典が並びます。

自宅で使える枠もあります。はせがわ酒店の希少酒を会員向けに用意する企画や、名店の味を再現した冷凍グルメ通販「mitaseru」の特別優待などです。

トラベル優待はツアー割引と手荷物宅配が中心

旅行系でわかりやすいのは国内/海外パッケージツアーの最大5%割引です。旅行代金が大きいほど割引額も伸びます。

海外から帰国する際は、対象空港から自宅や勤務先まで荷物を無料で届けてもらえます。空港から手ぶらで移動できる分、帰国日の負担が軽くなるでしょう。

海外レンタルWiFiは20%OFFの特別料金です。ほかに厳選されたホテル・旅館の宿泊優待、電話1本で航空券や宿を手配できるトラベルデスクも使えます。

空港ラウンジは1,700ヵ所以上で同伴者は有料

公式のトラベルページは、国内/海外あわせて1,700ヵ所以上のラウンジを会員本人が無料で使えると案内しています。国内は空港ラウンジのみ、海外はリフレッシュメント施設なども含んだ数という注記が付いています。

国内は新千歳・羽田・成田・中部・伊丹・関西・福岡・那覇など、主要空港をひととおりカバーしています。家族会員も無料の対象です。

注意したいのは同伴者の扱いになります。同伴者は有料で、無料になるのはプレミアムカード会員が1名を連れる場合だけです。

家族で使うなら、家族カードを発行して各自が自分のカードを提示する形が正解でしょう。家族カードを持たずに同行すると同伴者料金が請求されます。

海外ラウンジ目的で比較するなら楽天プレミアムカードが対抗馬になります。こちらは年会費11,000円(税込み)でプライオリティ・パスが年5回まで無料、6回目以降は1回あたりUS35$という条件です。

ゴルフ優待は名門コースの予約代行が軸

ゴルフ枠の中心は名門ゴルフ場 約100コースの予約代行です。会員に代わって手配してもらえるため、個人では予約が難しいコースにも道ができます。

レッスン系の優待も具体的です。プライベートレッスンは平日50%優待、土曜・日曜・祝日は25%優待で受けられます。

GDOのゴルフ場予約では、3,000円クーポンが3ヵ月に一度、先着1,000名に配られます。先着枠なので、告知のタイミングを逃すと受け取れません。

コンパニオンカードを付帯していれば、Mastercard側の優待として全国約1,400コースの予約優待も使えます。ゴルフ好きにとっては2枚持ちの実利が大きいでしょう。

ライフスタイル優待は生活まわりを広く押さえる

ライフスタイル枠はカルチャー、ヘルス・フィットネス、ペット、ビジネス・金融、地域活性、マリンライフの6分類で構成されています。

公演チケットの手配、スポーツクラブの法人会員料金での利用、ペットシッターの優待などが並びます。対象のビジネスラウンジを無料で使える優待も用意されています。

ふるさと納税の特設サイトも運営されています。ただし税金・ふるさと納税の決済はポイント換算率が200円につき1ポイントに落ちる区分なので、還元目的で寄せるメリットは小さいでしょう。

コンパニオンカードを付帯すると、Mastercard側の優待も上乗せされます。海外旅行の出発前に空港でコートなどの防寒具を預けるサービスは、帰国時まで1着につき10%割引です。

国内の高級ホテル・高級旅館の予約サービスもMastercard側に用意されています。優待の総量で見ると、コンパニオンカードを付けるかどうかで受けられる内容がはっきり変わってくるでしょう。

出典:ダイナースクラブ『グルメ』ダイナースクラブ『エグゼクティブ ダイニング』ダイナースクラブ『トラベル』ダイナースクラブ『空港』ダイナースクラブ『国内空港ラウンジ』ダイナースクラブ『ゴルフ』ダイナースクラブ『ライフスタイル』ダイナースクラブ『ダイナースクラブ コンパニオンカード』ダイナースクラブ『ダイナースクラブについて』楽天カード『楽天プレミアムカード』

