STEPNの現在は?GMT・GSTの価格とOKJ上場後の買い方
STEPNのGMTとGSTはピーク時から大きく下落しました。
一方でOKJが国内初のGMT上場を実施し、日本円での購入が可能になっています。
価格の現在地と失速した理由、今から始める場合の手順を整理します。
- 3行要約
①2026年9月24日時点でGMTは1.33円・GSTは0.180円
②アプリもFSLの開発も継続中
③2026年4月20日にOKJが国内初のGMT上場
STEPNの現在地【2026年9月】
STEPNは2026年9月現在も稼働しています。アプリは提供が続き、開発元のFind Satoshi Lab(FSL)も新しいプロダクトを出し続けています。
ただし規模は全盛期と比べものになりません。関連トークンはどちらもピーク時から99%以上下落し、歩いて稼ぐ収益を日本円で期待できる水準ではなくなりました。
その一方で、2026年には国内取引所への上場という新しい動きも出ています。サービスが終わったわけではなく、性格が「歩いて稼ぐ手段」から「値動きのある暗号資産を持つかどうかの判断対象」へ移った、と捉えるのが実態に近いでしょう。
ピークからの規模の推移
現在地を数字で押さえます。STEPNに関わるトークンはGMTとGSTの2種類で、どちらも2022年4月にピークを付けました。
| 項目 | GMT | GST |
| 2026年9月24日の価格 | 1.33円 | 0.180円 |
| ピーク時の価格 | 533.36円(2022年4月27日) | 1,113.63円(2022年4月28日) |
| 下落率 | 約99.7% | 約99.9% |
| 時価総額 | 約41億円 | 約2億円 |
注目したいのは時価総額の差です。GMTは約41億円を保っている一方、GSTは約2億円まで縮みました。20倍以上の開きがあります。
この差は両者の役割の違いから生まれています。それぞれのトークンの仕組みは仮想通貨GMTとSTEPNと仮想通貨GSTとは?で扱っています。
出典:CoinGecko『STEPN(GMT)』(2026年9月24日時点)
失速までの経緯
2022年4月まで好調だったSTEPNが、ここまで縮んだ理由を振り返ります。きっかけは単独の事件ではなく、短期間に重なった複数の出来事でした。
BNBチェーンからのユーザー離れ
STEPNはSOLとBNBの2つのチェーンを選べる設計でした。当時「B国」と呼ばれたBNBチェーンは稼ぎやすさから人気を集めます。
しかし大口保有者の売却をきっかけにNFTスニーカーが投げ売りされ、価格が急落しました。稼ぎやすさを求めて移動したユーザーほど損失を抱える結果になっています。
中国での利用停止
2022年7月、中国でSTEPNの利用が原則禁止となりました。STEPNは現地の法規制の遵守を掲げてプレイを停止します。
これによって中国ユーザーがNFTを手放し、さらなる価格下落を招きました。当時のユーザー構成に占める中国の比率は小さくなく、離脱の影響は数字に直接現れています。
市場全体の急落と競合の登場
同時期、ステーブルコインのUSTが米ドルとの連動を失う事態が起きました。暗号資産市場全体が急落し、STEPNも巻き込まれます。
そこへ競合のMove to Earnアプリが次々と参入し、ユーザーが分散しました。仕組みそのものについてはMove to Earn(M2E)とは?で解説しています。
運営FSLの現在の動き
STEPNを開発したのはFind Satoshi Lab(FSL)です。共同創業者のYawn Rong氏とJerry Huang氏を中心に、ゲーム開発・ブロックチェーン技術・フィットネスの専門家で構成されています。
FSLはSTEPNを起点に、STEPN GO・Gas Hero・MOOARなど複数のプロダクトを展開するWeb3エコシステムビルダーへと成長しました。ブロックチェーンゲームのGas Hero(ガスヒーロー)とは?もこの一つです。
ブランド提携も続きます。adidasやG-SHOCKといったグローバルブランドと組み、Move-to-Earnの枠を超えたライフスタイル領域へ広がってきました。
毎年9月にはコミュニティイベント「STEPNEMBER」が開催され、2026年は4回目にあたります。運営が止まっているサービスではありません。
出典:OKJ『暗号資産『GMT(ステップン/グリーンメタバーストークン)』とは?』
国内取引所への上場
2026年に入ってからの大きな変化が、国内取引所への上場です。2026年4月20日、オーケーコイン・ジャパン(OKJ)がGMTの取り扱いを開始しました。国内の暗号資産交換業者としてGMTを上場したのはOKJが初めてです。