ダイナースクラブカードの種類とランク

「ダイナースにはどんな種類があるのか」「ランクはいくつあるのか」は検索でも需要の大きいところです。結論から並べると、個人向けのプロパーカードは2種類、そこに提携カードが十数種類ぶら下がる構造になっています。

プロパーカードと提携カードの違い

プロパーカードは三井住友トラストクラブがダイナースクラブ単独ブランドで出すカードを指します。ダイナースクラブカードとダイナースクラブ プレミアムカードの2枚です。

提携カードは航空会社や企業と組んで出すカードで、ANAダイナースカードやJALダイナースカード、銀座ダイナースクラブカードなどが該当します。提携先ごとの特典が上乗せされる代わりに、コンパニオンカードを付帯できないという制約が付きます。

この違いは家族カードの年会費にも表れます。プロパーのダイナースクラブカードが5,500円(税込)なのに対し、ANAダイナースカードは8,800円(税込)、JALダイナースカードは12,100円(税込)です。

プロパーカードのランク階層

個人向けのランク階層は下の表のとおりです。ビジネスカードは法人・個人事業主向けなので、階層としては別系統になります。

カード名年会費(本会員・税込)家族会員入手方法位置づけ
ダイナースクラブカード29,700円5,500円申し込み制個人向けの基本となる1枚
ダイナースクラブ プレミアムカード165,000円無料招待制(入会の目安は非公開)ラインナップの上位に位置する
ダイナースクラブ ビジネスカード公式ラインナップページを参照申し込み制法人・個人事業主向け

プレミアムカードの年会費は165,000円(税込)で、家族会員は無料です。入会の目安は公式に「非公開」と書かれています。

上位のプレミアムカードは招待制

ダイナースクラブ プレミアムカードは招待制です。公式サイトも「ダイナースクラブの招待制カードです」と説明しています。

特典面では、24時間・年中無休のコンシェルジュが付きます。レストランやゴルフ場の予約から旅行の手配、チケットや贈り物の手配まで引き受ける内容です。

会員専用ラウンジも用意されています。「銀座プレミアムラウンジ」と「大阪梅田プレミアムラウンジ」の2か所で、ダイナースクラブカードでは使えません。

空港ラウンジの同伴者1名無料もプレミアムカード限定の条件です。これらはダイナースクラブカードのメリットとして数えないよう気をつけましょう。

ダイナースのブラックカードは存在する?

「ダイナース ブラックカード」という商品名のカードは公式ラインナップに存在しません。個人向けの上位カードはダイナースクラブ プレミアムカードで、これが招待制の到達点にあたります。

誤解が生まれる背景には、プレミアムカード会員専用の「ダイナースクラブ プレミアムメタルカード」があります。金属製のカードで、デザインをシルバーとブラックから選べる仕様です。

つまり黒い券面は存在しますが、それはプレミアムカード会員が選べるデザインの1つであって、ブラックカードという別商品ではありません。ラインナップを探しても見つからないのはこのためです。

他社で招待制の上位カードを探すなら、JCBザ・クラスが比較対象になるでしょう。年会費55,000円(税込)の招待制カードで、家族会員は8名まで無料になります。

航空会社・提携カードのラインナップ

提携カードは公式のカード比較ページに用途別で並んでいます。名称だけ押さえておけば、自分に関係するものを見つけやすくなるでしょう。

用途カード名
マイルを貯めたいANAダイナースカード/ANAダイナース プレミアムカード/JALダイナースカード/デルタ スカイマイル ダイナースクラブカード/MileagePlus ダイナースクラブカード/MileagePlus ダイナースクラブファースト
BMW・MINIに乗っているBMWダイナースカード/BMWプレミアム ダイナースカード/MINIダイナースカード
ホテルニューオータニをよく使うニューオータニクラブ ダイナースカード/ニューオータニクラブ ダイナース プレミアムカード
三井住友信託銀行に口座がある三井住友信託ダイナースクラブカード
銀座をよく使う銀座ダイナースクラブカード/銀座ダイナースクラブカード/和光
ビジネスで使うダイナースクラブ ビジネスカード/ダイナースクラブ ビジネスプレミアムカード

各券種の年会費や特典は公式のカードラインナップページで確認してください。本記事では位置づけの整理までにとどめます。

追加できるカードの種類

本体カードにぶら下げる追加カードも押さえておきましょう。家族カード、ETCカード、コンパニオンカード、リボルビングカード、パーソナルローン カードレスが用意されています。

このうちコンパニオンカードとETCカードは費用がかからないのがポイントです。ETCカードは発行手数料無料で1枚につき5枚まで、コンパニオンカードは本会員・家族会員とも年会費無料になります。

出典:ダイナースクラブ『ダイナースクラブ プレミアムカード』ダイナースクラブ『カードを比較する』ダイナースクラブ『カードラインナップ』ダイナースクラブ『家族カード』ダイナースクラブ『ETCカード』JCB『JCBザ・クラス』

ダイナースクラブカードの審査と申し込み

審査まわりは推測が飛び交いやすい領域です。ここでは公式に書かれていることと、書かれていないことをはっきり分けて整理します。

公表されている入会資格

公式サイトのカード詳細欄にある入会資格は「当社所定の基準を満たす方」の一文だけです。年齢の下限、年収、職業といった条件はどこにも書かれていません。

上位のプレミアムカードも同様で、入会の目安の欄には「非公開」とだけ記載があります。つまりダイナースクラブは、個人向けの2枚とも入会条件を数値で開示していません。

他社と比べると対照的です。三井住友カード プラチナプリファードは「原則として、満20歳以上で、ご本人に安定継続収入のある方」と条件を明示しています。

年収の目安が語られる理由と、その限界

ネット上には「年収◯◯万円以上が目安」といった数字が流通しています。ただし三井住友トラストクラブはこれを公表していません

唯一、公式が触れているのは創業当時の方針です。ダイナースクラブの歴史ページには、日本での創立当時の入会審査方針として「収入、生活の安定性、将来性の3点を重視し、社会的信用の高い方をお迎えする」という記述があります。

ここで注意したいのは、これが1960年代の方針を語った文章だという点です。現在の基準として書かれているわけではありません。

したがって「年収がいくらあれば通る」と断定する情報は、出どころを確認したうえで扱うべきでしょう。公式が数字を出していない以上、断定できる根拠は存在しません。

申し込みから発行までの流れ

入会の流れは公式サイトに4ステップで示されています。手順どおりに進めれば迷うところはありません。

  1. カードを選び、オンライン入会申し込みページに必要事項を入力します。
  2. オンラインで支払い口座を登録します。
  3. 審査結果がEメールで届きます。
  4. 登録した自宅住所にカードが届きます。

オンラインで口座登録ができなかった場合は、郵送で「必要書類提出に関するご案内」が届きます。同封の返信用封筒で返送する流れです。

口座登録をオンラインで完結できるかどうかで、手元にカードが届くまでの日数は変わってきます。急ぐなら口座登録まで一気に進めておきましょう。

発行までの日数は公式に明示されていません。書類の郵送が挟まると往復の時間が加わるため、旅行や高額の買い物の直前に申し込む予定なら余裕を持たせておくほうが安全です。

入会後にコンパニオンカードやETCカードを足す場合は、会員専用オンラインサービス「クラブ・オンライン」から手続きします。追加カードの申し込みメニューが用意されているので、本体カードが届いてから順に増やしていく形になるでしょう。

出典:ダイナースクラブ『ダイナースクラブカード』ダイナースクラブ『ダイナースクラブ プレミアムカード』ダイナースクラブ『入会案内』ダイナースクラブ『ダイナースクラブの歴史』三井住友カード『三井住友カード プラチナプリファード』