これまでGMTを買うには、国内取引所で別の暗号資産を購入して海外取引所へ送る手順が必要でした。上場後は日本円で直接購入でき、暗号資産積立による定期購入にも対応しています。
海外送金の手数料とアドレス誤りのリスクが消えた意味は小さくありません。具体的な購入手順は仮想通貨GMTとSTEPNで扱います。
出典:OKJ『暗号資産『GMT(ステップン/グリーンメタバーストークン)』とは?』
STEPNの始め方
アプリで歩いて稼ぐ場合の手順です。トークンを持つだけなら取引所で完結しますが、アプリでスニーカーNFTを買うにはSOL(ソラナ)が必要になります。
取引所でSOLを購入
始めに国内取引所でSOL(ソラナ)を購入しましょう。SOLはSBI VCトレードで購入できます。
「SBI VCトレード」は手数料が無料のほか様々な暗号資産が購入できておすすめです。
アプリのダウンロードとスニーカーの購入
STEPNのアプリをスマートフォンにインストールします。iOS版、Android版のどちらでも入手が可能です。
アプリ内のウォレットへSOLを送金し、マーケットプレイスでスニーカーNFTを選びます。購入ボタンを押したあと「CONFIRM」で確定する流れです。
歩いてトークンを獲得
スニーカーを装着したら、アプリの「START」をタップして計測を始めます。距離・速度・時間が表示されるので、スニーカーごとに決まった速度帯を守って歩きましょう。
獲得量はスニーカーの性能とレベルで変わります。ただしGSTが0.180円まで下がっているため、日本円換算での獲得額は極めて小さいのが現状です。
STEPN GOとの違い
FSLは2024年9月、後継アプリSTEPN GOのパブリックベータを公開しました。歩く・走ることで暗号資産を獲得する基本は同じですが、参加の敷居が下げられています。
大きな違いが「Haus System」です。スニーカーNFTを持たない人でも、所有者からレンタルしてMove-to-Earnに参加できます。初期費用としてスニーカーを買わずに試せる設計になりました。
ソーシャル要素も加わりました。adidasとの共同ブランドであるGenesis Sneakerのように、ブランドとのコラボもSTEPN GO側で展開されています。
出典:OKJ『暗号資産『GMT(ステップン/グリーンメタバーストークン)』とは?』
獲得したトークンを日本円に換える手順
歩いて得たトークンは、アプリ内に置いたままでは日本円になりません。出口の手順も押さえておきましょう。
アプリ内でSpendingからWalletへ資産を移したあと、国内取引所へ送ります。GMTはSolana・Ethereum・BNB Chain・Polygonの4つのチェーンで展開されています。
OKJの入出庫は2026年4月時点でSolanaとPolygonに対応しています。
送金の際はチェーンの選択を誤らないよう確認してください。対応していないチェーンを選ぶと資産を失う可能性があります。国内取引所に届いた資産を売却すれば、日本円への換金が完了します。
売却した時点で利益が出ている場合は課税対象になります。取得額と売却額を記録しておきましょう。
出典:OKJ『暗号資産『GMT(ステップン/グリーンメタバーストークン)』とは?』
始める前の注意点
価格変動のリスク
GMTもGSTも、ピーク時から99%以上下落した実績があります。低価格帯で推移している現在も、ビットコインの相場や大口保有者の売却で価格が動くリスクは残ります。
スニーカーNFTの購入費用を回収できる保証はありません。余剰資金の範囲に収めるかどうかを先に決めましょう。
サービスは終了したのか
終了していません。FSLは複数のプロダクトを展開し、毎年9月のコミュニティイベントも続けています。
今から始めて元は取れる?
GSTが0.180円という水準では、スニーカーNFTの購入費用を歩いて回収する難易度は高いでしょう。収益だけを目的にするなら、現在の価格は不利です。
歩く習慣づけの道具として使う、あるいはトークンを保有して値動きを取りにいく、という目的であれば選択肢に入ります。
まとめ
STEPNは2026年9月現在も稼働していますが、トークンはピーク時から99%以上下落しました。歩いて稼ぐ収益をそのまま期待できる状況ではありません。
一方で運営は止まっておらず、2026年4月にはOKJが国内で初めてGMTを上場しました。アプリを使わずトークンだけを保有する選択肢が現実的になったのが、今年の変化です。
歩いて稼ぐのか、トークンを持つのかを先に決めましょう。どちらを選ぶ場合も、価格が大きく動く資産であることを前提に判断してください。