ハイステータスカード8枚と比較

年会費29,700円という位置づけを掴むには、同じ帯のカードと横に並べるのが早道です。各社の公式サイトに記載のある数値だけを使って表にしました。

カード名発行会社年会費(本会員・税込)ポイント付与率家族カード年会費入手方法公式サイト
ダイナースクラブカード三井住友トラストクラブ29,700円100円につき1ポイント5,500円申し込み制公式サイト
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カードアメリカン・エキスプレス・インターナショナル, Inc.39,600円100円につき1ポイント(対象加盟店は100円につき3ポイント)2枚まで無料/3枚目以降 19,800円申し込み制公式サイト
JCBゴールドジェーシービー11,000円200円ごとに1ポイント(J-POINT)1名無料/2人目より1,100円申し込み制公式サイト
JCBプラチナジェーシービー27,500円200円につき1ポイント1名無料/2人目より3,300円申し込み制公式サイト
三井住友カード プラチナプリファード三井住友カード33,000円100円につき1ポイント無料申し込み制公式サイト
楽天プレミアムカード楽天カード11,000円100円につき1ポイント(1%還元)550円申し込み制公式サイト
ラグジュアリーカード(Mastercard Titanium Card)アプラス55,000円ポイント還元率1.0%公式トップページに記載なし申し込み制公式サイト
JCBザ・クラスジェーシービー55,000円公式ページに記載なし8名まで無料招待制公式サイト

表からわかるのは、ダイナースクラブカードの年会費はプラチナ帯の入口に近い水準だということです。JCBプラチナの27,500円(税込)とは2,200円しか違いません。

付与率だけを見ると、100円につき1ポイントのグループに入ります。三井住友カード プラチナプリファードや楽天プレミアムカードと同じ単位です。

年会費を抑えて似た特典を得たい場合

グルメ優待だけが目的なら、JCBプラチナが有力な代替になります。グルメ・ベネフィットは所定のコースメニューを2名以上で予約すると1名分が無料という、エグゼクティブ ダイニングとほぼ同じ設計です。

年会費は27,500円(税込)で、コンシェルジュも24時間365日つながります。負担がほぼ変わらないなら、加盟店の広さで選ぶ判断もあるでしょう。

もっと年会費を落とすならJCBゴールドです。11,000円(税込)で海外最高1億円・国内最高5,000万円の旅行傷害保険が付き、家族カードも1名までなら無料になります。

還元率を重視する場合

還元率で選ぶなら、ダイナースクラブカードは向きません。ポイント・キャッシュバックのレートが10,000ポイント=3,000円のため、現金換算では0.3%相当にとどまるからです。

楽天プレミアムカードは通常還元率1%を公式に掲げています。付与単位はダイナースクラブカードと同じ100円につき1ポイントですが、公表されている還元率には差があるわけです。

三井住友カード プラチナプリファードも100円につき1ポイントで、年会費33,000円(税込)ながら家族カードの年会費はかかりません。還元と維持費の両立を狙うならこちらが候補になります。

空港ラウンジ目的なら比較すべきカード

海外の空港ラウンジが主目的なら、楽天プレミアムカードとの比較が実務的です。年会費11,000円(税込み)でプライオリティ・パスが年5回まで無料になります。

6回目以降は1回あたりUS35$の負担が発生します。ダイナースクラブカードは国内空港ラウンジの利用回数に制限がないため、国内出張が年6回以上ある人ほど計算は合いやすくなります。

海外の空港ラウンジには別途の利用条件が設けられています。海外での利用が中心なら、条件を公式サイトで確認してから比較してください。

年間のラウンジ利用が数回程度なら、差額18,700円を払ってまでダイナースクラブカードを選ぶ理由は薄くなります。ここは利用回数で機械的に決められる論点です。

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ダイナースが向く人がわかる診断

ここまでの条件を6つの設問に落とし込みました。回答するだけで、本記事で扱った8枚のうちどれが自分の使い方に近いかが出ます。

ダイナースクラブカードをおすすめする人

向いているのは2名以上でコース料理を食べる機会が年2回以上ある人です。1回15,000円のコースなら、エグゼクティブ ダイニングの1名無料だけで年会費を回収できる計算になります。

国内の空港ラウンジを年6回以上使う人にも合います。国内は利用回数に制限がないため、出張が多いほど1回あたりの価値は上がっていくでしょう。

高額決済の予定がある人も検討の余地があります。一回払いの利用可能枠に一律の上限がなく、事前に相談すれば大きな買い物にも対応してもらえるためです。

ポイントを長期で貯めたい人にも向きます。有効期限がないので、交換したい賞品が出るまで放置しても失効しません。

ほかのカードを検討したほうがよい人

還元率を軸に選びたい人には向きません。キャッシュバック換算で0.3%相当という水準は、年会費無料カードにも届かない数字だからです。

公共料金や税金をカードに寄せたい人も相性が悪いでしょう。電力・水道・都市ガス・国税・ふるさと納税はいずれも200円につき1ポイントに落ちます。

家族で複数枚持ちたい人も要注意でしょう。家族カードは1枚5,500円(税込)なので、2枚発行すると年間11,000円が上乗せされます。三井住友カード プラチナプリファードは家族カードが無料なので、枚数が増えるほど維持費の差は開いていきます。

加盟店を気にせず1枚で完結させたい人も別のカードを検討したほうがよいでしょう。コンパニオンカードで補えるとはいえ、2枚を持ち歩き、店頭でどちらを出すか判断する手間までは消えません。

会食も出張もほとんどない人は、年会費11,000円(税込)帯のカードで足りるはずです。特典を使わないなら、維持費の差がそのまま持ち出しになってしまいます。

ダイナースクラブカードのよくある質問

検索でよく出てくる疑問を、公式の記載にもとづいて短く答えます。公式に書かれていない項目は「記載なし」とはっきり示しました

ダイナースクラブカードはどこで使えますか

ダイナースクラブは190以上の国と地域で使えるブランドです。これは2024年12月時点の利用状況にもとづく公式の説明になります。

国内で使えない店に当たったときは、年会費無料のコンパニオンカードを付帯しておくとMastercard加盟店で決済できます。ただし付与率は200円につき1ポイントに下がります。

分割払いやリボ払いは使えますか

公式のカード詳細に載っている支払い方法は一回払い、ボーナス一括払い、リボルビング払いの3つです。分割払いはこの欄に記載がありません。

コンパニオンカード側は条件が明示されていて、一回払い・リボルビング払い・ボーナス一括払いに対応し、二回払いと分割払いは使えません。2枚を使い分けるときは覚えておきましょう。

貯まるポイントの種類と使い道は

貯まるのは「ダイナースクラブ リワードポイント」で、有効期限はありません。付与は100円につき1ポイントです。

使い道は3系統に分かれます。賞品との交換、他社ポイントやマイルへの移行、そしてカード利用代金への充当です。

使い道交換レート・条件
ポイント・キャッシュバック10,000ポイント=3,000円単位でカード利用代金にキャッシュバック
ポイント・ペイ100ポイント=30円単位。10,000ポイント以上から100ポイント単位で交換
他社ポイントへの移行dポイント、Amazonギフトカード、PayPayポイントコード、Vポイント、楽天ポイントなど
マイルへの移行ダイナースグローバルマイレージへの登録が必要(年間参加料6,600円)

ポイントをマイルに交換するには

「ダイナースグローバルマイレージ」に登録すると、提携航空会社のマイルへ移行できます。年間参加料は6,600円(税込)で、移行手数料そのものは無料です。

交換レートは航空会社ごとに違います。ANAが有利で、JALは倍以上のポイントが要る設計になっています。

航空会社/プログラム交換レート年間移行上限
全日本空輸/ANAマイレージクラブ1,000ポイント=1,000マイル40,000マイル
日本航空/JALマイレージバンク2,500ポイント=1,000マイル上限なし
デルタ航空/スカイマイル2,000ポイント=1,000マイル上限なし
ユナイテッド航空/マイレージプラス2,000ポイント=1,000マイル120,000マイル

参加料はマイル移行の有無に関係なく毎年請求されます。年に一度もマイルへ移さない年があるなら、参加料の6,600円が丸ごと持ち出しになると考えておきましょう。

家族カードとETCカードの費用は

家族カードの年会費は1枚あたり5,500円(税込)です。本会員と同じ最高1億円の旅行傷害保険が付き、空港ラウンジも家族会員が追加の費用なしで使えます。

ETCカードは発行手数料が無料で、家族会員も無料です。ダイナースクラブカード1枚につき5枚まで発行できます。

ただしETCカードでの支払いは200円につき1ポイントの区分です。有料道路通行料金そのものも同じ区分に入るので、高速道路の利用が多くてもポイントは伸びにくいでしょう。

ポイント残高や利用明細はどこで確認できますか

確認手段は3つ用意されています。会員専用オンラインサービス「クラブ・オンライン」、毎月の利用代金明細、音声自動応答システムのいずれかです。

クラブ・オンラインではリワードプログラムからポイント残高照会へ進みます。利用代金明細なら右上の「使用可能ポイント」欄に表示される仕組みです。

電話で確認したい場合は音声自動応答システムを使います。受付は24時間・年中無休で、カードと暗証番号を手元に用意してから案内に従う流れになります。

タッチ決済やスマホ決済には対応していますか

対応しています。公式が挙げている支払い方法はICカード決済、ダイナースクラブ コンタクトレス(タッチ決済)、Apple Pay、Google Payの4つです。

タッチ決済に対応しているので、加盟店の端末にかざすだけで支払いが済みます。カードを手渡す必要がない点は、セキュリティの面でも利点になるでしょう。

プロパーカードと提携カードはどちらを選ぶべきですか

特定の航空会社や企業に利用が偏っていないなら、プロパーのダイナースクラブカードが基本形になります。コンパニオンカードを付帯できるのはプロパー側だけだからです。

ANAやJALを年に何度も使うなら、提携カードでマイルを直接貯めるほうが効率は上がります。ただし家族カードの年会費は上がり、ANAダイナースカードは8,800円(税込)、JALダイナースカードは12,100円(税込)になります。

ダイナースクラブ プレミアムカードには申し込めますか

プレミアムカードは招待制のため、通常の入会フォームから直接申し込む形にはなっていません。入会の目安も公式に「非公開」と記載があります。

ただし公式サイトは、新規で入会を検討する人向けに専用ダイヤルを用意しています。受付は月曜から金曜の10時から19時までで、土日祝と年末年始は休みです。

プレミアムカードの年会費は本会員165,000円(税込)で、家族会員の年会費はかかりません。24時間対応のコンシェルジュ、銀座と大阪梅田の会員専用ラウンジ、空港ラウンジの同伴者1名無料がダイナースクラブカードとの主な差です。

ダイナースクラブはいつ生まれたのですか

ダイナースクラブは1950年にアメリカで設立されました。実業家フランク・マクナマラと弁護士ラルフ・シュナイダーが、ツケで食事ができるクラブとして始めた仕組みです。

日本のダイナースクラブは1960年12月に創立し、翌年1月から会員募集を開始しました。外国人受け入れと国際観光事業のインフラ整備が目的だったと公式は説明しています。

現在は35ヵ国・40以上の発行会社と提携するブランドに育っています。「食事をする人」を意味する社名のとおり、グルメ優待がいまも中核に据えられているのはこの成り立ちが理由でしょう。

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まとめ

ダイナースクラブカードのメリットは、利用可能枠に一律の制限がないこと、ポイントに有効期限がないこと、2名以上で1名分のコース料金が無料になるグルメ優待の3点に集約されます。空港ラウンジは国内/海外あわせて1,700ヵ所以上を会員本人が無料で使え、旅行傷害保険は海外・国内とも傷害死亡・後遺障害が最高1億円です。

判断基準は年会費29,700円(税込)の回収可否に尽きます。コース料金15,000円の会食を年2回使えば計算上は回収でき、逆にポイント還元だけで戻そうとすると年間100万円使っても3,000円相当にしかなりません。

注意点は3つあります。公共料金・税金・ふるさと納税などは200円につき1ポイントに下がること、マイル移行には年間6,600円(税込)の参加料が別途かかること、そしてコンパニオンカードで決済すると付与率が半分になることです。

迷ったときは、直近1年で「2名以上で15,000円級のコース料理」を何回食べたかを数えてみましょう。2回以上あればグルメ優待だけで年会費を上回り、1回以下なら他社カードのほうが収支は合いやすくなります。

会食と出張が生活に組み込まれている人には、年会費以上の価値が返ってきます。そうでない人はJCBゴールドや楽天プレミアムカードなど年会費11,000円(税込)帯を先に検討してみてください。

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